JPH04301757A - 筒状体検査システム - Google Patents

筒状体検査システム

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Publication number
JPH04301757A
JPH04301757A JP3067221A JP6722191A JPH04301757A JP H04301757 A JPH04301757 A JP H04301757A JP 3067221 A JP3067221 A JP 3067221A JP 6722191 A JP6722191 A JP 6722191A JP H04301757 A JPH04301757 A JP H04301757A
Authority
JP
Japan
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tube
defective product
inspection
transport
cylindrical
Prior art date
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Application number
JP3067221A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Hoshino
優 星野
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/072,472 priority patent/US5506555A/en
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内容物の充填前における
ラミネートチューブ等の筒状被検体の内面検査システム
に係り、より詳しくは筒状被検体の内面を撮像してその
品質を検査するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラミネートチューブのような筒状
体の製造にあたっては、その製造後、練り歯ミガキ粉な
どの内容物の充填前に筒状体の内面のキズ、ゴミ、毛髪
の付着等の不良を検査する必要があった。この筒状体内
面のキズ、ゴミ等の不良を検査する方法としては、人間
が目視検査を行う方法が主であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方式では
、検査の能率に限度があり、ラミネートチューブの製造
工程を自動化、高速化しても、この検査工程で全体の速
度が制限され、また完全な自動化も図れないという問題
点があった。本発明の目的は、筒状体の内面を自動的に
高速かつ高精度で検査し、不良品を排除しうる製品検査
システムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は以下のように構成されている。図1は本発明
の原理説明図である。図1において、請求項1記載の製
品検査システム100は、ループ状の搬送路101と、
この搬送路101上を移動して筒状被検体Pを運搬可能
な移送手段103と、搬送路101の近傍位置に設けら
れて外部から筒状被検体Pを移送手段103上に移載す
る移載手段102と、搬送路101近傍においてこの移
載手段102の下流側に位置し、移送される筒状被検体
Pと共に移動しつつ筒状被検体Pの内部に挿入されて筒
状被検体Pの内面を撮像し、その映像信号SV を出力
する検査手段104と、映像信号SV を検査手段10
4から非接触で取出して伝送する伝送手段105と、伝
送された映像信号SV を受取り、この映像信号SV 
に基づき筒状被検体P内面の品質を判別し、不良品を検
知した場合にはこの不良品を特定する不良検知信号SB
 を出力する制御手段106と、搬送路101近傍にお
いて検査手段104の下流側に位置し、不良検知信号S
B に基づき該当する不良品を移送手段103上から排
除する不良品排除手段107と、搬送路101近傍にお
いて不良品排除手段107の下流側に位置し、移送され
る筒状被検体Pを移送手段103から取出し外部に送出
する取出手段108と、を備えて構成される。
【0005】
【作用】上記構成を有する請求項1記載の発明によれば
、検査対象である筒状被検体Pは、移送手段103によ
って移送されながら、検査手段104が筒状被検体Pの
内部に挿入され、筒状被検体Pの内面が撮像され、不良
