JPH119731A - アイアンクラブセット - Google Patents
アイアンクラブセットInfo
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- JPH119731A JPH119731A JP9170009A JP17000997A JPH119731A JP H119731 A JPH119731 A JP H119731A JP 9170009 A JP9170009 A JP 9170009A JP 17000997 A JP17000997 A JP 17000997A JP H119731 A JPH119731 A JP H119731A
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- Japan
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- iron
- center
- gravity
- head body
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明はアイアンクラブセットに関し、ボー
ルの飛距離や打球感を損なうことなく、ロングアイアン
によるフック及びショートアイアンによるスライスを防
止して、打球の方向性の向上を図ったアイアンクラブセ
ットを提供することを目的とする。 【解決手段】 請求項１に係るアイアンクラブセット
は、ロングアイアンからショートアイアンに亘って、ヘ
ッド本体の重心をフェース部の左右方向の中央部に配置
すると共に、ロングアイアンからショートアイアンへと
番手が上がるに従い、重心アングルを小さくしたことを
特徴とする。
ルの飛距離や打球感を損なうことなく、ロングアイアン
によるフック及びショートアイアンによるスライスを防
止して、打球の方向性の向上を図ったアイアンクラブセ
ットを提供することを目的とする。 【解決手段】 請求項１に係るアイアンクラブセット
は、ロングアイアンからショートアイアンに亘って、ヘ
ッド本体の重心をフェース部の左右方向の中央部に配置
すると共に、ロングアイアンからショートアイアンへと
番手が上がるに従い、重心アングルを小さくしたことを
特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイアンクラブセ
ットに係り、詳しくは打球感や飛距離を損なうことなく
打球の方向性の向上を図ったアイアンクラブセットに関
する。
ットに係り、詳しくは打球感や飛距離を損なうことなく
打球の方向性の向上を図ったアイアンクラブセットに関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来周知のようにアイアンクラブセット
は、ロングアイアンである２番アイアンからショートア
イアンの９番アイアンとサンドウエッジ又はピッチング
ウエッジからなる複数本のゴルフクラブで構成されてお
り、ロングアイアンからミドルアイアン，ショートアイ
アンへと番手が上がるに従い、ヘッド本体のロフト角が
大きく設定されている。
は、ロングアイアンである２番アイアンからショートア
イアンの９番アイアンとサンドウエッジ又はピッチング
ウエッジからなる複数本のゴルフクラブで構成されてお
り、ロングアイアンからミドルアイアン，ショートアイ
アンへと番手が上がるに従い、ヘッド本体のロフト角が
大きく設定されている。
【０００３】ところで、一般的なプレーヤーがこのよう
な従来のアイアンクラブセットを用いた場合、ロングア
イアンでは打球時にヘッドが開いて打球がスライスとな
る傾向があり、逆にシャフトの短いショートアイアンで
は、フェースが閉じて打球がフックし易い傾向があっ
た。
な従来のアイアンクラブセットを用いた場合、ロングア
イアンでは打球時にヘッドが開いて打球がスライスとな
る傾向があり、逆にシャフトの短いショートアイアンで
は、フェースが閉じて打球がフックし易い傾向があっ
た。
【０００４】そこで、斯かる不具合を解決するため、従
来、この種のアイアンクラブセットに対し様々な提案が
なされている。図８乃至図１０は特開平７−３２３１０
０号公報に開示されたアイアンクラブセットで、この従
来例は、図８に示すロングアイアン１から図９，図１０
