JPH08150360A - 接着剤塗布方法及びその装置 - Google Patents
接着剤塗布方法及びその装置Info
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- JPH08150360A JPH08150360A JP29546194A JP29546194A JPH08150360A JP H08150360 A JPH08150360 A JP H08150360A JP 29546194 A JP29546194 A JP 29546194A JP 29546194 A JP29546194 A JP 29546194A JP H08150360 A JPH08150360 A JP H08150360A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、1点当りの接着剤塗布時間を短縮
すると共に、塗布後の接着剤糸切りを確実に行なうよう
にしている。 【構成】 塗布ノズル18から接着剤を基板11に吐出
した後、前記塗布ノズル18を回転駆動機構16により
回転させながらこの塗布ノズル18を上下駆動機構15
により基板11から上方へ離間させるようにしている。
すると共に、塗布後の接着剤糸切りを確実に行なうよう
にしている。 【構成】 塗布ノズル18から接着剤を基板11に吐出
した後、前記塗布ノズル18を回転駆動機構16により
回転させながらこの塗布ノズル18を上下駆動機構15
により基板11から上方へ離間させるようにしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗布ノズルから接着剤
を塗布対象物に吐出した後、前記塗布ノズルを塗布対象
物から上方へ離間させるようにした接着剤塗布方法及び
その装置に関する。
を塗布対象物に吐出した後、前記塗布ノズルを塗布対象
物から上方へ離間させるようにした接着剤塗布方法及び
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、塗布対象物例えばプリント基板上
の所定の塗布点に自動的に接着剤を塗布し、その後、そ
の塗布点に対応した位置に電子部品を自動的に装着する
部品実装システムが供給されている。この部品実装シス
テムの一部を構成する接着剤塗布装置は、基板を作業位
置に搬入・搬出する搬送機構、接着剤を吐出する塗布ヘ
ッド部、この塗布ヘッド部を水平方向に移動させるXY
移動機構、前記塗布ヘッド部を上下動させる上下動機構
等を備えていることが知られている。さらに、上記塗布
ヘッド部は、接着剤が収容されたシリンジを交換可能に
備えると共に、このシリンジ下端部に接着剤を吐出する
塗布ノズルを備えて構成されている。
の所定の塗布点に自動的に接着剤を塗布し、その後、そ
の塗布点に対応した位置に電子部品を自動的に装着する
部品実装システムが供給されている。この部品実装シス
テムの一部を構成する接着剤塗布装置は、基板を作業位
置に搬入・搬出する搬送機構、接着剤を吐出する塗布ヘ
ッド部、この塗布ヘッド部を水平方向に移動させるXY
移動機構、前記塗布ヘッド部を上下動させる上下動機構
等を備えていることが知られている。さらに、上記塗布
ヘッド部は、接着剤が収容されたシリンジを交換可能に
備えると共に、このシリンジ下端部に接着剤を吐出する
塗布ノズルを備えて構成されている。
【0003】この塗布ヘッド部は、作業位置に停止され
た基板に対しその上方から降下されて塗布点に近接する
状態とされ、その下降位置にて塗布ノズルから接着剤が
吐出され、もって、接着剤が塗布される。この後、塗布
ヘッド部は上方位置に戻され、次の塗布点に向けて水平
移動される。このようにして各塗布点に対する接着剤の
塗布が行なわれる。
た基板に対しその上方から降下されて塗布点に近接する
状態とされ、その下降位置にて塗布ノズルから接着剤が
吐出され、もって、接着剤が塗布される。この後、塗布
ヘッド部は上方位置に戻され、次の塗布点に向けて水平
移動される。このようにして各塗布点に対する接着剤の
塗布が行なわれる。
【0004】ところで、この種の塗布に用いられる接着
剤としては、一般的に粘度の高いゲル状をなすものが用
いられている。このため、図9に示すように、塗布ノズ
ル1による接着剤塗布の後、塗布ノズル1を基板2から
上方へ離間させる際に、接着剤3が糸を引く状態が発生
することが多い。
