JP2525379Y2 - テープレコーダ等のダスト機構 - Google Patents

テープレコーダ等のダスト機構

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JP2525379Y2
JP2525379Y2 JP9892291U JP9892291U JP2525379Y2 JP 2525379 Y2 JP2525379 Y2 JP 2525379Y2 JP 9892291 U JP9892291 U JP 9892291U JP 9892291 U JP9892291 U JP 9892291U JP 2525379 Y2 JP2525379 Y2 JP 2525379Y2
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cassette
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敏幸 吉田
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アイワ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えばロータリー式
ディジタル・オーディオ・テープレコーダ(R−DA
T)や8ミリVTRをはじめとするテープレコーダ等に
適用して好適なダスト機構に関する。
【0002】
【従来の技術】R−DATを例にとって説明すると、従
来のR−DATには、図10に示すように、カセットホ
ルダ2の一端側をキャビネット1に回動自在に枢着し、
カセットホルダ2の移動機構を構成したものがある。な
お、図10は従来例の斜視図を示すもので、カセットホ
ルダ2に1点鎖線で示す飾り板2aが取り付けられてい
る図である。
【0003】キャビネット1には、その上面のカセット
ホルダ2に対向する部位に開口部1aが形成されてい
る。この開口部1aは、飾り板2aとほぼ対応する形状
をなしている。11はベースプレートであり、このベー
スプレート11はキャビネット1に固定されている。ベ
ースプレート11には、図示しない回転ドラム等の部品
が搭載されている。
【0004】カセットホルダ2は、カセットを保持する
ホールド部20と、ホールド部20の両側から伸延する
アーム21,21(片側のみ図示)とからなる。アーム
21,21の先端部は軸22でキャビネット1の内側に
回動自在に枢着されている。
【0005】ホールド部20はカセットを装着し易くす
ると共に、テープ駆動機構との係合を容易にするため、
底板23の中央部が開口された断面長方形状をなす枠体
である。ホールド部20は、その前側がカセット投入口
Pとなっている。
【0006】軸22には一端がキャビネット1に掛止さ
れた図示しないつるまきコイルスプリングが巻装されて
おり、そのつるまきコイルスプリングの他端側がアーム
21に掛止されてカセットホルダ2を上方(開口方向)
に付勢している。なお、アーム21,21の開口角度は
ストッパー12,12によって規制されている。
【0007】また、ホールド部20の底板23には、図
9に示すカセット4のスライダロック47を内側に押し
込み、スライダロック47を解除するための突条24が
形成されている。カセット4をホールド部20に挿入し
た時、この突条24によって、スライダ45が後方に摺
動してリッド46が開蓋できるようになっている。
【0008】ここで、R−DATで使用されているカセ
ット4の構成を、図8および図9に基づいて説明する。
【0009】図8からわかるように、DATカセット4
は、テープ40がアッパーシェル41およびロアシェル
42で形成される空間内に収納されている。そして、テ
ープ走行に用いられるハブ穴43,43およびテープ引
出口44は、夫々スライダ45とリッド(前蓋)46と
で閉鎖されており、全体として密閉構造に組み立てられ
ている。
【0010】リッド46の両側部には係止片46a,4
6aが設けられ、この係止片46a,46aの中間部が
シャフト46b,46bでアッパーシェル41に開閉自
在に枢着されている。また、DATへの非装着時は係止
片46a,46aがスライダ45と係合してリッド46
が不用意に開くのを防止している。
【0011】このカセット4が図11Aに示すように、
カセットホルダ2のホールド部20に装着されると、ホ
ールド部20に形成された突条24で、図9に示すスラ
イダロック47,47がカセット内部に押し込まれる。
そして、スライダ45が後方に移動し、スライダ45の
開孔48,48からハブ穴43,43が露出する。
【0012】また、スライダ45が後方に移動すること
により、係止片46a,46aとの係合が解除され、リ
ッド46はシャフト46b,46bを中心として開蓋方
向に回転可能となる。
