JPH0814966B2 - ディスククリーナ - Google Patents

ディスククリーナ

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JPH0814966B2
JPH0814966B2 JP5050195A JP5019593A JPH0814966B2 JP H0814966 B2 JPH0814966 B2 JP H0814966B2 JP 5050195 A JP5050195 A JP 5050195A JP 5019593 A JP5019593 A JP 5019593A JP H0814966 B2 JPH0814966 B2 JP H0814966B2
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JP
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disk
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cartridge
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cleaning member
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JP5050195A
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久司 湯浅
栄一 廣重
晃一 久保
雅也 寺山
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体であるディス
クをカートリッジケースに回転自在に内蔵したディスク
カートリッジの前記ディスクの汚れを取り除くディスク
クリーナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスクが保護用のカートリッジ
ケースに収容されていない形態のディジタルオーディオ
ディスク(商品名コンパクトディスク)の盤面上の汚れ
を取り除く専用機的性格をもったディスククリーナは、
例えば、実開昭59−168878号公報や同59−1
73192号公報などに公知である。しかし、例えばコ
ンピューターゲーム用のディスクカートリッジ、すなわ
ち保護用のカートリッジケース内にディスクを収容して
いる形態のディスクカートリッジにおける、ディスクの
汚れを取り除く専用機的性格をもったディスククリーナ
は、存在しない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明におい
て、従来存在しなかった新規なディスクカートリッジの
ディスククリーナを提案しようとするのである。このさ
い、そのディスククリーナの基本的な構成としては、前
者のディスククリーナと同様に、クリーニング対象たる
ディスクカートリッジを載置する本体ケースと、本体ケ
ースの一端に開閉回動自在に枢着した開閉蓋と、ディス
クカートリッジ内のディスクの盤面上の汚れを拭き取る
クリーニング部材により構成する、という基本的構成を
採用するのである。しかし、こうした構成を採用するに
あたって、開閉蓋を開けるに伴ってクリーニング部材が
本体ケースの上面上に露出するままよく見えるようにし
ておくと、ディスクカートリッジを本体ケースの上面上
に位置決め装填するときそのクリーニング部材とヘッド
ウインドーの位置合わせが行い易くてその装填が手際よ
く行えるのであるが、開蓋状態ではそのクリーニング部
材に手やディスクカートリッジの汚れた外面などが触れ
やすくて早期に汚されやすい、という問題が生じる。本
発明はかかる点に着目してなされたもので、ディスクカ
ートリッジを載置する本体ケースと、本体ケースの一端
に開閉回動自在に枢着した開閉蓋と、ディスクカートリ
ッジ内のディスクの盤面上の汚れを拭き取るクリーニン
グ部材からなるディスククリーナにおいて、クリーニン
グ部材の本体ケースの上面上に対する位置設定に工夫を
凝らすことによりクリーニング部材を手やディスクカー
トリッジなどの他物でできる限り汚されることなく、ま
たディスクの汚れ防止をも図ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、図示例のよう
に、駆動軸挿入窓4とヘッドウインドー5とを有するカ
ートリッジケース1の内部にディスク3を回転自在に内
蔵したディスクカートリッジDをクリーニング対象と
