JP3091268B2 - 筒状体内底面検査装置 - Google Patents

筒状体内底面検査装置

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JP3091268B2
JP3091268B2 JP03217084A JP21708491A JP3091268B2 JP 3091268 B2 JP3091268 B2 JP 3091268B2 JP 03217084 A JP03217084 A JP 03217084A JP 21708491 A JP21708491 A JP 21708491A JP 3091268 B2 JP3091268 B2 JP 3091268B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒状体の内底面を撮像
してその品質を検査する筒状体内底面検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ラミネートチューブのような絞り
出し口を有する筒状体内底面のキズ、ゴミ等の不良を検
査する方法としては、目視検査によって人間が検査を行
う方法が主であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方式で
は、検査の能率に限度があり、ラミネートチューブの他
の製造工程を自動化、高速化しても、この検査工程で全
体の速度が制限され、また完全な自動化が図れないとい
う問題点があった。
【0004】また、そのような筒状体の内底面検査を正
確に行なうことのできる画像処理装置を提供することは
困難な問題であった。
【0005】本発明の目的は、筒状体の内底面を高速か
つ自動的にしかも正確に撮像、検査し、その画像を固定
部に伝送する筒状体内底面検査装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、内底面の中央に絞り出し口
を有する筒状体(T)を保持して自転と自転停止を繰り
返すホルダ(H)と、筒状体(T)内にその軸心から偏
心するように挿入され、下端で投受光するボアスコープ
挿入部(53)と、前記ホルダ(H)が自転を停止する
都度前記ボアスコープ挿入部(53)を介し筒状体
(T)の内底面を分割して撮像するカメラ(42a〜4
2l)と、前記カメラ(42a〜42l)により分割し
て撮像された画像を記憶する記憶手段(20a〜20
d,21a〜21d)と、前記記憶手段(20a〜20
d,21a〜21d)によって記憶された画像を2値化
し、そのデータにより筒状体(T)の内底面の正常・異
常について判定する判定手段(90A,90B)とを有
する筒状体内底面検査装置であって、前記カメラ(42
a〜42l)により分割して撮像された画像を絞り出し
口の内面(E)を含む中央部(S)と周縁部(C)とに
分割して記憶手段(20a〜20d,21a〜21d)
で記憶し、前記記憶手段(20a〜20d,21a〜2
1d)によって記憶された中央部(S)と周縁部(C)
の画像を各々異なる基準で2値化し、そのデータにより
筒状体内底面の正常・異常について判定手段(90A,
90B)で判定する筒状体内底面検査装置を採用する。
【0007】削除
【0008】
【作用】請求項1に係る発明によれば、筒状体の絞り出
し口を有する底面を撮像し、撮像された画像を撮像手段
で記憶する。撮像のためのボアスコープ挿入部(53)
は筒状体(T)の軸心から偏心するように筒状体(T)
内に挿入され、下端で投受光するようになっており、ま
たカメラは筒状体を保持するホルダが自転を停止する都
度底面を撮像するので、絞り出し口内をもその全周にわ
たり写すことができる。
【0009】また、カメラ(42a〜42l)により撮
像された画像を絞り出し口の内面(E)を含む中央部
(S)と周縁部(C)とに分割して記憶手段(20a〜
20d,21a〜21d)で記憶する。判定手段(90
A,90B)は、この分割して記憶された映像を個々に
2値化して、別個の判定基準で判定を行なう。すなわち