【0013】なお、カセット4の蓋開け機構としては、
図10に示すように、板状のリッドオープナー30が用
いられている。このリッドオープナー30はベースプレ
ート11に垂設され、カセットホルダ2の降下途中にお
いてリッド46と当接する位置に配置されると共に、リ
ッド46を開蓋させるのに必要な高さに形成されてい
る。
【0014】そして、この蓋開け機構では、図11A〜
Cに示すように、図11Aの状態にあるカセットホルダ
2が降下するのに伴って、図11Bで示すようにリッド
46がリッドオープナー30に当接しつつシャフト46
bを中心として回動する。カセットホルダ2の最終位置
(収納位置)では、図11Cに示すようにリッド46が
完全に開蓋される。
【0015】
【考案が解決しようとする課題】ところで、カセットホ
ルダ2が突出している、特にカセット4が挿入されてい
ない状態では、図10に示すように、ホールド部20の
後側が開放されているため、開口部1aの後側、つまり
カセット投入口Pの反対側に隙間Sができる。そして、
塵等の侵入を妨げる障害物がないため、塵等が隙間Sか
ら直接キャビネット1内に入り易く、ベースプレート1
1上に配された回転ドラム等の部品に塵等が多く付着す
る。また、隙間Sからキャビネット1内のメカニズム等
が見えるために、カセットホルダ2の突出状態での外観
が好ましくない。
【0016】そこで、この考案は、塵等が装置内に侵入
するのを防止すると共に、カセットホルダの突出状態で
の外観を良好とすることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この考案においては、キ
ャビネットより突出させてカセットを装着する形式のカ
セットホルダを備えるテープレコーダ等において、カセ
ットホルダが突出した状態でできるキャビネットの隙間
にほぼ対応する部位にダストカバーを配したものであ
る。
【0018】
【作用】カセットホルダ2がキャビネット1から突出し
ている状態では、ダストカバー5によって隙間S付近が
隠されるので、塵等がキャビネット1内に侵入しにくく
なり、例えば回転ドラム等に付着する塵等が少なくな
る。また、ダストカバー5によってキャビネット1内の
メカニズム等が視界から遮断されるので、カセットホル
ダ2の突出状態での外観が良好となる。
【0019】
【実施例】以下、図1〜図7を参照しながら、この考案
の一実施例について説明する。本例はR−DATに適用
したものである。図1および図7において、図10およ
び図11と対応する部分には、同一符号を付してその詳
細説明は省略する。
【0020】カセットホルダ2には、ホールド部20の
後側(隙間S側)にその側板3より内方に向かって軸3
a、バネ受け3b、ストッパー3cが突設されている
(図5の2点鎖線および図6参照)。軸3aは、カセッ
ト4がホールド部20内に収納された状態でのシャフト
46bとほぼ同軸上になる位置に形成される。バネ受け
3bとストッパ3cは、図6に示すように、軸3aの軸
心に対してほぼ垂直の位置に形成される。そして、バネ
受け3bは上側に、ストッパー3cは下側に形成され
る。
【0021】ダストカバー5は、図1に示すように、カ
セットホルダ2のホールド部20の隙間S側に配され
る。このダストカバー5は、ホールド部20の側板3
(図1では左側のみ示す)間に介装される。従って、ダ
ストカバー5は、その左右方向が側板3間の長さと、上
下方向が側板3の高さとほぼ同一となるように設定され
ている。
【0022】ダストカバー5は、そのダスト面6の両端
から前側に向かって図4に示すような側壁7が延設され
る。この側壁7には孔8が穿設されており、この孔8と
ホールド部20の軸3aとが嵌合している(図5参
照)。側壁7には、孔8の後側にバネ受け9が形成され
ている。そして、つるまきコイルバネ10は、ホールド
部20の側板3とダストカバー5の側壁7との間に配さ
れる。バネ10は、図6に示すように、軸3aに挿通さ
れた状態で、その両端がバネ受け3b,9と係合してい
る。
【0023】これにより、ダストカバー5は回転できる
と共に、バネ10によって常に反時計回り方向(左側面
から見た場合)に付勢される。また、ダストカバー5は
ホールド部20のストッパー3cにより、その傾動が規
制されている。このように、ダストカバー5は、カセッ
トホルダ2に対して回転可能に取り付けられている。
【0024】なお、ダスト面6には、その上端に折曲部
6aが形成されている。つまり、ダスト面6は、図7に
示すように、カセット4のリッド46の面形状に対応さ
せている。
【0025】本例において、まず、図示しないイジェク
ト釦を押圧操作する。すると、カセットホルダ2のホー
ルド部20がキャビネット1より突出してカセット投入
口Pを開放する。この際には、図1に示すように、隙間