剤としては、一般的に粘度の高いゲル状をなすものが用
いられている。このため、図9に示すように、塗布ノズ
ル1による接着剤塗布の後、塗布ノズル1を基板2から
上方へ離間させる際に、接着剤3が糸を引く状態が発生
することが多い。
【0005】この場合、接着剤3が長く糸を引いた状態
で塗布ノズル1の先端に残留することがあり、そのまま
次の塗布点に対する塗布が行なわれると、図10に示す
ように、糸引きによる接着剤3の残留部分が本来の塗布
点T(円形で示す領域)から食み出し、不必要な部分例
えば導体パターン4にも塗布されてしまう不具合があ
る。
で塗布ノズル1の先端に残留することがあり、そのまま
次の塗布点に対する塗布が行なわれると、図10に示す
ように、糸引きによる接着剤3の残留部分が本来の塗布
点T(円形で示す領域)から食み出し、不必要な部分例
えば導体パターン4にも塗布されてしまう不具合があ
る。
【0006】この対策として、次の二つの糸引き防止方
法がある。すなわち、第1の方法としては、塗布ノズル
からの接着剤塗布後この塗布ノズルを上昇させるが、そ
の上昇位置での停止状態を予め設定された所定時間の間
キープすることで糸引きを防止するようにしている。
法がある。すなわち、第1の方法としては、塗布ノズル
からの接着剤塗布後この塗布ノズルを上昇させるが、そ
の上昇位置での停止状態を予め設定された所定時間の間
キープすることで糸引きを防止するようにしている。
【0007】第2の方法は、塗布ノズルからの接着剤塗
布後この塗布ノズルを上昇させるときに、その上昇を予
め設定した上昇速度で行なうことで糸引きを防止するよ
うにしている。
布後この塗布ノズルを上昇させるときに、その上昇を予
め設定した上昇速度で行なうことで糸引きを防止するよ
うにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の方法では、毎回の塗布終了後に塗布ノズルを所定時
間上昇位置で停止させるため、1点当りの接着剤塗布に
要する時間が長くなってしまう問題がある。
1の方法では、毎回の塗布終了後に塗布ノズルを所定時
間上昇位置で停止させるため、1点当りの接着剤塗布に
要する時間が長くなってしまう問題がある。
【0009】また第2の方法では、塗布ノズルの上昇速
度が遅い速度に設定される場合には、やはり1点当りの
接着剤塗布に要する時間が長くなってしまう問題があ
り、また、糸切りもやや不確実である。
度が遅い速度に設定される場合には、やはり1点当りの
接着剤塗布に要する時間が長くなってしまう問題があ
り、また、糸切りもやや不確実である。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、1点当りの接着剤塗布に要する時間
が長くならず、しかも、塗布後の接着剤糸切りを確実に
行なうことができる接着剤塗布方法及びその装置を提供
するにある。
あり、その目的は、1点当りの接着剤塗布に要する時間
が長くならず、しかも、塗布後の接着剤糸切りを確実に
行なうことができる接着剤塗布方法及びその装置を提供
するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の接着剤塗布方法
は、塗布ノズルから接着剤を塗布対象物に吐出した後、
前記塗布ノズルを回転させながら塗布対象物から上方へ
離間させるようにしたところに特徴を有する(請求項1
の発明)。
は、塗布ノズルから接着剤を塗布対象物に吐出した後、
前記塗布ノズルを回転させながら塗布対象物から上方へ
離間させるようにしたところに特徴を有する(請求項1
の発明)。
【0012】本発明の接着剤塗布装置は、接着剤を吐出
する塗布ノズルと、この塗布ノズルを塗布対象物に対し
て近接させると共にこの塗布ノズルから塗布対象物に接
着剤を吐出した後にこの塗布ノズルを上方へ離間させる
上下駆動機構と、前記塗布ノズルの上方への離間時にこ
の塗布ノズルを回転させる回転駆動機構とを含んで構成
される(請求項2の発明)。この場合、塗布ノズルに
は、吐出口に仕切りが設けられていても良い(請求項3
の発明)。また、回転駆動機構は、塗布ノズルの回転速
度の調整が可能な構成としても良い(請求項4の発
明)。
する塗布ノズルと、この塗布ノズルを塗布対象物に対し
て近接させると共にこの塗布ノズルから塗布対象物に接
着剤を吐出した後にこの塗布ノズルを上方へ離間させる
上下駆動機構と、前記塗布ノズルの上方への離間時にこ