し、ディスクカートリッジDが載置され、略中央に駆動
軸挿入窓4に対応するハブ受体13を突設した上面9を
有する本体ケース8と、本体ケース8の前端側に回動軸
11まわりに開閉回動自在に枢着され、上面9の上方を
覆う開閉蓋10と、ヘッドウインドー5に臨むディスク
3面上を清掃するクリーニング部材16とを有するもの
としたうえで、クリーニング部材16は、上面9上の、
開閉蓋10との枢着部とハブ受体13との間に配設す
る。
【0005】ここにディスク3とは、磁気ディスク、光
ディスクあるいは光磁気ディスクなどをいう。ディスク
3を回転駆動させる手段としては図示例の手動式に限ら
れず、電動式であってもよい。
【0006】
【作用】クリーニング部材16が、例えば、ディスクカ
ートリッジDが載置される上面9上の中央部より手前
側、すなわち開閉蓋10を開けたときにその蓋10と上
面9との離間距離(開閉蓋10の開度)を最も大きくす
る位置に配設されていると、クリーニング部材16の取
替えが容易に行えるが、その反面、当該箇所は開閉蓋1
0を開けたときに手やディスクカートリッジDその他の
物が入りやすい箇所であるため、それら手の指紋や手
垢、あるいはディスクカートリッジDの汚れた外面との
触れによりクリーニング部材16が汚されやすくなる。
また、当該箇所にクリーニング部材16が存在している
とディスクカートリッジDを載置するときヘッドウイン
ドー5を手前側にするようディスクカートリッジDを握
って載置することになり、このときにヘッドウインドー
5に臨むディスク3が手の手垢や指紋で汚されやすいこ
とにもなる。しかし、上記構成のようにクリーニング部
材16が上面9上の中央のハブ受体13と開閉蓋10の
枢着部との間、すなわち上面9上の中央部より内奥側に
配置されていると、当該箇所では上面9と開閉蓋10と
の離間間隔が、上面10上の中央部より手前側における
その離間間隔よりも狭くなる所となるため、開閉蓋10
が開かれたときも手やディスクカートリッジDその他の
物を入りにくくする箇所であり、それらによりクリーニ
ング部材16が汚されるのをできる限り防止できる。ま
た、当該箇所にクリーニング部材16が存在している
と、ディスクカートリッジDを載置するとき、クリーニ
ング部材16に対応すべくヘッドウインドー5を前向き
にしてヘッドウインドー5とは反対側のカートリッジケ
ース1の後端側を握ることを促すことになり、このた
め、ヘッドウインドー5に臨むディスク3を手で汚すよ
うなこともできる限り避けられる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係るディスククリーナの一実
施例を図面に基づき説明する。まず、クリーニング対象
の一例であるディスクカートリッジについて説明すれ
ば、このディスクカートリッジDは、図2に示すよう
に、プラスチック製の四角形の固いカートリッジケース
1の内部にハブ2を中央に有するディスク3が回転自在
に収容されている。カートリッジケース1はこの上下面
の略中央部に前記ハブ2が露出する駆動軸挿入窓4を、
中央より前方へ偏した箇所にディスク3を盤面の一部を
露出するヘッドウインドー5をそれぞれ開口してある。
ハブ2はこの端面中央にドライブ側の回転軸が入る軸あ
な6を、偏心位置にドライブ側の駆動ピンが入る駆動あ
な7をそれぞれ上下貫通状に形成している。
【0008】次に、本発明ディスククリーナについて
は、図1および図2に示すように、ディスクカートリッ
ジDが水平に一定向きで位置決め装着される上面9を有
する本体ケース8と、上面9の上方を覆う開閉蓋10と
を備えてなり、開閉蓋10は回動軸11まわりに回動自
在に上面9の前端部に枢着されている。
【0009】図2において、本体ケース8の上面9上に
はディスクカートリッジDの前後左右方向の移動を規制
する位置決めリブ12がディスクカートリッジDの四隅
角部のそれぞれに合致するように設けられている。上面
9の略中央部にはディスクカートリッジDのハブ2の下
端面側を受け止め支持するハブ受体13が上面9より僅
かに突出するよう配備固定される。ハブ受体13の上端
面にはハブ2の中央の軸あな6に入る突部13aを設け
ている。
【0010】上面9の前方下方には凹所15が形成さ
れ、この凹所15内にはテープ状のクリーニング部材1
6を内蔵したクリーニングカートリッジ14が着脱可能
に収容される。この凹所15内の左右方向の略中央部に
はクリーニングカートリッジ14内のクリーニング部材
16を押出す断面山形の押出突起17が突設される。上
