JPH06286516A - 容器運搬車 - Google Patents

容器運搬車

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Publication number
JPH06286516A
JPH06286516A JP7581593A JP7581593A JPH06286516A JP H06286516 A JPH06286516 A JP H06286516A JP 7581593 A JP7581593 A JP 7581593A JP 7581593 A JP7581593 A JP 7581593A JP H06286516 A JPH06286516 A JP H06286516A
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JP
Japan
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container
outer holder
holder
bottom plate
vessel
Prior art date
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Pending
Application number
JP7581593A
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English (en)
Inventor
Yasuhisa Hinohara
靖久 日野原
Tatsuya Nomura
達也 野村
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両に対する容器の積込み及び積卸しを自動
的に行う。 【構成】 車両の荷箱3に、容器Bを支持する複数のイ
ンナホルダ6…を循環させる左右一対の容器搬送装置7
L,7Rを設ける。リフトシリンダ16で昇降するリフ
タ15に油圧モータ17で左右に首振りする揺動腕31
を設け、その先端に容器Bを支持するアウタホルダ18
を設ける。インナホルダ6のT字状の底板73とアウタ
ホルダ18のU字状の底板37とは上下方向に相互に通
過可能であり、容器Bを支持したアウタホルダ18を上
昇させてインナホルダ6に重なる位置に首振りさせた
後、アウタホルダ18を僅かに下降させることにより、
アウタホルダ18の底板37上の容器Bをインナホルダ
6の底板73上に受け渡すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧ガスボンベ等の容
器を運搬するための容器運搬車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧ガスボンベ等の容器を車両に
積込む作業は、荷台の後部に昇降自在に設けた荷受け台
を地上まで下降させてその上に容器を搭載し、この容器
と共に作業員が乗り込んだ荷受け台を荷台まで上昇させ
た後、作業員が容器を僅かに傾けた状態で転がしながら
荷台上の所定位置に搬入していた。また、荷台から容器
を積卸す作業は、前述と逆の手順で行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のやり方では、作業員が狭い荷受け台に乗り込んで安
定の悪い容器を支える必要があるため、作業に熟練を要
する問題があるばかりか、荷台上で容器を転がしながら
搬送する作業に多くの労力を必要とする問題があった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、容器の積込み及び積卸しを容易に行うことが可能な
容器運搬車を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の容器運搬車は、荷台上に設けられ、該荷台
上の容器受け渡し位置を通って循環する容器搬送装置
と、容器搬送装置に設けられ、その底板上に容器の底面
を支持する複数のインナホルダと、荷台の後部に設けら
れて前記容器受け渡し位置と地上との間を昇降し、その
底板上に容器の底面を支持するアウタホルダとを備えて
なり、前記インナホルダの底板とアウタホルダの底板と
が、容器を相互に受け渡すべく上下方向に通過可能な形
状を有することを第1の特徴とする。
【0006】また本発明は前述の第1の特徴に加えて、
荷台上に左右一対の容器搬送装置を設けるとともに、ア
ウタホルダを、前記一対の容器搬送装置に向けて左右に
首振り可能な揺動腕の先端に支持したことを第2の特徴