品排除手段107により不良品が排除される。従って、
筒状被検体Pを製造工程から分離して静止させるなどの
必要はなく、又、筒状被検体Pの内面の検査は人力をを
使わず自動的に行える。また、搬送路101はループ状
に閉合されているので、移送手段103はエンドレスに
筒状被検体Pを移送することができ限られた工場スペー
ス等を有効に利用することができる。
【0006】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。本実施例は、本発明の検査対象である筒状
被検体をラミネートチューブとした例について開示した
ものである。図2は、本発明の一実施例であるチューブ
検査システムの概略構成を平面図で示したものである。 このチューブ検査システム200は、チューブ挿入部1
と、ロータリー式チューブ検査機2と、チューブ取出し
部3と、搬送装置4と、緊急排出用コンベア5と、を備
えている。また、図2には搬送装置4のうち、搬送コン
ベア9と、良品搬送コンベア18と空ホルダー搬送コン
ベア29、30、32と、合流装置31とが示されてい
る。ラミネートチューブは図上Aから取込まれ、検査さ
れた後、次の工程Cへ送出される。
【0007】次に図3に、図2におけるチューブ挿入部
1付近の構成を示す。チューブ挿入部1は、図3に示す
ように、集積コンベア6と、プッシャー7と、チューブ
挿入治具8と、を有している。図4に図2におけるロー
タリー式チューブ検査機2付近の構成を示す。ロータリ
ー式チューブ検査機2は、回転検査台12と、不良品排
出兼用スターホイル13と、不良品排出用シュート14
と、不良品プール15と、を有している。
【0008】次に図5に、図2におけるチューブ取出し
部3付近の構成を示す。、このチューブ取出し部3は、
ストッパ19、ストッパ21と、チューブ取出しピック
アンドプレース20と、ピッチ修正治具22と、箱搬送
コンベア23と、箱押え装置24a、24bと、箱スト
ッパ25a、25bと、チューブ集積コンベア26と、
チューブ箱詰装置27と、を有している。
【0009】搬送装置4は、ループ状に形成された搬送
コンベア9と、タイミングスクリュー10と、スターホ
イル11と、不良品排出兼用スターホイル13と、継ぎ
スクリュー16と、振分けスターホイル17と、良品搬
送コンベア18と、空ホルダー搬送コンベア29、30
、32と、合流装置31と、を有している。各コンベア
はループ上に閉合されているのでスペースをとらず、ま
た、空ホルダーを回収して使用するのに便利である。
【0010】次に、このチューブ検査システム200の
動作を説明する。ラミネートチューブTは、前工程Aか
ら搬送され、集積コンベア6により集積される。この後
、プッシャー7によって所定本数ずつ一括して押出され
、チューブ挿入治具8によって搬送コンベア9上のホル
ダーHに載せられる。ラミネートチューブTはホルダー
Hに載った状態で搬送コンベア9によりロータリー式チ
ューブ検査機2の方向に搬送される。ロータリー式チュ
ーブ検査機2の近傍に到達すると、まずスクリュー状の
タイミングスクリュー10によって、各ホルダーHは所
定の間隔を配されて進行し、星形状のスターホイル11
によってロータリー式チューブ検査機2の回転検査台1
2上に載せられる。
【0011】回転検査台12は、図上時計方向に回転し
ており、回転しながら、ラミネートチューブTの内部を
検査する。ロータリー式チューブ検査機2の詳細な構成
と動作については後に詳述する。検査の結果、不良品と
判断された場合は、星形状の不良品排出兼用スターホイ
ル13において、ホルダーHのみを残し不良品のラミネ
ートチューブTのみが上方に取り出されて排出され、不
良品排出用シュート14を経て不良品プール15に集積
される。
【0012】良品のラミネートチューブT及びホルダー
Hと、不良品のラミネートチューブTが排出されて残っ
たホルダーHのみとは、スクリュー状の継ぎスクリュー
16により振分けスターホイル17に搬送される。振分
けスターホイル17は、良品のラミネートチューブTと
ホルダーHとを良品搬送コンベア18に載せ、不良品の
ラミネートチューブTが排出された空ホルダーは空ホル
ダー搬送コンベア30に載せるように振り分けられる。 良品搬送コンベア18によって搬送された良品のラミネ
ートチューブTとホルダーHは、良品搬送コンベア18
によりチューブ取出し部3に搬送される。
【0013】チューブ取出し部3においては、まずスト
