JPH08153962A - 半田ペースト印刷方法及び半田ペースト印刷装置 - Google Patents

半田ペースト印刷方法及び半田ペースト印刷装置

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JPH08153962A
JPH08153962A JP29307594A JP29307594A JPH08153962A JP H08153962 A JPH08153962 A JP H08153962A JP 29307594 A JP29307594 A JP 29307594A JP 29307594 A JP29307594 A JP 29307594A JP H08153962 A JPH08153962 A JP H08153962A
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squeegee
printing
solder paste
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mask
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JP29307594A
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English (en)
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Hiroyuki Hida
博之 飛田
Hiromi Isomae
博巳 磯前
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/12Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns
    • H05K3/1216Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns by screen printing or stencil printing

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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 【構成】 封止樹脂による凸部を有する回路基板上に半
田ペーストを印刷するため、所定パターンの印刷窓が形
成されると共に、凸部に略密着する形状の膨出加工部が
形成されてなる印刷用マスクと、この印刷用マスク上を
水平移送されるスキージーとを用いる構成において、そ
の下端辺部が全て平坦な第1のスキージーと、その下端
辺部における膨出加工部と対応する部位が切り欠かれた
第2のスキージーとを、印刷用マスク上をなぞるよう
に、同時に同一方向に水平移送する。 【効果】 回路上の半導体素子とボンディングワイヤと
を保護するために形成した封止樹脂による凸部を有する
回路基板上に、凸部近傍まで精度良く均等に半田ペース
トを印刷することが可能となり、回路パターン設計上の
自由度が増し、回路基板に搭載する電気部品の数が増大
しても容易に対処可能となる。また、従来の印刷工程以
外に工程を加えること必要もない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半田ペースト印刷方法
及び半田ペースト印刷装置に係り、特に、回路上に搭載
・接続した半導体素子とボンディングワイヤとを保護す
るために形成した封止樹脂による凸部を有する回路基板
上の、全ての半田印刷パターンに対して良好な印刷を行
うための半田ペースト印刷方法、及び半田ペースト印刷
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回路基板上の所定配線パターンとワイヤ
ーボンディングによって接続される半導体素子を有する
回路基板においては、半導体素子及びワイヤーボンディ
ング部位を保護するために封止樹脂が被着され、この封
止樹脂によって凸部が形成される。このような半導体素
子搭載タイプの回路基板上においては、半導体素子と、
これと同一面上に搭載される電気部品との搭載・接続順
序は、次の2つのうちの何れかの手法をとることにな
る。
【0003】まず、半導体素子を搭載する前に回路基
板上に半田ペーストを印刷し、電気部品を搭載してリフ
ロー半田付けを行った後、半導体素子を回路基板上に搭
