JP4813437B2 - 容器内の異物検出装置および異物検出方法 - Google Patents

容器内の異物検出装置および異物検出方法 Download PDF

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本発明は、容器内の異物検出装置および異物検出方法に関する。
注射剤、飲料等の液体が充填された瓶やプラスチックボトル等の容器は、自動生産ラインにおいて連続的に大量生産されることが多い。
このため容器中の液体に異物等が混入した場合、生産後の発見が困難となることから、従来では生産ラインの途中に検査工程を設置して、検査工程で容器内に混入した異物の検査を行っている。
また液体が収容された容器が透明や半透明であって、容器の外部から異物の混入が視覚的に発見が可能な場合、従来では搬送ラインの途中に検査ロータを設置して、検査ロータ上を容器が自転終了後か自転している間に容器に光を照射し、異物から反射光を撮像手段により撮像することにより、容器内に混入した異物を検出する検出装置が例えば特許文献1ないし4等で公知である。
特許文献1に記載の異物検査装置は、検査ロータの異なる3つの回転角度にカメラと照明を設置し、かつ検査ロータ上を移動する容器をそれぞれ異なるモータで回転、停止制御して、容器内の液体をカメラで撮影することにより、液体中の異物を検出するようになっている。
また特許文献2に記載の異物検出装置は、縦波光を照射する第1照明と横波光を照射する第2照明とで容器を照明し、容器を透過した光をハーフミラーで分光した後、縦波光偏光フィルタを備えた検査用センサと、横波光偏光フィルタを備えた検査用センサでそれぞれ受光することにより、液体の色と無関係に液体中の異物が検出できるように構成されている。
さらに特許文献3に記載された自動検液装置は、ターレットに設けた回転台を高速回転させて、回転台上の容器を回転させ、回転中の容器に下方から光線を照射して、容器内に混入した異物からの反射光を捕捉することにより、異物検査を行うように構成されている。
さらに特許文献4に記載された異物検査装置は、個別に設けられたモータにより回転自在な複数の台座が円周方向に設けられ、かつ一定方向に回転される検査ロータと、前記検査ロータの検査位置に設置され、載置台を介して前記台座上に載置された検査すべき容器の底面側または外周側から前記容器内を照明する照明手段と、前記照明手段と前記容器を挟んで対向するように設置され、前記照明手段より前記容器内に入射した光を反射する異物を撮像する撮像手段と、前記載置台内に設けられ、前記照明手段からの光を前記容器の底面側へ、または異物より反射した光を前記撮像手段側へ反射する反射手段と、前記検査位置において、前記反射手段が前記照明手段または前記撮像手段と対向する位置に停止するよう前記モータの回転を制御すると共に、前記撮像手段が撮像した画像から異物を検出する制御手段とを具備して構成されている。
特許文献5には上部から照射する手段が記載されている。
特開2003−107011号公報 特開2004−12219号公報 特開昭47−10466号公報 特開2006−201003号公報 特開2006−133052号公報
特許文献4に示されるように、容器の形状や材質によって異物の発見が困難になる問題を解決し、容器内の検査対象である容器の形状や材質が変った場合の照明手段や撮像装置の調整をより簡便に行われるようになってきた。
最近では、容器に充填する液体の中には粉性の大きい液体があり、このような液体に混入した異物を撮像によって検出しようとするときに、照射光の光強度が不足して撮像画像が全体的に白いものとなって異物の検出を行い得ない場合がある。
また、従来のように容器の上端面に設けられるキャップの存在のために、容器の底辺部を照明し、モータの回転によって浮上してきた異物を撮像する仕方では、また容器に照明をあてずに溶液だけを照らす仕方では、容器の上辺部の液体中にある異物については検出することが困難になって検出ミスを生じさせるおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みて検査しようとする液体について、液体の粘性が大きい場合にあっても着実に異物検査を行うことができる容器内の異物検出装置および異物検出方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、容器の上辺部の液体中に浮遊する異物について確実に検出し、検出ミスを生じさせないようにした容器内の異物検出装置および異物検出方法を提供することを目的とする。
