JPH08152417A - 容器の内面検査装置及び検査装置ユニット - Google Patents

容器の内面検査装置及び検査装置ユニット

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JPH08152417A
JPH08152417A JP6296529A JP29652994A JPH08152417A JP H08152417 A JPH08152417 A JP H08152417A JP 6296529 A JP6296529 A JP 6296529A JP 29652994 A JP29652994 A JP 29652994A JP H08152417 A JPH08152417 A JP H08152417A
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JP
Japan
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container
unit
image pickup
image
light guide
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JP6296529A
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English (en)
Inventor
Masaru Hoshino
優 星野
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/90Investigating the presence of flaws or contamination in a container or its contents
    • G01N21/9072Investigating the presence of flaws or contamination in a container or its contents with illumination or detection from inside the container

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  • Pathology (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器内面の検査を安定に、高速で効率よく行
うことができる容器の内面検査装置及び検査装置ユニッ
トを提供する。 【構成】 検査対象である筒状の容器Bの内面の光学像
を画像信号に変換して出力する撮像手段40と、撮像手
段40の光軸とその回転軸又は回動軸を同一とし、容器
Bの内部に挿入される筒状の本体、本体の長手方向側面
に設けられた開口部及び開口部から入射した光を反射し
て撮像手段側に導く反射手段を有し、撮像手段に回転可
能若しくは回動可能に取り付けられた光ガイド手段42
と、回転軸若しくは回動軸を回転中心若しくは回動中心
として光ガイド手段42を回転若しくは回動させる駆動
手段44と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒状の容器の製造ライ
ンで容器の内面を検査する容器の内面検査装置に係り、
特にガラス容器、プラスチック容器等の透明な容器の内
面検査を行う容器の内面検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液体を封入するために用いる
容器等を製造する場合、その製造ラインの最終工程にお
いては、できあがった容器の中から良品のみを選別する
検査工程が必要とされる。この検査工程は、外側側面を
通して異物の混入、容器の欠損、焦げ等が製造の際に生
じていないかについて行われていた。このとき、大きな
ものは目視により検査することが可能であるが、容器等
の生産本数が多く人間の能力に頼ることが不可能な場合
は、画像処理による検査が行われることになる。
【0003】従来の画像処理による検査は、検査装置で
行われる。検査装置の内部では、まず、できあがった容
器にハロゲン光源等の経時変化の少ない照明光を照射
し、照射された容器の側面の映像を検査装置内部の所定
の位置に備え付けられたカメラで撮影する。撮影した映
像は画像信号として画像処理回路に伝送され、当該画像
処理回路にて2値化、微分化等の公知の画像処理を施さ
れて、不透明な異物等が検出される。これらの異物等の
検出は、均一な表面にこれら異物がある場合に照明光が
乱反射されるため、画像信号に輝度の差が生ずることを
