JPH08150228A

JPH08150228A - ゴルフクラブ

Info

Publication number: JPH08150228A
Application number: JP6297581A
Authority: JP
Inventors: Kazuo Endo; 和雄遠藤
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1994-11-30
Filing date: 1994-11-30
Publication date: 1996-06-11

Abstract

(57)【要約】【目的】クラブヘッド３に対するシャフト１の取付構
造を改良することにより、ミスしてダフったときでもク
ラブヘッド３の抜けが良くトラブルショットの頻度を抑
え、またシャフト１の付け根部で球を捕らえるために極
度に右方向へ打ってしまう所謂ソケットと称するミスシ
ョットを起きにくくしてトラブルショットの頻度をも抑
える画期的なゴルフクラブを提供すること。【構成】シャフト１のネック部２をクラブヘッド３の
ヒール側に直接連設せず、クラブヘッド３のヒール側の
手前側外方に湾曲連結部４を設け、この湾曲連結部４を
介してシャフト１の長さ方向の延長線がクラブヘッド３
のヒール側に向かっている状態に設け、クラブヘッド３
のヒール側のソール部５と湾曲連結部４の底縁とを延長
連設状態に設けてクラブヘッド３のソール縁を湾曲連結
部４により延長状態に構成したゴルフクラブ。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、アイアンや（ドライバ
ー，スプーンなどの）ウッドなどのゴルフクラブに関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ゴルフ
クラブは、ミスのない正確なショット，安定した方向
性，飛距離の増大或いは打球が良く止まる性能などを追
求し、様々な改良が施されている。

【０００３】本発明は、従来単にクラブヘッドの基端部
（ヒール部）の外端部から接続部を盛り上げた状態で斜
め上方に取付杆部（ネック部）を突設し、この取付杆部
にシャフトの基端部（ネック部）を連設していたクラブ
ヘッドに対するシャフトの取付構造を改良することによ
り、ミスしてダフったときでもクラブヘッドの抜けが良
くトラブルショットの頻度を抑え、またシャフトの付け
根部で球を捕らえるために極度に右方向へ打ってしまう
所謂ソケットと称するミスショットも起きにくくしてト
ラブルショットの頻度をも抑える画期的なゴルフクラブ
を提供することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。

【０００５】シャフト１のネック部２をクラブヘッド３
のヒール側に直接連設せず、クラブヘッド３のヒール側
の手前側外方に湾曲連結部４を設け、この湾曲連結部４
を介してシャフト１の長さ方向の延長線がクラブヘッド
３のヒール側に向かっている状態に設け、クラブヘッド
３のヒール側のソール部５と湾曲連結部４の底縁とを延
長連設状態に設けてクラブヘッド３のソール縁を湾曲連
結部４により延長状態に構成したことを特徴とするゴル
フクラブに係るものである。

【０００６】また、前記シャフト１の長さ方向の延長線
に位置するクラブヘッド３のヒール側表面３Ａを、クラ
ブヘッド３のフェイス面３Ｂと面一状態に形成してクラ
ブヘッド３のフェイス面３Ｂをヒール側へ拡大形成した
ことを特徴とする請求項１記載のゴルフクラブに係るも
のである。

【０００７】また、シャフト１のネック部２をクラブヘ
ッド３のヒール側に直接連設せず、クラブヘッド３のヒ
ール側の手前側外方に連結部６を設け、この連結部６の
端部にシャフト１のネック部２を連設し、クラブヘッド
３のヒール側のソール部５と連結部６の底縁とを延長連
設状態に設けてクラブヘッド３のソール縁を連結部６に
より延長状態に構成し、前記連結部６をクラブヘッド３
のソール側のソール部５に連設され、少なくともこのソ
ール部５に連設する連結部６の接続部分は、クラブヘッ
ド３の基端側のヒールの高さ寸法より細く設定したこと
を特徴とするゴルフクラブに係るものである。

【０００８】また、クラブヘッド３のヒール側表面３Ａ
を、クラブヘッド３のフェイス面３Ｂと面一状態に形成
してクラブヘッド３のフェイス面３Ｂをヒール側へ拡大
形成したことを特徴とする請求項３記載のゴルフクラブ
に係るものである。

【０００９】

【作用】請求項１記載の発明にあっては、ボール手前の
地面を打つ所謂ダフリショットに際し、従来例に比し
て、クラブヘッド３のソール部５に湾曲連結部４の底縁
が延長連設状態に設けられてクラブヘッド３のソール縁
を湾曲連結部４により延長状態に構成し、ソール部５が
長くなっており、しかもボールを打撃するクラブヘッド
３のフェイス面３Ｂのスイートスポットからクラブヘッ
ド３の回動支点の距離が同様に長くなっているため、ク
ラブヘッド３の地面からの抜けが良い。

