JPH06140901A - 光電スイッチ - Google Patents

光電スイッチ

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JPH06140901A
JPH06140901A JP30922692A JP30922692A JPH06140901A JP H06140901 A JPH06140901 A JP H06140901A JP 30922692 A JP30922692 A JP 30922692A JP 30922692 A JP30922692 A JP 30922692A JP H06140901 A JPH06140901 A JP H06140901A
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JP
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circuit
pulse
light emitting
interference
synchronization
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JP30922692A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Tajima
年浩 田島
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数台の光電スイッチが近接して配置されて
いるときに相互干渉を有効に防止できるようにするこ
と。 【構成】 発振回路1により投光パルスaを発生させ、
投光素子5を周期的に駆動する。そして発振回路1によ
りその投光パルスの直前又は直後の監視ゲートパルスb
を発生させ、その間でその信号に同期した信号が得られ
るかどうかを比較・同期回路3によって判別する。そし
てその信号を干渉判定回路9に与え、複数周期で連続し
て出力が得られれば干渉状態と判定する。この場合には
発振制御回路4を介して発振回路1の周期を変化させる
ようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光電スイッチに関し、特
に相互干渉を防止する機能に特徴を有する光電スイッチ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来光電スイッチは投光素子をパルス駆
動し、その点灯に対応させて受光信号の有無によって物
体を検知している。しかるに投光タイミングに同期して
他の光電スイッチから光が入光したときには相互干渉を
起こして誤動作してしまうという欠点があった。
【0003】このような問題を解決するためには従来よ
り相互干渉防止機能を有する光電スイッチが提案されて
いる。このような防止機能は、例えば相互干渉状態とな
ったときに発振を停止するようにしたり、相互干渉が検
知されたときに発振のタイミングを変化させるようにし
たものである。例えば特開昭57-14718号では投光素子を
パルス点灯すると共に、パルスが生じていない間に受光
信号が得られたときにパルス発振器のタイミングを遅く
するようにしている。又パルスの発生しない総ての時間
でなく、投光パルスを発生させる直前や直後に光が受光
されるかどうかを判別して発振のタイミングを進めたり
遅らせたりして相互干渉を防止するようにした光電スイ
ッチが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の相互
干渉防止回路は、近接して設置される2台の光電スイッ
チの相互干渉を防止することができる。しかし高速応答
型の光電スイッチは投光パルスの周期を短くしている。
従ってデューティ比が通常のものに比べて極めて大き
く、そのため相互干渉が起こり易くなっている。このよ
うな高速応答型の光電スイッチや3台以上の光電スイッ
チを近接して接地された場合には、従来例では効果が少
なく、干渉による誤検知が発生してしまう恐れがある。
3台以上の相互干渉では他の光電スイッチからの光が頻
繁に入光するため、従来の逐次タイミングをずらせる方
式による相互干渉では十分対応ができないという欠点が
あった。又複数の光電スイッチを近接して設置する際に
は、投受光部の指向角を絞って光軸が一致しないように
するため、光軸合わせに長時間を要するという欠点もあ
った。
【0005】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、高速応答型の近接スイッチであ
っても、又複数台設置されている場合にも有効に相互干
渉を防止できるようにすることを技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、投光パルス及び投光パルスの直前の監視ゲートパル
スを発生させる発振回路と、発振回路の投光パルスによ
って断続的に投光素子を駆動する投光部と、投光部より
物体検知領域を介して得られる信号を受光する受光部
と、受光部より得られる受光出力を投光パルスに同期さ
せて第1の閾値レベルで弁別する第1の弁別回路、及び