利用している。この輝度の差を含む画像信号を画像処理
することで、異物の有無を判定するのである。
【0004】従来、検査装置としては、上記のように側
面、則ち、容器の外側から画像を撮影し、不透明な異物
の有無について検査していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像処理による表面検査装置は、あくまでも特定部
分の不透明な異物等の検出を行うのみであり、容器の内
部における透明異物等の検査を行うものではない。
【0006】これに対して、容器内部にカメラ若しくは
カメラに光学画像を導くためのガイドを挿入し、容器を
回転させつつ容器内部を検査することが考えられるが、
製造される容器は、厳密には一定形状を有しているとは
いえず、容器を安定に高速で回転して検査を行うことは
困難であり、従って、検査を高速、かつ、安定に行うこ
とができないという問題点があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、容器内面の検査
を安定に、高速で効率よく行うことができる容器の内面
検査装置及び検査装置ユニットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、検査対象である筒状の容器
の内面の光学像を画像信号に変換して出力する撮像手段
と、前記撮像手段の光軸とその回転軸を同一とし、前記
容器の内部に挿入される筒状の本体、前記本体の長手方
向側面に設けられた開口部及び前記開口部から入射した
光を反射して前記撮像手段側に導く反射手段を有し、前
記撮像手段に回転可能に取り付けられた光ガイド手段
と、前記回転軸を回転中心として前記光ガイド手段を回
転させる駆動手段と、を備えて構成する。
【0009】請求項2記載の発明は、検査対象である筒
状の容器の内面の光学像を画像信号に変換して出力する
撮像手段と、前記撮像手段の光軸とその回動軸を同一と
し、前記容器の内部に挿入される筒状の本体、前記本体
の長手方向側面に設けられた開口部及び前記開口部から
入射した光を反射して前記撮像手段側に導く反射手段を
有し、前記撮像手段に回動可能に取り付けられた光ガイ
ド手段と、前記回動軸を回動中心として前記光ガイド手
段を回動させる駆動手段と、を備えて構成する。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明の容器の内面検査装置を有する検査装置ユニ
ットであって、前記容器の内面の全周を半径rの円形状
の視野によりn分割して撮像することによって得られる
n個の撮像データに対応するn個の撮像画像のうち第m
番目(m:1〜n)の撮像画像を(m−1)/n×36
0[゜]回転する画像回転手段と、半径r単位で前記回
転軸の延長線上あるいは回動軸の延長線上で前記光ガイ
ド手段を駆動する第1駆動手段と、前記撮像手段の前記
容器の内面上の撮像開始位置を前記第1駆動手段による
前記光ガイド手段の駆動毎に半径rに相当するだけ回転
方向若しくは回動方向にずらして設定する撮像開始位置
設定手段と、前記撮像開始位置設定手段による設定後、
撮像動作に伴って前記視野を直径2r単位で回転方向若
しくは回動方向に移動する第2駆動手段と、前記回転さ
れた撮像画像に基づいて前記容器の良否判定を行う良否
判定手段と、を備えて構成する。
【0011】請求項4記載の発明は、検査対象である筒
状の容器内部に挿入される筒状の光ガイドを有し、前記
光ガイドの長手方向の中心軸が当該撮像手段の光軸と一
致し、検査対象である筒状の容器の内面の光学像を画像
信号に変換して出力する撮像手段と、前記光ガイド手段
の長手方向の中心軸をその回動軸として前記撮像手段を
回動させる駆動手段と、を備えた容器の内面検査装置で
あって、前記光ガイド手段は、筒状の本体と、前記本体
の長手方向側面に設けられた開口部と、前記開口部から
入射した光を反射して前記撮像手段側に導く反射手段
と、を備えて構成する。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明の容器の内面検査装置を有する検査装置ユニットであ
って、前記撮像手段の視野は半径rの円形状であり、半
径r単位で回動軸の延長線上で前記撮像手段を駆動する
駆動手段と、前記撮像手段の前記容器の内面上の撮像開
始位置を前記第1駆動手段による前記撮像手段の駆動毎
に半径rに相当するだけ回転方向若しくは回動方向にず
らして設定する撮像開始位置設定手段と、前記撮像開始
位置設定手段による設定後、撮像動作に伴って前記視野
を直径2r単位で回転方向若しくは回動方向に移動する
第2駆動手段と、前記画像信号に基づいて前記容器の良
