JP2992110B2 - 筒状体検査装置 - Google Patents

筒状体検査装置

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JP2992110B2 JP3067218A JP6721891A JP2992110B2 JP 2992110 B2 JP2992110 B2 JP 2992110B2 JP 3067218 A JP3067218 A JP 3067218A JP 6721891 A JP6721891 A JP 6721891A JP 2992110 B2 JP2992110 B2 JP 2992110B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒状体検査装置、特
に、筒状体の外面と内面を同時に検査する筒状体検査装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラミネートチューブのような筒状
体の外面にマークされたレジマークにより筒状体の位置
を確認する検査装置はこれまでになく、あえて外面検査
を行なうとすれば人間が目視検査を行なわなけれなばら
なかった。さらに、前記したような筒状体の内面を検査
する筒状体検査装置もなく筒状体の外面と内面を検査す
るには外面検査後に内面検査を行なわなければならなか
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方式で
は、検査の能率に限度があり、この検査工程で全体の工
程の速度が制限され、また完全な自動化も図れないとい
う問題点があった。本発明の目的は、筒状体の外面と内
面とを同時に高速かつ自動的に撮像、検査し外面検査の
結果の画像を内面の検査結果の画像に重ね処理し得る筒
状体検査装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を有する本発明
は、一方端に底面を有する筒状体を載置し、回転する回
転検査台と、回転検査台上に設けられ筒状体を保持し、
回転検査台の回転に応じて、筒状体を所定角度に亘って
断続的に回転させる回転保持部と、筒状体の回転中に、
回転保持部に保持された筒状体の外側面を検査するた
め、筒状体の外側面近傍に検査手段を有する筒状体外側
面検査手段と、筒状体の停止中に筒状体の内面を検査す
るため筒状体の内側面に検査手段を有する筒状体内側面
手段とを備え、外側面検査手段によって筒状体の外側面
に異常があった場合に、内面の処理画像を異常画像に切
換えるようにした。
【0005】
【作用】上記構成を有する本発明の筒状体検査装置は、
被検査体である筒状体を回転検査台上に設けられた回転
検査台の回転に応じて回転する回転保持部に保持する。
回転保持部は筒状体を所定角度に亘って断続的に回転さ
せる。その筒状体の外側面に近接して、外側面検査手段
が備えられており、筒状体の回転中に筒状体の外側面に
記入された標識をセンサで読み取ってその状態をチェッ
クしそのチェック状態によって規格に合わない筒状体を
排除する信号を送出する。
【0006】さらに、所定角度の回転後に一定期間その
回転が中止される。その期間内に筒状の内面が撮像さ
れ、その画像データを2値化することによって内面のキ
ズ等を発見しその後、外側面検査手段によって筒状体の
外側面に異常があった場合に、内面の画像を異常画像に
切換えるようにした。このように被検査体の筒状体を所
定角度だけ回転し、その後停止することを繰り返しなが
ら回転時には筒状体の外側面を停止中には筒状体の内側
面を自動的に検査し、外面検査の結果に異常があれば、
内面の画像を異常画像に切換えることにした。いいかえ
れば、外面検査の結果を内面の検査時の信号に置き換え
る。従って、内面の検査と外面の検査の結果を同じ画像
で処理するので画像処理を効率的に行なうことができ
る。
【0007】
【実施例】次に本発明の好適な実施例を図面に基づいて
説明する。本実施例は、本発明の撮像対象又は検査対象
である筒状体をラミネートチューブとした例について開
示するものである。図1は、本発明の実施例を用いたチ
ューブ検査システムの構成を示したものである。このチ