の塗布ノズルを回転させる回転駆動機構とを含んで構成
される(請求項2の発明)。この場合、塗布ノズルに
は、吐出口に仕切りが設けられていても良い(請求項3
の発明)。また、回転駆動機構は、塗布ノズルの回転速
度の調整が可能な構成としても良い(請求項4の発
明)。
【0013】
【作用】本発明の接着剤塗布方法においては、塗布ノズ
ルから接着剤を塗布対象物に吐出した後、前記塗布ノズ
ルを回転させながら塗布対象物から上方へ離間させるよ
うにしているから、塗布ノズルの上昇時に接着剤の糸引
き部分に、塗布ノズルの回転動作によりねじりが発生
し、その糸引き部分が短時間のうちにしかも確実に千切
られるようになる。従って、接着剤の糸切りが確実で、
接着剤が定められた塗布点領域から食み出すことを確実
に防止できるようになると共に、接着剤塗布に要する時
間も短くできる。
ルから接着剤を塗布対象物に吐出した後、前記塗布ノズ
ルを回転させながら塗布対象物から上方へ離間させるよ
うにしているから、塗布ノズルの上昇時に接着剤の糸引
き部分に、塗布ノズルの回転動作によりねじりが発生
し、その糸引き部分が短時間のうちにしかも確実に千切
られるようになる。従って、接着剤の糸切りが確実で、
接着剤が定められた塗布点領域から食み出すことを確実
に防止できるようになると共に、接着剤塗布に要する時
間も短くできる。
【0014】本発明の接着剤塗布装置においては、塗布
ノズルから接着剤を塗布対象物に吐出した後、前記塗布
ノズルを回転駆動機構により回転させつつ上下駆動機構
により塗布対象物から上方へ離間させるようにしている
から、塗布ノズルの上昇時に接着剤の糸引き部分に、塗
布ノズルの回転動作によりねじりが発生し、その糸引き
部分が短時間のうちにしかも確実に千切られるようにな
る。従って、接着剤の糸切りが確実で、接着剤が定めら
れた塗布点領域から食み出すことを確実に防止できるよ
うになると共に、接着剤塗布に要する時間も短くでき
る。
ノズルから接着剤を塗布対象物に吐出した後、前記塗布
ノズルを回転駆動機構により回転させつつ上下駆動機構
により塗布対象物から上方へ離間させるようにしている
から、塗布ノズルの上昇時に接着剤の糸引き部分に、塗
布ノズルの回転動作によりねじりが発生し、その糸引き
部分が短時間のうちにしかも確実に千切られるようにな
る。従って、接着剤の糸切りが確実で、接着剤が定めら
れた塗布点領域から食み出すことを確実に防止できるよ
うになると共に、接着剤塗布に要する時間も短くでき
る。
【0015】この場合、塗布ノズルに、吐出口に仕切り
を設けておけば、接着剤の糸引き部分をさらに短時間の
うちにしかもさらに確実に千切ることができる。また、
回転駆動機構を、塗布ノズルの回転速度の調整が可能な
構成としておけば、接着剤の特性(粘性特性)に応じた
回転速度を設定することが可能で、接着剤の種類が変更
されてもその糸切りを短時間でしかも確実に行なうこと
ができるようになる。
を設けておけば、接着剤の糸引き部分をさらに短時間の
うちにしかもさらに確実に千切ることができる。また、
回転駆動機構を、塗布ノズルの回転速度の調整が可能な
構成としておけば、接着剤の特性(粘性特性)に応じた
回転速度を設定することが可能で、接着剤の種類が変更
されてもその糸切りを短時間でしかも確実に行なうこと
ができるようになる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例につき図1ない
し図3を参照しながら説明する。まず、本実施例に係わ
る接着剤塗布装置の全体構成について簡単に述べる。図
示はしないが、この接着剤塗布装置は、ベース上に塗布
対象物としての基板11を作業位置に搬入し、搬出する
搬送機構が設けられている。
し図3を参照しながら説明する。まず、本実施例に係わ
る接着剤塗布装置の全体構成について簡単に述べる。図
示はしないが、この接着剤塗布装置は、ベース上に塗布
対象物としての基板11を作業位置に搬入し、搬出する
搬送機構が設けられている。
【0017】そして、前記ベース上には、前記作業位置
の上方部に位置して、複数個の塗布ヘッド12を備える
ディスペンスユニット13が設けられていると共に、こ
のディスペンスユニット13を水平方向に自在に移動さ
せる周知のXY移動機構(図示せず)が設けられてい
る。また、塗布データなどに基づいて各機構を制御する
マイクロコンピュータ等からなる制御装置が設けられて
いる。