とする。
【0007】また本発明は前述の第2の特徴に加えて、
アウタホルダを揺動腕の先端に所定角度で固定するアウ
タホルダ固定手段と、アウタホルダが固定されたことを
検出する検出手段と、検出手段の出力に基づいて揺動腕
の首振りを規制する制御手段とを備えたことを第3の特
徴とする。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0009】図1〜図16は本発明の一実施例を示すも
ので、図1は容器運搬車の全体側面図、図2は図1の2
方向矢視図、図3は図1の要部拡大図、図4は図3の4
方向拡大矢視図、図5は図4の5−5線矢視図、図6は
図4の6−6線断面図、図7は図4の7−7線断面図、
図8は図4の8−8線拡大断面図、図9は図3の9方向
拡大矢視図、図10は容器の受け渡し時の状態を示す、
図3の要部拡大図、図11は図10の11方向矢視図、
図12〜図14は作用の説明図、図15は油圧回路図、
図16は電気回路図である。
【0010】図1及び図2に示すように、容器運搬車V
はキャビン1の後部に設けられた荷台2上に、高圧ガス
ボンベ等の容器Bを収納して運搬するための荷箱3を備
える。荷箱3の左右両側面には側壁4,4が設けられて
おり、また開放された荷箱3の上面は着脱自在なシート
(図示せず)によって覆われる。荷箱3の後面には、そ
の下端のヒンジを支点として図示した開放位置へ揺動し
得る左右一対のテールゲート5,5が設けられる。
【0011】荷箱3の内部には、容器Bを支持する多数
のインナホルダ6…を長円状の経路に沿って循環させる
左右一対の容器搬送装置7L,7Rが、車体前後方向に
沿って配設される。各容器搬送装置7L,7Rは、車体
前側の駆動軸8に設けた上下一対の駆動スプロケット
9,9と、車体後側の従動軸10に設けた上下一対の従
動スプロケット11,11と、両スプロケット9,9;
11,11間に巻き掛けた上下一対の無端チェン12,
12とを備え、荷箱3の底部に設けた一対の油圧モータ
13L,13Rによってそれぞれ駆動される。
【0012】荷箱3の後部中央には、左右の容器搬送装
置7L,7R間に位置するように左右一対のガイドレー
ル14,14が設けられており、これらガイドレール1
4,14に案内されたリフタ15が、リフトシリンダ1
6に接続されて昇降駆動される。リフタ15には油圧モ
ータ17によって左右首振り自在なアウタホルダ18が
設けられており、容器Bは前記アウタホルダ18によっ
て手押しのキャリヤ19から左右の容器搬送装置7L,
7Rのインナホルダ6…に受け渡され、また左右の容器
搬送装置7L,7Rのインナホルダ6…からキャリヤ1
9に受け渡される。
【0013】荷箱3の前部には、容器運搬車Vのエンジ
ンに接続されたPTO軸によって駆動される油圧ポンプ
20が設けられており、作業員によって操作されるコン
トローラ21からの指令により、前記容器搬送装置7
L,7Rの油圧モータ13L,13R、アウタホルダ1
8の油圧モータ17及びリフトシリンダ16が駆動され
る。荷箱3の後部には電気モータ22で駆動される補助
油圧ポンプ23が設けられており、エンジンを運転でき
ない室内等では、補助油圧ポンプ23によって前記油圧
モータ13L,13R、油圧モータ17及びリフトシリ
ンダ16が駆動される。
【0014】次に、図3〜図8に基づいてアウタホルダ
18の構造を詳述する。
【0015】荷箱3の後部に上下方向に配設したコ字状
断面を有する左右一対のガイドレール14,14には、
リフトシリンダ16によって昇降するリフタ15が支持
される。リフタ15の上部及び下部には上部揺動腕31
及び下部揺動腕32がヒンジ33,34を介して左右首
振り自在に支持されており、上部揺動腕31はリフタ1
5の上端に設けた前記油圧モータ17に接続されて駆動
される。
【0016】容器Bを支持するアウタホルダ本体35
は、容器Bの側面を支持する横断面円弧状の背板36
と、背板36の下端に設けられて容器Bの底面を支持す
る平面視U字状の底板37とから構成される。背板36
の外面には上下各2枚のブラケット38,38;39,
39が溶接されており、上側の2枚のブラケット38,
38間に前記上部揺動腕31の先端がピン40で枢支さ
れるとともに、下側の2枚のブラケット39,39間に
前記下部揺動腕32の先端がピン41で枢支される。最
上部のブラケット38の上面には操作レバー42が溶接
されており、この操作レバー42を作業員が握って操作
することにより、アウタホルダ本体35は前記ピン4
0,41回りに左右に回動する。
【0017】図8に最も良く示されるように、最上部の
