JPH08152749A - 原稿自動給送装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

原稿自動給送装置及びそれを備えた画像形成装置

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JPH08152749A
JPH08152749A JP7251610A JP25161095A JPH08152749A JP H08152749 A JPH08152749 A JP H08152749A JP 7251610 A JP7251610 A JP 7251610A JP 25161095 A JP25161095 A JP 25161095A JP H08152749 A JPH08152749 A JP H08152749A
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feeding
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Application number
JP7251610A
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English (en)
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Masakazu Hiroi
雅一 広井
Tomohito Nakagawa
智仁 仲川
Noriyoshi Ueda
典由 上田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カウントモード時の、原稿自動給送装置の音
と振動を抑える。 【解決手段】 原稿をカウントするカウントモード時
は、流し読みモードで原稿を搬送して、読み取り位置に
原稿を停止させることなく(又は停止させたとしても最
少の停止時間)原稿搬送する。これにより、搬送手段を
停止させることなく(又は最短の停止時間)で、原稿を
連続的に搬送することにより、装置の音と振動が抑えら
れる。また、カウントモード時は、その装置として可能
な高速の流し読みモードで原稿を搬送することにより、
原稿の循環時間を短くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カウントモードを
備えた原稿自動給送装置、詳細には、例えば、載置台上
に載置した複数の原稿を、1枚ずつ分離して読取り位置
に搬送するとともに、その読取り位置から再び載置台上
に戻す原稿自動給送装置、特に載置台上に載置した原稿
の数をカウントするモードを備えた原稿自動給送装置、
およびその原稿自動給送装置を備えた複写機等の画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機等の画像形成装置に
は、原稿自動給送装置を備えたものがある。この原稿自
動給送装置は、原稿を載置し得る原稿載置台と、その原
稿を1枚ずつ分離して読取り位置に搬送し、さらにその
原稿を上記原稿載置台上に排出する原稿搬送手段とを備
えている。また、その原稿搬送手段は、読取り手段を固
定して、原稿をその読取り手段に対して移動する流し読
みモードと、原稿を読取り位置に固定して、上記読取り
手段を原稿に対して移動する連送モード(固定読みモー
ド)と、原稿をカウントするカウントモードとを備えて
いる。
【0003】カウントモードでは、片面コピー→両面コ
ピー時の原稿枚数を、ジョブ以前あらかじめ装置が認識
し、適正なページ合わせ(先頭ページが余白とならない
よう)を可能とするための枚数認識及びジャムリカバリ
ー時の原稿カラ送り搬送モードのことをいう。
【0004】この種の従来の原稿自動給送装置では、原
稿をカウントすべく原稿搬送手段をカウントモードにし
て原稿を搬送する場合には、搬送速度の最も速い固定読
みモードと同じ搬送方法で搬送していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、固定読みモー
ドでは、原稿搬送手段の駆動用のパルスモータを高速で
回転させるとともに間欠的に停止させ、かつ先行原稿と
後行原稿をスキャンする前に、一定の紙間となるよう紙
間合わせ行程を実施することにより、原稿を一定間隔で
連ねて搬送する。そして、読取り位置に固定停止した原
稿を読取り手段でスキャニングして読取りを行う。
【0006】しかし、カウントモード時には、原稿交換
時間の加速度及び最大速度が大きく、その結果、音と振
動が大きくなるという問題があった。また、原稿を読取
り位置に一旦固定し、かつ連続的に送られる原稿の紙間
を合わせる間、停止状態で待機するため、原稿の循環時
は高速でハンドリングするわりには、特に速くなるとい
うモードではなかった。
【0007】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、カウントモード時は低加速度による
紙の搬送制御により、音と振動とを抑え、かつ原稿の痛
みも少なく原稿の循環時間が短い原稿自動給送装置、お
よびそれを備えた画像形成装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る原稿自動給
送装置は、読取り手段を固定して、原稿をその読取り手
段に対して搬送して読み取る流し読みモードと、原稿を
読取り位置に搬送し固定して、上記読取り手段をその原
稿に対して移動して読み取り、その後、原稿を再び搬送
