JP2986235B2 - 検査装置 - Google Patents

検査装置

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JP2986235B2
JP2986235B2 JP3067222A JP6722291A JP2986235B2 JP 2986235 B2 JP2986235 B2 JP 2986235B2 JP 3067222 A JP3067222 A JP 3067222A JP 6722291 A JP6722291 A JP 6722291A JP 2986235 B2 JP2986235 B2 JP 2986235B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は検査装置に係り、より詳
しくは、内容物の充填前におけるラミネートチューブ等
の筒状被検査体の内面検査システムに好適な検査装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラミネートチューブのような筒状
体の製造にあたっては、その製造後、練り歯ミガキ粉な
どの内容物の充填前に筒状体の内面のキズ、ゴミ、毛髪
の付着等の不良を検査する必要があった。この筒状体内
面のキズ、ゴミ等の不良を検査する方法としては、人間
が目視検査を行う方法が主であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方式で
は、検査の能率に限度があり、ラミネートチューブの製
造工程を自動化、高速化しても、この検査工程で全体の
速度が制限され、また完全な自動化も図れないという問
題点があった。本発明の目的は、筒状体等の被検査体の
内面を自動的に高速かつ高精度で検査し、不良品を排除
しうる検査装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は以下のように構成されている。検査面が複数
(n)の領域に分割されてなる複数の被検査体を順次前
記領域分割数(n)に対応する回転ピッチで自転させ、
前記領域分割数(n)と同数の被検査体についてそれぞ
れ異なる領域の被検査面の検査信号を同時に求める処理
を、前記被検査体について全分割領域の検査が終了する
まで一巡させつつ行うことにより前記検査信号をn個同
時に取り出し、当該n個の信号数以上の入力信号数
(m)を持つデータ処理手段を用いて信号処理するよう
に構成される。
【0005】
【作用】上記構成を有する本発明によれば、データ処理
手段の入力数mは、検査信号数n以上であるから、容易
に信号処理を行うことができる。
【0006】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。本実施例は、本発明の検査対象である被検
査体をラミネートチューブとした例について開示したも
のである。図1は、本発明の一実施例であるチューブ検
査システムの概略構成を平面図で示したものである。こ
のチューブ検査システム200は、チューブ挿入部1
と、ロータリー式チューブ検査機2と、チューブ取出し
部3と、搬送装置4と、緊急排出用コンベア5と、を備
えている。
【0007】また、図1には搬送装置4のうち、搬送コ
ンベア9と、良品搬送コンベア18と空ホルダー搬送コ
ンベア29、30、32と、合流装置31とが示されて
いる。ラミネートチューブは図上Aから取込まれ、検査
された後、Cから次の工程Cへ送出される。次に図2
に、図1におけるチューブ挿入部1付近の構成を示す。
チューブ挿入部1は、図2に示すように、集積コンベア
6と、プッシャー7と、チューブ挿入治具8と、を有し
ている。図3に図1におけるロータリー式チューブ検査
機2付近の構成を示す。ロータリー式チューブ検査機2
は、回転検査台12と、不良品排出兼用スターホイル1
3と、不良品排出用シュート14と、不良品プール15
と、を有している。
【0008】次に図4に、図1におけるチューブ取出し
部3付近の構成を示す。、このチューブ取出し部3は、
ストッパ19、ストッパ21と、チューブ取出しピック
アンドプレース20と、ピッチ修正治具22と、箱搬送
コンベア23と、箱押え装置24a、24bと、箱スト
ッパ25a、25bと、チューブ集積コンベア26と、
チューブ箱詰装置27と、を有している。
【0009】搬送装置4は、ループ状に形成された搬送