監視ゲートパルスに同期させて第2の閾値レベルで弁別
する第2の弁別回路を有する比較・同期回路と、投光パ
ルスに同期して比較・同期回路の第1の弁別回路より出
力が得られるときに物体検知信号を出力する積分・出力
回路と、監視ゲートパルスに同期して比較・同期回路の
第2の弁別回路より出力が得られるときに干渉状態を判
別する干渉判定回路と、干渉判定回路により干渉が判定
されたときに発振回路の発振周期を順次長くなるように
制御する発振制御回路と、を具備することを特徴とする
ものである。
【0007】本願の請求項2の発明は、投光パルス及び
投光パルスの直後の監視ゲートパルスを発生させる発振
回路と、発振回路の投光パルスによって断続的に投光素
子を駆動する投光部と、投光部より物体検知領域を介し
て得られる信号を受光する受光部と、受光部より得られ
る受光出力を投光パルスに同期させて第1の閾値レベル
で弁別する第1の弁別回路、及び監視ゲートパルスに同
期させて第2の閾値レベルで弁別する第2の弁別回路を
有する比較・同期回路と、投光パルスに同期して比較・
同期回路の第1の弁別回路より出力が得られるときに物
体検知信号を出力する積分・出力回路と、監視ゲートパ
ルスに同期して比較・同期回路の第2の弁別回路より出
力が得られるときに干渉状態を判別する干渉判定回路
と、干渉判定回路により干渉が判定されたときに発振回
路の発振周期を順次短くなるように制御する発振制御回
路と、を具備することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1の発明
によれば、投光パルスの直前に監視ゲートパルスを発生
しており、監視ゲートパルスの発生タイミングで第2の
閾値レベルを越える受光信号が得られるかどうかを比較
・同期回路によって判別し、これが連続して得られると
きに干渉していると判定する。そして干渉が判定されれ
ば発振制御回路によって発振回路の周期を長くし発振を
遅らせている。こうすれば複数の近接スイッチが接近し
て配置され、その発振周期がほぼ同一で投光パルスとが
徐々に同期するように変化する場合にも相互干渉が防止
できることとなる。
【0009】又本願の請求項2の発明では、投光パルス
による投光直後のタイミングで監視ゲートパルスによっ
て監視し、その間に信号が得られれば更に発振回路の周
期を短くするように制御している。こうすれば投光の直
後から徐々に投光パルスと同期するように近接する光電
スイッチの周期が変化している場合にも、相互干渉が有
効に防止できることとなる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例による光電スイッチ
の全体構成を示すブロック図である。本図において発振
回路1は投光パルスを発生すると共にその投光パルスの
直前に監視用のゲートパルスを発生させる発振回路であ
る。発振回路1の投光パルスは駆動回路2及び比較・同
期回路3に与えられる。又発振回路1の監視ゲートパル
スも比較・同期回路3に与えられている。発振回路1の
発振周期は発振制御回路4によって例えば3段階に切換
えるように構成される。駆動回路2は投光素子5を投光
パルスに応じて断続的に駆動するものであって、投光素
子5と共に投光部を構成している。投光素子5は光を物
体検知領域に照射するものであり、物体検知領域からの
反射光は受光素子6に与えられる。受光素子6はこの反
射光を受光するものであり、増幅回路7によって受光信
号が増幅され比較・同期回路3に与えられる。ここで受
光素子6と増幅回路7とは投光部より照射された光を受
光する受光部を構成している。
【0011】比較・同期回路3は投光パルス及び監視ゲ
ートパルスと同期させて夫々第1,第2の閾値を越える
増幅出力を弁別する第1,第2の弁別回路を有してい
る。投光パルスと同期する第1の弁別回路の出力は積分
・出力回路8に、監視ゲートパルスと同期して第2の閾
値を越える第2の弁別回路の出力は干渉判定回路9に与
えられる。積分・出力回路8はこの出力が連続して第1
の所定回数入力されたときに物体検知信号を出力し、投
光パルスに同期した閾値レベル以上の信号が連続して得
られなくなればこの出力を停止するものである。又干渉
判定回路9はこの出力が第2の所定回数得られたときに
干渉状態と判別し、干渉信号を出力すると共にこの信号
によって発振制御回路4に出力を与える。発振制御回路
4はこの制御信号に基づいて発振回路1の発振周期を段
階的に長くなるように制御するものである。
【0012】本実施例では投光部の発生直前のタイミン
グを監視ゲートパルスとしている。これは同一の周期の
投光パルスの光電スイッチを複数並列して配置したとき
には基本的にはその周期は一致しているが、各光電スイ
ッチのCRのばらつきによってわずかに投光パルスの周
期がずれている。そして温度変化等によって徐々に投光
パルスのタイミングが一致するように変化する場合があ
り、一致すれば相互干渉が発生する恐れがあるからであ
る。そして本実施例では光電スイッチの投光パルスの直
前のタイミングで光を受光し、受光されれば発振周期を
段階的に遅らせるようにしている。
【0013】次に各ブロックの詳細な構成について説明
