JP2022092224A - 管継手 - Google Patents

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幸兵 堀田
Kohei Hotta
隼介 新井
Shunsuke Arai
義郎 岡崎
Yoshiro Okazaki
啓博 前田
Takahiro Maeda
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Abstract

【課題】 管継手の自重が小さくされその強度が高くされる。【解決手段】 管継手10は、金属製の継手本体20と、一方シール材24と、他方シール材28とを備える。一方開口端形成部50は一方の管12の一端が進入するためのものである。他方開口端形成部52は他方の管14の一端が進入するためのものである。一方シール材24は、継手本体20の一方開口端形成部50の内周面と一方の管12の一端の外周面との間をシールする。他方シール材28は、継手本体20の他方開口端形成部52の内周面と他方の管14の一端の外周面との間をシールする。継手本体20が、連通部54をさらに有している。連通部54は、一方開口端形成部50と他方開口端形成部52との間に凹み230を形成する。管継手10は、合成樹脂製の補強体30をさらに備える。【選択図】 図2

Description

本発明は管継手に関するものである。
特許文献1は、管継手を開示する。この管継手は、継手本体と、ナットと、パッキンとを備える。継手本体には薄肉ステンレス鋼管の挿入が可能である。薄肉ステンレス鋼管の端部外周には凸部が形成されている。継手本体の端部には雄ねじが形成されている。ナットは、嵌合部を有する。嵌合部は、継手本体と凸部を境に対向する。嵌合部は、薄肉ステンレス鋼管の外周に嵌まる。ナットは、雌ねじ部を有する。雌ねじは、継手本体の雄ねじに噛み合う。パッキンは、継手本体と薄肉ステンレス鋼管の間に設けられる。特許文献1に開示された管継手によれば、薄肉ステンレス鋼管を簡単に接続できる。
特許文献2は、管継手を開示する。この管継手は、継手本体と、継手本体の外周に嵌まる押圧保持リングとを備える。この管継手には薄肉ステンレス鋼管が接続される。薄肉ステンレス鋼管には塑性加工凸条が設けられる。継手本体の先端外周部と押圧保持リングの内周部とは相互に接続される。継手本体の先端外周部と押圧保持リングの内周部とが相互に接続されると、押圧保持リングの内周部外端域、および、継手本体 の内周部先端域が、薄肉ステンレス鋼管の凸条を軸方向の外方と内方とから挾む。この状態を維持するために、この管継手は、押圧保持リングに軸方向から差込まれる差込み部材を備える。特許文献2に開示された管継手は、薄肉ステンレス鋼管を容易迅速に接続できる。
実公平3-15897号公報 特開2018-31417号公報
特許文献1および特許文献2に開示された管継手には、自重が大きいという問題点がある。これらの管継手に接続されるのは薄肉ステンレス鋼管である。例えば、それら薄肉ステンレス鋼管が支持材などによって支持されており、かつ、管継手自体が支持されていない場合、管継手を直接支持するのはそれら薄肉ステンレス鋼管である。それら薄肉ステンレス鋼管が管継手を直接支持することとなる場合、それら薄肉ステンレス鋼管の変形を未然に防止するための対策が必要になる。管継手の自重が大きいことは、そのような対策の必要性を高くする。したがって管継手の自重は可能な範囲で小さいことが望ましい。しかしながら、自重を減らすために管継手のいずれかの部分の厚さを減らすと、その部分の強度が低下する。
本発明の目的は、自重が小さく強度が高い管継手を提供することにある。
図面に基づいて本発明の管継手が説明される。なお、この欄で図中の符号を使用したのは、発明の内容の理解を助けるためであって、内容を図示した範囲に限定する意図ではない。
上述された目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、管継手10は、金属製かつ筒状の継手本体20と、環状の一方シール材24と、環状の他方シール材28とを備える。継手本体20は、一方開口端形成部50と他方開口端形成部52とを有する。一方開口端形成部50は一方の管12の一端が進入するためのものである。他方開口端形成部52は他方の管14の一端が進入するためのものである。一方シール材24は、継手本体20の一方開口端形成部50の内周面と一方の管12の一端の外周面との間をシールする。他方シール材28は、継手本体20の他方開口端形成部52の内周面と他方の管14の一端の外周面との間をシールする。継手本体20が、連通部54をさらに有している。連通部54は、一方開口端形成部50と他方開口端形成部52との間に配置される。連通部54は、一方開口端形成部50と他方開口端形成部52とを連通させる。連通部54は、一方開口端形成部50と他方開口端形成部52との間に凹み230を形成する。管継手10は、合成樹脂製の補強体30をさらに備える。補強体30は、凹み230に配置される。