底面の縁部分については、通常画像が黒くなるために
り出し口の内面を含んだ中央部分と明暗の差が生じ、同
じ2値化レベルでは、内底面のキズやゴミを発見できな
くなる。それを防ぐために、内底面を絞り出し口を有す
る中央部分と縁部分との2つに分割して、それぞれの基
準に基づいて2値化を行ない、2つの部分を別個に判定
することにより、それぞれの部分に応じた正確な判定を
行なうことができる。判定手段(90A,90B)は2
値化した画像のデータにより筒状体(T)の底面の正常
・異常について判定する。
【0010】
【実施例】次に、本発明の好ましい実施例を図面に基づ
いて説明する。本実施例は、本発明の撮像対象又は検査
対象である筒状体をラミネートチューブとした例につい
て開示したものである。
【0011】次に、ロータリ式チューブ検査機の構成に
ついて図1、図2、図3及び図9を参照して説明する。
このロータリ式チューブ検査機2は、基台35と、モー
タ36と、回転軸37と、回転検査台12と、カム46
と、カムフォロア47と、ホルダ昇降回転軸48と、セ
ンタリング治具38と、チューブ内検査装置39と、V
IDEOセレクタ43と、混合器44と、アンテナ部4
5と、回転レゾルバ49と、固定レゾルバ50と、光量
チェッカ51と、カムポジショナ87と、判別装置84
と、を備えている。ここに、モータ36、回転軸37及
び回転検査台12は移送手段を構成している。チューブ
内検査装置39は撮像手段を構成している。また、以上
は筒状体内底面撮像装置を構成している。さらに、アン
テナ部45は信号授受手段を構成している。そして、判
別装置84は判別手段を構成している。
【0012】基台35上には図示しない固定軸が設けら
れ、管状の回転軸37が固定軸と軸心を共有し、かつ固
定軸を被うように設けられている。回転軸37はモータ
36により回転駆動されるように構成されている。また
固定軸と回転軸37の角度位置を計測するために回転レ
ゾルバ49と固定レゾルバ50とが設けられている。回
転検査台12は回転軸37に結合されており、回転軸3
7の回転に伴って回転する。回転検査台12上にはホル
ダHが載置可能となっている。ホルダHはホルダ昇降回
転軸48により昇降及び回転駆動される。ホルダ昇降回
転軸48の昇降動作はカム46とホルダ昇降回転軸48
の下端に設けられたカムフォロア47によって行われ
る。ホルダHにはラミネートチューブTの絞り出し口側
が嵌挿可能となっている。また、ラミネートチューブT
の尾部側を円形に保持するセンタリング治具38がホル
ダHの上方に支持されている。ラミネートチューブTの
内部を検査するチューブ内検査装置39は、チューブ内
挿入部40と、ボアスコープ41と、CCDカメラ42
と、を有している。ボアスコープ41は、ボアスコープ
本体52とボアスコープ挿入部53とを含んでいる。チ
ューブ内挿入部40はボアスコープ挿入部53と、発光
ダイオード部54と、フォトセンサ部55と、を含んで
いる。このうち、ボアスコープ挿入部53はラミネート
チューブTの図上内底面側、すなわち絞り出し口側を主
として検査し、発光ダイオード部54及びフォトセンサ
部55はラミネートチューブTの内側面を主として検査
する。ロータリ式チューブ検査機2には12個のチュー
ブ内検査装置39が設けられており、カムフォロア47
及びホルダ昇降回転軸48も12個設けられている。こ
れらの個数は12個には限定されず他の数であってもよ
い。各チューブ内検査装置39はリード線によりVID
EOセレクタ43に接続され、VIDEOセレクタ43
は混合器44に接続されている。混合器44はアンテナ
部45に接続されている。アンテナ部45は判別装置8
4に接続されている。
【0013】次に、ロータリ式チューブ検査機2の動作
を図1及び図2を参照して説明する。
【0014】図1において、ラミネートチューブTはホ
ルダH上に載置され搬送コンベア9等によりスターホイ
ル11に搬送される。スターホイル11はラミネートチ
ューブTをホルダHごとロータリ式チューブ検査機2の
回転検査台12上に取り込む。回転する回転検査台12