する。図2は発振回路1及び発振制御回路4の詳細な構
成を示す回路図である。本図において発振回路1と発振
制御回路4は電源Vccに抵抗R1〜R3とコンデンサC
1の直列接続体が接続され、コンデンサの充電回路を構
成している。又電源には抵抗R4〜R7が直列接続さ
れ、閾値V3,V4が設定される。そして抵抗R4,R
5の中点の閾値V3とコンデンサC1の端子電圧とがコ
ンパレータ21によって比較される。又コンパレータ2
2は抵抗R5,R6の中点の閾値V4とコンデンサC1
の端子電圧とを比較するものである。コンパレータ21
の反転入力端と出力端には抵抗R8,ダイオードD1が
直列接続され、コンデンサC1の放電回路が構成され
る。又その出力端と抵抗R6,R7の中点にもダイオー
ドD2が接続されている。コンパレータ21はこれらの
出力を比較することによって投光パルス9の反転出力及
びインバータ23を介して投光パルスaを発生させるも
のである。又コンパレータ22はコンデンサC1の端子
電圧によって、これより幅の広いパルスb′とaバーと
のアンド出力による監視ゲートパルスbを発生させるも
のである。又抵抗R1,R2には夫々トランジスタQ
1,Q2が並列に接続される。トランジスタQ1,Q2
がオン状態ではコンデンサC1の充電回路の抵抗はR3
のみとなり、オフ状態では夫々R1,R2がこれに直列
に加わることなる。ここでトランジスタQ1,Q2、抵
抗R1,R2はトランジスタへの制御信号に基づいて発
振回路の周期を制御する発振制御回路4を構成してい
る。
【0014】図3は増幅回路7より得られる受光信号を
弁別する比較・同期回路3の構成を示す回路図である。
本図において電源Vccには抵抗R9〜R11の直列回路
が接続されており、夫々閾値Vref1,Vref2が基準電圧
としてコンパレータ25,26に加えられる。コンパレ
ータ25,26は夫々Vref1,Vref2と受光信号とを比
較する第1,第2の弁別回路であり、夫々の出力はアン
ド回路27,28に与えられる。アンド回路27,28
は夫々他方の入力端に投光パルスa,監視ゲートパルス
bが加えられ、受光信号dを積分・出力回路8に、受光
信号eを干渉判定回路9に与える。
【0015】図4は積分・出力回路8の構成を示す回路
図である。本図において受光信号dは6個の縦続接続さ
れたD型フリップフロップ30〜35の最初のD型フリ
ップフロップの入力端に与えられる。これらのD型フリ
ップフロップにはaバー出力がシフトパルスして加えら
れており、投光パルスに同期して入力を順次シフトさせ
るものである。D型フリップフロップ30〜35の全て
の出力はナンド回路36に、及びオア回路37に与えら
れる。ナンド回路36の出力はRSフリップフロップ3
8のSバー入力に、オア回路37の出力はRバー出力に
与えられている。RSフリップフロップ38のQ出力は
物体検知信号として出力される。
【0016】図5は干渉判定回路9の構成を示す回路図
である。本図においてD型フリップフロップ40のD入
力端にはb′入力、クロック入力端には受光信号eが入
力される。D型フリップフロップ40はこの受光信号e
をb′の間で同期させるためのフリップフロップであ
り、そのQ出力は縦続接続された4つのD型フリップフ
ロップ41〜44の最初のD入力端に与えられる。フリ
ップフロップ41〜44のクロック端子には投光パルス
aが与えられている。そしてD型フリップフロップ4
1,42の出力がアンド回路45を介してD型フリップ
フロップ46,47のクロック端子に、各D型フリップ
フロップ41〜44のQ出力がノア回路48に与えられ
る。ノア回路48はこれらの論理和信号によってフリッ
プフロップ46,47をクリアするものである。D型フ
リップフロップ46のD入力端は電源Vccに直接接続さ
れ、Q出力はD型フリップフロップ47のD入力端に接
続される。フリップフロップ46,47は干渉状態であ
る場合に順次セットされるものであり、その出力は夫々
発振制御信号f及びgとして発振制御回路4に与えら
れ、又その論理和出力がオア回路49を介して干渉検出
信号hとして出力される。
【0017】次に本実施例の動作について図6〜図8の
タイムチャートを参照しつつ説明する。図7,図8にお
いて(a)〜(h)は図1〜図5のa〜hの波形を示し
ている。動作の開始時にはまず発振制御回路4のトラン
ジスタQ1,Q2のベースに加わる電圧が夫々Lレベル
であるため、オン状態であり、抵抗R1,R2は短絡さ
れている。従って発振周期T1は次式で示される。 T1=k・R3・C1 そして電源を投入すればコンデンサC1の端子電圧は抵
抗R3を介して徐々に充電され、閾値V4を越えるとコ
ンパレータ22が反転する。そしてV3を越えるとコン
パレータ21が反転し、その出力はLレベルとなる。従
って抵抗R6,R7の中点がほぼ零Vとなるため、閾値
電圧V3,V4は夫々図6に示すようにV3′,V4′
に低下する。そしてコンデンサC1は抵抗R8,ダイオ
ードD1を介して放電することとなる。従って図6に示
すような周期T1ののこぎり波が得られ、投光パルスa
及び監視ゲートパルスbが発生する。
【0018】図7,図8(a),(b)はこの投光パル
