JP2989706B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JP2989706B2
JP2989706B2 JP3327562A JP32756291A JP2989706B2 JP 2989706 B2 JP2989706 B2 JP 2989706B2 JP 3327562 A JP3327562 A JP 3327562A JP 32756291 A JP32756291 A JP 32756291A JP 2989706 B2 JP2989706 B2 JP 2989706B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical body
image
tube
rotating
image processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3327562A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05164533A (ja
Inventor
優 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP3327562A priority Critical patent/JP2989706B2/ja
Publication of JPH05164533A publication Critical patent/JPH05164533A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2989706B2 publication Critical patent/JP2989706B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理装置に係り、
特に、筒状体の内底面を撮像してその品質を検査する検
査装置に使用する画像処理装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラミネートチューブ等の筒状体の
内底面、特に凹状部を有する内底面(非平面な底壁)の
キズ、ゴミ等の不良の検査方法は、人間による目視検査
方法が主であった。しかし、この目視検査方法では検査
能率に限度があり、ラミネートチューブ等の他の製造工
程を自動化・高速化しても、この目視検査工程で全体の
速度が制限され、また製造装置全体の完全自動化が図れ
ないという問題点があった。そこで、ラミネートチュー
ブ等を公転する回転体上に保持し、順次ラミネートチュ
ーブ等の内面を自転する撮像装置で撮像して内面の良否
を高速・自動的に検査する筒状体内面検査装置を提案し
た(特願平02−327177号、特願平02−327
178号、特願平03−217084号)。
【0003】ここに、前記特願平03−217084号
においては、図12に示すように、筒状体(ラミネート
チューブ)Tに撮像装置であるボアスコープ挿入部23
を偏心させて挿入する。すると、図13(A)に二点鎖
線で示す円形部Lがカメラ視野であり、良否判定領域と
なる。なお、符号BTは、筒状体Tの底面全体を示す。
そして、図13(A)に示す状態では、底面を4分割し
た2領域F1 とF4 とが良否判定領域となり、矢印方向
(時計方向)に90度回転させた場合には、領域F1
2 とが良否判定領域になる。以下同様に、90度ずつ
筒状体Tを回転すると、それぞれ領域F2 とF3 、領域
3 とF4 とが良否判定領域となる。かかる場合、例え
ば、領域F1 とF4 、領域F1 とF2 とでは、判定対象
としての領域F1 が重複するが、前記領域の組合わせの
いずれかの場合に異物が発見されれば、「異物あり」と
判定するようになっている。
【0004】しかし、前述の如く構成しても、底面の縁
部分(図12に符号Taで示す部分)は通常画像が暗く
なるため、凹状部を含んだ中央部分とは画像に明暗の差
が生じ、異物を発見するための白黒の2値化の判断基準
レベルを一定にしておくと、例えば、暗い部分に存在す
る「黒色の異物」を発見・判別することができない。
【0005】そこで、図13(A)〜(C)に示すよう
に、内底面BTの内、扇形の斜線を付して示した中央部
分A11と、細長の台形に縦線を付して示した縁部分A12
とでは、異物を判別する際の白黒の2値化の基準レベル
を異ならせて異物を検出するようにした。即ち、中央部
分A11の領域について「第1の2値化レベル」で異物判
定を行い、縁部分A12については「第2の2値化レベ
ル」で判定を行うようにした。また、このように良否判
定領域を広げることにより(図12に示すように、ボア
