JPH08150870A - 物品運搬車 - Google Patents

物品運搬車

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JPH08150870A
JPH08150870A JP29327394A JP29327394A JPH08150870A JP H08150870 A JPH08150870 A JP H08150870A JP 29327394 A JP29327394 A JP 29327394A JP 29327394 A JP29327394 A JP 29327394A JP H08150870 A JPH08150870 A JP H08150870A
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JP
Japan
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article
container
positioning members
endless chain
support frame
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Application number
JP29327394A
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English (en)
Inventor
Yasuhisa Hinohara
靖久 日野原
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無端チェーンで循環する容器ホルダの支持枠
に対して、容器受台を正しく位置決めする。 【構成】 容器運搬車の荷台2に沿って循環する上下一
対の無端チェーン25に固定された容器ホルダ6は、支
持枠27に対してアーム32及び吊下部材35を介して
昇降自在に支持された容器受台37を備える。容器Bを
載置した容器受台37をテールゲート14の上面に支持
して上昇させるとき、支持枠27の下端に設けた左右一
対の位置決め部材43,44により容器受台37の左右
両側部を案内及び支持することにより、支持枠27に対
して容器受台37を正しく位置決めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧ガスボンベ等の物
品を運搬するための物品運搬車に関する。
【0002】
【従来の技術】容器運搬車の荷台上を循環する無端チェ
ーンに多数の支持枠を固定するとともに、各支持枠に吊
下部材を介して昇降自在に吊り下げた容器受台に容器を
載置し、テールゲートの上面に容器受台を支持して昇降
させることにより荷台に対する容器の荷積み及び荷卸し
を行うものが、本出願人により既に提案されている(実
願平5−64792号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
容器運搬車は、テールゲート上に支持した容器受台を上
昇させて支持枠に嵌合させる際に、容器受台が支持枠に
対して位置ずれしてしまい、無端チェーンのスムーズな
駆動を妨げることがあった。また、無端チェーンを駆動
して荷台上で容器受台を循環させる際に、支持枠に対し
て容器受台や容器が振れたり傾いたりし、無端チェーン
のスムーズな駆動を妨げることがあった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、支持枠に対して物品受台や物品を正しく位置決めす
ることにより、無端チェーンのスムーズな駆動を可能と
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、駆動源に接続された
上部無端チェーン及び下部無端チェーン間に複数の物品
ホルダを支持し、この物品ホルダに物品を載置して荷台
上を循環させる物品搬送装置を備えた物品運搬車におい
て、前記物品ホルダが、上部無端チェーン及び下部無端
チェーンに上下両端を固着された支持枠と、支持枠に吊
下部材を介して昇降自在に支持されて物品の底面を支持
する物品受台と、物品受台を荷台の上面と該荷台後部に
昇降自在に設けられたテールゲートの上面とに亘って案
内する案内手段と、支持枠の左右両側部に設けられて物
品受台又は吊下部材の左右両側部を支持する一対の位置
決め部材とを備えたことを特徴とする。
