JPH08151735A - プレキャスト構造物用シール部材 - Google Patents

プレキャスト構造物用シール部材

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JPH08151735A
JPH08151735A JP31756594A JP31756594A JPH08151735A JP H08151735 A JPH08151735 A JP H08151735A JP 31756594 A JP31756594 A JP 31756594A JP 31756594 A JP31756594 A JP 31756594A JP H08151735 A JPH08151735 A JP H08151735A
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茂男 矢島
Kenji Endo
健治 遠藤
Yukio Nagamatsu
幸生 永松
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TAKINO GOMME SEISAKUSHO KK
Tokyo Tekko Co Ltd
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TAKINO GOMME SEISAKUSHO KK
Tokyo Tekko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレキャスト構造物の製造の際に用いられる
シール部材であって、スリーブ継手と鉄筋との間のシー
ル性を向上させて、コンクリート打設時に、スリーブ継
手の内部空間にセメントミルク等が侵入するのを防ぐ。 【構成】 シール部材50は弾性材からなり、円環形状
の本体部51と、この本体部51の内周に形成された複
数の環状の鍔部53とを備えている。シール部材50は
スリーブ継手20の一端部の環状の収容溝21にセット
される。異形鉄筋11が挿入された時には、シール部材
50の鍔部53が、異形鉄筋11の横断面形状に対応し
て弾性変形し、この異形鉄筋11の外周面に密着する。
鍔部53は、径方向基端から先端に向かって薄くなるよ
うに形成されている。すなわち、鍔部53において、ス
リーブ継手の奥側を向く面53aは軸と直交する平坦面
をなし、反対側の面53bはテーパ面をなしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スリーブ継手に異形鉄
筋の一端部を挿入した状態で、コンクリートを打設する
ことによりプレキャスト構造物を製造する際、スリーブ
継手と鉄筋との間をシールするシール部材に関する。
【0002】
【従来の技術】柱等に用いられるプレキャスト構造物
は、互いに平行をなす複数の異形鉄筋の一端部を複数の
スリーブ継手にそれぞれ挿入した状態で、コンクリート
を打設することにより製造される。このプレキャスト構
造物では、一端面にスリーブ継手の内部空間が開口して
おり、他端面からは鉄筋が突出している。プレキャスト
構造物同士を連結する際には、一方のプレキャスト構造
物のスリーブ継手に、他方のプレキャスト構造物から突
出する鉄筋の端部を挿入して、スリーブ継手の内部空間
にモルタルやセメントミルク等のグラウト材を充填し、
硬化させる。
【0003】ところで、上記プレキャスト構造物の製造
のためにコンクリートを打設する際には、スリーブ継手
の内部空間にコンクリートの成分であるセメントミルク
が入り込まないように、スリーブ継手と鉄筋との間をシ
ール部材でシールする必要がある。特開昭63ー745
3号では、円環形状をなす発泡スチロール製の弾性シー
ル部材をスリーブ継手の一端部の環状の収容溝にセット
する。このセット状態で、鉄筋の端部をシール部材に圧
入することにより、スリーブ継手の内部空間に臨ませ
る。このようにしてシール部材の内周面を鉄筋の外周面
に弾性をもって密着させることにより、セメントミルク
等がスリーブ本体の内部空間に侵入するのを防ぐのであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記スリーブ
継手では、コンクリート打設時にシール部材でセメント
ミルク等の侵入を確実に防止することができなかった。
その理由は、異形鉄筋のリブにより、シール部材が比較
的大きな領域にわたって弾性変形し、両者の間に無視で
きない大きさの隙間が生じるからである。特に鉄筋の軸
線に沿って延びる縦リブがある場合には、この隙間も縦