の上方部に位置して、複数個の塗布ヘッド12を備える
ディスペンスユニット13が設けられていると共に、こ
のディスペンスユニット13を水平方向に自在に移動さ
せる周知のXY移動機構(図示せず)が設けられてい
る。また、塗布データなどに基づいて各機構を制御する
マイクロコンピュータ等からなる制御装置が設けられて
いる。
【0018】前記ディスペンスユニット13は、フレー
ム14に複数個(1個のみ図示)の塗布ヘッド12を備
えると共に、それら各塗布ヘッド12を選択的に上下動
させて前記基板11上の所定の塗布点に接着剤A(図2
参照)の塗布作業を行なう上下駆動機構15を備え、さ
らに回転駆動機構16を備えて構成されている。
ム14に複数個(1個のみ図示)の塗布ヘッド12を備
えると共に、それら各塗布ヘッド12を選択的に上下動
させて前記基板11上の所定の塗布点に接着剤A(図2
参照)の塗布作業を行なう上下駆動機構15を備え、さ
らに回転駆動機構16を備えて構成されている。
【0019】塗布ヘッド12は、ヘッド主部17の下端
に、接着剤Aを吐出する塗布ノズル18を交換可能に装
着して構成されている。この場合、塗布ノズル18とし
ては塗布径や塗布点数が相違する複数種があり、もって
多様な形状や大きさの電子部品に対応することができる
ようになっている。なお、本実施例における塗布ノズル
18の吐出口18aの形成は、図3に示すように円筒で
ある。そして、ヘッド主部17の上部には、接着剤Aを
収容したシリンジ19が交換可能に設けられている。
に、接着剤Aを吐出する塗布ノズル18を交換可能に装
着して構成されている。この場合、塗布ノズル18とし
ては塗布径や塗布点数が相違する複数種があり、もって
多様な形状や大きさの電子部品に対応することができる
ようになっている。なお、本実施例における塗布ノズル
18の吐出口18aの形成は、図3に示すように円筒で
ある。そして、ヘッド主部17の上部には、接着剤Aを
収容したシリンジ19が交換可能に設けられている。
【0020】このシリンジ19の下端部は、ヘッド主部
17内の図示しない管部を介して前記塗布ノズル18に
連通されている。また、シリング19の上端部には、チ
ューブ20を介して圧力調整源に接続されており、この
圧力調整源からシリンジ19内に例えば空気による圧力
が与えられることにより塗布ノズル18から接着剤を吐
出するようになっている。
17内の図示しない管部を介して前記塗布ノズル18に
連通されている。また、シリング19の上端部には、チ
ューブ20を介して圧力調整源に接続されており、この
圧力調整源からシリンジ19内に例えば空気による圧力
が与えられることにより塗布ノズル18から接着剤を吐
出するようになっている。
【0021】上下駆動機構15は、前記フレーム14に
上下移動可能に設けられて前記塗布ヘッド12を支持す
るスライダ21と、このスライド21を上下動させるレ
バー22と、このレバー22を動作させるための駆動源
(図示せず)とを含んで構成されている。
上下移動可能に設けられて前記塗布ヘッド12を支持す
るスライダ21と、このスライド21を上下動させるレ
バー22と、このレバー22を動作させるための駆動源
(図示せず)とを含んで構成されている。
【0022】回転駆動機構16は、前記塗布ヘッド12
に設けられたギア23と、フレーム14に設けられたギ
ア24と、このギア24を駆動するモータ25とを有し
て構成されている。この回転駆動機構16は、塗布ノズ
ル18が例えば複数設けられていて、その塗布点の配置
パターンが変更されるようなときに塗布ノズル18を所
定角度回動するところの既存のものであるが、本実施例
では、後述する接着剤Aの糸切りにも使用されるように
なっている。
に設けられたギア23と、フレーム14に設けられたギ
ア24と、このギア24を駆動するモータ25とを有し
て構成されている。この回転駆動機構16は、塗布ノズ
ル18が例えば複数設けられていて、その塗布点の配置
パターンが変更されるようなときに塗布ノズル18を所
定角度回動するところの既存のものであるが、本実施例
では、後述する接着剤Aの糸切りにも使用されるように
なっている。
【0023】上記各機構は前述した図示しない制御装置
により次に述べるように制御されるようになっている。
まず、基板11が基板搬送機構により作業位置に搬入さ
れ停止される。次に、その基板11の一つの塗布点の真
上に塗布ヘッド12すわなち塗布ノズル18(この場合