【0006】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記一対の位置決め部材の先端に相
互に離間する方向に拡開した拡開部を設けたことを特徴
とする。
【0007】また請求項3に記載された発明は、駆動源
に接続された上部無端チェーン及び下部無端チェーン間
に複数の物品ホルダを支持し、この物品ホルダに物品を
載置して荷台上を循環させる物品搬送装置を備えた物品
運搬車において、前記物品ホルダが、上部無端チェーン
及び下部無端チェーンに上下両端を固着された支持枠
と、支持枠に吊下部材を介して支持されて物品の底面を
支持する物品受台と、物品受台を荷台の上面に沿って案
内する案内手段と、支持枠若しくは吊下部材若しくは物
品受台の左右両側部に設けられ、先端に相互に離間する
方向に拡開した拡開部を設けた一対の位置決め部材とを
備え、無端チェーンの直線走行部において、物品受台若
しくは吊下部材若しくは物品の左右両側部を、その左右
両側に隣接する物品ホルダの位置決め部材の拡開部によ
って支持することを特徴とする。
【0008】また請求項4に記載された発明は、請求項
3の構成に加えて、隣接する物品ホルダの位置決め部材
が相互に干渉しないように、高い位置に一対の位置決め
部材を設けた物品ホルダと低い位置に一対の位置決め部
材を設けた物品ホルダとを交互に配置したことを特徴と
する。
【0009】また請求項5に記載された発明は、請求項
3の構成に加えて、隣接する物品ホルダの位置決め部材
が相互に干渉しないように、各物品ホルダの一対の位置
決め部材の一方を高い位置に設けるとともに他方を低い
位置に設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1の構成によれば、駆動源で上部無端チ
ェーン及び下部無端チェーンを駆動すると、複数の物品
ホルダが案内手段によって荷台の上面及びテールゲート
の上面を循環する。テールゲートを昇降させると、物品
ホルダの支持枠に対して物品受台が昇降し、物品受台上
に支持した物品を荷台に対して荷積み及び荷卸しするこ
とができる。物品受台を上昇させる際に、支持枠の左右
両側部に設けた左右一対の位置決め部材で物品受台又は
吊下部材の左右両側部を支持することにより、物品受台
が支持枠に対して正しく位置決めされる。
【0011】請求項2の構成によれば、物品受台を上昇
させる際に、位置決め部材の拡開部で物品受台又は吊下
部材を案内して支持枠に対して容易に位置決めすること
ができる。
【0012】請求項3の構成によれば、駆動源で上部無
端チェーン及び下部無端チェーンを駆動すると、複数の
物品ホルダが案内手段によって荷台の上面を循環する。
無端チェーンの直線走行部において、左右両側に隣接す
る物品ホルダの位置決め部材の拡開部が、前記左右の物
品ホルダ間に位置する物品ホルダの物品受台若しくは吊
下部材若しくは物品を抱え込むように支持するため、物
品受台や物品の支持が一層確実なものとなる。
【0013】請求項4の構成又は請求項5の構成によれ
ば、無端チェーンの直線走行部において隣接する物品ホ
ルダの位置決め部材が相互に干渉することがない。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0015】図1〜図13は本発明の第1実施例を示す
もので、図1は容器運搬車の全体側面図、図2は図1の
2方向矢視図、図3は図1に対応する作用説明図、図4
は図3の4方向矢視図、図5は図3の要部拡大図、図6
は図5の6−6線矢視図、図7は容器運搬車の後部斜視
図、図8は図5に対応する作用説明図、図9は図2の9
部拡大図、図10は図9の10方向矢視図、図11は油
圧回路図、図12は操作スイッチの説明図、図13は電
気回路図である。
【0016】図1及び図2に示すように、容器運搬車V
はキャビン1の後部に設けられた荷台2上に、高圧ガス
ボンベ等の容器B(本発明における物品)を収納して運
搬するための荷箱3を備える。荷箱3の左右両側面には
側壁4,4が設けられており、また開放された荷箱3の
上面は着脱自在なシート(図示せず)によって覆われ
る。
【0017】荷箱3の内部には、容器Bを支持する多数
の容器ホルダ6…を長円状の経路に沿って循環させる左
右一対の容器搬送装置7L,7Rが、車体前後方向に沿
って配設される。左右の容器搬送装置7L,7Rは、荷
