JPH05237951A - 発泡プラスチック製品の成形方法および成形装置 - Google Patents

発泡プラスチック製品の成形方法および成形装置

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JPH05237951A
JPH05237951A JP4043139A JP4313992A JPH05237951A JP H05237951 A JPH05237951 A JP H05237951A JP 4043139 A JP4043139 A JP 4043139A JP 4313992 A JP4313992 A JP 4313992A JP H05237951 A JPH05237951 A JP H05237951A
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cooling water
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water
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JP4043139A
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Tatsuo Hayashi
達男 林
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OSAKA FIBRE INDUSTRY
Daisen Industry Co Ltd
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OSAKA FIBRE INDUSTRY
Daisen Industry Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/02Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with incorporated heating or cooling means
    • B29C33/04Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with incorporated heating or cooling means using liquids, gas or steam

Abstract

(57)【要約】 【目的】 少量の冷却水で金型全体がムラなく効率的に
冷却できる発泡プラスチック製品の成形方法および成形
装置を提供すること。 【構成】 予備発泡した原料ビーズを金型間において加
熱発泡後、冷却するようにした発泡プラスチック製品の
成形方法において、金型裏面の所要部分に保水材を添装
しておき、加熱発泡後はチャンバー部を減圧した状態で
前記保水材に冷却水を吸引保持させ、この保水材に保持
された冷却水の蒸発潜熱により冷却を行うようにした発
泡プラスチック製品の成形方法と、金型1の裏面所要部
に保水材7を介して多数の分配小孔6aが配設された冷却
水分配管6を添装して該冷却水分配管6を冷却水源5に
連結したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却工程に特徴のある
発泡プラスチック製品の成形方法および成形装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、発泡ポリスチレンなどの発泡プ
ラスチック製品の成形方法としては、一対の金型間に形
成されるキャビティ内に予備発泡されている原料ビーズ
を充填してチャンバー部に供給される蒸気により加熱発
泡させたのちチャンバー部に冷却水を吹き付け、この吹
き付けによる温度低下と減圧下で行う残留水の気化潜熱
とにより型冷却を行い、その後前記キャビティより製品
を取り出す方法が一般的である。
【0003】ところが、従来の成形方法においては、ス
プレーノズル等による水冷却工程終了後に金型裏面側の
残留水は部分により大きなバラツキがあり、次の減圧冷
却工程の際に残留量のバラツキから気化潜熱の程度が異
なり均一な冷却を行うことができないという問題点があ
った。また、水冷却工程の際に噴霧された冷却水がマス
ターフレーム等の金型以外の不必要な部分まで冷却して
しまうため次の成形サイクルに向けて再び金型を加熱す
るのに大量の熱エネルギーと時間を要し、省エネルギー
に反するとともに成形サイクルが長期化して成形効率が
悪くなるという問題点があった。更には、前記水冷却工
程に使用する冷却水の使用量も非常に多く、また冷却水
供給装置が加圧式のものであり装置全体が大型かつ複雑
化するという問題点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、極めて少量の冷却水を使用す
るのみで金型全体の冷却をムラなく均一にしかも短時間
で効率的に行うことができるとともに、次の成形サイク
ルに向けて金型全体を所定温度まで再加熱するのも短時
間かつ均一にでき、しかも過剰冷却しないので蒸発しき
れなかった冷却水が存在することもなく乾燥した高品質
の製品を効率よく成形することができ、成形サイクルの
大幅な短縮化および省エネルギー化を促進して経済性に
優れた生産を実現することができ、更には冷却水の使用
量も少なくまた冷却水供給装置も小型かつ簡単なものと
することができる発泡プラスチック製品の成形方法およ
び成形装置を提供することを目的として完成されたもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、予備発泡した原料ビーズを一対
の金型間に形成したキャビティ部に供給して該金型裏面
側のチャンバー部に供給される加熱用流体により加熱発
泡させたのち金型裏面側より冷却するようにした発泡プ
ラスチック製品の成形方法において、金型裏面の所要部
分に保水材を添装しておき、加熱発泡後はチャンバー部
を減圧した状態で前記保水材に冷却水を吸引保持させ、
この保水材に保持された冷却水の蒸発潜熱により冷却を
行うことを特徴とする発泡プラスチック製品の成形方法
と、接離自在に対向させた一対の金型の裏面を加熱用チ
ャンバー部に形成した発泡プラスチック製品の成形装置
において、前記金型の裏面所要部に保水材を介して多数
の分配小孔が配設された冷却水分配管を添装して該冷却
水分配管を冷却水源に連結したことを特徴とする発泡プ
ラスチック製品の成形装置とよりなるものである。
【0006】
【実施例】次に、本発明を図示の実施例について詳細に
説明する。図中1は、成形用キャビティ部1aを形成する
よう接離自在に対向させた一対の雄雌型よりなる金型、
2は該金型1を支持するマスターフレーム、3は該マス
ターフレーム2の裏面側を覆うアルミプレート、4は前