スコープ挿入部23をやや上方に配置する)、ボアスコ
ープの光軸のズレ・前記光軸とCCDカメラとの視野ズ
レを解消することもできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
13(A)に示した場合には、ボアスコープ挿入部23
の対物レンズの真下の部分でハレーションを起し、その
ため十分に内面を判別できないことがあり、また、図1
2に示す符号Taのショルダーの際(きわ)の部分が前
記改良に拘らず未だ十分に判別できないという問題点が
あった。
【0007】そこで、本発明の目的は、回転体上に保持
された筒状体の内底面の照射状況および筒状体の構成材
料に応じて正確に内面の異物の存在を判定する画像処理
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を有する本発明
は、一方端に非平面な底壁が形成され、かつ、複数の材
料により構成された筒状体を保持して公転する回転体装
置と、前記回転体装置の公転と共に回転し、かつ、前記
筒状体の内面を自転しつつ撮像する撮像装置と、回転部
と固定部とを有し、前記回転部に一体に取付けられた前
記撮像装置により撮像された画像を前記固定部に取付け
られた記憶装置に伝送する伝送装置とを備え、前記記憶
装置に記憶された画像を異なる基準で2値化し、そのデ
ータに基づき前記筒状体の内面の正常・異常を判定装置
により判定する画像処理装置であって、前記撮像の際に
前記筒状体の内面の照射状況及び構成材料に応じて前記
記憶された画像を3種類の異なる基準で2値化し、前記
筒状体の内面の正常・異常を判定するように構成した。
【0009】
【作用】本発明によれば、回転体上に載置された一方端
に凹状部(非平面な底壁)を有する複数の筒状体の内面
を撮像し、撮像された画像を撮像装置が一体に取り付け
られた信号伝送装置の回転部から記憶装置が取付けられ
た固定部まで伝送し、その映像を記憶する。この記憶さ
れた画像を、内底面の照射状況および構成材料に応じて
それぞれの3種類のレベルで2値化して、照射状況およ
び構成材料に応じた判定基準で判定を行なう。即ち、底
面の縁部分については、構成材料がポリエチレンとアル
ミニウムであり、これら材料の接合部分であるためアル
ミニウム部分に合わせて2値化の判定レベルを下げ、小
さな異物は判別できなくても、大きい異物を判別可能に
する。これに対し、中央部分はポリエチレンのみであ
り、かつ、光が強く照射される部分なので、2値化判定
レベルを上げ、小さな異物から大きな異物まで判別可能
にする。前記中央部分と縁部分との中間部分(ショルダ
ー部分)は、前記中央部分と縁部分との中間にレベルに
設定する。このように、筒状体の内底面の照射状況およ
び構成材料に応じて2値化レベルを変化させて、異物を
判別する。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例は、本発明の撮像対象又は検査対象であ
る筒状体を「ラミネートチューブ」とした場合について
開示する。
【0011】先ず、(1)本発明の画像処理装置を適用
した実施例であるロータリー式チューブ検査機の機械的
概略構成と機械的概略動作を説明し、次に(2)筒状体
を撮像する際の要部をなすチューブ内挿入部の機械的構
成を説明し、次に(3)前記ロータリー式チューブ検査
機の信号処理系を説明し、次に(4)本発明の要旨に係
る画像処理装置の画像処理の詳細を説明する。
【0012】(1)ロータリー式チューブ検査機の機械
的概略構成および機械的動作 機械的概略構成 図4および図5に示すように、ロータリー式チューブ検
査機Rの概略構成は、後述の各種部材を載置する基台1
と、モータ2により回転駆動される回転軸3と、この回
転軸に固定された回転検査台4と、この回転検査台4に
保持されたラミネートチューブTを上下動させるホルダ
ー昇降回転軸5を駆動するカム6と、前記保持されたラ
ミネートチューブTを円形に形成するセンタリング治具
7と、ラミネートチューブ内部を検査するチューブ内検
査装置8と、チューブ内検査装置8を構成するCCDカ
メラ9を選択するカメラセレクタ11と、CCDカメラ
9が撮影したビデオ信号と音声信号からなる画像信号を
混合する混合器12と、CCDカメラ9が撮像した画像
信号を伝達するアンテナユニット13と、回転軸3の角
度位置を検出する回転レゾルバ14および固定レゾルバ
15と、チューブ内検査装置8を構成する発光部の光量
を検査する光量チェッカ19とを備えている。ここに、
チューブ内検査装置8は「撮像装置」を構成し、アンテ
ナユニット13は「信号伝送装置」を構成している。な
お、「判定装置」は、後述のブロック図(図10参照)
