JPH081521U - 厚肉ステンレス鋼管用管継手 - Google Patents
厚肉ステンレス鋼管用管継手Info
- Publication number
- JPH081521U JPH081521U JP8884492U JP8884492U JPH081521U JP H081521 U JPH081521 U JP H081521U JP 8884492 U JP8884492 U JP 8884492U JP 8884492 U JP8884492 U JP 8884492U JP H081521 U JPH081521 U JP H081521U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stainless steel
- steel pipe
- joint
- pipe
- joint member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 配管現場で継手部材と厚肉ステンレス鋼管
を、腐食を引き起こす溶接によらずに常温で密閉状態に
結合できる厚肉ステンレス鋼管用管継手を提供する。 【構成】 例えばフランジからなる継手部材(102) の孔
内周面に少なくとも一つの浅い円周溝(110,110′) を設
け、継手部材の孔にステンレス鋼管(101) の端部を嵌合
後、ステンレス鋼管の内方から加圧成形して、ステンレ
ス鋼管の材料を前記円周溝に流動膨出させ、継手部材と
ステンレス鋼管端部を密閉状態に結合する。
を、腐食を引き起こす溶接によらずに常温で密閉状態に
結合できる厚肉ステンレス鋼管用管継手を提供する。 【構成】 例えばフランジからなる継手部材(102) の孔
内周面に少なくとも一つの浅い円周溝(110,110′) を設
け、継手部材の孔にステンレス鋼管(101) の端部を嵌合
後、ステンレス鋼管の内方から加圧成形して、ステンレ
ス鋼管の材料を前記円周溝に流動膨出させ、継手部材と
ステンレス鋼管端部を密閉状態に結合する。
Description
【0001】
本考案は、上水道の配管に用いられる厚肉ステンレス鋼管用管継手に関する。
【0002】
従来、この種の厚肉ステンレス鋼管用管継手では、ステンレス鋼管と継手部材 の結合を溶接により行っていた。例えば、図3に示すフランジ形管継手の場合、 例えば1.2 mmのような厚肉のステンレス鋼管1に継手部材であるフランジ2を図 のように隅肉溶接により固着していた。また、図4に示す袋ナット形管継手の場 合には、フレキシブル鋼管3の端部に、管継手4の継手部材であるスリーブ5の 端部を突き合わせ溶接により結合していた。なお、スリーブ5の外周の浅い環状 溝6には、止め線7を介してねじ8を有する袋ナット9が取り付けられている。 この袋ナット9は配管現場で仕切り弁やサドル分水栓などにねじこまれる。
【0003】 このような厚肉ステンレス鋼管用管継手は、ステンレス鋼管と溶接により気密 に結合されるので、溶接後に溶接部の組織の変化と残留応力により腐食が起こり やすい欠点がある。
【0004】
本考案の目的は、配管現場で継手部材と厚肉ステンレス鋼管が、腐食を引き起 こす溶接によらずに密閉状態に結合された厚肉ステンレス鋼管用管継手を提供す ることである。
【0005】
上記の目的を達成するために、本考案により、厚肉ステンレス鋼管用管継手の 継手部材の孔内周面に少なくとも一つの浅い円周溝を設け、継手部材の孔にステ ンレス鋼管の端部を嵌合後ステンレス鋼管の内方から加圧成形して、ステンレス 鋼管の材料を前記円周溝に流動膨出させ、継手部材とステンレス鋼管端部を密閉 状態に結合すればよい。
【0006】 前記継手部材は、例えばフランジ形管継手のフランジからなることができる。 また、前記継手部材は、スリーブとこのスリーブの上に止め線を介して保持さ れた袋ナットとからなる袋ナット形管継手のスリーブであることができる。
【0007】
以下、本考案を図面に示す実施例により詳細に説明する。図3と4に示した従 来技術と同様な部品には100 をプラスした同様な参照数字を付けてある。
【0008】 図1には、本考案による厚肉ステンレス鋼管用管継手の一実施例の上半分を断 面して示してある。フランジ形管継手の継手部材であるフランジ102 とステンレ ス鋼管101 との気密な結合は、フランジ102 の孔内周面に浅い円周溝110 、110 ′を軸方向に二個設け、フランジ102 の孔にステンレス鋼管101 の端部を挿入嵌 合後、その内方から加圧成形してステンレス鋼管の材料を円周溝110 、110 ′に 流動膨出させて、フランジ102 とステンレス鋼管101 の端部の材料を直接圧着し て密閉状態に結合する。この場合、内方から加圧成形する手段として、例えばチ ューブエキスパンダの方法がある。この方法はチューブエキスパンダのロールを 半径方向外方に拡張させながら回転させることによりステンレス鋼管端部を冷間 圧延する。これにより、ステンレス鋼管端部のステンレス鋼材料がフランジ102 の円周溝110 、110 ′の中へ流動膨出する。
