JPH08149326A - 水平偏向回路 - Google Patents

水平偏向回路

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Publication number
JPH08149326A
JPH08149326A JP28190794A JP28190794A JPH08149326A JP H08149326 A JPH08149326 A JP H08149326A JP 28190794 A JP28190794 A JP 28190794A JP 28190794 A JP28190794 A JP 28190794A JP H08149326 A JPH08149326 A JP H08149326A
Authority
JP
Japan
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resonance
circuit
capacitor
power supply
transformer
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Pending
Application number
JP28190794A
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English (en)
Inventor
Makoto Kuriaki
誠 栗秋
Yoshihiro Kitamura
義弘 北村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
  • Details Of Television Scanning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏向コイルやチョークコイルのインダクタン
スを小さくすることなく電源電圧を低くして、他の電源
との電源共用化を図り、小規模な水平偏向回路を得る。 【構成】 直列に接続されたS字補正コンデンサと偏向
コイルとから構成される直列接続体に並列に接続された
第1の共振コンデンサと、前記直列接続体及び第1の共
振コンデンサと並列に接続された第1のダンパーダイオ
ードと、前記直列接続体及び第1の共振コンデンサから
なる共振回路にエネルギーを供給する直流電源と、前記
直流電源と前記共振回路との間に接続されたチョークコ
イルと、所定周期の水平駆動パルスにより、前記共振回
路の両端を周期的に短絡させるスイッチング手段と、前
記共振回路と前記チョークコイルとの間に接続され、前
記共振回路が短絡した際、前記チョークコイルに蓄えら
れたエネルギーを前記直流電源に回生させず前記S字補
正コンデンサに回生させる共振阻止手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビジョン受像機
等、電磁偏向を必要とする装置において使用される水平
偏向回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】水平偏向回路の働きは主に、電子銃より
出力された電子ビームをテレビジョン受像管の画面上で
左右に(水平方向に)走査させるための水平偏向電流を
形成し、これを偏向ヨークに流すことにある。
【0003】図8はこの水平偏向回路の従来例の要部構
成を示すブロック図である。図において、1は入力され
た映像信号から水平同期信号を取り出す同期分離回路、
2は雑音による水平同期信号の乱れを防ぎ水平発振回路
3の周波数出力が一定になるようにその発振周波数及び
位相を水平同期信号に一致するように制御する水平AF
C(automatic frequency control)回路、3は水平A
FC回路2の出力を受けて動作する水平発振回路、4は
水平発振回路3で発振したパルス信号を整形・増幅する
水平駆動回路、5は水平駆動回路4の出力を入力として
駆動されることで水平偏向電流を形成する水平出力回
路、6は水平出力回路5からの水平偏向電流を受けて電
子ビームを水平偏向させる水平偏向ヨーク、7はテレビ
ジョン受像管、8はテレビジョン受像管7のアノードに
供給する高電圧(アノード電圧)やフォーカスのための
中電圧(フォーカス電圧)等を作成する電源回路として
のフライバックトランスである。
【0004】また、図9はかかる水平偏向回路のうちの