面9の後端部の左右中央部には上面9上に置かれるディ
スクカートリッジDの後端部をつかみ出しやすくするた
めの凹部38が形成されている。
【0011】図4において、クリーニングカートリッジ
14はカートリッジケース18にテープ状のクリーニン
グ部材16を収容するが、そのカートリッジケース18
内においてクリーニング部材16は繰出軸19と巻取軸
20に巻かれ、カートリッジケース18の両軸19・2
0間に対応する位置にはクリーニング部材16の押出口
21と押出突起17の突起入口22を上下対向状に開口
している。かくして、クリーニングカートリッジ14を
凹所15内に落とし込み装着すると、本体ケース8側の
押出突起17がクリーニングカートリッジ14側の突起
入口22内に突入してクリーニング部材16の一部が押
出口21から上方へ押出される。また、クリーニングカ
ートリッジ14は凹所15内に装填されると、そのクリ
ーニング部材16の巻き取り操作が可能となる。すなわ
ち、図2および図3に示すように本体ケース8の前面壁
一部に巻取ローラ25を巻取り方向のみに回転可能に支
持するとともに、その巻取ローラ25の軸端に偏心ピン
25aを設け、一方クリーニングカートリッジ14の巻
取軸20の軸端に爪20aを放射状に設け、このカート
リッジ14を凹所15内に装填すると前記爪20a・2
0a間に前記偏心ピン25aが係合して巻取ローラ25
の回転操作により巻取軸20上にクリーニング部材16
が所定長さずつ巻き取られる。
【0012】図1および図2において、開閉蓋10の略
中央部、すなわち開閉蓋10を閉じたとき本体ケース8
側のハブ受体13と対向する箇所に、ディスク3を回転
させる回動軸部23を取り付けるとともに、蓋10の上
面側に手動ハンドル24を前記回動軸部23まわりに水
平回動自在に支持する。回動軸部23の下端面の中央か
らはハブ受体13の突部13aの中心孔13bに嵌入す
る中心軸26が突設され、その偏心位置からはハブ2の
駆動あな7に嵌入する偏心軸27がばね28で下方へ突
出付勢されている。
【0013】図2および図4に示すように開閉蓋10の
内面上の所定位置、すなわち開閉蓋10を閉じたとき本
体ケース8側の押出突起17と対向する箇所には受けパ
ッド29が上下動自在に支持されるとともにばね30を
介して常時押し下げ付勢されている。
【0014】図2および図3に示すように、開閉蓋10
の内面には、本体ケース8の上面9上に載置されるディ
スクカートリッジDの上面側の四隅に設けてある凹部3
1に嵌合して該カートリッジDを上面9上に押さえる押
えピン32を突設している。
【0015】本体ケース8と開閉蓋10間には開閉蓋1
0の閉じ状態をロックする閉じロック手段と、該閉じロ
ック手段のロックを解除する手段とを備える。ここで具
体的に示す閉じロック手段とその解除手段とは一体的に
構成される。開閉蓋10は、本体ケース8の上面9上に
突設した前後左右の位置決めリブ12の外周面に嵌合す
る後側壁10aおよび左右側壁10b・10cを有する
形に形成され、とくに開閉蓋10の回動軸11で枢支さ
れる前方の固定端とは反対の後方手前側においてはその
左右側壁10b・10cが後方左右の位置決めリブ12
・12の外周面に対し強く摺接嵌合してそのがたつき防
止がはかれるように、該リブ12・12の外周面上には
前記左右側壁10b・10cの内面に対し摺接する小さ
い突起33を設けている。
【0016】開閉蓋10の閉じロック手段およびこの解
除手段は、図1、図5および図6に示すように、開閉蓋
10側に設けた被係合片34と、本体ケース8側に前記
被係合片34に対し係脱自在に設けられたロックレバー
35とからなり、該ロックレバー35に操作部37を設
けている。被係合片34は凹部34aを有して蓋10の
内面上の後側壁10aより少し前方寄り位置から下方へ
突設される。ロックレバー35は、被係合片34の凹部
34aに対し係脱する係合爪36とこれに直角に一体形
成された操作部37とを有してなり、係合爪36は本体
ケース8の上面9上の後部から上方へ突出し、操作部3
7は、本体ケース8の外郭内に位置するよう上面9の後
方の凹部38の内底部に軸39まわりに上下揺動自在に
支持するとともに、操作部37と本体ケース8の内底面
間に介装したばね40で常時上向きに揺動付勢してな
る。
【0017】図9に示すように、凹部38内において、
ロックレバー35の操作部37とこの上方に位置するデ
ィスクカートリッジDの後端部との間には、ロックレバ
ー35を操作するとき本体ケース8の後方から指を入れ