金属製である継手本体20よりも合成樹脂製の補強体30は密度が小さい。密度が小さいので、補強体30が占めている空間を継手本体20の素材である金属が占めている場合よりも管継手10としての自重を小さくできる。一方、補強体30が凹み230に配置されると、凹み230が圧縮されるような曲げモーメントが継手本体20にかかった際に補強体30が荷重を受ける。補強体30が荷重を受けるので、その荷重が受けられない場合に比べて、継手本体20にその曲げモーメントがかかっても継手本体20に塑性変形が生じる可能性は低くなる。これにより、その曲げモーメントによって生じるような所定の曲げ応力に対しては、管継手10としての強度は高くなる。その結果、自重が小さく強度が高い管継手が提供される。
また、上述された連通部54が、筒状の連通路段差形成部70と、一方閉塞壁部72と、他方閉塞壁部74とを有していることが望ましい。連通路段差形成部70は、一方開口端形成部50と他方開口端形成部52との間の連通路を形成する。連通路段差形成部70は、一方開口端形成部50および他方開口端形成部52との間で外周に段差を形成する。一方閉塞壁部72は、一方開口端形成部50と連通路段差形成部70の一端との間を塞ぐ。他方閉塞壁部74は、他方開口端形成部52と連通路段差形成部70の他端との間を塞ぐ。この場合、補強体30が、複数の板状部190と、壁間配置部192とを有していることが望ましい。壁間配置部192は、次に述べられる要件が満たされるように、複数の板状部190をそれぞれ配置する。その要件は、複数の板状部190同士の間隔が所定の間隔に保たれ、かつ、一方閉塞壁部72とその一方閉塞壁部72に対向する他方閉塞壁部74と連通路段差形成部70とが形成する凹み230に挟まれるというものである。
一方閉塞壁部72とその一方閉塞壁部72に対向する他方閉塞壁部74と筒状の連通路段差形成部70とが凹み230を形成する。補強体30の複数の板状部190は、その凹み230に挟まれるように配置されることとなる。複数の板状部190がその凹み230に挟まれるように配置されるので、一方閉塞壁部72とその一方閉塞壁部72に対向する他方閉塞壁部74とが板状部190に荷重を及ぼすこととなる。一方閉塞壁部72と他方閉塞壁部74とが板状部190に荷重を及ぼすので、板状部190のいずれかの個所に大きな圧縮応力が集中してかかることを防止できる。これにより、板状部190が破損する可能性を抑え得る。その可能性が抑えられると、曲げ応力に対する管継手10としての強度が高くなる。複数の板状部190は、複数の板状部190同士の間隔が所定の間隔に保たれるように配置される。これにより、補強体30が1枚の板状部190のみからなる場合および複数の板状部190が密着して並んでいる場合に比べて、管継手10が様々な方向の曲げ応力に耐えられる。しかも、複数の板状部190同士の間に所定の間隔が保たれるので、それらの板状部190の間に継手本体20と同じ材質の部材が存在する場合に比べて、管継手10としての自重を小さくできる。
もしくは、上述された一方閉塞壁部72が、一方密着面110と、一方接触面112とを有していることが望ましい。一方密着面110は、一方開口端形成部50の内部空間に対向する。一方密着面110は、一方開口端形成部50の内周面と共に一方シール材24が密着するためのものである。一方接触面112は、一方密着面110の裏側に配置される。一方接触面112は、複数の板状部190のいずれかが接触するためのものである。
一方密着面110に一方シール材24が密着し、かつ、一方接触面112に複数の板状部190のいずれかが接触すると、一方閉塞壁部72が板状部190から受ける反力は一方シール材24に伝わることとなる。すなわち、一方閉塞壁部72が一方シール材24に支えられる。これにより、その反力が一方シール材24に伝わらない場合に比べて、一方閉塞壁部72が破損する可能性を抑え得る。その可能性が抑えられると、曲げ応力に対する管継手10としての強度が高くなる。
本発明によれば、自重が小さく強度が高い管継手が提供される。