リブに沿って形成されることになり、シール性を損なう
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明に係わるプレキャスト構造物用シー
ル部材では、(イ)上記収容溝にはまり込む環状の本体
部と、(ロ)上記本体部の内周に形成され、鉄筋の外周
に接する複数の環状の鍔部とを備え、上記鍔部の断面形
状において、径方向の基端部が厚く、先端部が薄く形成
されていることを特徴とする。請求項2の発明では、請
求項1のプレキャスト構造物用シール部材において、上
記鍔部の肉厚が基端から先端に向かって連続的に減少す
ることを特徴とする。請求項3の発明では、請求項1,
2のいずれかのプレキャスト構造物用シール部材におい
て、上記鍔部のスリーブ継手の奥側を向く面が、スリー
ブ継手の軸と直交する平坦面をなし、スリーブ継手の奥
部に対して反対側を向く面の少なくとも一部領域が、環
状のテーパ面をなし、このテーパ面は先端に向かってス
リーブ継手の奥へ後退するように傾斜していることを特
徴とする。請求項4の発明では、請求項1のプレキャス
ト構造物用シール部材において、上記鍔部のスリーブ継
手の奥側を向く面が、スリーブ継手の軸と直交する平坦
面をなし、スリーブ継手の奥部に対して反対側を向く面
が、スリーブ継手の軸と直交する少なくとも2つの環状
の平坦面を有し、先端側の平坦面が基端側の平坦面より
スリーブ継手の奥へ後退した位置にあることを特徴とす
る。
【0006】請求項5の発明では、請求項1〜4のいず
れかのプレキャスト構造物用シール部材において、上記
鍔部は、互いに独立した円環形をなすことを特徴とす
る。請求項6の発明では、請求項1〜4のいずれかのプ
レキャスト構造物用シール部材において、上記本体部の
内周には連続する螺旋形の鍔が形成され、この鍔の一回
り分が上記環状の鍔部として提供され、この鍔により形
成される螺旋溝には、上記本体部から径方向,内方向に
延びる複数の仕切壁が形成され、この仕切壁が軸方向に
隣接する鍔部同士を連ねていることを特徴とする。請求
項7の発明では、請求項1〜6のいずれかのプレキャス
ト構造物用シール部材において、上記本体部の内周面は
円筒面をなし、上記複数の鍔部は同一形状,同一内径を
有していることを特徴とする。請求項8の発明では、請
求項1〜6のいずれかのプレキャスト構造物用シール部
材において、上記本体部の内周面はスリーブ継手の奥に
向かって縮径するテーパ面をなし、上記複数の鍔部は同
一内径を有していることを特徴とする。
【0007】請求項9の発明では、請求項1〜8のいず
れかのプレキャスト構造物用シール部材において、上記
スリーブ継手の収容溝の内周面に対向する本体部外周面
は、スリーブ継手の奥に向かって拡径するようなテーパ
をなしていることを特徴とする。請求項10の発明で
は、請求項9のプレキャスト構造物用シール部材におい
て、上記本体部のテーパをなす外周面の軸方向中間部
に、環状溝が形成されていることを特徴とする。請求項
11の発明では、請求項1〜10のプレキャスト構造物
用シール部材において、上記本体部のスリーブ継手の奥
側を向く端面に、環状溝が形成されていることを特徴と
する。請求項12の発明では、請求項1〜11のいずれ
かのプレキャスト構造物用シール部材において、上記本
体部のスリーブ継手の収容溝の内周面に対向する外周面
には、環状凸部が形成されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、異形鉄筋に対応した
シール部材が用いられる。すなわち、シール部材の鍔部
の内径が、鉄筋におけるリブを形成していない外周面の
径より小さく、シール部材の本体部の内径が、鉄筋のリ
ブの外接円の径より大きい。鉄筋は、シール部材の本体
部の抵抗を受けることなく実質的に鍔部での抵抗だけを
受けて挿入される。このため挿入抵抗は小さくて済む。
また、鍔部は鉄筋の外周面に対して弾性をもって接触
し、鉄筋とスリーブ継手との間をシールする。この鍔部
は本体部に比べて遥かに弾性変形し易いので、鉄筋のリ
ブが鍔部に当たった場合、このリブに対応する鍔部の弾
性変形は局部に限られる。そのため、鍔部は鉄筋の横断
面形状に対応して鉄筋の外周面への良好な接触状態を確
保できる。このようにして、鉄筋とスリーブ継手との間
のシールが確実なものとなり、スリーブ継手の内部空間
へのセメントミルクの侵入を阻止することができる。ま
た、鉄筋とシール部材の軸がずれている場合や、径の異
なる異形鉄筋が用いられる場合でも、このずれや径の変
更に対応して鍔部が弾性変形するため、鉄筋の外周面へ
