JPH06190093A - ゴルフ用パター - Google Patents

ゴルフ用パター

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Publication number
JPH06190093A
JPH06190093A JP5236713A JP23671393A JPH06190093A JP H06190093 A JPH06190093 A JP H06190093A JP 5236713 A JP5236713 A JP 5236713A JP 23671393 A JP23671393 A JP 23671393A JP H06190093 A JPH06190093 A JP H06190093A
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JP
Japan
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putter head
putter
hosel
heel
center
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Application number
JP5236713A
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English (en)
Inventor
Karsten Solheim
カーステン・ソルヘイム
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Karsten Manufacturing Corp
Original Assignee
Karsten Manufacturing Corp
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Publication date
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Application filed by Karsten Manufacturing Corp filed Critical Karsten Manufacturing Corp
Publication of JPH06190093A publication Critical patent/JPH06190093A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B53/00Golf clubs
    • A63B53/02Joint structures between the head and the shaft
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B53/00Golf clubs
    • A63B53/02Joint structures between the head and the shaft
    • A63B53/021Joint structures between the head and the shaft the shaft axis being forwardly offset relative to the striking face of the head
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B60/00Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B60/00Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like
    • A63B60/02Ballast means for adjusting the centre of mass

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Golf Clubs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パターヘッドの重心を通るとともにフェース
に対して直角に延びる線とシャフトの軸とが交差するよ
うにする。 【構成】 パターヘッドはトウとヒールの部分に質量が
集中されており、その重心がパターヘッドのトウとヒー
ルのほぼ中央に位置するように形成されている。特別に
形成されたホーゼルによって、実際的な拘束範囲内にお
いて最大の安定性が得られるようになっている。ホーゼ