する固定読みモードと、原稿をカウントするカウントモ
ードと、を備え、かつ上記固定読みモードの原稿搬送速
度は、上記流し読みモードの原稿搬送速度より高速度か
らなると共に、上記カウントモード時は、上記流し読み
モードにて固定読みモードと同等以上の原稿交換時間内
で、原稿を搬送するように制御してなるものである。
【0009】また、本発明に係る画像形成装置は、上記
構成の原稿自動給送装置と、読取った画像情報にて画像
を形成する画像形成手段と、シートを1枚ずつ給紙する
シート搬送手段と、を備えてなるものである。
【0010】[作用]上記構成の原稿自動給送装置で
は、原稿をカウントするカウントモード時は、流し読み
モードにて原稿を搬送するので、つまり読取り位置に原
稿を停止させず、又は停止させたとしても最少停止時間
タイミングどりの停止のため、原稿搬送手段を停止させ
ることなく、又は最短の停止時間で、連続的に原稿を搬
送するため、音と振動を抑えることができる。
【0011】さらに、カウントモード時には、その装置
にて可能な最高速の流し読み搬送スピードに設定したこ
とにより、原稿の循環時間を、短くすることが可能とな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。
【0013】図1は、本発明に係る原稿自動給送装置が
適用可能な画像形成装置の一例としての複写機の概略構
成を示す断面図である。
【0014】複写機の装置本体900は、原稿読取り部
としてのプラテンガラス3、読取り手段としての光源9
07およびレンズ908、給紙部909、画像形成部9
02等を備えている。上記プラテンガラス3の上方に
は、原稿自動給送装置2が配設されている。
【0015】給紙部909は、シートSを収納して装置
本体900に着脱自在なカセット910と、ペディスタ
ル912に配置されたデッキ913と、シートSを画像
形成部902に給送する給送ローラ(シート搬送手段)
911を有する。
【0016】画像形成部902には、円筒状の感光ドラ
ム914、現像器915、転写帯電器916、分離帯電
器917、クリーナ918、一次帯電器919等がそれ
ぞれ配設されている。画像形成部902の下流側には、
搬送装置(シート搬送手段)920、定着装置904、
排出ローラ905等が配設されている。
【0017】上記構成の複写機の動作を簡単に説明す
る。
【0018】装置本体900に設けられている制御装置
930から給紙信号が出力されると、カセット910、
911またはデッキ913からシートSが給送される。
一方、光源907からプラテンガラス3に載置されてい
る原稿Pに当てられて反射した光は、レンズ908を介
して感光ドラム914に照射される。感光ドラム914
は、あらかじめ一次帯電器919により帯電されてお
り、光が照射されることにより静電潜像が形成され、次
いで現像器915によりトナー像が形成される。
【0019】給紙部909から給送されたシートSは、
レジストローラ901で斜行が補正され、さらにタイミ
ングが合わされて画像形成部902へ送られる。画像形
成部902では、転写帯電器916によって、送られて
きたシートSに感光ドラム914のトナー像が転写さ
れ、転写されたシートSは分離帯電器917によって転
写帯電器916と逆極性に帯電されて感光ドラム914
から分離される。
【0020】そして、分離されたシートSは、搬送装置
920により定着装置904に搬送されて、定着装置9
04によりシートSに未定着トナー像が永久定着され
る。トナー像が定着されたシートSは排出ローラ905
により装置本体900から排出される。
【0021】このようにして、給紙部909から給送さ
れたシートSは、画像が形成されて排出される。
【0022】図2は、原稿自動給送装置2の概略構成を
示す断面図である。
【0023】この図において、原稿載置台5上には、載
置された複数枚の原稿Pに対し、その幅方向の位置を規
制して全体を整合させる1対のサイドガイド7がスライ
ド自在に支持されている。原稿P上に載置しているリサ
イクルレバー10は、未給紙の原稿Pと、給紙後に原稿
載置台5上に排出される給紙済の原稿Pとを区別する部
材である。6は、原稿Pの先端部を受けて整合させ、給
紙時には原稿載置台5の下方に退避するシャッタであ
る。原稿載置台5は、支軸4を中心として図2の傾斜位
置(上昇位置)と、図3に示す水平位置(下降位置)と
に、回動可能になっている。
【0024】図2の位置では、原稿Pが半月状の第1の
送り出しローラ9の回転によって最下側から送り出され
るように構成されている。
【0025】第1の送り出しローラ9の下流側には、原
稿給送方向に回転する搬送ローラ11と、原稿戻し方向
に回転する分離ベルト12からなる第1の供給・分離部
が設けられていて、その供給・分離部では、第1の送り
出しローラ9により送り出された原稿Pを1枚ずつ分離
して搬送する。第1の供給・分離部の下流側には、大ロ
ーラ13とこれに当接している給紙ローラ15からなる
第1の給紙ローラ対が配設されていて、上記第1の供給
・分離部及び第1の給紙ローラ対によって形成される第
1の搬送経路16が構成されている。
【0026】プラテンガラス3の上方には、原稿搬送手
段F1 が配設されている。原稿搬送手段F1 は、エンド
レスベルト20と、駆動ローラ17と、従動ローラ19
とを有する。駆動ローラ17と従動ローラ19に巻回さ
れた正逆転自在のエンドレスベルト20が、プラテンガ
ラス3に当接して配設されており、このエンドレスベル