1個の塗布ノズル18が装着されているものとする)が
来るようにXY移動機構によりディスペンスユニット1
3が移動される。このとき塗布ノズル18は、塗布点に
対して上方に離間した位置状態にある。
により次に述べるように制御されるようになっている。
まず、基板11が基板搬送機構により作業位置に搬入さ
れ停止される。次に、その基板11の一つの塗布点の真
上に塗布ヘッド12すわなち塗布ノズル18(この場合
1個の塗布ノズル18が装着されているものとする)が
来るようにXY移動機構によりディスペンスユニット1
3が移動される。このとき塗布ノズル18は、塗布点に
対して上方に離間した位置状態にある。
【0024】そして、この状態から、上下駆動機構15
により塗布ヘッド12が下降されて、塗布ノズル18が
基板11の塗布点に上方から近接する部位に位置された
ところで(図2(a)参照)、圧力調整源からシリンジ
19内へ圧力が供給される。これにより、塗布ノズル1
8から接着剤Aが吐出されて基板11の塗布点に接着剤
Aが塗布される。この後、上下駆動機構15により塗布
ヘッド12が上昇されて元の上方位置まで戻される。こ
の上昇時に回転駆動機構16により塗布ノズル18が回
転される(図2(b)参照)。これにより、接着剤Aの
糸引き部が、図2(c)に示すように短時間のうちにし
かも確実に千切られる。この結果、塗布ノズル18の先
端に接着剤Aが長く糸を引いた状態で残留することがな
くなるのである(図2(d)参照)。これにより、接着
剤Aが定められた塗布点からはみ出すようなことはな
い。
により塗布ヘッド12が下降されて、塗布ノズル18が
基板11の塗布点に上方から近接する部位に位置された
ところで(図2(a)参照)、圧力調整源からシリンジ
19内へ圧力が供給される。これにより、塗布ノズル1
8から接着剤Aが吐出されて基板11の塗布点に接着剤
Aが塗布される。この後、上下駆動機構15により塗布
ヘッド12が上昇されて元の上方位置まで戻される。こ
の上昇時に回転駆動機構16により塗布ノズル18が回
転される(図2(b)参照)。これにより、接着剤Aの
糸引き部が、図2(c)に示すように短時間のうちにし
かも確実に千切られる。この結果、塗布ノズル18の先
端に接着剤Aが長く糸を引いた状態で残留することがな
くなるのである(図2(d)参照)。これにより、接着
剤Aが定められた塗布点からはみ出すようなことはな
い。
【0025】このように本実施例によれば、塗布ノズル
18から接着剤Aを基板11に吐出した後、前記塗布ノ
ズル18を回転させながら基板11から上方へ離間させ
るようにしているから、接着剤Aの糸引き部分を短時間
のうちにしかも確実に千切ることができ、もって、接着
剤Aの糸切りが確実で、接着剤Aが定められた塗布点領
域から食み出すことを確実に防止できるようになると共
に、接着剤塗布に要する時間も短くできる。
18から接着剤Aを基板11に吐出した後、前記塗布ノ
ズル18を回転させながら基板11から上方へ離間させ
るようにしているから、接着剤Aの糸引き部分を短時間
のうちにしかも確実に千切ることができ、もって、接着
剤Aの糸切りが確実で、接着剤Aが定められた塗布点領
域から食み出すことを確実に防止できるようになると共
に、接着剤塗布に要する時間も短くできる。
【0026】次に図4は、本発明の第2の実施例を示し
ており、この第2の実施例においては、塗布ノズル31
がその吐出口31aに仕切り32を設けている。この第
2の実施例によれば、接着剤Aの糸引き部分をさらに短
時間のうちにしかもさらに確実に千切ることができる。
なお、仕切り32は、本発明の第3、4および第5の実
施例として示す図5、図6および図7のようにしても良
い。
ており、この第2の実施例においては、塗布ノズル31
がその吐出口31aに仕切り32を設けている。この第
2の実施例によれば、接着剤Aの糸引き部分をさらに短
時間のうちにしかもさらに確実に千切ることができる。
なお、仕切り32は、本発明の第3、4および第5の実
施例として示す図5、図6および図7のようにしても良
い。
【0027】また、図8には本発明の第6の実施例を示
し、この実施例においては次の点が第1の実施例と異な
る。すなわち、第1の実施例においては、既存の回転駆
動機構16を利用して、塗布ノズル18をその上昇時に
回転させるようにしたが、この第6の実施例では、塗布
ノズル18をその上昇時に回転させるために専用の回転
