JPH08153644A - 保安装置内蔵コンデンサ - Google Patents

保安装置内蔵コンデンサ

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JPH08153644A
JPH08153644A JP31930694A JP31930694A JPH08153644A JP H08153644 A JPH08153644 A JP H08153644A JP 31930694 A JP31930694 A JP 31930694A JP 31930694 A JP31930694 A JP 31930694A JP H08153644 A JPH08153644 A JP H08153644A
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capacitor
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Shinichi Saito
紳一 斎藤
Hideo Saito
英夫 斎藤
Norikazu Oba
則一 大場
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Marcon Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 コンデンサに振動等の外力が加わっても、こ
れによって切断片が損傷しない構成を有するコンデンサ
の保安装置を提供することにより、異常発生時に確実に
動作する保安装置を内蔵したコンデンサを得る。 【構成】 コンデンサ内部の圧力上昇によって生ずるケ
ース変形を利用して切断片を切断することによって電流
通路を遮断する保安装置内蔵コンデンサにおいて、一対
の中の一方の取り付け具1には固定され、他方の取り付
け具2には滑動状態に取着された絶縁板4及び5と、こ
の絶縁板に固定された複数枚の切断片9,10を具備
し、前記一方の取り付け具に固定された絶縁板側の切断
片にコンデンサ素子からの引き出しリード14及び外部
端子への接続リード15を接続し、滑動状態に取着され
た絶縁板側に固定された切断片はこれら同士を接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンデンサの異常時に
発生するケース内部の圧力上昇によって生ずるケースの
変形を利用して切断片を切断し、よって電流通路を遮断
する保安装置内蔵コンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、保安装置を内蔵したコンデンサの
構造は、例えばコンデンサ素子又はコンデンサ素子の集
合体をケースに収納し、ケース内壁面に固定した取り付
け具に絶縁板等を介して切断片を接続したものなどがあ
る。この構造では、コンデンサに異常が発生し、ケース
内部の圧力が上昇しケースが膨脹すると、ケースの対向
した内壁面に取り付けられた一対の取り付け具が互いに
離隔する方向に引っ張られ、切断片を切断する。したが
って、コンデンサの電流通路は遮断されるので、ケース
の破裂、出火などの事故を未然に防止することができる
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のような
構成からなる保安装置内蔵コンデンサでは、例えば車両
用の如き振動をともなう用途の場合には、コンデンサに
受けた振動がケース内壁面に固定された一対の絶縁板を
介して切断片に伝わる。この構造においては、ケースの
内壁面に固定された取り付け具、該取り付け具に固定さ
れた絶縁板、及び絶縁板に固定された切断片からなる
が、取り付け具はぶりき、絶縁板はフェノール樹脂積層
板等の剛体からなり固定されているのに対し、切断片は
その両端を固定されてはいるものの、例えば厚さ0.1
5mmなどの薄い銅板からなっているためにこの構造の
中では最も軟らかい。したがって、コンデンサにかかる
振動はケース、取り付け具、絶縁板を経て最も軟らかい
切断片(銅板)に集中する。この振動を継続的、又は断
続的に長時間受けた切断片は、振動が集中した箇所に亀
裂を生じ、やがて切断へと進行する。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、コンデンサに振動を受けても、切断片が振動によっ
て切断することのない保安装置を内蔵したコンデンサを
提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明になる保安装置内