載してワイヤーボンディングし、然る後封止樹脂を被着
する手法。
【0004】まず、半田ペーストの印刷前に、回路基
板上に半導体素子を搭載してワイヤーボンディングし、
封止樹脂を被着した後、回路基板上に半田ペーストを印
刷し、然る後、電気部品を搭載してリフロー半田付けを
行う手法。
【0005】ここで、上記したの手法をとると、半田
ペースト印刷時には回路基板上に封止樹脂による凸部が
存在せず、被印刷面が平坦であるので、高精度に半田ペ
ーストを印刷できる利点がある。しかしながら、半田付
け後に、半導体素子を搭載・接続するために、半田フラ
ックスや洗浄残り等により、回路基板上のワイヤーボン
ディング用電極が汚染され、接続信頼性を劣化させる懸
念が大きいので、上記の半田フラックスや洗浄残り等を
厳密に洗浄・除去する工程が必要となるという不利な点
があった。このことから、半導体素子の搭載・ワイヤー
ボンディング接続、ならびに封止樹脂の被着は、上記し
たの手法のように、電気部品を搭載する以前に行う方
が有利である。
【0006】上記したの手法のように、回路基板上に
半導体素子を搭載してワイヤーボンディングし、封止樹
脂を被着した後、回路基板上に半田ペーストを印刷する
手法、すなわち、封止樹脂による凸部が存在する状態
で、回路基板上に半田ペーストを印刷する手法は、例え
ば、特開昭63−268288号公報(名称;「混成集
積回路の半田付方法」)に開示されている。この先願公
報に示された従来技術においては、前記凸部に略密着す
る形状の膨出加工部が形成されてなる印刷用マスクを用
いて、この印刷用マスク上をなぞるようにスキージーを
移送することによって、回路基板上に半田ペーストを印
刷するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した先
願公報に開示された従来技術のように、封止樹脂による
凸部を回避するように加工された印刷用マスクを用いて
半田ペーストの印刷を行っても、印刷用マスク上をなぞ
るスキージーは通常の形状(その下端辺部が全て一様に
平坦な形状)であるため、スキージーが封止樹脂による
凸部を回避するように加工された印刷用マスクの膨出加
工部に乗り上げると、スキージーはその下方への弾性付
勢力に抗して上方へ変位するため、半田ペーストが充分
に印刷されない、もしくは印刷されない場所が一部に発
生してしまうという問題があった。
【0008】このため、半導体素子を搭載・接続する回
路基板をパターン設計するに当たり、半田ペーストが印
刷される位置、つまり電気部品を搭載・接続する位置が
制限を受けた。したがって、前記の従来技術による方法
は、搭載する電気部品数が少ないうちは対応できるとし
ても、搭載する電気部品数が増え高密度な回路基板とな
った場合には、対応し切れなくなるという問題があっ
た。
【0009】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、封止樹脂による凸部が存在す
る状態で回路基板上に半田ペーストを印刷する方法及び
装置において、封止樹脂による凸部近傍まで精度良く半
田ペーストを印刷可能とすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、その表面の一部に凸部を有する回路基板
上に半田ペーストを印刷するため、所定パターンの印刷
窓が形成されると共に、上記凸部に略密着する形状の膨
出加工部が形成されてなる印刷用マスクと、この印刷用
マスク上を水平移送されるスキージーとを用いる半田ペ
ースト印刷方法または半田ペースト印刷装置において、
その下端辺部が全て平坦な第1のスキージーと、その下
端辺部における上記膨出加工部と対応する部位が切り欠
かれた第2のスキージーとを、上記印刷用マスク方向に
弾圧した状態で、上記印刷用マスク上をなぞるように、
例えば同時に同一方向に移送するように、される。
【0011】
【作用】上記したように、第1のスキージーと第2のス
キージーとを、印刷用マスク上をなぞるように同時に同
一方向に水平移送すると、その下端辺部が全て平坦な第
1のスキージーが印刷用マスクの膨出加工部(封止樹脂
による凸部)に乗り上げて、第1のスキージーがその下
方への弾性付勢力に抗して上方へ変位しても、その下端
辺部における上記膨出加工部と対応する部位が切り欠か
れた第2のスキージーは、印刷用マスクの膨出加工部
(封止樹脂による凸部)上を通過する際にも、半田マス
クに密着して移送される。したがって、第1のスキージ