ューブ検査システム200は、チューブ挿入部1と、筒
状体検査装置2と、チューブ取出し部3と、搬送装置4
と、緊急排出用コンベア5と、を備えている。
【0008】チューブ挿入部1は、集積コンベア6と、
プッシャー7と、チューブ挿入治具8と、を有してい
る。筒状体検査装置2は、回転検査台12と、不良品排
出兼用スターホイル13と、不良品排出用シュート14
と、不良品プール15と、を有している。チューブ取出
し部3は、ストッパ19、ストッパ21と、チューブ取
出しピックアンドプレース20と、ピッチ修正治具22
と、箱搬送コンベア23と、箱押え装置24a、24b
と、箱ストッパ25a、25bと、チューブ集積コンベ
ア26と、チューブ箱詰装置27と、を有している。搬
送装置4は、搬送コンベア9と、タイミングスクリュー
10と、スターホイル11と、不良品排出兼用スターホ
イル13と、継ぎスクリュー16と、振分けスターホイ
ル17と、良品搬送コンベア18と、空ホルダー搬送コ
ンベア29、空ホルダー搬送コンベア30と、合流装置
31と、空ホルダー搬送コンベア32とを有している。
次に、この筒状体検査装置2の動作を説明する。
【0009】ラミネートチューブTは、前工程Aから搬
送され、集積コンベア6により集積される。この後、プ
ッシャー7によって所定本数ずつ一括して押出され、チ
ューブ挿入治具8によって搬送コンベア9上のホルダー
Hに載せられる。ラミネートチューブTはホルダーHに
載った状態で搬送コンベア9により筒状体検査装置2の
方向に搬送される。筒状体検査装置2の近傍に到達する
と、まずスクリュー状のタイミングスクリュー10によ
って、各ホルダーHは所定の間隔を配されて進行し、星
形状のスターホイル11によって筒状体検査装置2の回
転検査台12上に載せられる。回転検査台12は、図上
時計方向に回転しており、回転しながら、ラミネートチ
ューブTの外面及び内面を検査する。筒状体検査装置2
の詳細な構成と動作については後に詳述する。検査の結
果、不良品と判断された場合は、星形状の不良品排出兼
用スターホイル13において、ホルダーHのみを残し不
良品のラミネートチューブTのみが上方に取り出されて
排出され、不良品排出用シュート14を経て不良品プー
ル15に集積される。良品のラミネートチューブT及び
ホルダーHと、不良品のラミネートチューブTが排出さ
れて残ったホルダーHのみとは、スクリュー状の継ぎス
クリュー16により振分けスターホイル17に搬送され
る。振分けスターホイル17は、良品のラミネートチュ
ーブTとホルダーHとを良品搬送コンベア18に載せ、
不良品のラミネートチューブTが排出された空ホルダー
は空ホルダー搬送コンベア30に載せるように振り分け
られる。良品搬送コンベア18によって搬送された良品
のラミネートチューブTとホルダーHは、良品搬送コン
ベア18によりチューブ取出し部3に搬送される。チュ
ーブ取出し部3においては、まずストッパ21と、次い
でストッパ19により所定の本数のラミネートチューブ
T及びホルダーHが止められ、チューブ取出しピックア
ンドプレース20によってラミネートチューブTのみが
良品搬送コンベア18上から取り出される。次いで、こ
れらのラミネートチューブTはピッチ修正治具22によ
って配列のピッチを修正され、チューブ集積コンベア2
6によりチューブ箱詰装置27近傍に集積される。一
方、ラミネートチューブTの集積位置の下方には箱搬送
コンベア23が設けられており、前工程Bから空箱Eが
搬送される。空箱Eは箱押え装置24a、24b及び箱
ストッパ25a、25bによって止められ、適宜チュー
ブ箱詰装置27の下部へ移送される。チューブ箱詰装置
27は、集積されたラミネートチューブTを所定の本数
ずつ空箱Eに箱詰めする。箱詰めが完了した箱は、箱搬
送コンベア23により次の工程Cへ搬送される。チュー
ブ取出しピックアンドプレース20によってラミネート
チューブTのみが取り出されたホルダーHは、空ホルダ
ー搬送コンベア29により合流装置31に搬送される。
また、振分けスターホイル17で振り分けられた空ホル
ダーも合流装置31に搬送される。合流装置31は2つ
のタイミングスクリューを有しており、これらの空ホル