記金型1の裏面側に形成される加熱用のチャンバー部で
ある。
【0007】本発明においては、前記金型1の裏面側の
所要部分に、供給量調整用のバルブ5aを介して冷却水源
5に連結された状態で、ポリエステル系不織布などの保
水材7を介して多数の分配小孔6aを有する冷却水分配管
6を添装してある。この冷却水分配管6は金型1を均一
に冷却できるよう、加熱時における温度上昇が激しい部
分には密に、その他の部分には粗の状態で何本も配管す
るもので、各金型形状や成形条件等に対応させて適宜設
計することができるものであり、また、保水材7も図2
に示されるように金型1の裏面に添わせたうえ冷却水分
配管6を針金6b等によって支持したり、図3に示される
ように冷却水分配管6の外周を覆ったものとする等種々
の取り付け方法を採用できる。なお、前記分配小孔6aは
冷却水分配管6のうち保水材7と接する部分にキリ孔や
スリット孔を開けて形成すればよく、また、冷却水源5
は大気圧または微加圧に維持されたものでよい。
【0008】
【作用】このように構成されたものは、予備発泡した原
料ビーズを一対の金型1、1間に形成したキャビティ部
1aに供給して該金型1、1裏面側のチャンバー部4に供
給される加熱用流体により加熱発泡させたのち金型1、
1の裏面側より冷却して発泡プラスチック製品を成形す
るものである点は従来と同様であるが、本発明において
特徴的構成であるところの冷却工程は、従来のようにス
プレーノズル等による水の吹き付けによる冷却ではな
く、チャンバー部4を減圧した状態で前記保水材7に大
気圧または微加圧に維持された冷却水源5から冷却水を
吸引保持させ、この保水材7に保持された冷却水の蒸発
潜熱により冷却するのである。即ち、前記保水材7に冷
却水源5より所定量の冷却水が供給されると同時にバキ
ュームポンプ8の作動によりチャンバー部4内の減圧が
行われると、金型1の裏面所定部分に添装された保水材
7より冷却水が蒸発されその潜熱によって金型1が所定
温度まで冷却されることとなる。そして、この場合には
従来のように金型1の裏面における残留水のバラツキが
ないため短時間で極めて均一な冷却が行われることとな
り、しかも、水の吹き付けによる冷却を行わないのでマ
スターフレーム2などの水付着による温度低下もなく、
前記金型1の均一な冷却と相俟って次の成形サイクルに
向けて金型全体を所定温度まで再加熱する時間を短く且
つ均一にできて高品質の製品を効率よく成形することが
できることとなる。また、前記冷却においては保水材7
に所定量の冷却水を供給するのみであるので冷却水の使
用量も少なくできるとともに、冷却水を略大気下におい
て供給できるので加圧装置等も必要なく冷却水供給装置
も小型かつ簡単なものとすることができる。
【0009】なお、本発明のように金型1の冷却を保水
材7に供給される冷却水の蒸発潜熱のみで行った場合に
は、金型温度のバラツキが1度以下で均一に冷却され、
従来が約20度の温度差であったのに比べ著しい効果の
あることが確認できた。また、使用する冷却水も従来法
(元圧6kgf/cm2 のスプレーノズルを使用した場合)に
比べて約1/20〜1/8程度で済むことが確認でき
た。
【0010】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、極め
て少量の冷却水を使用するのみで金型全体の冷却をムラ
なく均一にしかも短時間で効率的に行うことができると
ともに、次の成形サイクルに向けて金型全体を所定温度
まで再加熱するのも短時間かつ均一にでき、しかも過剰
冷却しないので蒸発しきれなかった冷却水が存在するこ
ともなく乾燥した高品質の製品を効率よく成形すること
ができ、成形サイクルの大幅な短縮化および省エネルギ
ー化を促進して経済性に優れた生産を実現することがで
きるものであり、また、装置の発明においては前記した
ような成形を効率よく行うことができるとともに、冷却
水供給装置も小型且つ簡単なものとして装置全体の小型
化を図ることができるものである。よって本発明は従来
の問題点を一掃した発泡プラスチック製品の成形方法お
よび成形装置として、産業の発展に寄与するところは極
めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す正面図である。
【図2】保水材の取り付け状態を示す一部切欠斜視図で
ある。
【図3】その他の保水材の取り付け状態を示す一部切欠
斜視図である。
【符号の説明】
1 金型 4 チャンバー部 5 冷却水源 6 冷却水分配管 6a 分配小孔 7 保水材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予備発泡した原料ビーズを一対の金型間
    に形成したキャビティ部に供給して該金型裏面側のチャ
    ンバー部に供給される加熱用流体により加熱発泡させた
    のち金型裏面側より冷却するようにした発泡プラスチッ
    ク製品の成形方法において、金型裏面の所要部分に保水
    材を添装しておき、加熱発泡後はチャンバー部を減圧し
    た状態で前記保水材に冷却水を吸引保持させ、この保水
    材に保持された冷却水の蒸発潜熱により冷却を行うこと
    を特徴とする発泡プラスチック製品の成形方法。
  2. 【請求項2】 冷却水が減圧されたチャンバー部内の前
    記保水材と略大気下にある冷却水源とを連結する冷却水
    分配管を通じて所定量ずつ供給される請求項1に記載の
    発泡プラスチック製品の成形方法。
  3. 【請求項3】 接離自在に対向させた一対の金型(1) 、
    (1) の裏面を加熱用チャンバー部(4) に形成した発泡プ
    ラスチック製品の成形装置において、前記金型(1) の裏
    面所要部に保水材(7) を介して多数の分配小孔(6a)が配
    設された冷却水分配管(6) を添装して該冷却水分配管
    (6) を冷却水源(5) に連結したことを特徴とする発泡プ
    ラスチック製品の成形装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015171800A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 株式会社山正製作所 発泡成形装置
JP2017132127A (ja) * 2016-01-28 2017-08-03 Daisen株式会社 発泡樹脂製品の成形方法
EP3936298A1 (de) * 2020-07-09 2022-01-12 FOX Velution GmbH Formwerkzeug zur herstellung eines partikelschaumformteils

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