上に取り込まれた後、ホルダHはカム46のカム曲線に
したがいホルダ昇降回転軸48の昇降に伴ってホルダH
が固定され、かつホルダ昇降回転軸48の軸のまわりに
間欠回転運動を行う。すなわち、図2に示すように、回
転検査台12の回転方向に公転しながら自転を行うが、
その際に図上P1 、P2 、P3 、P4 の位置においては
自転を所定の時間一時停止する。センタリング治具38
の下降により円形に保持されたチューブ内部にチューブ
内検査装置39の後方に設けられたカムフォロワ40a
が溝40bをスライドすることにより下降してチューブ
内検査装置39のチューブ内挿入部40が挿入される。
このように、チューブ内部にチューブ内挿入部40が挿
入された状態で、ラミネートチューブTは位置P1 〜P
4 間において間欠的に自転運動を行うことにより、チュ
ーブ内検査装置39を用いてこの区間でチューブ内底面
及びチューブ内側面の検査を行うことができる。この間
欠的自転運動は、筒状体と撮像手段との間の相対的平面
移動に相当している。1つのチューブについて検査が終
了すると、検査によって不良品とされたラミネートチュ
ーブTが排出される。また、チューブ内挿入部40はラ
ミネートチューブTの内部に挿入される前に光量チェッ
カ51により発光部の光量が所定の光量に達しているか
チェックされ、その結果はデータ処理時に反映される。
又、光量が基準値以下の場合は、その光量によってチェ
ックされたチューブをNGとし、警報を発し、部品の取
替等を行なうこともできる。
【0015】次に、チューブ内挿入部53の詳細な構成
を図5に基づいて説明する。
【0016】図5(A)は、ラミネートチューブT内に
挿入された状態のチューブ内挿入部40のI−I方向の
断面を示している。また、図5(C)はII−II方向
の断面図、図5(D)はIII−III方向の断面図で
ある。
【0017】チューブ内挿入部40は、ボアスコープ4
1の発光ダイオード部54に、接合金具56がボルト5
7を介して取り付けられ、接合金具56に発光ダイオー
ド部54とフォトセンサ55a、55b、55c、55
d、55e、55fとが取り付けられている。
【0018】ボアスコープ挿入部53の断面図を図5
(B)に示す。ボアスコープ挿入部53は、ステンレス
チューブ58の内部に画像を撮像するレンズ部60が設
けられ、その周囲に細いグラスファイバを含む光源用フ
ァイバ部59が設けられている。図では、ボアスコープ
挿入部53の端面Sはボアスコープ挿入部53の軸心に
垂直であるが、これは軸心に対しある角度をもつように
斜めにカットされた形状であってもよい。この場合には
垂直下方のみならず斜め方向にも視野が拡大する。ま
た、ボアスコープ挿入部53はラミネートチューブTの
軸心から偏心しているが、その位置関係を図4(A)及
び図4(C)に示す。すなわち、この場合のボアスコー
プ挿入部53の検査可能領域F1 は、正方形状のカメラ
視野からマスク部(ハッチ部分)を除いた4分円形の部
分となる。ラミネートチューブTは、図2に示したよう
に間欠的に自転運動を行い位置P1 、P2 、P3 、P4
において自転を一時停止するから、位置P1 での停止時
に図4(C)における検査可能領域F1 を検査すること
ができ、位置P2 での停止時には検査可能領域F2 を検
査することができる。以下、同様にして位置P3 での停
止時に検査可能領域F3を、位置P4 での停止時に検査
可能領域F4 を、それぞれ検査することができる。この
ように、図4(A)及び図4(C)に示すように検査領
域を分割し、かつ内底面に接近して撮像、検査すること
により、図4(B)及び(D)に示すようにラミネート
チューブTの軸心にボアスコープ挿入部53をすえ1つ
の検査領域として検査するのに比べ、さらに解像度を向
上させることができ、より微細な混入物、キズ等の不良
を検出することが可能となる。検査領域の分割は4分割
に限定されず、他の数であってもかまわない。
【0019】一方、発光ダイオード部54は、ラミネー
トチューブTの内底面から上部開口面までをカバーする
長さを有しており、内側面を上端から下端まで照らすこ