ダーHを一列に合流させて空ホルダー搬送コンベア32
に載せる。空ホルダー搬送コンベア32は、空ホルダー
をチューブ挿入部1に搬送し搬送コンベア9に接続す
る。
【0010】このようにして、ラミネートチューブTの
製造工程中においてラミネートチューブTの外面及び内
面を自動的に検査することができる。次に、本発明の実
施例である筒状体検査装置2の構成について図面を参照
して説明する。この筒状体検査装置2は、図2に示すよ
うに外側面検査手段としての光センサ95、96とを備
える。光センサ95、96はチューブの外側面に隣接す
るようにそのセンサ部を配置している。そしてその光セ
ンサ95、96とチューブの外側面にマークされた位置
マーク100の位置によってチューブの位置を判断し、
OKかNGを判別する。一方、回転検査台12の回転面
には12個の検査ステーションE1 〜E12が設けられて
いる。その検査ステーションE1 〜E12の位置は、回転
検査台12の回転面を30°ごとに12分割して、同一
円周X1 上に配置される。
【0011】一方、12個の検査ステーションE1 〜E
12に対応したペンシル型エアシリンダ97が回転検査台
12の下方に配置されたプレート98上に配置されてい
る。エアシリンダ97CY1 〜CY12は中心0から等間
隔で形成された6つの同心円C1 、C2 、C3 、C4
5 、C6 と、中心0から各検査ステーションに引かれ
た直線と同心円との交点に対応するプレート98上に夫
々配置されている。
【0012】さらに回転検査台12の下面には、近接ス
イッチ99が配置されており、検査ステーションE1
12でチューブの外面に異常が発見された場合にエアシ
リンダ97のヘッド100をエアで上昇させ、上昇して
いるヘッド100について、所定の位置に配置された近
接スイッチ99によって検出されるようになっている。
【0013】また、筒状体検査装置2は、基台35と、
モータ36と、回転軸37と、回転検査台12と、カム
46と、カムフォロア47と、ホルダー昇降回転軸48
と、センタリング治具38と、チューブ内検査装置39
と、カメラセレクタ43と、ミキサ44と、アンテナ部
45と、回転レゾルバ49と、固定レゾルバ50と、光
量チェッカ51(図2)と、カムポジショナ87と、判
別装置84(図5)と、を備えている。ここに、モータ
36、回転軸37及び回転検査台12は移送手段を構成
している。チューブ内検査装置39は撮像手段を構成し
ている。また、以上は筒状体撮像装置2を構成してい
る。さらに、アンテナ部45は信号授受手段を構成して
いる。そして、判別装置84は判別手段を構成してい
る。
【0014】基台35上には図示しない固定軸が設けら
れ、管状の回転軸37が固定軸と軸心を共有し、かつ固
定軸を被うように設けられている。回転軸37はモータ
36により回転駆動されるように構成されている。また
固定軸と回転軸37の角度位置を計測するために回転レ
ゾルバ49と固定レゾルバ50とが設けられている。回
転検査台12は回転軸37に結合されており、回転軸3
7の回転に伴って回転する。回転検査台12上には筒状
体保持部としてのホルダーHが載置可能となっている。
ホルダーHはホルダー昇降回転軸48により昇降及び回
転駆動される。ホルダー昇降回転軸48の昇降動作はカ
ム46とホルダー昇降回転軸48の下端に設けられたカ
ムフォロア47によって行われる。ホルダーHにはラミ
ネートチューブTの絞り出し口側が嵌挿可能となってい
る。また、ラミネートチューブTの尾部側を円形に保持
するセンタリング治具38がホルダーHの上方に支持さ
れている。次に図3を参照するとラミネートチューブT
の内部を検査するチューブ内検査装置39は、チューブ
内挿入部40と、ボアスコープ41と、CCDカメラ4
2と、を有している。ボアスコープ41は、ボアスコー
プ本体52とボアスコープ挿入部53とを含んでいる。
チューブ内挿入部40はボアスコープ挿入部53と、発
光ダイオード部54と、フォトセンサ部55と、を含ん
でいる。このうち、ボアスコープ挿入部53はラミネー
トチューブTの図上内底面側、すなわち絞り出し口側を
主として検査し、発光ダイオード部54及びフォトセン
サ部55はラミネートチューブTの内側面を主として検