否判定を行う良否判定手段と、を備えて構成する。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明によれば、光ガイド手段の
本体は、容器の内部に挿入されるとともに、駆動手段に
より回転軸を回転中心として回転させられる。
【0014】これと並行して、本体内の反射手段は、開
口部から入射した光を反射して撮像手段側に導く。この
結果、撮像手段は容器の内面の光学像を画像信号に変換
して出力する。
【0015】従って、容器を回転することなく、容器内
部の周面を検査することが可能となる。請求項2記載の
発明によれば、光ガイド手段の本体は、容器の内部に挿
入されるとともに、駆動手段により回動軸を回動中心と
して回動させられる。
【0016】これと並行して、本体内の反射手段は、開
口部から入射した光を反射して撮像手段側に導く。この
結果、撮像手段は容器の内面の光学像を画像信号に変換
して出力する。
【0017】従って、容器を回転することなく、容器内
部の周面を検査することが可能となる。請求項3記載の
発明によれば、第1駆動手段は、半径r単位で前記回転
軸の延長線上あるいは回動軸の延長線上で光ガイド手段
を駆動する。
【0018】これと並行して撮像開始位置設定手段は、
撮像手段の容器の内面上の撮像開始位置を第1駆動手段
による光ガイド手段の駆動毎に半径rに相当するだけ回
転方向若しくは回動方向にずらして設定し、さらに第2
駆動手段により直径2r単位で回転方向若しくは回動方
向に移動し、撮像手段は容器の内面の光学像を画像信号
に変換して出力する。
【0019】これらにより画像回転手段は、画像信号に
基づいて容器の内面の全周を半径rの円形状の視野によ
りn分割して撮像することによって得られるn個の撮像
データに対応するn個の撮像画像のうち第m番目(m:
1〜n)の撮像画像を(m−1)/n×360[゜]回
転し、良否判定手段は、回転された撮像画像に基づいて
容器の良否判定を行う。
【0020】この場合において、回転後に得られる撮像
画像を合成することにより、視野が円形状であるにもか
かわらず、死角のない撮像画像をえることができ、容器
の周面を確実に検査することが可能となる。
【0021】請求項4記載の発明によれば、駆動手段
は、光ガイドを容器内部に挿入した状態で、撮像手段を
回動させる。これと並行して、光ガイドの本体内の反射
手段は、開口部から入射した光を反射して撮像手段側に
導く。
【0022】この結果、撮像手段は容器の内面の光学像
を画像信号に変換して出力する。従って、容器を回転す
ることなく、容器内部の周面を検査することが可能とな
る。
【0023】請求項5記載の発明によれば、第1駆動手
段は、半径r単位で回動軸の延長線上で撮像手段を駆動
し、撮像開始位置設定手段は、撮像手段の容器の内面上
の撮像開始位置を第1駆動手段による撮像手段の駆動毎
に半径rに相当するだけ回転方向若しくは回動方向にず
らして設定する。
【0024】これと並行して、光ガイドの本体内の反射
手段は、開口部から入射した光を反射して撮像手段側に
導く。この結果、第1駆動手段により視野を直径2r単
位で回転方向若しくは回動方向に移動しながら、撮像手
段は容器の内面の光学像を画像信号に変換して出力し、
良否判定手段はこの画像信号に基づいて容器の良否判定
を行う。
【0025】従って、容器を回転することなく、容器内
部の周面を検査することが可能となる。
【0026】
【実施例】次に図面を参照して本発明の好適な実施例を
説明する。第1実施例 図1にロータリー式検査装置の全体構成図を示す。
【0027】ロータリー検査装置100は、製造したワ
ークボトルBを搬送する搬送コンベア10と、搬送コン
ベア10により搬送されたワークボトルBの搬送速度を
後述するロータリー検査台の回転速度に同期させるため
のスターホイル12と、内蔵する図示しないロータリー
用モータ等により後述の回転検査台を回転させる基台1
4と、ワークボトルBを固定するための複数のワークポ
ケット16Pが設けられたロータリー検査台16と、ワ
ークボトルをスターホイル12からカメラ部18を内蔵
するとともに、照明装置20が設けられた複数のカメラ
ボックス22と、各カメラボックス22をそれぞれ独立
に上下動させることが可能な複数の上下駆動部24と、
上下駆動部24を支持すべくロータリー検査台16にロ
ータリー軸26を介して固定されたロータリー盤28
と、カメラ部18からの映像信号が集中して入力され、
映像信号の選択を行うカメラセレクタ30と、カメラセ
レクタ30からの映像信号をそれぞれ変調し、周波数混
合して後述のアンテナ部を介して後述の制御部側へと送
信するミキサ32と、ミキサ32からおくられた混合映