蔵コンデンサの請求項1に記載の発明は、ケース内壁面
に対向し離間して固定した一対の取り付け具と、この取
り付け具に絶縁板を介して取着した切断片を有する保安
装置内蔵コンデンサにおいて、前記一対の内の一方の取
り付け具には固定され、他方の取り付け具には滑動状態
に取着された絶縁板、この絶縁板に固定された複数枚の
切断片を具備し、前記一方の取り付け具に固定された絶
縁板側の切断片にコンデンサ素子からの引き出しリード
及び外部端子への接続リードを接続し、滑動状態に取着
された絶縁板側に固定された切断片はこれら同士を接続
していることを特徴とするものである。また、請求項2
には、滑動状態に取着された絶縁板が、取り付け具に形
成した長孔と絶縁板に取着したピンからなり、該ピンが
前記長孔に挿入されていることを特徴とするものであ
り、請求項3は、絶縁板が、一方の取り付け具には固定
され、他方の取り付け具には滑動状態に取着された1枚
の絶縁板、又はその先端が互いに離隔した一対の絶縁
板、あるいはどちらか一方のみが離隔した絶縁板である
ことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】上記のような保安装置内蔵コンデンサは、ケー
スに固定した一対の取り付け具の中の他方の取り付け具
に、滑動状態に絶縁板を取着することにより、コンデン
サが振動を受け、取り付け具及び絶縁板を経て切断片に
伝わっても、絶縁板の片方がフリーな滑動状態になって
いるため、この滑動部分によって振動が吸収され、切断
片にまったく影響を与えない。したがって、振動によっ
て亀裂を生じたり、切断したりすることはなく、本来の
異常発生時にのみ切断されるという作用を得ることがで
きる。
【0007】また、コンデンサ素子からの引き出しリー
ド及び外部端子への接続リードは、これらが剛体又は剛
体に近い剛性を有している場合は、該引き出しリード及
び接続リードを切断片に接続することにより絶縁板の滑
動状態を抑制し阻害するので、振動に対して影響のない
取り付け具に固定された絶縁板側の切断片に接続する。
そして、滑動状態に取着された絶縁板側に固定された切
断片は、この切断片同士を接続する。
【0008】このように、切断片及び引き出しリード、
接続リードを接続することによって、コンデンサに受け
た振動を吸収する絶縁板の滑動状態を阻害しない作用を
得ることができる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図により説明する。まず本
発明になる保安装置は、図1にその平面図、図2に側断
面図を示すように、一対の取り付け具1及び2は、L字
形の形状を有している。この取り付け具1、2のどちら
か一方、この実施例では取り付け具2に長孔3を形成し
ておく。このような取り付け具1、2に絶縁板4及び5
を取着する。該絶縁板4、5は例えばフェノール樹脂積
層板からなり、これを前記取り付け具1にはリベット6
をかしめて固定し、取り付け具2には該取り付け具2の
長孔3部にピン7を通し、取り付け具2の厚さより若干
大きい間隙が得られるようにして座金8を固定する。し
たがって、この取り付け具2は、長孔3の範囲内で滑動
することができる。
【0010】以上のようにして、取り付け具1と固定さ
れた絶縁板4と、取り付け具2に滑動状態に取着された
絶縁板5を対向させ、両絶縁板4、5に銅はくからなる
切断片9及び10を取着する。この切断片9、10は、
絶縁板4、5にリベットでかしめて固定した後、はんだ
付けされる。
【0011】このようにして作製された保安装置は、次
のようにしてコンデンサに内蔵される。まず、取り付け
具1、2をコンデンサケースの内壁11面の対向した位
置に溶接により固定する。この固定によって、取り付け
具2に滑動状態に取着された絶縁板5は、取り付け具2
に設けられた長孔3の範囲で滑動することができる。次
いで、切断片9、10の絶縁板5側を銅はく、又は銅線
などの接続片12をはんだ付けして接続する。そして、
もう一方の絶縁板4側に固定された切断片9、10に
は、そのいずれかにコンデンサ素子13からの引き出し
リード14を接続し、もう一方の切断片には接続リード
15を接続する。該接続リード15の端部は外部端子
(図示せず)へ接続する。なお、コンデンサ素子13か
らの引き出しリード14の一本は、前述のように絶縁板
4側の切断片9に接続したが、コンデンサ素子13のも
う一方の極から引き出した引き出しリードは、前記接続