査する。筒状体検査装置2には12個のチューブ内検査
装置39が設けられており、カムフォロア47及びホル
ダー昇降回転軸48も12個設けられている。これらの
個数は12個には限定されず他の数であってもよい。各
チューブ内検査装置39はリード線によりカメラセレク
タ43に接続され、カメラセレクタ43はミキサ44に
接続されている。ミキサ44はアンテナ部45に接続さ
れている。アンテナ部45は判別装置84に接続されて
いる。
【0015】次に、筒状体検査装置2の動作を図2及び
図6を参照して説明する。図2において、ラミネートチ
ューブTはホルダーH上に載置され搬送コンベア9等に
よりスターホイル11に搬送される。スターホイル11
はラミネートチューブTをホルダーHごと筒状体検査装
置2の回転検査台12上に取り込む。ラミネートチュー
ブTが回転する回転検査台12上に取り込まれた後、ホ
ルダーHはカム46のカム曲線にしたがいホルダー昇降
回転軸48の昇降に伴って上昇し、かつホルダー昇降回
転軸48の軸のまわりに断続的に間欠回転運動を行う。
すなわち、図6に示すように、回転検査台12の回転方
向に公転しながら検査位置で自転を行うが、その際に図
上P1 、P2 、P3 、P4 の点においては回転を所定の
時間一時停止する。このようにP1 、P2 、P3 、P4
において回転を所定の時間停止する間にラミネートチュ
ーブの内面を検査する。すなわち図中領域A、B、C、
DにおいてラミネートチューブTの回転(自転)が停止
する間に90°に4分割された1領域ずつラミネートチ
ューブTの内面を検査する。ホルダーHの上昇によりラ
ミネートチューブTも上昇し、センタリング治具38に
より円形に保持されたチューブ内部にチューブ内検査装
置39のチューブ内挿入部40が挿入される。また、こ
れと同時に筒状体検査の光センサにより検査開始の状態
となる。またこのような状態で、ラミネートチューブT
は点R1 〜R4 間において間欠的に90°ずつ自転運動
を行うことにより、自転中に90°の回転領域について
チューブの外面の検査を行うことができる(図6)。1
つのチューブについて検査が終了すると、前述した不良
品排出兼用スターホイル13によって不良品のラミネー
トチューブTが排出され、良品のラミネートチューブT
はチューブ取出し部3の方向へ搬送される。また、チュ
ーブ内挿入部40はラミネートチューブTの内部に挿入
される前に光量チェッカ51により発光部の光量をチェ
ックされ、その結果はデータ処理時に反映される。又、
光量が基準値以下の場合は、警報を発し、部品の取替等
を行うこともできる。
【0016】ここで外面検査方法を図9を参照してもう
少し詳しく説明する。まず、図9(a)においては、レ
ジマーク100がラミネートチューブの所定の位置に記
されておりレジマーク100の下端部を光センサ95で
検出し、光センサ96で何も検出しない場合すなわち、
図9(b)の(イ)に示すような場合、その値を正常値
(1、0)とする。その他の場合は、レジマーク100
がずれているすなわち、ラミネートチューブ全体がずれ
ていると判断し、図9(b)の(ロ)(ハ)(ニ)に示
すような2値化データを発生するようになっている。次
に図6を参照すると、検査区間について検査中に4分割
されたどの領域中かに外面上のレジマーク100のずれ
が見つかった場合に、例えば、検査ステーションE11
おいて領域R2 の回転中にレジマーク100の欠陥が見
つかった場合にエアシリンダCY 11にエアを供給して、
エアシリンダCY11のヘッド101を上昇させる。エア
シリンダCY11のヘッド101は上昇させられた状態で
そのまま回転する。一方、プレート98上の円周C1
2 には、回転検査台12の円周方向を90°ごとに4
分割してその位置を凸部と平面部とで表示する位置表示
部があり、90°ごとに分割された円周C1 、C2 の位
置表示部の組み合わせによって、4分割された位置を表
わすことができるようになっている。上記のCY11の例
によると、位置表示部は、円周C1 、C2 双方が凸部に
なっている。さらに、エアシリンダCY11のヘッド10
1が上昇した状態で固定された近接スイッチ99の位置