像信号を図示しない復調器で復調し、元の複数の映像信
号に変換して出力するアンテナ部34と、アンテナ部3
4を介して受信した複数の映像信号に基づいてワークボ
トルBの良否を判別する検出部36と、ロータリー検査
装置100全体の制御を行う制御部38と、を備えて構
成されている。
【0028】図2にカメラボックス22、上下駆動部2
4及びワークポケット16P近傍の斜視図を示す。カメ
ラボックス22内には、カメラ部18としてのカメラ4
0と、カメラ40の光軸にその中心軸を一致させて取り
付けられた筒状の光ガイド部42と、カメラを回動させ
るための回動駆動部44と、が設けられている。
【0029】上下駆動部24は、カメラボックス22を
上下させるための駆動モータ46を備えて構成されてい
る。また、ワークポケット16Pに向かって奥側(図面
上右側)には、ロータリー軸26に固定された伸縮アー
ム48の先端部に設けられるとともに、図示しない駆動
ばねの駆動力等によりスターホイル12上のワークボト
ルBを把持し、ワークポケット16P内に引き込むため
のチャック部50が形成されている。
【0030】光ガイド部42は、図3に示すように、長
手方向側面に開口部52が設けられた筒状の本体54
と、本体54内部のカメラ40側(図面上、上側)に設
けられた複数のレンズにより構成されるリレーレンズ5
6と、開口部52に対応する位置に設けられ、開口部5
2から入射した光学像を反射してリレーレンズ56側に
導く全反射ミラー58と、を備えて構成されている。
【0031】次に検査時の動作について図1を参照して
説明する。この場合において、照明装置20は、予め点
灯され、安定状態にあるものとする。また、説明の簡略
化のため、主として一のカメラボックスに着目して動作
を説明する。
【0032】基台14は、内蔵する図示しないロータリ
ー用モータ等によりロータリー検査台16を回転し、こ
れに伴ってロータリー軸26及びロータリー盤28が回
転することとなる。
【0033】これと並行してスターホイル12は、搬送
コンベア10により搬送されたワークボトルBの搬送速
度をロータリー検査台の回転速度16に同期させる。こ
れらに伴い、ロータリー軸26に固定された伸縮アーム
48が伸びるとともに、チャック部50は開状態とな
り、再び閉状態となってスターホイル12上のワークボ
トルBを把持し、ワークボトルBをワークポケット16
P内に引き込む。
【0034】チャック部50により把持されたワークボ
トルBの固定が完了すると、上下駆動部24は、駆動モ
ータ46を駆動し、カメラボックス22を下降させ、光
ガイド部42をワークボトルBの開口内に挿入し、所定
位置まで下降させる。
【0035】所定位置までカメラボックス22が下降す
ると、カメラ40は、撮像を開始するとともに、回動駆
動部44は、第1方向(例えば、時計回り方向)にカメ
ラ40を回動する。この回動角度は、例えば、カメラ4
0及び光ガイド部42の総合的な視野角が60゜の場
合、理論的には、300゜あればよいが、視野が円形状
の場合には330゜必要となる。
【0036】視野が円形状の場合、より一般的には、視
野角がX゜の場合には、回動角度Y゜は、 Y=360−(X゜/2) となる。
【0037】この理由は、単純に視野角づつずらして、
撮像するようにすると、1回の検査(第1回目の検査)
では、図4の上部のハッチ部及びクロスハッチ部に示す
ように、検査不能領域(死角領域)が生じる。
【0038】そこで、第2回目の検査では、撮像開始位
置を第1回目の検査の撮像開始位置と比較して、視野角
の半分の角度ずらして撮像を行うようにする。より具体
的には、視野角を60゜とした場合、第1回目の検査時
の検査開始時の光軸位置が30゜の位置であるとする
と、第2回目の検査時の検査開始時の光軸位置を60゜
(=30゜(1回目の光軸位置)+60゜/2)とす
る。
【0039】これにより、第1回目の検査時の撮像画像
と、第2回目の検査時の撮像画像と、を合成すれば、第
1回目の検査で生じた死角領域のうち、クロスハッチ部
分については、第2回目の検査領域となるため、実際に
は、死角領域とはならない。
【0040】同様にして、第1回目の検査の死角領域の
うち、ハッチ部以外には死角領域が発生するのは、最後
の検査の下部だけである。従って、実際に検査しようと
する領域を第1回目の検査の死角領域及び最後の検査の
死角領域を含まない範囲とすれば、全て検査が可能とな
るのであるこのため、回動駆動部44による回動角度Y
は、上述の例の場合、 Y=360−(60/2) =330゜ となるのである。
【0041】より詳細に検査時の撮像動作を説明する
と、第1回目の検査位置まで、光ガイド部が下降する