コンベア9と、タイミングスクリュー10と、スターホ
イル11と、不良品排出兼用スターホイル13と、継ぎ
スクリュー16と、振分けスターホイル17と、良品搬
送コンベア18と、空ホルダー搬送コンベア29、3
0、32と、合流装置31と、を有している。各コンベ
アはループ上に閉合されているのでスペースをとらず、
また、空ホルダーを回収して使用するのに便利である。
【0010】次に、このチューブ検査システム200の
動作を説明する。ラミネートチューブTは、前工程Aか
ら搬送され、集積コンベア6により集積される。この
後、プッシャー7によって所定本数ずつ一括して押出さ
れ、チューブ挿入治具8によって搬送コンベア9上のホ
ルダーHに載せられる。ラミネートチューブTはホルダ
ーHに載った状態で搬送コンベア9によりロータリー式
チューブ検査機2の方向に搬送される。ロータリー式チ
ューブ検査機2の近傍に到達すると、まずスクリュー状
のタイミングスクリュー10によって、各ホルダーHは
所定の間隔を配されて進行し、星形状のスターホイル1
1によってロータリー式チューブ検査機2の回転検査台
12上に載せられる。
【0011】回転検査台12は、図上時計方向に回転し
ており、回転しながら、ラミネートチューブTの内部を
検査する。ロータリー式チューブ検査機2の詳細な構成
と動作については後に詳述する。検査の結果、不良品と
判断された場合は、星形状の不良品排出兼用スターホイ
ル13において、ホルダーHのみを残し不良品のラミネ
ートチューブTのみが上方に取り出されて排出され、不
良品排出用シュート14を経て不良品プール15に集積
される。
【0012】良品のラミネートチューブT及びホルダー
Hと、不良品のラミネートチューブTが排出されて残っ
たホルダーHのみとは、スクリュー状の継ぎスクリュー
16により振分けスターホイル17に搬送される。振分
けスターホイル17は、良品のラミネートチューブTと
ホルダーHとを良品搬送コンベア18に載せ、不良品の
ラミネートチューブTが排出された空ホルダーは空ホル
ダー搬送コンベア30に載せるように振り分けられる。
良品搬送コンベア18によって搬送された良品のラミネ
ートチューブTとホルダーHは、良品搬送コンベア18
によりチューブ取出し部3に搬送される。
【0013】チューブ取出し部3においては、まずスト
ッパ21と、次いでストッパ19により所定の本数のラ
ミネートチューブT及びホルダーHが止められ、チュー
ブ取出しピックアンドプレース20によってラミネート
チューブTのみが良品搬送コンベア18上から取り出さ
れる。次いで、これらのラミネートチューブTはピッチ
修正治具22によって配列のピッチを修正され、チュー
ブ集積コンベア26によりチューブ箱詰装置27近傍に
集積される。一方、ラミネートチューブTの集積位置の
下方には箱搬送コンベア23が設けられており、前工程
Bから空箱Eが搬送される。空箱Eは箱押え装置24
a、24b及び箱ストッパ25a、25bによって止め
られ、適宜チューブ箱詰装置27の下部へ移送される。
チューブ箱詰装置27は、集積されたラミネートチュー
ブTを所定の本数ずつ空箱Eに箱詰めする。箱詰めが完
了した箱は、箱搬送コンベア23により次の工程Cへ搬
送される。
【0014】チューブ取出しピックアンドプレース20
によってラミネートチューブTのみが取り出されたホル
ダーHは、空ホルダー搬送コンベア29により合流装置
31に搬送される。また、振分けスターホイル17で振
り分けられた空ホルダーも合流装置31に搬送される。
合流装置31は2つのタイミングスクリューを有してお
り、これらの空ホルダーを一列に合流させて空ホルダー
搬送コンベア32に載せる。空ホルダー搬送コンベア3
2は、空ホルダーをチューブ挿入部1に搬送し搬送コン
ベア9に接続する。
【0015】このようにして、ラミネートチューブTの
製造工程中においてラミネートチューブTの内部を自動
的に検査することができる。次に、ロータリー式チュー
ブ検査機2の構成について図5、6、7及び図10、1
1、12、13、14を参照して説明する。図5はこの
ロータリー式チューブ検査機2の側面図を示している。
このロータリー式チューブ検査機2は、基台35と、モ
ータ36と、回転軸37と、回転検査台12と、カム4
6と、カムフォロア47と、ホルダー昇降回転軸48
と、センタリング治具38と、チューブ内検査装置39