まで回転される。その場合に、近接スイッチ99を構成
するA、B、C、D、E、Fのうち、A、B及びEにつ
いてビットが立つ。それによって検査ステーションE11
に置かれた筒状体としてのラミネートチューブのレジマ
ーク100が異常であることが判り排除される。
【0017】回転して検査し、停止したときに画像処理
を行なうタイミングチャートを図9(b)に示す。次
に、図12を参照して、一組の光ファイバセンサ1、2
からの信号を用いて外面検査を行なう筒状体外面検査装
置2の電気的構成を説明する。まず上記の例に基づいて
説明すると、E11でNGを形成した光ファイバーセンサ
1、2からの信号は、超小型PC6に送られ、超小型P
Cにはカムポジショナ92からのスタート信号と検査用
パルスを同時に送られる。次の4つのセレクトスイッチ
102a、102b、102c、102dに接続されセ
レクトスイッチ102a、102b、102c、102
dの夫々検査ステーション1、5、9及び2、6、10
及び3、7、11及び4、8、12の組のうちいずれか
の信号がNGであればNG信号を1つのビデオセレクタ
43に選択的に送出するようになっている。NG信号を
発生する場合には、セレクトスイッチ102aにより、
画像をセレクトされる場合に、NG信号を発生する。従
って、上記した例の場合には、E11においてCY11のN
Gがあった場合に図12の検査ステーション11からの
信号がPC6へ送出されPC6からセレクトスイッチ1
02cへ送られ、同時に判別信号NGが出されてビデオ
セレクタ43cへ送られる。
【0018】これを、図11のタイミングチャートを用
いて説明すると、図11(a)の(ロ)に示すようなタ
イミングにより外面のレジマーク検査を行なう。そし
て、4回目の外面検査が終ったのちレジマーク判定がな
され、外面検査でNGであれば図11(a)の(ハ)の
タイミングパルスを発生する。これを図11(b)を用
いて説明すると、ラミネートチューブの停止と同時に判
定がなされ(図11(b)の(ヘ))、画像切換がなさ
れる(図11(b)の(リ))。その後、NG信号であ
る黒画像をビデオセレクタ43に取り込み(図11
(b)の(ト))、ビデオセレクタ43で内面検査映像
を黒画像に変換する。
【0019】一方、チューブ内側検査装置39において
検出した検査情報の処理について説明すると、CCDカ
メラ42において検出されたラミネートチューブTの内
底面の画像情報はビデオ信号化され、フォトセンサ部5
5において検出されたラミネートチューブTの内側面の
検査情報は音声信号化されて、両者が混合され、外部に
伝送されて不良の可否が判別される。図5は、CCDカ
メラ42において検出されたラミネートチューブTの内
底面の画像情報処理の流れを示すブロック図である。
【0020】図5は、回転ブロック85と固定ブロック
86とに大別される。回転ブロック85は、12個のC
CDカメラ42a、42b、42c、42d、42e、
42f、42g、42h、42i、42j、42k、4
2lと、カメラセレクタ43と、ミキサ44と、アンテ
ナ部45の電磁シールド用カバー72及び送信アンテナ
74と、カムポジショナ87と、回転レゾルバ49と、
を含んでいる。
【0021】固定ブロック86は、アンテナ部45の電
磁シールド用カバー73及び受信アンテナ75と、分配
器88と、チューナ89a、89b、89c、89d、
89e、89f、89g、89hと、コントローラ90
A、90Bと、モニタ91a、91bと、カムポジショ
ナ92と、不良判定回路93と、固定レゾルバ50と、
を含んでいる。ここに、分配器88と、チューナ89a
〜89hと、コントローラ90A、90Bと、モニタ9
1a、91bと、カムポジショナ92と不良判定回路9
3は判別装置を構成している。
【0022】各CCDカメラ42a〜42lからのラミ
ネートチューブTの内面及び底面の画像情報は、回転レ
ゾルバ49の検出した回転検査台12の角度位置から情
報を取り入れるべきカメラをカメラセレクタ43が特定
し、そのカメラから画像情報を選択して取り入れ、ミキ
サ44に伝達する。図6から明らかなように、あるラミ
ネートチューブTが点P4 に達した時には、既に点
3 、点P2 、点P1 にも後続のラミネートチューブT