ッパ21と、次いでストッパ19により所定の本数のラ
ミネートチューブT及びホルダーHが止められ、チュー
ブ取出しピックアンドプレース20によってラミネート
チューブTのみが良品搬送コンベア18上から取り出さ
れる。次いで、これらのラミネートチューブTはピッチ
修正治具22によって配列のピッチを修正され、チュー
ブ集積コンベア26によりチューブ箱詰装置27近傍に
集積される。一方、ラミネートチューブTの集積位置の
下方には箱搬送コンベア23が設けられており、前工程
Bから空箱Eが搬送される。空箱Eは箱押え装置24a
、24b及び箱ストッパ25a、25bによって止めら
れ、適宜チューブ箱詰装置27の下部へ移送される。 チューブ箱詰装置27は、集積されたラミネートチュー
ブTを所定の本数ずつ空箱Eに箱詰めする。箱詰めが完
了した箱は、箱搬送コンベア23により次の工程Cへ搬
送される。
【0014】チューブ取出しピックアンドプレース20
によってラミネートチューブTのみが取り出されたホル
ダーHは、空ホルダー搬送コンベア29により合流装置
31に搬送される。また、振分けスターホイル17で振
り分けられた空ホルダーも合流装置31に搬送される。 合流装置31は2つのタイミングスクリューを有してお
り、これらの空ホルダーを一列に合流させて空ホルダー
搬送コンベア32に載せる。空ホルダー搬送コンベア3
2は、空ホルダーをチューブ挿入部1に搬送し搬送コン
ベア9に接続する。
【0015】このようにして、ラミネートチューブTの
製造工程中においてラミネートチューブTの内部を自動
的に検査することができる。ここに、搬送装置4は、搬
送路に相当し、搬送装置4とホルダーHとは移送手段を
構成している。チューブ挿入部1は移載手段に相当する
。ロータリー式チューブ検査機2は、検査手段と、伝送
手段と、制御手段とを兼ねている。不良品排出兼用スタ
ーホイル13及び不良品排出用シュート14は不良品排
除手段を構成している。そして、チューブ取出部4は取
出手段に相当する。
【0016】次に、ロータリー式チューブ検査機2の構
成について図6、7、8及び図11、12、13、14
、15を参照して説明する。図6はこのロータリー式チ
ューブ検査機2の側面図を示している。このロータリー
式チューブ検査機2は、基台35と、モータ36と、回
転軸37と、回転検査台12と、カム46と、カムフォ
ロア47と、ホルダー昇降回転軸48と、センタリング
治具38と、チューブ内検査装置39と、カメラセレク
タ43(図8)と、ミキサ44と、アンテナ部45と、
回転レゾルバ49と、固定レゾルバ50と、光量チェッ
カ51(図8)と、カムポジショナ87(図12、13
)と、判別装置84(図12、14)と、を備えている
【0017】基台35上には固定軸(図15)が設けら
れ、管状の回転軸37が固定軸と軸心を共有し、かつ固
定軸を被うように設けられている。回転軸37はモータ
36により回転駆動されるように構成されている。また
固定軸と回転軸の角度位置を計測するために回転レゾル
バ49と固定レゾルバ50とが設けられている。回転検
査台12は回転軸37に結合されており、回転軸37の
回転に伴って回転する。回転検査台12上にはホルダー
Hが載置可能となっている。ホルダーHはホルダー昇降
回転軸48により昇降及び回転駆動される。ホルダー昇
降回転軸48の昇降動作はカム46とホルダー昇降回転
軸48の下端に設けられたカムフォロア47によって行
われる。ホルダーHにはラミネートチューブTの絞り出
し口側が嵌挿可能となっている。また、ラミネートチュ
ーブTの尾部側を円形に保持するセンタリング治具38
がホルダーHの上方に支持されている。
【0018】図7に、図6におけるチューブ内検査装置
39の構成を示す。ラミネートチューブTの内部を検査
するチューブ内検査装置39は、チューブ内挿入部40
と、ボアスコープ41と、CCDカメラ42と、を有し
ている。ボアスコープ41は、ボアスコープ本体52と
ボアスコープ挿入部53とを含んでいる。チューブ内挿
入部40はボアスコープ挿入部53と、発光ダイオード
部54と、フォトセンサ部55と、を含んでいる。この
うち、ボアスコープ挿入部53はラミネートチューブT
の図上内底面側、すなわち絞り出し口側を主として検査
し、発光ダイオード部54及びフォトセンサ部55はラ
ミネートチューブTの内側面を主として検査する。
【0019】ロータリー式チューブ検査機2には12個
のチューブ内検査装置39が設けられており、カムフォ