【００１０】従って、ダフってもクラブヘッド３即ちク
ラブヘッド３のソール部５の抜けが良いため、地面にス
イングのヘッドスピードが抵抗として吸収されにくく最
良のショットに近い飛行となる。

【００１１】故にダフリによるミスショットの出る確率
が少なくなる。

【００１２】また、前述のようにクラブヘッド３の回動
支点が従来のフェイス面３Ｂの基端より湾曲連結部４に
より更にスイートスポットから遠い外方に位置するため
飛距離が増大することとなる。

【００１３】また、シャフト１の長さ方向の延長線に位
置する部分は従来と同様クラブヘッド３のフェイス面３
Ｂの基端側であるため、回動支点とスイートスポットが
実際には距離が大きくなっても構えずらくなることがな
い。

【００１４】また、スタンスをとってフェイス面３Ｂを
飛行方向に向けてスイングショットする場合、例えば右
打ちのゴルファーにおいては右肩をアドレス時より下が
った状態でボールを打撃してしまう場合、即ち、飛行方
向に対してフェイス面３Ｂが開き右方向へショット（ス
ライスショット）を打ってしまうような場合、フェイス
面３Ｂの開き角はスイートスポットと回動支点との距離
がスイートスポットをシャフトの延長線位置との距離よ
り長く手前側へ位置することになるため、同じシャフト
１に対する開き角であっても飛行方向に対する開き角は
小さくなり、ボールの右方向へのズレは抑制される。

【００１５】また、請求項２記載の発明においては、同
様に右肩が下がったり、右膝が正面へ屈曲することによ
りフェイス面３Ｂが一層大きく開き、シャフト１の付け
根でボールを打ってしまうような場合、従来はもはやフ
ェイス面３Ｂではなく膨出したシャフト取付部の付け根
にボールがあたり、極度に右方向に打ち出してしまう所
謂ソケットショットの場合においても、このシャフト１
の延長線方向のクラブヘッド３のヒール側表面３Ａの表
面も従来のフェイス面３Ｂと面一となっているため、ボ
ールをフェイス面３Ｂとして打つことができ、ソケット
ショットを抑制できることとなる。

【００１６】また、初心者においてはクラブヘッド３の
フェイス面３Ｂがこの面一に形成したヒール側表面３Ａ
により拡大しているため、不安感がなくショットし易
い。

【００１７】また、請求項３記載の発明においては、前
記請求項１記載の発明と同様にダフったときクラブヘッ
ド３が抜け易くダフリによるミスショット，トラブルシ
ョットが低減できることとなる。

【００１８】また、ソール部５に連設する連結部６の接
続部はクラブヘッド３の基端側の高さ寸法より細く設定
されているから振り抜けが良くスムーズなスイングが行
える。

【００１９】また、請求項４においても前記請求項２記
載の発明と同様にソケットショットが抑制されることと
なる。

【００２０】

【実施例】図１〜図４は、請求項１並びに請求項２記載
のいずれの発明にも属し、図１，図２はアイアンに適用
したもので、図３，図４はウッドに適用した第一実施例
である。

【００２１】この第一実施例は、シャフト１のネック部
２をクラブヘッド３のヒール側にストレートに直接連設
せず、クラブヘッド３のヒール側の手前側外方に湾曲連
結部４を設け、この湾曲連結部４を介してシャフト１の
長さ方向の延長線がクラブヘッド３のヒール側に向かっ
ている状態に設け、クラブヘッド３のヒール側のソール
部５と湾曲連結部４の底縁とを延長連設状態に設けてい
る。

【００２２】また、前記シャフト１の長さ方向の延長線
に位置するクラブヘッド３のヒール側表面３Ａを、クラ
ブヘッド３のフェイス面３Ｂと面一状態に形成してクラ
ブヘッド３のフェイス面３Ｂをヒール側へ拡大形成して
いる。

【００２３】また、図５は請求項１〜４記載の発明に属
する第二実施例を図示している。

【００２４】この第二実施例は、シャフト１のネック部
２をクラブヘッド３のヒール側にストレートに直接連設
せず、クラブヘッド３のヒール側の手前側外方に連結部
６を設け、この連結部６の端部にシャフト１のネック部
２を連設し、クラブヘッド３のヒール側のソール部５と
連結部６の底縁とを延長連設状態に設けてクラブヘッド
３のソール縁を連結部６により延長状態に構成し、前記
連結部６をクラブヘッド３のソール側のソール部５に連
設され、少なくともこのソール部５に連設する連結部６
の接続部分は、クラブヘッド３の基端側の高さ寸法より
細く設定している。