が達しているため、同時に4つのカメラからの画像情報
が取り込まれる。ミキサ44はこれらの4つの画像情報
をそれぞれ所定の搬送波で変調して混合して送信アンテ
ナ74に出力する。混合された画像情報は送信アンテナ
74から受信アンテナ75に送信される。送信アンテナ
74及び受信アンテナ75は電磁シールド用カバー72
及び電磁シールド用カバー73によって電磁シールドさ
れている。受信アンテナ75により受信された混合画像
情報は、分配器88により、周波数帯域を分割されて各
チューナ89a〜89hに送られ情報信号が検波され
る。各チューナ89a〜89hのうち、チューナ89a
〜89dからの情報信号はコントローラ90Aに送られ
る。また、チューナ89e〜89hからの情報信号はコ
ントローラ90Bに送られる。コントローラ90A、9
0Bはモニタ91a、91bで監視される。検出した回
転検査台12の角度位置からカムポジショナ92がカメ
ラの番号を特定して不良判定回路93に伝達する一方、
カムポジショナ92がコントローラ90A又はコントロ
ーラ90Bにセレクト信号を発して各チューナからの情
報信号のうち不良判定回路93に送るべき信号を選択す
る。不良判定回路93は、各カメラからの画像情報信号
に基づき、不良か否かを判定して外部に出力する。良・
不良の判別は、例えば画像情報信号を明度により2値化
して、暗部の画素の個数により判別する。一方、外側面
検査装置による信号はセンサ95、96からの信号をう
け判別回路がOK、NGを判別して、OKの場合にはビ
デオセレクタ43に該当する検査ステーションからの信
号を送り、NGの場合にはNG信号をビデオセレクタ4
3に送出する。その後、前述したように、不良判定回路
93からの情報とともにNG信号としての黒画像を出力
する。したがって、内面検査の結果が正常であっても該
当するラミネートチューブTの画像はすべて黒画像とな
る。このようにラミネートチューブTの外面が欠陥を有
していれば内面検査の結果がどうあれ切換によって黒色
画を発生するようにする。
【0023】図7のタイミングチャートを参照してもう
一度、簡単に本発明を要約するとラミネートチューブの
第1の1/4回転領域R1 により第1の1/4領域の外
面を外面検査装置で検査し、次にラミネートチューブT
が回転を中断しているA間に内面検査装置で第1の内面
領域の検査を行なう。次に、第2の回転領域R2 により
第2の1/4領域の外面のレジマークを検査し、次の回
転を中断しているB間に第2の領域の内面を検査する。
このように外面検査と内面検査との組み合わせを4回繰
り返した後、外面の全周及び内面の全領域の検査を終了
することができる。
【0024】アンテナ部45の構成の例について、図8
を用いて説明する。ここに、ハッチ部分は固定ブロック
例を示している。アンテナ部45は、送信アンテナ74
及び受信アンテナ75と、これらを電磁シールドする電
磁シールド用カバー(図示しない)、電磁シールド用カ
バーと、各アンテナの取付金具と、信号を供給するリー
ド線81、82とを有している。図5に示すように、送
信アンテナ74は回転ブロック側に取り付けられており
受信アンテナ75は固定ブロック側に取り付けられてい
る。送信アンテナ74と受信アンテナ75は非接触状態
で、回転ブロックが回転しても互いに常に対向してお
り、情報信号を安定的に授受できるうえ、電磁シールド
用カバー72及び電磁シールド用カバー73により電磁
シールドされているので外部からのノイズの影響を受け
ることがなく、外部への雑音源とならない。
【0025】回転レゾルバ49、固定レゾルバ50の構
成の例を図4に示す。レゾルバとは回転軸等の角度位置
情報を電気信号で与える装置である。図示のように、回
転レゾルバ49は回転ブロック側の角度位置情報を検出
するためのレゾルバであり、レゾルバ本体は回転ブロッ
ク側に取り付けられている。回転の基準となる軸71
は、歯車69、70a、70bにより固定軸65と等し
い角度位置を示すように構成されている。すなわち、歯
車70bは遊星歯車であり、歯車69と歯車70aの歯
数は等しく構成されている。このように構成することに
より、軸71はつねに固定軸65と等しい角度位置を示