ロア47及びホルダー昇降回転軸48も12個設けられ
ている。これらの個数は12個には限定されず他の数で
あってもよい。各チューブ内検査装置39はリード線に
よりカメラセレクタ43に接続され、カメラセレクタ4
3はミキサ44に接続されている。ミキサ44はアンテ
ナ部45に接続されている。アンテナ部45は判別装置
84に接続されている。
【0020】次に、ロータリー式チューブ検査機2の動
作を図8及び図9を参照して説明する。図8において、
ラミネートチューブTはホルダーH上に載置され搬送コ
ンベア9等によりスターホイル11に搬送される。スタ
ーホイル11はラミネートチューブTをホルダーHごと
ロータリー式チューブ検査機2の回転検査台12上に取
り込む。回転する回転検査台12上に取り込まれた後、
ホルダーHはカム46のカム曲線にしたがいホルダー昇
降回転軸48の昇降に伴って上昇し、かつホルダー昇降
回転軸48の軸のまわりに間欠回転運動を行う。すなわ
ち、図9に示すように、回転検査台12の回転方向に公
転しながら検査位置で自転を行うが、その際に図上P1
 、P2 、P3 、P4 の点においては回転を所定
の時間一時停止する。ホルダーHの上昇によりラミネー
トチューブTも上昇し、センタリング治具38により円
形に保持されたチューブ内部にチューブ内検査装置39
のチューブ内挿入部40が挿入される(図8)。このよ
うに、チューブ内部にチューブ内挿入部40が挿入され
た状態で、ラミネートチューブTは点P1 〜P4 間
において間欠的に自転運動を行うことにより、チューブ
内検査装置39を用いてこの区間でチューブ内底面及び
チューブ内側面の検査を行うことができる(図9)。
【0021】1つのチューブについて検査が終了すると
、前述したように、不良品排出兼用スターホイル13に
よって不良品のラミネートチューブTが排出され、良品
のラミネートチューブTはチューブ取出し部3の方向へ
搬送される。また、チューブ内挿入部40はラミネート
チューブTの内部に挿入される前に光量チェッカ51に
より発光部の光量をチェックされ、その結果はデータ処
理時に反映される。又、光量が基準値以下の場合は、警
報を発し、部品の取替等を行うこともできる。
【0022】次に、チューブ内挿入部のさらに詳細な構
成を図10及び図11に基づいて説明する。図10(A
)は、ラミネートチューブT内に挿入された状態のチュ
ーブ内挿入部40のI‐I方向の断面を示している。ま
た、図10(C)はII‐II方向の断面図、図10(
D)はIII ‐III 方向の断面図である。チュー
ブ内挿入部40は、ボアスコープ41に発光ダイオード
部54が、接合金具56とボルト57を介して取り付け
られ、発光ダイオード部54とフォトセンサ55a、5
5b、55c、55d、55e、55fとが取り付けら
れている。
【0023】ボアスコープ挿入部53の断面図を図10
(B)に示す。ボアスコープ挿入部53は、ステンレス
チューブ58の内部に画像を撮像するレンズ部60が設
けられ、その周囲に細いグラスファイバを含む光源用フ
ァイバ部59が設けられている。図では、ボアスコープ
挿入部53の端面Sはボアスコープ挿入部53の軸心に
垂直であるが、これは軸心に対しある角度をもつように
斜めにカットされた形状であってもよい。この場合には
垂直下方のみならず斜め方向にも視野が拡大する。
【0024】また、ボアスコープ挿入部53はラミネー
トチューブTの軸心から偏心しているが、その位置関係
を図11(A)及び図11(C)に示す。すなわち、こ
の場合のボアスコープ挿入部53の検査可能領域F1 
は、正方形状のカメラ視野からマスク部(ハッチ部分)
を除いた4分円形の部分となる。ラミネートチューブT
は、図9に示したように間欠的に自転運動を行い点P1
 、P2 、P3 、P4 において一時停止するから
、点P1 の停止時に図11(C)における検査可能領
域F1 を検査することができ、点P2 の停止時には
検査可能領域F2 を検査することができる。以下、同
様にして点P3の停止時に検査可能領域F3 を、点P
4 の停止時に検査可能領域F4 を、それぞれ検査す
ることができる。
【0025】このように、図11(A)及び(C)に示
すように検査領域を分割し、かつ内底面に接近して撮像
、検査することにより、図11(B)及び(D)に示す
ようにラミネートチューブTの軸心にボアスコープ挿入
部53をすえ1つの検査領域として検査するのに比べ、
さらに解像度を向上させることができ、より微細な混入
