JPH08150421A - アルミニウム又はアルミニウム合金板のプレス加工方法及び装置並びに同加工方法に使用する恒温装置 - Google Patents

アルミニウム又はアルミニウム合金板のプレス加工方法及び装置並びに同加工方法に使用する恒温装置

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JPH08150421A
JPH08150421A JP6291228A JP29122894A JPH08150421A JP H08150421 A JPH08150421 A JP H08150421A JP 6291228 A JP6291228 A JP 6291228A JP 29122894 A JP29122894 A JP 29122894A JP H08150421 A JPH08150421 A JP H08150421A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルミ素材を低温域に冷却して成形加工を行
った後、常温に戻してトリミングを行う加工方法及び装
置を提供することである。 【構成】 アルミ素材をプレス加工する方法は、アルミ
素材を冷媒によって低温域に冷却する(a)工程と、素
材を冷却域に保持して成形金型により成形加工を行う
(b)工程と、成形加工後の素材を恒温装置によって常
温に戻す(c)工程と、常温に戻した後の素材をトリム
型によってトリミングを行う(d)工程と、よりなるプ
レス加工方法である。プレス加工装置は、低温域に冷却
したアルミニウム又はアルミニウム合金板の素材を成形
加工する成形金型と、成形金型によって成形加工された
後の素材を常温に戻すための恒温装置と、常温に戻され
た素材のトリミングを行うトリム型と、を備えてなるも
のである

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウム又はアル
ミニウム合金板の素材のプレス加工方法及び装置並びに
同加工方法に使用する恒温装置に係り、さらに詳細に
は、前記素材を約−50℃〜−196℃の低温域に冷却
して成形加工を行い、かつ素材を常温に戻してトリミン
グ加工を行う加工方法及び装置並びに素材を常温に戻す
ための恒温装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム又はアルミニウム合金板の
素材の成形加工を行うに際し、上記素材を液体窒素によ
って約−50℃〜−196℃の低温域に冷却して成形加
工を行うと、鋼板なみに成形性が向上することが知られ
ている。
【0003】そこで、アルミニウム又はアルミニウム合
金板の素材を液体窒素によって低温域に冷却して成形加
工を行うことが開発されており、関係する先行例として
は、例えば特開平4−300032号、特開平6−47
455号、特開平5−253625号等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アルミニウ
ム又はアルミニウム合金板の素材を液体窒素によって約
−50℃〜−196℃の低温域に冷却して成形加工を行
った後、次工程の加工としてトリミング加工を行うと
き、素材は低温域から昇温し、温度が一定ではないため
に、素材の膨張による寸法が一定せず、精度の良いトリ
ミング加工が難しいという問題がある。
【0005】そこで、素材の温度が室温に戻るまで成形
加工終了後の素材を放置すると、室温に戻るまでの時間
がかかり過ぎるという問題がある。
【0006】なお、成形加工終了後の素材を低温域に保
持してトリミング加工を行うことも考えられるが、この
場合には、素材の温度管理が必要であると共に、トリム
型の切刃材が高価なものとなり、また低温脆性によって
トリム型の寿命が短くなる等の問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前述のごとき従
来の問題に鑑みてなされたもので、本発明のプレス加工
方法は、アルミニウム又はアルミニウム合金板の素材を
プレス加工する方法にして、アルミニウム又はアルミニ
ウム合金板の素材を冷媒によって低温域に冷却する