と、回動駆動部44は、第1回目の検査における初期回
動開始位置(光軸位置30゜)にカメラ40を回動し、
停止する。
【0042】これによりカメラ40は、領域AR1 の撮
像を開始し、映像信号がカメラセレクタ30に出力され
ることとなる。領域AR1 の撮像が終了すると、回動駆
動部44は、カメラ40を第1の方向(例えば、時計回
り方向)に60゜回動し、光軸の位置を90゜とし、領
域AR2 を撮像する。以下、同様にして、撮像終了毎に
カメラ40を60゜回動させ、順次領域AR3 〜領域A
6 を撮像する。
【0043】第1回目の検査が終了すると、上下駆動部
24は、カメラ40を視野角の半分に相当する位置ま
で、下降し、第2回目の検査を開始する。この場合にお
いて、回動駆動部44は、第2回目の検査における回動
開始位置(光軸位置360゜)にカメラ40を回動し、
停止する。
【0044】これによりカメラ40は、領域AR1 ’の
撮像を開始し、映像信号がカメラセレクタ30に出力さ
れることとなる。領域AR1 ’の撮像が終了すると、回
動駆動部44は、カメラ40を今度は第2の方向(上述
の例の場合、反時計回り方向)に60゜回動し、光軸の
位置を300゜とし、領域AR2 ’を撮像する。以下、
同様にして、撮像終了毎にカメラ40を60゜づつ回動
させ、順次領域AR3 ’〜領域AR6 ’を撮像する。
【0045】第2回目の検査が終了すると、再び上下駆
動部24は、カメラ40を視野角の半分に相当する位置
まで、下降し、第3回目の検査を開始する。この場合に
おいて、回動駆動部44は、第1回目の検査における回
動開始位置である第3回目の検査における回動開始位置
(光軸位置90゜)にカメラ40を回動し、停止する。
これにより、カメラ40は、領域AR1 ”の撮像を開始
し、再び、第1の方向にカメラ40を回動しつつ撮像を
行う。
【0046】以下、同様にして、予め設定された最後の
検査まで検査を行う。このようにして、カメラ40から
出力された映像信号は、カメラセレクタ30に集中して
入力され、検査すべき映像信号を選択し、ミキサ32に
出力する。ミキサ32は、カメラセレクタ30からの映
像信号をそれぞれ変調し、周波数混合してアンテナ部2
8を介して制御部側へと送信し、検出部36はアンテナ
部34を介して受信した複数の映像信号に基づいてワー
クボトルBの良否を判別することとなる。第2実施例 図5に第2実施例のカメラボックス並びに上下駆動部2
4及びワークポケット16P近傍の斜視図を示す。
【0047】カメラボックス22A内には、カメラ部1
8としてのカメラ40と、カメラ40の光軸にその中心
軸を一致させて取り付けられた筒状の光ガイド部42A
と、後述の光ガイド部42Aにおける外筒部を回転させ
るための回転駆動部44Aと、が設けられている。
【0048】上下駆動部24は、カメラボックス22を
上下させるための駆動モータ46を備えて構成されてい
る。また、ワークポケット16Pに向かって奥側(図面
上右側)には、ロータリー軸26に固定された伸縮アー
ム48の先端部に設けられるとともに、図示しない駆動
ばねの駆動力等によりスターホイル12上のワークボト
ルBを把持し、ワークポケット16P内に引き込むため
のチャック部50が形成されている。
【0049】光ガイド部42Aは、図6あるいは図7に
示すように、カメラ40に固定され、その内部に複数の
レンズ56ALにより構成されたリレーレンズ56Aを有
する円筒状の内筒部60と、内筒部60に対しボールベ
アリングBB(図7参照)を介して外挿され、回転可能
に設けられるとともに、その長手方向側面に開口部52
Aが設けられ、かつ、開口部52Aに対応する位置に開
口部52から入射した光学像を反射してリレーレンズ5
6A側に導く全反射ミラー58Aが設けられた外筒部6
1と、を備えて構成されている。
【0050】次に検査時の動作について図1を参照して
説明する。この場合において、照明装置20は、予め点
灯され、安定状態にあるものとする。また、説明の簡略
化のため、主として一のカメラボックスに着目して動作
を説明する。
【0051】基台14は、内蔵する図示しないロータリ
ー用モータ等によりロータリー検査台16を回転し、こ
れに伴ってロータリー軸26及びロータリー盤28が回
転することとなる。
【0052】これと並行してスターホイル12は、搬送
コンベア10により搬送されたワークボトルBの搬送速
度をロータリー検査台の回転速度16に同期させる。こ
れらに伴い、ロータリー軸26に固定された伸縮アーム
48が伸びるとともに、チャック部50は開状態とな
り、再び閉状態となってスターホイル12上のワークボ