ト20の正転により、所定のタイミングによって原稿P
がプラテンガラス3上に搬送される。そして、読取り位
置に停止された原稿Pは、光源907の矢印方向への走
査により原稿像が固定読みされる。
【0027】読取り終了後の原稿Pは、エンドレスベル
ト20の逆転により大ローラ13の外側の搬送経路を経
てフラッパ25へ搬送される。フラッパ25は、原稿P
の両面を読み取る場合に原稿Pを反転してプラテンガラ
ス3へガイドし、片側読みの場合は、原稿Pをシート排
出経路26を介して排出ローラ対29へガイドする。2
7は、排出経路26を通過する原稿Pを検知する検知セ
ンサを示している。排出ローラ対29により排出される
原稿Pは、原稿載置台5上の未給紙の原稿P上に載置さ
れ、リサイクルレバー10により区別される。
【0028】なお、上述の原稿搬送手段F1 は、第1の
供給・分離部等をも含む。
【0029】原稿載置台5が、図3の位置にあるときに
は、原稿Pは、その後端側を先頭にして、第2の搬送経
路45を介してプラテンガラス3へ搬送されるようにな
っている。
【0030】原稿Pの後端側にも、原稿載置台5に載置
された原稿Pを最下位より1枚ずつ下流に給紙する半月
状の第2の送り出しローラ36と、原稿Pの先端側に配
設されている上述した原稿搬送手段F1 とほぼ同様の構
成からなる原稿搬送手段F2、すなわち、ガイド板3
7、原稿Pを第2の送り出しローラ36に押圧するウェ
イト39、原稿給送方向に回転する搬送ローラ40、原
稿Pの戻し方向に回転する分離ベルト41、駆動ローラ
17、従動ローラ19、エンドレスベルト20を有して
いる。原稿載置台5に載置された原稿Pが、第2の送り
出しローラ36によって、下流側に送り出されると、原
稿Pは、搬送ローラ40と分離ベルト41からなる第2
の供給・分離部によって、1枚ずつ分離される。
【0031】搬送ローラ40と分離ベルト41とからな
る第2の供給・分離部の下流側には、分離後の原稿Pを
読取り部としてのプラテンガラス3へ搬送する第2の搬
送経路45が設けられている。この第2の搬送経路45
には、搬送ローラ対43、中継センサ48、中継ローラ
46、給紙ローラ対47がそれぞれ配設されている。
【0032】上記給紙ローラ対47の上ローラとエンド
レスベルト20の第2のローラ19との間には、原稿P
をプラテンガラス3へ導いたり、又はプラテンガラス3
上の原稿Pをガイドしたりする移動ガイド部材50が配
設されている。
【0033】第2の供給・分離部によって分離された原
稿Pは、第2の搬送経路45、移動ガイド部材50を経
由して従動ローラ19によってプラテンガラス3上に搬
送される。プラテンガラス3上に搬送された原稿Pは、
固定された光源907を通過し流し読みされた後、大ロ
ーラ13の外側を通って排出経路26に搬送され、排出
ローラ対29によって、原稿載置台5に載置される。
【0034】ところで、本実施の形態においては、原稿
載置台5は、支軸4を中心として図2の傾斜位置(上昇
位置)と、図3に示す水平位置(下降位置)とに、回動
可能になっており、その傾斜位置と水平位置との相互の
移動は、原稿載置台5を上下動させる昇降駆動装置(昇
降手段)Gによって行われる。
【0035】図2、図3に示すように、昇降駆動装置G
は、モータ等の駆動源(不図示)と、その駆動源に連結
された連結軸33と、その連結軸33の両端に固着され
た駆動部材35と、その駆動部材35の自由端に設けら
れた駆動ピン35aによって押圧される折曲片31aを
有し、原稿載置台5に固着されたフレーム31と、その
フレーム31と一体の支持部材(不図示)と、その支持
部材を回動自在に支持する支軸4と、フレーム31を上
方に付勢してなる不図示の圧縮ばねよりなる。
【0036】図2において、モータ等の駆駆源(不図
示)が反時計方向に回転すると、連結軸33、駆動部材
35、及びその駆動部材35に設けられた駆動ピン35
aも反時計方向に回転する。そして、フレーム31及び
原稿載置台5が支軸4を中心として、不図示の圧縮ばね
の付勢力によって上昇し、その原稿載置台5が傾斜位置
をとって、第1の搬送経路16を含むスイッチバック経
路を形成するように構成されている。
【0037】一方、図3においては、モータ等の駆駆源
(不図示)が時計方向に回転すると、連結軸33、駆動
部材35、及びその駆動部材35に設けられた駆動ピン
35aも時計方向に回転する。そして、フレーム31及
び原稿載置台5が支軸4を中心として下降し、その原稿
載置台5が水平位置をとって、第2の搬送経路45を含
むクローズド経路が形成されるようになっている。
【0038】上記構成の原稿自動給送装置2では、原稿
載置台5上の原稿Pをクローズド経路(閉ループパス)
で搬送する場合(図3)、3つのモードがある。
【0039】〈流し読みモード〉 (1)原稿送り制御 読み取り位置で停止せずに、そのまま移動させる。 (2)光源制御 読み取り手段を構成する光源907を読み取り位置に固
定して、移動する原稿Pを読み取る。 (3)原稿移動の速度制御 V1又はV1max 、(V1<V1max ) 〈固定読みモード〉 (1)原稿送り制御 原稿Pを読み取り位置間で移動させてその位置に固定
(停止)し、再び移動させる。 (2)光源制御 光源907その停止している原稿に対して移動して読み
取る。 (3)原稿移動の速度制御 V2(V2>V1) 〈カウントモード〉 (1)原稿送り制御 上記流し読みモードの原稿送り制御 (2)原稿移動の速度制御 上記V1max (V2>V1max ) 上記流し読みモード 、固定読みモード、カウントモー