物、キズ等の不良を検出することが可能となる。検査領
域の分割は4分割に限定されず、他の数であってもかま
わない。
【0026】一方、発光ダイオード部54は、ラミネー
トチューブTの内底面から上部開口面までをカバーする
長さを有しており、内側面を上端から下端まで照らすこ
とができる。各フォトセンサ55a〜55fは、発光ダ
イオード部54をはさんで両側に3個ずつ設けられ、図
10(C)に示すように検査領域がオーバラップするよ
うに設けられている。
【0027】このように構成することにより、フォトセ
ンサ55a〜55f、ラミネートチューブTが自転して
いる期間、すなわち図9において点P1 、P2 、P
3 、P4 で停止している期間を除いた期間中、内側
面を検査することができる。ここにおいて、フォトセン
サ55a〜55fは1列に設けられてもよく、あるいは
、フォトセンサ以外の他の光電変換素子、例えばCCD
素子等であってもよい。
【0028】次に、チューブ内検査装置39において検
出した検査情報の処理について説明する。CCDカメラ
42において検出されたラミネートチューブTの内底面
の画像情報はビデオ信号化され、フォトセンサ部55に
おいて検出されたラミネートチューブTの内側面の検査
情報は音声信号化されて、両者が混合され、外部に伝送
されて不良の可否が判別される。図12は、本実施例に
おける信号処理を示すブロック図であり、CCDカメラ
42において検出されたラミネートチューブTの内底面
の画像情報処理の流れを示す。ラミネートチューブTの
内側面の画像処理も同様に行うことができる。
【0029】図12に示すように、本実施例の信号処理
は、主として回転ブロック85と、固定ブロック86と
、マイクロコンピュータ94と、不良品排出兼用スター
ホイル13とによって行われる。回転ブロック85は、
図12、13に示すように12個のCCDカメラ42a
、42b、42c、42d、42e、42f、42g、
42h、42i、42j、42k、42lとを含むカメ
ラ群42Gと、カメラセレクタ43と、ミキサ44と、
アンテナ部45の電磁シールド用カバー72及び送信ア
ンテナ74と、カムポジショナ87と、回転レゾルバ4
9と、を含んでいる。
【0030】固定ブロック86は、図14に示すように
アンテナ部45の電磁シールド用カバー73及び受信ア
ンテナ75と、分配器88と、チューナ89a、89b
、89c、89d、89e、89f、89g、89hと
、コントローラ90A、90Bと、モニタ91a、91
bと、カムポジショナ92と、不良判定回路93と、固
定レゾルバ50と、を含んでいる。ここに、分配器88
と、チューナ89a〜89hと、コントローラ90A、
90Bと、モニタ91a、91bと、カムポジショナ9
2と不良判定回路93は判別装置84を構成している。 また、判別装置84とマイクロコンピュータ94とは制
御手段を構成している。そして、アンテナ部45は伝送
手段に相当している。
【0031】各CCDカメラ42a〜42lからのラミ
ネートチューブTの内底面の画像情報は、カムポジショ
ナ87が、回転レゾルバ49の検出した回転検査台12
の角度位置を判別し、情報を取り入れるべきカメラをカ
メラセレクタ43が特定し、そのカメラから画像情報を
選択して取り入れ、ミキサ44に伝達する。図9から明
らかなように、あるラミネートチューブTが点P4 に
達した時には、既に点P3 、点P2 、点P1 にも
後続のラミネートチューブTが達しているため、同時に
4つのカメラからの画像情報が取り込まれる。ミキサ4
4はこれらの4つの画像情報をそれぞれ所定の搬送波で
変調し混合して送信アンテナ74に出力する。混合され
た画像情報は送信アンテナ74から受信アンテナ75に
送信される。送信アンテナ74及び受信アンテナ75は
電磁シールド用カバー72及び電磁シールド用カバー7
3によって電磁シールドされている。
【0032】受信アンテナ75により受信された混合画
像情報は、分配器88により、周波数帯域を分割されて
各チューナ89a〜89hに送られ情報信号が検波され
る。各チューナ89a〜89hのうち、チューナ89a
〜89dからの情報信号はコントローラ90Aに送られ
る。また、チューナ89e〜89hからの情報信号はコ
ントローラ90Bに送られる。コントローラ90A、9
0Bはモニタ91a、91bで監視される。カムポジョ
ナ87が、検出した回転検査台12の角度位置を判別し
、カムポジショナ92がカメラの番号を特定して不良判