S付近がダストカバー5のダスト面6によって隠される
ので、塵等がキャビネット1内に侵入しにくくなる。従
って、本例によれば、例えば回転ドラム等に付着する塵
等が少なくなる。また、ダスト面6によってキャビネッ
ト1内のメカニズム等が視界から遮断されるので、ホー
ルド部20の突出状態での外観が良好となる。
【0026】また、本例においては、図7Aに示すよう
に、カセット4がカセットホルダ2内に収納された状態
では、カセット4のリッド46の前面がダストカバー5
のダスト面6に若干の隙間(図示せず)をもって位置す
る。そして、カセットホルダ2を軸22を中心として時
計回り方向に傾動していくと、図7Aに示すように、ダ
ストカバー5が軸3aを中心として、また、カセット4
のリッド46がシャフト46bを中心としてそれぞれ時
計回り方向に回転する。
【0027】引き続き傾動していくと、図7Bに示すよ
うに、リッド46がリッドオープナー30に当接しつつ
シャフト46bを中心として時計回り方向に回転する。
この際、ダストカバー5がリッド46の前面と当接する
ので、リッド46の回転に伴ってダストカバー5は、バ
ネ10の付勢力に抗して軸3aを中心として時計回り方
向に回転する。カセットホルダ2がキャビネット1内に
収納された状態では、図7Cに示すように、ダストカバ
ー5およびリッド46が完全に開蓋される。
【0028】このように、本例によれば、ダストカバー
5の軸3aはカセット4がカセットホルダ2内に収納さ
れた状態においてリッド46の回転軸となるシャフト4
6bとほぼ同軸になる位置に形成されているので、ダス
トカバー5はリッド46の開蓋動作に支障を与えない。
【0029】再び、カセットホルダ2をキャビネット1
より突出させる場合には、上述とは逆の動作になる。こ
の場合、ダストカバー5は、バネ10の付勢力によって
ストッパー3cの位置にまで復帰する。なお、カセット
4をホールド部20に装着しない状態でカセットホルダ
2を傾動させる場合は、リッドオープナー30によって
直接ダストカバー5の開蓋動作が行なわれるので、ダス
トカバー5がカセットホルダ2を傾動する際の支障とは
ならない。
【0030】なお、上述実施例においては、ダストカバ
ー5をカセットホルダ2の内側に配したが、ダストカバ
ー5はカセットホルダ2の外側に配してもよい。また、
上述実施例においては、カセットホルダ2の開閉形式が
カセットホルダ2を傾動させることによって上昇する形
式のものであるが、カセットホルダの開閉形式はこれに
限定されず、例えばカセットホルダが略垂直に上昇した
後に水平移動する形式等にも同様に適用できる。要は、
カセットホルダがキャビネットより突出するものであれ
ば、同様に適用できる。
【0031】さらに、上述実施例においては、この考案
をR−DATに適用したものであるが、例えば8ミリV
TRをはじめとするテープレコーダやディスク装置等に
も同様に適用できる。
【0032】
【考案の効果】この考案によれば、ダストカバーを、カ
セットホルダが突出した状態でできるキャビネットの隙
間にほぼ対応する部位に配したので、ダストカバーによ
って隙間付近が隠されて塵等がキャビネット内に侵入し
にくくなり、例えば回転ドラム等に付着する塵等を少な
くできると共に、キャビネット内のメカニック等が視界
から遮断されてカセットホルダの突出状態での外観を良
好にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の斜視図である。
【図2】ダストカバーの平面図である。
【図3】ダストカバーの背面図である。
【図4】ダストカバーの左側面図である。
【図5】図4のI−I線の拡大断面図である。
【図6】ダストカバーとカセットホルダとの係合状態を
示す図である。
【図7】カセットの蓋開け動作を示す図である。
【図8】カセットの上方向からの斜視図である。
【図9】カセットの下方向からの斜視図である。
【図10】従来例の斜視図である。
【図11】カセットの蓋開け動作を示す図である。
【符号の説明】
1 キャビネット 1a 開口部 2 カセットホルダ 3 側板 3a 軸 4 カセット 5 ダストカバー 6 ダスト面 20 ホールド部 30 リッドオープナー 46 リッド 46b シャフト P カセット投入口 S 隙間

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネットより突出させてカセットを
    装着する形式のカセットホルダを備えるテープレコーダ
    等において、 上記カセットホルダが突出した状態でできる上記キャビ
    ネットの隙間にほぼ対応する部位にダストカバーを配し
    たことを特徴とするテープレコーダ等のダスト機構。
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