台2の後部に昇降自在に設けられた昇降装置8を備え
る。
【0018】図5を併せて参照すると明らかなように、
昇降装置8は、荷台2の後部に設けた左右一対のブラケ
ット9,9に平行リンク機構を構成する上部リンク1
0,10及び下部リンク11,11を介して支持した昇
降部材12,12と、この昇降部材12,12間にピン
13,13を介して枢支したテールゲート14と、上部
リンク10,10と一体のアーム15,15と荷台2と
の間に設けたシリンダ16,16とを備える。
【0019】容器Bの荷積み及び荷卸しを行わないとき
には、シリンダ16,16を伸長駆動することにより昇
降部材12,12を上昇させ、且つテールゲート14を
ピン13,13回りに起立させた図1の状態とする。ま
た、容器Bの荷積み及び荷卸しを行うときには、テール
ゲート14をピン13,13回りに倒して図3の水平姿
勢にした後、シリンダ16,16を伸縮駆動して地上と
の間を昇降させる。
【0020】各容器搬送装置7L,7Rは、車体前側の
駆動軸20に設けた上下一対の駆動スプロケット21,
21と、車体後側の従動軸22に設けた上下一対の従動
スプロケット23,23と、両スプロケット21,2
1;23,23間に巻き掛けた上部無端チェーン24及
び下部無端チェーン25とを備えており、荷台2の底部
に設けた一対の油圧モータ26L,26Rによってそれ
ぞれ駆動される。
【0021】図5〜図10に示すように、各容器ホルダ
6は縦長の矩形状に形成された支持枠27を備える。支
持枠27は、その上辺に設けたブラケット28を介して
上部無端チェーン24に結合されるとともに、その下辺
に設けたブラケット29を介して下部無端チェーン25
に結合される。支持枠27の両側辺を構成する左右一対
の縦枠部材30,30にそれぞれ設けたブラケット3
1,31に、コ字状をなすアーム32の基端がピン3
3,33を介して上下揺動自在に枢支される。
【0022】前記アーム32の先端に設けたブラケット
38が、吊下部材35の上端に設けたブラケット39に
ピン34を介して揺動自在に吊設される。吊下部材35
は、その上部に容器Bの上面に突設した小径の頭部B1
を係止する係止部材36を上下回動自在に備えるととも
に、その下部に容器Bの底面を支持する容器受台37を
備える。容器受台37の底面には案内手段としての3個
のローラ40…が回転自在に設けられる。従って、容器
受台37は前記ローラ40…を介して荷台2上面及びテ
ールゲート14上面に沿って案内され、上部チェーン2
4及び下部チェーン25の駆動力で循環することができ
る。
【0023】図8から明らかなように、昇降装置8の上
部リンク10及び下部リンク11並びにアーム32から
なる3個の部材は、何れも等長・等角度を有して平行リ
ンクを構成している。従って、テールゲート14と共に
容器受台37を昇降させるとき、その容器受台37は完
全に水平姿勢を保って昇降することになり、これにより
容器Bを安定した姿勢で昇降させることができる。
【0024】一方、各容器ホルダ6の支持枠27は、そ
の上下方向中間部に容器Bの背面を支持する3個の円弧
状の支持部材41…を備えるとともに、その下部に左右
一対の位置決め部材43,44を備える。図9から明ら
かなように、位置決め部材43,44は、支持枠27に
固着された側の相互に平行な平行部431 ,441 と、
その平行部431 ,441 に連設されて相互に離反する
方向に拡開する拡開部432 ,442 とから構成され
る。
【0025】図10から明らかなように、1個置きの容
器ホルダ6の支持枠27は、位置決め部材43,44が
高い位置に設けられており、残りの1個置きの容器ホル
ダ6の支持枠27は、位置決め部材43,44が低い位
置に設けられている。従って、隣接する容器ホルダ6,
6の位置決め部材43,44は上下方向にずれており、
図9に示すように、上部無端チェーン24及び下部無端
チェーン25が直線状態にあるときでも、隣接する容器
ホルダ6,6の位置決め部材43,44が相互に干渉す
ることがない。
【0026】尚、図14に示すように、各容器ホルダ6
の支持枠27の一方の位置決め部材43を高い位置に設
けるとともに、他方の位置決め部材44を低い位置に設
けても、隣接する容器ホルダ6,6の位置決め部材4
3,44の相互干渉を防止することができる。
【0027】図5〜図8から明らかなように、容器受台
37が下降位置から上昇位置へと移動するとき、容器受