【0009】 図2には、本考案による厚肉ステンレス鋼管用管継手の別の実施例を示す。 袋ナット形管継手104 の継手部材であるスリーブ106 の孔内周円に前の実施例 と同様に浅い円周溝111 、111 ′を設けて、フレキシブル管103 の端部をその内 方から加圧成形してスリーブ106 とフレキシブル管103 を密閉状態に結合してあ る。袋ナット形管継手104 のその他の継手部材は図4と同じであるので、説明は 省略する。
【0010】
本考案では、厚肉のステンレス鋼管端部を継手部材の内周面の円周溝に加圧成 形することにより円周溝にステンレス鋼管材料を流動膨出させて圧着したので、 配管現場で継手部材と厚肉ステンレス鋼管を、腐食を引き起こす溶接によらずに 常温で密閉状態に結合できる厚肉ステンレス鋼管用管継手が得られる。
【図1】本考案による厚肉ステンレス鋼管用管継手の一
実施例としてフランジ形管継手の上半分を断面して示
す。
実施例としてフランジ形管継手の上半分を断面して示
す。
【図2】本考案による厚肉ステンレス鋼管用管継手の別
の実施例として袋ナット形管継手の上半分を断面して示
す。
の実施例として袋ナット形管継手の上半分を断面して示
す。
【図3】従来のフランジ形管継手の上半分を断面して示
す。
す。
【図4】従来の袋ナット形管継手の上半分を断面して示
す。
す。
101,103 厚肉ステンレス鋼管 102,106 継手部材 110,110 ′;111,111′ 円周溝
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 丹呉 鐵夫 東京都千代田区大手町1丁目6番1号 大 平洋特殊鋳造株式会社内 (72)考案者 石田 正男 新潟県上越市港町2丁目25番1号 大平洋 特殊鋳造株式会社直江津製造所内 (72)考案者 石井 利春 千葉市花見川区こてはし台2丁目21番10号 (72)考案者 桑原 靖信 千葉市若葉区千城台南1丁目2番12号 (72)考案者 大塚 耕一 千葉県四街道市和良比181番11号 (72)考案者 岩瀬 伸朗 千葉県四街道市旭ケ丘3丁目11番15号 (72)考案者 鈴木 正己 千葉県市原市奉免1321番9号 (72)考案者 前島 崇志 千葉県船橋市印内町539番地1 株式会社 東京フレックス内
Claims (3)
- 【請求項1】 厚肉ステンレス鋼管と、このステンレス
鋼管の端部に嵌合されて気密に結合されかつ相手方継手
部材に連結できる継手部材とからなる厚肉ステンレス鋼
管用管継手において、 前記継手部材の孔内周面に少なくとも一つの浅い円周溝
を設け、継手部材の孔にステンレス鋼管の端部を嵌合後
ステンレス鋼管の内方から加圧成形して、ステンレス鋼
管の材料を前記円周溝に流動膨出させ、継手部材とステ
ンレス鋼管端部を密閉状態に結合したことを特徴とする
厚肉ステンレス鋼管用管継手。 - 【請求項2】 前記継手部材がフランジ形管継手のフラ
ンジであることを特徴とする請求項1の厚肉ステンレス
鋼管用管継手。 - 【請求項3】 前記継手部材は、スリーブとこのスリー
ブの上に止め線を介して保持された袋ナットとからなる
袋ナット形管継手のスリーブであることを特徴とする請
求項1の厚肉ステンレス鋼管用管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8884492U JPH081521U (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 厚肉ステンレス鋼管用管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8884492U JPH081521U (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 厚肉ステンレス鋼管用管継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH081521U true JPH081521U (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=13954284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8884492U Pending JPH081521U (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 厚肉ステンレス鋼管用管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH081521U (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5625182A (en) * | 1979-08-07 | 1981-03-10 | Yoshitomi Pharmaceut Ind Ltd | Tetracyclic compound and its salt |