のビデオイメージチェッカ47と良否判定部30が該当
する。
【0013】次に、各装置の細部を説明する。基台1上
には図示しない固定軸が固定配設され、前記固定軸の軸
心とその軸心を共有する管状の回転軸3が配設されてい
る。前記回転軸3の下端部側には円板状の回転検査台4
が固定され、この回転検査台4は回転軸3の回転に伴っ
て回転する。前記回転軸3はモータ2により回転駆動さ
れ、前記固定軸と回転軸3との角度位置は、装置の上部
に取付けられた回転レゾルバ14と固定レゾルバ15に
より計測される。
【0014】前記回転検査台4の外周部上にはラミネー
トチューブTの絞り出し口側を嵌挿保持するホルダーH
が載置可能とされ、前記ホルダーHは、軸状のホルダー
昇降回転軸5により昇降及び回転駆動される。前記ホル
ダー昇降回転軸5の昇降動作は、カム6とホルダー昇降
回転軸5の下端に設けられたカムフォロア17によって
行われる。
【0015】ラミネートチューブTの内部を検査するチ
ューブ内検査装置8は、チューブ内挿入部20と、ボア
スコープ21と、CCDカメラ9とを有している。ボア
スコープ21は、ボアスコープ本体22とボアスコープ
挿入部23とを含んでいる。チューブ内挿入部20はボ
アスコープ挿入部23と、発光ダイオード部24と、フ
ォトセンサ部25とを含んでいる。このうち、ボアスコ
ープ挿入部23は、ラミネートチューブTの図中の「内
底面側」、即ち、絞り出し口側を主として検査し、発光
ダイオード部24及びフォトセンサ部25はラミネート
チューブTの「内側面」を主として検査する。
【0016】ロータリー式チューブ検査機Rには12個
のチューブ内検査装置8が設けられ、カムフォロア17
及びホルダー昇降回転軸5もそれぞれ12個設けられて
いる。これらの個数は12個には限定されず、他の数で
もよい。各チューブ内検査装置8は、リード線によりカ
メラセレクタ11に接続され、カメラセレクタ11は混
合器12に接続されている。混合器12は、アンテナユ
ニット13に接続され、アンテナユニット13は最終的
には良否判定部30に接続されている。機械的概略動作 図4において、ラミネートチューブTは、ホルダーH上
に載置され搬送コンベアC等により搬送されスターホイ
ルSH上に載置される。このスターホイルSHは、ラミ
ネートチューブTをホルダーHと一体に回転検査台4上
に搬送して載置し、この載置後、ホルダーHはカム6の
カム曲線に従いホルダー昇降回転軸5の昇降に伴ってホ
ルダーHが固定され、かつ、ホルダー昇降回転軸5の軸
のまわりに間欠回転運動を行う。即ち、図6に示すよう
に、回転検査台4の回転方向に公転しながら自転を行う
が、その際に図上P1 、P2 、P3 、P4 の点において
は自転を所定時間、一時停止する。
【0017】センタリング治具7の下降により、ラミネ
ートチューブTの外形は円形に形成保持される。チュー
ブ内検査装置8は、その後方に設けられたカムフォロア
18がカム溝18aをスライドすることにより下降し、
この下降によりチューブ内検査装置8のチューブ内挿入
部20がラミネートチューブTに挿入される。このよう
に、チューブ内部にチューブ内挿入部20が挿入された
状態で、ラミネートチューブTは点P1 〜P4 間におい
て間欠的に自転運動を行うことにより、チューブ内検査
装置8を用いてこの区間で「チューブ内底面」及び「チ
ューブ内側面」の検査を行う(詳しくは後述する)。
【0018】1つのラミネートチューブTについて検査
が終了すると、不良品と判定されたラミネートチューブ
Tが排出される。また、チューブ内挿入部20は、ラミ
ネートチューブTの内部に挿入される以前に光量チェッ
カ19により発光部の光量が所定の光量に達しているか
チェックされ、その結果はデータ処理時に反映される。
又、前記光量が基準値以下の場合は、その光量によって
チェックされたチューブをNGとし、警報を発し、発光
部品等の取替等を行なうこともできる。
【0019】(2)チューブ内挿入部20の機械的詳細
構成 図7に基づいてチューブ内挿入部20の詳細構成を説明
する。図7(A)は、ラミネートチューブT内に挿入さ
れた状態のチューブ内挿入部20のI−I方向の断面図
を示し、図7(C)は、同様にII−II方向の断面図、図
7(D)は、同様にIII −III 方向の断面図である。
【0020】図7(A)、(D)に示すように、チュー
ブ内挿入部20は、接合金具26にボアスコープ挿入部
23がボルト27を介して取り付けられ、接合金具26
に発光ダイオード部24とフォトセンサ25a、25
b、25c、25d、25e、25fとが取り付けられ
ている。
【0021】ボアスコープ挿入部23の断面図を図7
