JPS59136402A - 硬質焼結合金の焼結方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）技術分野 本発明は超硬合金、サーメット、高融点焼結合金等高温
での焼結を要する焼結体の製造法であり、焼結で発生す
る反り等の変形を修正するための効率的な焼結法に関す
るものである。

（ロ）技術の背景 超硬合金、電気接点、耐熱合金等の高融点金属また化合
物であるＷＣ，ＴｉＣ１Ｗ等とＧｏ、　Ｎｉ　。

Ｃｕ、Ａｇ等の金属粉末から製作する硬質焼結合金の焼
結温度は比較的高温であり、その焼結コストも高い。こ
れらの合金は焼結過程において結合金属の液相が生じ成
型体から焼結体の寸法収縮もかなり大きく寸法精度を出
すのに苦労している。更履 に福雑形状、大型寸法のものでは反り等の変形が発生し
て焼結後の加工に著しい悪影響を及ぼす事が多い。場合
によっては全熱加工ができないこともある。

この反り等の変形を修正するため従来は第１図に示す如
く、１度焼結炉から取出した変形した焼結体１をホット
プレスによって加圧体６で加圧し修正焼結体１′として
次の工程にまわしている。

しかしながらこのホットプレス法では焼結炉以外に変形
修正用のプレスが必要で設備コストが高り−１−程か長
くなる。またカーボン治具２．やモールリド利、加圧体
６．との反応を起し易く焼結体の品質を低下してしまう
という問題かあった。

この様な方法では生産効率が著しく悪（、改善か望まれ
ている。

（ハ）発明の開示 本発明は一つの焼結炉にて、焼結と連結して変形修正処
理を行うものである。通常の焼結過程は第２図に示す如
き温度サイクル４．によって行われるか、昇温過程Ｓ−
＋Ａ１焼結温度ＴｓでのキープＡ−Ｂ及び冷却過程Ｂ−
＋Ｅからなるが、このうち冷却過程（Ｂ−Ｅ）は他の過
程に較べて比較的長く、高温焼結炉の場合数時間から１
０数時間か＼っている。本発明はこの冷却過程に着目し
たものてあり、この冷却過程で焼結体と加圧体との化学
的、物理的反応の著しく小さい温度域Ｔｐ〜’ｒｄて焼
結体を加圧して反り等の変形′の修正を行うことを特徴
とするものである。冷却過程での加圧は炉ゴパ 外と連結したシリンダーによって加圧体を焼結体社 で押す方法等種々の方法がある。

加圧開始温度をＴｐ、焼却温度をＴｓ、加圧終了温度を
ｒｄとすれば、Ｔｄ　Ｓ；　ＴＰ　ニー５Ｔｓてあり、
ＴＰの範囲としては１０００〜１２００　Ｃが望ましい
。１０００Ｃ以下では歪み直しのための圧力φが過大と
なり、１２００　Ｃ以」二では治具との反応性が大きく
なり焼結体の品質を低下せしめる。

本発明の方法は、ＷＣ，Ｗ、　ＴｉＣ等の高融点金属、
化合物と金属とからなる硬質焼結合金の焼結に有効であ
り、これらの合金は焼結過程において液相が生成するた
めに収縮変形が大きいものである。

本発明は冷却過程に加圧するために昇温過程で加圧する
従来の方法（勿論別のプレス炉で）に較べて加圧治具と
の反応性が著しく小さく、また１台の炉で処理するため
に処理コストは半減した。

本発明の方法は、超硬合金の大型部品であるスリッター
、センタレスブレード、丸棒等に適用した場合特に効果
がある。又、Ｗ　−Ｎｉ−Ｃｕ系の超重合金の大型部品
、薄板部品、Ｗ　−Ａ　ｇ系板状接点材料にも応用する
ことが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の詳細な説明するための図であり、（イ
）か焼結体の変形を示し、（ロ）が加圧（こよる変形修
正する図である。第２図は本発明の詳細な説明するため
の温度、圧力曲線である。 １．１’：焼結体、２：敷板、６：加圧体、４：温度曲
線、５：圧力曲線。 芳１０ （ロ） 許２図 す 一一ヤ　時　南

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）硬質焼結合金の焼結工程において、焼結終了圧 後の冷却過程で加工端部と焼結体との化学的、物／ｆ理
   的な反応が生じない温度域で焼結体を加圧端部で加圧、
   して焼結変形を修正したのち常温まで冷却することを特
   徴とする硬質焼結合金の焼結方法。 ゛（２、特許請求の範囲第（１）項において、硬質焼結
   合金が高融点金属または化合物と金属との合金であって
   焼結過程で液相を生ずる合金であることを特徴とする硬
   質焼結合金の焼結方法。 （３）特許請求の範囲第（１）項の焼結法において、加
   圧する温度域が１０００〜１２００Ｃであることを特徴
   とする硬質焼結合金の焼結方法。