本発明は、容器を載置し、それぞれ保持する台座を備えた移動可能な検査台と、該検査台を駆動する駆動源と、各台座を回転駆動するモータと、前記台座に保持される容器の内部を照明する照明手段と、容器内を通過した照明光が容器内の異物によって反射された反射光によって異物の撮像を行う撮像手段と、を備えた容器内の液体に混入した異物を検出する容器内の異物検出装置において、
前記照明手段からの照明光を容器の上方、下側および側方のいずれかの方向から該容器に導く導光材によって形成された導光部を有して、容器内の液体を照射する液照射手段を備えること
を特徴とする容器内の異物検出装置を提供する。
本発明は、また、前記導光部は、照明光を容器の上方から容器に導くように容器の上方で、導光材によって円筒あるいは円柱に形成され、容器に向けて開口する開口部が形成される光導光部を有することを特徴とする容器内の異物検出装置を提供する。
本発明は、また、容器を載置し、それぞれ保持する台座を円周上に備えて円周上を回転可能な検査台と、該検査台を回転駆動する駆動源と、各台座を回転駆動するモータと、前記台座に保持される容器の内部を照明する照明手段と、容器内を通過した照明光が容器内の異物によって反射された反射光によって異物の撮像を行う撮像手段と、前記駆動源および前記モータの回転を制御して、前記台座を検査位置に制御する制御手段を備えた容器内の液体に混入した異物を検出する容器内の異物検出装置において、
前記照明手段からの照明光を容器の上方から該容器に導く導光部を容器と一体となって回転するように設けて、容器内の液体を照射する液照射手段を備えること
を特徴とする容器内の異物検出装置を提供する。
本発明は、また、前記照明手段は、前記導光部との間にベアリングが設けられて固定され、側方に開口部を備えた胴体部を有し、該開口部を介して導入された照明光を角度変向する角度変向手段を有して構成されることを特徴とする容器内の異物検出装置を提供する。
本発明は、また、前記照明手段は、前記導光部との間にベアリングが設けられて固定され、内部に照明部を備えた胴体部を有し、照明部からの照明光を前記導光部に導光する光導光部を有して構成されることを特徴とする容器内の異物検出装置を提供する。
本発明は、また、前記照明手段は、前記導光部との間にベアリングが設けられて固定され、上方に開口部を備えた胴体部を有し、前記胴体部には、細長い空洞が形成され、容器を保持する保持杆が接続されて、該保持杆の外方から導入された照明光は前記空洞を介して前記開口部に導入されるようにして構成され、さらに前記導光部は、導光材によって円筒あるいは円柱に形成され、容器に向けて開口する開口部が形成される光導光部を有して、容器を保持して一体となって回転させる回転保持部を有することを特徴とする容器内の異物検出装置を提供する。
本発明は、容器を載置し、それぞれ保持する台座を備えた移動可能な検査台と、該検査台を駆動する駆動源と、各台座を回転駆動するモータと、前記台座に保持される容器の内部を照明する照明手段と、容器内を通過した照明光が容器内の異物によって反射された反射光によって異物の撮像を行う撮像手段と、前記照明手段からの照明光を該容器に導く導光部を有して、容器内の液体を照射する照射手段を備え、前記導光部は、導光材によって円筒あるいは円柱に形成され、容器に向けて開口する開口部が形成される光導光部を有する容器内の異物検出装置を用いた容器内の異物検査方法において、
前記開口部から照射される照射光によるリング状照射光を形成し、該リング状の照射光を容器上方または下方から容器端面に向けて照射し、容器内の異物によって反射された反射光によって異物の撮像を行うことを特徴とする容器内の異物検出方法を提供する。
本発明によれば、照明手段からの照明光を容器の上方、下方あるいは側方のいずれかの方向(上方、下方あるいは側方)から上の容器に導く導光部を有して、容器内の液体の一部を照射する液照射手段を備えるようにしているために、容器の液体中に浮遊する異物について確実に検出することができ、もって検出ミスを生じさせないようにすることができる。