ス,監視ゲートパルスbを示しており、図7(c)はこ
の受光信号を示している。この図では投光部からの光が
物体によって反射され、受光部に得られた状態を示して
いる。そして図7(d)に示すように閾値Vref1を越え
る出力によって投光パルスaに同期した受光信号dが得
られる。そして図示のように連続して受光信号dが得ら
れた場合には、D型フリップフロップ30〜35が順次
Hレベルとなり、アンド回路36によってフリップフロ
ップ38がセットされ物体検知信号が出力される。
【0019】さて時刻t1,t2には、近接する光電スイッ
チからの入光によって投光パルスのタイミング以外の時
点で他の光電スイッチからの光を受光したものとする。
図7(c)に示すように時刻t1,t2の受光信号が閾値V
ref2以下となれば監視ゲートパルスの発生する期間に図
7(e)に示す受光信号eがアンド回路28より得られ
る。そして相互干渉によって信号eが連続して2回発生
した場合には、図5に示すD型フリップフロップ41,
42の出力がHレベルとなり、アンド回路45を介して
フリップフロップ46がセットされる。フリップフロッ
プ46のQ出力は発振制御信号fとして発振制御回路4
に与えられ、そのトランジスタQ1がオフとなる。従っ
てコンデンサC1の充電回路に抵抗R1,R3が接続さ
れた状態となり、その充電時定数は次式で示される。 T2=k(R1+R3)・C1
【0020】従って図6に示すようにその発振周期はT
1より長くT2となる。こうして投光パルスaの周期を
長くすることができる。即ち図7のt1,t2に示すよう
に、監視ゲートパルスbがHレベルの期間で他の光電ス
イッチからの信号が連続して得られれば、発光周期を長
くT2とすることによって時刻t3に示すようにこの影響
を除くことができる。
【0021】又周期T2で発光しているときに時刻t4
t5に示すように連続して2回監視ゲートパルスがHレベ
ルの区間で受光信号eが得られれば、同様にしてアンド
回路45の出力によってシフトパルスが加えられ、D型
フリップフロップ46,47のQ出力がいずれもHレベ
ルとなる。このため発振制御信号gもHレベルとなり、
トランジスタQ1,Q2がオフとなる。従ってこのとき
のコンデンサC1の充電周期T3は次式で示される。 T3=k・(R1+R2+R3)・C1 こうして発振周期T3を長くし、投光パルスの直前に得
られる受光信号の影響を除くことができる。
【0022】そして図8に示すように周期T3で発振し
ていて4回以上連続して監視ゲートパルスがHレベルの
区間に受光信号eが得られなければ、ノア回路48の出
力がHレベルとなってD型フリップフロップ46,47
を同時にクリアする。従って発振制御信号f,g及び干
渉検出信号hは図8(f)〜(h)に示すようにLレベ
ルに戻り、投光パルスの周期もT1に復帰する。このよ
うに本実施例では投光パルスの発光直前のタイミングで
の受光信号が得られた場合には、そのタイミングを遅ら
せることによって相互干渉を防止している。又本実施例
は発振回路1の周期を3段階に変化させることによっ
て、3台の光電スイッチの相互干渉を防止することがで
きる。即ち3台のうち1台と他の2台とを第1の周期変
更で分離し、他の2台を次の周期変更で分離するように
している。
【0023】尚本実施例では発振回路の周期を3段階に
変化させるようにしているが、更に多段階に変化させる
ようにしてもよいことはいうまでもない。こうすれば多
数の光電スイッチが近接して配置されている場合にも有
効に相互干渉を防止できることとなる。
【0024】又本実施例では投光パルスの直前のタイミ
ングで受光信号が得られたときに遅らせているが、近接
する光電スイッチの周期がほぼ一致していることに基づ
くものである。従って投光パルスの直後のタイミングで
受光信号が得られるかどうかを識別し、連続して受光信
号が得られた場合には投光タイミングを早めるように変
化させてもよい。この場合にはより応答速度を向上させ
ることができる。本発明による光電スイッチは、透過型
光電スイッチ及び反射型光電スイッチのいずれにも適用
することができることはいうまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、複数の光電スイッチを近接して設置し、その発光周
期がほぼ等しく徐々に投光パルスと同期するように変化
する場合にも、周期を変化させることによって相互干渉
を有効に防止することができる。このような周期の変化
を複数段に切換えることによって多数の光電スイッチが
配置されている状態でも相互干渉が未然に防止できる。
従って高速応答タイプの光電スイッチでも多数台を近接
して設置することができ、高速に動く物体や微少物体、
密接して成る物体の検出が可能となり、光電スイッチの
用途が広がる。又このような物体を検出するため従来は
CCDカメラや画像処理装置等を用いる必要があった
が、本発明による光電スイッチを複数台用いて代替する
ことができれば大幅に低価格化することが可能となる。
又複数の光電スイッチを近接して設置する際には、投受
光部の指向角を絞って光軸が一致しないようにするため
光軸合わせに長時間を要していたが、本発明による光電