駆動機構41を設けている。この回転駆動機構41は、
モータ42と、このモータ42により回転され且つ前記
ギア23に噛合するギア43とを有する構成であり、こ
のモータ42は可変速されるようになっており、もっ
て、塗布ノズル18の回転速度の調整が可能な構成とな
っている。
し、この実施例においては次の点が第1の実施例と異な
る。すなわち、第1の実施例においては、既存の回転駆
動機構16を利用して、塗布ノズル18をその上昇時に
回転させるようにしたが、この第6の実施例では、塗布
ノズル18をその上昇時に回転させるために専用の回転
駆動機構41を設けている。この回転駆動機構41は、
モータ42と、このモータ42により回転され且つ前記
ギア23に噛合するギア43とを有する構成であり、こ
のモータ42は可変速されるようになっており、もっ
て、塗布ノズル18の回転速度の調整が可能な構成とな
っている。
【0028】この第6の実施例によれば、この回転駆動
機構41のモータ42が可変速であるから、塗布ノズル
18の回転速度として、制御装置あるいは作業者により
接着剤Aの特性(粘性特性)に応じた回転速度を設定す
ることが可能で、接着剤Aの種類が変更されてもその糸
切りを短時間でしかも確実に行なうことができるように
なる。
機構41のモータ42が可変速であるから、塗布ノズル
18の回転速度として、制御装置あるいは作業者により
接着剤Aの特性(粘性特性)に応じた回転速度を設定す
ることが可能で、接着剤Aの種類が変更されてもその糸
切りを短時間でしかも確実に行なうことができるように
なる。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。本発明の接着剤塗布
方法によれば、塗布ノズルから接着剤を塗布対象物に吐
出した後、前記塗布ノズルを回転させながら塗布対象物
から上方へ離間させるようにしているから、接着剤の糸
引き部分が短時間のうちにしかも確実に千切られるよう
になり、この結果、接着剤の糸切りが確実で、接着剤が
定められた塗布点領域から食み出すことを確実に防止で
きると共に、接着剤塗布に要する時間も短くできる。
に、次の効果を得ることができる。本発明の接着剤塗布
方法によれば、塗布ノズルから接着剤を塗布対象物に吐
出した後、前記塗布ノズルを回転させながら塗布対象物
から上方へ離間させるようにしているから、接着剤の糸
引き部分が短時間のうちにしかも確実に千切られるよう
になり、この結果、接着剤の糸切りが確実で、接着剤が
定められた塗布点領域から食み出すことを確実に防止で
きると共に、接着剤塗布に要する時間も短くできる。
【0030】本発明の接着剤塗布装置によれば、塗布ノ
ズルから接着剤を塗布対象物に吐出した後、前記塗布ノ
ズルを回転駆動機構により回転させつつ上下駆動機構に
より塗布対象物から上方へ離間させるようにしているか
ら、接着剤の糸引き部分が短時間のうちにしかも確実に
千切られるようになり、この結果、接着剤の糸切りが確
実で、接着剤が定められた塗布点領域から食み出すこと
を確実に防止できると共に、接着剤塗布に要する時間も
短くできる。
ズルから接着剤を塗布対象物に吐出した後、前記塗布ノ
ズルを回転駆動機構により回転させつつ上下駆動機構に
より塗布対象物から上方へ離間させるようにしているか
ら、接着剤の糸引き部分が短時間のうちにしかも確実に
千切られるようになり、この結果、接着剤の糸切りが確
実で、接着剤が定められた塗布点領域から食み出すこと
を確実に防止できると共に、接着剤塗布に要する時間も
短くできる。
【0031】この場合、塗布ノズルに、吐出口に仕切り
を設けることにより、接着剤の糸引き部分をさらに短時
間のうちにしかもさらに確実に千切ることができる。ま
た、回転駆動機構を、塗布ノズルの回転速度の調整が可
能な構成とすることにより、接着剤の特性(粘性特性)
に応じた回転速度を設定することが可能で、接着剤の種
類が変更されてもその糸切りを短時間でしかも確実に行
なうことができる。
を設けることにより、接着剤の糸引き部分をさらに短時
間のうちにしかもさらに確実に千切ることができる。ま
た、回転駆動機構を、塗布ノズルの回転速度の調整が可
能な構成とすることにより、接着剤の特性(粘性特性)
に応じた回転速度を設定することが可能で、接着剤の種
類が変更されてもその糸切りを短時間でしかも確実に行
なうことができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、塗布ヘッ