す。また、固定レゾルバ50は固定側の角度位置情報を
検出するためのレゾルバであり、レゾルバ本体は固定ブ
ロック側に取り付けられている。そして、回転軸80の
回転は歯車78及び歯車79によって回転ブロック部か
ら伝えられる。
【0026】モータ36はモータ台66により固定軸6
5に取り付けられ、歯車67、68により回転ブロック
を回転させる。図13は、各カメラに対し使用されてい
るコントローラの遷移を示した図である。図14はカメ
ラとコントローラの動作遷移図である。
【0027】このように動作させることにより、高価な
コントローラの数を減らし、少ないコントローラを効率
的に動作させることができる。なお、本発明は上記の実
施例に限定されるものではない。上記実施例では、筒状
体であるラミネートチューブTがホルダーHにより間欠
的に自転し、CCDカメラ42自体は回転ブロックに固
定されていたが、これは逆にCCDカメラ42自体が間
欠的に自転し、ラミネートチューブT自体は自転しない
構成としてもよい。ただし、この場合は、CCDカメラ
42の画像信号を回転するカメラ側とカメラに対しては
固定側である回転ブロックとの間の送受信するための送
受信アンテナ(例えばアンテナ部45の小型のもの)を
各カメラごとに設ける必要がある。また、CCDカメラ
42の動き方は回転(自転)運動でなくても、全内底面
をカバーできれば、他の動き方、例えばジグザグ運動な
どでもよい。
【0028】また、本実施例ではラミネートチューブT
を間欠的に自転させ、静止時の画像により品質を検査し
ているが、これは連続的に回転させ画像情報を取り込み
処理、判別を行うことも可能である。ラミネートチュー
ブの動き方が自転運動でなく、ジグザグ運動などでもよ
いことは上記と同様である。また、本実施例では、ラミ
ネートチューブTは公転運動もしている。このようにす
ることにより、直線的な製造ラインの中間に小さなスペ
ースで検査工程を設置することが可能となるからであ
る。しかし、これは必ずしも公転運動に限られず、一方
向に移動中に間欠的に自転しカメラを挿入できれば直線
運動などであってもよい。
【0029】さらに、本実施例では、ラミネートチュー
ブTを昇降させてCCDカメラ42をラミネートチュー
ブTの内部に挿入せしめているが、これは、逆にCCD
カメラ42を昇降させてラミネートチューブTの内部に
挿入せしめてもよい。また、上記実施例は、底部の先端
がテーパ状に絞られその一部に取り出し口を有する筒状
体であるラミネートチューブTについて説明したが、こ
れは一方端が閉じられたピンや缶のような有底筒状体で
もかまわない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外面検査手段によって筒状体の外側面に異常があった場
合に、内面の処理映像を異常信号に切換えるようしたの
で、検査画像の処理が迅速になり、筒状体の外面及び内
面を高速かつ自動的に撮像、検査することができ、筒状
体製造ライン全体の高能率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である筒状体検査装置を用い
たチューブ検査システムの構成図である。
【図2】本発明の一実施例である筒状体検査装置の構成
図である。
【図3】本発明の筒状体検査装置の構成図である。
【図4】本発明の筒状体検査装置の断面図である。
【図5】本発明のCCDカメラの検出した筒状体検査装
置の画像情報処理を示すブロック図である。
【図6】本発明の筒状体検査装置の動作説明図である。
【図7】本発明の筒状体検査装置の検査手順である。
【図8】アンテナ部の構成を示す構成図である。
【図9】外面検査装置のレジマークとNG信号、OK信
号の対応を示す説明図である。
【図10】本発明の外面検査を行なう場合のNG信号の
発生原理を示す原理説明図である。
【図11】本発明のレジマーク検査装置のタイミングチ
ャートである。
【図12】本発明の検査判別装置のブロック図である。
【図13】本発明の各カメラに対し使用されるコントロ
ーラの遷移を示す説明図である。
【図14】本発明のCCDカメラとコントローラの遷移
を示す説明図である。
【符号の説明】