台37又は吊下部材35の左右両側部が左右の位置決め
部材43,44の拡開部432 ,442 に案内されて平
行部431 ,441 間に嵌合する。これにより、容器受
台37を支持枠27に対して確実に位置決めすることが
できる。また図9及び図10から明らかなように、上部
無端チェーン24及び下部無端チェーン25が直線走行
状態にあるとき、所定の容器ホルダ6の一側に隣接する
容器ホルダ6の一方の位置決め部材43の拡開部432
と、他側に隣接する容器ホルダ6の他方の位置決め部材
44の拡開部442 とが協働して、前記所定の容器ホル
ダ6の容器受台37を抱き抱えるように支持する。これ
により、各容器ホルダ37の振れや傾斜が確実に防止さ
れ、容器搬送装置7L,7Rの確実な駆動が可能とな
る。
【0028】図1に示すように、容器運搬車Vは作業員
によって操作される左右一対のコントローラ42L,4
2Rを備えており、このコントローラ42L,42Rか
らの指令により、後述する油圧ポンプ51が発生する油
圧で前記容器搬送装置7L,7Rの油圧モータ26L,
26Rと昇降装置8のシリンダ16,16とが駆動され
る。
【0029】図11の油圧回路に示すように、パワーユ
ニット46は電源リレー47を介してバッテリ48に接
続された電気モータ49と、この電気モータ49により
駆動されてオイルタンク50から圧油を供給する油圧ポ
ンプ51とを備える。油圧ポンプ51と油圧モータ26
L,26R及びシリンダ16,16との間には、それぞ
れ油圧切換弁52L,52R,53が介装される。油圧
切換弁52Lのソレノイド52LF が励磁すると左側の
容器搬送装置7Lが正転(図2の矢印F方向)し、ソレ
ノイド52LR が励磁すると左側の容器搬送装置7Lが
逆転(図2の矢印R方向)する。油圧切換弁52Rのソ
レノイド52RF が励磁すると右側の容器搬送装置7R
が正転(図2の矢印F方向)し、ソレノイド52RR
励磁すると右側の容器搬送装置7Rが逆転(図2の矢印
R方向)する。油圧切換弁53のソレノイド53D が励
磁するとシリンダ16,16が収縮してテールゲート1
4が下降し、ソレノイド53U が励磁するとシリンダ1
6,16が伸長してテールゲート14が上昇する。
【0030】尚、油圧モータ26L,26Rには、それ
ぞれ電磁ブレーキ54L,54Rと減速機55L,55
Rとが設けられる。
【0031】図12に示すように、左側のコントローラ
42Lは、左側の容器搬送装置7Lを正逆転させる旋回
用スイッチSW4、テールゲート14を昇降させる昇降
用スイッチSW6及び左側の容器搬送装置7Lを緊急停
止させる緊急停止用スイッチSW2を備える。また、右
側のコントローラ42Rは、右側の容器搬送装置7Rを
正逆転させる旋回用スイッチSW3、テールゲート14
を昇降させる昇降用スイッチSW5及び右側の容器搬送
装置7Rを緊急停止させる緊急停止用スイッチSW1を
備える。
【0032】図13の電気回路は、油圧切換弁52Lの
ソレノイド52LF ,52LR 、油圧切換弁52Rのソ
レノイド52RF ,52RR 、油圧切換弁53のソレノ
イド53D ,53U 及びパワーユニット46の電源リレ
ー47を制御するもので、前記コントローラ42L,4
2Rに設けられた各スイッチSW1〜SW6に加えて、
左右の容器搬送装置7L,7Rにそれぞれ設けられた2
個のリミットスイッチLS1,LS2を備える。リミッ
トスイッチLS1,LS2は、例えば上部無端チェーン
24,24の走行経路の近傍に設けられており(図5参
照)、その上部無端チェーン24,24が半ピッチ(1
ピッチは隣接する容器ホルダ6,6間の距離)走行する
度に作動するようになっている。
【0033】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0034】容器運搬車Vが容器Bの荷積み及び荷卸し
を行わないとき、図1及び図2に示すように、昇降装置
8のテールゲート14は荷箱3の後面に沿って起立した
状態にあり、且つ左右の容器搬送装置7L,7Rの容器
ホルダ6…は図2の状態にある。
【0035】この状態から、例えば左側の容器搬送装置
7Lに搭載した容器Bを地上に荷卸しするには、先ず昇
降装置8のテールゲート14をピン13,13回りに水
平姿勢になるように揺動させ、荷台2の上面と同じ高さ
にする。続いて、図12のコントローラ42Lの旋回用