ルはパターヘッドのヒール付近から上方及び前方へ傾斜
している。このホーゼルにより、パターのシャフトの長
手軸がパターのフェースと垂直に延びかつ重心を通る仮
想線と、パターのフェース前方の点において交差するよ
うにシャフトが位置付けされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はゴルフクラブに関す
る。さらに詳しくは、バランスの改良されたパターの構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフをする者なら誰でもよく知ってい
るように、パッティングはすべてのタイプのプレーヤを
悩ましてきたし、パターとパッティング技術の改良に対
する探求はけっして絶えることがない。30年ほど前に
初めて工学ないし科学原理がパターの設計に取入れら
れ、ヒール・トウ・バランス(heel-toe balance)として
知られるデザインが考案された。この改革の前には、大
部分が本質的にフラットなパター、すなわちブレード(b
lade) パターと呼ばれるプレート状の構造のパターが一
般的であった。
【0003】簡単に言えば、“ヒール・トウ・バランス
設計”原理に基づいて設計されたパターはその質量がパ
ターヘッドのヒールとトウに集中している。これによっ
て、慣性モーメントが増大し、その結果として、ゴルフ
ボールがパターのスイートスポットから離れたパターフ
ェース上のポイントで打たれた場合に、パターヘッドの
ねじれに対抗できるようになっている。こうしたパター
が1962年7月3日に特許された米国特許第 3,042,4
05号に開示されている。
【0004】ヒール・トウ・バランス設計を有する以外
に、米国特許第 3,042,405号に開示されている本出願人
のパターのデザインはフェース・バランス設計と呼ばれ
る別のデザイン特徴を有する。フェース・バランス設計
を有するパターは等しいモーメントアームを有するパタ
ーである。すなわちヒール及びトウに集中した質量が回
転軸から等しい距離にある。これは、パターのシャフト
をパターのトウとヒールの中央に連結してシャフトを重
心付近に配置することによって達成できる。
【0005】フェース・バランス設計の概念は、197
6年5月4日に特許されたデビット・エル・テイラ(Dav
id L. Taylor) の米国特許第 3,954,265号に詳しく開示
されているような別の方法によっても実現されてきた。
この場合には、シャフトはヒールに近いところでパター
ヘッドに取付けられており、シャフトは特別な形状に曲
げられている。シャフトの特別な曲がり部分はその下端
に位置し、米国ゴルフ協会(United States Golf Associ
ation)及びロイヤル・アンド・エインシャント・レギュ
レーティング・バディ・オブ・スコットランド(Royal a
nd Ancient regulating body of Scotland) によって定
義されているゴルフルールに適合するようになってい
る。シャフトの曲がりは、シャフトの直線部によって形
成されるシャフトの長手軸がパターヘッドの重心を通る
ように位置付けする。
【0006】本出願人はフェース・バランス設計概念を
取り入れた、特許されていない別のパターのバリエーシ
ョンを市場に供給してきた。本出願人はこれを“Z”パ
ターと名付けてきた。このパターにおいては、シャフト
はその直線部の長手軸が、パターヘッドのフェースから
垂直に延びるとともにパターヘッドの重心を通る仮想線
と交差するように曲げられている。そしてシャフトはホ
ーゼルでなくパターヘッドに直接取付けられている。フ
ェース・バランス設計概念を実現するこの形は、パター
ヘッドのデザイン技術に、さらにパターヘッドを安定化
させるという特性を付加している。シャフトの軸をパタ
ーヘッドの重心の前方へずらすことによって、シャフト
の回転軸のまわりのパターヘッドの慣性モーメントに新
たな距離の要素が加わる。すなわちヒールとトウの重力
集中部と軸まわりの距離は、パターヘッドの長さにパタ
ーヘッドが軸より後方にずれた分だけ大きくなり、この
分慣性モーメントが増大する。もちろん、これによって
慣性モーメントは重心を通るような回転軸を有するフェ
ース・バランス設計のパターに比べて増大する。
【0007】上述した完全にバランスのとれた従来型の
パターは理論的には理想的であるが、多くのゴルファは
センタシャフトパター(シャフトがパターヘッドのセン
ターに取付けられたパター)、ベントシャフト付きパタ
ー、ホーゼルなしパターを避けている。その理由はいろ