トルBを把持し、ワークボトルBをワークポケット16
P内に引き込む。
【0053】チャック部50により把持されたワークボ
トルBの固定が完了すると、上下駆動部24は、駆動モ
ータ46を駆動し、カメラボックス22を下降させ、光
ガイド部42AをワークボトルBの開口内に挿入し、所
定位置まで下降させる。
【0054】所定位置までカメラボックス22が下降す
ると、カメラ40は、撮像を開始するとともに、回転駆
動部44Aは、第1方向(例えば、時計回り方向)に外
筒部61を回転する。
【0055】この場合において、得られる撮像信号は、
図8(a)に示すように、1周を6分割して撮像する場
合、カメラ40が固定されているため、図8(b)に示
すように、得られる画像は60゜づつ回転したものとな
る。
【0056】そこで、検出部36においては、得られた
画像を撮像位置に対応づけて正しい上下関係となるよう
に画像を再回転させ、処理を行う。この場合において
も、視野は円形状であり、第1実施例の場合(図4参
照)と同様に第n回目の検査時の撮像画像と、第(n+
1)回目の検査時の撮像画像と、を合成することによ
り、死角領域をなくすようにして処理を行う。
【0057】より具体的には、第n回目の検査が終了す
ると、上下駆動部24は、カメラ40を視野角の半分に
相当する位置まで、下降し、第(n+1)回目の検査を
行う。
【0058】このようにして、カメラ40から出力され
た映像信号は、カメラセレクタ30に集中して入力さ
れ、検査すべき映像信号を選択し、ミキサ32に出力す
る。ミキサ32は、カメラセレクタ30からの映像信号
をそれぞれ変調し、周波数混合してアンテナ部28を介
して制御部側へと送信し、検出部36はアンテナ部34
を介して受信した複数の映像信号に基づいてワークボト
ルBの良否を判別することとなる。
【0059】以上の説明のように本第2実施例によれ
ば、カメラを回転させることなく、外筒部61を回転さ
せるだけで、容器の内周面を撮像することができ、より
高速に撮像を行うことが可能であり、検査速度を向上さ
せることが可能である。
【0060】以上の第2実施例においては、外筒部61
を回転させる場合についてのみ述べたが、第1実施例と
同様に、外筒部61を所定角度範囲内で回動するように
構成することも可能である。
【0061】また、上記各実施例においては、視野を円
形のまま処理していたが、円形の視野の一部を矩形の視
野として切り出し処理するように構成することも可能で
ある。
【0062】
【発明の効果】請求項1又は請求項2記載の発明によれ
ば、容器を回転することなく、容器内部の周面を検査す
ることが可能となるので、容器を確実に保持するだけ
で、検査が行え、検査の高速化、安定化に寄与すること
となる。
【0063】請求項3記載の発明によれば、回転後に得
られる撮像画像を合成することにより、視野が円形状で
あるにもかかわらず、死角のない撮像画像を得ることが
でき、容器の周面を確実に検査することが可能となると
ともに、容器を回転することなく、容器内部の周面を検
査することが可能となるので、容器を確実に保持するだ
けで、検査が行え、検査の高速化、安定化に寄与するこ
ととなる。
【0064】請求項4記載の発明によれば、容器を回転
することなく、容器内部の周面を検査することが可能と
なるので、容器を確実に保持するだけで、検査が行え、
検査の高速化、安定化に寄与することとなる。
【0065】請求項5記載の発明によれば、容器を回転
することなく、容器内部の周面を検査することが可能と
なるので、容器を確実に保持するだけで、検査が行え、
検査の高速化、安定化に寄与することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロータリー式検査装置の全体構成図である。
【図2】第1実施例の要部構成図である。
【図3】第1実施例の光ガイド部近傍の詳細構成図であ
る。
【図4】第1実施例の動作説明図である。
【図5】第2実施例の要部構成図である。
【図6】第2実施例の光ガイド部近傍の詳細構成図(そ
の1)である。
【図7】第2実施例の光ガイド部近傍の詳細構成図(そ
の2)である。
【図8】第2実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