のミドルアイアン３，ショートアイアン５へと番手が上
がるに従い、ヘッド本体７，９，１１の重心Ｇをホーゼ
ル１３，１５，１７側（トゥ側）からヒール側へ順次移
動させたものである。
来、この種のアイアンクラブセットに対し様々な提案が
なされている。図８乃至図１０は特開平７−３２３１０
０号公報に開示されたアイアンクラブセットで、この従
来例は、図８に示すロングアイアン１から図９，図１０
のミドルアイアン３，ショートアイアン５へと番手が上
がるに従い、ヘッド本体７，９，１１の重心Ｇをホーゼ
ル１３，１５，１７側（トゥ側）からヒール側へ順次移
動させたものである。
【０００５】而して、斯かるアイアンクラブセットによ
れば、ロングアイアン１では、フェース１９の左右方向
の中点Ｍに対し重心Ｇがホーゼル１３側にあるため、打
球時にボール２１を中点Ｍで打球すると、ヘッド本体１
は重心Ｇを中心にフェース１９が開く方向（矢印Ａ方
向）へ回転し、この結果、ボール２１にフック回転（矢
印Ｂ方向）が与えられてスライスの傾向が矯正される。
れば、ロングアイアン１では、フェース１９の左右方向
の中点Ｍに対し重心Ｇがホーゼル１３側にあるため、打
球時にボール２１を中点Ｍで打球すると、ヘッド本体１
は重心Ｇを中心にフェース１９が開く方向（矢印Ａ方
向）へ回転し、この結果、ボール２１にフック回転（矢
印Ｂ方向）が与えられてスライスの傾向が矯正される。
【０００６】又、ショートアイアン５では、フェース２
３の左右方向の中点Ｍに対し重心Ｇがトゥ側にあるた
め、中点Ｍでボール２１を打球すると、ヘッド本体１１
は重心Ｇを中心にフェース２３が閉じる方向（矢印Ｃ方
向）へ回転し、ボール２１にスライス回転（矢印Ｄ方
向）が与えられてフックの傾向が矯正されることとな
る。
３の左右方向の中点Ｍに対し重心Ｇがトゥ側にあるた
め、中点Ｍでボール２１を打球すると、ヘッド本体１１
は重心Ｇを中心にフェース２３が閉じる方向（矢印Ｃ方
向）へ回転し、ボール２１にスライス回転（矢印Ｄ方
向）が与えられてフックの傾向が矯正されることとな
る。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
例は、ヘッド本体のギヤ効果を利用してボールにフック
回転やスライス回転を与えて方向性の向上を図るもので
あるが、これらの回転は、スイートスポット（ヘッド本
体の重心からフェースに対して垂直に下ろした垂線の交
点）を外してボールを打球させてヘッド本体を回転させ
ることによって生ずるため、スイートスポットが打球点
である中点からズレて打球の飛距離が伸びなかったり、
打球感が悪いといった欠点が指摘されていた。
例は、ヘッド本体のギヤ効果を利用してボールにフック
回転やスライス回転を与えて方向性の向上を図るもので
あるが、これらの回転は、スイートスポット（ヘッド本
体の重心からフェースに対して垂直に下ろした垂線の交
点）を外してボールを打球させてヘッド本体を回転させ
ることによって生ずるため、スイートスポットが打球点
である中点からズレて打球の飛距離が伸びなかったり、
打球感が悪いといった欠点が指摘されていた。
【０００８】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、ボールの飛距離や打球感を損なうことなく、ロング
アイアンによるフック及びショートアイアンによるスラ
イスを防止して、打球の方向性の向上を図ったアイアン
クラブセットを提供することを目的とする。
で、ボールの飛距離や打球感を損なうことなく、ロング
アイアンによるフック及びショートアイアンによるスラ
イスを防止して、打球の方向性の向上を図ったアイアン
クラブセットを提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項１に係るアイアンクラブセットは、ロングア
イアンからショートアイアンに亘って、ヘッド本体の重
心をフェース部の左右方向の中央部に配置すると共に、
ロングアイアンからショートアイアンへと番手が上がる
に従い、重心アングルを小さくしたことを特徴とする。
め、請求項１に係るアイアンクラブセットは、ロングア
イアンからショートアイアンに亘って、ヘッド本体の重
心をフェース部の左右方向の中央部に配置すると共に、