水平出力回路5の概略構成を示す図である。図におい
て、9は水平出力トランジスタ、10は共振コンデン
サ、11はダンパーダイオード、12は水平偏向ヨーク
6を構成する偏向コイル、13はリニアリティコイル、
14はS字補正コンデンサ(csコンデンサ)、15は
偏向コイル12に直接電源16をつないだ場合に生じる
ラスタ偏移を防ぐためのチョークコイルまたはフライバ
ックトランスである。また、16は直流電源である。こ
こに、同図からわかるように、水平出力トランジスタ9
のベースには、水平駆動回路4から図10(a)に示す
ような水平駆動パルスが加えられるように構成されてお
り、該トランジスタ9をオン/オフ制御するように構成
されている。
【0005】また、水平出力トランジスタ9のコレクタ
及びエミッタにはそれぞれダンパーダイオード11のカ
ソード及びアノードが接続され、ダンパーダイオード1
1には共振コンデンサ10が並列に接続されるととも
に、偏向コイル12,リニアリティコイル13,csコ
ンデンサ14からなる直列回路が並列接続されている。
さらに、水平出力トランジスタ9のコレクタにはチョー
クコイル15を介して電源16が接続されるとともにエ
ミッタ接地されている。
【0006】図10は図9の水平出力回路5の各部にお
ける信号波形を示す図である。ここに、(a)は水平出
力トランジスタ9のベースに加えられる水平駆動パルス
の波形、(b)は偏向コイル12の電流波形、(c)は
水平出力トランジスタ9のコレクタ電圧波形、(d)は
チョークコイル15の電流波形を示す図である。なお、
図中、時刻t1〜t2の期間は走査期間の後半、t2〜
t3の期間は帰線期間の前半、t3〜t4の期間は帰線
期間の後半、t4〜t6は走査期間の前半部を表してい
る。
【0007】では、図8〜図10に基づいて本従来例の
動作について説明する。まず、時刻t1〜t2の期間に
おいては、水平出力トランジスタ9のベースには水平駆
動回路4から水平駆動パルスが加わるため、水平出力ト
ランジスタ9は順方向にバイアスされてオン状態とされ
るが、この際、csコンデンサ14が、この期間におい
て既に電源16の電源電圧Vccと同レベルにまで充電さ
れているものとする。すると、この期間内では偏向コイ
ル12及びチョークコイル15に、それぞれcsコンデ
ンサ14及び電源16から直線的に増加する電流が供給
されることとなるため、偏向電流及びチョークコイル電
流は時間とともに直線的に増加し、時刻t2で最大値と
なる。
【0008】次に、時刻t2〜t3の期間においては、
負のパルス電圧が時刻t2で水平出力トランジスタ9の
ベースに加えられるので、トランジスタ9はカットオフ
となり、そのコレクタ電流は急速にゼロとなる。しか
し、偏向コイル12とチョークコイル15に蓄えられた
磁気エネルギーに基づくコイルの逆起電力のため電流は
直ちにゼロとはならず、共振コンデンサ10を充電しな
がら減少し、時刻t3でそれぞれゼロになる。
【0009】さらに、時刻t3〜t4の期間において
は、共振コンデンサ10に蓄えられた充電エネルギーは
偏向コイル12及びチョークコイル15に対し、先程と
は逆向きに流れ、その値は次第に増加する。この電流は
時刻t4で最大となり、この時、共振コンデンサ10の
両端電圧はゼロとなるので、この後、再び共振コンデン
サ10を充電する方向に電流が流れることになる。
【0010】そして、時刻t4をわずかに過ぎた時点
で、共振コンデンサ10の両端電圧は電源電圧Vccを越
えることになるため、ダンパーダイオード11には順方
向電圧が印加されて導通し、これにより偏向コイル1
2,チョークコイル15と共振コンデンサ10との間が
短絡し、共振が停止(ダンプ)することになる。従っ
て、この場合には前述のような偏向コイル12,チョー
クコイル15と共振コイル10とからなる並列共振回路
は形成されないことになる。
【0011】しかし、偏向コイル12,チョークコイル
15のインダクタンスやダンパーダイオード11の内部
抵抗の時定数により、偏向コイル12及びチョークコイ
ル15に流れる負の電流は時刻t4〜t5間で直線的に
減少することとなる。
【0012】そして、時刻t6において偏向コイル12
及びチョークコイル15の電流はゼロとなるが、時刻t
5において再び水平出力トランジスタ9をオンしてやる
ことにより、上記の動作を繰り返し行わせる。すると、