とができる。各フォトセンサ55a〜55fは、発光ダ
イオード部54をはさんで両側に3個ずつ設けられ、図
5(C)に示すように検査領域がオーバラップするよう
に設けられている。このように構成することにより、フ
ォトセンサ55a〜55fは、ラミネートチューブTが
自転している期間、すなわち図2において各位置P1
2 、P3 、P4 で自転を停止する期間を除いた期間
中、内側面を検査することができる。ここにおいて、フ
ォトセンサ55a〜55fは1列に設けてもよく、ある
いは、フォトセンサ以外の他の光電変換素子、例えばC
CD素子等であってもよい。
【0020】次に、チューブ内検査装置39において検
出した検査情報の処理について説明する。CCDカメラ
42において検出されたラミネートチューブTの内底面
の画像情報はビデオ信号化され、フォトセンサ部55に
おいて検出されたラミネートチューブTの内側面の検査
情報は音声信号化されて、両者が混合され、外部に伝送
されてラミネートチューブTの良否が判別される。図9
は、CCDカメラ42において検出されたラミネートチ
ューブTの内底面の画像情報処理の流れを示すブロック
図である。図9は、回転部85と固定部86とに大別さ
れる。回転部85は12個のCCDカメラ42a〜42
lを3つのカメラごとに4つのグループに分け3つのカ
メラのうち1つを選択して、その画像情報を選択するV
IDEOセレクタ43a、43b、43c、43dを有
する。VIDEOセレクタ43a、43b、43c、4
3dによって選択された画像情報はRFコンバータ44
a、44b、44c、44dで変換され、その情報は、
RF増幅器によって増幅される。RF増幅器によって増
幅された信号はBand Pass Filter(バ
ンドパスフィルタ)を介し混合器94に送られミキシン
グされる。混合器94から出力された信号はBPF95
を通ってアンテナ部45に送られる。アンテナ部45は
回転部85とともに回転する回転部と、チューナ89a
〜89d、ビデオイメージチェッカ90A、90B等か
らなる画像処理機能を有する固定部とからなる。
【0021】以下、固定部86を詳細に説明すると、ア
ンテナ部45の回転部分から発振されアンテナ部45の
固定部分によって受信した画像情報を4つのチューナー
89a,89b,89c,89dに分配する分配器88
と、分配器88から前述した4つのRFコンバータ44
a、44b、44c、44dによって変換された周波数
に対応したチューナ89a、89b、89c、89d
と、上記した4つのチューナ89a、89b、89c、
89dで再現された画像を記録するメモリ部20a、2
0b、20c、20d、21a、21b、21c、21
dとを有する。
【0022】そしてこれらのメモリ部に記憶された画像
データを処理するヒデオイメージチェッカ90A、90
Bに送信される。ビデオイメージチェッカ90A、90
Bで処理されたデータは出力アンプを介して、判定出力
がなされる。
【0023】一方、ビデオイメージチェッカ90A、9
0Bから水平垂直同期信号がそれぞれ出力され、信号増
幅器92a、92bにより増幅された後、信号増幅器9
2a、92bからの信号は回転部85へ送信するため
に、それぞれ増幅器93a、93b、93c、93dに
送信され増幅される。その後、その増幅器93a、93
b、93c、93dからの信号は混合器94a、94b
でミキシングされ、その後B.P.F94c、94dを
介してアンテナ部45の固定部分から回転部分を介して
回転部85に送られる。アンテナ部の回転部分で受信さ
れた信号は、分配器95によって、2組の受信側のAM
Pに振り分けられる。AMP96a、96b、96c、
96dから出た信号はバッファ97a、バッファ97h
を介してCCDカメラ42a〜42lに振り分けられ
る。この同期信号をCCDカメラから画像とともに送信
し、その同期信号によって画像を識別する。
【0024】ここで、チューブ内検査装置39において
検出した検査情報の処理について説明する。各CCDカ
メラ42a〜42lからのラミネートチューブTの内底
