JPS62148414A - 皮膚化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、皮膚老化防止効果（荒れ肌改善効果、角質改
善効果、ターンオーバー速度を早くする効果、美肌効果
等）の優れた皮膚化粧料に関する。

（従来技術） 老化皮膚とは、乾燥して滑らかさのない荒れ肌で、角質
細胞剥離現象が認められる皮膚である。

そして老化皮Ｉ＃は、ターンオーバー速度が遅く、また
皮膚に老化防止効果が付与発現するとターンオーバー速
度が早くなると１ｆわれている。

本出願人は、先に、ジイソプロピルアミンジクロロアセ
テートは、皮ｌｎ組織賦活作用によυ皮１１ｖ機能を冗
進し、同様に皮１１老化防止効果を有することを見出し
、抛案した。（特開昭５８−１８６５２８号公報）。

しかし、これらの皮膚機能を冗進する成分である皮膚賦
活剤を単独で配合してなる皮膚化粧料は、いずれも老化
防止等の効果は遅効性で、例えばクリームの場合では６
ケ月後に、ローシロンの場合は８ケ月後に効果が現われ
るというように、充分満足し得るものではなく、改良の
余地を残していた。

（発明の開示） 本発明者等は、この鑵点を改良せんとして鋭意研究した
結果、主成分としてジイソプロピルアミンジクロロアセ
テートと、センブリエキス及び／またはニンジンエキス
とを配合してなる皮膚化粧料は、相乗効果によって、優
れた皮膚老化防止効果（荒れ肌改善効果、角質改善効果
に優れ、ターンオーバー速度を早くする効果）が、使用
開始後１〜２ケ月目という極〈短時間に発現し、かつ持
続する速効性の皮膚老化防止効果が得られることを見出
し、本発明を完成した。

（発明の目的） 即ち、本発明は、優れた皮膚老化防止効果（荒れ肌改曽
効果、角質改善効果に優れ、ターンオーバー速度を早く
する効果、美肌効果等）を有する皮膚化粧料を提供する
Ｋある。

（発明の構ｅ、） 本発明は、主成分としてジインプロピルアミンジクロロ
アセテートとセンブリエキス及び／またはニンジンエキ
スとを配合してなる皮膚化粧料である。

（構成の具体的な説明） 本発明に係るジイソプロピルアミンジクロロＴ令テート
、センブリエキス、ニンジンエキスは公知の物質であっ
て、その個々に関しては皮膚化粧料中配合されることが
知られている。

本・発明者は、皮膚化粧料中に配合せる上記構成物質の
相乗効果を最大限度に発揮する配合割合に関して探究し
た結果、Φジインプロピルアミンジクロロアセテート、
■センブリエキス、ニンジンエキスの各々の単独またＦ
ｉ組合せにおいて、それぞれの配合量の比率（恵黛比）
が■：Ｏ＝１：１〜８０である場合が好ましく、本発明
の目的とする優れた効果が認められた。

即ち、この■及び＠の両者の皮膚賦活剤が相乗的に皮膚
に作用して、皮膚末梢血管を拡張し、皮膚機能を元進し
て、肌のしわを防止し、肌理（きめ）こまかなかつしっ
とシとした皮膚にする（美肌効果ンと共に１優れた皮膚
老化防止幼果（荒れ肌改善効果、角質改善効果に優れ、
ターンオーバー速度を早める効果）を短時間に＠現し、
持続する等、顕著な効果を奏し得るものでるる。

また、当該皮膚化粧料中の配合量は、総量を基準として
のは０．１〜１．０誼Ｊ１チ（以下、ｗｔ饅と略記する
）、＠は０．１〜５．　Ｏｗ　ｔチであればよく各々の
配合量の下限未満では本発明の目的とする効果に充分で
なく、一方上限を超えても、その増加分に見合った効果
の向上は望めないものである。

尚、センブリエキス、ニンジンエキスのｆｉｌｌに関し
ては特定されるものではないが、本発明においては下記
の通シに＃造して得られた各々のエキスを適用した。

〔センブリエキスの製造法〕

センブリ（ＳｗｅｒＬｉａ　Ｊａｐｏｎｉｃａ　Ｍａｋ
ｉｎｏ　）の閥花期全草の乾燥粉砕物をエタノール或い
は含水エタノール中で温浸し、ろ別して得られ九抽出液
である。実施例及び比較例には、下記の方法で得られた
抽出液を適用した。