ドのハンドリングの実施系を以下に説明する。
【0040】先ず、流し読みモードについて説明する。
【0041】以下に、右方向側からの給紙によって、固
定読みを併用したミックスモード(以下ミックスモード
と呼ぶ)におけるシートの流れに関しての説明を図4
(a) 〜図8(r) を用いて実施する。
【0042】まず図4(a) においてトレイ上に原稿Pが
セッティングされた状態を示す。(a) の状態において、
エンプティセンサ130が原稿を検知し、原稿セットセ
ンサ134がOFFの場合、即ち、原稿の長さが所定の
収納スペースにおさまった状態において複写機本体から
所定のモードにおけるコピースタート信号が発令されそ
れが、ミックスモードを指定する情報であった時、トレ
イ5はI方向に揺動支点4を中心に下降位置2´(図中
2点鎖線で示す)へ下降し、下降動作が終了すると原稿
つきあて部材シャッタ6がJ方向に原稿群Pを束移送す
る。シャッタ6による束移送の量は、原稿群Pの先端が
原稿セットセンサ134を通過して所定量(原稿が、分
離給送手段F2にて良好に分離できるだけの移送量分)
進めた位置によって停止させ、原稿群Pの最下方から原
稿Pn がくり出される(図4(c)、図4(d) )。
【0043】図4(d) においては原稿Pn がレジローラ
46につきあたった状態を示す。各原稿はレジローラ4
6部にて周知の斜行どり構成(停止しているローラニッ
プ部に原稿先端を合わせて上流側の搬送ローラ43,4
3′との間で、レジストループを形成し、分離搬送時の
斜行補正を行なう。そして所定時間後レジローラ46
は、回転を開始し、原稿Pn は、搬送を開始される。
【0044】図5(e) においては、原稿の後端が分離セ
ンサ35を抜けた状態の位置を示し、この状態におい
て、次の原稿Pn-1 の分離給紙が開始される。前に戻る
が、図4の(d) の状態において、レジストループ後、レ
ジローラ46と搬送ローラ43,43′は駆動源が異な
るが、前述のように搬送ローラ43の従動ローラ43の
軸上にクロック円板が設けられており、上記クロック円
板及びクロックカウントセンサにより原稿Pn の搬送速
度が認識可能であり、前記クロックセンサの出力を元
に、原稿Pn の搬送速度に同期した周速になる様にレジ
ローラ46は回転する(即ち、前記クロック信号によっ
てレジローラを駆動するステッピングモータ164の回
転速度を同期回転する様な制御回路が構成されてい
る)。
【0045】そして、詳細は後述するが、原稿Pn の先
端が、幅広ベルト20からの駆動によって回転可能なバ
ックアップローラ47にニップされる直前で、前記、搬
送ローラ43,43′、レジローラ46の等速制御か
ら、(搬送ローラとレジストローラの等速制御)幅広ベ
ルト駆動するクロック、即ち、幅広ベルト20を駆動す
るテッピングモータ151、及び、レジ駆動ステッピン
グモータ164の同期制御をかける(ステッピングモー
タ151のクロックによるレジステッピングモータ16
4の同期制御)ことにより、幅広ベルト20と、バック
アップローラ47、及びレジローラ46の周速が等速に
制御される、ベルトとレジストローラ、等速制御に切り
換わる。
【0046】上記、等速制御が切換わった直後の状態に
おいては、(図5(e)参照)において、原稿の後端
が、搬送ローラ43,43′にニップされているが、搬
送ローラ側に図示せぬ搬送ローラが送り方向にフリー回
転することを許容するワンウェイクラッチが入ってお
り、搬送ローラの周速よりレジローラの周速が速くと
も、レジローラ46によって原稿をレジローラの周速で
引き技ける構成になっている。再び戻るが図5(e)
は、前記(ベルトとレジストローラの等速制御)によっ
て原稿後端Pn ′が搬送ローラ43,43′から抜ける
状態を表わす。
【0047】そして、図5(f)の状態においては、ベ
ルトとレジストローラの等速制御によって幅広ベルト2
0、バックアップローラ47、レジローラ46、が等速
で制御され、原稿Pn がプラテン3に進入した状態を示
す。この時次の原稿Pn-1 は、搬送ローラ43,43′
を、その先端が通過し、Pn-1 の先端Pn-1 ′が、Pn
の後端Pn ′に、追いつかない程度の搬送速度で、連続
的に搬送されている。また、原稿Pn-1 は、分離モータ
152から駆動を受けている搬送ローラ43,43′で
搬送されている途中の後端Pn-1 ″が分離給送手段F2
のニップ点を通過しない状態で、分離クラッチ170が
OFFし、搬送ローラ43,43′は回転を続けるが、
分離給送手段F2を停止させ、以後は搬送ローラ43,
43′によって原稿Pn-1 を分離給送手段F2より引き
抜く。
【0048】前記構成によって、良好な分離機能が得ら
れる様になってこの引き抜き時の負荷を軽減するため
に、フィードローラ40、搬送補助ローラ(半月ローラ
36には送り方向にフリー回転を許容するワンウェイク
ラッチが組込まれている。図5(g)はPn 、Pn-1
さらに搬送された状態を示す。さらにPn-1 に関しては
n と同様にレジローラ46によりレジストループ、斜
行補正がなされようとした状態を示す。
【0049】そして、図5(h)においては、Pn の先
端が流し読み画先(第2画先)Hから、所定量の距離 l
1 離れた位置に一時的に停止した状態を示す。この時、
原稿Pn の後端は流し読み露光走査をする幅広ベルト2
0の駆動以外の駆動源の影響を受けないように、上流側
の搬送ローラ対にはニップされないようになっており、