いろであるが、個人の好みやゴルファが使用するのに何
を好ましいとするかということにすべて帰着する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】今日最も一般的に使用
されているパターは、パターヘッドのヒール近くであっ
て、ヘッドのソールに対して2ないし3インチの距離か
ら上方に延びるホーゼルを有する。シャフトの下端はホ
ーゼルの上端に形成されたソケット状のボスの中に通常
は固定されている。こうしたパターは一般にヒール・ト
ウ・バランス設計になっているが、上方に延びるホーゼ
ルが後方に配置されているためにフェース・バランス設
計にはなっていない。
【0009】トミー・アーマー・ゴルフ・カンパニ(Tom
my Armour Golf Company) によってZAAPの商標で販
売されている従来型のパターはホーゼルを有し、ヒール
・トウ・バランス設計かつフェース・バランス設計にな
っている。こうしたバランス設計を行うために、ZAA
Pパターは約45゜の角度でヘッドのヒール近くから上
方かつ前方へ延びるホーゼルを有し、ソケット状のボス
はホーゼルに対して約125゜の角度に配置されてい
る。
【0010】ZAAPパターのホーゼルの角度方向は、
良いパッティングを行うために必要とされる高度な目視
位置合わせを狂わせたり、阻害したりする。こうした視
覚上の狂いを生じ得ることの他に、ZAAPパターはパ
ターのシャフトによって形成される回転軸がパターの重
心を通るように形成されており、従ってシャフトの軸を
パターフェースの前方にずらし、シャフトの軸がパター
ヘッドのフェースと直角に延びかつパターの重心を通る
仮想線と交差するようにさせることによって得られるよ
うな安定性は付与されていない。
【0011】従って、従来型のパターが有する欠点や不
都合のいくつかを克服することができる新しくかつ有益
なパターが必要とされている。
【0012】従って、この発明の目的はゴルフをプレー
するときに使用する新しくかつ改良されたパターを提供
することである。
【0013】この発明の別の目的は、比較的大きな慣性
モーメントを有していて中心からずれてヒットしたとき
に生じるねじれに抗することのできる新しくかつ改良さ
れたパターを提供することである。
【0014】この発明のさらに別の目的は、パターヘッ
ドのヒールとトウに質量が集中されており、従来ヒール
・トウ・バランス設計として知られている安定化効果を
出すことによってパターヘッドの慣性モーメントを増大
させているような、上述した特性を有する新しくかつ改
良されたパターを提供することである。
【0015】この発明のさらに別の目的は、パターヘッ
ドのヒールとトウに集中している質量がパターシャフト
の長手軸によって形成される回転軸から等しい距離にあ
って、従来フェース・バランス設計として知られている
安定化効果を出しているような、上述したタイプの新し
くかつ改良されたパターを提供することである。
【0016】この発明のさらに別の目的は、パターの回
転軸をパターの重心に対して前方へずらせる働きをする
ホーゼルを設けることによって慣性モーメントをより大
きくしている、上述したような新しくかつ改良されたパ
ターを提供することである。
【0017】この発明のさらに別の目的は、パターヘッ
ドのヒール近くの点から上方及び前方に傾斜するホーゼ
ルによってパターが最大限に安定化されている、上述し
たようなタイプの新しくかつ改善されたパターを提供す
ることである。ホーゼルはその最上部がほぼ直角に曲げ
られており、パターのシャフトを受容するためにホーゼ
ルの上端に設けられたソケット状のボスがパターのフェ
ースに対して前方へずれて配置されるようになってい
る。また、ボスはパターヘッドのフェースから垂直に延
びかつ重心を通る仮想線とシャフト軸が交差するように
シャフトを位置付けする。
【0018】この発明の前述した目的及び他の目的はこ
の発明そのものとともに、添付図面を参照した以下の説
明から十分に明かとなろう。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明においては、中
心からずれた位置で打ったときに生じるねじれに抗する
大きな慣性モーメントが得られるように形成された新し
くかつ改良されたパターが開示されている。さらに、こ
の発明のパターは多くのゴルファの要望を満足させられ
るようなホーゼルを有し、このホーゼルはうまくパッテ
ィングを行うにあたって必要な高度な視覚的位置合わせ
を妨げたり、阻害したりしないように視覚上好ましいデ
ザインになっている。
【0020】この発明のパターはパターヘッドのトウ及
びヒールに比較的大きく質量が集中しており、一般にヒ
ール・トウ・バランス設計と呼ばれている周知のデザイ
ンとなっている。簡単に言えば、質量をパターの長手方
向シャフトによって形成される回転軸からある距離に集
中させることによって、パターの慣性モーメントをフラ
ットプレート、あるいは例えばブレードパターに比べて
増大させている。この結果、中心からずれてヒットした
ときのねじれに対してパターは安定する。
【0021】ここに開示されているパターはパターヘッ
ドのヒール近辺の点からほぼ垂直に延びるホーゼルと、
パターのシャフトを受容するためのソケット状のボスと
を有する。ボスはホーゼルの上端に設けられており、パ
ターヘッドのフェースに対して前方へずれるようになっ
ている。ホーゼルはさらに、パターのシャフトの長手軸
が、パターヘッドのフェースから直角に延びかつパター
の重心を通る仮想線と交差するように形成されている。
このように、二つの安定化効果(influence) がパターヘ
ッドの設計に付加されている。
【0022】付加された第1の安定化効果はフェース・
バランス設計であり、パターヘッドのヒールとトウを回
転軸から等しい距離において質量を集中させることによ
って行われる。ここでの回転中心とは、シャフトの軸と
パターの重心を通るフェースに垂直な仮想線との交点で
ある。
【0023】この発明による特殊なホーゼル形状によっ
て提供されるパターヘッドの第2の付加安定化効果は、
ソケット状のボスがパターの重心に対して前方へずれた
位置に配置されていることの直接的な結果である。物体
の重心とはその物体のすべての重量がそこに集中してい
ると考えられる点であるから、重心はパターヘッドのヒ
ールとトウに質量を集中した場合と同じように作用す
る。従って、重心と、シャフト軸と上述した仮想線の交
点との間の距離によってレバーアームが形成され、これ
によってこの発明のパターの慣性モーメントは増大す
る。
【0024】
【実施例】以下添付図面に基づいてこの発明の実施例を
説明する。図1及び図2はこの発明によるパターの第1
の実施例を示しており、このパターは参照番号10で表
されている。パター10はゴルフボール(図示されてい
ない)とインパクトする部分である通常のフェース14
と、トウ16と、ヒール18とを備えたパターヘッド1
2を有する。
【0025】この発明においては、さらにパター10は
以下で詳しく説明されるように特殊な形状のホーゼル2
0を有する。完全には示されていないが、当該分野にお
いては通例となっているように、細長いシャフト22の
下端はホーゼル20の上端へ固定されていること、また
シャフトは長手軸24を形成していて、その上端には通
常のグリップ(図示されていない)が取付けられている
ことが分かろう。
【0026】よく知られているように、すべての物体は
重心を有する。定義によって、重心とは物体の全ての重
量がそこに集中していると考えられる点である。パター
ヘッド12においては重心は点CGで表されている。パ
ターヘッド12のフェース14に垂直でかつ重心CGを
通る仮想線26は、パターヘッドのフェース14上の点
28も通る。点28は当該分野においてはゴルフクラブ
のスイートスポットとして知られている。ゴルフクラブ
(この場合にはパター)がそのスイング経路と仮想線2
6とが一致するように振られ、ゴルフボールがスイート
スポットである点28でインパクトされたとき、最大の
エネルギ伝達が行われ、パターヘッドにはいっさいねじ
れ力は加わらない。しかしボールがスイートスポットで
ある点28から外れた位置でヒットされた場合には、パ
ターヘッド12に力が加わり、ヘッドはシャフト22の
長手軸24のまわりに回転しようとする。さらに詳しく
説明すると、インパクトの点がパターヘッド12のトウ
16の方へずれると、クラブは時計方向へ回転しようと
する。同様に、インパクトがパターヘッド12のヒール
18の方へずれた位置で行われると、パター10は反時
計方向へ回転しようとする。
【0027】もちろん、こうしたパターヘッド12の望
ましくない回転はパターヘッド12の慣性によって抑制
される。この発明のパター10は慣性モーメントが最大
になるように形成されている。こうした目的を達成する
ために、パターヘッド12には図2から最もよく分かる
ようにパターヘッド12のトウ16に集中した第1の質
量集中部M1とヒール18に集中した第2の質量集中部
M2が設けられている。定義によって、任意の軸に対す
る任意の物体の慣性モーメントは、各要素質量に軸から
の距離の自乗を掛けた積の和である。この発明のパター
10におけるように、トウとヒールに質量集中が行われ
ているようなパター設計はヒール・トウ・バランス設計
として知られている。さらに詳しく説明すると、シャフ
ト22の長手軸24からある距離に質量集中部M1,M
2は位置し、従ってこの発明のパター10はヒール・ト
ウ・バランス設計の結果としてその安定性が改善されて
いる。
【0028】パターの安定性を高める他のデザイン特徴
は当該分野ではフェース・バランス設計として知られて
おり、これは質量集中部M1,M2がパターのシャフト
22の長手軸24から等しい距離に位置する場合にそう
なる。また、質量集中部M1,M2の距離を実際的な限
界内において最大にすれば安定性はさらに改善される。
設計におけるこれらの目的は両方ともこの発明のパター
10においては上述したような特別に形成されたホーゼ
ル20によって達成されている。
【0029】図1から最もよく分かるように、ホーゼル
20はパターヘッド12のヒール18近辺から延びる垂
直な脚部30を有する。ホーゼル20はその上端が曲げ
られており、パターヘッド12の前方へ延びるカンチレ
バーアーム32を形成している。カンチレバーアーム3
2の端部にはソケット状のボス34が形成されており、
パターシャフト22の下端は前述したようにボス34の
中に固定されている。上述したホーゼル20は全体的に
従来の形状を有しているが、垂直の脚部30が通常のも
のよりも長い点が異なる。脚部の長さはパターシャフト
22の長手軸24が仮想線26と点36で交差するよう
にシャフト22が位置付けされるように計算されてい
る。
【0030】従って、中心からずれてヒットしたときに
パターがそのまわりに回転しようとする質量集中部M
1,M2から長手軸24までの距離(これが仮想線3
8,40によって表わされている)が相互に等しくなる
ようにシャフト22の長手軸24は上述した特殊なホー
ゼル形状によって位置付けされる。また、仮想線38,
40によって表された距離は、パターヘッド12の前方
へずれた交点36による実際的な制限内において最大に
される。
【0031】上述したパターヘッドの安定化設計の特徴
に加えて、前方に位置する交点36から別の利点が生じ
る。重心CGは定義によってパターヘッド12のすべて
の重量がそこに集中していると考えられる点であるか
ら、重心CGは質量集中点として作用する。従って、こ
の質量集中は重心CGと軸の交点36との間の距離とい
っしょになって別の慣性モーメントを生じる。この慣性
モーメントは中心からずれてヒットした場合に生じるパ
ター10のねじれに抗する。
【0032】この実施例では、ホーゼル20がヒール1
8寄りのごく通常の位置で垂直方向に設けられている。
このためプレイヤは異和感をもつことなく、また視覚に
よる線合わせを妨げることなくプレーできる。そしてそ
れでいてヒール・トウ・バランス、フェイス・バラン
ス、さらにはフェイスと軸のオフセットによる慣性モー
メントの増大効果によって得られる安定性向上効果をも
享受することができるのである。この発明においては、
同じ目的を図3に示されたパターによっても達成するこ
とができる。この発明のこの第2の実施例は参照番号4
2によって表されている。
【0033】パター42には同じパターヘッド12が設
けられている。パターヘッド12は、前述したように、
フェース14、トウ16、ヒール18を有する。二つの
パター10,42の違いはホーゼルにある。この第2の
実施例のホーゼルは参照番号44によって表されてい
る。ホーゼル44は垂直方向に延びる脚部46を有す
る。パター10のホーゼル20の脚部30が通常の長く
設計されているのに対し、脚部46は普通の長さであ
る。しかし、同様にホーゼル44もパターヘッド12に
対して前方へ延びる曲がったカンチレバーアーム48を
有し、カンチレバーアーム48の先端にはソケット状の
ボス50が設けられている。この実施例では図1のもの
に比して垂直脚46が短い分ホーゼル44がトウ寄りに
設けられており、シャフト22の長手軸24がヘッドの
重心CGからフェイス14に垂直に前方に延びる仮想線
26と交差する関係におかれている。
【0034】図4からわかるように、パターヘッドのフ
ェース14は平面A内にある。平面Aは垂直の平面Bに
対して鋭角“a”(すなわち約5゜)をなすように配置
されている。仮想線26は平面Aに対して直角に延びて
いるため、仮想線26は平面Bに対しては直角ではな
い。長手軸24と仮想線26との間の内角“b”は約9
5゜である。
【0035】図5、図6、図8を参照する。この発明に
よるパターの第3の実施例は参照番号52で表されてい
る。パター52はパターヘッド12とシャフト22を有