センブリ細砕物５０１／ｆ含水エタノール（エタノール
９０ｗｔ％）２６０ｇ／に温度４０〜５０℃で温浸して
ろ別した後、再び残渣を同様に温浸することを数回〈シ
返し、抽出液１．６１を得た。これを減圧濃縮した残留
物に精製水を１００ｓ／加え、１週間熟成した後、不溶
部をろ別して得た抽出液を減圧濃縮し、次いでエタノー
ルを加えて抽出液のエタノール含有量が４０ｗｔ％にな
るように）１１４ｍし、１００Ｍｔのセンブリエキスを
得た。

（尚、このエキス１００ｇを減圧ａ縮した後、これを酢
酸工ｆル２００ｓｔｃ　４０ｓｌＸ　５回）で抽出し、
次いでこの抽出物よシ酢酸エチルと威圧留去した残渣は
０．９６〜１．０５ｇであった。）〔朝鮮ニンジンエキ
スの製造法〕 オタネニンジン（Ｐａｎａｘ　ｇｉｎｓｅｎｇ　Ｃ０Ａ
、Ｍｅｙｅｒ　）の５〜６年根乾燥細砕物をエタノール
或いは含水エタノール中に冷浸し、ろ別して得られた抽
出液である。実施例、比較例には下記の方法で見られた
抽出液を適用した。

オタネニンジン細砕物５１Ｆを含水エタノール（エタノ
ール９０ｗｔ％）２００ｇ／に１週間冷浸し、ろ別して
得られた抽出液のエタノールを留去し、精製水を加えて
抽出液のエタノール含有量が５０ｗｔチになるようＫｉ
ｎ！ｌＬ、、丈にこれを７〜１０週間冷所で熟成した後
、ろ別して１００＋ｌの朝鮮ニンジンエキスヲ得り。

（尚、ｅｏ工＋ｘ　１　ｏ、　ＯＩ　ｋ減圧ａｌＲａ　
Ｌ、ｒＩ製氷８０　ｍｌを加えて溶解した後、この水溶
液とろ過する。次いで、このろ液にエーテル４０ｇ／を
加えておだやかに振シ混ぜ、しばらく放置した後、下ｌ
の水溶液を分取する。次いで、この水溶液に水飽和ｎ−
ブタノ−／ｌ／　１２０　ｘｉ　（４０ｍｌ　Ｘ　８回
）を加えて激しく余り混ぜ、しはらく放置した後、ブタ
／−ル層ｆ分取し、このブタノール溶液を水浴上で加熱
してｎ−ブタノールを留去した残渣は０９〜１．２ｇで
あった。） 本発明の皮膚化粧料には１紀の他に色素、香料、防腐剤
、界Ｉｉ！活性剤、顔料、抗酸化剤等を本発明の目的を
達成する範囲内で適宜配合することができる。

以下、実施例について説明する。

尚、実施例に記載の角質Ｊ−のターンオーバー速度測定
方法、荒れ肌改蕾効果の測定試験法、角質改善効果の測
定試験法、官能テストは下記の通シである。

（１）角質層のターンオーバー速度測定方法蛍光色素の
ダ・ンシルクロライドを白色ワセリン中に５ｗｔ優配合
した軟膏を作シ、被検者の前腕部の皮ＩｆＩに２４＃＆
間閉基貼布し、角質層にダンジルクロライドを浸透結合
させる。その後同じ部位に１日２回（朝、夕）Ｎ１模試
料を塗布し、毎日ダンジルクロライドの蛍光をしらべ、
その蛍光が消滅するまでの日数を皮Ｉ１１角質層のター
ンオーバー速度とした。なお、通常の皮膚角質層のター
ンオーバー速度は、１４〜１６日であるが、老化した皮
１ぽにおいて１ｉ１８日前後にのびる。それに対して老
化防止効果が現れると１２日印Ｉ後にまで短縮される。

（２）　　荒れ肌改善効果の測定試験法下脚に荒れ肌を
有する中高年被験者２０名を対象として４週間連ｉ塗布
効果を調べた。被験者の左側１下脚試験部位に１日２回
約１ｇの試料を細布し、試験開始前および終了後の皮膚
の状態を下記の判定基準により判定した。右側下脚は試
料を塗布せず対照とした。

皮膚乾燥度の判定基準 −二正常 ±　：軽微乾燥、落屑なし 十　二乾燥、落屑軽度 ＋＋：乾燥、落屑中等度 十＋＋：乾燥、落屑顕著 試験前後の試験部位と対照部位の判定結果を比較し、皮
膚乾燥度が２段階以上改善された場合（例えば＋→−１
＋＋→±）を「有効」、１段階改曽された場合を「やや
有効」、変化がなか−）た場合を「無効」とした。試験
結果は「有効」、ｆ”やや有効」となった被験者の人数
で示した。