また、本発明によればリング状照射光を形成することができるために容器の上端部にキャップがあるような容器についても容器内部の上方部の液体について異物検査を行うことができる。また、容器胴部の面に照射光をあてないために異物以外の容器キズや外面付着のほこりに影響が受けにくいものとすることができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例の異物検出装置の構成を示す図、図2は図1のA−A線に沿う断面を示す図および図3は図2に示す構成の一部断面を示す図である。
これらの図において、異物検出装置(異物検査装置)100の本体1は、透明な容器(シリンジ)2に液体を充填する生産ライン(図示せず)の途中に設置された大径な環状の検査ロータ3を有している。生産ラインの搬送ラインに接続された搬入ライン4から小径な搬入ロータ5を介して容器2が連続的に搬入されるようになっており、検査ロータ3をほぼ1周して検査の完了した容器は、小径な搬出ロータ6を介して搬出ライン7へ搬出されるようになっている。
検査ロータ3には、円周方向に等間隔に多数の載置台8が設けられていて、これら載置台8は検査ロータ3と共に反時計回り方向へ一定の回転速度で回転(公転)されるようになっている。
上記の例では、大径な環状の検査ロータ3を用いているが、直線の搬送ラインを構成し、直線移動の際に異物検出を行うようにしてもよい。このような場合には、容器2を載置し、それぞれ保持する載置台8を備えて移動可能に検査台が構成される。従って、双方の例を含めて現わすと、検査ロータ3は検査台の一例となり、図面上の回転は移動の一例となるが、以下、検査ロータ3を例にとって説明を行うこととする。
載置台8は、円板により形成されていて、各載置台の下方に図2に示すようにモータ9によって高速で回転されるようになっており、各載置台8上に、容器2を載置する台座10が着脱自在に設置されている。本例の場合に、検査される容器2は図3に示すように容器の上端部にキャップ2aを備えた例について説明するが、本実施例はこのような容器に限定せずに適用が可能である。
図2に示すようにして、検査ロータ3の内外側に配置された追従台1a、1a上に照明手段30を構成する照明16および撮像手段(撮像装置)17が設置されている。
検査ロータ3の周辺には、検査ロータ3を横切るようにした複数箇所、例えば2箇所に検査位置14、15が設けられていて、各検査位置14、15に検査ロータ3の載置台8上に設置された台座10を挟んで対向するようにして照明16および撮像手段17が載置されている。
照明16は、例えばキセノンランプにより形成されていて、検査ロータ3の外側に位置する追従台1a上に設置されており、照射面16aが台座10内に設けられた反射手段12と図2に示すように対向するように設置されていると共に、後述する制御手段200からの指令によりストロボ発光されるようになっている。ハロゲン発光としてもよい。
撮像手段17は、例えばCCDカメラにより形成されていて、検査ロータ3の内側に位置する追従台1a上に設置されており、台座10上に載置された容器2内の異物からの反射光が受光でできるように、図2に示すように容器2の中央部分をほぼ同じ高さに設置されていると共に、照明16と同期して撮像した映像を制御手段200へ送るようになっている。
本体1の上部には、検査ロータ3と一体に回転する円板状の回転支持部材18が設けられていて、回転支持部材18には、検査ロータ3の各載置台8毎に容器保持部材19が設けられている。
容器保持部材19は、回転支持部材18に上下摺動自在に支承された保持杆19aを有していて、保持杆19aの下端に回転自在に設けられた保持キャプ19bにより台座10上の容器2の上部を下方へ押圧しており、これによって台座10上の容器2が高速回転(自転)しても、台座10上から容器2が飛び出さないようになっている。
一方検査ロータ3の回転中心には、回転角を検出する角度検出手段201が設置されていて、検査ロータ3の回転角を検出するようになっており、載置台8を駆動するモータ9には、ポテンショメータ等の角度検出手段201が設けられていて、これら角度検出手段201により検出された回転角信号が制御手段(制御装置)200へ入力されるようになっている。