ブラケット38の上面に溶接した筒体43の内部に、ス
プリング44で下向きに付勢された係止ピン45が上下
動自在に支持される。一方、上部揺動腕31の先端上面
には、最上部のブラケット38の下面に摺接するガイド
板46が溶接される。ガイド板46には先端が下向きに
傾斜した一対のガイド面461 ,461 が形成されると
ともに、最上部のブラケット38を貫通して下向きに延
びる前記係止ピン45の下端が係合可能な一対の係止孔
462 ,462 が形成される(図10参照)。前記係止
ピン45及びガイド板46は、アウタホルダ固定手段6
2を構成する。
【0018】而して、操作レバー42でアウタホルダ本
体35を左右何れかの方向に回動させると、ガイド板4
6の一方のガイド面461 に押し上げられた係止ピン4
5がスプリング44の弾発力で一方の係止孔462 に係
合し、アウタホルダ18は2つの固定位置の一方にロッ
クされる。アウタホルダ18のロックを解除するには、
係止ピン45に設けた突起451 に指を掛けて上方に引
き上げれば良い。
【0019】アウタホルダ本体35の上下方向中間部に
は、容器Bを固定するためのクランプ機構47が設けら
れる。図6に最も良く示されるように、クランプ機構4
7は、背板36の外面に固着したブラケット48と、ブ
ラケット48から半径方向外側に延びるガイドピン49
と、ガイドピン49に摺動自在に支持したスライド部材
50と、スライド部材50をブラケット48に向けて付
勢するスプリング51と、スライド部材50にピン5
2,52を介して枢支した一対の把持腕53,53と、
把持腕53,53とブラケット48とを接続する一対の
リンク54,54とを備える。
【0020】従って、通常はスプリング51の弾発力で
スライド部材50は実線で示す位置に付勢されており、
一対の把持腕53,53は実線で示す解放位置にある。
この状態からスプリング51の弾発力に抗してスライド
部材50を鎖線で示す位置に移動させると、一対の把持
腕53,53は鎖線で示す把持位置に揺動して容器Bを
固定する。
【0021】図4、図5及び図7に最も良く示されるよ
うに、前記スライド部材50を駆動すべく、クランプ機
構47は更に、スライド部材50の下面にピン55で上
端を枢支したリンク56と、リンク56の下端にピン5
7で枢支した操作レバー58と、背板36の外面に溶接
されてリンク56の中間部をピン59で枢支するブラケ
ット60と、背板36の外面に溶接されて操作レバー5
8を案内するガイドプレート61とを備える。
【0022】従って、操作レバー58の下端を握ってガ
イドプレート61に形成したL字状のガイド溝61
1 (図7参照)内を実線位置から鎖線位置に移動させる
と、リンク56を介してスライド部材50がブラケット
48から離間する方向に移動し、把持腕53,53が容
器Bを把持する位置に揺動してロックされる。
【0023】次に、図9〜図11に基づいてインナホル
ダ6の構造を詳述する。
【0024】インナホルダ6…は各容器搬送装置7L,
7Rに14個ずつ設けられるもので、そのインナホルダ
本体71は横断面円弧状の背板72と、背板72の下端
に設けられて容器Bの底面を支持する平面視T字状の底
板73とから構成される。背板72の外面には上下方向
に延びる2本の支柱74,74が溶接されており、この
支柱74,74の上端の設けた接続部材75が、容器搬
送装置7L,7Rの上側の無端チェン12のリンクに結
合される。一方、底板73の下面に溶接されたブラケッ
ト76には荷箱3の床面77上を転動するローラ78が
軸支されるとともに、前記ブラケット76は容器搬送装
置7L,7Rの下側の無端チェン12のリンクに結合さ
れる。従って、上下の無端チェン12,12が駆動され
ると、インナホルダ6…は長円状の経路に沿って荷箱3
の内部を循環する。
【0025】インナホルダ本体71の背板72には円弧
状の固定帯79,79が一対設けられており、底板73
上に容器Bを支持した状態で前記固定帯79,79を閉
じ、その対向端を止金80で結合することに容器Bを固
定することができる。
【0026】図10に示す容器Bの受け渡し位置におい
て、インナホルダ6のT字状の底板73とアウタホルダ
18のU字状の底板37とは相互に補完しあって円盤状
になり、相互に干渉することなく上下方向に通過可能で
ある。従って、図11に示す状態からアウタホルダ18
を下降させると、容器Bはアウタホルダ18の底板37
からインナホルダ6の底板73に受け渡される。逆に、
アウタホルダ18をインナホルダ6に対して上昇させる
と、容器Bはインナホルダ6の底板73からアウタホル