脱駆動系時のブレーキ等は解除される(本体実施例にお
いては、瞬時に停止と記載しているが停止させなくても
よい)。この時Pn-1 は、直に搬送ローラとレジストロ
ーラの速制御によって、レジローラ46のニップ部から
所定量の先出し(Δ l)を完了した状態となっている。
この時Pn の後端とPn-1 の先端の紙間は l(n,n-1)
れている。
【0050】このように、流し読み時の原稿搬送制御
は、プラテン上にスキャン原稿がスタンバイされた時、
後続原稿との紙間合わせが、ほぼ完了された状態になっ
ているため、原稿間隔を一定に保ちつつ、連続的に搬送
(紙間合わせのためのロス時間を最小限に抑える)する
ことが可能となる。
【0051】さらに、Pn の先端位置は、画先センサ3
7をPn の先端が通過した時点から所定クロック分の送
りが成された状態であり、図示せぬ制御回路において、
前記l1 の距離は常に認識されている。図5(h)の状
態において、複写機本体からの画像許可信号(スタンバ
イ信号)によって、Pn は搬送を開始されて所定の助走
区間 ls ( ls < l1 )後に、複写機本体のプロセスス
ピードと等速になる(等倍コピー時)。変倍コピー時の
場合は、本プロセススピードに対して倍率に応じた所定
流し読みスピードにて、相対スピード差(原稿ハンドリ
ングスピードと転写材の移送スピード差)を付けてハン
ドリングする。
【0052】そして、前記Pn の先端送り量を決定する
図示せぬ制御回路によってPn の先端がH(第2画先)
と一致した時点(Pn 先端が画先センサ34を経過後、
n先端がHに到達するまでの総クロック経過後)で、
原稿処理装置から画先信号を発令し、複写機本体の感光
体ドラム914に、画像形成を開始する(図6
(i))。この時は即に原稿の搬送スピード及び、本体
のプロセススピードは等速で同期されて原稿を搬送しな
がら(光学系を固定)画像を読みとる流し読みが開始さ
れる。
【0053】そして、Pn は一定速で流し読みを完了し
た時、Pn の後端Pn ′が、Hを経過した時点(幅広ベ
ルト搬送クロックによって、制御回路内にて認識され、
原稿Pn の後端がHを経過した時点)で、原稿処理装置
中の図示せぬ制御回路から、光学系リターン信号(複写
部数が2部以上の場合)が複写機本体制御回路に発令さ
れ光学系露光部907が、第1画先Gに移動を開始す
る。
【0054】図6(j)は光学系露光部907がHから
Gに移動した状態を示す。原稿Pnは流し読みを終了
後、Pの先端が第13 画先(固定読み画先)に到達する
と幅広ベルト駆動が停止し、原稿Pn (Pn-1 も同様)
停止する(図6(j))。この時のPn 、Pn-1 の位置
も、幅広ベルト搬送クロックによって原稿処理装置内の
図示せぬ制御回路に認識されている。
【0055】そして、図6(j)の状態で設定モードが
複数部mの時、残りのm−1回のスキャニングを原稿P
n に対して、今度は光学系の露光部133の往復移動
(X方向)によって、成されるようになっている。
【0056】もちろん、設定モードが一部の時は原稿P
n に対して、光学系露光部907がH位置固定され、原
稿Pn を移送中に流し読みを行なうだけで1枚のコピー
が作成されるので、光学系露光部907はHの位置に固
定されたまま、次のPn-1 、、Pn-2 …P1 までを順
次、流し読み露光すれば良い。ただし、原稿は、一旦、
固定読み時よりも短い)固定読みの位置で停止する。
【0057】この様な設定部数によって、原稿の流し読
みと固定読みスキャニングを連続的に実施できる様に構
成することによって、コピー紙の出力側、例えば、ソー
タ等の容量(具体的にはソータのビン数分)分の部数ま
での設定であれば、原稿束Pn は1循環中の原稿の給送
置動作中に部数分のスキャニングを終了する。即ちこれ
までの流し読みスキャンにおいては、設定部数回の原稿
循環回数が必要であったのに対し、本実施例において
は、流し読みスキャン固定読みスキャンを一連の原稿送
り動作中に併用するこによって、循環回数が1回(ソー
タ側の容量内の時)で全てのスキャンを完了するばかり
でなく原稿の交換動作中に1回のスキャニングが終了す
ることになる。しかも、そのスピードはスキャニングス
ピード(従来の原稿交換速度は、スキャニングスピード
(1000〜1300mmsec )に対して、かなり速
い)対して遅くてもよい。
【0058】ここで、説明が相前後するが、図5(h)
において、原稿Pn-1 は搬送とレジストローラの等速制
御にて、先端がレジローラ46のニップから△l進んだ
所定量の先出し終了後、ベルトとレジの等速制御に切換
わり、原稿Pn-1 が図5(h)の状態から移動を開始
し、Pn-1 の先端が画先センサ37を通過時点からは原
稿Pn-1 の搬送クロックのカウント開始が成される。
【0059】原稿Pn-1 が図6(j)の状態の位置の停
止時、その停止位置は前の原稿Pnによって支配的であ
るが次に原稿Pn-1 がH位置に到達するまでの搬送クロ
ックは前記、原稿Pn-1 先端が画先センサ137を通過
時点からカウントされており、位置Hと画先センサの距
離は不変であるのでPn-1 も図6(j)の状態から先端
がHに到達するまでの残クロック分を移送させた状態、
図5(h)の状態で、前記原稿処理装置の制御回路から
画先信号を発令して流し読みを開始すれば原稿のレジ精
度の保証を得られる。
【0060】後続原稿Pn-2 ……についても同様の制御
にて流し読みレジ合わせが成される。なお、原稿Pn
おけるHまでの距離l1 、Pn-1 におけるHまでの距離