定回路93に伝達する一方、カムポジショナ92がコン
トローラ90A又はコントローラ90Bにセレクト信号
を発して各チューナからの情報信号のうち不良判定回路
93に送るべき信号を選択する。
【0033】不良判定回路93は、各カメラからの画像
情報信号に基づき、不良か否かを判定して不良検知信号
をマイクロコンピュータ94に出力する。ここに、良・
不良の判別は、例えば画像情報信号を明度により2値化
して、暗部の画素の個数により行う。不良検知信号は不
良品がどれかを特定する情報をも含んでおり、マイクロ
コンピュータは、この不良品が不良品排出兼用スターホ
イル13の位置に到達した時点で指令を発し、この不良
品を排除させる。一方、マイクロコンピュータ94は不
良検知信号を処理してCRT95又はプリンタ96に出
力し画像表示又は文字表示させてもよい。
【0034】次にアンテナ部45の構成の例について、
図15及び図16を用いて説明する。ここに、ハッチ部
分は固定ブロック側を示している。アンテナ部45は、
送信アンテナ74及び受信アンテナ75と、これらを電
磁シールドする電磁シールド用カバー72、電磁シール
ド用カバー73と、各アンテナの取付金具76、77と
、信号を供給するリード線81、82とを有している。 図15に示すように、送信アンテナ74は回転ブロック
側に取り付けられており受信アンテナ75は固定ブロッ
ク側に取り付けられている。送信アンテナ74と受信ア
ンテナ75は非接触状態で、回転ブロックが回転しても
互いに常に対向しており、情報信号を安定的に授受でき
るうえ、電磁シールド用カバー72及び電磁シールド用
カバー73により電磁シールドされているので外部から
のノイズの影響を受けることがなく、また、外部への雑
音源とならない。
【0035】回転レゾルバ49、固定レゾルバ50の構
成の例を図15に示す。レゾルバとは回転軸等の角度位
置情報を電気信号で与える装置である。図示のように、
回転レゾルバ49は回転ブロック側の角度位置情報を検
出するためのレゾルバであり、レゾルバ本体は回転ブロ
ック側に取り付けられている。回転の基準となる軸71
は、歯車69、70a、70bにより固定軸65と等し
い角度位置を示すように構成されている。すなわち、歯
車70bは遊星歯車であり、歯車69と歯車70aの歯
数は等しく構成されている。このように構成することに
より、軸71はつねに固定軸65と等しい角度位置を示
す。また、固定レゾルバ50は固定ブロック側の角度位
置情報を検出するためのレゾルバであり、レゾルバ本体
は固定ブロック側に取り付けられている。そして、回転
軸80の回転は歯車78及び歯車79によって回転ブロ
ック部から伝えられる。モータ36はモータ台66によ
り固定軸65に取り付けられ、歯車67、68により回
転ブロックを回転させる。
【0036】次に図17に、各角度位置におけるカメラ
とコントローラ90A及び90Bの動作状況を示す。こ
こに、各欄の数字が1の場合はON状態、0の場合はO
FF状態であることを示している。図18は、各カメラ
に対し使用されているコントローラの遷移を示した図で
ある。図19はカメラとコントローラの動作タイミング
チャートである。このように動作させることにより、高
価なコントローラの数を減らし、少ないコントローラを
効率的に動作させることができる。
【0037】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではない。上記実施例では、搬送路と移送手段とを
兼ねるコンベア等の搬送装置を用いているが、これは固
定された搬送路上を自走移動する移送手段を用いてもか
まわない。また、上記実施例では、筒状被検体であるラ
ミネートチューブTがホルダーHにより間欠的に自転し
、CCDカメラ42自体は回転ブロックに固定されてい
たが、これは逆にCCDカメラ42自体が間欠的に自転
し、ラミネートチューブT自体は自転しない構成として
もよい。ただし、この場合は、CCDカメラ42の画像
信号を回転するカメラ側とカメラに対しては固定側であ
る回転ブロックとの間で送受信するための送受信アンテ
ナ(例えばアンテナ部45の小型のもの)を各カメラご
とに設ける必要がある。また、CCDカメラ42の動き
方は回転(自転)運動でなくても、全内底面をカバーで
きれば、他の動き方、例えばジグザグ運動などでもよい
【0038】また、本実施例ではラミネートチューブT
を間欠的に自転させ、静止時の画像により品質を検査し
