JPS6054806B2 - 非晶質金属の電気かみそり外刃製造方法 - Google Patents

非晶質金属の電気かみそり外刃製造方法

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JPS6054806B2
JPS6054806B2 JP55127762A JP12776280A JPS6054806B2 JP S6054806 B2 JPS6054806 B2 JP S6054806B2 JP 55127762 A JP55127762 A JP 55127762A JP 12776280 A JP12776280 A JP 12776280A JP S6054806 B2 JPS6054806 B2 JP S6054806B2
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JP
Japan
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coining
cavity
amorphous metal
plate
outer blade
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JP55127762A
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JPS5752523A (en
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正弘 名和
恭男 前田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、非晶質金属の電気かみそり外刃製造方法に関
する。
一般に、圧印素材を成形する場合には、ステンレス鋼な
どの硬質材の下型に研削加工等により凹状のキャビティ
を形成し、一方ステンレス鋼などの硬質材の上型に下型
のキャビティと合致する形状の凸部を研削加工等により
形成しておき、下型の上に外刃成形用の圧印素材を置き
、上から上型を下降させ、この圧印素材を凸部とキャビ
ティとの間でプレスして圧印素材を所定の外刃形状に成
形し、ていた。
しかしながら、研削加工等によつて注文製作されるこの
種の上型及ひ下型は高価であり、高価な金型コストによ
り製品価格も上昇するという問題があつた。
本発明は叙上の技術的背景に鑑みてなされたものであり
、その目的とするところは下型と合致する上型を下型を
利用して成形することにより、従来のような高価な硬質
の上型を不要として金型コストを低減させることにある
本発明の非晶質金属の電気かみそり外刃製造方法は、非
晶質金属のキャビティ転写用の圧印素材1’を介して軟
質金属の圧印板2を下型Cに圧印して下型Cに凹設した
キャビティ3の形状を圧印板2に転写し、然るのちにこ
の圧印板2を上型Bとして外刃形成用の圧印素材1を下
型Cに圧印して圧印素材1にキャビティ3の形状を転写
することを特徴とするものであり、キャビティ転写用の
圧印素材1’を介して軟質金属の圧印板2を下型Cに圧
印することにより、下型Cのキャビティ3の形状を圧印
板2に転写して上型を形成することができ、下型Cを利
用して上型Bを形成することができるので硬質の上型の
発注が必要なく、金型コストを低減でき、しかも一枚目
のキャビティ転写用の非晶質金属の圧印素材1’を捨て
材とし、この捨て材によりキャビティ3を転写された凸
部形成後の上型Bを用いて外刃形成用の圧印素材1に外
刃形状を転写しているので、外刃形成用の正中素材1の
肩の部分における断面収縮を防止することができるもの
である。
以下、本発明を図示実施例に従つて詳述する。
本発明に使用する非晶質金属は、メタル−メタ口ィド系
非晶質合金(非晶質CO7O.5Fe4.5sil。.
5Bl。.5合金)で、第4図イ,口に示すように非晶
質金属の圧印素材1部分と他種材料薄箔11とを交互に
接続して圧印素材フープ12を形成してある。次に本発
明の電気かみそり用外刃を製造する圧印金型Aの構造の
一例を第2図に示す。上下金型B,Cの両側方にカート
リッジヒータ5を配置し、金型加熱を行い非晶質金属の
圧印素材1部分をキャビティ3と圧印板2との間に挿入
し、ポンチ4を押圧することにより、キャビティ形状が
圧印素材1に転写される構造となつているものであり、
圧印後圧印素材1に研削孔あけを施し、外刃を製造する
ようになつている(ソフトス”ダンプ加工)。ここで、
4はポンチ、6はリテーナ、7はキャビティホルダー、
8はバックプレート、9は断熱板、10aはダイセット
上板、10bはダイセット下板である。次に本発明のキ
ャビティ3の転写工程を詳述する。
まず、第1図イもしくは第3図aに示すように、下型C
のキャビティ3の上に非晶質金属のキャビティ転写用の
圧印素材1″(外刃形成用の圧印素材1のうち捨て材と
なる一枚)を重ね、上から軟質金属の圧印板2を押圧さ
せ、この圧印素材1″を介して軟質金属の圧印板2に下
型Cのキャビティ3の形状を転写させる。ここで、圧印
板2として軟質金属を用いた理由は次の通りである。非
晶質金属は、室温付近では全く塑性伸びを示さないのて
、塑性変形させるためには400℃〜500℃に加熱す
る必要があるが、圧印板2の材料としてウレタンゴムや
フッ素ゴムなどを用いたでは高温度に耐えられず、そこ
で軟質金属の変形能に着目して板状のアルミニウム、銅
、ベリリウム銅、軟鋼などの軟質金属を使用することと
したのである。ここでキャビティ転写用の圧印素材1″
としては非晶質金属以外の金属材料を用いることもで.