ダ18の底板37に受け渡される。
【0027】容器受け渡し位置においてアウタホルダ1
8が下降したとき、その底板37の下面を支持すべく、
荷箱3の床面77上にローラ支持部材63,63を介し
て2個のローラ64,64が設けられる。
【0028】次に、後述する電気回路に接続されるリミ
ットスイッチについて説明する。
【0029】図3、図10及び図14に示すように、右
側の容器搬送装置7Rのインナホルダ6が容器Bの受け
渡し位置にあることを検出すべく、各インナホルダ6の
接続部材75に設けたカム81によってONする第1リ
ミットスイッチLS1が荷箱3側に固定される。同様
に、左側の容器搬送装置7Lのインナホルダ6が容器B
の受け渡し位置にあることを検出すべく、カム81によ
ってONする第2リミットスイッチLS2が荷箱3側に
固定される。
【0030】図3、図9及び図13に示すように、上部
揺動腕31及び下部揺動腕32の先端にピン40,41
を介して枢支したアウタホルダ18が左右の固定位置に
ロックされたことを検出すべく、上部揺動腕31の中間
部に第3リミットスイッチLS3及び第4リミットスイ
ッチLS4が設けられる。アウタホルダ18が左方向に
回動して固定位置に達すると、背板36に当接して第3
リミットスイッチLS3がONし、アウタホルダ18が
右方向に回動して固定位置に達すると、背板36に当接
して第4リミットスイッチLS4がONする。
【0031】図3及び図12に示すように、油圧モータ
17によって首振りする上部揺動腕31及び下部揺動腕
32の第1の左右首振り端をそれぞれ検出すべく、上部
揺動腕31に当接してONする第5リミットスイッチL
S5及び第6リミットスイッチLS6が車体側に設けら
れる。前記第1の左右首振り端は車体前後方向から左右
に各20°であって、下部揺動腕32が下降位置にある
左右のテールゲート5,5と干渉しないように設定され
る。
【0032】図3、図10及び図13に示すように、リ
フトシリンダ16によって昇降するリフタ15の位置を
検出すべく、リフタ15の上端に当接してONする第7
リミットスイッチLS7及び第8リミットスイッチLS
8がガイドレール14,14に設けられる。第7リミッ
トスイッチLS7及び第8リミットスイッチLS8は、
リフタ15が上昇してアウタホルダ18の底板37の下
面が荷箱3の床面77に設けた前記ローラ64,64の
高さに達するとONし、そこからリフタ15が上限位置
に達するまでON状態となる。
【0033】図3、図10及び図14に示すように、油
圧モータ17によって首振りする上部揺動腕31及び下
部揺動腕32の第2の左右首振り端をそれぞれ検出すべ
く、上部揺動腕31に当接してOFFする常閉の第9リ
ミットスイッチLS9及び第10リミットスイッチLS
10がガイドレール14,14に設けられる。前記第2
の左右首振り端は車体前後方向から左右に各90°であ
って、アウタホルダ18が両容器搬送装置7L,7Rの
インナホルダ6,6に重なり合う容器Bの受け渡し位置
に来るように設定される。
【0034】次に、図15に基づいて油圧回路の構成を
説明する。
【0035】油圧回路Hは、左側の容器搬送装置7Lの
油圧モータ13L、右側の容器搬送装置7Rの油圧モー
タ13R、アウタホルダ18の油圧モータ17及びアウ
タホルダ18のリフトシリンダ16の駆動を制御するも
ので、オイルタンク82から圧油を供給する前記オイル
ポンプ20及び補助オイルポンプ23と前記各油圧モー
タ13L,13R、17及びリフトシリンダ16との間
に、それぞれ油圧切換弁91L,91R,92,93が
介装される。
【0036】油圧切換弁91Lのソレノイド91LF
励磁すると左側の容器搬送装置7Lが正転(図3の矢印
F方向)し、油圧切換弁91Rのソレノイド91RF
励磁すると右側の容器搬送装置7Rが正転(図3の矢印
F方向)する。油圧切換弁92のソレノイド92L が励
磁すると上部揺動腕31及び下部揺動腕32が左に首振
りし、ソレノイド92R が励磁すると上部揺動腕31及
び下部揺動腕32が右に首振りする。油圧切換弁93の
ソレノイド93D が励磁するとリフタ15が下降し、ソ
レノイド93U が励磁するとリフタ15が上昇する。
【0037】前記各油圧切換弁91L,91R,92,
93は手動レバーによっても操作可能であり、両容器搬
送装置7L,7Rの逆転(図3の矢印R方向)は手動レ
バーによってのみ可能である。
【0038】次に、図16に基づいて電気回路の構成を
説明する。
【0039】電気回路Eは、前記各油圧切換弁91L,