と、カメラセレクタ43(図7)と、ミキサ44と、ア
ンテナ部45と、回転レゾルバ49と、固定レゾルバ5
0と、光量チェッカ51(図7)と、カムポジショナ8
7(図11、12)と、判別装置84(図11、13)
と、を備えている。
【0016】基台35上には固定軸(図14)が設けら
れ、管状の回転軸37が固定軸と軸心を共有し、かつ固
定軸を被うように設けられている。回転軸37はモータ
36により回転駆動されるように構成されている。また
固定軸と回転軸の角度位置を計測するために回転レゾル
バ49と固定レゾルバ50とが設けられている。回転検
査台12は回転軸37に結合されており、回転軸37の
回転に伴って回転する。回転検査台12上にはホルダー
Hが載置可能となっている。ホルダーHはホルダー昇降
回転軸48により昇降及び回転駆動される。ホルダー昇
降回転軸48の昇降動作はカム46とホルダー昇降回転
軸48の下端に設けられたカムフォロア47によって行
われる。ホルダーHにはラミネートチューブTの絞り出
し口側が嵌挿可能となっている。また、ラミネートチュ
ーブTの尾部側を円形に保持するセンタリング治具38
がホルダーHの上方に支持されている。
【0017】図6に、図5におけるチューブ内検査装置
39の構成を示す。ラミネートチューブTの内部を検査
するチューブ内検査装置39は、チューブ内挿入部40
と、ボアスコープ41と、CCDカメラ42と、を有し
ている。ボアスコープ41は、ボアスコープ本体52と
ボアスコープ挿入部53とを含んでいる。チューブ内挿
入部40はボアスコープ挿入部53と、発光ダイオード
部54と、フォトセンサ部55と、を含んでいる。この
うち、ボアスコープ挿入部53はラミネートチューブT
の図上内底面側、すなわち絞り出し口側を主として検査
し、発光ダイオード部54及びフォトセンサ部55はラ
ミネートチューブTの内側面を主として検査する。
【0018】ロータリー式チューブ検査機2には12個
のチューブ内検査装置39が設けられており、カムフォ
ロア47及びホルダー昇降回転軸48も12個設けられ
ている。これらの個数は12個には限定されず他の数で
あってもよい。各チューブ内検査装置39はリード線に
よりカメラセレクタ43に接続され、カメラセレクタ4
3はミキサ44に接続されている。ミキサ44はアンテ
ナ部45に接続されている。アンテナ部45は判別装置
84に接続されている。
【0019】次に、ロータリー式チューブ検査機2の動
作を図7及び図8を参照して説明する。図7において、
ラミネートチューブTはホルダーH上に載置され搬送コ
ンベア9等によりスターホイル11に搬送される。スタ
ーホイル11はラミネートチューブTをホルダーHごと
ロータリー式チューブ検査機2の回転検査台12上に取
り込む。回転する回転検査台12上に取り込まれた後、
ホルダーHはカム46のカム曲線にしたがいホルダー昇
降回転軸48の昇降に伴って上昇し、かつホルダー昇降
回転軸48の軸のまわりに間欠回転運動を行う。すなわ
ち、図8に示すように、回転検査台12の回転方向に公
転しながら検査位置で自転を行うが、その際に図上
1 、P2 、P3 、P4 の点においては回転を所定の時
間一時停止する。ホルダーHの上昇によりラミネートチ
ューブTも上昇し、センタリング治具38により円形に
保持されたチューブ内部にチューブ内検査装置39のチ
ューブ内挿入部40が挿入される(図7)。このよう
に、チューブ内部にチューブ内挿入部40が挿入された
状態で、ラミネートチューブTは点P1 〜P4 間におい
て間欠的に自転運動を行うことにより、チューブ内検査
装置39を用いてこの区間でチューブ内底面及びチュー
ブ内側面の検査を行うことができる(図8)。
【0020】1つのチューブについて検査が終了する
と、前述したように、不良品排出兼用スターホイル13
によって不良品のラミネートチューブTが排出され、良
品のラミネートチューブTはチューブ取出し部3の方向
へ搬送される。また、チューブ内挿入部40はラミネー
トチューブTの内部に挿入される前に光量チェッカ51
により発光部の光量をチェックされ、その結果はデータ
処理時に反映される。また、光量が基準値以下の場合
は、警報を発し、部品の取替等を行うこともできる。
【0021】次に、チューブ内挿入部のさらに詳細な構
成を図9及び図10に基づいて説明する。図9(A)