きるが、連続的に送られてくる圧印素材1の内の一枚を
キャビティ転写用の圧印素材1″として使用することに
より連続的な工程を可能にしているのである。このよう
にしてキャビティ3と板状の圧印板2との間でキャビテ
ィ転写用の圧印素材・1″をブレスすると、非晶質金属
の圧印素材1″の肩部には第1図口に示すように応力集
中を生じ、断面収縮を起こし、この肩部の断面収縮箇所
は、研削孔明け後製品側に残り、外刃の強度低下の原因
となるので、このキャビティ転写用の圧印素材1″は外
刃用には用いられず、捨て材として廃棄されるものであ
る。この断面収縮の起こる原因としては、主にキャビテ
ィ転写時にキャビティ3の肩部において圧印素材1″に
応力集中が起こること、及び非晶質金属は完全弾塑性体
であつて加工硬化を示さず、降状域において一定圧力て
塑性変形が進行するため断面収縮を起こし易いことが挙
げられる。このようにしてキャビティ3の形状が・転写
された圧印板2に時効処理(又は焼き入れ)を施して硬
化させ、その圧印板2を上型Bとして使用する。即ち、
第3図d−fのように外刃成形用の圧印素材1が下型C
のキャビティ3の上に送られると、キャビティ3と合致
する転写凸部を形成された上型Bを外刃成形用の圧印素
材1に圧印し、非晶質金属の圧印素材1を一つ一つ所定
の外刃形状に成形するのである。このように、キャビテ
ィ3を転写された上型Bで外刃成形用の圧印素材1を圧
印して成形することにより、キャビティ3の肩部におけ
る応力集中を少なくでき、非晶質金属の圧印素材1の断
面収縮を最小限に止どめることが可能となるのである。
なお、キャビティ転写用の圧印素材1″の断面収縮に対
応して、圧印板2には若干突部が生じる可能性があるが
、たとえこのような突部が生じても突部が外刃成形用の
圧印素材1に接触するのはほぼ外刃成形用の圧印素材1
の成形が完了した後であるので、外刃成形用の圧印素材
1に影響を与える恐れは無い。また、軟質金属としては
、例えば時効硬化処理のためにベリリウム銅を、あるい
は焼き入れ硬化のために軟鋼を使用するのが望ましい。
次に圧印時の加熱について説明する。
非晶質金属は加熱時間を長くとると脆化するため所定温
度(400℃〜500℃)における加熱時間の短縮をは
かる必要がある。そのため、圧印時において非晶質金属
の圧印素材1の非圧印時第5図イにおいては、他種材料
薄箔11が圧印金型A内に位置するように配置し、非晶
質金属の圧印素材1が圧印金型Aにより加熱されるのを
防ぐ。次にポンチ4押圧による圧印開始と同時に素早く
圧印素材フープ12を送り、非晶質金属の圧印素材1が
キャビティ3上にくるように配置して圧印する(第5図
ロ)。圧印後は直ちに圧印素材フープ12を送り、他種
材料薄箔11が圧印金型A内に配置されるようにする。
上述の一連の動作を繰り返すことにより、非晶質金属の
圧印素材1が加熱される時間を大幅に短縮でき、脆化の
ない良好な非晶質金属の電気かみそり用外刃を製造する
ことができるものである。
非晶質金属の圧印素材1の加熱時間短縮をさらに助長す
るためには、圧印素材フープ12を上型B(ポンチ、リ
テーナ側)と下型C(キャビティ、キャビティホルダー
側)の中間に圧印素材フープ12を位置させ、圧印時に
前記圧印素材フープ12を送り、非晶質金属の圧印素材
1をキャビティ3上に配置する際上型Bがポンチ4の押
圧により下降し、下型Cに接するまでは前記非晶質金属
の圧印素材1が圧印金型Aに直接接することのないよう
にすればよい。このようにすることにより、脆化のない
良好な非晶質金属電気かみそり外刃を製造することがで
きる。さらに高温状態(400℃〜500′C)で圧印
され、送り出されたばかりの非晶質金属の圧印素材1は
加熱状態にあるため、これを例えば不活性ガスにより強
制急冷することにより、非晶質金属の圧印素材1の脆化
をかなり防ぐことができる。即ち、非晶質金属の熱的不
安定性に起因する脆化挙動は、素材加熱時間が長くなる
ほど、脆化する傾向にある。そこて送り出されたばかり
の加熱状態にある非晶質金属を、例えば不活性ガスによ