ロングアイアンからショートアイアンへと番手が上がる
に従い、重心アングルを小さくしたことを特徴とする。
【００１０】そして、請求項２に係る発明は、請求項１
記載のアイアンクラブセットに於て、ロングアイアンか
らショートアイアンへと番手が上がるに従い、ヘッド本
体の重心をトップ側からソール側へ移動させて、重心ア
ングルを小さくしたことを特徴とし、請求項３記載の発
明は、請求項１又は請求項２記載のアイアンクラブセッ
トに於て、ロングアイアンからショートアイアンへと番
手が上がるに従い、ヘッド本体のフェースから重心まで
の深さを浅くして、重心アングルを小さくしたものであ
る。
記載のアイアンクラブセットに於て、ロングアイアンか
らショートアイアンへと番手が上がるに従い、ヘッド本
体の重心をトップ側からソール側へ移動させて、重心ア
ングルを小さくしたことを特徴とし、請求項３記載の発
明は、請求項１又は請求項２記載のアイアンクラブセッ
トに於て、ロングアイアンからショートアイアンへと番
手が上がるに従い、ヘッド本体のフェースから重心まで
の深さを浅くして、重心アングルを小さくしたものであ
る。
【００１１】（作用）各請求項に係る発明によれば、重
心アングルの大きいヘッド本体を装着したゴルフクラブ
ほど打球時にヘッドが返り易くなるため、重心アングル
の大きいヘッド本体を装着したロングアイアンでは、打
球時にヘッド本体の開きがなくなって打球のスライスが
防止され、逆に重心アングルの小さいヘッド本体を装着
したショートアイアンになるに従い、打球時にヘッド本
体が返り難くトウ側が開いて打球のフックが防止される
こととなる。
心アングルの大きいヘッド本体を装着したゴルフクラブ
ほど打球時にヘッドが返り易くなるため、重心アングル
の大きいヘッド本体を装着したロングアイアンでは、打
球時にヘッド本体の開きがなくなって打球のスライスが
防止され、逆に重心アングルの小さいヘッド本体を装着
したショートアイアンになるに従い、打球時にヘッド本
体が返り難くトウ側が開いて打球のフックが防止される
こととなる。
【００１２】而も、プレーヤーが通常ボールを打球する
フェース部の左右方向の中央部に重心が配置されている
ので、スイートスポットでボールが打球され、この結
果、ボールは遠くへ飛び打球感も良好なものとなる。
フェース部の左右方向の中央部に重心が配置されている
ので、スイートスポットでボールが打球され、この結
果、ボールは遠くへ飛び打球感も良好なものとなる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。図１及び図２は請求項１乃至請
求項３に係るアイアンクラブセットの一実施形態に於け
るロングアイアン（２番アイアン）のヘッド本体、そし
て、図３及び図４はミドルアイアン（５番アイアン），
図５及び図６はショートアイアン（９番アイアン）のヘ
ッド本体を示し、各ヘッド本体２５〜２７は、いずれも
ホーゼル部２５ａ〜２７ａやソール部２５ｂ〜２７ｂ，
フェース部２５ｃ〜２７ｃ等がステンレスやチタンで一
体成形されて、番手が上がるに従いロフト角が大きく設
定されている。
基づき詳細に説明する。図１及び図２は請求項１乃至請
求項３に係るアイアンクラブセットの一実施形態に於け
るロングアイアン（２番アイアン）のヘッド本体、そし
て、図３及び図４はミドルアイアン（５番アイアン），
図５及び図６はショートアイアン（９番アイアン）のヘ
ッド本体を示し、各ヘッド本体２５〜２７は、いずれも
ホーゼル部２５ａ〜２７ａやソール部２５ｂ〜２７ｂ，
フェース部２５ｃ〜２７ｃ等がステンレスやチタンで一
体成形されて、番手が上がるに従いロフト角が大きく設
定されている。
【００１４】そして、従来と同様、各ヘッド本体２５〜
２７のバック部２５ｄ〜２７ｄには凹状のキャビティ２
５ｅ〜２７ｅが形成されており、斯様にヘッド本体２５
〜２７をキャビティバックとすることで、ヘッド本体２
５〜２７の重量が周縁部の鍔部２５ｆ〜２７ｆに分散さ
れて、打球時に大きな慣性モーメントが得られるように
なっている。
２７のバック部２５ｄ〜２７ｄには凹状のキャビティ２
５ｅ〜２７ｅが形成されており、斯様にヘッド本体２５
〜２７をキャビティバックとすることで、ヘッド本体２
５〜２７の重量が周縁部の鍔部２５ｆ〜２７ｆに分散さ