(B)に示す。ボアスコープ挿入部23は、ステンレス
チューブ31の内部に画像を撮像するレンズ部32が設
けられ、その周囲に細いグラスファイバを含む光源用フ
ァイバ部33が設けられている。図7(D)では、ボア
スコープ挿入部23の端面Sはボアスコープ挿入部23
の軸心に垂直であるが、軸心に対し斜めにカットされた
形状であってもよい。この場合には垂直下方のみならず
斜め方向にも視野が拡大する。
【0022】また、ボアスコープ挿入部23は、ラミネ
ートチューブTの軸心から偏心しているが、その位置関
係を図8(A)及び図8(B)に示す。即ち、この場合
のボアスコープ挿入部23の挿入位置は内底面からかな
り上方にあり、ボアスコープ挿入部23の検査可能領域
1 は、二点鎖線で示した円形となる。ラミネートチュ
ーブTは、図6に示したように間欠的に自転運動を行い
点P1 、P2 、P3 、P4 において一時停止するから、
点P1 の停止時に図8(B)における検査可能領域
1 、F4 を検査することができる。以下同様に、図8
(C)〜(E)に示すように、点P2 の停止時には、検
査可能領域F1 、F2 を検査することができ、点P3
停止時に検査可能領域F2 、F3 を、点P4 の停止時に
検査可能領域F3 、F4 を、それぞれ検査することがで
きる。
【0023】一方、図7(C)、(D)に示すように、
発光ダイオード部24は、ラミネートチューブTの内底
面から上部開口面までをカバーする長さを有し、「内側
面」を上端から下端まで照らすことができる。各フォト
センサ25a〜25fは、発光ダイオード部24を挟ん
で両側に3個ずつ設けられ、図7(C)に示すように検
査領域がオーバラップするように設けられている。この
ように構成することにより、フォトセンサ25a〜25
fは、ラミネートチューブTが自転している期間、即
ち、図6において点P1 、P2 、P3 、P4 で停止して
いる期間を除いた期間中、「内側面」を検査することが
できる。ここに、フォトセンサ25a〜25fは1列に
設けられてもよく、あるいは、フォトセンサ以外の他の
光電変換素子、例えばCCD素子等であってもよい。
【0024】(3)ロータリー式チューブ検査機Rの制
御系 チューブ内検査装置8が検出した検査情報の処理につい
て説明する。図10に示すように、CCDカメラ9によ
り検出されたラミネートチューブTの「内底面」の画像
情報は「ビデオ信号化」され、フォトセンサ部25によ
り検出されたラミネートチューブTの「内側面」の検査
情報は「音声信号化」されて両者が混合され、外部に伝
送されて良否が判別される。図10は、CCDカメラ9
において検出されたラミネートチューブTの内底面の画
像情報処理の流れを示すブロック図である。
【0025】図10は、部材載置台等に取付けられた電
気部材等からなる回転ブロックTUと、記憶装置等が載
置された固定ブロックFとに大別される。回転ブロック
TUは、12個のCCDカメラ9a〜9lと、12個の
CCDカメラを3つのカメラ毎に4グループに分け前記
3つのカメラのうち1つを選択して、その画像情報を選
択するビデオセレクタ43a、43b、43c、43d
を有する。ビデオセレクタ43a、43b、43c、4
3dによって選択された画像情報はRFコンバータ44
a、44b、44c、44dで変換され、その情報は、
RF増幅器によって増幅される。RF増幅器によって増
幅された信号は、バンドパスフィルタ(BPF)を介し
前記ビデオセレクタ43a、43b、43c、43dに
より選択された信号をミキシングする混合器12に送ら
れる。混合器12から出力された信号は、BPF45を
通ってアンテナユニット13に送られる。アンテナユニ
ット13は、回転ブロックTUとともに回転する回転部
と、チューナ46a〜46d、内底面の良否を判別する
ビデオイメージチェッカ47a、47b等からなる画像
処理機能部に接続された固定部とからなる。
【0026】ここで、アンテナユニット13について説
明する。図9に示すように、アンテナユニット13は、
送信アンテナ71及び受信アンテナ72と、これらを電
磁シールドする電磁シールド用カバー(図示せず)と各
アンテナの取付金具73、74と、信号を供給するリー
ド線75、76とを有している。送信アンテナ71と受
信アンテナ72は非接触状態で、回転部が回転しても互
いに常に対向しており、情報信号を安定的に授受できる
うえ、電磁シールド用カバーにより電磁シールドされて
いるので外部からのノイズの影響を受けることがない。
【0027】次に、前記固定ブロックFを詳細に説明す
ると、アンテナユニット13の回転部から発信され、ア
ンテナユニット13の固定部によって受信された画像情
報を4つのチューナーに分配する分配器48と、この分
