JPH0349777A

JPH0349777A - ゴルフクラブのヘッド

Info

Publication number: JPH0349777A
Application number: JP1182436A
Authority: JP
Inventors: Naoto Uno; 羽野　直人
Original assignee: Maruman Golf Co Ltd
Current assignee: Maruman Golf Co Ltd
Priority date: 1989-07-17
Filing date: 1989-07-17
Publication date: 1991-03-04
Anticipated expiration: 2015-01-24
Also published as: GB2233909A; KR100200000B1; KR910002482A; GB9015673D0; US5772526A; JP3002783B2; GB2233909B

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的１（産業上の利用分野）本発明は、ゴルフクラブのヘッドに関する。

更に詳しくは、本発明はヘッドのシャフト軸回りの慣性
モーメントを大きくしてフェース面のスウィング中およ
びインパクト時のブレをなくし、打球の方向性及び飛距
離を大幅に改善したヘッドに関するものである。

（従来の技術）従来のゴルフクラブのヘッド、例えばウッド型ゴルフク
ラブヘッドにおいて、その重心位置はシャフト軸線の近
傍に位置している。このことに起因して、シャフト軸回
りの慣性モーメントは小さく、ヘッドはシャフト軸回り
に回転しやすい構造になっている。

従って、ゴルフスウィングにおいて、特に初心者に多く
見られる現象として、右手ききの人はスウィング中に右
手を左手と同等もしくはそれ以上に働かせてクラブを手
でこねてしまい、インパクト時にフェース面（打球面）
が目標方向に対して左に向いてしまう、所謂クローズフ
ェースとなっていまい、打球の方向性に狂いを生じさせ
ていた。また、打球時のヘッド部に注目すると、スィー
トスポットを外してボールをヒツトした場合、フェース
面（打球面）がぶれやすく、打球の方向性及び飛距離が
悪いものとなる。

（発明が解決しようとする問題点）本発明は、前記したように従来のゴルフクラブヘッドの
構造から（る欠点を解消し、ゴルフスウィング中に打球
面のブレが少なく、かつスィートスポットを外してボー
ルをヒツトした場合でも、打球の方向性と飛距離が良い
ゴルフクラブを提供しようとするものである。

［発明の構成１（問題点を解決するための手段）本発明を概説すれば、本発明は打球面部、トウ部、ソー
ル部、ヒール部、ネック部からなるゴルフクラブのヘッ
ドにおいて、ヘッド重心位置が前記打球面部の裏面側に
配置するようにし、かつ前記打球面部に対して垂直でシ
ャフト軸線を通る平面（Ｓ１）を、以下に示す関係に保
つことを要旨とするゴルフクラブのヘッドに関するもの
である。

即ち、本発明において、前記打球面部に垂直でシャフト
軸線を通る平面（Ｓ１）は、（ｉ）打球面部と交差しな
いようにされること、（１１）打球面部のシャフト軸寄
りの縁部を通り、かつ前記平面（Ｓ３）と平行な平面を
（Ｓ２）とするとき、平面（Ｓ１）と平面（Ｓ２）との
距離を所望な間隔のものにすること、のように規定される。前記した要件により、本発明のゴ
ルフクラブのヘッドは、ヘッドの重心位置とシャフト軸
線の距離を長くすることができるためシャフト軸回りの
慣性モーメントを増大させることができる。

以下、本発明の構成ならびに実施例を図面を参照して説
明するが、本発明は図示のものに限定されない。

第１図は、本発明の代表的なヘッドの構造を説明する図
である。即ち、ヘッドｆＨ１の重心位置（０）とレヤフ
ト軸線（Ｘｌ　との距離を増大させたヘッドの構造を説
明する図である。第１図において、平面（Ｓ１）は、ヘ
ッド（旧の打球面部（１）に垂直でシャフト軸線ｆＸ）
を通る平面であり、平面（Ｓ２）は打球面部（１）のシ
ャフト軸寄りの縁部を通り、かつ前記平面（Ｓ１）と平
行な平面である。そして、平面（Ｓ１）と平面（Ｓ２）
は、所望な距離　ＩＩ２．）をへだてて配置される。こ
れにより、ヘッドの重心位置（０）とシャフト軸線（Ｘ
ｌの距離ｆＬ）を確実に長くすることができる。本発明
において、β１を５ｍｍ以上とすることが好ましいが、
これに限定されない。