偏向ヨーク6を駆動するためののこぎり波電流が形成さ
れることになり、該電流を用いることで、電子ビームを
水平方向に偏向走査させることができる。
【0013】なお、前記帰線期間t2〜t4における偏
向コイル12,チョークコイル15の電流波形の傾斜
は、共振コンデンサ11と偏向コイル12,チョークコ
イル15との間に形成される並列共振回路の回路定数に
よって任意に定めることが可能である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の水平偏向回路は
以上のように構成されているため、電源電圧Vccは約1
10〜130V程度の高電圧のものを用いていた。これ
は、仮に、これよりも低い電圧の電源電圧を用いた場合
には、電子ビームの偏向量を一定に保つために、この低
電圧に合わせて偏向コイル12やチョークコイル15の
インダクタンスを小さくすることが必要となる。その結
果、偏向コイル12及びチョークコイル15を流れる電
流は増加することになり、この電流の増加は水平出力ト
ランジスタ9のスイッチングロスの増加及び偏向コイル
12,チョークコイルの抵抗ロスを増加させるととも
に、回路構成上、共振コンデンサ10やcsコンデンサ
14に容量の大きなものが必要となるからである。
【0015】従って、従来の水平偏向回路では、電源電
圧Vccが約110〜130V程度の電源を必須とするた
め、回路構成において相応の空間距離が必要となるとと
もに、他の電源との間で電源を共用化することが不可能
であるという問題点があった。
【0016】本発明は、かかる問題点を解消するために
なされたものであって、偏向コイル12やチョークコイ
ル15のインダクタンスを小さくすることなく電源電圧
を低くすることができ、その結果、他の電源との共用化
を可能とした水平偏向回路を得ることを目的としてい
る。また、電源の共用化や電源電圧を低くすることによ
り、電源を小さなものとし、規模の小さな水平偏向回路
を得ることも目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかか
る水平偏向回路は、直列に接続されたS字補正コンデン
サと偏向コイルとから構成される直列接続体と、前記直
列接続体と並列に接続された第1の共振コンデンサと、
前記直列接続体及び第1の共振コンデンサと並列に接続
された第1のダンパーダイオードと、前記直列接続体及
び第1の共振コンデンサからなる共振回路にエネルギー
を供給する直流電源と、前記直流電源と前記共振回路と
の間に接続されたチョークコイルと、所定周期の水平駆
動パルスを供給することによって、前記共振回路の両端
を周期的に短絡させるスイッチング手段と、前記共振回
路と前記チョークコイルとの間に接続され、前記共振回
路が短絡した際、前記チョークコイルに蓄えられたエネ
ルギーを前記直流電源に回生させることなく前記S字補
正コンデンサに回生させる共振阻止手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0018】本発明の請求項2にかかる水平偏向回路
は、請求項1の発明における共振阻止手段を、そのアノ
ード側をチョークコイルに、カソード側を共振回路に対
して接続したダイオードにより構成したことを特徴とす
る。
【0019】本発明の請求項3にかかる水平偏向回路
は、請求項1または2の発明において、チョークコイル
と共振阻止手段との間の接続点とグランドとの間に第2
の共振コンデンサを配置したことを特徴とする。
【0020】本発明の請求項4にかかる水平偏向回路
は、請求項3の発明における第2の共振コンデンサの共
振周期を帰線期間とほぼ同程度に設定したことを特徴と
する。
【0021】本発明の請求項5にかかる水平偏向回路
は、請求項3の発明において、チョークコイルと共振阻
止手段との間の接続点とグランドとの間で、かつ第2の
共振コンデンサと並列に第2のダンパーダイオードを配
置したことを特徴とする。
【0022】本発明の請求項6にかかる水平偏向回路
は、請求項1乃至5のいずれか1つの発明における直流
電源を可変電源とし、さらに、S字補正コンデンサの電
圧が常に一定値となるように可変電源を制御する制御手
段を備えたことを特徴とする。
【0023】本発明の請求項7にかかる水平偏向回路
は、請求項6の発明における制御手段の出力を変調させ
て前記可変電源を制御することで左右糸巻き歪みを補正