ーが半田マスクの膨出加工部(封止樹脂による凸部)に
乗り上げて、これによって第1のスキージーが印刷不能
となる領域も、第2のスキージーによって確実に半田ペ
ーストが印刷され、また、第2のスキージーによって印
刷されなかった領域は、第1のスキージーによって確実
に半田ペーストが印刷される。
【0012】よって、封止樹脂による凸部近傍まで精度
良く半田ペースト印刷を行うことが可能となり、電気部
品の搭載位置に制限を受けず、回路パターン設計の自由
度が増す上、電気部品の高密度実装が可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図示した各実施例によって説
明する。図1は、本発明の第1実施例に係る半田ペース
ト印刷装置の概要を示す斜視図であり、同図において、
1は回路基板、2は印刷用マスク、3は第1のスキージ
ー、4は第2のスキージー、5は半田ペーストである。
【0014】図2は、半田ペーストが印刷される上記回
路基板1を示す斜視図であり、同図に示すように、回路
基板1の一面上(被半田ペースト印刷面上)には、半田
ペースト5を印刷するための導体パターン(電気部品取
付ランド)6A,6B,6C,6Dが形成されていると
共に、ワイヤーボンディングによって接続された図示せ
ぬ半導体素子が搭載されており、この半導体素子及びワ
イヤーボンディング部位を保護するために被着された封
止樹脂によって、凸部7が形成されている。
【0015】回路基板1上に適宜位置決め・固定手段に
よって密着される前記印刷用マスク2には、図1に示す
ように、導体パターン6A,6B,6C,6Dと対応す
る印刷窓8A,8B,8C,8D(一部は図1上では隠
れている)が形成されていると共に、前記凸部7に略密
着する形状の膨出加工部9が形成されている。
【0016】前記第1のスキージー3は、図示では示さ
れていないが、回路基板1の幅に見合う幅を有し、その
下端辺部が全て一様に平坦な通常形状のスキージーとな
っている。また、前記第2のスキージー4は、図1に示
すように、回路基板1の幅に見合う幅を有するも、その
下端辺部における膨出加工部9と対応する部位には、膨
出加工部9の通過を許容する切り欠き4aが形成されて
いる。
【0017】前記第1のスキージー3と第2のスキージ
ー4の上部は、支持軸10の一端に固着され、支持軸1
0の他方端は、所定量上下動を許容するように保持体1
1に懸下・保持されている。支持軸10にはバネ12が
遊挿され、バネ12の両端は保持体11の下面、並びに
第1のスキージー3,第2のスキージー4の上面にそれ
ぞれ密着している。したがって、第1のスキージー3及
び第2のスキージー4は下方への偏倚力を付与されてい
ると共に、バネ12の力に抗する力を受けると、上方へ
変位可能なように構成されている。
【0018】また図示していないが、前記保持体11
は、この保持体11を上下動させる上下動駆動手段をも
つ水平移送メカニズムに保持されており、水平移送メカ
ニズムによって、保持体11と共に第1のスキージー3
及び第2のスキージー4は水平移送されるようになって
いる。
【0019】次に、上述した構成をとる本実施例の動作
を説明する。図3は、本実施例による半田ペーストの印
刷工程の説明図である。印刷動作の開始に際して、第1
のスキージー3及び第2のスキージー4は、図示せぬ水
平移送メカニズムの上下動駆動手段によって下降位置に
位置付けられ、図3の(a)に示すように、2つの隣接
して並設されたスキージー3,4は、バネ12の力で印
刷用マスク2の平面上に密着している。この状態から図
示せぬ水平移送メカニズムによって、第1のスキージー
3及び第2のスキージー4は図3の(a)の矢印方向に
同時に水平移送され、これによって、第1,第2のスキ
ージー3,4により印刷用マスク2の印刷窓を通して回
路基板1上の導体パターンに半田ペースト5が転写印刷
される。なお、印刷開始に際し、少なくとも第2のスキ
ージー4の前には、回路基板1の全幅にわたって、半田
ペースト5が図示せぬペースト寄せ(ペースト返し)メ
カニズムによって集められている。
【0020】両スキージー3,4の印刷方向への水平移
動が進行し、図3の(b)に示すように、両スキージー
3,4が膨出加工部9(凸部7)に到達すると、第2の
スキージー4には切り欠き4aが形成してあるので、第
2のスキージー4の下端辺部の切り欠き4a近傍は、膨
出加工部9(凸部7)の両サイド近傍の印刷用マスク2
上にも密着して進行し、膨出加工部9の両サイド近傍の