91R,92,93及び補助油圧ポンプ23の電気モー
タ22の駆動を制御するためのもので、前記コントロー
ラ21に設けられたリフタ上昇スイッチ94U 及びリフ
タ下降スイッチ94D 、左首振りスイッチ95L 及び右
首振りスイッチ95R 、並びに左容器搬送装置駆動スイ
ッチ96L 、右容器搬送装置駆動スイッチ96R を備え
る。
【0040】リミットスイッチLS1〜LS8には、リ
レーX1〜X8及びリレー接点x1〜x8がそれぞれ接
続される。リレーX1,X2はリミットスイッチLS
1,LS2がONしてから2秒後にリレー接点x1,x
2が開く時限リレーである。
【0041】リフタ上昇スイッチ94U をONすると所
定の条件でソレノイド93U が励磁し、リフトシリンダ
16が作動してリフタ15が上昇する。リフタ下降スイ
ッチ94D をONすると所定の条件でソレノイド93D
が励磁し、リフトシリンダ16が作動してリフタ15が
下降する。左首振りスイッチ95L をONすると所定の
条件でソレノイド92L が励磁し、アウタホルダ18が
左に首振りする。右首振りスイッチ95R をONすると
所定の条件でソレノイド92R が励磁し、アウタホルダ
18が右に首振りする。左容器搬送装置駆動スイッチ9
L をONすると所定の条件でソレノイド91LF が励
磁し、左側の容器搬送装置7Lが正転する。右容器搬送
装置駆動スイッチ96R をONすると所定の条件でソレ
ノイド91RF が励磁し、右側の容器搬送装置7Rが正
転する。
【0042】符号97は、左右の容器搬送装置7L,7
Rを1ピッチずつ駆動する単送と連続的に駆動する連送
を切り換える単送・連送切り換えスイッチ、符号98
は、油圧ポンプ20を駆動するPTOレバーをOFFし
た時に閉じてリレーX11及びリレー接点x11を作動
させ、補助油圧ポンプ23を駆動する補助油圧ポンプ駆
動スイッチ、符号99は電源投入時に点灯するパイロッ
トランプ、符号100は左右の容器搬送装置7L,7R
の連送時に点灯するパイロットランプ、符号101はブ
ザー102を作動させるブザー作動スイッチである。
【0043】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0044】先ず、容器Bを右側の容器搬送装置7Rの
インナホルダ6…に搭載する場合の手順について説明す
る。最初、テールゲート5,5は開いた位置にあってリ
フタ15は下限位置まで下降しており、揺動腕31,3
2は図12に実線で示す第1の首振り端にあって第6リ
ミットスイッチLS6がONしており、且つアウタホル
ダ18は左に回転してロック機構62でロックされた位
置にあって第3リミットスイッチLS3がONしてい
る。この状態でキャリヤ19に乗せた容器Bをアウタホ
ルダ18の底板37上に移載し、クランプ機構47を作
動させて背板36に沿うように固定する。
【0045】コントローラ21に設けたリフタ上昇スイ
ッチ94U をONすると、第6リミットスイッチLS6
に連なるリレー接点x6がONしているため、ソレノイ
ド93U が励磁してリフトシリンダ16が作動し、リフ
タ15は図13の実線位置から鎖線位置まで矢印a方向
に上昇する。続いてコントローラ21に設けた左首振り
スイッチ95L をONすると、第3リミットスイッチL
S3に連なるリレー接点x3がONしており、且つ第7
リミットスイッチLS7に連なるリレー接点x7がON
しているため、ソレノイド92L が励磁して油圧モータ
17が作動し、両揺動腕31,32は図14に実線で示
す首振り端に向けて矢印b方向に首振りする。両揺動腕
31,32の矢印b方向の首振りによってアウタホルダ
18が容器受け渡し位置に達すると、第9リミットスイ
ッチLS9が上部揺動腕31に当接してOFFするた
め、ソレノイド92L が消磁して油圧モータ17が停止
する。
【0046】上述のように、左首振りスイッチ95L
ONして両揺動腕31,32を矢印b方向に首振りさせ
るとき、アウタホルダ固定手段62によってアウタホル
ダ18が左回転した固定位置に正しくロックされていな
い場合には、第3リミットスイッチLS3がOFF状態
になってリレー接点x3がOFFするため、ソレノイド
92L が消磁して油圧モータ17は駆動されない。従っ
て、両揺動腕31,32を矢印b方向に首振りさせるこ
とができず、容器受け渡し位置においてアウタホルダ1
8とインナホルダ6とが衝突するトラブルが未然に防止
される。
【0047】而して、アウタホルダ18が首振りするこ
とにより、容器受け渡し位置においてアウタホルダ18
とインナホルダ6とが図10及び図11に示す状態に重