ド部分の側面図
ド部分の側面図
【図2】作用説明のための塗布ノズル部分の側面図
【図3】塗布ノズルの吐出口を示す下面図
【図4】本発明の第2の実施例を示す図3相当図
【図5】本発明の第3の実施例を示す図3相当図
【図6】本発明の第4の実施例を示す図3相当図
【図7】本発明の第5の実施例を示す図3相当図
【図8】本発明の第6の実施例を示す図1相当図
【図9】従来例を示す塗布ノズル部分の側面図
【図10】接着剤塗布部分の平面図
11は基板(塗布対象物)、12は塗布ヘッド、15は
上下駆動機構、16は回転駆動機構、18は塗布ノズ
ル、19はシリンジ、31は塗布ノズル、32は仕切
り、41は回転駆動機構を示す。
上下駆動機構、16は回転駆動機構、18は塗布ノズ
ル、19はシリンジ、31は塗布ノズル、32は仕切
り、41は回転駆動機構を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 塗布ノズルから接着剤を塗布対象物に吐
出した後、前記塗布ノズルを回転させながら塗布対象物
から上方へ離間させるようにした接着剤塗布方法。 - 【請求項2】 接着剤を吐出する塗布ノズルと、 この塗布ノズルを塗布対象物に対して近接させると共に
この塗布ノズルから塗布対象物に接着剤を吐出した後に
この塗布ノズルを上方へ離間させる上下駆動機構と、 前記塗布ノズルの上方への離間時にこの塗布ノズルを回
転させる回転駆動機構とを備えて成る接着剤塗布装置。 - 【請求項3】 塗布ノズルは、吐出口に仕切りが設けら
れていることを特徴とする請求項2記載の接着剤塗布装
置。 - 【請求項4】回転駆動機構は、塗布ノズルの回転速度の
調整が可能となっていることを特徴とする請求項2記載
の接着剤塗布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29546194A JPH08150360A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 接着剤塗布方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29546194A JPH08150360A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 接着剤塗布方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08150360A true JPH08150360A (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=17820892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29546194A Pending JPH08150360A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 接着剤塗布方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08150360A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0946033A (ja) * | 1995-07-27 | 1997-02-14 | Nec Corp | 塗布剤供給装置 |
JP2006315351A (ja) * | 2005-05-16 | 2006-11-24 | Canon Inc | 接着剤塗布装置および液体吐出ヘッドの製造方法 |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP29546194A patent/JPH08150360A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0946033A (ja) * | 1995-07-27 | 1997-02-14 | Nec Corp | 塗布剤供給装置 |
JP2006315351A (ja) * | 2005-05-16 | 2006-11-24 | Canon Inc | 接着剤塗布装置および液体吐出ヘッドの製造方法 |
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