印刷窓を通して回路基板2上の導体パターンに半田ペー
スト5を確実に印刷する。一方、第1のスキージー3は
膨出加工部9(凸部7)に到達するとこれに乗り上げ、
バネ12の付勢力に抗して上方に変位する。
【0021】図4は、上記した膨出加工部9(凸部7)
通過時の様子を示す斜視図である。本実施例では、第2
のスキージー4が設けてあるので、膨出加工部9のサイ
ド近傍の印刷窓8Bにも、第2のスキージー4によって
半田ペースト5が確実に供給され、凸部7のサイド近傍
の導体パターン6Bにも半田ペースト5が確実に転写印
刷される。これに対して、従来技術では、第2のスキー
ジー4が無い場合と同条件となるが、この場合は、第1
のスキージー3が膨出加工部9(凸部7)に乗り上げた
ときに、印刷用マスク2と第1のスキージー3とが密着
せず隙間が生じるため、膨出加工部9サイドの印刷窓8
Bには半田ペースト5が供給されない。すなわち、回路
基板1の凸部7サイドの導体パターン6Bに半田ペース
ト5が印刷されない。本実施例では、この不具合を第2
のスキージー4を設けることによって解決したものであ
る。
【0022】第1,第2のスキージー3,4が膨出加工
部9(凸部7)を通過し終ると、第1のスキージー3は
バネ12の力で再び印刷用マスク2の平面上と密着し、
以降は両スキージー3,4が協働して半田ペースト5の
印刷を行う。そして、第1,第2のスキージー3,4が
印刷完了位置に至ると、両スキージー3,4の水平方向
移送は停止される。この後、図3の(c)に示すよう
に、両スキージー3,4は上昇位置へリフトアップされ
た後、印刷開始位置方向へ水平移送される。
【0023】図5は、第1,第2のスキージー3,4が
印刷用マスク2を密着してなぞる領域を模式的に示した
ものであり、同図において、21は第1のスキージー3
のみがなぞる領域、22は第2のスキージー4のみがな
ぞる領域、23(クロスハッチング部分)は第1,第2
のスキージー3,4の両者がなぞる領域である。
【0024】以上のように本実施例によれば、その下端
辺部が全て一様に平坦な通常形状の第1のスキージー3
と、その下端辺部における膨出加工部9(凸部7)と対
応する部位に切り欠き4aを形成した前記第2のスキー
ジー4とを並設することにより、互いの半田ペースト印
刷不可能部分を補い合うことができるため、半田ペース
ト5を印刷できない領域が発生せず、必要とする全領域
に半田ペースト5を良好に印刷できる。
【0025】ここで、本第1実施例では第1のスキージ
ー3と第2のスキージー4とを同時に同方向に水平移送
するようにしているが、第1のスキージー3と第2のス
キージー4を別個に水平移送するように構成し、第1の
スキージー3と第2のスキージー4を時間差をおいて、
個別に同方向に水平移送するようにしても、第1実施例
と同様な半田ペースト印刷結果が得られる。あるいは、
第1のスキージー3と第2のスキージー4を別個に水平
移送するように構成すると共に、印刷開始前には両者を
印刷用マスク2の両側で対向させ、一方のスキージーを
水平移送して半田ペースト印刷を行い、この一方を元の
所定位置に戻した後(あるいは、この戻し動作と同期し
て)、他方のスキージーを水平移送して半田ペースト印
刷を行うようにしても、第1実施例と同様な半田ペース
ト印刷結果が得られる。
【0026】次に、本発明の第2実施例を図6及び図7
によって説明する。図6,図7は、本発明の第2実施例
に係る半田ペースト印刷装置における印刷動作を示す説
明図であり、図6,図7において、前記第1実施例と均
等なものには同一符号を付し、その説明は重複を避ける
ため割愛する。
【0027】本実施例は、前記第1のスキージー3,第
2のスキージー4,支持軸10,保持体11,バネ12
でそれぞれ構成されるユニットを2組設けており、図面
上で左側に位置するユニットを第1のスキージーユニッ
ト31とし、図面上で右側に位置するユニットを第2の
スキージーユニット32としてある。第1,第2のスキ
ージーユニット31,32は、昇降部材33に懸下され
て水平移動部材34に保持されており、水平移動部材3
4と共に第1,第2のスキージーユニット31,32は
同時に水平方向に移送されるようになっている。また、
水平移動部材34は図示せぬ上下動駆動手段を具備して
おり、この上下動駆動手段によって、第1のスキージー
ユニット31と第2のスキージーユニット32は、それ
ぞれ独立して上昇位置(上方待機位置)と、スキージー
が印刷用マスク2をなぞる下降位置とを、選択的にとり
得るように構成されている。