配器48により分配された画像情報を前記RFコンバー
タ44a、44b、44c、44dによって変換された
周波数を選択するチューナ46a、46b、46c、4
6dと、これらチューナ46a、46b、46c、46
dで再現された画像を記録するメモリ部51a、51
b、51c、51d、52a、52b、52c、52d
とを有する。
【0028】そして、これらメモリ部に記憶された画像
情報は、この画像情報を処理するビデオイメージチェッ
カー47a、47bに送信され、前記ビデオイメージチ
ェッカー47a、47bで処理されたデータは、出力ア
ンプ50a、50bを介して良否判定部30a、30b
で良否が判定され、その結果が出力される。
【0029】一方、ビデオイメージチェッカー47a、
47bから水平垂直同期信号がそれぞれ出力され、信号
増幅器53a〜53dにより増幅され、増幅された信号
はアンテナユニット13の回転部へ送信するために、そ
れぞれ増幅器54a、54b、54c、54dに送信さ
れ、ここで増幅される。増幅器54a、54b、54
c、54dからの信号は、混合器55a、55bでミキ
シングされ、その後バンドパスフィルタ56a、56b
を介してアンテナユニット13の固定部から回転部に送
られる。アンテナユニット13の回転部で受信された信
号は、分配器57a、57bにより2組の受信側のアン
プに振り分けられる。アンプ58a、58b、58c、
58dから出た信号は、バッファ61a、バッファ61
bを介してCCDカメラ9a〜9lに振り分けられる。
この経路を介して伝送された前記水平垂直同期信号はC
CDカメラ内でコンポジットビデオ信号となり、回転部
から固定部へ送信される。
【0030】(4)本発明の要旨に係る画像処理装置の
画像処理の説明 画像情報の伝送 チューブ内検査装置8において検出された検査情報の伝
送について説明する。
【0031】各CCDカメラ9a〜9lからのラミネー
トチューブTの内底面の画像情報は、回転レゾルバ14
の検出した回転検査台4の角度位置と、カムポジショナ
(図示せず)の検出したカムフォロア17の高さ位置と
から情報を取り入れるべきCCDカメラをビデオセレク
タ43が特定し、そのCCDカメラから画像情報のみを
選択して取り入れ、混合器12に伝達する。図6から明
らかなように、あるラミネートチューブTが点P4 に到
達した際には、既に点P3 、点P2 、点P1 にも後続の
ラミネートチューブTが到達しているため、同時に4つ
のカメラからの画像情報が取り込まれる。混合器12
は、これらの4つの画像情報を混合してバンドパスフィ
ルタ56a、56b、分配器57を介して送信アンテナ
71(図9)に出力する。
【0032】受信アンテナ72により受信された混合画
像情報は、分配器48により周波数帯域を分割されて各
チューナ46a〜46dに送られ、ここで情報信号が検
波される。各チューナ46a〜46dのうち、チューナ
46a、46bからの情報信号はビデオイメージチェッ
カ47aに送られ、チューナ46c、46dからの情報
信号はビデオイメージチェッカ47bに送られる。画像処理 チューナ46aにより画像情報は、図1(A)〜(D)
に示すように、底面の画像を筒状体の凹状部を含む中央
部L1 と、ショルダー部L2 と、周縁部L3 とに分けら
れ、中央部L1 の画像情報はメモリ部51aに、ショル
ダー部L2 の画像情報はメモリ部51bに、周縁部L3
の画像情報はメモリ部51cに夫々記憶される。ここ
に、位置P1 、P2 、P3 、P4 におけるそれぞれの画
像情報は、対応するメモリ部51a〜51f及び52a
〜52fに分けられて記憶される。このようにそれぞれ
メモリ部51a、51b、51cに記憶された中央部L
1 とショルダー部L2 と周縁部L3 の画像情報はビデオ
イメージチェッカー47aに送られ、ビデオイメージチ
ェッカー47aでは、中央部L1 とショルダー部L2
周縁部L3 の画像をそれぞれ別の基準で2値化する。こ
こに、ラミネートチューブTの内底面の構造は、図2
(A)、(B)に示すように、白色のポリエチレンPE
でアルミニウムAlを挟持した構造をなし、貼り合わせ
部Wを有する。
【0033】即ち、筒状体Tの内底面は、構成材料につ
いてはポリエチレンのみの部分(中央部L1 とショルダ
ー部L2 )と、ポリエチレンとアルミニウムが混在する
部分(周縁部L3 の大部分)と、ポリエチレン同士を貼
り合せている部分(周縁部L 3 の一部)とがあり、ボア
スコープの真下の部分は光源により強く照射される。従
って、内底面の各部分の構成材料および照射状況に応じ
て異物を判別すればよい。
【0034】そこで、図3に示すように、ポリエチレン