制御手段200は、検査ロータ3に設けられたモータ9の回転を制御するモータ制御部20aと、容器2の形状や材質等に応じた回転パターンが予め記憶され、制御手段200に接続された検査モード入力手段23より入力される回転パターン選択信号に応じて回転パターン情報を出力するパターン情報記憶部20bと、検査ロータ3と載置台8の回転角度情報(位置情報)から搬入位置Bにおける載置台8の基準位置を記憶する角度情報記憶部20c及び撮像手段17が撮像した画像を処理する画像処理部20dから構成されていて、載置台8を回転するモータ9の回転制御と、画像処理部20dが処理した画像から、容器2内に充填された液体中の異物を検出するようになっている。
なお、図1中、24がスリップリングである。
図2に示すように、保持杆19aと保持キャプ19bとの間にはキャップホルダーとしての胴体部20が設けられる。胴体部20の中には後述するように開口部から導入された照明についてその照射方向を変更する照射光変向手段21(照射光変向装置)が配置してある。
保持杆19aの上部先端部にはカムフォロー22が設けてある。検査ロータB、Cの位置では容器着脱のためにカムフォロー22により19(19a,19b)全体が持ち上がる。胴体部20と保持キャップ19bはベアリングで回転する機構となっている。従って、導体部を容器2と一体となって回転する保持キャップ19bで保持することで、導体部は、容器と一体となって回転する。
図3(図3(a)および図3(b))は、胴体部20および保持キャップ19bの詳細を示す。
図3(a)において、胴体部20は、円筒状形状をなし、上部側面に開口部31が形成してあり、開口部31は外部に配設された照明16に対向し、照明16から発せられた照明光(照射光)を胴体部内に導くことができる。
胴体内の上部には照明光変向手段21が配設してあり、側方からの照明光を垂直下方向に変向することができる。照明光変向手段21としては、例えばプリズムあるいはミラーを採用することができる。本例の場合、プリズムを使用した例を示す。以下、プリズム21として説明する。
保持キャップ19bは、図に示されるように、容器に向けて延在した内側配置の導光部19dを備えた構成とされ、円筒部19eと容器2に向けて次第に開口を大きく開口し、先端部が容器上端に達する開口部19fを備えている。また、導光部19dも容器2に向けて次第に開口を大きくした構成とされる。
保持キャップ19bはその円筒部19eが胴体部20の下方部に挿入配置されるように形成してあり、この挿入部と胴体部20の内周面との間にはベアリング32が設けてあり、胴体部20は回転可能に保持キャップ19bを保持することができる。
導光部19dは、ファイバー、アクリル樹脂あるいはガラスなどの導光材によって形成されており、照明光を透過させることができる。このため、図3(a)で示す構成にあっては、プリズム21によって方向が変更された照明光は導光部19dに導かれ、矢印に示すように導光部19d内を下方に向けて透過し、次第に開口した開口部19fによって容器2に対応した大きさまで外方に開いていく。このように容器2の大きさに対応した開口形状を有する開口部19fが採用される。この開口部19fが容器2に対する光導光部となる。従って、導光部19dの先端からは図4(a)に示すように、リング状に形成された光が照射される。ここではリング状照射光34と称することとする。
図3(a)の例では、導光部19dおよび保持キャップ19bは容器2に向けて次第に開口を大きくした構成としているが、図3(b)に示すように保持キャップ19bを円筒状に形成し、導光部19dを円柱状に構成してもよい。導光部19dを円柱状にした場合、導光部19dはキャップ2aに対向した配置とされ、保持キャップ19bの円筒状先端が容器2の上面に接する構成とされる。このように、導光部19dは容器2に向けて開口する開口部が形成される。この開口部から容器2の端面に向けて光照射がなされることになる。
図3(b)で示す構成にあっては図4(b)に示すように円状照射光35が形成される。
上述の例では、照明手段30を胴体部内に設けたプリズム21と胴体部側面に設けた開口部31および外部配置の照明16で形成しているが、照明16自体を胴体部内部の上部に設ける構成としてもよい。この場合に、照明16の設け方によって内部に照明光変向手段として、例えばカガミを設けるようにしてもよい。照明光としてLED光を用いることができ、LED光を所定の一定の間照射するようにすることができる。