うるだけの空間を形成している。また、開閉蓋10を閉
じたとき凹部38の上方に位置するその後側壁10aの
一部は指を凹部38に出し入れしやすいように切り欠い
て切欠部41を形成する。
【0018】図8に示すように、指を凹部38に入れる
ときその指がディスクカートリッジDの後端部に触れて
該カートリッジDが上面9上で位置ずれを起こすことの
ないように開閉蓋10の内面から遮へい壁片42をディ
スクカートリッジDの後端部の方向と切欠部41間を遮
るよう突設している。
【0019】図2および図7において、上記ロック解除
手段の操作に連動して開閉蓋10を半開き状態にまで押
し開く開放手段が備えられる。この開放手段は、本体ケ
ース8の上面9上の後方の位置決めリブ12の上面一部
に開口12aを設け、この開口12a内に押上げピン4
3をばね44で常時上方へ押し上げ付勢するよう組み込
む一方、開閉蓋10の内面側にピン押え突起45を前記
押上げピン43に対向するよう突設し、開閉蓋10を完
全に閉じるとピン押え突起45が押上げピン43をばね
44に抗して押し下げるようにしている。上記押上げピ
ン43はこの中間部に鍔43aを有し、この鍔43aが
開口12aの下端に対し当接して押上げピン43がばね
44によりそれ以上押し上げられるのを規制し、もって
押上げピン43の先端が位置決めリブ12の上面より突
出することのないようにしてある。これによりディスク
3の装脱時にその押上げピン43の先端にディスク3が
触れて損傷をうけるようなことがなくなる。
【0020】図5および図6に示すように、開閉蓋10
を閉じると、被係合片34の先端がロックレバー35の
係合爪36のテーパ36a上を滑って該レバー35を軸
39まわりに少し揺動させたうえで凹部34aに係合爪
36を係合する閉じロック状態を得ると同時に、開閉蓋
10側のピン押え突起45が押上げピン43をばね44
に抗して押し下げ、この押上げピン43により開閉蓋1
0が押し開き付勢される状態を得る。
【0021】開閉蓋10を開けるには、図9に示すよう
に本体ケース8の凹部38に指を入れてロックレバー3
5の操作部37をばね40に抗し押し下げると、該レバ
ー35が軸39まわりに揺動して係合爪36を被係合片
34の凹部34aから外すや否や押上げピン43がピン
押え突起45を押し上げることにより開閉蓋10が強制
的に半開き状態に押し開けられる(図7参照)。
【0022】次に、ディスクカートリッジDのディスク
3をクリーニングする要領について説明する。開閉蓋1
0を開け、本体ケース8の凹所15にクリーニングカー
トリッジ14を収容すると、図4に示すように押出突起
17によりクリーニング部材16の一部がカートリッジ
ケース18の押出口21から上方へ押し出される。こう
したクリーニング部材16は上面9上の略中央のハブ受
体13より更に前方の内奥箇所に位置することになり、
この位置は開閉蓋10との枢着部の近傍箇所で開閉蓋1
0を開いても該蓋10との離間距離を狭くするため、上
面9上の他の箇所よりも手や他物が比較的に届きにくい
箇所であってそれら手や他物でクリーニング部材16が
汚されるのをできるだけ避けることができる。つまり、
開閉蓋10がクリーニング部材16に対する手や他物の
タッチの障害物となる機能を発揮する。
【0023】次に、ディスクカートリッジDを上面9上
に位置決め装着するが、この装着に際しヘッドウインド
ー5がクリーニング部材16に対応するようカートリッ
ジケース1の後端部(ヘッドウインドー5の無い側)を
持つことになるため、その手でヘッドウインドー5に臨
むディスク3を汚すおそれが少なくい。このようにディ
スクカートリッジDを上面9上に位置決め装着すると、
図1に示すようにその下面側の駆動軸挿入窓4内にハブ
受体13が入ってディスク3のハブ2の下端面側を受け
止め支持し、またヘッドウインドー5内にクリーニング
部材16の押し出された部分が入ってディスク3の盤面
の径方向に押圧接触する。
【0024】しかるのち開閉蓋10を閉じると、図1に
示すようにこの開閉蓋10が前述のようにロックレバー
35によって自動的に閉じロックされるとともに、図4
に示すように押えピン32によりディスクカートリッジ
Dが上面9上に押しつけられる。また蓋10側の回動軸
部23が、ディスクカートリッジDの上面側の駆動軸挿
入窓4内に入るとともに、中心軸26がハブ受体13の
中心孔13bに嵌入してハブ2をハブ受体13に対し水
平に押しつけることによって、ハブ2と結合される。ま
た受けパッド29が、ディスクカートリッジDの上面側