(a)工程と、素材を冷却域に保持して成形金型により
成形加工を行う(b)工程と、成形加工後の素材を恒温
装置によって常温に戻す(c)工程と、常温に戻した後
の素材をトリム型によってトリミングを行う(d)工程
と、よりなるプレス加工方法である。
【0008】また、素材のトリミングを行った後に、素
材の必要部分を再び低温域に冷却し、その後にリストラ
イクを行う工程、を有するものである。
【0009】本発明に係るプレス加工装置は、低温域に
冷却したアルミニウム又はアルミニウム合金板の素材を
成形加工する成形金型と、成形金型によって成形加工さ
れた後の素材を常温に戻すための恒温装置と、常温に戻
された素材のトリミングを行うトリム型と、を備えてな
るものである。
【0010】本発明に係る恒温装置は、低温域に冷却し
て成形加工を行った後の素材を常温に戻す工程に使用す
る恒温装置にして、上記素材を浸漬自在の油槽と、油槽
内のオイルを加温するヒータと、上記ヒータのON,O
FFを制御すべく前記オイルの温度を検出するサーモセ
ンサと、を備えてなるものである。
【0011】また、低温域に冷却して成形加工を行った
後の素材を常温に戻す工程に使用する恒温装置にして、
上記素材へほぼ一定温度の流体を噴射する流体噴射装置
を備えてなるものである。
【0012】さらに、次工程へ移送される素材の温度を
測定する赤外線センサを備えているものである。
【0013】
【作用】本発明のプレス加工方法は、アルミニウム又は
アルミニウム合金板の素材をプレス加工する方法にし
て、アルミニウム又はアルミニウム合金板の素材を冷媒
によって低温域に冷却する(a)工程と、素材を冷却域
に保持して成形金型により成形加工を行う(b)工程
と、成形加工後の素材を恒温装置によって常温に戻す
(c)工程と、常温に戻した後の素材をトリム型によっ
てトリミングを行う(d)工程と、よりなるものである
から、成形加工後の素材を常温に戻すことを迅速に行う
ことができ、成形加工からトリミング加工への移行を迅
速に行うことができる。
【0014】また、素材のトリミングを行った後に、素
材の必要部分を再び低温域に冷却し、その後にリストラ
イクを行う工程を有するものであるから、素材を部分的
に低温域に再び冷却してリストライクを行うこととな
り、素材の成形性のきびしい部分の成形加工を高精度に
行うことができる。
【0015】プレス加工装置は、低温域に冷却したアル
ミニウム又はアルミニウム合金板の素材を成形加工する
成形金型と、成形金型によって成形加工された後の素材
を常温に戻すための恒温装置と、常温に戻された素材の
トリミングを行うトリム型と、を備えてなるものである
から、低温域で成形加工を行った後の素材を常温に戻し
てトリム型へ移送することを迅速に行うことができ、ア
ルミニウム又はアルミニウム合金板の成形加工の量産化
を図ることができる。
【0016】また、低温域に冷却して成形加工を行った
後の素材を常温に戻す工程に使用する恒温装置にして、
上記素材を浸漬自在の油槽と、油槽内のオイルを加温す
るヒータと、上記ヒータのON,OFFを制御すべく前
記オイルの温度を検出するサーモセンサと、を備えてな
るものであるから、成形加工後の素材をオイル内に浸漬
して常温に戻すことを容易、迅速に行うことができると
共に、素材の温度をほぼ一定の常温に保持することが容
易なものである。
【0017】また、低温域に冷却して成形加工を行った
後の素材を常温に戻す工程に使用する恒温装置にして、
上記素材へほぼ一定温度の流体を噴射する流体噴射装置
を備えてなるものであるから、成形加工後の素材へほぼ
一定温度の流体を噴射することにより、素材をほぼ一定
の常温に戻すことを容易迅速に行うことができる。
【0018】さらに、次工程へ移送される素材の温度を
測定する赤外線センサを備えているものであるから、赤
外線センサによって温度を検出することにより、低温域
から常温に戻された状態の素材の温度をチェックするこ
とができる。
【0019】
【実施例】図1を参照するに、本実施例に係るプレス加
工装置は、例えば液体窒素又は液体ヘリウム等の冷媒に
浸漬するなどの方法によって約−50℃〜−196℃の
低温域に冷却したアルミニウム又はアルミニウム合金板