また、照明手段30は、図5に示すように保持杆19aの上方に設けた照明16から照明光を胴体部20に取り入れるようにしても構成することができる。図5に示す例の場合に、保持杆19aは外周管19kと内部の導光部19hとから構成され、外面管19kが回転支持部材18によって保持され、導光部19hは回転支持部材18の上方に突き出た形となる。ここでは先の導光部19dと区別するために第1の導光部と称し、導光部19dを第2の導光部と称する。第1の導光部と第2の導光部とは同一の導光材で形成することができる。この例の場合、導光部19hの上端部位置においてカムフォローが連結される。
照明16からの照明光は導光部19hに導入されてこれの内部を透過し、胴体部20の内部に達し、導光部19dに導入される。胴体部20および導光部19dの構成は先に説明した通りである。従って、この例の場合、図2,図3に示す照射光変向手段21はなく、上方から、すなわち容器の上下方向に直線状の照射光が容器2内の液体に導入されることになる。液に透明度がある場合、液全体を照射することができる。このように光照射は内部を照らし、容器の面を照らさない構成としており、容器の面の影響(キズ、ホコリ等)を受けにくいものとすることができる。
次に前記構成された異物検査装置の作用を説明する。
生産ラインにより飲料や薬品等の液体が充填された透明な容器2は、生産ラインの搬送手段により連続的に搬送されて検査工程に達し、搬入ライン4により搬入ロータ5へと送り込まれる。
搬入ロータ5へ送り込まれた容器2は、搬入位置Bで検査ロータ3の載置台8上に設置された台座10上に載置された後、容器保持部材19の保持杆19の保持杆19aが下降することにより、台座10と保持キャップ19bとの間で容器2が上下方向から狭着される。
その後検査ロータ3の回転(公転)とともに、検査モード入力手段23から予めスリップリング24を介して各モータへパターン情報を配信しておき、動作中の現在角度情報によって予め入力された回転パターンが読み出され、制御手段200よりスリップリング24を介して検査ロータ3の各モータ9へ回転信号が出力されるため、モータ9は回転パターンに応じて台座10上の容器2を高速回転(自転)させる。
これによって容器2の液体内で浮遊していた異物が拡散された状態で、容器2は第1の検査位置14に達する。
検査位置14に達した容器2は、搬入位置が角度情報記憶部20cに記憶された基準位置、すなわち台座10の開口部が照明16と対向する位置に停止され、同時に制御手段200からの指令により照明16がストロボ発光される。
照明16から照射された光は、導光部19dに導かれ、導光部19dを透過した照射光の容器2内へ上面側より照射光として入射される。
このとき容器2内に充填されている液体中に異物が存在している場合は、入射された照射光が異物に反射するため、照明16に同期して動作する撮像手段17によりその画像が撮像される。
撮像手段17により撮像された画像は、制御手段200に取り込まれて画像処理部20dで画像処理され、異物のない正常時の画像と比較されて異物の検出が行われて、もし異物が発見された場合は、その容器2が載置された載置台8の番号が制御手段200に記憶される。
第1の検査載置14で検査が終了した容器2は、再び所定の回転パターンで高速回転されながら第2の検査位置15に達し、第2の検査位置15で同様に検査が行われ、第1の検査位置14で発見されなかった異物の検査が行われる。
その後、第2の検査位置15で検査の完了した容器2は、搬出位置Cに達して、搬送ロータ6により搬出ライン7へと搬出されるが、第1、第2検査位置14、15で異物が発見され、載置台8の番号が制御手段200に記憶された容器2は、搬送ロータ6により図示しない排出ラインへと振り分けられ、排出ラインにより不良品の保管場所へ排出される。
以下前記動作を繰り返して、生産ラインにより連続的に生産される容器2内の液体中に混入した異物を検出するもので、多品種少量生産ラインのように容器2内の形状や材質が種々変更になっても、照明手段の位置や撮像手段17の位置調整等の面倒な調整をほとんど必要とせずして容器2内の液体中に混入した異物の検出が行えるようになる。
以上のように、本実施例の異物検出装置100は、照明手段30を構成する照明16の照明光を容器2の上方から容器2に導く導光部19dを有して、少なくとも容器内の液体の上方部を照射する上部液照射手段(液照射手段)98を備えることになる。本例の場合、容器2の上端にキャップ2aがある場合に、キャップ2aの外側にリング状照射光34を形成したが、キャップ2aがない場合には導光部19dは中央のものとしてもよい。このように導光部19dを設けることによって照明光が発散されることが少なくなって、強い照明光を容器2内の液体に照射できることができ、粘性の大きな液体について検査する場合にあっても着実に撮像を行うことができる。