り強制急冷することにより、素材加熱時間を大幅に短縮
することができ、結果として脆化を防ぐ効果をもたらす
。冷却方法としてはこの他、冷却媒体(ロールなど)や
エアーなど種々方法がある。本発明にあつては、叙上の
ように、非晶質金属のキャビティ転写用の圧印素材を介
して軟質金属の圧印板を下型に圧印して下型に凹設した
キャビティの形状を圧印板に転写してあるので、素材の
肉厚分だけ小さいキャビティの形状が正確に軟質金属の
圧印板に転写されることになり、下型を利用して軟質金
属の圧印返から簡単に上型を成形することができ、従来
のように研削加工等される硬質の上型を発注する場合に
比べて金型コストを下型のみのコストに低減させること
ができ、製品価格のコストダウンも図れるという利点が
ある。しかも、この圧印板に下型のキャビティを転写す
る時に用いられ断面収縮を生じたキャビティ転写用の圧
印素材を捨て材とし、キャビティの形状を転写された圧
印板を上型として圧印素材を成形するので、完全に正確
な凹凸ダイスによる圧印となり、キャビティ肩部での応
力集中を緩和させる結果キャビティ肩部での外刃成形用
の圧印素材の断面収縮を防ぐことができ、強度的に優れ
た電気かみそり用外刃を形成することができるという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図イは本発明におけるキャビティ転写用の圧印素材
の圧印状態を示す部分正面図、第1図口は同上にて圧印
され、肩部において断面収縮現象を生じたキャビティ転
写用の圧印素材の縦断面図、第2図は本発明に使用する
圧印金型の一部を断面した正面図、第3図a−fは本発
明における圧印加工手順を示す縦断面図、第4図イ,口
は本発明に使用する圧印素材フープの平面図及び断面図
、第5図イ,叫よ本発明における圧印加工手順を示す概
略正面図であり、Bは上型、Cは下型、1″は非晶質金
属のキャビティ転写用の圧印素材、1は非晶質金属の外
刃成形用の圧印素材、2は圧印板、3はキャビティてあ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 非晶質金属のキャビティ転写用の圧印素材を介して
    軟質金属の平板状の圧印板を下型に圧印して下型に凹設
    したキャビティの形状を圧印板に転写し、然るのちこの
    圧印板を上型として外刃形成用の圧印素材を下型に圧印
    して圧印素材にキャビティの形状を転写することを特徴
    とする非晶質金属の電気かみそり外刃製造方法。 2 キャビティの形状を転写した圧印板を硬化処理し、
    硬化処理した圧印板を上型として外刃形成用の圧印素材
    にキャビティの形状を転写することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の非晶質金属の電気かみそり外刃
    製造方法。
JP55127762A 1980-09-13 1980-09-13 非晶質金属の電気かみそり外刃製造方法 Expired JPS6054806B2 (ja)

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JPS5752523A JPS5752523A (en) 1982-03-29
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KR970003885B1 (ko) * 1987-12-25 1997-03-22 도오교오 에레구토론 가부시끼 가이샤 에칭 방법 및 그 장치
JPH0773741B2 (ja) * 1990-04-12 1995-08-09 工業技術院長 非晶質金属箔の3次元形状付加加工法
US6748788B2 (en) * 2001-09-26 2004-06-15 Kobe Steel, Ltd. Method for bending metal plate

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