の接触状態を確保できる。特に、鍔部の断面形状では、
径方向の基端部が厚く、先端部が薄く形成されているの
で、次の作用が付加される。すなわち、鍔部が基端から
先端にわたって均一の厚さであれば、鉄筋の径が大きい
場合に鍔部全体が大きく傾斜するように弾性変形し、こ
の弾性変形に起因する力が、鍔部と鉄筋との間の比較的
広い接触面積にわたって分散されるため、接触圧力の低
下を招く。そのため、シール性が低下する。これに対し
て、本願発明のように鍔部の基端側が厚く、先端側が薄
い構成であると、基端側の弾性変形の度合は比較的小さ
いので、鍔部が鉄筋に接触している領域において、基端
側に近い部位に鍔部の弾性力が集中し、この部位での接
触圧が高くなるので、より一層良好なシール性を得るこ
とができる。
【0009】請求項2の発明によれば、鍔部の肉厚が基
端から先端に向かって連続的に減少するので、鉄筋挿入
状態での湾曲の度合は、基端側で小さく鉄筋への接触部
に向かって徐々に大きくなり、しかもこの湾曲の度合の
変化が連続的となる。その結果、鍔部の弾性力の集中を
より一層効果的に実現できる。請求項3,4の発明によ
れば、鍔部がスリーブ継手の奥に向かって曲がり易い構
造となるため、鉄筋の挿入がより一層楽になる。請求項
5の発明によれば、複数の鍔部が互いに独立して円環形
状をなしているので、外側の鍔部と鉄筋との間に僅かな
隙間が生じ、この隙間からセメントミルクが侵入して
も、このセメントミルクは内側の鍔部によって侵入を阻
止され、鍔部間の空間に溜ることなる。しかも、このセ
メントミルクは経時的に硬化して、さらなるセメントミ
ルクに対する防波堤の役割も期待できる。請求項6の発
明によれば、基本的には、螺旋形状の鍔が鉄筋に接する
ことにより、セメントミルクの侵入が禁じられる。鍔の
間に形成された螺旋溝を通るセメントミルクは、複数の
仕切壁により侵入を禁じられる。請求項7の発明によれ
ば、鍔部が同一形状,同一内径を有しているので、リブ
を除く鉄筋の外周に対して同じ条件で接触し、鉄筋径に
対応して最適の形状にすることができる。請求項8の発
明によれば、本体部の内周面がテーパ面をなしているの
で、鉄筋挿入の案内とすることができる。また、複数の
鍔の高さが異なり、互いに異なる条件で鉄筋の外周面に
接することができるので、鉄筋の径の変動があっても、
いずれの鍔が最適な条件下で鉄筋の外周面に接すること
になる。請求項9の発明によれば、本体部の外周面がテ
ーパをなすので、この外周面の環状をなす一部が、スリ
ーブ継手の収容溝の内周面に接し、この接触部に本体部
の弾性力が集中するので、スリーブ継手とシール部材と
の間のシール性を向上できる。請求項10の発明によれ
ば、シール部材を継手に収容する際に、環状溝により本
体部が容易に弾性変形するため、本体部の外周面がテー
パをなしていても、容易に収容することができる。請求
項11の発明によれば、上記本体部のスリーブ継手の奥
側を向く端面に形成された環状溝により、スリーブ継手
の収容溝の内径のバラツキを吸収できるので、このバラ
ツキが鍔部の鉄筋外周への接触状態に変化を与えること
がない。請求項12の発明によれば、本体部の外周面に
形成された環状凸部がスリーブ継手の収容溝の内周面に
接触し、この接触部に本体部の弾性力が集中するので、
スリーブ継手とシール部材との間のシール性を向上でき
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4を参照
して説明する。図3は、柱用プレキャスト構造物Aの製
造が終了した直後の状態を示す。このプレキャスト構造
物Aの製造について概略的に説明する。まず、互いに平
行に延びる複数の主筋11(異形鉄筋)に、環状の剪断
補強筋12を間隔をおいて結束することにより、鉄筋篭
10を作る。次に、鉄筋篭10を型枠30に収容すると
ともに、主筋11の一端部にスリーブ継手20の一端部
を連結する。この際、スリーブ継手20の他端は型枠3
0の一方の端壁31の内面にパッキン等を介して当接さ
せ、図示しない支持具で支持する。主筋11の図示しな
い他端部は、型枠30の他方の端壁を貫通して外部に突
出させる。また、各スリーブ継手20には、2本のポリ
塩化ビニル管41,42の一端を連結し、その他端を栓
で閉じて型枠30の周壁32に支持する。この状態で、
コンクリートCを打設することにより、プレキャスト構
造物Aを製造する。
【0011】上記のようにして製造されたプレキャスト
構造物Aは、例えばスリーブ継手20を下にして立てた
状態で柱に用いられる。上階のプレキャスト構造物Aの
スリーブ継手20には、下階のプレキャスト構造物Aか
ら上方に延びる主筋11の上端部が収容され、この状態
で、一方の管41からグラウト材を注入し、他方の管4
2からエアを抜きながら、スリーブ継手20の内部空間
にグラウト材を充填することにより、両プレキャスト構
造物Aを連結する。
【0012】図4に示すように、上記主筋11は、断面
円形をなす外周面に軸方向に延びる一対の縦リブ11a
と、これら縦リブ11aに連なり周方向にほぼ180°
にわたって延びる横リブ11bとを有している。他方、
スリーブ継手20は円筒形状をなし、その両端部の周壁
には上記管41,42が連なる継手部24,25が形成
されている。スリーブ継手20の一端部には環状の収容
溝21が形成されている。この収容溝21は、スリーブ
継手20の内周面から径方向,内方向に突出する一対の
環状のフランジ21a,21bにより、形成されてい
る。なお、主筋挿入端側のフランジ21aに比べて奥側
のフランジ21bの方が内径が小さい。
【0013】上記スリーブ20の一端部には、ゴム(弾
性材)からなる円環形状のシール部材50が装着され
る。このシール部材50の詳細な構造は、図4では省略
されているので、図1(A)を参照して説明する。シー
ル部材50は、大径部51aと小径部51bからなる本
体部51を備えている。この本体部51の大径部51a
が収容溝21に嵌め込まれ、小径部51bがフランジ2
1aの内側に嵌め込まれる。
【0014】本体部51の大径部51aの外周面51x
は、スリーブ継手20の奥側に向かって広がるようなテ
ーパをなしており、この外周面51xの軸方向中間部に
は断面半円形の環状溝51yが形成されてる。また、大
径部51aの一方の端面すなわちスリーブ継手20の奥
側の端面には、環状溝51zが形成されている。この環
状溝51zはスリーブ継手20の奥に向かうにしたがっ
て幅が広くなる。スリーブ継手20へ収容される前の自
然状態(弾性変形していない状態)において、大径部5
1aの奥端部の外径はスリーブ継手20の収容溝21の
内径より大きく、大径部51aの開口端側の端部の外径
は、この収容溝21の内径より小さい。また、小径部5
1bの外径は、フランジ21aの内径より若干大きく形
成されている。
【0015】上記シール部材50の本体部51の円筒面
形状の内周面51sには、互いに同軸をなす複数(本実
施例では3つ)の円環形状の鍔部53が形成されてい
る。これら鍔部53は、等しい間隔で本体部51の軸方
向に離れていて互いに独立している。これら鍔部53
は、互いに同一形状,同一内径を有し、本体部51の内
周面51sから同一高さだけ径方向,内方向に突出して
いる。図1(A),(B)に示すように、上記シール部
材50の鍔部53の内径Daは、主筋11におけるリブ
11a,11bを形成していない外周面の径Dxより小
さい。また、シール部材50の本体部51の内径Db
は、リブ11a,11bの外接円の径Dyより大きい。
【0016】図1(A),図2(A)に最も良く示すよ
うに、上記鍔部53の断面形状は、周方向に沿って同一
であり、径方向外側の基端部が厚く、径方向内側の先端
部が薄くなっている。詳述すると、鍔部53はスリーブ
継手20の奥側を向く面53aが、スリーブ継手20お
よびシール部材50の軸と直交する平坦面をなしてい
る。鍔部53の反対側の面53bは、基端から先端に向
かって順に連なる3つのテーパ面53x,53y,53
zからなる。これらテーパ面53x,53y,53z
は、先端に向かうにしたがって、スリーブ継手20の奥
方向へ後退するものであり、これにより、鍔部53の厚
さは基端から先端に向かって徐々に減少する。なお、本
実施例では、スリーブ継手20の軸と直交する平面に対
して、基端側のテーパ面53xと先端側のテーパ面53
zの傾斜が比較的緩やかであり、中間部のテーパ面53
yの傾斜が比較的急である。
【0017】上記構成をなすシール部材50の、上記プ
レキャスト構造物Aの製造工程における作用を説明す
る。まず、図1(A)に示すように、シール部材50を
スリーブ継手20の収容溝21にセットする。この際、
本体部51の端面に環状溝51zが形成され、外周面5
1xに環状溝51yが形成されているので、環状溝51
zの径方向,外方向でかつ環状溝51yのスリーブ継手
20側に位置する部位を内側に変形させることができ、
上記このシ部材50の収容溝21へのセットが楽にな
る。また、上記大径部51aの外周面51xがテーパを
なし、スリーブ継手20の奥側の部位の外径が、収容溝
21の内径より大きいので、この部位だけが収容溝21
の内周面に接するか、この部位が他の部位より強く接す
る。そのため、この強い接触により、スリーブ継手20
とシール部材50との間のシール性が高まる。
【0018】次に、図1(B),図2(B),図4に示
すように、主筋11の端部を、シール部材50に通し
て、スリーブ継手20の内部空間の途中まで挿入する。
この主筋11の挿入に際して、シール部材50の本体部
51の内周面51sの径Dbが主筋11のリブ11aの
外接円の径Dyより大きいので、挿入抵抗は実質的に鍔
部53でのみ発生し、本体部51は挿入の抵抗とならな
い。その結果、挿入抵抗を小さくすることができる。し
かも、鍔部53において主筋11が当たる面53bは、
先端に向かうにしたがって、スリーブ継手20の奥へと
徐々に後退するので、挿入抵抗をより一層小さくするこ
とができる。しかも本実施例では、鍔部53のスリーブ
継手20の奥とは反対側の面53bが、先端に向かうに
したがってスリーブ継手20の奥方向に後退するように
形成されているので、鍔部53はスリーブ20の奥に向
かって曲がり易く、主筋11の挿入がより一層楽にな
る。
【0019】上記シール部材50への主筋11の挿入状
態において、シール部材50の鍔部53の内径Daが、
主筋11におけるリブ11a,11bを形成していない
外周面の径Dxより小さいので、鍔部53は弾性をもっ
て主筋11の外周面に接することができ、また、スリー
ブ継手20と主筋11の軸が多少ずれていても確実に接
することができる。さらに、径の異なる主筋11であっ
ても、所定の範囲の径であれば、確実に接することがで
きる。鍔部53は本体部51に比べて薄いので、リブ1
1a,11bが当たると容易に弾性変形し、主筋11へ
の密着状態を維持できる。特に縦リブ11aは必ず各鍔
部53の2箇所に当たるが、鍔部53はこの縦リブ11
aに対応する部位だけが局所的に大きく弾性変形する。
換言すれば、鍔部53は主筋11の横断面形状に対応し
て弾性変形することができ、主筋11のほぼ全周にわた
って密着することができる。
【0020】特に鍔部53は、基端側が厚く先端が薄く
なっている構成であるので、図2(B)に示すように、
基端側の弾性変形の度合は比較的小さい。そのため、鍔
部53が主筋11に接触している領域が比較的狭く線接
触状態に近い接触状態が得られる。また、たとえ接触領
域が広くても基端側に近い部位に鍔部53の弾性力が集
中する。その結果、鍔部53の主筋11への接触圧を高
くすることができ、より一層良好なシール性を得ること
ができる。しかも、本実施例では鍔部53の肉厚が基端
から先端に向かって連続的に減少するので、主筋11挿
入状態での湾曲の度合は、基端側で小さく鉄筋への接触
部に向かって徐々に大きくなり、しかもこの湾曲の度合
の変化が連続的となる。その結果、鍔部51の弾性力を
基端に近い接触部により一層集中させることができる。
【0021】上記鍔部53の変形の仕方についてさらに
詳述する。図2(B)に最も良く示されているように、
リブ11bに接している鍔部53は変形が大きく、リブ
11bを除く主筋11の外周面に接している鍔部53
は、リブ11aに接している部位を除いて変形が小さ
い。しかし、いずれにおいても、基端から接触部に近い
箇所までの弾性変形が抑えられるので、強い接触圧を得
ることができる。この議論は、径の異なる主筋11につ
いても適用でき、鉄筋の径が多少変動しても、良好な接
触状態を維持できる。なお、本実施例では、複数の鍔部
53は同一形状をなしているので、最適な接触状態が得
られる主筋11の径の範囲は比較的狭いものの、この範
囲の径の主筋11を用いる場合には、すべての鍔部53
が最適な接触状態となり、シール性をより一層向上でき
る。
【0022】さらに本実施例では、本体部51におい
て、スリーブ継手20の奥側を向く端面に環状溝51z
が形成されている。そのため、鋳物からなるスリーブ継
手20の収容溝21の内径にバラツキがあっても、この
バラツキを環状溝51zの外側部分が内方へ変位するこ
とにより吸収できる。その結果、このバラツキが鍔部5
3の主筋11外周への接触状態に変化を与えることがな
く、期待されている接触状態を確保できる。
【0023】上述したように、鍔部53がスリーブ継手
20および主筋11に対して良好な接触状態にあるか
ら、前述したコンクリートCの打設時に、上記セメント
ミルクがスリーブ継手20の内部空間へ侵入するのを確
実に阻止できる。なお、外側の鍔部53と主筋11との
間に多少の隙間があっても、この隙間から侵入したセメ
ントミルクは、それより内側の鍔部53によってスリー
ブ継手20の内部空間への侵入を阻止される。しかも、
このセメントミルクは鍔部53の間に溜まって経時的に
硬化し、新たなセメントミルクの侵入を阻止する防波堤
となるので、セメントミルクがスリーブ継手20の内部
空間に侵入するのをより一層確実に阻止できる。
【0024】次に、本発明の他の実施例について順次説
明する。これら実施例において、先行する実施例に対応
する構成部には図中同番号を付してその詳細な説明を省
略する。図5の実施例では、シール部材53の外周面5
3xに形成された環状溝53yにOリング55が嵌めら
れていて、外周面53xから突出しており、環状凸部を
構成している。この実施例では、シール部材50をスリ
ーブ継手20の収容溝21に収容した状態で、ほぼOリ
ング55だけが収容溝20の内周面に接するため、両者
の間の接触圧を高くすることができ、シール性を向上で
きる。また、図5の実施例では、フランジ21bの内径
が最初の実施例より大きく、シール部材50の端面に形
成された環状溝53zがスリーブ継手20の内部空間に
連なっている。そのため、プレキャスト構造物同士を連
結するために、スリーブ継手20の内部空間にグラウト
を充填させる際に、このグラウトが環状溝53zにも入
り込み、ここで固化するので、シール部材50の強度を
高めることができる。
【0025】図6,図7の実施例では、シール部材50
の本体部51の内周面51sがスリーブ継手20の奥に
向かって縮径するようなテーパをなしている。3つの鍔
部53’,53'',53'''は、互いに形状が異なる
が、その内径は同じである。したがって、スリーブ継手
の入口側(図中右側)の鍔部53’が最も高く、スリー
ブ継手の奥側(図中左側)の鍔部53'''が最も低い。
中間の鍔部53''は入口側の鍔部53’の基端から所定
長さ分除去したような形状をなしている。奥側の鍔部5
3'''は、中間の鍔部53''の基端から所定長さ分除去
したような形状をなしている。したがって、これら鍔部
53’,53'',53'''は、先端部形状が同じであり
テーパ面53zを有しているが、中間の鍔部53''では
テーパ面53xが狭く、奥側の鍔部53'''では、テー
パ面53xがなく、テーパ面53yが狭い。
【0026】上記実施例では、異形鉄筋が挿入された
時、鍔部53’,53'',53'''がそれぞれ異なる形
状に弾性変形される。そのため、異形鉄筋の径が変わっ
ても、いずれかの鍔部が最も良好な接触状態を確保で
き、ひいてはシール性を高めることができる。また、上
記実施例では、本体部51の内周面51sがテーパをな
し、主筋11を案内する役割を担えるので、主筋11の
挿入を容易にする。
【0027】図8,図9の実施例では、本体部51の円
筒面をなす内周面51sに、連続する螺旋形状の鍔15
2が形成されている。この鍔152の一回り分が環状の
鍔153となる。この鍔部153の断面形状は前述の実
施例と同じである。鍔部153間に形成される螺旋溝1
54には、上記本体部から径方向,内方向に延びる仕切
壁155が、180°の角度間隔で多数形成されてい
る。この仕切壁155は軸方向に隣接する鍔部153同
士を連ねている。螺旋形状の鍔152が主筋の外周に接
することにより、セメントミルクの侵入が禁じられる。
螺旋溝154を通るセメントミルクは、多数の仕切壁1
55により侵入を禁じられる。鍔部153の特殊な断面
形状により作用効果は最初の実施例と同じである。
【0028】図10は上述したすべての実施例に適用で
きる鍔部の断面形状の他の態様を示す。図10(A)で
は、鍔部253の一方の面253a(スリーブ継手の奥
側を向く面)は最初の実施例と同様に平坦面をなしてお
り、他方の面253bは全面にわたって等しい傾斜角度
のテーパ面253dをなしている。図10(B)では、
他方の面253bの基端側の領域が軸と直交する平坦面
253eをなし、先端側の領域が緩やかなテーパ面25
3fをなし、両者の間に急なテーパ面253gが介在さ
れている。図10(C)では、鍔部253の面253b
の基端側の領域がテーパ面253hをなし、先端側の領
域が軸と直交する平坦面253iをなしていて両者が連
なっている。図10(D)では、鍔部253の面253
bは、複数例えば3つの平坦面253j,253k,2
53lを有しており、これら平坦面は先端のものほどス
リーブ継手の奥側に後退している。これら平坦面間には
急な傾斜をなすテーパ面253m,253nが介在され
ている。なお、図10(A)〜(D)の鍔部におけるす
べてのテーパ面は先端に向かうにしたがってスリーブ継
手の奥側に後退するように傾斜している。
【0029】本発明は上記実施例に制約されず、種々の
態様が可能である。例えば、プレキャスト構造物は、壁
用,梁用等であってもよい。シール部材の材料としては
ゴムの他、発泡スチロール,ウレタン等を用いてもよ
い。異形鉄筋のリブは、ねじをなすリブであってもよ
い。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、鉄筋の挿入抵抗が小さいにも拘わらず、鍔部が鉄
筋の外周面に対して弾性をもって接触することにより、
鉄筋とスリーブ継手との間を良好にシールできる。ま
た、鉄筋とシール部材の軸がずれている場合や、径の異
なる異形鉄筋が用いられる場合でも、鍔部の鉄筋外周面
への接触状態を確保できる。特に、鍔部は径方向の基端
部が厚く、先端部が薄く形成されているので、比較的強
い接触圧が得られ、より一層良好なシール性を得ること
ができる。請求項2の発明によれば、鉄筋挿入状態にお
いて鍔部の湾曲の度合の変化が連続的となるので、鍔部
の弾性力の集中をより一層効果的に実現でき、ひいては
強い接触圧によりシール性を向上させることができる。
請求項3,4の発明によれば、鍔部がスリーブ継手の奥
に向かって曲がり易い構造となるため、鉄筋の挿入がよ
り一層楽になる。請求項5の発明によれば、複数の鍔部
が互いに独立して円環形状をなしているので、セメント
ミルクに対する重畳した防波堤となり、シール性を向上
させることができる。請求項6の発明によれば、基本的
には、螺旋形状の鍔が鉄筋に接することにより、セメン
トミルクの侵入が禁じられ、鍔の間に形成された螺旋溝
を通るセメントミルクが複数の仕切壁により侵入を禁じ
られるので、良好なシール性を確保できる。請求項7の
発明によれば、鍔部が同一形状,同一内径を有している
ので、すべての鍔部が最適条件で鉄筋に接することがで
き、シール性を高めることができる。請求項8の発明に
よれば、本体部の内周面が、鉄筋挿入を容易にすること
ができる。また、複数の鍔部の高さが異なり、互いに異
なる条件で鉄筋の外周面に接することができるので、鉄
筋の径の変動があっても、いずれかの鍔が最適な条件で
鉄筋の外周面に接することになる。請求項9の発明によ
れば、本体部の外周面の一部が本体部の弾性力を集中的
に受けて収容溝の内周面に接するので、スリーブ継手と
シール部材との間のシール性を向上できる。請求項10
の発明によれば、本体部が容易に弾性変形するため、本
体部をスリーブ継手の収容溝に容易に収容することがで
きる。請求項11の発明によれば、スリーブ継手の収容
溝の内径のバラツキが鍔部の鉄筋外周への接触状態に変
化を与えるのを防止できる。請求項12の発明によれ
ば、本体部の外周面に形成された環状凸部が本体部の弾
性力を集中的に受けてスリーブ継手の収容溝の内周面に
接するので、スリーブ継手とシール部材との間のシール
性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明に係わるシール部材をセット
した状態のスリーブ継手の一部を示す拡大断面図であ
り、(B)は同スリーブ継手に鉄筋を挿入した状態を示
す拡大断面図である。
【図2】 (A)は、図1(A)の一部をさらに拡大し
て示す断面図であり、(B)は図1(B)の一部をさら
に拡大して示す断面図である。
【図3】 プレキャスト構造物の製造終了直後の状態を
示す断面図である。
【図4】 シール部材をセットし鉄筋を挿入した状態を
示すスリーブ継手全体の断面図である。
【図5】 本発明のシール部材の他の態様を示す図1
(A)相当図である。
【図6】 本発明のシール部材のさらに他の態様を示す
断面図である。
【図7】 図6のシール部材の一部の拡大断面図であ
る。
【図8】 本発明のシール部材のさらに他の態様を示す
図1(A)相当図である。
【図9】 図8において矢印IX方向から見たシール部材
の正面図である。
【図10】 (A),(B),(C),(D)は、シー
ル部材の鍔部の断面形状の異なる態様をそれぞれ示す拡
大断面図である。
【符号の説明】
11 … 主筋(異形鉄筋) 11a,11b … リブ 20 … スリーブ継手 21 … 収容溝 50 … シール部材 51 … 本体部 51s … 本体部の内周面 51x … 本体部の外周面 51y,51z … 環状溝 53,53’,53'',53''' … 鍔部 53a,253a … スリーブ継手の奥側を向く面 53b,253b … スリーブ継手の奥部に対して反
対側を向く面 53x,53y,53z … テーパ面 152 … 螺旋形状の鍔 153 … 鍔部 154 … 螺旋溝 155 … 仕切壁 253 … 鍔部 253d,253f,253h … テーパ面 253j,253k,253l … 平坦面 C … コンクリート

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリーブ継手に異形鉄筋の一端部を挿入
    した状態でコンクリートを打設することによりプレキャ
    スト構造物を製造する際、スリーブ継手の一端部に形成
    された環状収容溝に収容されてこのスリーブ継手と鉄筋
    との間をシールする弾性シール部材において、(イ)上
    記収容溝にはまり込む環状の本体部と、(ロ)上記本体
    部の内周に形成され、鉄筋の外周に接する複数の環状の
    鍔部と、を備え、上記鍔部の断面形状において、径方向
    の基端部が厚く、先端部が薄く形成されていることを特
    徴とするプレキャスト構造物用シール部材。
  2. 【請求項2】 上記鍔部の肉厚は基端から先端に向かっ
    て連続的に減少することを特徴とする請求項1に記載の
    プレキャスト構造物用シール部材。
  3. 【請求項3】 上記鍔部において、スリーブ継手の奥側
    を向く面が、スリーブ継手の軸と直交する平坦面をな
    し、スリーブ継手の奥部に対して反対側を向く面の少な
    くとも一部領域が、環状のテーパ面をなし、このテーパ
    面は先端に向かってスリーブ継手の奥へ後退するように
    傾斜していることを特徴とする請求項1,2のいずれか
    に記載のプレキャスト構造物用シール部材。
  4. 【請求項4】 上記鍔部において、スリーブ継手の奥側
    を向く面が、スリーブ継手の軸と直交する平坦面をな
    し、スリーブ継手の奥部に対して反対側を向く面が、ス
    リーブ継手の軸と直交する少なくとも2つの環状の平坦
    面を有し、先端側の平坦面が基端側の平坦面よりスリー
    ブ継手の奥へ後退した位置にあることを特徴とする請求
    項1に記載のプレキャスト構造物用シール部材。
  5. 【請求項5】 上記鍔部は、互いに独立した円環形をな
    すことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のプ
    レキャスト構造物用シール部材。
  6. 【請求項6】 上記本体部の内周には連続する螺旋形の
    鍔が形成され、この鍔の一回り分が上記環状の鍔部とし
    て提供され、この鍔により形成される螺旋溝には、上記
    本体部から径方向,内方向に延びる複数の仕切壁が形成
    され、この仕切壁が軸方向に隣接する鍔部同士を連ねて
    いることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    プレキャスト構造物用シール部材。
  7. 【請求項7】 上記本体部の内周面は円筒面をなし、上
    記複数の鍔部は同一形状,同一内径を有していることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のプレキャス
    ト構造物用シール部材。
  8. 【請求項8】 上記本体部の内周面はスリーブ継手の奥
    に向かって縮径するテーパ面をなし、上記複数の鍔部は
    同一内径を有していることを特徴とする請求項1〜6の
    いずれかに記載のプレキャスト構造物用シール部材。
  9. 【請求項9】 上記本体部において、スリーブ継手の収
    容溝の内周面に対向する外周面は、スリーブ継手の奥に
    向かって拡径するようなテーパをなしていることを特徴
    とする請求項1〜8のいずれかに記載のプレキャスト構
    造物用シール部材。
  10. 【請求項10】 上記本体部のテーパをなす外周面の軸
    方向中間部に、環状溝が形成されていることを特徴とす
    る請求項9に記載のプレキャスト構造物用シール部材。
  11. 【請求項11】 上記本体部において、スリーブ継手の
    奥側を向く端面に、環状溝が形成されていることを特徴
    とする請求項1〜10に記載のプレキャスト構造物用シ
    ール部材。
  12. 【請求項12】 上記本体部において、スリーブ継手の
    収容溝の内周面に対向する外周面には、環状凸部が形成
    されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか
    に記載のプレキャスト構造物用シール部材。
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