の素材M1を成形加工する成形金型3と、上記成形金型
3によって成形加工された素材M2を常温に戻すための
恒温装置5と、常温に戻された素材M2のトリミングを
行うトリム型7とを備えてなるものである。
【0020】前記成形金型3は、下型9を備えると共に
下型9と協働して素材M1の成形加工を行う上型11を
備え、かつ素材M1の成形加工時におけるしわの発生を
阻止するブランクホルダ13を備えている。上記下型
9、上型11およびブランクホルダ13の構成は、一般
的な成形金型における構成と同様であるので、成形金型
3についてのより詳細な説明は省略する。
【0021】前記恒温装置5は、前記成形金型3によっ
て成形された後の素材M2を室温等の常温に戻すための
もので、本実施例においては、油槽15の内部に前記素
材M2を浸漬する適宜のオイル17を貯留した構成であ
り、この油槽15にはオイル17を加温するためのヒー
タ19を備えると共に、前記ヒータ19のON,OFF
を制御するためにオイル17の温度を検出するサーモセ
ンサ21を備えている。
【0022】さらに上記恒温装置5には、オイル17か
ら取出して次工程のトリム型7へ移送される前記素材M
2の温度を検出する赤外線センサ23を備えている。
【0023】前記トリム型7は、前記恒温装置5によっ
て常温に戻された後の素材M2のトリミングを行うもの
で、下型25と上型27及び上刃29を備えている。な
お、上記トリム型7の構成は一般的なトリム型の構成と
同様であるから、トリム型7の詳細については説明を省
略する。
【0024】以上のごとき構成において、素材M1を液
体窒素によって低温域に冷却した後、当該素材M1を成
形金型3へセットし、素材Mの温度が低温域にあるとき
に、当該成形金型3によって成形加工を行うことによ
り、アルミニウム又はアルミニウム合金板の素材M1を
鋼板なみの成形性で成形加工することができる。
【0025】上記成形金型3による成形加工の終了後、
例えば産業用ロボット等のごとき適宜の搬送装置を用い
て、成形加工終了後の素材M2を成形金型3から恒温装
置5へ移送し、オイル17内に素材M2を所定時間浸漬
して素材M2を常温に戻す。
【0026】恒温装置5において素材M2を常温に戻し
た後、適宜の搬送装置を用いて恒温装置5からトリム型
7へ移送しセットする。上記恒温装置5から素材M2を
取出してトリム型7へ移送するとき、赤外線センサ23
によって素材M2の温度を検知し、素材M2の温度が許
容値内にあるときにはそのままトリム型7へ移送し、許
容値内に無いときには再びオイル17に浸漬することに
より、素材M2の温度を許容値内の常温に戻すことがで
きる。
【0027】トリム型7においては、通常のトリム型と
同様に素材M2のトリミングを行うものである。
【0028】前述のごとく、成形金型3において成形加
工された後の素材M2を恒温装置5のオイル17に浸漬
して常温に戻すとき、オイル17の温度は常にほぼ一定
に保持されており、素材M2はほぼ一定の常温に戻され
るものである。
【0029】すなわち、油槽15内のオイル17の温度
はサーモセンサ21によって検出し、オイル17の温度
が下限値以下になるとヒータ19がONとなりオイル1
7を加温する。そして、オイル17の温度が許容される
上限値に達するとOFFとなってオイル17の加温を停
止するものである。すなわちオイル17の温度は常に所
定許容範囲に保持されるものである。
【0030】既に理解されるように、本実施例において
は、低温域に冷却して成形加工を行った後の素材M2を
トリム型7へ移送してトリミングを行うに際し、恒温装
置5において前記素材M2を常温のほぼ一定の温度に戻
してから前記トリム型7へ移送するものであるから、成
形加工後の温度上昇により素材M2が膨張しても常温で
のトリミングであり、通常のトリム型を用いての精度の
良いトリミング加工が可能であると共に、素材M2の温
度管理も容易である。
【0031】なお、前記油槽15の構成としては、搬送
装置によって成形金型3からトリム型7へ素材M2を移
送する経路に沿った形状となし、上記搬送装置によって
素材M2をトリム型7へ移送中に上記素材M2をオイル
17へ浸漬する構成、すなわち素材M2の移送中に素材