スイッチSW4を例えば正転方向にONすると、図13
において旋回用スイッチSW4が上向きに揺動してON
し、リレーX3がONしてリレー接点x3がONするこ
とによりソレノイド52LF が励磁する。その結果、図
11のソレノイド弁52Lが作動して油圧モータ26L
が駆動され、左側の容器搬送装置7Lが正転する。その
際、容器搬送装置7Lが駆動可能となるように、その電
磁ブレーキ54Lの作動が解除される。
【0036】このとき、リレーX3と直列に配設された
リミットスイッチLS2が、容器搬送装置7Lが正転を
開始すると同時にONするため、前記旋回用スイッチS
W4から指を離しても容器搬送装置7Lは正転を続け、
半ピッチ正転して前記リミットスイッチLS2がOFF
するとリレーX3がOFFしてソレノイド52LF が消
磁し、油圧モータ26Lが停止して容器搬送装置7Lの
正転が停止する。このように、旋回用スイッチSW4を
正転方向にONする度に左側の容器搬送装置7Lが正転
し、容器ホルダ6…は図2の状態と図4の状態との間を
半ピッチずつ移動する。尚、旋回用スイッチSW4を正
転方向にONし続ければ、左側の容器搬送装置7Lは連
続的に正転する。
【0037】而して、左側の容器搬送装置7Lが正転す
ることにより、各容器ホルダ6はその容器受台37の底
面に設けたローラ40…を荷台2の上面に沿って転動さ
せながら移動し、何れかの容器ホルダ6の容器受台37
がテールゲート14の上面に支持される状態で停止する
(図3〜図7参照)。
【0038】この状態から、コントローラ42Lの昇降
用スイッチSW6を下降方向にONすると、図13にお
いて昇降用スイッチSW6が下向きに揺動してONする
ことにより、ソレノイド53D が励磁する。その結果、
図11のソレノイド弁53が作動してシリンダ16,1
6が収縮し、テールゲート14が図5の状態から図8の
状態に下降する。尚、左右の容器搬送装置7L,7Rが
半ピッチ毎の停止位置にない場合、前記昇降用スイッチ
SW6と直列に接続されたリミットスイッチLS1,L
S2がOFFするため、テールゲート14の昇降は行わ
れずに安全性が確保される。
【0039】上述のようにしてテールゲート14が下降
すると、そのテールゲート14の上面に支持されていた
容器受台37が、アーム32を揺動させながら吊下部材
35及び容器Bと共に下降する。而して、テールゲート
14が図8の状態まで下降すると、作業員が係止部材3
6を上方に揺動させて容器Bの頭部B1 から外し、容器
Bを押して容器受台37から地上に移動させる。
【0040】容器Bが容器受台37から排出されると、
コントローラ42Lの昇降用スイッチSW6を上昇方向
にONすることにより、図13のソレノイド53U が励
磁して図11のソレノイド弁53が作動し、シリンダ1
6,16が伸長してテールゲート14が上昇する。この
状態から、例えば容器ホルダ6…を1ピッチ移動させて
次の容器ホルダ6をテールゲート14上に移動させた
後、前述と同様にテールゲート14を下降させて容器B
を地上に荷卸しすることができる。
【0041】また、容器Bを荷積みするには、テールゲ
ート14と共に下降させた空の容器受台37上に容器B
を乗せて係止部材36で頭部B1 を係止した後、テール
ゲート14を荷台2と同じ高さまで上昇させて容器搬送
装置7Lを例えば1ピッチ移動させ、新たな空の容器受
台37をテールゲート14と共に下降させる作業を繰り
返せば良い。
【0042】以上、左側の容器搬送装置7Lを正転させ
ながらの容器Bの荷積み及び荷卸しについて説明した
が、左側の容器搬送装置7Lを逆転させながら、或いは
右側の容器搬送装置7Rを正逆転させながらの容器Bの
荷積み及び荷卸しも上述と同様にして行うことができ
る。また、左右の容器搬送装置7L,7Rを同時に駆動
すれば、一度に2個の容器B,Bを荷積み及び荷卸しす
ることができる。
【0043】また、左右の容器搬送装置7L,7Rの駆
動中に何らかのトラブルが発生した場合には、コントロ
ーラ42L,42Rの緊急停止用スイッチSW1,SW
2を操作してOFFすることにより、電源回路を遮断し
て容器搬送装置7L,7Rを緊急停止させることができ
る。
【0044】而して、構造が簡単な容器搬送装置7L,
7Rで重量の大きい容器Bを荷台2と地上との間で自動
的に荷積み及び荷卸しすることができ、しかも荷箱3内
で容器Bを自動的に搬送することができる。また、作業