面の画像情報は、回転レゾルバ49の検出した回転検査
台12の角度位置と、カムポジショナ87の検出したカ
ムフォロア47の高さ位置とから情報を取り入れるべき
カメラをVIDEOセレクタ43a〜43dが特定し、
そのカメラから画像情報のみを選択して取り入れ、混合
器44に伝達する。図2から明らかなように、あるラミ
ネートチューブTが位置P4 に達した時には、既に位置
3 、位置P2、位置P1 にも後続のラミネートチュー
ブTが達しているため、同時に4つのカメラからの画像
情報が取り込まれる。混合器94はこれらの4つの画像
情報を混合してB.P.F.95を介してアンテナ部4
5の回転部分に出力する。アンテナ部45の固定部分に
より受信された混合画像情報は、分配器88により、周
波数帯域を分割されて各チューナ89a〜89hに送ら
れ情報信号が検波される。各チューナ89a〜89dの
うち、チューナ89a、89bからの情報信号はビデオ
イメージチェッカ90Aに送られる。また、チューナ8
9c、89dからの情報信号はビデオイメージチェッカ
90Bに送られる。
【0025】チューナ89aにおけるラミネートチュー
ブTの底面の画像は、筒状体の絞り出し口の内面を含む
中央部S(図6(A))と周縁部C(図6(B))とに
分かれ、対応する画像すなわち中央部Sをメモリ部20
a(図9)に、周縁部Cをメモリ部20b(図9)に夫
々記憶する。同様に、位置P1 、P2 、P3 、P4 のそ
れぞれの領域を対応するメモリ部20a〜20d及び2
1a〜21dに分けて記憶する。このように20a、2
0bに記憶された中央部Sと周縁部Cの画像はビデオイ
メージチェッカA90Aに送られ、ビデオイメージチェ
ッカA90Aでは、中央部Sと周縁部Cの画像をそれぞ
れ別の基準で2値化する。すなわち、絞り出し口の内面
Eを含む中央部Sは通常明るいのでそのデータを基準と
して2値化し、周縁部Cは絞り出し口の内面Eを含む中
央部Sに比して暗くなるのでその明るさを基準として、
2値化を行なう。このように中央部Sと周縁部Cとをそ
れぞれ別の基準で2値化するために、周縁部Cには周縁
部Cの基準を適用して2値化し、中央部Sの2値化した
結果の判定の精度を低下させることがない。また、この
ように中央部Sと周縁部Cとを別個に分けて2値化する
結果、チューブ内の絞り出し口Eが広い範囲にわたって
画像に取り込むことができ、この部分の画像をチェック
することができる。周縁部Cにおいては、円筒部の側壁
部分と底面との接合部分周辺に付着したキズ、ゴミ等の
付着を検出することができる。
【0026】ビデオイメージチェッカA90Aにおいて
2値化した結果、キズ、ゴミ等が発見されなければOK
信号を、それらが発見されればNG信号を出力アンプ9
1に出力し、増幅された信号が判定出力として出力され
る。チューナ89c、89dからの情報信号はビデオイ
メージチェッカ90Bに送られて同様の処理が行なわれ
る。良・不良の判別は、例えば画像情報信号を明度によ
り2値化して、暗部の画素の個数により判別する。
【0027】次に、撮像手段としてのカメラ42a〜4
2l、RFコンバータ44a〜44d、混合器94を通
った画像を伝送する伝送手段としてのアンテナ部45の
構成の例について、図7を用いて説明する。アンテナ部
45は、送信アンテナ74及び受信アンテナ75と、こ
れらを電磁シールドする電磁シールド用カバーと各アン
テナの取付金具76、77と、信号を供給するリード線
81、82とを有している。送信アンテナ74と受信ア
ンテナ75は非接触状態で、回転部が回転しても互いに
常に対向しており、情報信号を安定的に授受できるう
え、電磁シールド用カバーにより電磁シールドされてい
るので外部からのノイズの影響を受けることがない。
【0028】図8はカメラとビデオイメージチェッカA
90A及びビデオイメージチェッカB90Bの動作タイ
ミングチャートである。
【0029】このように動作させることにより、高価な
ビデオイメージチェッカの数を減らし、少ないビデオイ
メージチェッカを効率的に動作させることができる。
【0030】削除