れて、打球時に大きな慣性モーメントが得られるように
なっている。
【００１５】而して、本実施形態に係るアイアンクラブ
セットは、上述の如き従来と同様の構成に加え、ロング
アイアンからショートアイアンに亘って、ヘッド本体２
５〜２７の重心Ｇ1 〜Ｇ3 をフェース部２５ｃ〜２７ｃ
の左右方向の中央部に配置すると共に、ロングアイアン
からショートアイアンへと番手が上がるに従い重心アン
グルを小さくしたことを特徴としており、本願発明者
は、ヘッド本体の重心アングルが小さいほど打球時にヘ
ッド本体が返り難く、逆にヘッド本体の重心アングルが
大きいほど打球時にヘッド本体が返り易くなることを見
出して、本願発明を開示するものである。
セットは、上述の如き従来と同様の構成に加え、ロング
アイアンからショートアイアンに亘って、ヘッド本体２
５〜２７の重心Ｇ1 〜Ｇ3 をフェース部２５ｃ〜２７ｃ
の左右方向の中央部に配置すると共に、ロングアイアン
からショートアイアンへと番手が上がるに従い重心アン
グルを小さくしたことを特徴としており、本願発明者
は、ヘッド本体の重心アングルが小さいほど打球時にヘ
ッド本体が返り難く、逆にヘッド本体の重心アングルが
大きいほど打球時にヘッド本体が返り易くなることを見
出して、本願発明を開示するものである。
【００１６】即ち、シャフト軸線より後方にある重心
は、プレーヤーのスイング時にシャフト軸線方向へ移動
しようとする。この時、重心アングルの大きさの分だけ
重心の前方への移動距離が大きくなり、これに応じてフ
ェース部の方向が変わり易くなる。例えば、重心アング
ルが大きいと、重心が前方へ大きく動くためフェース部
が閉じる方向へ大きく角度を変えることとなる。又、重
心アングルが小さいと、前方へ向かって動く距離が小さ
いため、フェース部が閉じる方向へあまり角度を変えな
い。
は、プレーヤーのスイング時にシャフト軸線方向へ移動
しようとする。この時、重心アングルの大きさの分だけ
重心の前方への移動距離が大きくなり、これに応じてフ
ェース部の方向が変わり易くなる。例えば、重心アング
ルが大きいと、重心が前方へ大きく動くためフェース部
が閉じる方向へ大きく角度を変えることとなる。又、重
心アングルが小さいと、前方へ向かって動く距離が小さ
いため、フェース部が閉じる方向へあまり角度を変えな
い。
【００１７】尚、フェース部は、ヘッド本体のトゥ側か
らホーゼルまでの平面部分であって、フェース部の左右
方向の中央部は、フェース部の中央から夫々、トゥ，ヒ
ール方向へフェース部のトゥ，ヒール方向長さの５％の
範囲である。又、「重心アングル」とは、図１，図３及
び図５に示すようにヘッド本体２５〜２７のリーディン
グエッジ２５ｇ〜２７ｇを通る線Ｌと、重心Ｇ1 〜Ｇ3
からシャフト軸線Ｏを通る線Ｌ1 〜Ｌ3 とが成す角度θ
1 〜θ3 をいう。
らホーゼルまでの平面部分であって、フェース部の左右
方向の中央部は、フェース部の中央から夫々、トゥ，ヒ
ール方向へフェース部のトゥ，ヒール方向長さの５％の
範囲である。又、「重心アングル」とは、図１，図３及
び図５に示すようにヘッド本体２５〜２７のリーディン
グエッジ２５ｇ〜２７ｇを通る線Ｌと、重心Ｇ1 〜Ｇ3
からシャフト軸線Ｏを通る線Ｌ1 〜Ｌ3 とが成す角度θ
1 〜θ3 をいう。
【００１８】そして、斯様に番手が上がるに従い重心ア
ングルθ1 〜θ3 を小さくするため、本実施形態は、以
下の如き特徴を有する。即ち、各ヘッド本体２５〜２７
のバック部２５ｄ〜２７ｄには、夫々、鉛等の重量体で
成形されたウエイト２８〜３０が各凹部３１〜３３内に
装着されており、ロングアイアンからショートアイアン
へと番手が上がるに従い、ウエイト２８〜３０は順次軽
量とされると共に、ヘッド本体２５〜２７のヒール側か
らトゥ側へ順次移動して装着されている。
ングルθ1 〜θ3 を小さくするため、本実施形態は、以
下の如き特徴を有する。即ち、各ヘッド本体２５〜２７
のバック部２５ｄ〜２７ｄには、夫々、鉛等の重量体で
成形されたウエイト２８〜３０が各凹部３１〜３３内に
装着されており、ロングアイアンからショートアイアン
へと番手が上がるに従い、ウエイト２８〜３０は順次軽
量とされると共に、ヘッド本体２５〜２７のヒール側か
らトゥ側へ順次移動して装着されている。