10…搬送コンベア 12…スターホイル 14…基台 16…ロータリー検査台 16P…ワークポケット 18…カメラ部 20…照明装置 22…カメラボックス 24…上下駆動部 26…ロータリー軸 28…ロータリー盤 30…カメラセレクタ 32…ミキサ 34…アンテナ部 36…検出部 38…制御部 40…カメラ 42…光ガイド部 42A…光ガイド部 44…回動駆動部 44A…回転駆動部 46…駆動モータ 48…伸縮アーム 50…チャック部 52…開口部 52A…開口部 54…本体 56…リレーレンズ 56AL…レンズ 56A…リレーレンズ 58…全反射ミラー 58A…全反射ミラー 60…内筒部 61…外筒部 100…ロータリー検査装置 B…ワークボトル BB…ボールベアリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 1/00 // G06T 7/00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象である筒状の容器の内面の光学
    像を画像信号に変換して出力する撮像手段と、 前記撮像手段の光軸とその回転軸を同一とし、前記容器
    の内部に挿入される筒状の本体、前記本体の長手方向側
    面に設けられた開口部及び前記開口部から入射した光を
    反射して前記撮像手段側に導く反射手段を有し、前記撮
    像手段に回転可能に取り付けられた光ガイド手段と、 前記回転軸を回転中心として前記光ガイド手段を回転さ
    せる駆動手段と、 を備えたことを特徴とする容器の内面検査装置。
  2. 【請求項2】 検査対象である筒状の容器の内面の光学
    像を画像信号に変換して出力する撮像手段と、 前記撮像手段の光軸とその回動軸を同一とし、前記容器
    の内部に挿入される筒状の本体、前記本体の長手方向側
    面に設けられた開口部及び前記開口部から入射した光を
    反射して前記撮像手段側に導く反射手段を有し、前記撮
    像手段に回動可能に取り付けられた光ガイド手段と、 前記回動軸を回動中心として前記光ガイド手段を回動さ
    せる駆動手段と、 を備えたことを特徴とする容器の内面検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の容器の内面検査
    装置を有する検査装置ユニットであって、 前記容器の内面の全周を半径rの円形状の視野によりn
    分割して撮像することによって得られるn個の撮像デー
    タに対応するn個の撮像画像のうち第m番目(m:1〜
    n)の撮像画像を(m−1)/n×360[゜]回転す
    る画像回転手段と、 半径r単位で前記回転軸の延長線上あるいは回動軸の延
    長線上で前記光ガイド手段を駆動する第1駆動手段と、 前記撮像手段の前記容器の内面上の撮像開始位置を前記
    第1駆動手段による前記光ガイド手段の駆動毎に半径r
    に相当するだけ回転方向若しくは回動方向にずらして設
    定する撮像開始位置設定手段と、 前記撮像開始位置設定手段による設定後、撮像動作に伴
    って前記視野を直径2r単位で回転方向若しくは回動方
    向に移動する第2駆動手段と、 前記回転された撮像画像に基づいて前記容器の良否判定
    を行う良否判定手段と、 を備えたことを特徴とする検査装置ユニット。
  4. 【請求項4】 検査対象である筒状の容器内部に挿入さ
    れる筒状の光ガイドを有し、前記光ガイドの長手方向の
    中心軸が当該撮像手段の光軸と一致し、検査対象である
    筒状の容器の内面の光学像を画像信号に変換して出力す
    る撮像手段と、前記光ガイド手段の長手方向の中心軸を
    その回動軸として前記撮像手段を回動させる駆動手段
    と、を備えた容器の内面検査装置であって、 前記光ガイド手段は、筒状の本体と、 前記本体の長手方向側面に設けられた開口部と、 前記開口部から入射した光を反射して前記撮像手段側に
    導く反射手段と、 を備えたことを特徴とする容器の内面検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の容器の内面検査装置を有
    する検査装置ユニットであって、 前記撮像手段の視野は半径rの円形状であり、 半径r単位で回動軸の延長線上で前記撮像手段を駆動す
    る第1駆動手段と、 前記撮像手段の前記容器の内面上の撮像開始位置を前記
    第1駆動手段による前記撮像手段の駆動毎に半径rに相
    当するだけ回転方向若しくは回動方向にずらして設定す
    る撮像開始位置設定手段と、 前記撮像開始位置設定手段による設定後、撮像動作に伴
    って前記視野を直径2r単位で回転方向若しくは回動方
    向に移動する第2駆動手段と、 前記画像信号に基づいて前記容器の良否判定を行う良否
    判定手段と、 を備えたことを特徴とする検査装置ユニット。
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