JPH0631763A - 反応射出成形装置の型温制御方法及び型温制御装置 - Google Patents

反応射出成形装置の型温制御方法及び型温制御装置

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JPH0631763A
JPH0631763A JP4194189A JP19418992A JPH0631763A JP H0631763 A JPH0631763 A JP H0631763A JP 4194189 A JP4194189 A JP 4194189A JP 19418992 A JP19418992 A JP 19418992A JP H0631763 A JPH0631763 A JP H0631763A
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cooling
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Koju Matsumoto
幸樹 松本
Eiji Tsuyuki
栄司 露木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 反応射出成形装置による成形時のサイクルタ
イムを短縮する。 【構成】 反応射出成形装置は、複数の成形型Dを離型
・表皮セットステーションS1 、樹脂液注入・反応ステ
ーションS2 、第1及び第2冷却・養生ステーションS
3 ,S4 に沿って循環させながら成形を行うもので、成
形型Dの型温は、離型・表皮セットステーションS1
び樹脂液注入・反応ステーションS2 では第1温調器T
1 によって樹脂液の反応促進温度である60℃に設定さ
れるとともに、第1及び第2冷却・養生ステーションS
3 ,S4 では第2温調器T2 によって反応促進温度より
も低い30℃に設定される。これにより、樹脂液注入・
反応ステーションS2 において反応熱で高温となった成
形品を、両冷却・養生ステーションS3 ,S4 において
離型可能温度まで速やかに冷却し、サイクルタイムを短
縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、離型・表皮セット工
程、樹脂液注入・反応工程及び冷却・養生工程の順で成
形型を循環させながら反応射出成形を行う反応射出成形
装置の型温制御方法と、その方法の実施に使用される反
応射出成形装置の型温制御装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の反応射出成形装置を示すも
ので、型開きした成形型Dから成形品を取り出すととも
に該成形型Dに次の成形のための表皮材をセットして型
締めする離型・表皮セットステーションS1 と、成形型
Dのキャビティにウレタン樹脂よりなる樹脂液を注入し
て内部で発泡せしめ、表皮材と発泡樹脂とが一体化され
た成形品を得る樹脂液注入・反応ステーションS2 と、
成形完了後の成形型Dを冷却して成形品の硬化と養生を
図る第1及び第2冷却・養生ステーションS3 ,S4
を備える。
【0003】成形型Dは複数設けられ、それぞれが前記
4個のステーションS1 〜S4 を循環する。即ち、各成
形型Dは、第1搬送手段C1 により離型・表皮セットス
テーションS1 から樹脂液注入・反応ステーションS2
へ、第2搬送手段C2 により樹脂液注入・反応ステーシ
ョンS2 から第1冷却・養生ステーションS3 へ、第3
搬送手段C3 により第1冷却・養生ステーションS3
ら第2冷却・養生ステーションS4 へ、第4搬送手段C
4 により第2冷却・養生ステーションS4 から離型・表
皮セットステーションS1 へ順次搬送されながら閉回路
を循環し、その間に樹脂製品の成形が連続的に行われ
る。
【0004】このとき、各ステーションS1 〜S4 にお
ける成形型Dの型温は、温調器Tにより樹脂液の反応促
進温度、即ち樹脂液が反応を起こして発泡する温度(例
えば55℃以上)に設定される。
【0005】而して、離型・表皮セットステーションS
1 で型開きした成形型Dから成形品を取り出すとともに
新たな表皮材をセットして型締めした後、成形型Dを次
の樹脂液注入・反応ステーションS2 に移動させて樹脂
液を注入する。このとき、温調器Tにより成形型Dの型
温が反応促進温度に加熱されていることにより、注入さ
れた樹脂液が反応を開始して発泡し、表皮材と一体化さ
れた成形品が得られる。樹脂液の反応による発熱で温度
上昇した成形型D及び成形品は、第1冷却・養生ステー