第２図は、本発明のヘッドを有するゴルフクラブ全体の
斜視図である。第２図は、従来のウッド型ゴルフクラブ
の重心位置（Ｇ）がシャフト軸線の近傍に位置している
ものに対して、本発明のヘッドにより重心位置（Ｇ）が
シャフト軸線より遠くにずらされることを示している。

即ち、クラブ全体の重心位置（Ｇｌはシャフト前方のシ
ャフト上方に位置される。

第２図に示される本発明のヘッドを有するゴルフクラブ
において、ゴルフスウィングは重心位置ｆＧｌがシャフ
ト軸より離れているため力の作用点と重心との関係で軌
道が安定することになる。これは、例えば物体を動かす
場合、押すよりも引いた方が軌道が安定するためである
。

本発明の場合、シャフト軸線からヘッド重心（０）まで
の距＝ｉ＋ｔ、＋が長いことから、シャフト軸線よりク
ラブ重心＋Ｇｌ　までの距離も長くなるため、安定した
軌道のスウィングが行なえる。

第３図は、従来のゴルフクラブのヘッド（Ｉｔ’　）の
斜視図であり、シャフト軸線（Ｘ′）が打球面部（１′
）に交叉し、ヘッド重心（０′）とシャフト軸線（Ｘ′
）の距離が短かいことを示している。

次に、図面を参照して、本発明のヘッド構造を具体的に
説明する。

（実施例１）第４図に本発明のヘッドの第１実施例を示す。

ヘッド（Ｈ）は、打球面部（１）、トウ部（２）ソール
部（３）、ヒール部（４）、下段ネック部（５）、上段
ネック部（６）から構成されるとともに５下段ネック部
（５）はヒール部（４）より斜め上方に延びている。こ
れにより、シャフト軸線（Ｘｌからヘッド重心（０）ま
での距離を長くすることができる。図示されるように、
また後述する他の実施例に示されるように本発明のヘッ
ド構造においては、ソール部（３）がシャフト軸線ｆＸ
ｌの延長線上にないため、スウィング中に地面をたたく
、所謂ダフリを少なくすることができる。

（実施例２）第５図に本発明のヘッドの第２実施例な示す。

このヘッドの場合、ヒール部（４）の上方部からネック
部を突出させている。突出したネック部（５′）とする
ことにより、ネック部下方の内部が削られるため、この
部分に空間部が形成される。この空間部により、アドレ
ス時の各ブレヤーに最適な様々なライ角度が得られるよ
うになる。また、図示されるように、ヘッド（旧からの
突出したネック部（５′）の突出角度はライ角度より小
さいため、従来のネック部の突出角度が大きいヘッドと
比較してネック部の重電が少なくてすむ。このようにし
てヘッド重心（０）からシャフト軸線（Ｘ）までの距離
ｆｉｌ　を長くすることができる。本発明において、前
記距離（Ｌ）は、後述する第１表の試験結果に示される
ように、シャフト軸から重心までの距離が長いほど慣性
モーメントが増大するが、３５ｍｍ以上にすることが望
ましい。

（実施例３）第６図に本発明のヘッドの第３実施例を示す。

第３実施例は、ソール部（３）からヒール部（４）、下
段ネック部（５）にかけてほぼ同一の曲率を形成してい
る。また、下段ネック部（５）の上部に（ぼみ部（７）
を形成しているのが特徴である。なお、本発明において
、前記くぼみ部（７）は下段ネック部（５）の下部に設
けてもよいことはいうまでもないことである。

本実施例の場合、前記くぼみ部（７）により、重心部が
ヒール方向に移動するのを防止され、シャフト軸線と重
心位置の距１ｉｉ１（Ｌｌが長いヘッドが得られる。ま
た、本実施例の場合、下段ネック部（５）がヘッド（旧
後端部より突出した形状をしており（ただし実施例２の
ものと突出の仕方が相違する。）、実施例１〜２のもの
と比較してヘッド重心（０）のシャフト軸への垂線方向
の近傍に下段ネック部（５）が位置するようになり、こ
のためヘッド重心（０）の上昇を防止（低重心化）する
ことができる。さらに、くぼみ部（７）を有することか
ら、ヒール部の重量増加を避けて軽い、しかもヘッド重
心（０）からシャフト軸線（Ｘ）までの距離の長いヘッ
ドが得られる。