2は、前述のレジローラによる所定量の先出のし距離
△lのばらつきによって若干の変動はあるが、前述の説
明の様に各原稿において画先センサ137からのクロッ
ク数によって原稿先端の到達ポイントを規定しているた
め、流し読み時の読み取り開始位置H及び固定読み時の
原稿先端停止位置の変動が最小限に押えられ流し読みで
も固定読みでも安定した先端レジスト精度が保証され
る。
【0061】図5(h)において、所定部数から流し読
みによる一部を引いた回数の固定読み(原稿固定、光学
系移動の周知の構成)露光が終了した原稿Pn は反転ロ
ーラ対13の方向に移送され、排出過程に入る。反転ロ
ーラ対13の駆動は反転モータ155をPLL制御する
ことで、幅広ベルト20の周速と反転ローラの周速を等
速に合わせ1て制御する様になっており、排出原稿が幅
広ベルトと、反転ローラにまたがって搬送された場合で
もループ形成、引っぱり合いを最小限に押えた搬送受け
渡しが可能となっている。
【0062】さらに図6( l)において、Pn が排紙ロ
ーラ29によって先端がニップされる。排紙ローラ29
は、排紙モータ161によって駆動され幅広ベルト周
速、反転ローラ周速より早い速度で回転しているが、原
稿が反転ローラ13と排紙ローラ29にまたがって搬送
される時は、搬送力の強い反転ローラ13によって支配
的に配送され、後端が反転ローラのニップ点を経過した
状態になると排紙ローラ固有の周速によって排紙積載性
の良好な速度制御系に従がった周速にて排出される(図
7(m))。
【0063】具体的には、Pn が反転ローラ13のニッ
プを経過すると、一時的に反転ローラ13の周速より速
いスピードで、後続原稿Pn-1 との紙間を広げ、Pn
後端が、排紙センサ139を経過した時点で、排紙積載
性に良好な速度、本実施例の系においては、線速200
〜400(mmsec )程度にて実施にスローダウンして
いる。
【0064】図7(n)において、排紙を完了した原稿
n は、処理前の既積載シート上に着地する。この状態
において所定タイミング後にシャッタ6がシャッター駆
動ステッピングモータによって駆動され、排紙原稿Pn
をJ方向(図7(n))にジョグ整合する。
【0065】そして、上記に述べてきた原稿ハンドリン
グ動作がくり返され、例えば、一連の原稿Pの最終ペー
ジPn が指定循環(コピー紙の出力側の容量を越えた部
数の設定時の、複数循環)を終了して排出された時、即
ち最終循環に入って、原稿Pの1枚目が排出されるまで
に、仕切り部材239が原稿束P上に載置(図7(o)
参照)される。仕切り部材239の駆動はソレノイドに
よって成される。即ちソレノイドONにて仕切り部材2
39が原稿束P上に仕切り部材の自重にて載置され最終
循環のスキャニングが終了したシートが給紙部F2側に
進入してゆくのを防止する(この時仕切り部材の原稿束
に与える押圧力は、非常に軽圧で、給紙補助ローラ36
と最下部シートに積極的な搬送補助を行なわない程度と
なっている)。
【0066】そして、図7(P)は、最終循環の最終原
稿Pn が排紙された状態を示す。Pn が排出された後、
トレイ5は再び初期状態(原稿セット時)に上昇する
(図8(a)。
【0067】そして、原稿束Pの先端が、トレイ5の先
端から少し突出する程度まで、シャッタにて束移送し、
原稿束Pの取り出し操作性を向上している。
【0068】次に、固定読みスキャンモード時の原稿の
搬送制御にいて説明する。この固定読みは、連送モード
で行なわれ、原稿が連続して送られる。このれモード
は、ミックスモードが不可能なとき(変倍)、前記流し
読みモード時に、図5(e)(f)に示すように、Pn
ページ目に続いて、Pn-1 ページ目が連続して給紙さ
れ、ある程度の紙間を保ちつつ搬送されている。
【0069】ところが、固定読みスキャンモード時の連
送送りモードにおいては、通常、光学系がPn をスキャ
ニングしている間の時間(Pn ページ目の原稿に対し)
に、Pn-1 ページ目とPn-2 ページ目の紙間に合うよう
に、Pn-2 ページ目の原稿を先出し(紙間合わせのため
の搬送)を行なうように、紙送り制御がなされているた
め、Pn ,Pn-1 ,Pn-2 ページ目の紙間が同一になる
まで、Pn ,Pn-1 ページ目の原稿は、停止状態を保つ
(図9(d),図(e))。
【0070】次に、流し読みモードによるカウントモー
ド時の原稿の搬送制御について説明する。
【0071】前記流し読みモード(図5(e)、図5
(f))を同様にPn ページ目に続いてPn-1 ページ目
が連続して給紙され、ある程度の紙間を保ちつつ搬送さ
れている。
【0072】前記給紙、搬送の段階から、略一定に近い
紙間で送られる。カウントモードは、固定読みモードに
比べ、上記紙間合わせのための待ち時間分有利となるた
め、平均スピードが連送送りモードに比べて小さくて
も、単位時間当たりの原稿搬送枚数は、同等以上にな
る。
【0073】流し読みモード時、図4(g)→図4
(h)、連送モード時図9(d)→図9(e)が先出し
シーケンスによるロス時間である。なお、先出し時のス
ピードは、分離スピードにより制約されるため(本実施
の形態では500〜600mm/sec である)、本実施
の形態において、流し読みモードにおいても、画先セン
サ合わせのタイミングどりのために、一時的に停止する
シーケンスとなっているが、その停止時間は、連送送り
時の紙間合わせ時間に比べて遥かに小さい。
【0074】なお、カウントモードと連送送りモードに
て、紙間合わせの制御が異なることの理由としては、消