PEの白色を基準とした場合に、中央部A1 (図2
(A)参照)に対しては判定レベルをA11に設定する
と、各大きさB1 〜B5 の異物を判別することができ
る。また、ショルダー部A2 に対しては判定レベルをA
12に設定すると、小さな異物B1 は判別することができ
ないが、やや大きい異物B2 以上の大きさの異物B2
5 は判別できる。更に、周縁部L3 はポリエチレンP
EとアルミニウムAlの混在する部分なので、判定レベ
ルをA13に設定すると、小さめの異物B1 〜B3 は判別
できないが、大きめの異物B4 、B5 は判別できる。
【0035】このように、判定対象の特性に応じて判定
基準レベルを3種類に設定することにより、異物を検査
することができる。ビデオイメージチェッカ47aにお
いて上述の3レベルに2値化した結果、キズ、ゴミ等が
発見されなければOK信号が、それらが発見されればN
G信号が出力アンプ50aに出力され、増幅された信号
が良否判定部30aにおいて、12個のラミネートチュ
ーブTのどれが良品で、どれが不良品であるかが具体的
に判定出力(表示)される。チューナ46c、46dか
らの画像情報もビデオイメージチェッカ47bに送られ
て同様の処理が行なわれる。即ち、検出された回転検査
台4の角度位置と、カムポジショナの検出したカムフォ
ロア17の高さ位置とからポジションタイミング発生部
62がカメラの番号を特定してビデオイメージチェッカ
47a、47bに伝達(セレクト信号)し、各チューナ
からの情報信号のうち判定部30a、30bに送るべき
信号を選択する。判定部30a、30bは、各カメラか
らの画像情報信号に基づき、良か不良かを判定して外部
に出力する。
【0036】図11に、カメラとコントローラの動作タ
イミングチャートを示す。このように動作させることに
より、高価なコントローラの数を減らし、少ないコント
ローラを効率的に動作させることができる。
【0037】また、上記実施例は、底部の先端がテーパ
状に絞られその一部に開口面を有する筒状体であるラミ
ネートチューブTについて説明したが、これは一方端が
閉じられたビンや缶のような有底筒状体でもかまわな
い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
筒状体の内底面を構成材料および照射状況に応じて3分
割し、3分割された領域ごとに別々の基準によって2値
化して画像処理しているので、前記内底面を確実に検査
することができ、筒状体製造ライン全体の高能率化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置に適用するラミネートチ
ューブの内底面の画像処理の際に、良否判定レベルを3
レベル設定する領域を示す図であり、(A)は前記3領
域を同時に示した図、(B)はラミネートチューブの絞
込口の近傍の図、(C)はラミネートチューブの肩の部
分の図、(D)はラミネートチューブのPEとアルミニ
ウムとの接合部近傍の図である。
【図2】前記ラミネートチューブの要部拡大図であり、
(A)は断面図、(B)は斜視図である。
【図3】ラミネートチューブの底面部の構成部材に応じ
て良否判定レベルを変更する概念図である。
【図4】本発明の画像処理装置を適用したロータリー式
チューブ検査機の斜視図である。
【図5】前記ロータリ式チューブ検査機の側面図であ
る。
【図6】前記ロータリー式チューブ検査機の概略動作を
示す説明図である。
【図7】前記ロータリー式チューブ検査機に用いるチュ
ーブ内挿入部の構成を示す図である。
【図8】前記ロータリー式チューブ検査機に用いるボア
スコープ挿入部の視野を示す図である。
【図9】前記ロータリー式チューブ検査機に用いるアン
テナ部の構成図である。
【図10】前記画像処理装置の制御系のブロック図であ
る。
【図11】CCDカメラとコントローラの動作タイミン
グチャートである。
【図12】従来の画像処理装置のボアスコープ挿入部を
示す図であって、(A)は断面図、(B)はラミネート
チューブの内底面に対するボアスコープの位置等を示す
図である。
【図13】従来の画像処理装置におけるラミネートチュ
ーブの内底面の良否判定レベルを2レベル設定する領域
を示す図であり、(A)は前記2領域を同時に示した
図、(B)はラミネートチューブの肩の部分の図、
(C)はラミネートチューブのPEとアルミニウムとの
接合部近傍の図である。
【符号の説明】
1…基台 4…回転検査台 7…センタリング治具 8…チューブ内検査装置 9…CCDカメラ 13…アンテナ部 20…チューブ内挿入部 23…ボアスコープ挿入部 R…ロータリー式チューブ検査機 T…ラミネートチューブ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方端に非平面な底壁が形成され、か