【0028】上記した構成をとる本実施例においては、
往路印刷時には、図6に示したように、第2のスキージ
ーユニット32を上方待避位置に位置付けた状態で、第
1のスキージーユニット31の第1,第2のスキージー
3,4が、印刷用マスク2上をなぞるように往路始端か
ら往路終端に向けて移送し、半田ペースト印刷を行う。
また、次の被印刷用の回路基板1が搬送されてきて、当
該半田ペースト印刷装置に位置付けられた後の復路印刷
時には、図7に示したように、第1のスキージーユニッ
ト31を上方待避位置に位置付けた状態で、第2のスキ
ージーユニット32の第1,第2のスキージー3,4
が、印刷用マスク上2をなぞるように復路始端から復路
終端に向けて移送し、半田ペースト印刷を行う。
【0029】このように本実施例では、一方のスキージ
ーユニット31が印刷運行時に運んできた半田ペースト
5を、次の印刷運行時に他方のスキージーユニット32
が反対側に運ぶことを繰り返すことにより、半田ペース
ト5を効率良く供給でき、片方向印刷の際に必要とした
ペースト寄せ(ペースト返し)メカニズムを必要とせ
ず、しかも、印刷サイクルを短縮できる。
【0030】次に、本発明の第3実施例を図8によって
説明する。図8は、本発明の第3実施例に係る半田ペー
スト印刷装置の概要を示す斜視図であり、図8におい
て、前記各実施例と均等なものには同一符号を付し、そ
の説明は重複を避けるため割愛する。
【0031】本実施例では、前記した第2のスキージー
4と同様に、回路基板1の幅に見合う幅を有するも、そ
の下端辺部における膨出加工部9と対応する部位には、
膨出加工部9の通過を許容する切り欠きが形成された、
2つのスキージーA41,スキージーB42を用いる構
成となっている。ただし、本実施例の一方のスキージー
A41は、その長さが回路基板1の横幅に見合う長さを
もち、その下端辺部における切り欠き41aは、膨出加
工部9の横幅の通過を許容する長さをもつものとなって
おり、他方のスキージーB42は、その長さが回路基板
1の縦幅に見合う長さをもち、その下端辺部における切
り欠き42aは、膨出加工部9の縦幅の通過を許容する
長さをもつものとなっている。
【0032】上記のスキージーA41とスキージーB4
2とは、図8に示すように互いに直交する方向に配置さ
れている。そして、スキージーA41とスキージーB4
2は、印刷用マスク2上をなぞるように、時間をずらせ
て互いに直交する方向に移送され、これによって半田ペ
ースト印刷を行うように構成されている。
【0033】したがって本実施例でも、スキージーA4
1とスキージーB42とが、互いの半田ペースト印刷不
可能部分を補い合うことができるため、半田ペースト5
を印刷できない領域が発生せず、必要とする全領域に半
田ペースト5を良好に印刷できる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、回路上に
搭載・接続した半導体素子とボンディングワイヤとを保
護するために形成した封止樹脂による凸部を有する回路
基板における凸部形成面と同一面上に、凸部近傍まで精
度良く均等に半田ペーストを印刷することが可能とな
る。したがって、回路パターン設計上の自由度が増し、
回路基板に搭載する電気部品の数が増大しても容易に対
処可能となる。また、従来の印刷工程以外に工程を加え
ること無く、既存の設備を応用することでこれらの装置
を製作できるため、設備投資も僅少で済む。
【0035】これらの利点は、回路基板上にワイヤーボ
ンディングにより接続する半導体素子の数が、1個の場
合に限らず複数個であっても、封止樹脂による凸部を適
正に配置することにより同様であり、本発明は大規模な
マルチチップモジュールなどにも適用できて、その価値
は多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る半田ペースト印刷装
置の概要を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例において半田ペーストが印刷さ
れる回路基板の1例を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例による半田ペースト印刷工
程の説明図である。
【図4】本発明の第1実施例において、スキージーが膨
出加工部を通過する際の様子を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例において、第1,第2のス