費電流及び装置自体のピーク電流値を下げる(連送送り
モードは、原稿の立ち上げ加速度及びトップスピード
が、カウントモードに比べて大きいため、駆動源に流れ
る電流値は大ききくなる)こと、及び高速で複数の駆動
系に(不図示だが、分離及びプラテンまでの駆動源は異
なる)を、同時に動作させることにによる稼働音の上昇
を抑えるためである(流し読みモードの場合は、トップ
スピードが小さいため、消費電流、ピーク電流、稼動
音、共に、前述した同期搬送制御が可能となる)。
【0075】また、流し読み、連送送りも含め、カウン
トモードでも紙間を合わせて搬送する理由として、給
紙、搬送、排紙積載に至る紙送りを一定条件に抑え、安
定したハンドリング、トレイ排紙積載を行なうためであ
る。
【0076】以上、本発明に係る原稿自動給送装置2の
特徴として、カウントモード時は、流し読みモードにて
原稿Pを搬送するように制御する。流し読みモードは、
読取り位置に原稿Pを停止させず、よってエンドレスベ
ルト20を駆動するパルスモータを読み取り位置にて停
止させることなく、連続的に原稿Pを搬送するため、原
稿Pをカウントする際の音と振動を抑えることができ
る。
【0077】また、本実施の形態の場合、流し読みモー
ドは、装着される複写機本体のプロセススピードに合わ
せられるように、原稿搬送速度の異なる複数のモードを
有し、カウントモード時には、高速流し読みモードにて
原稿を搬送するように制御する。これにより、原稿Pを
高速でカウントすることができる。
【0078】本発明に係る原稿自動給送装置2のそのほ
か特徴として、固定読み取りモードの原稿搬送速度は、
流し読みモードの原稿搬送速度より略々倍以上の速度に
設定されている。これにより、高速流し読みモードの搬
送速度は、装置において可能性のある高速の流し読み送
りモードとする。
【0079】なお、図2のようにして、スイッチバック
パスを用いるか、あるいは、図3のようにして、閉ルー
プパスを用いるかは、原稿のサイズによって選択され
る。例えば、A4、B5サイズは閉ループパス、B4、
A3サイズはスイッチバックパス、A4サイズとB5サ
イズの混載はスイッチバックパスが選択される。すなわ
ち、閉ループパスの方が高速処理が可能であるが、スモ
ールサイズしか適用できないので、使用頻度の高いA4
(LTR)、B5サイズが適用されるようにする。パス
の選択は自動的に行なわれ、原稿台5上の原稿のサイズ
がセンサにより検知されると、その信号に基づいて昇降
駆動装置Gが制御される。通常は、図2の状態にあり、
A4サイズの時に図3の状態に移動する。
【0080】また、図3の閉ループパスにおける流し読
みモードは、固定読みモードは、1枚の原稿から複数枚
のコピーを得る場合に選択される。流し読みモードの時
は、光源907は図2の位置から図3の位置に移動され
て固定される。これは、読み取り開始が、早くなるよう
にするためである。
【0081】ここで、流し読み時の原稿の搬送速度は、
具体的には、V1=300〜350mm/sで、固定読
み時の原稿の搬送速度は、V2=800〜1300mm
/sである。流し読み時の搬送速度は、コピーのプロセ
ス速度に合わせて決定され、固定読み時の搬送速度は、
原稿給送装置の能力に合わせて高速に決定される。さら
に、流し読み時は、500〜600mm/sのスピード
で原稿を搬送する。
【0082】また、図3の閉ループパスにおけるカウン
トモードは、原稿を読み取らずに、全部の原稿を1送さ
せて1巡し、その枚数をカウントするのが主である。カ
ウントの方法は、パス中に配置された原稿通過検知セン
サによる。このカウントモードは、複数の片面原稿から
両面コピーを得る場合に行なわれる。あるいは、ジャム
処理後の原稿リセット時に右行なわれるが、この場合は
原稿のページ順をジャム前のページ順、あるいは適正に
揃えるためにカウントするもので、1巡以上する。何れ
の1巡も、リサイクルレバー10で検知される。
【0083】なお、原稿流し読み時、原稿は停止させ
ず、連続して読み取り位置を通過させる方式のもので
も、本発明は適用できる。従って、カウントモードにも
原稿は一旦停止せず、連続して搬送される。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿をカウントするカウントモード時は、流し読みモー
ドにて原稿を搬送するので、つまり読取り位置に原稿を
停止させず、又は停止させたとしても最少停止時間タイ
ミングどりの停止のため、原稿搬送手段を停止させるこ
となく、又は最短の停止時間で、連続的に原稿を搬送す
るため、音と振動を抑えることができる。
【0085】さらに、カウントモード時には、その装置
にて可能な高速の流し読み搬送スピードに設定したこと
により、原稿の循環時間を、短くすることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原稿自動給送装置が適用可能な画
像形成装置の一例としての複写機の概略構成を示す断面
図である。
【図2】本発明に係る原稿自動給送装置の概略構成を示
す断面図である。
【図3】同じく原稿自動給送装置の他の状態を示す断面
図である。
【図4】同じくミックスモード時のシート原稿の流れを
示す原稿自動給送装置の縦断側面図。
【図5】同じくミックスモード時のシート原稿の流れを
示す原稿自動給送装置の縦断側面図。
【図6】同じくミックスモード時のシート原稿の流れを
示す原稿自動給送装置の縦断側面図。
【図7】同じくミックスモード時のシート原稿の流れを