は、ラミネートチューブT内に挿入された状態のチュー
ブ内挿入部40のI‐I方向の断面を示している。ま
た、図9(C)はII‐II方向の断面図、図9(D)はII
I ‐III 方向の断面図である。チューブ内挿入部40
は、ボアスコープ41に発光ダイオード部54が、接合
金具56とボルト57を介して取り付けられ、発光ダイ
オード部54とフォトセンサ55a、55b、55c、
55d、55e、55fとが取り付けられている。
【0022】ボアスコープ挿入部53の断面図を図9
(B)に示す。ボアスコープ挿入部53は、ステンレス
チューブ58の内部に画像を撮像するレンズ部60が設
けられ、その周囲に細いグラスファイバを含む光源用フ
ァイバ部59が設けられている。図では、ボアスコープ
挿入部53の端面Sはボアスコープ挿入部53の軸心に
垂直であるが、これは軸心に対しある角度をもつように
斜めにカットされた形状であってもよい。この場合には
垂直下方のみならず斜め方向にも視野が拡大する。
【0023】また、ボアスコープ挿入部53はラミネー
トチューブTの軸心から偏心しているが、その位置関係
を図10(A)及び図10(C)に示す。すなわち、こ
の場合のボアスコープ挿入部53の検査可能領域F
1 は、正方形状のカメラ視野からマスク部(ハッチ部
分)を除いた4分円形の部分となる。ラミネートチュー
ブTは、図8に示したように間欠的に自転運動を行い点
1 、P2 、P3 、P4 において一時停止するから、点
1 の停止時に図10(C)における検査可能領域F 1
を検査することができ、点P2 の停止時には検査可能領
域F2 を検査することができる。以下、同様にして点P
3の停止時に検査可能領域F3 を、点P4 の停止時に検
査可能領域F4 を、それぞれ検査することができる。
【0024】このように、図10(A)及び(C)に示
すように検査領域を分割し、かつ内底面に接近して撮
像、検査することにより、図10(B)及び(D)に示
すようにラミネートチューブTの軸心にボアスコープ挿
入部53をすえ1つの検査領域として検査するのに比
べ、さらに解像度を向上させることができ、より微細な
混入物、キズ等の不良を検出することが可能となる。検
査領域の分割は4分割に限定されず、他の数であっても
かまわない。この検査領域の分割数はnに相当する。本
実施例ではn=4である。
【0025】一方、発光ダイオード部54は、ラミネー
トチューブTの内底面から上部開口面までをカバーする
長さを有しており、内側面を上端から下端まで照らすこ
とができる。各フォトセンサ55a〜55fは、発光ダ
イオード部54をはさんで両側に3個ずつ設けられ、図
9(C)に示すように検査領域がオーバラップするよう
に設けられている。
【0026】このように構成することにより、フォトセ
ンサ55a〜55f、ラミネートチューブTが自転して
いる期間、すなわち図8において点P1 、P2 、P3
4 で停止している期間を除いた期間中、内側面を検査
することができる。ここにおいて、フォトセンサ55a
〜55fは1列に設けられてもよく、あるいは、フォト
センサ以外の他の光電変換素子、例えばCCD素子等で
あってもよい。
【0027】次に、チューブ内検査装置39において検
出した検査情報の処理について説明する。CCDカメラ
42において検出されたラミネートチューブTの内底面
の画像情報はビデオ信号化され、フォトセンサ部55に
おいて検出されたラミネートチューブTの内側面の検査
情報は音声信号化されて、両者が混合され、外部に伝送
されて不良の可否が判別される。図11は、本実施例に
おける信号処理を示すブロック図であり、CCDカメラ
42において検出されたラミネートチューブTの内底面
の画像情報処理の流れを示す。ラミネートチューブTの
内側面の画像処理も同様に行うことができる。
【0028】図11に示すように、本実施例の信号処理
は、主として回転ブロック85と、固定ブロック86
と、マイクロコンピュータ94と、不良品排出兼用スタ
ーホイル13とによって行われる。回転ブロック85
は、図11、12に示すように12個のCCDカメラ4
2a、42b、42c、42d、42e、42f、42
g、42h、42i、42j、42k、42lとを含む
カメラ群42Gと、カメラセレクタ43と、ミキサ44
と、アンテナ部45の電磁シールド用カバー72及び送
信アンテナ74と、カムポジショナ87と、回転レゾル