なり合い、且つアウタホルダ18の底板37がインナホ
ルダ6の底板73よりも高い状態となる。続いてコント
ローラ21に設けたリフタ下降スイッチ94D をONす
ると、第7リミットスイッチLS7に連なるリレー接点
x7がONしているため、ソレノイド93D が励磁して
リフトシリンダ16が作動し、リフタ15は下降を開始
する。そして、アウタホルダ18の底板37がローラ6
4,64に接触すると、リフタ15の下降が停止する。
上述したアウタホルダ18が下降する過程で、容器Bは
アウタホルダ18の底板37からインナホルダ6の底板
73上に受け渡される。而して、アウタホルダ18のク
ランプ機構47によるクランプを解除するとともに、イ
ンナホルダ6の固定帯79,79によって容器Bをイン
ナホルダ6に固定する。
【0048】続いて、コントローラ21に設けた右首振
りスイッチ95R をONすると、第3リミットスイッチ
LS3に連なるリレー接点x3がONしており、且つ第
6リミットスイッチLS6に連なるリレー接点x6がO
Nしており、更に第8リミットスイッチLS8に連なる
リレー接点x8がONしているため、ソレノイド92 R
が励磁して油圧モータ17が作動し、両揺動腕31,3
2は図14の実線位置から鎖線位置へ矢印b′方向に首
振りする。そして第6リミットスイッチLS6がONし
てリレー接点x6がOFFすると、両揺動腕31,32
の首振りが停止する。
【0049】続いて、コントローラ21に設けた右容器
搬送装置駆動スイッチ96R をONすると、第6リミッ
トスイッチLS6に連なるリレー接点x6がONしてい
るため、ソレノイド91RF が励磁して油圧モータ13
R が作動し、右側の容器搬送装置7Rが正転を開始す
る。そして、次のインナホルダ6が容器受け渡し位置に
達して第1リミットスイッチLS1がONすると、リレ
ー接点x1がOFFして容器搬送装置7Rが停止する。
而して、右容器搬送装置駆動スイッチ96R をONする
度にインナホルダ6は1ピッチずつ移動し、前記右容器
搬送装置駆動スイッチ96R をONし続けると、時限リ
レーX1によって設定された2秒毎にインナホルダ6は
1ピッチずつ間欠的に移動する。
【0050】尚、単送・連送切り換えスイッチ98を連
送側に切り換えた場合には、右容器搬送装置駆動スイッ
チ96R をONしている間、右側の容器搬送装置7Rは
正転を継続する。
【0051】また、容器運搬車Vのエンジンを運転でき
ない場所で容器Bの積込み及び積卸しを行う場合には、
補助油圧ポンプ駆動スイッチ98をONすることによ
り、リレーX11が励磁してリレー接点x11がON
し、補助油圧ポンプ20に接続された電気モータ22が
駆動される。これにより、PTO軸に接続された油圧ポ
ンプ20を用いることなく容器Bの積込み及び積卸しを
行うことができる。
【0052】次に、右側の容器搬送装置7Rのインナホ
ルダ6…から容器Bを積卸す場合の作用について説明す
る。
【0053】容器Bの積卸しの場合には、先ずリフタ上
昇スイッチ94U をONしてアウタホルダ18を上昇さ
せ、その底板37がローラ64,64の高さに達したと
ころで停止させる。次に左首振りスイッチ95L をON
してアウタホルダ18をインナホルダ6に重ね合わせた
後、再びリフタ上昇スイッチ94U をONしてアウタホ
ルダ18を上昇させ、容器Bをインナホルダ6からアウ
タホルダ18に受け渡し、クランプ機構47で固定す
る。続いて右首振りスイッチ95R をONしてアウタホ
ルダ18をインナホルダ6から離間させた後、リフタ下
降スイッチ94DをONしてアウタホルダ18を下降さ
せる。而して、右容器搬送装置駆動スイッチ96R を押
してインナホルダ6を1ピッチ移動させ、容器受け渡し
位置に達した次の容器Bの積卸しを開始する。
【0054】以上、右側の容器搬送装置7Rに対する容
器Bの積込み及び積卸しについて説明したが、左側の容
器搬送装置7Lに対する容器Bの積込み及び積卸しの作
用も実質的に同一であるため、その重複する説明は省略
する。
【0055】而して、重量の大きい容器Bを荷箱3の容
器搬送装置7L,7Rと地上との間で自動的に積込み及
び積卸しすることができ、しかも荷箱3内で容器Bを自
動的に搬送することができるので、作業員の労力を大幅
に削減することができる。また、アウタホルダ18をア
ウタホルダ固定手段62が作動する位置にロックしない
限り、該アウタホルダ18の首振りが行われないため、
アウタホルダ18とインナホルダ6とが衝突して破損す
るトラブルを未然に防止することができる。