ションS3 及び第2冷却・養生ステーションS4 を経て
離型・表皮セットステーションS1 に戻される間に離型
可能な温度まで冷却される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
反応射出成形装置は、各ステーションS1 〜S4 での成
形型Dの型温が何れも反応促進温度となるように共通の
温調器Tで制御されているため、第1及び第2冷却・養
生ステーションS3 ,S4 における冷却に長時間を要し
てサイクルタイムが長くなる問題があった。
【0007】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、反応射出成形装置による成形時のサイクルタイムを
短縮することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、離型・表皮セット工程、樹脂液注入・反
応工程及び冷却・養生工程の順で成形型を循環させなが
ら反応射出成形を行う反応射出成形装置の型温制御方法
において、樹脂液注入・反応工程における成形型の型温
を樹脂液の反応促進温度に設定するとともに、冷却・養
生工程における成形型の型温を前記反応促進温度以下に
設定することを第1の特徴とする。
【0009】また本発明は前述の第1の特徴に加えて、
離型・表皮セット工程における離型前の成形型の型温を
樹脂液の反応促進温度以下に設定することを第2の特徴
とする。
【0010】また本発明は、離型・表皮セットステーシ
ョン、樹脂液注入・反応ステーション及び冷却・養生ス
テーションに沿って成形型を循環させながら反応射出成
形を行う反応射出成形装置の型温制御装置において、樹
脂液注入・反応ステーションにおける成形型の型温を制
御する第1の温度調整手段と、冷却・養生ステーション
における成形型の型温を制御する第2の温度調整手段と
を別個に備えたことを第3の特徴とする。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0012】図1に示すように、本実施例の反応射出成
形装置は、第1温調器T1 及び第2温調器T2 を備えて
おり、第1温調器T1 は離型・表皮セットステーション
1及び樹脂液注入・反応ステーションS2 における成
形型Dの型温を制御するとともに、第2温調器T2 は第
1及び第2冷却・養生ステーションS3 ,S4 における
成形型Dの型温を制御するようになっている。そして、
第1温調器T1 の設定温度は樹脂液の反応促進温度であ
る60℃とされ、第2温調器T2 の設定温度はそれより
も低い30℃とされる。
【0013】図1に示す本実施例の反応射出成形装置と
図2に示す従来の反応射出成形装置とを用いてそれぞれ
成形を行った場合、樹脂液注入から離型までの時間がど
のように変化するかを試験した。
【0014】図3は試験に使用した成形型Dを示すもの
で、下型DL と上型DU との間には幅300mm、長さ
1000mm、高さ20mmのキャビティが形成され
る。そして、上型DU の表面温度(a点の温度)及びキ
ャビティに注入された樹脂の中心部の温度(b点の温
度)を図示せぬセンサにより測定した。
【0015】図4及び図5は、本実施例の測定結果と従
来例の測定結果をそれぞれ示すものである。何れの場合
も樹脂液注入・反応ステーションS2 における樹脂液の
注入後に反応による発熱で樹脂温度は145℃まで上昇
し、その反応熱によって成形型Dの型温も設定温度60
℃を越えて上昇する。その後、成形型Dが第1及び第2
冷却・養生ステーションS3 ,S4 を移動する間に樹脂
温度及び型温は共に低下し、図5の従来例では樹脂液注
入後240秒が経過して樹脂温度が離型可能温度である
95℃まで低下した時、離型・表皮セットステーション
1 で成形品が離型される。
【0016】一方、図4の本実施例では、第1及び第2
冷却・養生ステーションS3 ,S4において成形型Dの
上型DU の内部に配設された図示せぬ冷却水管に冷却水
を流通させることにより、型温が樹脂液注入・反応ステ
ーションS2 の60℃よりも低い30℃に設定されるた
め、両冷却・養生ステーションS3 ,S4 を通過する間
に樹脂温度及び型温が速やかに低下する。その結果、樹
脂液注入後170秒で樹脂温度が離型可能温度である9
5℃まで低下して離型可能となり、従来の240秒に比
べてサイクルタイムを70秒短縮することが可能となっ
た。
【0017】尚、離型・表皮セットステーションS1
おいて第1温調器T1 に接続された成形型Dの設定温度
は60℃とされるが、成形品を離型するまでの設定温度
