JPH08153876A - 高耐圧トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents

高耐圧トランジスタ及びその製造方法

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JPH08153876A
JPH08153876A JP6319190A JP31919094A JPH08153876A JP H08153876 A JPH08153876 A JP H08153876A JP 6319190 A JP6319190 A JP 6319190A JP 31919094 A JP31919094 A JP 31919094A JP H08153876 A JPH08153876 A JP H08153876A
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JP
Japan
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diffusion layer
film
breakdown voltage
voltage transistor
drain
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JP6319190A
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English (en)
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Makoto Yamada
真 山田
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドレイン耐圧が高く且つ電流能力も高い高耐
圧トランジスタを提供する。 【構成】 ドレイン領域である拡散層16よりも低濃度
の拡散層25が拡散層16を取り囲んでいるので、この
拡散層25において空乏層が伸び易くて、ドレイン耐圧
が高い。しかも、拡散層25よりも高濃度で且つ深い拡
散層32が拡散層16とチャネル領域との間における拡
散層25中に設けられているので、チャネル−ドレイン
間の抵抗が低くて、電流能力が高い。拡散層32は、拡
散層25を形成する際のマスク層の内側面に側壁を形成
し、これらのマスク層及び側壁をマスクにして形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願の発明は、ドレイン領域に高
電圧を印加し得る高耐圧トランジスタ及びその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、LOD(Locos Offset Drain)
型であるNチャネル高耐圧トランジスタの一従来例を示
している。この一従来例では、Si基板11のフィール
ド領域の表面に、SiO2 膜12がLOCOS法で形成
されており、このSiO2 膜12に囲まれている領域の
表面に、ゲート酸化膜であるSiO2 膜13が形成され
ている。
【0003】多結晶Si膜14等から成るゲート電極が
SiO2 膜12、13に跨がっており、多結晶Si膜1
4が跨がっているSiO2 膜12と多結晶Si膜14と
の両側には、ソース領域であるN+ 型の拡散層15とド
レイン領域であるN+ 型の拡散層16とが設けられてい
る。
【0004】拡散層16の周囲のSiO2 膜12下に
は、電界緩和層としてのN- 型の拡散層17が設けられ
ており、このNチャネル高耐圧トランジスタを取り囲ん
でいるSiO2 膜12下には、チャネルストッパとして
のP- 型の拡散層18が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の一従
来例の高耐圧トランジスタでは、ドレイン耐圧を低下さ
せないために、電界緩和層としての拡散層17の濃度を
低くしていたので、チャネル−ドレイン間の抵抗が高く
て、電流能力が低かった。そこで、この一従来例では、
チャネル幅を広くして電流能力を確保していたが、その
ために、微細化が妨げられていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の高耐圧トラン
ジスタは、ドレイン領域16と同一導電型でこのドレイ
ン領域16よりも低濃度の第1の拡散層25が、前記ド
レイン領域16を取り囲んでおり、前記第1の拡散層2
5と同一導電型でこの第1の拡散層25と前記ドレイン
領域16との中間の濃度であり且つ前記第1の拡散層2
5よりも深い第2の拡散層32が、前記ドレイン領域1
6とチャネル領域との間における前記第1の拡散層25
中に設けられていることを特徴としている。
【0007】請求項2の高耐圧トランジスタの製造方法
は、請求項1の高耐圧トランジスタを製造するに際し
て、半導体基板11の表面を第1の膜21で覆う工程
と、前記第1の拡散層25を形成すべき領域上に開口2
2aを有する第2の膜22を前記第1の膜21上に形成
する工程と、前記第2の膜22をマスクにした第1の不
純物24の導入で前記半導体基板11に前記第1の拡散
層25を形成する工程と、前記第1の拡散層25を形成
した後に、前記開口22aの内側面に側壁26を形成す
ると共に前記開口22aから露出している前記第1の膜
21の膜厚を減少させる工程と、前記第2の膜22及び
前記側壁26をマスクにした第2の不純物31の導入で
前記半導体基板11に前記第2の拡散層32を形成する
工程とを有することを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1の高耐圧トランジスタでは、ドレイン
領域16よりも低濃度の第1の拡散層25がドレイン領
域16を取り囲んでいるので、この第1の拡散層25に
おいて空乏層が伸び易い。しかも、第1の拡散層25よ
りも高濃度で且つ深い第2の拡散層32がドレイン領域
16とチャネル領域との間における第1の拡散層25中
に設けられているので、チャネル−ドレイン間の抵抗が
低い。
【0009】請求項2の高耐圧トランジスタの製造方法
では、第1の拡散層25を形成する際のマスクにした第
2の膜22の開口22aの内側面に側壁26を形成し、
これら第2の膜22及び側壁26をマスクにして第2の
拡散層32を形成しているので、第2の拡散層32を第
1の拡散層25中に形成することができる。また、第2
の膜22の開口22aから露出している第1の膜21の