ているが、これは連続的に回転させ画像情報を取り込み
処理、判別を行うことも可能である。ラミネートチュー
ブの動き方が自転運動でなく、ジグザグ運動などでもよ
いことは上記と同様である。また、本実施例では、ラミ
ネートチューブTは公転運動もしている。このようにす
ることにより、直線的な製造ラインの中間に小さなスペ
ースで検査工程を設置することが可能となるからである
。しかし、これは必ずしも公転運動に限られず、一方向
に移動中に間欠的に自転しカメラを挿入できれば直線運
動などであってもよい。
【0039】さらに、本実施例では、ラミネートチュー
ブTを昇降させてCCDカメラ42をラミネートチュー
ブTの内部に挿入せしめているが、これは、逆にCCD
カメラ42を昇降させてラミネートチューブTの内部に
挿入せしめてもよい。また、上記実施例は、底部の先端
がテーパ状に絞られその一部に取り出し口を有する筒状
体であるラミネートチューブTについて説明したが、こ
れは一方端が閉じられたビンや缶のような有底筒状体で
もかまわないし、両端の開放された筒状体であってもよ
い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
筒状被検体の内面を自動的に高速かつ高精度で撮像、検
査し、不良品を排除することができ、筒状体製造ライン
全体の高能率化を図ることができるうえ省スペースも図
れるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例の概略構成を示す図である。
【図3】図2におけるチューブ挿入部付近の構成を示す
図である。
【図4】図2におけるロータリー式チューブ検査機付近
の構成を示す図である。
【図5】図2におけるチューブ取出し部付近の構成を示
す図である。
【図6】図2におけるロータリー式チューブ検査機の構
成を示す図である。
【図7】図6におけるチューブ内検査装置の構成を示す
図である。
【図8】図2におけるロータリー式チューブ検査機の動
作を説明する図(1)である。
【図9】図2におけるロータリー式チューブ検査機の動
作を説明する図(2)である。
【図10】ラミネートチューブ内に挿入されるチューブ
内挿入部の構成を示す図である。
【図11】図10におけるチューブ内挿入部のカメラ視
野を説明する図である。
【図12】本発明の一実施例の信号処理を示すブロック
図である。
【図13】図12における回転ブロックの構成を示す図
である。
【図14】図12における固定ブロックの構成を示す図
である。
【図15】図2のロータリー式チューブ検査機における
アンテナ部と回転レゾルバと固定レゾルバの構成を示す
図である。
【図16】図2のロータリー式チューブ検査機における
アンテナ部の構成を示す図である。
【図17】CCDカメラとコントローラの動作状況を示
す図である。
【図18】各カメラに対し使用されるコントローラの遷
移を示す図である。
【図19】カメラとコントローラの動作タイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
1…チューブ挿入部 2…ロータリー式チューブ検査機 3…チューブ取出し部 4…搬送装置 5…緊急排出用コンベア 6…集積コンベア 7…プッシャー 8…チューブ挿入治具 9…搬送コンベア 10…タイミングスクリュー 11…スターホイル 12…回転検査台 13…不良品排出兼用スターホイル 14…不良品排出用シュート 15…不良品プール 16…継ぎスクリュー 17…振分けスターホイル 18…良品搬送コンベア 19…ストッパ 20…チューブ取出しピックアンドプレース21…スト
ッパ 22…ピッチ修正治具 23…箱搬送コンベア 24a、24b…箱押え装置 25a、25b…箱ストッパ 26…チューブ集積コンベア 27…チューブ箱詰装置 29、30…空ホルダー搬送コンベア 31…合流装置 32…空ホルダー搬送コンベア 35…基台 36…モータ 37…回転軸 38…センタリング治具 39…チューブ内検査装置 40…チューブ内挿入部 41…ボアスコープ 42、42a〜42l…CCDカメラ 42G…カメラ群 43…カメラセレクタ 44…ミキサ 45…アンテナ部 46…カム 47…カムフォロア 48…ホルダー昇降回転軸 49…回転レゾルバ 50…固定レゾルバ 51…光量チェッカ 52…ボアスコープ本体 53…ボアスコープ挿入部 54…発光ダイオード部 55…フォトセンサ部 55a〜55f…フォトセンサ 56…接合金具 