するが、パターヘッド12とシャフト22を連結するホ
ーゼル54は図1及び図3に示されているホーゼル2
0,44とは異なる。ホーゼル54は脚部56を有す
る。脚部56は、ヒール18の近くでパターヘッド12
に取付けられている下端から、パターヘッド12の上方
に配置されていてパターヘッドのフェース14に対して
前方へ位置がずれて設けられている上端まで上方かつ前
方へ傾斜している。脚部56の上端にはシャフト22の
下端を受容するためのボス58が一体化されて形成され
ている。
【0036】ホーゼル54はシャフトの長手軸24の延
長線24aが仮想線26と、パターヘッドのフェース1
4や重心CG、そしてスイートスポット28の前方に位
置する交点36で交差するような構造を有する。質量集
中部M1,M2はそれぞれパターヘッド12のトウ16
及びヒール18に隣接するように配置されており、質量
集中部M1,M2と重心36との間を延びる仮想線3
8,40の長さが等しくなるような配置となっている。
質量集中部M1、M2は重心CGの両側に配置され、図
6に示されているようにヒールからトウに向かう方向6
0に互いに位置が揃うようになっている。
【0037】参照番号62で表された図7のこの発明に
よるパターの第4の実施例はホーゼル64を有する。ホ
ーゼル64はホーゼル54の脚部56よりもかなり短
い、傾斜した脚部66を有する。ホーゼルの脚部66の
上端にはシャフト22の下端を受容するためのボス68
が一体化されて形成されている。ホーゼル64は、シャ
フト22(原文24)が、その長手軸24の延長線24
aが交点36で仮想線26と交差するような位置でパタ
ーヘッド12へ取付けられている。
【0038】パター52,62においては、ホーゼル5
4,64には図1及び図3において参照番号32,48
で表されているカンチレバーアームのようなカンチレバ
ーアームは設けられていない。ホーゼル54,64にお
いてはボス58,68はそれぞれ脚部56,66の上端
に直接取付けられている。この結果、脚部56,66は
ホーゼル20,44の脚部30,46よりも長くなって
いるが、なおかつゴルフクラブのホーゼルの全長に関す
るUSGAのゴルフ規則には適合している。
【0039】パター52,62の一つの重要な利点は、
パター10,42と比べたときにパターヘッドのフェー
ス14をゴルファが目で位置合わせする際の改善がなさ
れていることである。この目による位置合わせの改善に
よって、ホーゼルの脚部56,66とパター52,62
のボス58,68との間を延びるカンチレバーアームが
不要になっている。
【0040】ヒール・トウ・バランス設計やフェース・
バランス設計として上述したデザイン概念は、ともにそ
の分野ではよく知られたものであることはわかるであろ
う。しかし、前述したこの発明のパター10,42は、
前方へずらされたホーゼルを使用することによって、ま
た質量の重心CGと協働して長いモーメントアームを提
供することによってこれらの設計目的を達成した最初の
ものであるという点で新しいと本出願人は信じる。ホー
ゼルは仮想線38,40によって表される距離の長さを
大きくすることの結果として、安定度を高める。また、
これらの目的は、多くの人にとって好ましくかつゴルフ
ァが視覚的な位置合わせを行うのを妨げることのないよ
うなホーゼル形状によって達成されていると信じてい
る。
【0041】この発明の原理は上述した実施例から明ら
かにされたが、発明を実施するときなどに特定の環境及
び動作要件に対して使用される構造、配置、大きさ、部
材、材料、部品などに関して、これら発明の原理から逸
脱することなく多くの変形が可能であることは当該分野
に習熟した者には即座に明かであろう。添付されている
特許請求の範囲は、この発明の精神及び範囲内における
こうした変形を示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるパターの第1の実施例を示す斜
視図である。
【図2】図1に示されたパターの拡大平面図である。
【図3】この発明によるパターの第2の実施例を示す斜
視図である。
【図4】図2の4−4線断面図である。
【図5】この発明によるパターの第3の実施例を示す斜
視図である。
【図6】図5に示されたパターの拡大平面図である。
【図7】この発明によるパターの第4の実施例を示す斜
視図である。
【図8】図2の8−8線断面図である。
【符号の説明】