【0056】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、容器を支持して地上と荷台間を昇降するアウタホル
ダと、荷台上を循環する容器搬送装置に設けた複数のイ
ンナホルダとの間で容器の受け渡しを行っているので、
地上と荷台間での容器の搬送及び荷台上での容器の搬送
を容易且つ確実に行うことが可能となり、作業員の労力
を大幅に軽減される。
【0058】また本発明の第2の特徴によれば、荷台上
に左右一対の容器搬送装置を設けるとともに、左右に首
振り可能な揺動腕の先端にアウタホルダを支持したこと
により、共通のアウタホルダで一対の容器搬送装置に対
して容器を授受することができる。
【0059】また本発明の第3の特徴によれば、検出手
段がアウタホルダの固定を検出しない限り揺動腕の首振
りが規制されるため、アウタホルダを固定しないまま揺
動腕を首振りさせ、アウタホルダとインナホルダとを衝
突させる虞がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】容器運搬車の全体側面図
【図2】図1の2方向矢視図
【図3】図1の要部拡大図
【図4】図3の4方向拡大矢視図
【図5】図4の5−5線矢視図
【図6】図4の6−6線断面図
【図7】図4の7−7線断面図
【図8】図4の8−8線拡大断面図
【図9】図3の9方向拡大矢視図
【図10】容器の受け渡し時の状態を示す、図3の要部
拡大図
【図11】図10の11方向矢視図
【図12】作用の説明図
【図13】作用の説明図
【図14】作用の説明図
【図15】油圧回路図
【図16】電気回路図
【符号の説明】
2 荷台 6 インナホルダ 7L,7R 容器搬送装置 18 アウタホルダ 37 底板 31 上部揺動腕(揺動腕) 32 下部揺動腕(揺動腕) 62 アウタホルダ固定手段 73 底板 B 容器 E 電気回路(制御手段) LS3 第3リミットスイッチ(検出手段) LS4 第4リミットスイッチ(検出手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷台(2)上に設けられ、該荷台(2)
    上の容器受け渡し位置を通って循環する容器搬送装置
    (7L,7R)と、容器搬送装置(7L,7R)に設け
    られ、その底板(73)上に容器(B)の底面を支持す
    る複数のインナホルダ(6)と、荷台(2)の後部に設
    けられて前記容器受け渡し位置と地上との間を昇降し、
    その底板(37)上に容器(B)の底面を支持するアウ
    タホルダ(18)とを備えてなり、前記インナホルダ
    (6)の底板(73)とアウタホルダ(18)の底板
    (37)とが、容器(B)を相互に受け渡すべく上下方
    向に通過可能な形状を有することを特徴とする、容器運
    搬車。
  2. 【請求項2】 荷台(2)上に左右一対の容器搬送装置
    (7L,7R)を設けるとともに、アウタホルダ(1
    8)を、前記一対の容器搬送装置(7L,7R)に向け
    て左右に首振り可能な揺動腕(31,32)の先端に支
    持したことを特徴とする、請求項1記載の容器運搬車。
  3. 【請求項3】 アウタホルダ(18)を揺動腕(31,
    32)の先端に所定角度で固定するアウタホルダ固定手
    段(62)と、アウタホルダ(18)が固定されたこと
    を検出する検出手段(LS3,LS4)と、検出手段
    (LS3,LS4)の出力に基づいて揺動腕(31,3
    2)の首振りを規制する制御手段(E)とを備えたこと
    を特徴とする、請求項2記載の容器運搬車。
JP7581593A 1993-04-01 1993-04-01 容器運搬車 Pending JPH06286516A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107901815A (zh) * 2016-04-26 2018-04-13 合肥图腾龙机械设计有限公司 智能型电力电缆应急抢修车

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107901815A (zh) * 2016-04-26 2018-04-13 合肥图腾龙机械设计有限公司 智能型电力电缆应急抢修车
CN107901815B (zh) * 2016-04-26 2019-12-03 内蒙古中威工程招标代理有限公司 智能型电力电缆应急抢修车

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