M2の温度を常温に戻す構成とすることも可能である。
【0032】図2は本発明の第2実施例を示すもので、
第1実施例とは、成形金型3Aの形式を変えて例示して
あるが、この成形金型3Aも一般的な構成であるから、
詳細な説明は省略する。
【0033】この第2実施例において第1実施例と異な
る点は恒温装置5Aの構成である。すなわち、第2実施
例においては載置台31上に載置した素材M2に、流体
噴射装置33に備えた複数のノズル35から温風又は温
水或るいはオイルなどのごとき一定温度の流体を噴射或
るいは噴霧(噴射の一例)して低温域の素材M2を常温
に戻す構成である。
【0034】図2においては載置台31の上方にノズル
35を配置した構成で例示したが、ノズル35は載置台
31にも設けて下側からも素材M2へ流体を噴射する構
成とすることが望ましいものである。
【0035】なお、恒温装置5Aの構成としては、搬送
装置によって成形金型3Aからトリム型7へ素材M2を
移送する移送経路中に設けて、上記搬送装置によって素
材M2の移送中に、上記素材M2へ流体を噴射して素材
M2の温度を常温に戻す構成とすることが望ましいもの
である。
【0036】この第2実施例においても第1実施例と同
様の効果を奏するものである。
【0037】図3は前記トリム型7によるトリミング加
工後の素材M3をリストライクする場合を示す説明図で
ある。
【0038】リストライク工程は成形品の所定寸法形状
を出すために行う二次成形加工であるから、アルミニウ
ム又はアルミニウム合金板の素材M2をリストライク用
の成形金型37へセットする前に、成形性のきびしい部
分の成形性を向上せしめるために、上記きびしい部分を
部分的に低温域に冷却することが望ましい。
【0039】そこで、本実施例においては、前記トリム
型7によりトリミング加工を行った後の素材M3を載置
台39上に載置し、この素材M3の成形性のきびしい部
分にノズル41から液体窒素を噴射して、前記きびしい
部分を部分的に低温域に冷却し、その後に前記リストラ
イク用の金型37へセットして素材M3のリストライク
を行うものである。
【0040】したがって、この実施例によれば、トリミ
ング加工後の素材M3の成形性を部分的に向上せしめて
成形加工することができるものである。
【0041】前記成形金型37は下型43、セクション
ナルダイ45及びパット47を備えており、一般的なリ
ストライク用の成形金型と大きく異なるものではないの
で、この成形金型37についての詳細な説明は省略す
る。
【0042】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、本発明は、アルミニウム又はアルミニウム合
金板の素材をプレス加工する方法にして、アルミニウム
又はアルミニウム合金板の素材を冷媒によって低温域に
冷却する(a)工程と、素材を冷却域に保持して成形金
型により成形加工を行う(b)工程と、成形加工後の素
材を恒温装置によって常温に戻す(c)工程と、常温に
戻した後の素材をトリム型によってトリミングを行う
(d)工程と、よりなるものであるから、成形加工後の
素材を常温に戻すことを迅速に行うことができ、成形加
工からトリミング加工への移行を迅速に行うことができ
ると共に、常温でのトリミングであるから、通常のトリ
ム型を用いて精度良くトリミング加工を行うことができ
る。
【0043】また、素材のトリミングを行った後に、素
材の必要部分を再び低温域に冷却し、その後にリストラ
イクを行う工程を有するものであるから、素材を部分的
に低温域に再び冷却し成形性を部分的に向上せしめてリ
ストライクを行うこととなり、素材の成形性のきびしい
部分の成形加工を高精度に行うことができる。
【0044】プレス加工装置は、低温域に冷却したアル
ミニウム又はアルミニウム合金板の素材を成形加工する
成形金型と、成形金型によって成形加工された後の素材
を常温に戻すための恒温装置と、常温に戻された素材の
トリミングを行うトリム型と、を備えてなるものである
から、低温域で成形加工を行った後の素材を常温に戻す
時間を短縮でき、成形金型からトリム型へ移送すること
を迅速に行うことができ、アルミニウム又はアルミニウ