図6は、本発明の第2の実施例の構成を示す図である。先の実施例と同一の構成については同一の構成を付してあり、先の実施例の説明を援用するものとし、図6に開示していない事項については先の実施例を援用するものとする。
この実施例では導光部91d(19dに相当)からの照射光は容器2の底面側から照射されることを特徴とする。台座10の胴体は、図3の胴体部20に相当し、反射手段12は照明光変向手段21に相当する。
図6において、載置台8は円板により形成されていて、各載置台8の下方に図2に示すように設置されたモータ9により高速で回転されるようになっており、各載置台8上に、容器2を載置する台座10が着脱自在に設置されている。
台座10は図6に示すように、上部と下部に大径部10a、10bを有する筒体により形状されていて、下部の大径部10bに、載置台8上面に突設された嵌合部8aが下方から嵌合されており、上部の大径部10aには、上面に容器2の底部が上方より嵌合する凹入部10cが形成されている。
そして台座10内に反射手段12が取り付けられている。
反射手段12は、台座10の外周面に開口された開口部10dより入射した光を上方へと反射する反射ミラー12aと、反射ミラー12aを45度の角度で固定する固定台12bとから構成されていて、固定台12bの底部が台座10の大径部10a上面に固着具13により固着されている。
台座10の胴体内の中央部には上方に向けて導光部91dが配設してある。導光部91dはその外側の保持筒93を介して台座10の胴体に保持されている。
照射16(図示せず)から照射光は開口部10dから入射し、反射手段12によって垂直方向に変向され、導体部91に導光され、容器2の底部から照射される。
本実施例によれば、個別に設けられたモータ9により回転自在な複数の載置台8が円周方向に設けられ、かつ一定方向に回転される検査ロータ3と、検査ロータ3の検査位置に設置され、胴体が胴体部20を形成する台座10を介して前記台座上に載置された検査すべき容器2の底面側から容器内を照明する照明手段30と、照明手段を構成し、容器を挟んで対向するように設置され、照明手段から容器内に入射した光を反射する異物を撮像する撮像手段17と、載置台内に設けられ、照明16からの光を容器2の底面方向に反射する反射手段12と、反射された照明光を容器2内に導入する導体部91bと、検査位置において前記反射手段が前記照明手段または前記撮像手段と対向する位置に停止するようモータ9の回転を制御すると共に、前記撮像手段が撮像した画像から異物を検出する制御手段とを具備したことを特徴とする容器内の異物検査装置が構成される。この構成によれば、下部液照射手段99が形成される。
第一の実施例では導光部19dから集光した照射光を容器2の上部に上方から照射する上部液照射手段を形成し、第二の実施例では導光部91dから集光した照射光を容器2の底部に底面方向から照射する下部液照射手段を形成した。同様にして容器2の側方から導光部を用いて導光した照射光を側方から照射する側方照射手段を形成することができる。これらの3つの照射手段を組み合わせて一体化して用いることができ、撮像(例えば図5と図6の構成の一体化)タイミングをずらして設定することによって1つの撮像手段で複数部分の撮像が可能である。特に、容器2がキャップ2aを備えているような場合に、リング状照射光によって方向からの照射による撮像と、キャップ2の直下部に側方照射手段を設けて側方から照射を行うようにすると死角のまったくない撮像を行うことができるようになる。
また、第1、第2の検査位置14、15に上述した照射手段の内、異なった手段を設けるとより検査を確実なものとすることができる。
本発明の実施例のシステムを示す構成図。 本発明の実施例の構成を示す正面図。 図3の示す構成の一部についての断面図。 リング状照明光の形成状態を示す図。 照射手段についての他の例を示す構成図。 本発明の他の実施例の構成を示す断面図。
符号の説明