を30℃とし、離型後に設定温度を60°まで上昇させ
るようにすれば、サイクルタイムを更に短縮することが
できる。
【0018】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の小設計
変更を行うことが可能である。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、成形型を循環させながら反応射出成形を行う際に、
樹脂液注入・反応工程における成形型の型温を樹脂液の
反応促進温度に設定するとともに、冷却・養生工程にお
ける成形型の型温を前記反応促進温度以下に設定したの
で、樹脂液注入・反応工程で樹脂液が反応して発熱して
も、その反応熱を冷却・養生工程において速やかに吸収
して成形品を短時間で離型可能温度まで冷却することが
でき、これにより成形のサイクルタイムを短縮して生産
効率を向上させることができる。
【0020】また本発明の第2の特徴によれば、離型・
表皮セット工程における離型前の成形型の型温を樹脂液
の反応促進温度以下に設定したことにより、離型・表皮
セット工程でも成形品を効率的に冷却してサイクルタイ
ムを一層短縮することができる。
【0021】また本発明の第3の特徴によれば、反応射
出成形装置の型温制御装置が、樹脂液注入・反応ステー
ションにおける成形型の型温を制御する第1の温度調整
手段と冷却・養生ステーションにおける成形型の型温を
制御する第2の温度調整手段とを別個に備えたことによ
り、両ステーションにおける型温の制御を的確に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による反応射出成形装置の型温制御装置
を示す図
【図2】従来の反応射出成形装置の型温制御装置を示す
【図3】テスト用成形型の断面図
【図4】本発明による型温と樹脂の温度変化を示すグラ
【図5】従来例による型温と樹脂の温度変化を示すグラ
【符号の説明】
D 成形型 S1 離型・表皮セットステーション S2 樹脂液注入・反応ステーション S3 第1冷却・養生ステーション S4 第2冷却・養生ステーション T1 第1温調器(第1の温度調整手段) T2 第2温調器(第2の温度調整手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離型・表皮セット工程、樹脂液注入・反
    応工程及び冷却・養生工程の順で成形型(D)を循環さ
    せながら反応射出成形を行う反応射出成形装置の型温制
    御方法において、 樹脂液注入・反応工程における成形型(D)の型温を樹
    脂液の反応促進温度に設定するとともに、冷却・養生工
    程における成形型(D)の型温を前記反応促進温度以下
    に設定することを特徴とする反応射出成形装置の型温制
    御方法。
  2. 【請求項2】 離型・表皮セット工程における離型前の
    成形型(D)の型温を樹脂液の反応促進温度以下に設定
    することを特徴とする、請求項1記載の反応射出成形装
    置の型温制御方法。
  3. 【請求項3】 離型・表皮セットステーション
    (S1 )、樹脂液注入・反応ステーション(S2 )及び
    冷却・養生ステーション(S3 ,S4 )に沿って成形型
    (D)を循環させながら反応射出成形を行う反応射出成
    形装置の型温制御装置において、 樹脂液注入・反応ステーション(S2 )における成形型
    (D)の型温を制御する第1の温度調整手段(T1
    と、冷却・養生ステーション(S3 ,S4 )における成
    形型(D)の型温を制御する第2の温度調整手段
    (T2 )とを別個に備えたことを特徴とする、反応射出
    成形装置の型温制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1078508C (zh) * 1998-01-30 2002-01-30 丰田自动车株式会社 铸型的温度控制方法
CN103252878A (zh) * 2013-04-28 2013-08-21 上海紫华包装有限公司 一种可生物降解的透明塑料包装罐的注塑成型方法

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CN1078508C (zh) * 1998-01-30 2002-01-30 丰田自动车株式会社 铸型的温度控制方法
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