のヘッドウインドー5内に入り、ディスク3の盤面を押
圧してクリーニング部材16に押圧接触させる。
【0025】かくして、図10に示すように手動ハンド
ル24の凹部24aに指先を入れて手動ハンドル24を
回動軸部23まわりに蓋10上で水平回動させると、回
動軸部23が回転し、その偏心軸27がハブ2の駆動あ
な7のところまで来ると図1に示すように該駆動あな7
にばね28の力で入ってディスク3を回転させる。この
ディスク3の回転に伴いその盤面に付着している汚れが
クリーニング部材16によって拭き取られる。
【0026】このさい、開閉蓋10は閉じロックされて
いるので不慮に開くことがなく、回動軸部23とハブ2
との結合状態、並びにディスク3とクリーニング部材1
6との接触状態を確実に保持することになり、またロッ
クレバー35の操作部37は凹部38内に存して本体ケ
ース8の外郭内に位置しているため、手動ハンドル24
を持つ手とは反対側の手で開閉蓋10および本体ケース
8が支えられていてもその手が不慮に誤って操作部37
に触れるようなこともなくなり、この点でも開閉蓋10
の不慮の開きを防止できて安全にクリーニングを行え
る。
【0027】クリーニング後、ディスクカートリッジD
を取り出すには、ロックレバー35の操作部37を凹部
38から入れる手で押し下げれば、該レバー35の係合
爪36が開閉蓋10側の被係合片34から外れ、押上げ
ピン43によって開閉蓋10が強制的に上方へ半開き状
態に押し開かれる。この半開きによりロック解除状態を
確認することができ、次にその半開き状態の開閉蓋10
を手で容易に開けることができてディスクカートリッジ
Dの取り出しを可能にする。
【0028】
【発明の効果】この発明のディスククリーナによれば、
クリーニング部材16は、上面9上の、開閉蓋10との
枢着部とハブ受体13との間に配設するので、開閉蓋1
0の開き状態下でも手やその他の物(例えばカートリッ
ジケースの外面に付着している汚れ)がクリーニング部
材16に触れて汚されのをできる限り防止できる。ま
た、当該箇所にクリーニング部材16が存在している
と、ディスクカートリッジDを載置するとき、クリーニ
ング部材16に対応すべくヘッドウインドー5を前向き
にしてヘッドウインドー5とは反対側のカートリッジケ
ース1の後端側を握ることを促すことになるため、ヘッ
ドウインドー5に臨むディスク3を手で汚すようなこと
をできる限り避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】閉蓋状態の縦断側面図である。
【図2】ディスククリーナ、ディスクカートリッジ、お
よびクリーニングカートリッジの斜視図である。
【図3】開閉蓋を取り外した状態で示す平面図である。
【図4】クリーニング部分の断面図である。
【図5】閉じロック機構部分を一部破断してロック状態
で示す縦断側面図である。
【図6】閉じロック機構部分をロック状態で示す縦断正
面図である。
【図7】閉じロック機構部分をアンロック状態で示す縦
断正面図である。
【図8】閉じロック機構部分をロック状態で示す縦断側
面図である。
【図9】閉じロック機構部分をアンロック状態で示す縦
断側面図である。
【図10】使用状態の外観斜視図である。
【符号の説明】
D ディスクカートリッジ 1 カートリッジケース 3 ディスク 4 駆動軸挿入窓 5 ヘッドウインドー 8 本体ケース 9 上面 10 開閉蓋 11 回動軸 13 ハブ受体 16 クリーニング部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸挿入窓4とヘッドウインドー5と
    を有するカートリッジケース1の内部にディスク3を回
    転自在に内蔵したディスクカートリッジDの、前記ディ
    スク3をクリーニングするディスククリーナであって、 ディスクカートリッジDが載置され、略中央に駆動軸挿
    入窓4に対応するハブ受体13を突設した上面9を有す
    る本体ケース8と、 本体ケース8の前端側に回動軸11まわりに開閉回動自
    在に枢着され、上面9の上方を覆う開閉蓋10と、 ヘッドウインドー5に臨むディスク3面上を清掃するク
    リーニング部材16とを有しており、 クリーニング部材16が、上面9上の、開閉蓋10との
    枢着部とハブ受体13との間に配設されていることを特
    徴とするディスククリーナ。
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