1…本体、1a…追従台、2…容器(シリンジ)、3…検査ロータ(検査台)、4…搬入ライン、5…搬入ロータ、8…載置台、10…台座、14,15…検査位置、16…照明、17…撮像手段(撮像装置)、18…回転支持部材、19…容器保持部材、19a…保持杆、19b…保持キャップ、19d,91d…導光部(第1の導光部)、19e…円筒部、19f…開口部、19h…導光部(第2の導光部)、20…胴体部、21…照射光変向手段(プリズム)、30…照明手段、31…開口部、32…ベアリング、34…リング状照射光、98…上部液照射手段、99…下部液照射手段、100…異物検出装置。

Claims (7)

  1. 容器を載置し、それぞれ保持する台座を備えた移動可能な検査台と、該検査台を駆動する駆動源と、各台座を回転駆動するモータと、前記台座に保持される容器の内部を照明する照明手段と、容器内を通過した照明光が容器内の異物によって反射された反射光によって異物の撮像を行う撮像手段と、を備えた容器内の液体に混入した異物を検出する容器内の異物検出装置において、
    前記照明手段からの照明光を容器の上方、下側および側方のいずれかの方向から該容器に導く導光材によって円筒あるいは円柱形成とされ、該容器に向けて延在し、開口する光導光部が該容器の上下方向に照射光を該容器内の液体に導入させるようにした導光部を有して、容器内の液体を照射する液照射手段を備えること
    を特徴とする容器内の異物検出装置。
  2. 請求項1において、前記導光部は、該容器が備えるキャップの外側に形成されて、照明光を該容器に導くことを特徴とする容器内の異物検出装置。
  3. 容器を載置し、それぞれ保持する台座を円周上に備えて円周上を回転可能な検査台と、
    該検査台を回転駆動する駆動源と、各台座を回転駆動するモータと、前記台座に保持される容器の内部を照明する照明手段と、容器内を通過した照明光が容器内の異物によって反射された反射光によって異物の撮像を行う撮像手段と、前記駆動源および前記モータの回転を制御して、前記台座を検査位置に制御する制御手段を備えた容器内の液体に混入した異物を検出する容器内の異物検出装置において、
    前記照明手段からの照明光を容器の上方、下側および側方のいずれかの方向から該容器に導く導光材によって円筒あるいは円柱形成とされ、該容器に向けて延在し、開口する光導光部が該容器の上下方向に直線状の照射光を該容器内の液体に導入させるようにした導光部を有して、該導光部を該容器と一体となって回転する回転部材で保持することで該容器と一体となって回転するように設けられ、容器内の液体を照射する液照射手段を備えること
    を特徴とする容器内の異物検出装置。
  4. 請求項3において、前記照明手段は、前記導光部との間にベアリングが設けられて固定され、側方に開口部を備えた胴体部を有し、該開口部を介して導入された照明光を角度変向する角度変向手段を有して構成されることを特徴とする容器内の異物検出装置。
  5. 請求項3において、前記照明手段は、前記導光部との間にベアリングが設けられて固定され、内部に照明部を備えた胴体部を有し、照明部からの照明光を前記導光部に導光するように構成されることを特徴とする容器内の異物検出装置。
  6. 請求項3において、前記照明手段は、前記導光部との間にベアリングが設けられて固定され、上方に開口部を備えた胴体部を有し、前記胴体部には、細長い空洞が形成され、容器を保持する保持杆が接続されて、該保持杆の外方から導入された照明光は前記空洞を介して前記開口部に導入されるようにして構成され、さらに前記導光部は、該容器が備えるキャップの外側に形成されて、照射光を該容器に導くことを特徴とする容器内の異物検出装置。
  7. 容器を載置し、それぞれ保持する台座を備えた移動可能な検査台と、該検査台を駆動する駆動源と、各台座を回転駆動するモータと、前記台座に保持される容器の内部を照明する照明手段と、容器内を通過した照明光が容器内の異物によって反射された反射光によって異物の撮像を行う撮像手段と、前記照明手段からの照明光を該容器に導く導光部を有して、容器内の液体を照射する照射手段を備え、前記導光部は、導光材によって円筒あるいは円柱に形成され、容器に向けて延在し、開口する開口部が形成される光導光部を有する容器内の異物検出装置を用いた容器内の異物検査方法において、
    前記光導光部の、容器に向けて延在し、開口する開口部が、該容器の上下方向に直線状の照射光を該容器内の液体に導入させるようにして、容器内の異物によって反射された反射光によって異物の撮像を行うことを特徴とする容器内の異物検出方法。
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