【００１９】又、図２，図４及び図６に示すように、ヘ
ッド本体２５〜２７のトップ部２５ｈ〜２７ｈの幅ｍ1
〜ｍ3 が、ロングアイアンからショートアイアンへと番
手が上がるに従い順次幅狭とされると共に、ソール部２
５ｂ〜２７ｂの幅ｎ1 〜ｎ3が、夫々、ロングアイアン
からショートアイアンへと番手が上がるに従い順次幅広
とされている。
ッド本体２５〜２７のトップ部２５ｈ〜２７ｈの幅ｍ1
〜ｍ3 が、ロングアイアンからショートアイアンへと番
手が上がるに従い順次幅狭とされると共に、ソール部２
５ｂ〜２７ｂの幅ｎ1 〜ｎ3が、夫々、ロングアイアン
からショートアイアンへと番手が上がるに従い順次幅広
とされている。
【００２０】更に又、本実施形態は、ロングアイアンか
らショートアイアンへと番手が上がるに従いフェースプ
ログレッション、即ち、リーディングエッジ２５ｇ〜２
７ｇとシャフト軸線Ｏまでの距離ｐ1 〜ｐ3 が順次大き
くなるようにホーゼル部２５ａ〜２７ａを成形すると共
に、ヘッド本体２５〜２７のヒール側端部とシャフト軸
線Ｏとの距離ｑ1 〜ｑ3 が順次小さくなるようにホーゼ
ル部２５ａ〜２７ａを成形することで、ロングアイアン
からショートアイアンに亘ってヘッド本体２５〜２７の
重心Ｇ1 〜Ｇ3 を夫々、フェース部２５ｃ〜２７ｃの左
右方向の中央部に配置すると共に、ショートアイアンへ
と番手が上がるに従い、ヘッド本体２５〜２７の重心Ｇ
1 〜Ｇ3 をトップ側からソール側へ移動し、且つフェー
ス部２５ｃ〜２７ｃから重心Ｇ1 〜Ｇ3 までの深さを浅
くして、番手が上がるに従い重心アングルθ1 〜θ3 を
順次小さくしたものである。
らショートアイアンへと番手が上がるに従いフェースプ
ログレッション、即ち、リーディングエッジ２５ｇ〜２
７ｇとシャフト軸線Ｏまでの距離ｐ1 〜ｐ3 が順次大き
くなるようにホーゼル部２５ａ〜２７ａを成形すると共
に、ヘッド本体２５〜２７のヒール側端部とシャフト軸
線Ｏとの距離ｑ1 〜ｑ3 が順次小さくなるようにホーゼ
ル部２５ａ〜２７ａを成形することで、ロングアイアン
からショートアイアンに亘ってヘッド本体２５〜２７の
重心Ｇ1 〜Ｇ3 を夫々、フェース部２５ｃ〜２７ｃの左
右方向の中央部に配置すると共に、ショートアイアンへ
と番手が上がるに従い、ヘッド本体２５〜２７の重心Ｇ
1 〜Ｇ3 をトップ側からソール側へ移動し、且つフェー
ス部２５ｃ〜２７ｃから重心Ｇ1 〜Ｇ3 までの深さを浅
くして、番手が上がるに従い重心アングルθ1 〜θ3 を
順次小さくしたものである。
【００２１】そして、図示しないがその他の番手のアイ
アンも、同様の構成によりロングアイアンからショート
アイアンに亘ってヘッド本体の重心が、夫々、フェース
部の左右方向の中央部に配置されると共に、ショートア
イアンへと番手が上がるに従いヘッド本体の重心がトッ
プ側からソール側へ移動し、且つフェース部から重心ま
での深さが浅くなって、番手が上がるに従い重心アング
ルが順次小さくなるように成形されている。
アンも、同様の構成によりロングアイアンからショート
アイアンに亘ってヘッド本体の重心が、夫々、フェース
部の左右方向の中央部に配置されると共に、ショートア
イアンへと番手が上がるに従いヘッド本体の重心がトッ
プ側からソール側へ移動し、且つフェース部から重心ま
での深さが浅くなって、番手が上がるに従い重心アング
ルが順次小さくなるように成形されている。
【００２２】本実施形態はこのように構成されており、
重心アングルの大きいヘッド本体を装着したゴルフクラ
ブほど打球時にヘッドが返り易くなるため、図１のヘッ
ド本体２５を装着したロングアイアンでは、打球時にヘ
ッド本体２５の開きがなくなって打球のスライスが防止
され、逆に重心アングルが小さい図５のヘッド本体２７
を装着したショートアイアンでは、打球時にヘッド本体
２７が返り難くトウ側が開いて打球のフックが防止され
ることとなる。
重心アングルの大きいヘッド本体を装着したゴルフクラ
ブほど打球時にヘッドが返り易くなるため、図１のヘッ
ド本体２５を装着したロングアイアンでは、打球時にヘ
ッド本体２５の開きがなくなって打球のスライスが防止
され、逆に重心アングルが小さい図５のヘッド本体２７
を装着したショートアイアンでは、打球時にヘッド本体
２７が返り難くトウ側が開いて打球のフックが防止され