    つ、複数の材料により構成された筒状体を保持して公転
    する回転体装置と、前記回転体装置の公転と共に回転
    し、かつ、前記筒状体の内面を自転しつつ撮像する撮像
    装置と、回転部と固定部とを有し、前記回転部に一体に
    取付けられた前記撮像装置により撮像された画像を前記
    固定部に取付けられた記憶装置に伝送する伝送装置とを
    備え、前記記憶装置に記憶された画像を異なる基準で2
    値化し、そのデータに基づき前記筒状体の内面の正常・
    異常を判定装置により判定する画像処理装置であって、 前記撮像の際に前記筒状体の内面の照射状況及び構成材
    料に応じて前記記憶された画像を3種類の異なる基準で
    2値化し、前記筒状体の内面の正常・異常を判定するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像装置は、前記筒状体の内底面を
    撮像するCCDカメラと、前記筒状体内側面の正常・異
    常を検出するフォトセンサと、前記筒状体内部を照射す
    る発光ダイオードと、を備えることを特徴とする請求項
    1記載の画像処理装置。
JP3327562A 1991-12-11 1991-12-11 画像処理装置 Expired - Fee Related JP2989706B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3327562A JP2989706B2 (ja) 1991-12-11 1991-12-11 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3327562A JP2989706B2 (ja) 1991-12-11 1991-12-11 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05164533A JPH05164533A (ja) 1993-06-29
JP2989706B2 true JP2989706B2 (ja) 1999-12-13

Family

ID=18200454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3327562A Expired - Fee Related JP2989706B2 (ja) 1991-12-11 1991-12-11 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2989706B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05164533A (ja) 1993-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100547393C (zh) 检测透明或半透明旋转容器颈环上表面缺陷的方法和装置
JP2989706B2 (ja) 画像処理装置
JP2003215055A (ja) 検査装置
JP3055576B2 (ja) 筒状体検査装置
JP3093784B2 (ja) 筒状体内面撮像装置及び筒状体内面検査装置
JP2989663B2 (ja) 筒状体内側壁面撮像装置及び筒状体内側壁面検査装置
JP3023004B2 (ja) 筒状体外面検査装置
JP3130548B2 (ja) 画像処理装置
JP2948953B2 (ja) 画像処理装置
JP2992110B2 (ja) 筒状体検査装置
JPH0643108A (ja) 異物検査装置およびその方法
JP3149200B2 (ja) 画像信号制御装置
JP3103589B2 (ja) 筒状体内底面撮像装置及び筒状体内底面検査装置
JP3023016B2 (ja) 画像処理装置
JP3091268B2 (ja) 筒状体内底面検査装置
JP3023005B2 (ja) 照度検査装置
JP3023003B2 (ja) 筒状体検査装置
JP2823684B2 (ja) 信号伝送装置
JP2986235B2 (ja) 検査装置
JP2004045273A (ja) 検査装置
JPH04301757A (ja) 筒状体検査システム
JP3359684B2 (ja) 信号伝送装置
JP2986281B2 (ja) 信号伝送装置
JPH04301753A (ja) 画像処理装置
JP2801972B2 (ja) 信号伝送装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees