JPH08151312A - 皮膚化粧料 - Google Patents
皮膚化粧料Info
- Publication number
- JPH08151312A JPH08151312A JP31590394A JP31590394A JPH08151312A JP H08151312 A JPH08151312 A JP H08151312A JP 31590394 A JP31590394 A JP 31590394A JP 31590394 A JP31590394 A JP 31590394A JP H08151312 A JPH08151312 A JP H08151312A
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- Japan
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- skin
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- cosmetic
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Abstract
(57)【要約】
【構成】モノアルキルアミン又はトリアルキルアミンを
配合することを特徴とする皮膚化粧料。 【効果】老化防止改善効果(荒れ肌改善、角質改善、角
質層のターンオーバー促進、美肌)にすぐれる。
配合することを特徴とする皮膚化粧料。 【効果】老化防止改善効果(荒れ肌改善、角質改善、角
質層のターンオーバー促進、美肌)にすぐれる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、老化皮膚改善効果(荒
れ肌改善効果、角質改善効果、角質層のタ−ンオ−バ−
を速くする効果、美肌効果等)に優れた皮膚化粧料に関
する。
れ肌改善効果、角質改善効果、角質層のタ−ンオ−バ−
を速くする効果、美肌効果等)に優れた皮膚化粧料に関
する。
【0002】
【従来の技術】老化皮膚とは、乾燥して滑らかさのない
荒れ肌で、角質細胞の剥離現象が認められ、結合組織は
コラ−ゲン/エラスチン比が高く、しわが多い皮膚をい
う。また、老化皮膚は細胞代謝の低下により角質層のタ
−ンオ−バ−が遅く、したがって皮膚に老化防止効果が
付与発現するとタ−ンオ−バ−が速くなるといわれ、種
々の皮膚組織賦活成分が研究されている。
荒れ肌で、角質細胞の剥離現象が認められ、結合組織は
コラ−ゲン/エラスチン比が高く、しわが多い皮膚をい
う。また、老化皮膚は細胞代謝の低下により角質層のタ
−ンオ−バ−が遅く、したがって皮膚に老化防止効果が
付与発現するとタ−ンオ−バ−が速くなるといわれ、種
々の皮膚組織賦活成分が研究されている。
【0003】その結果、たとえば皮膚老化防止効果を持
つ化粧料として、現在までにビンポセチン等を配合した
化粧料が提案されている(特開平5−194179号公
報)が、実用上に於いて皮膚に組織機能を修復または改
善し、皮膚が元来保有する機能を回復して皮膚の老化防
止効果に著効を示す程度に改良された皮膚化粧料を得る
ことは困難であった。
つ化粧料として、現在までにビンポセチン等を配合した
化粧料が提案されている(特開平5−194179号公
報)が、実用上に於いて皮膚に組織機能を修復または改
善し、皮膚が元来保有する機能を回復して皮膚の老化防
止効果に著効を示す程度に改良された皮膚化粧料を得る
ことは困難であった。
【0004】そこで、本発明者らは、上記の事情に鑑み
鋭意研究した結果、後記皮膚化粧料が老化皮膚改善効果
(荒れ肌改善効果、角質改善効果、角質層のタ−ンオ−
バ−を速くする効果、美肌効果等)に優れることを確認
して本発明を完成するに至った。
鋭意研究した結果、後記皮膚化粧料が老化皮膚改善効果
(荒れ肌改善効果、角質改善効果、角質層のタ−ンオ−
バ−を速くする効果、美肌効果等)に優れることを確認
して本発明を完成するに至った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】即ち、本発明の目的
は、皮膚老化防止効果(荒れ肌改善効果、角質改善効
果、角質層のタ−ンオ−バ−を速くする効果、美肌効果
等)の優れた皮膚化粧料を提供することにある。
は、皮膚老化防止効果(荒れ肌改善効果、角質改善効
果、角質層のタ−ンオ−バ−を速くする効果、美肌効果
等)の優れた皮膚化粧料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決する手段】上述の目的は、モノアルキルア
ミン又はトリアルキルアミンを配合することを特徴とす
る皮膚化粧料によって達成される。
ミン又はトリアルキルアミンを配合することを特徴とす
る皮膚化粧料によって達成される。
【0007】本発明に適用されるアルキルアミンとして
は、モノプロピルアミン、トリ−プロピルアミンおよび
トリイソプロピルアミンが挙げられる。これらを配合し
てなる皮膚化粧料は、表皮細胞の増殖および分化の促
進、さらに、末梢血管拡張して皮膚機能を亢進し、皮膚
が本来備えている機能を修復或いは改善して皮膚を健常
な状態に保持し、特に老化皮膚に適用する場合、顕著な
効果が認められる。
は、モノプロピルアミン、トリ−プロピルアミンおよび
トリイソプロピルアミンが挙げられる。これらを配合し
てなる皮膚化粧料は、表皮細胞の増殖および分化の促
進、さらに、末梢血管拡張して皮膚機能を亢進し、皮膚
が本来備えている機能を修復或いは改善して皮膚を健常
な状態に保持し、特に老化皮膚に適用する場合、顕著な
効果が認められる。
【0008】前記アルキルアミンの配合量は、皮膚化粧
料の総量を基準として0.001〜5.0重量%が好ま
しい。
料の総量を基準として0.001〜5.0重量%が好ま
しい。
【0009】本発明の皮膚化粧料は、例えばロ−ション
類、乳液類、クリ−ム類、パック類等に適用することが
できる。尚、本発明の皮膚化粧料には上記の他に色素、
香料、防腐剤、界面活性剤、顔料、抗酸化剤等を本発明
の目的を達成する範囲内で適宜配合することができる。
類、乳液類、クリ−ム類、パック類等に適用することが
できる。尚、本発明の皮膚化粧料には上記の他に色素、
香料、防腐剤、界面活性剤、顔料、抗酸化剤等を本発明
の目的を達成する範囲内で適宜配合することができる。
【0010】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基づいて本発明を
詳説する。まず、それに先立って実施例及び比較例で用
いる荒れ肌効果試験、角質改善効果試験、角質層のタ−
ンオ−バ−測定試験、官能テスト(美肌効果試験)の試
験方法について述べる。
詳説する。まず、それに先立って実施例及び比較例で用
いる荒れ肌効果試験、角質改善効果試験、角質層のタ−
ンオ−バ−測定試験、官能テスト(美肌効果試験)の試
験方法について述べる。
【0011】〔荒れ肌改善効果試験〕下脚部に荒れ肌を
有する中高年被験者10名を対象として4週間連続塗布
効果を調べた。被験者の左側下脚外側試験部位に1日1
回約0.5gの試料を塗布し、試験開始前および終了後
の皮膚の状態を下記の判定基準により判定した。右側下
脚部は試料を塗布せず対照とした。
有する中高年被験者10名を対象として4週間連続塗布
効果を調べた。被験者の左側下脚外側試験部位に1日1
回約0.5gの試料を塗布し、試験開始前および終了後
の皮膚の状態を下記の判定基準により判定した。右側下
脚部は試料を塗布せず対照とした。
【0012】
【表1】
【0013】試験前後の試験部位と対照部位の判定結果
を比較し、皮膚乾燥度が2段階以上改善された場合(例
えば+→−、++→±)を有効、1段階改善された場合
をやや有効、変化がなかった場合を無効とした。試験結
果は有効、やや有効となった被験者の人数で示した。
を比較し、皮膚乾燥度が2段階以上改善された場合(例
えば+→−、++→±)を有効、1段階改善された場合
をやや有効、変化がなかった場合を無効とした。試験結
果は有効、やや有効となった被験者の人数で示した。
【0014】〔角質改善(角質細胞の抗剥離性増大)効
果試験〕前述の荒れ肌改善効果試験開始前および終了後
の被験部皮膚にスコッチテ−プ(ニチバンメンデイング
テ−プ)を接着し、これを剥離した時テ−プに付着した
角質細胞の状態を走査型電子顕微鏡によって詳細に調
べ、下記の基準によって皮膚角質細胞抗剥離性を解析
し、角質改善効果を求めた。
果試験〕前述の荒れ肌改善効果試験開始前および終了後
の被験部皮膚にスコッチテ−プ(ニチバンメンデイング
テ−プ)を接着し、これを剥離した時テ−プに付着した
角質細胞の状態を走査型電子顕微鏡によって詳細に調
べ、下記の基準によって皮膚角質細胞抗剥離性を解析
し、角質改善効果を求めた。
【0015】
【表2】
【0016】評価は4週間連続塗布後の試験部位の評価
点と対照部位のそれとの差が2点以上改善された場合を
有効、1点の場合をやや有効、0点の場合を無効とし
た。判定結果は有効、やや有効となった被験者の人数で
示した。
点と対照部位のそれとの差が2点以上改善された場合を
有効、1点の場合をやや有効、0点の場合を無効とし
た。判定結果は有効、やや有効となった被験者の人数で
示した。
【0017】〔角質層のタ−ンオ−バ−測定試験〕蛍光
色素のダンシルクロライドを白色ワセリン中に5重量%
配合した軟膏を作り、被験者10名の前腕部の皮膚に2
4時間閉塞貼布し、角質層にダンシルクロライドを浸透
結合させる。その後同じ部位に1日2回(朝・夕)被験
試料を約0.2g塗布し、毎日1回暗所で紫外線Aラン
プを用いて、ダンシルクロライドの蛍光を調べ、その蛍
光が消滅するまでの日数を皮膚角質層のタ−ンオ−バ−
とした。
色素のダンシルクロライドを白色ワセリン中に5重量%
配合した軟膏を作り、被験者10名の前腕部の皮膚に2
4時間閉塞貼布し、角質層にダンシルクロライドを浸透
結合させる。その後同じ部位に1日2回(朝・夕)被験
試料を約0.2g塗布し、毎日1回暗所で紫外線Aラン
プを用いて、ダンシルクロライドの蛍光を調べ、その蛍
光が消滅するまでの日数を皮膚角質層のタ−ンオ−バ−
とした。
【0018】測定結果は各被験者の日数の平均値で示し
た。なお、通常の皮膚角質層のタ−ンオ−バ−は13〜
16日であるが、老化した皮膚においては18日前後に
のびる。それに対して老化防止効果が現れると13日前
後にまで短縮される。
た。なお、通常の皮膚角質層のタ−ンオ−バ−は13〜
16日であるが、老化した皮膚においては18日前後に
のびる。それに対して老化防止効果が現れると13日前
後にまで短縮される。
【0019】〔官能テスト(美肌効果試験)〕荒れ肌、
小じわ、乾燥肌等を訴える女子被験者(35〜55才)
10人に試料を1日2回(朝・夕)連続4週間塗布して
4週間後の効果を評価した。試験結果は、皮膚の湿潤
性、平滑性、弾力性の各項目に対して、皮膚に潤いが生
じた、皮膚が滑らかになった、皮膚に張りが生じたと回
答した人数で示した。
小じわ、乾燥肌等を訴える女子被験者(35〜55才)
10人に試料を1日2回(朝・夕)連続4週間塗布して
4週間後の効果を評価した。試験結果は、皮膚の湿潤
性、平滑性、弾力性の各項目に対して、皮膚に潤いが生
じた、皮膚が滑らかになった、皮膚に張りが生じたと回
答した人数で示した。
【0020】実施例1〜16、比較例1、2[スキンロ
−ション] 表3に示す組成のスキンロ−ションにモノプロピルアミ
ン、モノイソプロピルアミン、トリプロピルアミンおよ
びトリイソプロピルアミンの中から選択される1種類を
モノプロピルアミンまたはモノイソプロピルアミンにつ
いては表4に、トリプロピルアミンまたはトリイソプロ
ピルアミンについては表5に記載の通りに配合して下記
の調製方法によって各々のスキンロ−ションを調製し
た。
−ション] 表3に示す組成のスキンロ−ションにモノプロピルアミ
ン、モノイソプロピルアミン、トリプロピルアミンおよ
びトリイソプロピルアミンの中から選択される1種類を
モノプロピルアミンまたはモノイソプロピルアミンにつ
いては表4に、トリプロピルアミンまたはトリイソプロ
ピルアミンについては表5に記載の通りに配合して下記
の調製方法によって各々のスキンロ−ションを調製し
た。
【0021】
【表3】
【0022】調製法 C成分のモノプロピルアミン、モノイソプロピルアミ
ン、トリプロピルアミンまたはトリイソプロピルアミン
はB成分に配合して、A、B成分を均一に溶解した後、
A成分とB成分を混合攪拌分散し、次いで容器に充填す
る。使用時に内容物を均一に振盪分散して用いる。
ン、トリプロピルアミンまたはトリイソプロピルアミン
はB成分に配合して、A、B成分を均一に溶解した後、
A成分とB成分を混合攪拌分散し、次いで容器に充填す
る。使用時に内容物を均一に振盪分散して用いる。
【0023】前記諸試験を実施した結果をモノプロピル
アミンおよびモノイソプロピルアミンについては表4
に、トリプロピルアミンおよびトリイソプロピルアミン
については表5にそれぞれ記載した。
アミンおよびモノイソプロピルアミンについては表4
に、トリプロピルアミンおよびトリイソプロピルアミン
については表5にそれぞれ記載した。
【0024】
【表4】
【0025】
【表5】
【0026】これらの結果から分かるように、実施例1
〜4のモノプロピルアミン、実施例5〜8のモノイソプ
ロピルアミン、実施例9〜12のトリプロピルアミン、
実施例13〜16のトリイソプロピルアミンを配合した
スキンロ−ションは、それぞれの比較例1、2と比較し
て諸試験に於いて良好な結果が認められた。
〜4のモノプロピルアミン、実施例5〜8のモノイソプ
ロピルアミン、実施例9〜12のトリプロピルアミン、
実施例13〜16のトリイソプロピルアミンを配合した
スキンロ−ションは、それぞれの比較例1、2と比較し
て諸試験に於いて良好な結果が認められた。
【0027】実施例17〜32、比較例3、4[スキン
クリ−ム] 表6の組成にてモノプロピルアミン、モノイソプロピル
アミン、トリプロピルアミンおよびトリイソプロピルア
ミンの中から選択される1種類をモノプロピルアミンま
たはモノイソプロピルアミンについては表7に、トリプ
ロピルアミンまたはトリイソプロピルアミンについては
表8に記載の通りに配合して各々のスキンクリ−ムを下
記の調製方法によって調製した。
クリ−ム] 表6の組成にてモノプロピルアミン、モノイソプロピル
アミン、トリプロピルアミンおよびトリイソプロピルア
ミンの中から選択される1種類をモノプロピルアミンま
たはモノイソプロピルアミンについては表7に、トリプ
ロピルアミンまたはトリイソプロピルアミンについては
表8に記載の通りに配合して各々のスキンクリ−ムを下
記の調製方法によって調製した。
【0028】
【表6】
【0029】調製法 C成分のモノプロピルアミン、モノイソプロピルアミ
ン、トリプロピルアミンまたはトリイソプロピルアミン
はB成分に配合して、A、B成分を各々80℃に加熱溶
解した後、混合して攪拌しつつ、30℃まで冷却して各
スキンクリ−ムを調製した。
ン、トリプロピルアミンまたはトリイソプロピルアミン
はB成分に配合して、A、B成分を各々80℃に加熱溶
解した後、混合して攪拌しつつ、30℃まで冷却して各
スキンクリ−ムを調製した。
【0030】諸試験を実施した結果をモノプロピルアミ
ンおよびモノイソプロピルアミンについては表7に、ト
リプロピルアミンおよびトリイソプロピルアミンについ
ては表8にそれぞれ記載した。
ンおよびモノイソプロピルアミンについては表7に、ト
リプロピルアミンおよびトリイソプロピルアミンについ
ては表8にそれぞれ記載した。
【0031】
【表7】
【0032】
【表8】
【0033】表8〜10に示すごとく、本発明の皮膚化
粧料である実施例25〜48のスキンクリ−ムは、それ
ぞれの比較例4〜6と比較して諸特性のすべてに亘って
優れていることは明らかであり、配合特性に於いても異
常は認められなかった。
粧料である実施例25〜48のスキンクリ−ムは、それ
ぞれの比較例4〜6と比較して諸特性のすべてに亘って
優れていることは明らかであり、配合特性に於いても異
常は認められなかった。
【0034】
【発明の効果】以上記載のごとく、本発明は、皮膚老化
防止効果(荒れ肌改善効果、角質改善効果、角質層のタ
−ンオ−バ−を速くする効果、美肌効果等)の優れた皮
膚化粧料を提供することができる。
防止効果(荒れ肌改善効果、角質改善効果、角質層のタ
−ンオ−バ−を速くする効果、美肌効果等)の優れた皮
膚化粧料を提供することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 モノアルキルアミン又はトリアルキルア
ミンを配合することを特徴とする皮膚化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31590394A JPH08151312A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 皮膚化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31590394A JPH08151312A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 皮膚化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08151312A true JPH08151312A (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=18070999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31590394A Pending JPH08151312A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 皮膚化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08151312A (ja) |
-
1994
- 1994-11-25 JP JP31590394A patent/JPH08151312A/ja active Pending
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