ることとなる。
【００２３】而も、本実施形態によれば、プレーヤーが
通常ボールを打球するフェース部２５ｃ〜２７ｃの左右
方向の中央部に重心Ｇ1 〜Ｇ3 が配置されているので、
スイートスポットＳでボールが打球され、この結果、図
８以下に示す従来例に比しボールは遠くへ飛び、打球感
も良好なものとなる。このように、本実施形態によれ
ば、図８以下に示す従来例に比し、ボールの飛距離や打
球感を損なうことなく、ロングアイアンによるフックや
ショートアイアンによるスライスを防止して打球の方向
性の向上を図ることが可能となった。
通常ボールを打球するフェース部２５ｃ〜２７ｃの左右
方向の中央部に重心Ｇ1 〜Ｇ3 が配置されているので、
スイートスポットＳでボールが打球され、この結果、図
８以下に示す従来例に比しボールは遠くへ飛び、打球感
も良好なものとなる。このように、本実施形態によれ
ば、図８以下に示す従来例に比し、ボールの飛距離や打
球感を損なうことなく、ロングアイアンによるフックや
ショートアイアンによるスライスを防止して打球の方向
性の向上を図ることが可能となった。
【００２４】尚、上記実施形態は、ロングアイアンから
ショートアイアンへと番手が上がるに従い、 ウエイト２７〜２９を順次軽量に成形し、且つ ウエイト２７〜２９をヘッド本体２５〜２７のヒール
側からトゥ側へ順次移動して装着すると共に、 ヘッド本体２５〜２７のトップ部２５ｈ〜２７ｈの幅
ｍ1 〜ｍ3 を順次幅狭に成形し、そして、 ソール部２５ｂ〜２７ｂの幅ｎ1 〜ｎ3 を順次幅広と
すると共に、 フェースプログレッションが順次大きくなるようにホ
ーゼル部２５ａ〜２７ａを成形し、且つ ヘッド本体２５〜２７のヒール側端部とシャフト軸線
Ｏとの距離ｑ1 〜ｑ3が順次小さくなるようにホーゼル
部２５ａ〜２７ａを成形することで、ヘッド本体２５〜
２７の重心Ｇ1 〜Ｇ3 を、夫々、フェース部２５ｃ〜２
７ｃの左右方向の中央部に配置すると共に、ショートア
イアンへと番手が上がるに従い、ヘッド本体２５〜２７
の重心Ｇ1 〜Ｇ3 をトップ側からソール側へ移動し、且
つフェース部２５ｃ〜２７ｃから重心Ｇ1 〜Ｇ3 までの
深さを浅くして、番手が上がるに従い重心アングルθ1
〜θ3 を順次小さくしたものであるが、その他、例えば
図７に示す請求項１及び請求項２の実施形態に係るヘッ
ド本体３４のように、各番手に亘りシャフト軸線Ｏを同
じくして、バック部３４ａに装着するウエイト３５〜３
７を、ロングアイアンからショートアイアンへと番手が
上がるに従い順次軽量に成形し、且つヘッド本体３４の
ヒール側からトゥ側へ番手が上がるに従い順次移動させ
ると共に、図示しないがソール部の幅を番手が上がるに
従い順次幅狭に成形することで、ロングアイアンからシ
ョートアイアンに亘ってヘッド本体３４の重心Ｇ1 〜Ｇ
3 を夫々フェース部３４ｂの左右方向の中央部に配置さ
せると共に、ショートアイアンへと番手が上がるに従
い、ヘッド本体３４の重心Ｇ1 〜Ｇ3 をトップ側からソ
ール側へ移動して重心アングルθ1 〜θ3 を順次小さく
することも可能であり、又、ウエイトを装着しなくて
も、ヘッド本体の形状を変化させることで重心アングル
θ1 〜θ3 を順次小さくすることも可能であって、番手
が上がるに従い重心アングルを順次小さくする手段は上
記実施形態の構造に何等限定されるものではない。
ショートアイアンへと番手が上がるに従い、 ウエイト２７〜２９を順次軽量に成形し、且つ ウエイト２７〜２９をヘッド本体２５〜２７のヒール
側からトゥ側へ順次移動して装着すると共に、 ヘッド本体２５〜２７のトップ部２５ｈ〜２７ｈの幅
ｍ1 〜ｍ3 を順次幅狭に成形し、そして、 ソール部２５ｂ〜２７ｂの幅ｎ1 〜ｎ3 を順次幅広と
すると共に、 フェースプログレッションが順次大きくなるようにホ
ーゼル部２５ａ〜２７ａを成形し、且つ ヘッド本体２５〜２７のヒール側端部とシャフト軸線
Ｏとの距離ｑ1 〜ｑ3が順次小さくなるようにホーゼル
部２５ａ〜２７ａを成形することで、ヘッド本体２５〜
２７の重心Ｇ1 〜Ｇ3 を、夫々、フェース部２５ｃ〜２
７ｃの左右方向の中央部に配置すると共に、ショートア
イアンへと番手が上がるに従い、ヘッド本体２５〜２７
の重心Ｇ1 〜Ｇ3 をトップ側からソール側へ移動し、且