膜厚を減少させているので、第2の不純物31が半導体
基板11中へ導入され易く、第2の拡散層32を第1の
拡散層25よりも深くすることができる。
【0010】しかも、側壁26を形成することと第1の
膜21の膜厚を減少させることとは第2の膜22に対し
て自己整合的に行うことができるので、結局、第1の拡
散層25よりも深い第2の拡散層32を第1の拡散層2
5中に自己整合的に形成することができる。
【0011】
【実施例】以下、LOD型であるNチャネル高耐圧トラ
ンジスタに適用した本願の発明の一実施例を、図1〜3
を参照しながら説明する。なお、図1〜3に示す一実施
例のうちで、図4に示した一従来例と対応する構成部分
には、図4と同一の符号を付してある。
【0012】本実施例を製造するためには、図2(a)
に示す様に、Si基板11の全表面に緩衝用のSiO2
膜21をまず形成する。そして、SiO2 膜21上にS
34 膜22を堆積させ、フォトリソグラフィ及びエ
ッチングによって、Si3 4 膜22のうちで後にSi
2 膜12を形成する領域上に開口22aを形成する。
【0013】その後、チャネルストッパとしての拡散層
18を後に形成する領域及びその近傍のSi3 4 膜2
2を覆うパターンのレジスト23を形成し、Si3 4
膜22及びレジスト23をマスクにして不純物24をイ
オン注入して、N--型の拡散層25を形成する。そし
て、図2(b)に示す様に、レジスト23を除去した
後、SiO2 膜26を全面に堆積させる。
【0014】次に、図3(a)に示す様に、SiO2
26の全面をエッチバックして、このSiO2 膜26か
ら成る側壁を開口22aの内側面に形成する。この時、
エッチバックのオーバエッチング量を制御することによ
って、Si3 4 膜22から露出しているSiO2 膜2
1の膜厚も減少させる。
【0015】その後、チャネルストッパとしての拡散層
18を後に形成する領域及びその近傍のSi3 4 膜2
2を覆うパターンのレジスト27を再び形成し、Si3
4膜22、SiO2 膜26及びレジスト27をマスク
にして不純物31をイオン注入して、N- 型の拡散層3
2を形成する。
【0016】不純物31のイオン注入に際しては、上述
の様に、側壁としてのSiO2 膜26をもマスクにして
いるので、平面的には拡散層25に包含された拡散層3
2が形成される。また、不純物24をイオン注入した時
に比べて、不純物31が貫通すべきSiO2 膜21の膜
厚が減少しているので、共にSi3 4 膜22を貫通し
ない程度の加速エネルギーでイオン注入を行っても、拡
散層32は拡散層25よりも深い位置まで形成される。
【0017】次に、このNチャネル高耐圧トランジスタ
の形成領域を覆うパターンのレジスト(図示せず)を形
成する。そして、このレジスト及びSi3 4 膜22を
マスクにして不純物をイオン注入して、図3(b)に示
す様に、チャネルストッパとしてのP- 型の拡散層18
を形成する。
【0018】その後、Si3 4 膜22を酸化防止膜と
するLOCOS法でSiO2 膜12を形成し、Si3
4 膜22及びSiO2 膜26、21を除去した後、Si
2膜12に囲まれている領域の表面に、ゲート酸化膜
としてのSiO2 膜13を形成する。
【0019】次に、図1に示す様に、多結晶Si膜14
等でゲート電極を形成し、多結晶Si膜14及びSiO
2 膜12をマスクにして不純物をイオン注入して、ソー
ス領域であるN+ 型の拡散層15とドレイン領域である
+ 型の拡散層16とを形成する。そして、更に従来公
知の工程を実行して、このNチャネル高耐圧トランジス
タを完成させる。
【0020】なお、以上の実施例は、LOD型であるN
チャネル高耐圧トランジスタに本願の発明を適用したも
のであるが、LOD型であるPチャネル高耐圧トランジ
スタやLOD型ではない高耐圧トランジスタにも本願の
発明を適用することができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1の高耐圧トランジスタでは、ド
レイン領域を取り囲んでいる第1の拡散層において空乏
層が伸び易いので、ドレイン耐圧が高く、しかも、チャ
ネル−ドレイン間の抵抗が低いので、電流能力も高い。
【0022】請求項2の高耐圧トランジスタの製造方法
では、第1の拡散層よりも深い第2の拡散層を第1の拡
散層中に自己整合的に形成することができるので、ドレ
イン耐圧が高く且つ電流能力も高い高耐圧トランジスタ
を簡易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の一実施例の側断面図である。
【図2】一実施例の最初の製造工程を順次に示す側断面
図である。
【図3】図2に続く製造工程を順次に示す側断面図であ
る。
【図4】本願の発明の一従来例の側断面図である。
【符号の説明】
11 Si基板 16 拡散層 21 SiO2 膜 22 Si3 4 膜 22a 開口 24 不純物 25 拡散層 26 SiO2 膜 31 不純物 32 拡散層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドレイン領域と同一導電型でこのドレイ
    ン領域よりも低濃度の第1の拡散層が、前記ドレイン領
    域を取り囲んでおり、 前記第1の拡散層と同一導電型でこの第1の拡散層と前
    記ドレイン領域との中間の濃度であり且つ前記第1の拡
    散層よりも深い第2の拡散層が、前記ドレイン領域とチ
    ャネル領域との間における前記第1の拡散層中に設けら
    れていることを特徴とする高耐圧トランジスタ。
  2. 【請求項2】 半導体基板の表面を第1の膜で覆う工程
    と、 前記第1の拡散層を形成すべき領域上に開口を有する第
    2の膜を前記第1の膜上に形成する工程と、 前記第2の膜をマスクにした第1の不純物の導入で前記
    半導体基板に前記第1の拡散層を形成する工程と、 前記第1の拡散層を形成した後に、前記開口の内側面に
    側壁を形成すると共に前記開口から露出している前記第
    1の膜の膜厚を減少させる工程と、 前記第2の膜及び前記側壁をマスクにした第2の不純物
    の導入で前記半導体基板に前記第2の拡散層を形成する
    工程とを有することを特徴とする請求項1記載の高耐圧
    トランジスタの製造方法。
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