本発明のある実施形態にかかる管継手の外観図である。 本発明のある実施形態にかかる管継手の断面図である。 本発明のある実施形態にかかる継手本体の断面図である。 本発明のある実施形態にかかる一方接続リングの斜視図である。 本発明のある実施形態にかかる補強体の斜視図である。 本発明のある実施形態にかかる凹みが露出した状況を示す図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態が説明される。以下の説明では、同一の部品には同一の符号が付されている。それらの名称および機能は同一である。従って、それらについての詳細な説明は繰返されない。
[管継手の構成]
図1は、本実施形態にかかる管継手10の外観図である。図2は、本実施形態にかかる管継手10の断面図である。図2において、本実施形態にかかる管継手10には2本の管12,14が接続されている。以下、図1および図2に基づき、本実施形態にかかる管継手10の構成が説明される。
本実施形態にかかる管継手10は、2本の管12,14を互いに接続させるために用いられる。本実施形態にかかる管継手10は、金属製かつ筒状の継手本体20と、一方接続リング22と、環状の一方シール材24と、他方接続リング26と、環状の他方シール材28と、合成樹脂製の補強体30とを備える。
継手本体20の一端と他端とに、上述された2本の管12,14が進入する。一方接続リング22は、継手本体20と一方の管12の一端とを接続する。一方シール材24は、継手本体20と一方の管12との間をシールする。他方接続リング26は、継手本体20と他方の管14の一端とを接続する。他方シール材28は、継手本体20と他方の管14との間をシールする。補強体30は、連通部54が形成する凹み230に配置される。
図3は、本実施形態にかかる継手本体20の断面図である。以下、図3に基づき、本実施形態にかかる継手本体20の構成が説明される。継手本体20は、一方開口端形成部50と他方開口端形成部52と連通部54とを有する。一方開口端形成部50は一方の管12の一端が進入するためのものである。一方の管12の一端は、一方接続リング22によって一方開口端形成部50に接続される。他方開口端形成部52は他方の管14の一端が進入するためのものである。他方の管14の一端は、他方接続リング26によって他方開口端形成部52に接続される。連通部54は、一方開口端形成部50と他方開口端形成部52との間に配置される。連通部54は、一方開口端形成部50と他方開口端形成部52とを連通させる。連通部54は、一方開口端形成部50と他方開口端形成部52との間に凹み230を形成する。
一方開口端形成部50は、一方胴体部60と、一方係合突起62とを有する。一方胴体部60は筒状の部分である。一方胴体部60に一方の管12の一端が収容される。上述された一方シール材24は、一方胴体部60の内周面と一方の管12の一端の外周面との間をシールする。これにより、一方開口端形成部50の内周面と一方の管12の一端の外周面との間がシールされることとなる。一方係合突起62は、一方胴体部60の内周面から突出する。
他方開口端形成部52は、他方胴体部64と、他方係合突起66とを有する。他方胴体部64は筒状の部分である。他方胴体部64に他方の管14の一端が収容される。上述された他方シール材28は、他方胴体部64の内周面と他方の管14の一端の外周面との間をシールする。これにより、他方開口端形成部52の内周面と他方の管14の一端の外周面との間がシールされることとなる。他方係合突起66は、他方胴体部64の内周面から突出する。
連通部54が、筒状の連通路段差形成部70と、環状の一方閉塞壁部72と、環状の他方閉塞壁部74とを有している。連通路段差形成部70は、一方開口端形成部50と他方開口端形成部52との間の連通路を形成する。図3から明らかなように、連通路段差形成部70は、一方開口端形成部50および他方開口端形成部52との間で外周に段差を形成する。一方閉塞壁部72は、一方開口端形成部50と連通路段差形成部70の一端との間を塞ぐ。他方閉塞壁部74は、他方開口端形成部52と連通路段差形成部70の他端との間を塞ぐ。これにより、上述された凹み230が、連通路段差形成部70と一方閉塞壁部72と他方閉塞壁部74とによって形成されることとなる。
一方閉塞壁部72が、一方密着面110と、一方接触面112とを有している。一方密着面110は、一方開口端形成部50の内部空間に対向する。一方密着面110は、一方開口端形成部50の内周面と共に一方シール材24が密着するためのものである。一方シール材24は、一方係合突起62と一方密着面110との間に嵌め込まれる。一方接触面112は、一方密着面110の裏側に配置される。