1…チューブ挿入部 2…ロータリー式チューブ検査機 3…チューブ取出し部 4…搬送装置 5…緊急排出用コンベア 6…集積コンベア 7…プッシャー 8…チューブ挿入治具 9…搬送コンベア 10…タイミングスクリュー 11…スターホイル 12…回転検査台 13…不良品排出兼用スターホイル 14…不良品排出用シュート 15…不良品プール 16…継ぎスクリュー 17…振分けスターホイル 18…良品搬送コンベア 19…ストッパ 20…チューブ取出しピックアンドプレース 21…ストッパ 22…ピッチ修正治具 23…箱搬送コンベア 24a、24b…箱押え装置 25a、25b…箱ストッパ 26…チューブ集積コンベア 27…チューブ箱詰装置 29、30…空ホルダー搬送コンベア 31…合流装置 32…空ホルダー搬送コンベア 35…基台 36…モータ 37…回転軸 38…センタリング治具 39…チューブ内検査装置 40…チューブ内挿入部 41…ボアスコープ 42、42a〜42l…CCDカメラ 43…カメラセレクタ 44…ミキサ 45…アンテナ部 46…カム 47…カムフォロア 48…ホルダー昇降回転軸 49…回転レゾルバ 50…固定レゾルバ 51…光量チェッカ 52…ボアスコープ本体 53…ボアスコープ挿入部 54…発光ダイオード部 55…フォトセンサ部 65…固定軸 66…モータ台 67、68、69、70a、70b…歯車 71…軸 72、73電磁シールド用カバー 74…送信アンテナ 75…受信アンテナ 76、77…取付金具 78、79…歯車 80…回転軸 81、82…リード線 84…判別装置 85…回転ブロック 86…固定ブロック 87…カムポジショナ 88…分配器 89a〜89h…チューナ 90A、90B…コントローラ 91a、91b…モニタ 92…カムポジショナ 93…不良判定回路 100…レジマーク 101…ヘッド 102…セレクトスイッチ 200…チューブ検査システム E…空箱 F1 …検査可能領域 H…ホルダー P…筒状体 P1 …回転検査台上でのチューブ位置 S…ボアスコー挿入部端面 SV …映像信号 T…ラミネートチューブ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方端に底面を有する筒状体を載置し、
    回転する回転検査台と、回転検査台上に設けられ筒状体
    を保持し、回転検査台の回転に応じて、筒状体を所定角
    度に亘って断続的に回転させる回転保持部と、筒状体の
    回転中に、回転保持部に保持された筒状体の外側面を検
    査するため、筒状体の外側面近傍に検査手段を有する筒
    状体外側面検査手段と、筒状体の停止中に筒状体の内面
    を検査するため筒状体の内側面に検査手段を有する筒状
    体内面検査手段とを備え、外側面検査手段によって筒状
    体の外側面に異常があった場合に、内面の処理映像を異
    常信号に切換えるようにしたことを特徴とする筒状体検
    査装置。
  2. 【請求項2】 筒状体を回転させる回転保持部は、90
    度の回転を4回に亘って回転し、筒状体の回転中に筒状
    体の外側面を検査することを特徴とする請求項1に記載
    の筒状体検査装置。
  3. 【請求項3】 前記筒状体外側面検査手段は、回転保持
    部が回転中に撮像したデータを回転保持部の停止中にデ
    ータ処理を行なうことを特徴とする請求項1記載の筒状
    体検査装置。
  4. 【請求項4】 前記筒状体外側面検査手段は、筒状体外
    側面上にマークされた位置マークの位置をファイバセン
    サによって検出することを特徴とする請求項1記載の筒
    状体検査装置。
  5. 【請求項5】 筒状体内面検査手段は、停止中に1/4
    領域ずつ4回に亘って検査されることを特徴とする請求
    項1記載の筒状体検査装置。
  6. 【請求項6】 筒状体内側面検査手段は、撮像手段から
    なり、撮像手段によって撮像された映像を2値化したデ
    ータを使用することを特徴とする請求項5記載の筒状体
    体検査装置。
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