キージーが印刷用マスクを密着してなぞる領域を模式的
に示す説明図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る半田ペースト印刷装
置における、往路印刷動作を示す説明図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る半田ペースト印刷装
置における、復路印刷動作を示す説明図である。
【図8】本発明の第3実施例に係る半田ペースト印刷装
置の概要を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 回路基板 2 印刷用マスク 3 第1のスキージー 4 第2のスキージー 4a 切り欠き 5 半田ペースト 6A,6B,6C,6D 導体パターン(電気部品取付
ランド) 7 凸部 8A,8B,8C,8D 印刷窓 9 膨出加工部 10 支持軸 11 保持体 12 バネ 31 第1のスキージーユニット 32 第2のスキージーユニット 33 昇降部材 34 水平移動部材 41 スキージーA 41a 切り欠き 42 スキージーB 42b 切り欠き

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その表面の一部に凸部を有する回路基板
    上に半田ペーストを印刷するため、所定パターンの印刷
    窓が形成されると共に、上記凸部に略密着する形状の膨
    出加工部が形成されてなる印刷用マスクと、この印刷用
    マスク上を水平移送されるスキージーとを用いる半田ペ
    ースト印刷方法において、 その下端辺部が全て平坦な第1のスキージーと、その下
    端辺部における上記膨出加工部と対応する部位が切り欠
    かれた第2のスキージーとを、上記印刷用マスク方向に
    弾圧した状態で、上記印刷用マスク上をなぞるように移
    送するようにしたことを特徴とする半田ペースト印刷方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 前記第1のスキージーと前記第2のスキージーとを、前
    記印刷用マスク上をなぞるように、同時に同一方向に移
    送するようにしたことを特徴とする半田ペースト印刷方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、 前記第1のスキージーと前記第2のスキージーとを、前
    記印刷用マスク上をなぞるように、時間をずらせて同一
    方向に移送するようにしたことを特徴とする半田ペース
    ト印刷方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載において、 前記第1のスキージーと前記第2のスキージーとを、前
    記印刷用マスク上をなぞるように、互いに反対方向から
    時間をずらせて移送するようにしたことを特徴とする半
    田ペースト印刷方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載において、 前記第1のスキージーと前記第2のスキージーとで構成
    される第1のスキージーユニットと、前記第1のスキー
    ジーと前記第2のスキージーとで構成される第2のスキ
    ージーユニットとを具備し、この第1のスキージーユニ
    ットと第2のスキージーユニットとを同時に水平移送さ
    れるように構成し、 往路印刷時には、上記第2のスキージーユニットを上方
    待避位置に位置付けた状態で、上記第1のスキージーユ
    ニットを、前記印刷用マスク上をなぞるように往路始端
    から往路終端に向けて移送し、復路印刷時には、上記第
    1のスキージーユニットを上方待避位置に位置付けた状
    態で、上記第2のスキージーユニットを、前記印刷用マ
    スク上をなぞるように復路始端から復路終端に向けて移
    送するようにしたことを特徴とする半田ペースト印刷方
    法。
  6. 【請求項6】 その表面の一部に凸部を有する回路基板
    上に半田ペーストを印刷するため、所定パターンの印刷
    窓が形成されると共に、上記凸部に略密着する形状の膨
    出加工部が形成されてなる印刷用マスクと、この印刷用
    マスク上を水平移送されるスキージーとを用いる半田ペ
    ースト印刷方法において、 その下端辺部における上記膨出加工部と対応する部位が
    切り欠かれたスキージーAと、その下端辺部における上