他方閉塞壁部74が、他方密着面130と、他方接触面132とを有している。他方密着面130は、他方開口端形成部52の内部空間に対向する。他方密着面130は、他方開口端形成部52の内周面と共に他方シール材28が密着するためのものである。他方シール材28は、他方係合突起66と他方密着面130との間に嵌め込まれる。他方接触面132は、他方密着面130の裏側に配置される。
図4は、本実施形態にかかる一方接続リング22の斜視図である。以下、図4に基づき、本実施形態にかかる一方接続リング22の構成が説明される。本実施形態にかかる一方接続リング22は、環状本体部150と、外側係合部152の対と、内側係合部154の対と、押輪部156とを有する。環状本体部150は、外側係合部152の対と内側係合部154の対と押輪部156との基部となる。外側係合部152は、環状本体部150の一端から突出する。外側係合部152は、内周爪部170を有する。外側係合部152の対は、それらがそれぞれ有する内周爪部170が互いに対向するように配置される。内側係合部154は、外側係合部152に沿うように環状本体部150の一端から突出する。内側係合部154は、外周爪部172を有する。内側係合部154は、それらがそれぞれ有する外周爪部172が互いに対向するように配置される。押輪部156は、環状本体部150の内周から外側係合部152の対および内側係合部154の対が突出する方向に沿って延びる。
本実施形態の場合、他方接続リング26の構成は一方接続リング22の構成と同一である。したがって、その詳細な説明は繰り返されない。
本実施形態の場合、一方接続リング22は他方接続リング26に対向するように配置される。一方接続リング22の外側係合部152の内周爪部170が他方接続リング26の内側係合部154の外周爪部172にかみ合う。他方接続リング26の外側係合部152の内周爪部170が一方接続リング22の内側係合部154の外周爪部172にかみ合う。その結果、一方接続リング22と他方接続リング26とは互いに接続される。
図5は、本実施形態にかかる補強体30の斜視図である。以下、図5に基づき、本実施形態にかかる補強体30の構成が説明される。補強体30は、複数(本実施形態の場合は4枚)の板状部190と、環状の壁間配置部192とを有している。複数の板状部190は、一方接触面112および他方接触面132に接触し得る。一方接触面112および他方接触面132はそのために設けられるものでもある。壁間配置部192は、次に述べられる2要件が満たされるように、複数の板状部190をそれぞれ配置する。その第1の要件は、複数の板状部190同士の間隔が所定の間隔に保たれるというものである。その第2の要件は、継手本体20の凹み230に挟まれるというものである。上述されているように、その凹み230は、連通路段差形成部70と一方閉塞壁部72と他方閉塞壁部74とによって形成されるものである。その結果、複数の板状部190は、壁間配置部192によって一方閉塞壁部72と他方閉塞壁部74との間に配置されることとなる。
[管継手の接続方法]
本実施形態にかかる管継手10の接続方法は以下の通りである。まず、作業者は、一方の管12に一方接続リング22の押輪部156を貫通させる。一方の管12が一方接続リング22の押輪部156を貫通すると、作業者は、周知の方法により、その一方の管12の一端に拡径部210を形成する。次に、作業者は、他方の管14に他方接続リング26の押輪部156を貫通させる。他方の管14が他方接続リング26の押輪部156を貫通すると、作業者は、周知の方法により、その他方の管14に拡径部212を形成する。
次に、作業者は、予め一方シール材24と他方シール材28とが収容されている継手本体20の一方胴体部60に一方の管12の一端を進入させる。作業者は、継手本体20の他方胴体部64に他方の管14の一端を進入させる。
継手本体20に一方の管12の一端と他方の管14の一端とが進入すると、作業者は、一方接続リング22の外側係合部152と内側係合部154との間に他方接続リング26の外側係合部152または内側係合部154を進入させる。このとき、一方接続リング22の押輪部156が一方の管12の一端の拡径部210を継手本体20の奥へ向かって押す。その拡径部210は一方係合突起62に押し付けられる。これにより、その拡径部210は、一方接続リング22の押輪部156と継手本体20の一方係合突起62とに挟まれることとなる。これに伴い、その拡径部210は、一方シール材24を一方密着面110に押し付ける。一方密着面110に押し付けられた一方シール材24は、一方密着面110に加えて一方胴体部60の内周面にも密着する。