57…ボルト 58…ステンレスチューブ 59…光源用ファイバ部 60…レンズ部 65…固定軸 66…モータ台 67、68、69、70a、70b…歯車71…軸 72、73…電磁シールド用カバー 74…送信アンテナ 75…受信アンテナ 76、77…取付金具 78、79…歯車 80…回転軸 81、82…リード線 84…判別装置 85…回転ブロック 86…固定ブロック 87…カムポジショナ 88…分配器 89a〜89h…チューナ 90A、90B…コントローラ 91a、91b…モニタ 92…カムポジショナ 93…不良判定回路 94…マイクロコンピュータ 95…CRT 96…プリンタ 100…製品検査システム 101…搬送路 102…移載手段 103…移送手段 104…検査手段 105…伝送手段 106…制御手段 107…不良品排除手段 108…取出手段 200…チューブ検査システム E…空箱 Fi …検査可能領域 H…ホルダー P…筒状被検体 Pi …回転検査台上でのチューブ位置S…ボアスコー
プ挿入部端面 Sv …映像信号 T…ラミネートチューブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ループ状の搬送路と、当該搬送路上を
    移動して筒状被検体を運搬可能な移送手段と、前記搬送
    路の近傍位置に設けられて外部から前記筒状被検体を前
    記移送手段上に移載する移載手段と、前記搬送路近傍に
    おいて当該移載手段の下流側に位置し、移送される前記
    筒状被検体と共に移動しつつ前記筒状被検体の内部に挿
    入されて前記筒状被検体の内面を撮像し、その映像信号
    を出力する検査手段と、前記映像信号を前記検査手段か
    ら非接触で取出して伝送する伝送手段と、前記伝送され
    た映像信号を受取り、当該映像信号に基づき前記筒状被
    検体内面の品質を判別し、不良品を検知した場合には当
    該不良品を特定する不良検知信号を出力する制御手段と
    、前記搬送路近傍において前記検査手段の下流側に位置
    し、前記不良検知信号に基づき該当する不良品を前記移
    送手段上から排除する不良品排除手段と、前記搬送路近
    傍において前記不良品排除手段の下流側に位置し、移送
    される前記筒状被検体を移送手段から取出し外部に送出
    する取出手段と、を備えたことを特徴とする筒状体検査
    システム。
JP3067221A 1990-11-28 1991-03-29 筒状体検査システム Pending JPH04301757A (ja)

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JP3067221A JPH04301757A (ja) 1991-03-29 1991-03-29 筒状体検査システム
US07/800,624 US5267033A (en) 1990-11-28 1991-11-27 Hollow body inspection system, hollow body inspection apparatus and signal transmission apparatus
US08/072,472 US5506555A (en) 1990-11-28 1993-07-27 Rotatable signal transmission device

Applications Claiming Priority (1)

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JP (1) JPH04301757A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06139939A (ja) * 1992-10-28 1994-05-20 Toshiba Corp 欠陥の検査装置および欠陥の検査修正装置
KR100794490B1 (ko) * 2006-07-13 2008-01-16 (주)소닉스 비엘유 검사장치

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JPH06139939A (ja) * 1992-10-28 1994-05-20 Toshiba Corp 欠陥の検査装置および欠陥の検査修正装置
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