バ49と、を含んでいる。
【0029】固定ブロック86は、図13に示すように
アンテナ部45の電磁シールド用カバー73及び受信ア
ンテナ75と、分配器88と、チューナ89a、89
b、89c、89d、89e、89f、89g、89h
と、コントローラ90A、90Bと、モニタ91a、9
1bと、カムポジショナ92と、不良判定回路93と、
固定レゾルバ50と、を含んでいる。ここに、分配器8
8と、チューナ89a〜89hと、コントローラ90
A、90Bと、モニタ91a、91bと、カムポジショ
ナ92と不良判定回路93は判別装置84を構成してい
る。また、コントローラ90Aと90Bとは、データ処
理手段を構成している。
【0030】各CCDカメラ42a〜42lからのラミ
ネートチューブTの内底面の画像情報は、カムポジショ
ナ87が、回転レゾルバ49の検出した回転検査台12
の角度位置を判別し、情報を取り入れるべきカメラをカ
メラセレクタ43が特定し、そのカメラから画像情報を
選択して取り入れ、ミキサ44に伝達する。図8から明
らかなように、あるラミネートチューブTが点P4 に達
した時には、既に点P 3 、点P2 、点P1 にも後続のラ
ミネートチューブTが達しているため、同時に4つのカ
メラからの画像情報が取り込まれる。ミキサ44はこれ
らの4つの画像情報をそれぞれ所定の搬送波で変調し混
合して送信アンテナ74に出力する。混合された画像情
報は送信アンテナ74から受信アンテナ75に送信され
る。送信アンテナ74及び受信アンテナ75は電磁シー
ルド用カバー72及び電磁シールド用カバー73によっ
て電磁シールドされている。
【0031】受信アンテナ75により受信された混合画
像情報は、分配器88により、周波数帯域を分割されて
各チューナ89a〜89hに送られ情報信号が検波され
る。各チューナ89a〜89hのうち、チューナ89a
〜89dからの情報信号はコントローラ90Aに送られ
る。また、チューナ89e〜89hからの情報信号はコ
ントローラ90Bに送られる。コントローラ90A、9
0Bはモニタ91a、91bで監視される。カムポジョ
ナ87が、検出した回転検査台12の角度位置を判別
し、カムポジショナ92がカメラの番号を特定して不良
判定回路93に伝達する一方、カムポジショナ92がコ
ントローラ90A又はコントローラ90Bにセレクト信
号を発して各チューナからの情報信号のうち不良判定回
路93に送るべき信号を選択する。
【0032】不良判定回路93は、各カメラからの画像
情報信号に基づき、不良か否かを判定して不良検知信号
をマイクロコンピュータ94に出力する。ここに、良・
不良の判別は、例えば画像情報信号を明度により2値化
して、暗部の画素の個数により行う。不良検知信号は不
良品がどれかを特定する情報をも含んでおり、マイクロ
コンピュータは、この不良品が不良品排出兼用スターホ
イル13の位置に到達した時点で指令を発し、この不良
品を排除させる。一方、マイクロコンピュータ94は不
良検知信号を処理してCRT95又はプリンタ96に出
力し画像表示又は文字表示させてもよい。
【0033】次にアンテナ部45の構成の例について、
図14及び図15を用いて説明する。ここに、ハッチ部
分は固定ブロック例を示している。アンテナ部45は、
送信アンテナ74及び受信アンテナ75と、これらを電
磁シールドする電磁シールド用カバー72、電磁シール
ド用カバー73と、各アンテナの取付金具76、77
と、信号を供給するリード線81、82とを有してい
る。図14に示すように、送信アンテナ74は回転ブロ
ック側に取り付けられており受信アンテナ75は固定ブ
ロック側に取り付けられている。送信アンテナ74と受
信アンテナ75は非接触状態で、回転ブロックが回転し
ても互いに常に対向しており、情報信号を安定的に授受
できるうえ、電磁シールド用カバー72及び電磁シール
ド用カバー73により電磁シールドされているので外部
からのノイズの影響を受けることがなく、また、外部へ
の雑音源とならない。
【0034】回転レゾルバ49、固定レゾルバ50の構
成の例を図14に示す。レゾルバとは回転軸等の角度位
置情報を電気信号で与える装置である。図示のように、
回転レゾルバ49は回転ブロック側の角度位置情報を検
出するためのレゾルバであり、レゾルバ本体は回転ブロ
ック側に取り付けられている。回転の基準となる軸71
は、歯車69、70a、70bにより固定軸65と等し
