JP4260968B2 - ウッドクラブヘッド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
ドライバーやフェアウエイウッドなどのウッドクラブのヘッド形状に関する。
【0002】
【従来の技術】
ウッドクラブは、最近、そのヘッド容積が300cc以上にも増大されて来ている。特に、一般的な技量のゴルフプレーヤーのミスショットを少なくするようにと打球面即ちフェース面の面積が大きくされる傾向にある。この結果、一般にフェース面の長さが長くなり、正常なアドレス姿勢において、このフェース面の長さ(L)が、リーディングエッジからバックサイド端までの距離とされるヘッド幅(W)と同等又はそれ以上に長く設定される程に成っている。
【0003】
また、日本ゴルフ協会のゴルフ規則では、フェース面に平行な方向のヘッド長さの最大値(A)が前記ヘッド幅(W)よりも大きな値に設定されねばならないことが規定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような事情から、打球時にヘッドをアドレス状態にしてこれを俯瞰した場合に、ヘッド形状がフェース面方向に長辺を持つ矩形状に見えてクラブ幅が短く感じるようになって、一般のプレーヤーがクラブをスイングする際にヘッドをターゲット方向に沿って後ろに真っ直ぐ引き難くなるという傾向を生じている。
その結果はスイング軌道が不安定となって、意図するフェース面の位置で球を捉えることが困難となり打ち損ないの原因となることが懸念される。
【0005】
従って、上記の実情に鑑みて、本発明の目的とするところは、打球のためのスイングの際に、アドレス状態からクラブヘッドを後方に真っ直ぐ引き易く感じることが出来るウッドクラブヘッドを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、本発明に係るウッドクラブヘッドは、請求項1に記載のように、ヘッド容積が230cc以上の金属製殻体構造のウッドクラブヘッドであって、正規のロフト角及びライ角で正常なアドレス姿勢を取ったクラブヘッドを平面視した際に、リーディングエッジからバックサイド端までの距離とされるヘッド幅(W)に対してフェース面の長さ(L)が小さな値に設定されると共に、バックサイドの幅(B)が前記フェース面の長さ(L)より小さな値とされ、更にフェース面にほぼ平行な方向のヘッド長さが最大となる位置からバックサイドに至る両サイド部分がヘッドの内方に窪む凹形状又は直線状の形状とされ、かつ、前記ヘッド長さが最大の値となる位置は、リーディングエッジからバックサイド方向への距離として、ヘッド幅(W)の1/2の長さよりも短い距離に設定されている。
【0007】
従って、ヘッド容積が230cc以上の金属製殻体構造からなる大型のウッドクラブヘッドであっても、プレーヤーがアドレスでヘッドを俯瞰した場合にヘッドの形状をヘッドの幅方向に細長く感じることが出来て、クラブスイングに当たって、打球のターゲット方向に沿ってヘッドを後方に真っ直ぐに引き易くなり、スイング軌道が安定してヘッドをプレーヤーの身体に対して過度にアウトサイドやインサイドに引いたり、またスイングの度ごとにその軌跡が異なるようなことがなくなる。この結果、フェース面上での打点のバラツキが減少し、意図した位置で打球することが可能となって、正確なショットが出来ると共に打球の方向性が向上する。
【0008】
また、前記請求項2に記載したように、前記フェース面の中央点でフェース面に垂直となる線分に対して、該フェース面の中央点と前記バックサイドの幅の中点とを結ぶ線分がホーゼル側に傾斜することによって、アドレス姿勢を取ったヘッドを俯瞰した場合に、ヘッドがプレーヤーのインサイド側に傾いているように感じることが出来て、スイングの開始に当たって、ヘッドをインサイド後方に引き易くなり所謂インサイド〜アウト軌道の理想的なスイングがし易くなり打球の方向性が向上すると共に飛距離の増大が期待できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1に基づいて、本発明に係わる一実施例について以下に説明する。
図1は、本実施例としてのドライバーウッドクラブを正規のロフト角及びライ角で正常なアドレス状態の姿勢とした際のヘッド1の平面図を示すものである。ヘッド1は、全体がチタニウム合金製の容積300ccの殻体構造とされてヘッド1のヒール2側には、シャフトが挿着されるホーゼル3が設けられている。
【0010】
図1において、ヘッド1の全体的な形状は、フェース面4側が膨らみバックサイド5側が縮んだ洋梨型の形状とされている。
ヘッド1のフェース面4にほぼ平行となる方向の長さ即ちヘッド長さが最大の値(本実施例では、95mm)となる位置は、フェース面4のリーディングエッジ6からバックサイド5側に30mmを取った位置とされていて、この位置よりバックサイド5に至るヘッド1の両方のサイド部分7がヘッド1の内方に窪む凹形状とされている。
尚、場合によっては、このサイド部分7の形状を、ヘッド1の平面図において直線状になるように形成することも出来る。
【0011】
また、前記ヘッド長さが最大の値となる位置は、リーディングエッジ6からバックサイド5方向への距離として、ヘッド幅(W)の1/2の長さよりも短い距離に設定されるのが好ましい。一般には、リーディングエッジ6から50mm以内に設定されるのが好ましい。
【0012】
前記ヘッド長さの最大となる位置からフェース面4側の両サイド部分7`は、それぞれフェース面4のトウ8側端及びヒール2側端に至るまで前記ヘッド長さが漸減する形状とされている。
【0013】
リーディングエッジ6からバックサイド5端までの距離とされるヘッド幅(W)は90mmとされ、またフェース面4の長さ(L)は80mmとされて、前記ヘッド幅(W)に対してフェース面4の長さ(L)が短く設定されている。
また、バックサイド5の幅(B)は、本実施例の場合45mmとされて前記フェース面4の長さ(L)より小さな値とされている。フェース面4の長さの略1/2程度に設定されるのが好ましい。
【0014】
更に、前記フェース面4の中央点aでのフェース面に垂直となる線分l1に対して、該フェース面の中央点aと前記バックサイド5の幅の中点bとを結ぶ線分l2がホーゼル側に3度傾斜されている。
従って、前記フェース面4に垂直となる線分l1に対して、ヘッド1の両サイド部分7及び7`部分が完全な対称形状とされていない。
尚、フェース面4に垂直となる線分l1とフェース面の中央点aと前記バックサイドの幅の中点bとを結ぶ線分l2とが成す角度は、1〜6度の範囲に設定されるのが好ましい。この角度が大きく成り過ぎると、平面視したヘッド形状が前記フェース面に垂直となる線分l1に対して極端に非対称となって違和感が生まれプレーヤーの感じの許容度を越える怖れが出てくるからである。
【0015】
本実施例のウッドクラブヘッドでは、このように構成されているので、実際はヘッド1の最大の長さがクラブヘッドの幅より5mmほど長いにも拘わらずヘッドが細長く感じられてバックスイングでヘッドを後方に真っ直ぐ引き易くスイング軌道が安定して、方向性の良い打撃が出来る。
また、前記フェース面の中央点aと前記バックサイドの幅の中点bとを結ぶ線分l2がホーゼル側に傾斜されたことで、アドレスの際に、ヘッド全体がホーゼル側に傾いた感じが生じ、ヘッドをインサイド後方に引き易くなって理想的なクラブスイング軌道が得られ易くなり打球の方向性と飛距離が向上する。
【0016】
【発明の効果】
本発明に係わるウッドクラブヘッドでは、その容積がたとえ230cc以上の大型ヘッドであっても、プレーヤーがアドレスでヘッドを俯瞰した場合に、ヘッドの形状をヘッド幅の方向に細長く感じることが出来て、クラブスイングを後方に真っ直ぐ引き易くスイングが安定し打球の方向性が向上する。
又、ヘッドのバックサイド側をホーゼル側に若干傾斜させたことで、ヘッド全体がホーゼル側に傾いた感じが生まれ、ヘッドをインサイド後方に引き易くなって理想的なスイング軌道が得られ易く打球の方向性と飛距離が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる実施例のヘッドの平面図である。
【符号の説明】
1 ヘッド
2 ヒール
3 ホーゼル
4 フェース面
5 バックサイド
6 リーディングエッジ
7 7’サイド部分
8 トウ
a フェース面の中央点
b バックサイドの中点
l1 フェース面に垂直となる線分
l2 aとbを結ぶ線分
Claims (2)
- ヘッド容積が230cc以上の金属製殻体構造のウッドクラブヘッドであって、正規のロフト角及びライ角で正常なアドレス姿勢を取ったクラブヘッドを平面視した際に、リーディングエッジからバックサイド端までの距離とされるヘッド幅(W)に対してフェース面の長さ(L)が小さな値に設定されると共に、バックサイドの幅(B)が前記フェース面の長さ(L)より小さな値とされ、更にフェース面にほぼ平行な方向のヘッド長さが最大となる位置からバックサイドに至る両サイド部分がヘッドの内方に窪む凹形状又は直線状の形状とされ、かつ、前記ヘッド長さが最大の値となる位置は、リーディングエッジからバックサイド方向への距離として、ヘッド幅(W)の1/2の長さよりも短い距離に設定されていることを特徴とするウッドクラブヘッド。
- 前記フェース面の中央点でのフェース面に垂直となる線分に対して、前記中央点と前記バックサイドの幅(B)の中点とを結ぶ線分がホーゼル側に傾斜されていることを特徴とする請求項1に記載のウッドクラブヘッド。
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