なお、前記実施例１〜３において、シャフト軸回りの慣
性モーメント、及び重心回りの慣性モーメントを測定し
たところ、下記第１表の測定値を得ることができた。

従来のヘッドのシャフト軸回りの慣性モーメントが約４
０００．重心回りの慣性モーメントが約２０００である
のに対し、本発明のものが優れていることがわかる。な
お、単位はｇ・ｃｍ／５ｅｃ２である。

第　　１　　表（実施例４）第７図に本発明のヘッドの第４実施例を示す。本実施例
のものは、実施例２と同様に突出したネック部（５′）
を有するが、ヘッドを以下のようにして規定したもので
ある。

クラブヘッドの形状は規約化されており、クラブヘッド
の長さと幅は通常のアドレス・ポジションをとってソー
ルし、その垂直投影面の縦・横の画先端間の間隔を水平
に測って求めるとされている。そして、ヒール側の先端
が明確に判定できない場合は、ソール部の上方１６ｍｍ
ｆ０．６２５インチ）のところとみられている。

前記した点を考慮して本実施例のヘッドは、ソール部に
平行で、かつソール部の上方１６ｍｍでヘッドを横切る
切断面（Ｓ３）が平面（Ｓ３）と交差しないものである
。

（実施例５）第８図に本発明のヘッドの第５実施例を示す。

本実施例のものは、実施例２と同様に突出したネック部
（５′）を有するが、ヘッドを以下のように規定したも
のである。即ち、打球面部＋１１　に垂直で、かつ突出
したネック部（５′）の中心線を通る平面（Ｓ４）がシ
ャフト軸ＩＸＩ　　と打球面部ｆｉ＋　と交わる交点ｆ
Ａ、　Ｂｌ　において、各交点ｆＡ、Ｂ１間の距離　（
Ｑ２）が所望の間隔に維持されるようにされる。なお、
本発明において突出したネック部（５′）が曲がったも
のである場合、その中心線を通る面は曲面となることは
いうまでもないことである。本発明において、該距ｊｉ
（ｆｆ２）としては５ｍｍ以上が好ましいが、これに限
定されない。

以上、本発明をウッド型クラブの１番手に適用した例に
より説明した。この場合、シャフト軸線を通る平面（Ｓ
１）とへラドトウ部に接する前記平面（Ｓ１）と平行な
平面（Ｓ５）との距離という観点からみると、この距Ｒ
（１が８５ｍｍ以上のものであることが好ましいが、こ
れに限定されない。また、本発明は１番手のクラブに限
定されず、ヘッド彩状の小さい高番手クラブにおいても
、シャフト軸と打球面部との位置関係を同様の構成にす
ることができる。

［発明の効果］本発明のゴルフクラブのヘッドは、次のような優れた効
果を奏するものである。

（ｉｔ　シャフト軸回りの慣性モーメントが大きいため
、スウィング中に例えば右手を強く働かせてもヘッドが
シャフト軸回りに回転しにく（、従ってフェース面がブ
レずにインパクトすることができ、打球の方向性、飛距
離を改善できる。

ｆｉｉｌヘッド重心回りの慣性モーメントが大きいため
、スィートスポットをはずしてヒツトしたとしても、フ
ェース面のブレがなく打球の方向性が良い。

（ｉｉｉｌ　ネック部からヘッド先端部までの距離が長
いため、アドレス時にヘッドが大きく見え、安心してス
ウィングができる。

ｆｉｖｌゴルフクラブ全体の重心位置がシャフト軸から
離れていればいるほど、力の作用点と重心との関係から
ゴルフスウィングの軌道が安定する。本発明の場合、シ
ャフト軸からヘッド重心までの距離が長いことにより、
シャフト軸線よりクラブ全体の重心までの距離が長くな
るため、安定した軌道のスウィングができる。

ｆｖｌ　シャフト軸からヘッド重心までの距離が長いた
め、シャフト軸から打点位置までの距離も長くなる。従
って、グリップエンドから打点位置までの距離、及びゴ
ルフスウィングにおけるスウィング半径も長くなり、ヘ
ッドスピードが増大し飛距離が増大する。