【0031】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、内底面
中央に絞り出し口を有する筒状体を保持して自転と自転
停止を繰り返すホルダと、筒状体内にその軸心から偏心
するように挿入され、下端で投受光するボアスコープ挿
入部と、前記ホルダが自転を停止する都度前記ボアスコ
ープ挿入部を介し筒状体の内底面を分割して撮像するカ
メラと、前記カメラにより分割して撮像された画像を記
憶する記憶手段と、前記記憶手段によって記憶された画
像を2値化し、そのデータにより筒状体の内底面の正常
・異常について判定する判定手段とを有する筒状体内底
面検査装置であって、前記カメラにより分割して撮像さ
れた画像を絞り出し口の内面を含む中央部と周縁部とに
分割して記憶手段で記憶し、前記記憶手段によって記憶
された中央部と周縁部の画像を各々異なる基準で2値化
し、そのデータにより筒状体内底面の正常・異常につい
て判定手段で判定する筒状体内底面検査装置であること
から、筒状体の絞り出し口内をもその全内周にわたり適
正に検査することができる。また、前記カメラにより撮
像された画像を絞り出し口の内面を含む中央部と周縁部
とに分割して記憶手段で記憶し、前記記憶手段によって
記憶された複数の画像を異なる基準で2値化し、そのデ
ータにより筒状体の内面の正常・異常について判定手段
で判定することができることから、筒状体内底面の中央
部と周縁部とに明暗の差が生じたとしてもキズやゴミを
発見することができ夫々の部分に応じて正確な判定を行
なうことができる。
【0032】削除
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は本発明の画像処理装置を用いたチュー
ブ検査システムの構成図である。
【図2】本発明の画像処理装置を用いたロータリ式チュ
ーブ検査機の動作を説明図である。
【図3】本発明の画像処理装置を用いたロータリ式チュ
ーブ検査機の構成を示す説明図である。
【図4】ラミネートチューブ内に挿入されるチューブ内
挿入部を示す断面図である。
【図5】チューブ内挿入部の構成を示す説明図である。
【図6】CCDカメラの検出したラミネートチューブ内
底面の画像情報処理を示す説明図である。
【図7】アンテナ部の構成図である。
【図8】カメラとコントローラの動作タイミングチャー
トである。
【図9】本発明の画像処理装置のブロック図である。
【符号の説明】
1…チューブ挿入部 2…ロータリ式チューブ検査機 3…チューブ取出し部 4…搬送装置 5…緊急排出用コンベア 6…集積コンベア 7…プッシャ 8…チューブ挿入治具
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/88 G01N 21/90 G06T 7/00 H04N 7/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内底面の中央に絞り出し口を有する筒状
    体を保持して自転と自転停止を繰り返すホルダと、筒状
    内にその軸心から偏心するように挿入され、下端で投
    受光するボアスコープ挿入部と、前記ホルダが自転を停
    止する都度前記ボアスコープ挿入部を介し筒状体の内底
    を分割して撮像するカメラと、前記カメラにより分割
    して撮像された画像を記憶する記憶手段と、前記記憶手
    段によって記憶された画像を2値化し、そのデータによ
    り筒状体の内底面の正常・異常について判定する判定手
    段とを有する筒状体内底面検査装置であって、前記カメ
    ラにより分割して撮像された画像を絞り出し口の内面を
    含む中央部と周縁部とに分割して記憶手段で記憶し、前
    記記憶手段によって記憶された中央部と周縁部の画像を
    各々異なる基準で2値化し、そのデータにより筒状体内
    底面の正常・異常について判定手段で判定することを特
    徴とする筒状体内底面検査装置
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