これにより、一方シール材24は、一方胴体部60の内周面と一方の管12の一端の外周面との間をシールすることとなる。一方、他方接続リング26の押輪部156が他方の管14の一端の拡径部212を継手本体20の奥へ向かって押す。その拡径部212は他方係合突起66に押し付けられる。これにより、その拡径部212は、他方接続リング26の押輪部156と継手本体20の他方係合突起66とに挟まれることとなる。これに伴い、その拡径部212は、他方シール材28を他方密着面130に押し付ける。他方密着面130に押し付けられた他方シール材28は、他方密着面130に加えて他方胴体部64の内周面にも密着する。これにより、他方シール材28は、他方胴体部64の内周面と他方の管14の一端の外周面との間をシールすることとなる。
続いて、作業者は、一方接続リング22と他方接続リング26とをそれらの周方向に沿ってねじる。これにより、一方接続リング22の外側係合部152に他方接続リング26の内側係合部154がかみ合う。他方接続リング26の外側係合部152に一方接続リング22の内側係合部154がかみ合う。その結果、継手本体20の凹み230が露出する個所が形成される。図6はその状況が示された図である。
凹み230が露出する個所が形成されると、作業者は、その個所において継手本体20の凹み230に補強体30の板状部190を嵌める。板状部190が嵌められると、外側係合部152と内側係合部154とがかみ合った一方接続リング22と他方接続リング26とは外れなくなる。これにより、本実施形態にかかる管継手10と2本の管12,14との接続は完了する。
[本実施形態にかかる効果の説明]
以上のようにして、本実施形態にかかる管継手10において、補強体30の板状部190が凹み230に配置される。板状部190が凹み230に配置されると、補強体30が占めている空間を継手本体20の素材である金属が占めている場合よりも管継手10としての自重を小さくできる。一方、板状部190が凹み230に配置されると、継手本体20に曲げモーメントがかかった際に板状部190が荷重を受ける。板状部190が荷重を受けるので、その荷重が受けられない場合に比べて、継手本体20に曲げモーメントがかかっても継手本体20に塑性変形が生じる可能性は低くなる。これにより、曲げ応力に対する管継手10としての強度は高くなる。その結果、自重が小さく強度が高い管継手が提供される。
また、本実施形態にかかる管継手10の場合、4枚の板状部190は、一方閉塞壁部72とその一方閉塞壁部72に対向する他方閉塞壁部74とに挟まれるように配置されることとなる。4枚の板状部190がそのように配置されるので、一方閉塞壁部72とその他方閉塞壁部74とがそれらの板状部190に荷重を及ぼすこととなる。一方閉塞壁部72とその他方閉塞壁部74とがそれらの板状部190に荷重を及ぼすので、板状部190のいずれかの個所に大きな圧縮応力が集中してかかることを防止できる。これにより、板状部190が破損する可能性を抑え得る。その可能性が抑えられると、曲げ応力に対する管継手10としての強度が高くなる。4枚の板状部190は、それらの板状部190同士の間隔が所定の間隔に保たれるように配置される。これにより、補強体30が1枚の板状部190のみからなる場合および4枚の板状部190が密着して並んでいる場合に比べて、管継手10が様々な方向の曲げ応力に耐えられる。しかも、4枚の板状部190同士の間隔が所定の間隔に保たれるので、それらの板状部190の間に継手本体20と同じ材質の部材が存在する場合に比べて、管継手10としての自重を小さくできる。
しかも、本実施形態にかかる管継手10の場合、一方密着面110に一方シール材24が密着し、かつ、一方接触面112に複数の板状部190のいずれかが接触すると、一方閉塞壁部72が板状部190から受ける反力は一方シール材24に伝わることとなる。すなわち、一方閉塞壁部72が一方シール材24に支えられる。これにより、その反力が一方シール材24に伝わらない場合に比べて、一方閉塞壁部72が破損する可能性を抑え得る。その可能性が抑えられると、曲げ応力に対する管継手10としての強度が高くなる。