（ｖｉ）シャフト軸延長線上にヘッドのソール部を設け
ないようにしているため、スウィング中に地面をたたく
、所謂ダフリを少な（することができる。

（ｖｉｉ）ネック部下部に空間部を形成しているため、
各プレーヤーのアドレス時に最適な様々なライ角度に対
応するクラブが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のヘッド構造を説明する図である。第２図は本発明のヘッドを有するゴルフクラブ全体の斜
視図である。第３図は従来のゴルフクラブのヘッドの斜視図である。第４図は本発明のヘッドの第１実施例、第５図は第２実
施例、第６図は第３実施例、第７図は第４実施例、第８
図は第５実施例を示すものである。Ｈ・・・ゴルフクラブのヘッド ■・・・打球面部　　　２・・・トウ部３・・・ソール
部　　　４・・・ヒール部５・・・下段ネック部　５′
・・・突出したネック部６・・・上段ネック部　７・・
−（ぼみ部Ｓ、・・・打球面部に垂直でシャフト軸線を
通る平面Ｓ２・・・打球面部のシャフト軸線寄りの縁部を通り、
平面（Ｓ３）と平行な平面Ｇ・・・クラブ全体の重心０゜Ｏ′ ・・−ヘッドの重心Ｘ・・・シャフト軸線特許出願人マルマンゴルフ株式会社代理人

Claims

【特許請求の範囲】１、打球面部、トウ部、ソール部、ヒール部、ネック部
からなるゴルフクラブのヘッドにおいて、ヘッド重心位
置が前記打球面部の裏面側に配置されるとともに、打球
面部に垂直でシャフト軸線を通る平面（Ｓ＿１）が打球
面部に交差しないものであることを特徴とするゴルフク
ラブのヘッド。２、打球面部、トウ部、ソール部、ヒール部、ネック部
からなるゴルフクラブのヘッドにおいて、ヘッド重心位
置が前記打球面部の裏面側に配置されるとともに、打球
面部に垂直でシャフト軸線を通る平面（Ｓ＿１）と打球
面部のシャフト軸寄りの縁部を通る前記平面（Ｓ＿１）
と平行な平面（Ｓ＿２）との距離が所望な間隔のもので
あることを特徴とするゴルフクラブのヘッド。３、平面（Ｓ＿１）と平面（Ｓ＿２）の距離が５ｍｍ以
上のものである請求項２に記載のゴルフクラブのヘッド
。４、シャフト軸線上にソール部を配置させないものであ
る請求項１〜２のいずれか１項に記載のゴルフクラブの
ヘッド。５、ヒール部に突出したネック部を形成したものである
請求項１〜２のいずれか１項に記載のゴルフクラブのヘ
ッド。６、ヘッド重心からシャフト軸線に下した垂線の足の長
さが、３５ｍｍ以上のものである請求項５に記載のゴル
フクラブのヘッド。７、突出したネック部の突出角度を、ヘッドのライ角度
よりも小さくしたものである請求項５に記載のゴルフク
ラブのヘッド。８、打球面部、トウ部、ソール部、ヒール部、ネック部
からなるゴルフクラブのヘッドにおいて、ヘッド重心位
置が前記打球面部の裏面側に配置されるとともに、ソー
ル部に平行でかつソール部の上方１６ｍｍでヘッドを横
切る切断面（Ｓ＿３）が打球面部に垂直でシャフト軸線
を通る平面（Ｓ＿１）と交差しないものであることを特
徴とするゴルフクラブのヘッド。９、打球面部、トウ部、ソール部、ヒール部、ネック部
からなるゴルフクラブのヘッドにおいて、ヘッド重心位
置が打球面部の裏面側に配置されるとともに、前記打球
面部に垂直でネック部の中心線を通る平面あるいは曲面（Ｓ＿４）とシャフト軸線及び打球面部との各交点間の
距離が所望な間隔のものであることを特徴とするゴルフ
クラブのヘッド。１０、平面（Ｓ＿４）とシャフト軸及び打球面部との各
交点間の距離が５ｍｍ以上のものである請求項９に記載
のゴルフクラブのヘッド。１１、ネック部上部にくぼみ部を形成したものである請
求項１、２、８または９に記載のゴルフクラブのヘッド
。１２、ネック部下部にくぼみ部を形成したものである請
求項１、２、８または９に記載のゴルフクラブのヘッド
。１３、シャフト軸線を通る平面（Ｓ＿１）とトウ部に接
する前記平面（Ｓ＿１）と平行な平面（Ｓ＿５）との距
離が８５ｍｍ以上のものである請求項１、２、８または
９に記載のゴルフクラブのヘッド。