示す原稿自動給送装置の断側面図。
【図8】同じく最終循環の最終原稿が排紙された後の原
稿台の復帰状態を示す断面図。
【図9】同じく固定読みモード時の原稿の搬送制御を示
す断面図。
【図10】同じく原稿自動給送装置の制御に係るブロッ
ク図。
【図11】同じく原稿自動給送装置及びこれが適用され
る画像形成F置の制御に係るブロック図。
【符号の説明】
2 原稿自動給送装置 3 プラテンガラス(読み取り位置) 5 原稿載置台 20 エンドレスベルト 902 画像形成部(画像形成手段) 907 光源(読取り手段) 908 レンズ(読取り手段) F1 、F2 原稿搬送手段 G 昇降駆動装置(昇降手段) P 原稿

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置し得る原稿載置台と、 原稿を1枚ずつ分離して供給し、更に該原稿を読取り位
    置に搬送する原稿搬送手段と、 を備えてなる原稿自動給送装置において、 読取り手段を固定して、原稿を該読取り手段に対して移
    動する流し読みモードと、原稿を読取り位置に固定し
    て、前記読取り手段を該原稿に対して移動する固定読み
    モードと、原稿をカウントするカウントモードと、を備
    え、 前記固定読みモードの原稿搬送速度は、前記流し読みモ
    ードの原稿搬送速度より高速度からなると共に、前記カ
    ウントモード時は、前記流し読みモードにて原稿を搬送
    するように制御してなる、 原稿自動給送装置。
  2. 【請求項2】 前記流し読みモードは、原稿搬送速度の
    異なる複数のモードを有し、前記カウントモード時、そ
    の中の高速流し読みモードにて原稿を搬送するように制
    御してなる、 請求項1記載の原稿自動給送装置。
  3. 【請求項3】 固定読みモード時、1枚の原稿が読み取
    り位置で読取中、次の原稿は所定間隔を形成して前記読
    取位置の上流で待機している請求項1記載の原稿自動給
    送装置。
  4. 【請求項4】 読取中の原稿も待機中の原稿も、プラテ
    ン上にある請求項3記載の原稿自動給送装置。
  5. 【請求項5】 流し読みモード時、読取位置の直前で原
    稿は一旦停止する請求項1記載の原稿自動給送装置。
  6. 【請求項6】 後続の原稿も所定間隔を保って一旦停止
    する請求項5記載の原稿自動給送装置。
  7. 【請求項7】 1枚の原稿から複数回(n)読み取ると
    きは、1回は流し読みモードで行ない、(n−1)回は
    固定読みモードで行なう請求項1記載の原稿自動給送装
    置。
  8. 【請求項8】 1枚の原稿から1回の読み取りを行なう
    とき、流し読みモードで行なうことを特徴とする請求項
    1記載の原稿自動給送装置。
  9. 【請求項9】 固定読み位置で固定読み時よりも短い時
    間、一旦停止することを特徴とする請求項8記載の原稿
    自動給送装置。
  10. 【請求項10】 前記原稿載置台を、上昇位置及び下降
    位置に昇降する昇降手段を備え、 また、前記原稿搬送手段は、 プラテン上の前記読取り位置に原稿を搬送するエンドレ
    スベルトと、 前記原稿載置台上の原稿を前記エンドレスベルトに搬送
    し、該エンドレスベルトにて前記読取り位置に搬送した
    後該ベルトを逆転して、前記原稿載置台上に排出するス
    イッチバック経路と、 前記原稿載置台上の原稿を前記エンドレスベルトに搬送
    し、該エンドレスベルトを、前記読取り位置を経由して
    一方向に回転して、前記原稿載置台上に排出するクロー
    ズド経路と、を備え、 前記原稿載置台が上昇位置にあっては、前記原稿をその
    一端から前記スイッチバック経路の供給・分離部に供給
    し得、また前記原稿載置台が下降位置にある場合、前記
    原稿をその他端から前記クローズド経路の供給・分離部
    に供給してなり、 そして前記クローズド経路の原稿搬送手段が、前記固定
    読みモード、流し読みモード及びカウントモードを備え
    てなる、 請求項1記載の原稿自動給送装置。
  11. 【請求項11】 前記請求項1ないし10のいずれか1
    項記載の原稿自動給送装置と、 読取った画像情報にて画像を形成する画像形成手段と、 シートを1枚ずつ給紙するシート材搬送手段と、 を備えてなる画像形成装置。
JP7251610A 1994-09-29 1995-09-28 原稿自動給送装置及びそれを備えた画像形成装置 Pending JPH08152749A (ja)

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JP26132194 1994-09-29
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023067709A1 (ja) * 2021-10-19 2023-04-27 株式会社Pfu 媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023067709A1 (ja) * 2021-10-19 2023-04-27 株式会社Pfu 媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラム

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