つフェース部２５ｃ〜２７ｃから重心Ｇ1 〜Ｇ3 までの
深さを浅くして、番手が上がるに従い重心アングルθ1
〜θ3 を順次小さくしたものであるが、その他、例えば
図７に示す請求項１及び請求項２の実施形態に係るヘッ
ド本体３４のように、各番手に亘りシャフト軸線Ｏを同
じくして、バック部３４ａに装着するウエイト３５〜３
７を、ロングアイアンからショートアイアンへと番手が
上がるに従い順次軽量に成形し、且つヘッド本体３４の
ヒール側からトゥ側へ番手が上がるに従い順次移動させ
ると共に、図示しないがソール部の幅を番手が上がるに
従い順次幅狭に成形することで、ロングアイアンからシ
ョートアイアンに亘ってヘッド本体３４の重心Ｇ1 〜Ｇ
3 を夫々フェース部３４ｂの左右方向の中央部に配置さ
せると共に、ショートアイアンへと番手が上がるに従
い、ヘッド本体３４の重心Ｇ1 〜Ｇ3 をトップ側からソ
ール側へ移動して重心アングルθ1 〜θ3 を順次小さく
することも可能であり、又、ウエイトを装着しなくて
も、ヘッド本体の形状を変化させることで重心アングル
θ1 〜θ3 を順次小さくすることも可能であって、番手
が上がるに従い重心アングルを順次小さくする手段は上
記実施形態の構造に何等限定されるものではない。
【００２５】そして、斯様に番手が上がるに従いヘッド
本体の重心アングルを順次小さくすることで、上記実施
形態と同様、所期の目的を達成することが可能である。
本体の重心アングルを順次小さくすることで、上記実施
形態と同様、所期の目的を達成することが可能である。
【００２６】
【発明の効果】以上述べたように、各請求項に係るアイ
アンクラブセットによれば、ボールの飛距離や打球感を
損なうことなく、ロングアイアンによるフックやショー
トアイアンによるスライスを防止して打球の方向性の向
上を図ることが可能となった。
アンクラブセットによれば、ボールの飛距離や打球感を
損なうことなく、ロングアイアンによるフックやショー
トアイアンによるスライスを防止して打球の方向性の向
上を図ることが可能となった。
【図１】請求項１乃至請求項３に係るアイアンクラブセ
ットの一実施形態に於けるロングアイアンのヘッド本体
の平面図である。
ットの一実施形態に於けるロングアイアンのヘッド本体
の平面図である。
【図２】図１のII−II線断面図である。
【図３】請求項１乃至請求項３に係るアイアンクラブセ
ットの一実施形態に於けるミドルアイアンのヘッド本体
の平面図である。
ットの一実施形態に於けるミドルアイアンのヘッド本体
の平面図である。
【図４】図３のIV−IV線断面図である。
【図５】請求項１乃至請求項３に係るアイアンクラブセ
ットの一実施形態に於けるショートアイアンのヘッド本
体の平面図である。
ットの一実施形態に於けるショートアイアンのヘッド本
体の平面図である。
【図６】図５のVI−VI線断面図である。
【図７】請求項１及び請求項２に係るアイアンクラブセ
ットの一実施形態に於けるヘッド本体の平面図である。
ットの一実施形態に於けるヘッド本体の平面図である。
【図８】従来のアイアンクラブセットのロングアイアン
のヘッド本体の平面図である。
のヘッド本体の平面図である。
【図９】従来のアイアンクラブセットのミドルアイアン
のヘッド本体の平面図である。
のヘッド本体の平面図である。
【図１０】従来のアイアンクラブセットのショートアイ
アンのヘッド本体の平面図である。
アンのヘッド本体の平面図である。
２５，２９，２７，３４ ヘッド本体 ２５ｇ，２９ｇ，２７ｇ リーディングエッジ ２８，２９，３０，３５，３６，３７ ウエイト
Claims (3)
- 【請求項１】 ロングアイアンからショートアイアンに
亘って、ヘッド本体の重心をフェース部の左右方向の中
央部に配置すると共に、ロングアイアンからショートア
イアンへと番手が上がるに従い、重心アングルを小さく
したことを特徴とするアイアンクラブセット。 - 【請求項２】 ロングアイアンからショートアイアンへ
と番手が上がるに従い、ヘッド本体の重心をトップ側か
らソール側へ移動させて、重心アングルを小さくしたこ
とを特徴とする請求項１記載のアイアンクラブセット。 - 【請求項３】 ロングアイアンからショートアイアンへ
と番手が上がるに従い、ヘッド本体のフェースから重心