また、本実施形態にかかる管継手10の場合、一方の管12の一端の拡径部210が一方シール材24を一方密着面110に押し付ける。一方密着面110に押し付けられた一方シール材24は、一方密着面110に加えて一方胴体部60の内周面にも密着する。これにより、一方シール材24は、一方胴体部60の内周面と一方の管12の一端の外周面との間をシールすることとなる。一方、他方の管14の一端の拡径部212は、他方シール材28を他方密着面130に押し付ける。他方密着面130に押し付けられた他方シール材28は、他方密着面130に加えて他方胴体部64の内周面にも密着する。これにより、他方シール材28は、他方胴体部64の内周面と他方の管14の一端の外周面との間をシールすることとなる。その結果、一方の管12に拡径部210が形成されないまま本実施形態にかかる管継手10が組み立てられた場合、一方の管12を通じて管継手10の内部に水が流れるとその水は一方胴体部60の内周面と一方の管12の一端の外周面との間から漏れる。他方の管14に拡径部212が形成されないまま本実施形態にかかる管継手10が組み立てられた場合、他方の管14を通じて管継手10の内部に水が流れるとその水は他方胴体部64の内周面と他方の管14の一端の外周面との間から漏れる。その結果、本実施形態にかかる管継手10においては、拡径部210,212が形成されないまま管継手10が組み立てられたことが容易に発見される。
[変形例]
今回開示された実施形態はすべての点で例示である。本発明の範囲は上述された実施形態に基づいて制限されるものではない。もちろん、上述された実施形態に対して本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更をしてもよい。
例えば、連通部54の形態は上述したものに限定されない。すなわち、連通部の形状は一葉回転双曲面で構成されたものであってもよい。連通部の形状は周方向に凹みが並ぶものであってもよい。
また、補強体30の形態も上述したものに限定されない。すなわち、補強体の形状は、矩形の板状であってもよい。
10…管継手
12…一方の管
14…他方の管
20…継手本体
22…一方接続リング
24…一方シール材
26…他方接続リング
28…他方シール材
30…補強体
50…一方開口端形成部
52…他方開口端形成部
54…連通部
60…一方胴体部
62…一方係合突起
64…他方胴体部
66…他方係合突起
70…連通路段差形成部
72…一方閉塞壁部
74…他方閉塞壁部
110…一方密着面
112…一方接触面
130…他方密着面
132…他方接触面
150…環状本体部
152…外側係合部
154…内側係合部
156…押輪部
170…内周爪部
172…外周爪部
190…板状部
192…壁間配置部
210,212…拡径部
230…凹み

Claims (3)

  1. 一方の管の一端が進入するための一方開口端形成部と他方の管の一端が進入するための他方開口端形成部とを有する金属製かつ筒状の継手本体と、
    前記継手本体の前記一方開口端形成部の内周面と前記一方の管の一端の外周面との間をシールする環状の一方シール材と、
    前記継手本体の前記他方開口端形成部の内周面と前記他方の管の一端の外周面との間をシールする環状の他方シール材とを備える管継手であって、
    前記継手本体が、前記一方開口端形成部と前記他方開口端形成部との間に配置され、前記一方開口端形成部と前記他方開口端形成部とを連通させ、かつ、前記一方開口端形成部と前記他方開口端形成部との間に凹みを形成する連通部をさらに有しており、
    前記凹みに配置される合成樹脂製の補強体をさらに備えることを特徴とする管継手。
  2. 前記連通部が、
    前記一方開口端形成部と前記他方開口端形成部との間の連通路を形成し、かつ、前記一方開口端形成部および前記他方開口端形成部との間で外周に段差を形成する筒状の連通路段差形成部と、
    前記一方開口端形成部と前記連通路段差形成部の一端との間を塞ぐ、一方閉塞壁部と、
    前記他方開口端形成部と前記連通路段差形成部の他端との間を塞ぐ、他方閉塞壁部とを有しており、
    前記補強体が、
    複数の板状部と、
    前記複数の板状部同士の間隔が所定の間隔に保たれ、かつ、前記一方閉塞壁部と前記一方閉塞壁部に対向する前記他方閉塞壁部と前記連通路段差形成部とが形成する前記凹みに挟まれるように、前記複数の板状部をそれぞれ配置する壁間配置部とを有していることを特徴とする請求項1に記載の管継手。
  3. 前記一方閉塞壁部が、
    前記一方開口端形成部の内部空間に対向し、かつ、前記一方開口端形成部の内周面と共に前記一方シール材が密着するための一方密着面と、
    前記一方密着面の裏側に配置され、前記複数の板状部のいずれかが接触するための一方接触面とを有していることを特徴とする請求項2に記載の管継手。
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