い角度位置を示すように構成されている。すなわち、歯
車70bは遊星歯車であり、歯車69と歯車70aの歯
数は等しく構成されている。このように構成することに
より、軸71はつねに固定軸65と等しい角度位置を示
す。また、固定レゾルバ50は固定側の角度位置情報を
検出するためのレゾルバであり、レゾルバ本体は固定ブ
ロック側に取り付けられている。そして、回転軸80の
回転は歯車78及び歯車79によって回転ブロック部か
ら伝えられる。モータ36はモータ台66により固定軸
65に取り付けられ、歯車67、68により回転ブロッ
クを回転させる。
【0035】次に図16に、各角度位置におけるカメラ
とコントローラ90A及び90Bの動作状況を示す。こ
こに、各欄の数字が1の場合はON状態、0の場合はO
FF状態であることを示している。図17は、各カメラ
に対し使用されているコントローラの遷移を示した図で
ある。図18はカメラとコントローラの動作タイミング
チャートである。このように動作させることにより、高
価なコントローラの数を減らし、少ないコントローラを
効率的に動作させることができる。また、カメラの数A
とコントローラの入力数Bとの間には、図19に示すよ
うな関係がある。ここに、コントローラの入力数Bはm
に相当している。本実施例においてはm=8である。
【0036】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではない。上記実施例では、搬送路と移送手段とを
兼ねるコンベア等の搬送装置を用いているが、これは固
定された搬送路上を自走移動する移送手段を用いてもか
まわない。また、上記実施例では、筒状被検体であるラ
ミネートチューブTがホルダーHにより間欠的に自転
し、CCDカメラ42自体は回転ブロックに固定されて
いたが、これは逆にCCDカメラ42自体が間欠的に自
転し、ラミネートチューブT自体は自転しない構成とし
てもよい。ただし、この場合は、CCDカメラ42の画
像信号を回転するカメラ側とカメラに対しては固定側で
ある回転ブロックとの間で送受信するための送受信アン
テナ(例えばアンテナ部45の小型のもの)を各カメラ
ごとに設ける必要がある。また、CCDカメラ42の動
き方は回転(自転)運動でなくても、全内底面をカバー
できれば、他の動き方、例えばジグザグ運動などでもよ
い。
【0037】また、本実施例ではラミネートチューブT
を間欠的に自転させ、静止時の画像により品質を検査し
ているが、これは連続的に回転させ画像情報を取り込み
処理、判別を行うことも可能である。ラミネートチュー
ブの動き方が自転運動でなく、ジグザグ運動などでもよ
いことは上記と同様である。また、本実施例では、ラミ
ネートチューブTは公転運動もしている。このようにす
ることにより、直線的な製造ラインの中間に小さなスペ
ースで検査工程を設置することが可能となるからであ
る。しかし、これは必ずしも公転運動に限られず、一方
向に移動中に間欠的に自転しカメラを挿入できれば直線
運動などであってもよい。
【0038】さらに、本実施例では、ラミネートチュー
ブTを昇降させてCCDカメラ42をラミネートチュー
ブTの内部に挿入せしめているが、これは、逆にCCD
カメラ42を昇降させてラミネートチューブTの内部に
挿入せしめてもよい。また、上記実施例は、底部の先端
がテーパ状に絞られその一部に取り出し口を有する筒状
体であるラミネートチューブTについて説明したが、こ
れは一方端が閉じられたビンや缶のような有底筒状体で
もかまわないし、両端の開放された筒状体であってもよ
い。
【0039】そして、本実施例では、n=4、m=8で
n<mの例について説明したが、コントローラの処理速
度を向上させればm=4として、n=mの場合も可能で
ある。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被検査体の内面を自動的に高速かつ高精度で撮像、検査
し、不良品を排除することができ、その信号処理も容易
に行えるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成を示す図である。
【図2】図1におけるチューブ挿入部付近の構成を示す
図である。
【図3】図1におけるロータリー式チューブ検査機付近
の構成を示す図である。
【図4】図1におけるチューブ取出し部付近の構成を示