10,42 パター 12 パターヘッド 14 フェース 16 トウ 18 ヒール 20,44 ホーゼル 22 シャフト 24 長手軸 26 仮想線 28 点 30,46 脚部 32,48 カンチレバーアーム 34,50 ボス 36 交点 38,40 仮想線(距離) CG 重心 M1,M2 質量集中部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェースとトウとヒールとを有するパタ
    ーヘッドと、 長手軸及び下端を有する細長いシャフトと、 下端及び上端を備えた脚部を有するホーゼルと、 前記パターヘッドのトウ及びヒールに配置された第1及
    び第2の質量集中部と、を有し、前記パターヘッドが、
    このパターヘッドの中に位置し前記パターヘッドのフェ
    ースに対して直角に延びる仮想線上に位置する重心を有
    し、前記脚部が、前記パターヘッドのヒールに近接した
    位置で前記パターヘッドに取付けられたその下端から、
    前記パターヘッドの上方に配置され前記パターヘッドの
    フェースに対して前方へ位置がずれて設けられたその上
    端まで上方かつ前方へ斜めに延びており、前記シャフト
    の下端へ取付けられる前記脚部の上端にボスが設けら
    れ、前記ホーゼルが前記シャフトの長手軸の延長線が、
    前記重心と前記パターヘッドのフェースの両方の前方に
    位置する交点において前記パターヘッドの仮想線と交差
    するような構造を有し、前記第1及び第2の質量集中部
    の各々が、前記第1の質量集中部から前記交点まで延び
    る第2の仮想線の長さが前記第2の質量集中部から前記
    交点まで延びる第3の仮想線の長さに等しくなるように
    配置されており、前記第1及び第2の質量集中部が前記
    パターヘッドの重心の両側に配置されており、またヒー
    ルからトウへ向かう方向に位置が揃っているようなフェ
    ースバランスされたパッティング用ゴルフクラブ。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の質量集中部と前記パ
    ターヘッドが、前記重心が前記ヒールとトウの中間にお
    いてほぼ中央に位置するような構造を有する請求項1記
    載のゴルフクラブ。
  3. 【請求項3】 ゴルフボールに当たる部分であるフェー
    スと、トウ及びヒールを有するパターヘッドと、 長手軸及び下端を有する細長いシャフトと、 前記パターヘッドを前記細長いシャフトと連結するため
    のホーゼルと、 前記トウ及びヒールに配置された第1及び第2の質量集
    中部と、を有し、前記パターヘッドが前記パターヘッド
    のフェースに対してほぼ直角に延びる第1の仮想線上に
    位置する重心を有し、前記フェースがスイートスポット
    を有し、このスイートスポットがゴルフボールが前記ス
    イートスポットで打たれると前記パターヘッドにねじれ
    力が加わらないような位置に配置されており、前記スイ
    ートスポットも第1の仮想線上に位置し、前記ホーゼル
    が脚部とボスとを有し、前記ホ−ゼルの脚部が前記第1
    の仮想線と前記ヒールとの中間においてフェースに近接
    して前記パターヘッドへ取付けられている下端を有し、
    前記ホーゼルの脚部が前記パターヘッドの上方に位置す
    る上端を有し、前記ホーゼルの脚部が前記下端から前記
    上端まで上方かつ前方へ斜めに延びており、その結果前
    記上端が前記パターヘッドのフェースに対して前方へず
    れており、前記ボスが前記細長いシャフトの前記下端を
    受容するために前記脚部の上端へ一体化されて連結され
    ており、前記ホーゼルが、前記シャフトの長手軸の延長
    線が前記スイートスポットと前記重心の両方に対して前
    方に位置する交点において前記第1の仮想線と交差する
    ような配置に前記ボス及び前記細長いシャフトを位置付
    けし、前記第1及び第2の質量集中部の各々が、前記第
    1の質量集中部から前記交点まで延びる第2の仮想線の
    長さが前記第2の質量集中部から前記交点まで延びる第
    3の仮想線の長さに等しくなるように配置されており、
    前記第1及び第2の質量集中部が前記パターヘッドの重
    心の両側に配置されており、またヒールからトウに向か
    う方向に位置が揃っているようなフェースバランスされ
    たゴルフパター。
  4. 【請求項4】 前記重心が前記パターヘッドの中におい
    て前記第1及び第2の質量集中部からほぼ等間隔に配置
    されている請求項3記載のゴルフパター。
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