【００２５】また、クラブヘッド３のヒール側表面３Ａ
を、クラブヘッド３のフェイス面３Ｂと面一状態に形成
してクラブヘッド３のフェイス面３Ｂをヒール側へ拡大
形成している。

【００２６】

【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、ボ
ール手前の地面を打つ所謂ダフリショットに際しても従
来例に比して、クラブヘッドの地面からの抜けが良い。
従って、ダフってもクラブヘッド即ちクラブヘッドのソ
ール部の抜けが良いため、地面にスイングのヘッドスピ
ードが抵抗として吸収されず最良のショットに近い飛行
となり、ダフリによるミスショットの出る確率が少なく
なる秀れたゴルフクラブとなる。

【００２７】また、前述のようにクラブヘッドの回動支
点が従来のフェイス面の基端より湾曲連結部により更に
スイートスポットから遠い外方に位置するため飛距離が
増大することとなり、構えずらくなることがない。

【００２８】また、請求項２記載の発明においては、極
度に右方向に打ち出してしまう所謂ソケットショットの
場合においても、このシャフトの延長線方向のクラブヘ
ッドのヒール側表面も従来のフェイス面と面一となって
いるため、ボールをフェイス面として打つことができ、
ソケットショットを抑制できることとなり、また、初心
者においてはクラブヘッドのフェイス面がこの面一に形
成したヒール側表面により拡大しているため、不安感が
なくショットし易い秀れたゴルフクラブとなる。

【００２９】また、請求項３記載の発明においては、前
記請求項１記載の発明と同様にダフったときクラブヘッ
ドが抜け易くダフリによるミスショット，トラブルショ
ットが低減でき、また、ソール部に連設する連結部の接
続部はクラブヘッドの基端側の高さ寸法より細く設定さ
れているから振り抜けが良くスムーズなスイングが行え
る秀れたゴルフクラブとなる。

【００３０】また、請求項４においても前記請求項２記
載の発明と同様にソケットショットが抑制されることと
なるゴルフクラブとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第一実施例のアイアンに適用した場合の正面図
である。

【図２】第一実施例のアイアンに適用した場合の斜視図
である。

【図３】第一実施例のウッドに適用した場合の正面図で
ある。

【図４】第一実施例のウッドに適用した場合の斜視図で
ある。

【図５】第二実施例のアイアンに適用した場合の正面図
である。

【符号の説明】

１シャフト２ネック部３クラブヘッド３Ａヒール側表面３Ｂフェイス面４湾曲連結部５ソール部６連結部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】シャフトのネック部をクラブヘッドのヒ
ール側に直接連設せず、クラブヘッドのヒール側の手前
側外方に湾曲連結部を設け、この湾曲連結部を介してシ
ャフトの長さ方向の延長線がクラブヘッドのヒール側に
向かっている状態に設け、クラブヘッドのヒール側のソ
ール部と湾曲連結部の底縁とを延長連設状態に設けてク
ラブヘッドのソール縁を湾曲連結部により延長状態に構
成したことを特徴とするゴルフクラブ。
【請求項２】前記シャフトの長さ方向の延長線に位置
するクラブヘッドのヒール側表面を、クラブヘッドのフ
ェイス面と面一状態に形成してクラブヘッドのフェイス
面をヒール側へ拡大形成したことを特徴とする請求項１
記載のゴルフクラブ。
【請求項３】シャフトのネック部をクラブヘッドのヒ
ール側に直接連設せず、クラブヘッドのヒール側の手前
側外方に連結部を設け、この連結部の端部にシャフトの
ネック部を連設し、クラブヘッドのヒール側のソール部
と連結部の底縁とを延長連設状態に設けてクラブヘッド
のソール縁を連結部により延長状態に構成し、前記連結
部をクラブヘッドのソール側のソール部に連設され、少
なくともこのソール部に連設する連結部の接続部分は、
クラブヘッドの基端側のヒールの高さ寸法より細く設定
したことを特徴とするゴルフクラブ。
【請求項４】クラブヘッドのヒール側表面を、クラブ
ヘッドのフェイス面と面一状態に形成してクラブヘッド
のフェイス面をヒール側へ拡大形成したことを特徴とす
る請求項３記載のゴルフクラブ。