す図である。
【図5】図1におけるロータリー式チューブ検査機の構
成を示す図である。
【図6】図5におけるチューブ内検査装置の構成を示す
図である。
【図7】図1におけるロータリー式チューブ検査機の動
作を説明する図(1)である。
【図8】図1におけるロータリー式チューブ検査機の動
作を説明する図(2)である。
【図9】ラミネートチューブ内に挿入されるチューブ内
挿入部の構成を示す図である。
【図10】図9におけるチューブ内挿入部のカメラ視野
を説明する図である。
【図11】本発明の一実施例の信号処理を示すブロック
図である。
【図12】図11における回転ブロックの構成を示す図
である。
【図13】図11における固定ブロックの構成を示す図
である。
【図14】図1のロータリー式チューブ検査機における
アンテナ部と回転レゾルバと固定レゾルバの構成を示す
図である。
【図15】図1のロータリー式チューブ検査機における
アンテナ部の構成を示す図である。
【図16】CCDカメラとコントローラの動作状況を示
す図である。
【図17】各カメラに対し使用されるコントローラの遷
移を示す図である。
【図18】カメラとコントローラの動作タイミングチャ
ートである。
【図19】カメラの数とコントローラの入力数の関係を
示す図である。
【符号の説明】
1…チューブ挿入部 2…ロータリー式チューブ検査機 3…チューブ取出し部 4…搬送装置 5…緊急排出用コンベア 6…集積コンベア 7…プッシャー 8…チューブ挿入治具 9…搬送コンベア 10…タイミングスクリュー 11…スターホイル 12…回転検査台 13…不良品排出兼用スターホイル 14…不良品排出用シュート 15…不良品プール 16…継ぎスクリュー 17…振分けスターホイル 18…良品搬送コンベア 19…ストッパ 20…チューブ取出しピックアンドプレース 21…ストッパ 22…ピッチ修正治具 23…箱搬送コンベア 24a、24b…箱押え装置 25a、25b…箱ストッパ 26…チューブ集積コンベア 27…チューブ箱詰装置 29、30…空ホルダー搬送コンベア 31…合流装置 32…空ホルダー搬送コンベア 35…基台 36…モータ 37…回転軸 38…センタリング治具 39…チューブ内検査装置 40…チューブ内挿入部 41…ボアスコープ 42、42a〜42l…CCDカメラ 42G…カメラ群 43…カメラセレクタ 44…ミキサ 45…アンテナ部 46…カム 47…カムフォロア 48…ホルダー昇降回転軸 49…回転レゾルバ 50…固定レゾルバ 51…光量チェッカ 52…ボアスコープ本体 53…ボアスコープ挿入部 54…発光ダイオード部 55…フォトセンサ部 55a〜55f…フォトセンサ 56…接合金具 57…ボルト 58…ステンレスチューブ 59…光源用ファイバ部 60…レンズ部 65…固定軸 66…モータ台 67、68、69、70a、70b…歯車 71…軸 72、73…電磁シールド用カバー 74…送信アンテナ 75…受信アンテナ 76、77…取付金具 78、79…歯車 80…回転軸 81、82…リード線 84…判別装置 85…回転ブロック 86…固定ブロック 87…カムポジショナ 88…分配器 89a〜89h…チューナ 90A、90B…コントローラ 91a、91b…モニタ 92…カムポジショナ 93…不良判定回路 94…マイクロコンピュータ 95…CRT 96…プリンタ 200…チューブ検査システム E…空箱 Fi …検査可能領域 H…ホルダー P…筒状被検体 Pi …回転検査台上でのチューブ位置 S…ボアスコープ挿入部端面 T…ラミネートチューブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検査面が複数(n)の領域に分割されてな
    る複数の被検査体を順次前記領域分割数(n)に対応す
    る回転ピッチで自転させ、前記領域分割数(n)と同数
    の被検査体についてそれぞれ異なる領域の被検査面の検
    査信号を同時に求める処理を、前記被検査体について全
    分割領域の検査が終了するまで一巡させつつ行うことに
    より前記検査信号をn個同時に取り出し、当該n個の信
    号数以上の入力信号数(m)を持つデータ処理手段を用
    いて信号処理する検査装置。
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