スイッチでは相互干渉が防止されるため、投受光部の指
向角を拡大することができる。この場合には光軸合わせ
が容易となり、設置を容易に行うことができるという効
果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による光電スイッチの全体構
成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の発振回路及び発振制御回路の構成を
示す回路図である。
【図3】本実施例の比較・同期回路の構成を示す回路図
である。
【図4】本実施例の積分・出力回路の構成を示す回路図
である。
【図5】本実施例の干渉判定回路の構成を示す回路図で
ある。
【図6】本実施例の発振回路の各部の波形を示すタイム
チャートである。
【図7】本実施例の光電スイッチの各部の波形を示すタ
イムチャート(その1)である。
【図8】本実施例の光電スイッチの各部の波形を示すタ
イムチャート(その2)である。
【符号の説明】
1 発振回路 2 駆動回路 3 比較・同期回路 4 発振制御回路 5 投光素子 6 受光素子 7 増幅回路 8 積分・出力回路 9 干渉判定回路 21,22,25,26 コンパレータ 24,27,28,45 アンド回路 30〜35,40〜44,46,47 D型フリップフ
ロップ 36 ナンド回路 37,49 オア回路 38 RSフリップフロップ 48 ノア回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投光パルス及び投光パルスの直前の監視
    ゲートパルスを発生させる発振回路と、 前記発振回路の投光パルスによって断続的に投光素子を
    駆動する投光部と、 前記投光部より物体検知領域を介して得られる信号を受
    光する受光部と、 前記受光部より得られる受光出力を前記投光パルスに同
    期させて第1の閾値レベルで弁別する第1の弁別回路、
    及び前記監視ゲートパルスに同期させて第2の閾値レベ
    ルで弁別する第2の弁別回路を有する比較・同期回路
    と、 前記投光パルスに同期して前記比較・同期回路の第1の
    弁別回路より出力が得られるときに物体検知信号を出力
    する積分・出力回路と、 監視ゲートパルスに同期して前記比較・同期回路の第2
    の弁別回路より出力が得られるときに干渉状態を判別す
    る干渉判定回路と、 前記干渉判定回路により干渉が判定されたときに前記発
    振回路の発振周期を順次長くなるように制御する発振制
    御回路と、を具備することを特徴とする光電スイッチ。
  2. 【請求項2】 投光パルス及び投光パルスの直後の監視
    ゲートパルスを発生させる発振回路と、 前記発振回路の投光パルスによって断続的に投光素子を
    駆動する投光部と、 前記投光部より物体検知領域を介して得られる信号を受
    光する受光部と、 前記受光部より得られる受光出力を前記投光パルスに同
    期させて第1の閾値レベルで弁別する第1の弁別回路、
    及び前記監視ゲートパルスに同期させて第2の閾値レベ
    ルで弁別する第2の弁別回路を有する比較・同期回路
    と、 前記投光パルスに同期して前記比較・同期回路の第1の
    弁別回路より出力が得られるときに物体検知信号を出力
    する積分・出力回路と、 監視ゲートパルスに同期して前記比較・同期回路の第2
    の弁別回路より出力が得られるときに干渉状態を判別す
    る干渉判定回路と、 前記干渉判定回路により干渉が判定されたときに前記発
    振回路の発振周期を順次短くなるように制御する発振制
    御回路と、を具備することを特徴とする光電スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記干渉判定回路は縦続接続された複数
    のD型フリップフロップを有し、干渉の判定毎にその出
    力を順次シフトするものであり、前記発振制御回路は前
    記干渉判定回路のD型フリップフロップの並列出力に基
    づいて複数の発振周期となるように制御するものである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の光電スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記干渉判定回路は所定回数連続して第
    2の弁別回路より弁別信号が得られないときに干渉の停
    止を判別するものであり、前記発振制御回路は干渉の停
    止が判別されたときに前記発振回路の発振周期を元の状
    態に復帰することを特徴とする請求項1又は2記載の光
    電スイッチ。
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JP2006211186A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Sick Optex Kk 干渉防止機能付き光電センサ
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