（３）　　角′Ｎ改善（角質細胞の抗剥離性増大）効果
のｎ（１１定試験法 前述の荒れ肌改善測定試験開始前および終了後の破談、
邦皮Ｍにスコッチテープにチバンメンディングテープ）
をＮ５１し、これを剥離し走時テープに付着した角質細
胞の状態？走査ｍ電子顕微鏡によって詳細に調べ、下記
の判定基準によって皮１−１角Ｉｊ！、＃ｉＩｌ胞抗剥
離性を分離し、角質改善効果分求めた。

角質改善効果（角質細胞抗剥離性増大ンの判定基準 評価点１ニスケールを認めず ｌ　２：小スケール点在 １８、：小〜中スケール顕著 Ｉ　４：大スケール顕著 判定Ｑユ４週間連続塗布後の試験部位の評価点と対照部
位のそれとの差が２点以上の場合を「有効」、１点の場
合を「やや有効」、０点の場合を「無効」とした。試験
結果は「有効」、「やや有効」となった被験者の人数で
示した。

（４）　　官能テスト（美肌効果試験）荒れ肌、小じわ
、乾燥肌等を訴える女子被試験者（８５〜６６オ）２０
人に試料を１日２回（朝夕）連続８ケ月間塗布して、１
，２．８ケ月後の効果を評価した。試験結果は、皮膚の
湿潤性、平滑性、弾力性の各項目に対して、「皮膚に潤
いが生じた」、「皮膚が滑らかＫなった」、［皮膚に張
シが生じた」と回答した人数で示した。

実施例１〜８．比較例１〜５ ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、センブリエ
キス及びニンジンエキスの皮膚賦活剤を第１表に記載の
通シに配合して各々のスキンクリームを虐製し、前記の
諸試験を実施し九。

尚、ジインプロピルアミンジクロロアセテートはＤＡＤ
Ａ、センブリエキスは５ＪＥＸＴ　、ニンジンエキスは
ＰＧＥＸＴと略記する。

（１）組成 （２）、調製法 （Ａｌ成分及び（均成分を各々８０℃に加熱溶解した後
混合して、撹拌しつつ８０℃迄冷却して各スキンクリー
ムを調製した。

（３）特性 各スキンクリームの諸試験を実施した結果を第１表に記
載した。

第１表に示すごとく、比較例１〜６のＤＡ［）Ａ、５Ｊ
ＥＸＴ％ＰＧＥＸＴの各々ノ単独または５ＪＥＸＴとＰ
ＧＥＸＴとの組合せを配合したスキンクリームは緒特性
において充分なる効果は得られず、本ヴｄ明の実施例１
〜８のＤＡＤＡと５ＪＥＸＴ及び／またはＰＧＥＸＴと
を配合したスキンクリームは緒特性において著効が見ら
れ、官能テストでは試料凶布後１〜２ケ月で優れた美肌
効果を示した。

また、のＬ）ＡＤＡと＠５ＪＥＸＴ１）’ＧＥＸＴの各
々の単独または組合せの配合比率は■：＠＝１：１〜８
０でるることが好ましく、実施例６．７のごとくこの配
合比率の外では配合量に見合った効果は充分に認められ
ないものであった。

実施例９〜１４、比較例６〜９ 〔二層型スキンローシ璽ン」 実施例１と同様に、下記の組成に於いて各々の二層型ス
キンローン８ンを調製して諸試験を実施し、その結果を
第２表に示した。

（１）組成 （２）　　＃ｌ製法 （Ａ）、（Ｂ）成分を各々均一に溶解した後、（Ａ）成
分と（Ｂ）成分を混合撹拌分散し、次いで容器に充填す
る。

使用時には内容物を均一に余情分散して使用する。

（３）特性 第２表に示すごとく、比較例Ｇ〜１０に対して実施例９
〜１３は、諸試験においてすべて艮好な結果を示し、官
能テストにおける美肌効果も短期に発現している。

実施例１８＃ｉ、ＤＡＩ）ＡとＰＪＥＸＴの配合比率が
１：０．７であシ、その配合量に見合った効果は充（発
明の効果） 以上記載のごとく、本発明は、荒れ肌改善効果、角質改
善効果、ターンオーバー速度を早くする効果に優れると
共に、顕著な美肌効果を有する皮膚老化防止化粧料？逼
供することは明らかである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 主成分としてジイソプロピルアミンジクロロアセテート
   と、センブリエキス及び／またはニンジンエキスとを配
   合してなる皮膚化粧料。