までの深さを浅くして、重心アングルを小さくしたこと
を特徴とする請求項１又は請求項２記載のアイアンクラ
ブセット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9170009A JPH119731A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | アイアンクラブセット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9170009A JPH119731A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | アイアンクラブセット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH119731A true JPH119731A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15896905
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9170009A Pending JPH119731A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | アイアンクラブセット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH119731A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007135888A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Bridgestone Sports Co Ltd | アイアンゴルフクラブセット |
| JP2007151851A (ja) * | 2005-12-06 | 2007-06-21 | Bridgestone Sports Co Ltd | アイアンゴルフクラブヘッド |
| US20110053702A1 (en) * | 2009-08-25 | 2011-03-03 | Nike, Inc | Golf Clubs and Golf Club Heads Having A Configured Shape |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5841575A (ja) * | 1981-09-07 | 1983-03-10 | 株式会社ブリヂストン | ゴルフクラブセツト |
| JPH03122866U (ja) * | 1990-03-29 | 1991-12-13 | ||
| JPH05154221A (ja) * | 1991-06-06 | 1993-06-22 | Acushnet Co | ゴルフクラブのアイアンセット |
| JPH05177016A (ja) * | 1991-12-27 | 1993-07-20 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴルフクラブセット |
| JPH05237205A (ja) * | 1992-09-25 | 1993-09-17 | Bridgestone Corp | アイアンクラブセット |
| JPH07323100A (ja) * | 1994-04-05 | 1995-12-12 | Endo Seisakusho:Kk | ゴルフのアイアンクラブセット |
-
1997
- 1997-06-26 JP JP9170009A patent/JPH119731A/ja active Pending
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| US8517862B2 (en) * | 2009-08-25 | 2013-08-27 | Nike, Inc. | Golf clubs and golf club heads having a configured shape |
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