員は地上まで下降したテールゲート14上の容器受台3
7に対して容器Bを受け渡すだけで良いため、その労力
を大幅に削減することができる。
【0045】また、各容器ホルダ6に設けた一対の位置
決め部材43,44により、支持枠27に対する容器受
台37の位置決めを行うことができるので、容器受台3
7の位置ずれや振れによる容器搬送装置7L,7Rの作
動不良を確実に回避することができる。
【0046】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0047】例えば、請求項3に記載された発明におい
ては、実施例の如く位置決め部材43,44を支持枠2
7に設ける以外に、この位置決め部材43,44を吊下
部材35や容器受台37に設けることができる。位置決
め部材43,44を支持枠27に設けた場合には、容器
受台37、吊下部材35又は容器Bを支持することがで
き、位置決め部材43,44を吊下部材35又は容器受
台37に設けた場合には、容器Bを支持することができ
る。また、実施例では物品として容器Bを例示したが、
本発明は容器B以外の任意の物品に対して適用すること
ができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、物品搬送装置を駆動して物品受台上に物品を
載置した物品ホルダをテールゲートの上面に停止させて
該テールゲートを下降させるだけで、物品受台と共に物
品を荷卸しすることができ、また下降したテールゲート
上の物品受台に物品を載置して該テールゲートを上昇さ
せるだけで、物品受台と共に物品を荷台に荷積みするこ
とができる。従って、テールゲートと物品搬送装置の物
品ホルダとの間で物品の受け渡しを行う必要がなくな
り、簡単な構造で容易に物品の荷積み及び荷卸しを行う
ことが可能となるばかりか、作業員はテールゲート上の
物品受台との間で物品の受け渡しを行うだけなので、労
力の大幅な節減が可能となる。しかも、物品受台を上昇
させる際に、支持枠の左右両側部に設けた一対の位置決
め部材で物品受台又は吊下部材の左右両側部を案内する
ことにより、支持枠に対して物品受台を正しく位置決め
して無端チェーンのスムーズな駆動を確保することがで
きる。
【0049】また請求項2に記載された発明によれば、
一対の位置決め部材の先端に相互に離間する方向に拡開
した拡開部を設けたので、テールゲートと共に上昇する
物品受台又は吊下部材を位置決め部材の拡開部で案内
し、支持枠に対して容易に位置決めすることができる。
【0050】また請求項3に記載された発明によれば、
物品受台若しくは吊下部材若しくは物品の左右両側部
を、その左右両側に隣接する物品ホルダの位置決め部材
の拡開部によって支持するので、無端チェーンの直線走
行部において物品受台や物品を一層確実に支持すること
ができる。
【0051】また請求項4に記載された発明によれば、
隣接する物品ホルダの位置決め部材が相互に干渉しない
ように、高い位置に一対の位置決め部材を設けた物品ホ
ルダと低い位置に一対の位置決め部材を設けた物品ホル
ダとを交互に配置したので、無端チェーンの直線走行部
において隣接する物品ホルダの位置決め部材が相互に干
渉することがない。
【0052】また請求項5に記載された発明によれば、
隣接する物品ホルダの位置決め部材が相互に干渉しない
ように、各物品ホルダの一対の位置決め部材の一方を高
い位置に設けるとともに他方を低い位置に設けたので、
無端チェーンの直線走行部において隣接する物品ホルダ
の位置決め部材が相互に干渉することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】容器運搬車の全体側面図
【図2】図1の2方向矢視図
【図3】図1に対応する作用説明図
【図4】図3の4方向矢視図
【図5】図3の要部拡大図
【図6】図5の6−6線矢視図
【図7】容器運搬車の後部斜視図
【図8】図5に対応する作用説明図
【図9】図2の9部拡大図
【図10】図9の10方向矢視図
【図11】油圧回路図
【図12】操作スイッチの説明図
【図13】電気回路図
【図14】第2実施例に係る、前記図10に対応する図
【符号の説明】