JPS5633052A (en) * | 1979-08-20 | 1981-04-03 | Ortho Diagnostics | Electrostatic grain selecting method and its mechanism |
JPS5654304A (en) * | 1979-10-09 | 1981-05-14 | Hitachi Koki Co Ltd | Abrasion detection mechanism |
JPS60143787A (ja) * | 1983-12-29 | 1985-07-30 | Fujitsu Ltd | 演算増幅器の試験方法 |
JPS635786A (ja) * | 1986-06-25 | 1988-01-11 | 松下電工株式会社 | 回転式電気かみそり |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP8884492U patent/JPH081521U/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5625182A (en) * | 1979-08-07 | 1981-03-10 | Yoshitomi Pharmaceut Ind Ltd | Tetracyclic compound and its salt |
JPS5633052A (en) * | 1979-08-20 | 1981-04-03 | Ortho Diagnostics | Electrostatic grain selecting method and its mechanism |
JPS5654304A (en) * | 1979-10-09 | 1981-05-14 | Hitachi Koki Co Ltd | Abrasion detection mechanism |
JPS60143787A (ja) * | 1983-12-29 | 1985-07-30 | Fujitsu Ltd | 演算増幅器の試験方法 |
JPS635786A (ja) * | 1986-06-25 | 1988-01-11 | 松下電工株式会社 | 回転式電気かみそり |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6729659B2 (en) | Flare fitting assembly with metal-to-metal line seal | |
JPH081521U (ja) | 厚肉ステンレス鋼管用管継手 | |
JPH11512807A (ja) | 管継手 | |
ES2172324T3 (es) | Union para tuberia. | |
JPH0667991U (ja) | フランジ付きフレキシブル管継手 | |
JP3923036B2 (ja) | 管継手構造 | |
JPH0564592U (ja) | 管継手構造 | |
JP2004068273A (ja) | 鋼管膨張型ロックボルトの管端部封止構造および封止方法 | |
SE8503339D0 (sv) | Kopplingsanordning | |
JPS647282Y2 (ja) | ||
JPS6124890A (ja) | 両端連結管及びその製造方法 | |
JPS5910468Y2 (ja) | 溶接式管継手 | |
JPH0442024Y2 (ja) | ||
JPS649895B2 (ja) | ||
KR880011517A (ko) | 금속링을 내삽한 압착식 관이음쇠를 사용하는 관의 접속방법 | |
JPS5821087A (ja) | 管端継手部構造 | |
JPS6254565B2 (ja) | ||
JP2022092224A (ja) | 管継手 | |
JP2524754Y2 (ja) | 樹脂製管継手 | |
JP2562757Y2 (ja) | ステンレス管用管継手 | |
JPS5865524A (ja) | 二重管製造方法 | |
JPS6410296B2 (ja) | ||
JPH04185323A (ja) | 異種管の接続方法 | |
JPH022516B2 (ja) | ||
KR950009044A (ko) | 탄성체의 팩킹링(Packing Ring)을 내삽(內揷)하고 있는 프레스식(PRESS식) 금속관 이음쇠의 체결접속방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970819 |