リード15を接続した外部端子とは別の極の外部端子へ
直接接続される。
【0012】このように構成された保安装置内蔵コンデ
ンサでは、取り付け具2に対し、該取り付け具2に形成
した長孔3に嵌め込まれたピン7を取着した絶縁板5が
滑動状態にあるので、コンデンサに振動が加わっても、
固定されていないためフリーであり、切断片9、10に
外力が作用することはない。そして、滑動状態にある絶
縁板5側の切断片同士を接続し、さらにコンデンサ素子
13からの引き出しリード14、及び外部端子への接続
リード15を固定した絶縁板4側に接続することによっ
て、切断片9、10の動きを全く規制しないので絶縁板
5の滑動状態を確保でき、コンデンサに加わる振動の影
響を回避することができるのである。したがって、振動
による外力によって切断片9、10が損傷することはな
いから、コンデンサに異常を生じたときのケースの膨脹
を利用して切断片9、10を切断し、電流通路を遮断す
るという本来の目的を確実に得ることができる。
【0013】なお、上記実施例では滑動状態を得るため
に、取り付け具2に長孔3を形成した場合について述べ
たが、この構造とは逆に、絶縁板に長孔を設け、取り付
け具にピンを設けた構造でも、使用する材料の強度など
を適宜選定すれば同様の効果を得ることができる。
【0014】また実施例では、その先端が離隔した一対
の絶縁板4、5を使用した場合について述べたが、前記
実施例の離隔部分を最初から数箇所繋いだ構造からなる
1枚の絶縁板で構成したものでも同様の効果を得ること
ができる。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明になる保安装
置内蔵コンデンサでは、コンデンサに加わる振動などの
外力が切断片に作用することがなく、損傷を与えないの
で、コンデンサに以上を生じたときにケース膨脹を利用
して切断片を切断し、電流通路を遮断するという本来の
機能を支障なく得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる保安装置内蔵コンデンサの保安装
置の一実施例を示す平面図。
【図2】図1に示した保安装置の側断面図。
【符号の説明】
1…取り付け具 2…取り付け具 3…長孔 4…絶縁板 5…絶縁板 6…リベット 7…ピン 8…座金 9…切断片 10…切断片 11…ケース内壁 12…接続片 13…コンデンサ素子 14…引き出しリード 15…接続リード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内壁面に対向して固定した一対の
    取り付け具と、この取り付け具に絶縁板を介して取着し
    た切断片を有し、この切断片をコンデンサ内部の圧力上
    昇によって生ずるケース変形を利用して切断して電流通
    路を遮断する保安装置内蔵コンデンサにおいて、前記一
    対の中の一方の取り付け具には固定され、他方の取り付
    け具には滑動状態に取着された絶縁板、この絶縁板に固
    定された複数枚の切断片を具備し、前記一方の取り付け
    具に固定された絶縁板側の切断片にコンデンサ素子から
    の引き出しリード及び外部端子への接続リードを接続
    し、滑動状態に取着された絶縁板側に固定された切断片
    はこれら同士を接続していることを特徴とする保安装置
    内蔵コンデンサ。
  2. 【請求項2】 滑動状態に取着された絶縁板が、取り付
    け具に形成した長孔と絶縁板に取着したピンからなり、
    又は取り付け具に取着したピンと絶縁板に形成した長孔
    からなり、該ピンが前記長孔に挿入されていることを特
    徴とする請求項1に記載の保安装置内蔵コンデンサ。
  3. 【請求項3】 絶縁板が、一方の取り付け具には固定さ
    れ、他方の取り付け具には滑動状態に取着された1枚の
    絶縁板、又はその先端が互いに離隔した一対の絶縁板、
    あるいはどちらか一方のみが離隔した絶縁板であること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の保安装置内
    蔵コンデンサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109243824A (zh) * 2018-08-31 2019-01-18 德力西电气有限公司 一种装有防爆装置的电力电容器

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