2 荷台 6 容器ホルダ(物品ホルダ) 7L 容器搬送装置(物品搬送装置) 7R 容器搬送装置(物品搬送装置) 14 テールゲート 24 上部無端チェーン 25 下部無端チェーン 26L 油圧モータ(駆動源) 26R 油圧モータ(駆動源) 27 支持枠 35 吊下部材 37 容器受台(物品受台) 40 ローラ(案内手段) 43 位置決め部材 432 拡開部 44 位置決め部材 442 拡開部 B 容器(物品)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源(26L,26R)に接続された
    上部無端チェーン(24)及び下部無端チェーン(2
    5)間に複数の物品ホルダ(6)を支持し、この物品ホ
    ルダ(6)に物品(B)を載置して荷台(2)上を循環
    させる物品搬送装置(7L,7R)を備えた物品運搬車
    において、 前記物品ホルダ(6)が、上部無端チェーン(24)及
    び下部無端チェーン(25)に上下両端を固着された支
    持枠(27)と、支持枠(27)に吊下部材(35)を
    介して昇降自在に支持されて物品(B)の底面を支持す
    る物品受台(37)と、物品受台(37)を荷台(2)
    の上面と該荷台(2)後部に昇降自在に設けられたテー
    ルゲート(14)の上面とに亘って案内する案内手段
    (40)と、支持枠(27)の左右両側部に設けられて
    物品受台(37)又は吊下部材(25)の左右両側部を
    支持する一対の位置決め部材(43,44)とを備えた
    ことを特徴とする物品運搬車。
  2. 【請求項2】 前記一対の位置決め部材(43,44)
    の先端に相互に離間する方向に拡開した拡開部(4
    2 ,442 )を設けたことを特徴とする、請求項1記
    載の物品運搬車。
  3. 【請求項3】 駆動源(26L,26R)に接続された
    上部無端チェーン(24)及び下部無端チェーン(2
    5)間に複数の物品ホルダ(6)を支持し、この物品ホ
    ルダ(6)に物品(B)を載置して荷台(2)上を循環
    させる物品搬送装置(7L,7R)を備えた物品運搬車
    において、 前記物品ホルダ(6)が、上部無端チェーン(24)及
    び下部無端チェーン(25)に上下両端を固着された支
    持枠(27)と、支持枠(27)に吊下部材(35)を
    介して支持されて物品(B)の底面を支持する物品受台
    (37)と、物品受台(37)を荷台(2)の上面に沿
    って案内する案内手段(40)と、支持枠(27)若し
    くは吊下部材(35)若しくは物品受台(37)の左右
    両側部に設けられ、先端に相互に離間する方向に拡開し
    た拡開部(432 ,442 )を設けた一対の位置決め部
    材(43,44)とを備え、無端チェーン(24,2
    5)の直線走行部において、物品受台(37)若しくは
    吊下部材(35)若しくは物品(B)の左右両側部を、
    その左右両側に隣接する物品ホルダ(6)の位置決め部
    材(43,44)の拡開部(432 ,442 )によって
    支持することを特徴とする物品運搬車。
  4. 【請求項4】 隣接する物品ホルダ(6)の位置決め部
    材(43,44)が相互に干渉しないように、高い位置
    に一対の位置決め部材(43,44)を設けた物品ホル
    ダ(6)と低い位置に一対の位置決め部材(43,4
    4)を設けた物品ホルダ(6)とを交互に配置したこと
    を特徴とする、請求項3記載の物品運搬車。
  5. 【請求項5】 隣接する物品ホルダ(6)の位置決め部
    材(43,44)が相互に干渉しないように、各物品ホ
    ルダ(6)の一対の位置決め部材(43,44)の一方
    を高い位置に設けるとともに他方を低い位置に設けたこ
    とを特徴とする、請求項3記載の物品運搬車。
JP29327394A 1994-11-28 1994-11-28 物品運搬車 Pending JPH08150870A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005047352A (ja) * 2003-07-28 2005-02-24 Shin Meiwa Ind Co Ltd 特殊車輌における電源配線のヒューズ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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