    記膨出加工部と対応する部位が切り欠かれたスキージー
    Bとを、互いに直交する方向に配置し、上記スキージー
    Aと上記スキージーBとを、上記印刷用マスク上をなぞ
    るように、時間をずらせて互いに直交する方向に移送す
    るようにしたことを特徴とする半田ペースト印刷方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れか1つに記載にお
    いて、 前記回路基板上の前記凸部は、前記回路基板上に搭載さ
    れてワイヤーボンディングによって接続された半導体素
    子及びワイヤーボンディング部位を保護するために被着
    された、封止樹脂によって構成されたものであることを
    特徴とする半田ペースト印刷方法。
  8. 【請求項8】 その表面の一部に凸部を有する回路基板
    上に半田ペーストを印刷するため、所定パターンの印刷
    窓が形成されると共に、上記凸部に略密着する形状の膨
    出加工部が形成されてなる印刷用マスクと、この印刷用
    マスク上を水平移送されるスキージーとを用いる半田ペ
    ースト印刷装置において、 その下端辺部が全て平坦な第1のスキージーと、その下
    端辺部における上記膨出加工部と対応する部位が切り欠
    かれた第2のスキージーと、上記第1のスキージーと上
    記第2のスキージーをそれぞれ上記印刷用マスク方向に
    弾圧する付勢手段と、上記第1のスキージーと上記第2
    のスキージーとを同時に上記印刷用マスク上をなぞるよ
    うに水平移送する移送手段とを、具備したことを特徴と
    する半田ペースト印刷装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載において、 前記第1のスキージーと前記第2のスキージーとで構成
    される第1のスキージーユニットと、前記第1のスキー
    ジーと前記第2のスキージーとで構成される第2のスキ
    ージーユニットと、上記第1のスキージーユニットと第
    2のスキージーユニットとを同時に水平移送する移送手
    段と、上記第1のスキージーユニットと第2のスキージ
    ーユニットを上下動させる上下動手段とを具備し、往路
    印刷時には、上記第2のスキージーユニットを上方待避
    位置に位置付けた状態で、上記第1のスキージーユニッ
    トを、前記印刷用マスク上をなぞるように往路始端から
    往路終端に向けて移送し、復路印刷時には、上記第1の
    スキージーユニットを上方待避位置に位置付けた状態
    で、上記第2のスキージーユニットを、前記印刷用マス
    ク上をなぞるように復路始端から復路終端に向けて移送
    するようにしたことを特徴とする半田ペースト印刷装
    置。
  10. 【請求項10】 その表面の一部に凸部を有する回路基
    板上に半田ペーストを印刷するため、所定パターンの印
    刷窓が形成されると共に、上記凸部に略密着する形状の
    膨出加工部が形成されてなる印刷用マスクと、この印刷
    用マスク上を水平移送されるスキージーとを用いる半田
    ペースト印刷装置において、 その下端辺部における上記膨出加工部と対応する部位が
    切り欠かれたスキージーAと、この第1のスキージーに
    対して直交する方向に配置されると共に、その下端辺部
    における上記膨出加工部と対応する部位が切り欠かれた
    スキージーBと、上記スキージーAを上記記印刷用マス
    ク方向に弾圧する付勢手段と、上記スキージーBを上記
    印刷用マスク方向に弾圧する付勢手段と、上記スキージ
    ーAを上記印刷用マスク上をなぞるように水平移送する
    移送手段と、上記スキージーBを上記印刷用マスク上を
    なぞるように水平移送する移送手段とを、具備したこと
    を特徴とする半田ペースト印刷装置。
  11. 【請求項11】 請求項8乃至10の何れか1つに記載
    において、 前記回路基板上の前記凸部は、前記回路基板上に搭載さ
    れてワイヤーボンディングによって接続された半導体素
    子及びワイヤーボンディング部位を保護するために被着
    された、封止樹脂によって構成されたものであることを
    特徴とする半田ペースト印刷装置。
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