ム合金板の成形加工の量産化を図ることができると共
に、常温でのトリミング加工であるから、トリミング加
工が容易なものである。
【0045】また、低温域に冷却して成形加工を行った
後の素材を常温に戻す工程に使用する恒温装置にして、
上記素材を浸漬自在の油槽と、油槽内のオイルを加温す
るヒータと、上記ヒータのON,OFFを制御すべく前
記オイルの温度を検出するサーモセンサと、を備えてな
るものであるから、成形加工後の素材をオイル内に浸漬
して常温に戻すことが容易、迅速に行うことができると
共に、素材の温度をほぼ一定の常温に保持することが容
易なものであり、その温度管理が容易である。
【0046】また、低温域に冷却して成形加工を行った
後の素材を常温に戻す工程に使用する恒温装置にして、
上記素材へほぼ一定温度の流体を噴射する流体噴射装置
を備えてなるものであるから、成形加工後の素材へほぼ
一定温度の流体を噴射することにより、素材をほぼ一定
の常温に戻すことを容易迅速に行うことができる。
【0047】この場合、流体として温風を利用ることに
より、周囲環境を汚染するようなこともないものであ
る。
【0048】さらに、次工程へ移送される素材の温度を
測定する赤外線センサを備えているものであるから、赤
外線センサによって温度を検出することにより、低温域
から常温に戻された状態の素材の温度をチェックするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る装置の全体的構成を
示す説明図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る装置の全体的構成を
示す説明図である。
【図3】リストライク工程の作用説明図である。
【符号の説明】
3 成形金型 5,5A 恒温装置 7 トリム型 19 ヒータ 21 サーモセンサ 23 赤外線センサ 33 流体噴射装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム又はアルミニウム合金板の
    素材をプレス加工する方法にして、次の各工程よりなる
    ことを特徴とするアルミニウム又はアルミニウム合金板
    のプレス加工方法。 (a)アルミニウム又はアルミニウム合金板の素材を冷
    媒によって低温域に冷却する工程、(b)素材を冷却域
    に保持して成形金型により成形加工を行う工程、(c)
    成形加工後の素材を恒温装置によって常温に戻す工程、
    (d)常温に戻した後の素材をトリム型によってトリミ
    ングを行う工程。
  2. 【請求項2】 素材のトリミングを行った後に、素材の
    必要部分を再び低温域に冷却し、その後にリストライク
    を行う工程、を有することを特徴とする請求項1に記載
    のアルミニウム又はアルミニウム合金板のプレス加工方
    法。
  3. 【請求項3】 低温域に冷却したアルミニウム又はアル
    ミニウム合金板の素材を成形加工する成形金型と、成形
    金型によって成形加工された後の素材を常温に戻すため
    の恒温装置と、常温に戻された素材のトリミングを行う
    トリム型と、を備えてなることを特徴とするアルミニウ
    ム又はアルミニウム合金板のプレス加工装置。
  4. 【請求項4】 低温域に冷却して成形加工を行った後の
    素材を常温に戻す工程に使用する恒温装置にして、上記
    素材を浸漬自在の油槽と、油槽内のオイルを加温するヒ
    ータと、上記ヒータのON,OFFを制御すべく前記オ
    イルの温度を検出するサーモセンサと、を備えてなるこ
    とを特徴とする恒温装置。
  5. 【請求項5】 低温域に冷却して成形加工を行った後の
    素材を常温に戻す工程に使用する恒温装置にして、上記
    素材へほぼ一定温度の流体を噴射する流体噴射装置を備
    えてなることを特徴とする恒温装置。
  6. 【請求項6】 次工程へ移送される素材の温度を測定す
    る赤外線センサを備えていることを特徴とする請求項4
    又は5に記載の恒温装置。
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