する補正手段を備えたことを特徴とする。
【0024】本発明の請求項8にかかる水平偏向回路
は、直列に接続されたS字補正コンデンサと偏向コイル
とから構成される直列接続体と、前記直列接続体と並列
に接続された第1の共振コンデンサと、前記直列接続体
及び第1の共振コンデンサと並列に接続された第1のダ
ンパーダイオードと、前記直列接続体及び第1の共振コ
ンデンサからなる共振回路にエネルギーを供給する直流
電源と、前記直流電源と前記共振回路との間に接続され
たトランスと、前記トランスの2次側出力に設けられた
両波整流回路と、所定周期の水平駆動パルスを供給する
ことによって、前記共振回路の両端を周期的に短絡させ
るスイッチング手段と、前記共振回路と前記トランスと
の間に接続され、前記共振回路が短絡した際、前記トラ
ンスに蓄えられたエネルギーを前記直流電源に回生させ
ることなく前記S字補正コンデンサに回生させる共振阻
止手段とを備えたことを特徴とする。
【0025】本発明の請求項9にかかる水平偏向回路
は、請求項8の発明における共振阻止手段を、そのアノ
ード側をトランスに、カソード側を共振回路に対して接
続したダイオードとしたことを特徴とする。
【0026】本発明の請求項10にかかる水平偏向回路
は、請求項8又は9の発明における直流電源を可変電源
とし、さらに、S字補正コンデンサの電圧が常に一定値
となるように可変電源を制御する制御手段を備えたこと
を特徴とする。
【0027】本発明の請求項11にかかる水平偏向回路
は、請求項10の発明における制御手段の出力を変調さ
せて前記可変電源を制御することで左右糸巻き歪みを補
正する補正手段を備えたことを特徴とする。
【0028】本発明の請求項12にかかる水平偏向回路
は、直列に接続されたS字補正コンデンサと偏向コイル
とから構成される直列接続体と、前記直列接続体と並列
に接続された第1の共振コンデンサと、前記直列接続体
及び第1の共振コンデンサと並列に接続された第1のダ
ンパーダイオードと、前記直列接続体及び第1の共振コ
ンデンサからなる共振回路にエネルギーを供給する直流
電源と、前記直流電源と前記共振回路との間に接続され
たトランスと、前記トランスの2次側出力に設けられた
整流回路と、所定周期の水平駆動パルスを供給すること
によって、前記共振回路の両端を周期的に短絡させるス
イッチング手段と、前記共振回路と前記トランスとの間
に接続され、前記共振回路が短絡した際、前記トランス
に蓄えられたエネルギーを前記直流電源に回生させるこ
となく前記S字補正コンデンサに回生させる共振阻止手
段とを備え、前記トランスの2次側出力がオフ期間に前
記トランスの浮遊容量と該トランスの1次側コイルとが
共振するように構成したことを特徴とする。
【0029】本発明の請求項13にかかる水平偏向回路
は、請求項12の発明における共振阻止手段を、そのア
ノード側をトランスに、カソード側を共振回路に対して
接続したダイオードとしたことを特徴とする。
【0030】本発明の請求項14にかかる水平偏向回路
は、請求項12又は13の発明において、トランスと共
振阻止手段との間の接続点とグランドとの間に第2のダ
ンパーダイオードを配置したことを特徴とする。
【0031】本発明の請求項15にかかる水平偏向回路
は、請求項12乃至14のいずれか1つの発明における
直流電源を可変電源とし、さらに、S字補正コンデンサ
の電圧が常に一定値となるように可変電源を制御する制
御手段を備えたことを特徴とする。
【0032】本発明の請求項16にかかる水平偏向回路
は、請求項15の発明における制御手段の出力を変調さ
せて可変電源を制御することで左右糸巻き歪みを補正す
る補正手段を備えたことを特徴とする。
【0033】
【作用】本発明の請求項1にかかる水平偏向回路によれ
ば、共振回路とチョークコイルとの間に共振阻止手段を
設けることにより、共振回路が短絡した際、チョークコ
イルに蓄えられたエネルギーは電源に回生することな
く、S字補正コンデンサに回生し、その後、共振回路の
電源として機能する。
【0034】本発明の請求項2にかかる水平偏向回路に
よれば、共振阻止手段としてダイオードを用い、そのア
ノード側をチョークコイルに、カソード側を共振回路に
対して接続する簡易な構成で、共振回路が短絡した際に
チョークコイルに蓄えられたエネルギーを電源に回生さ
せることなく、S字補正コンデンサに回生させ、その
後、共振回路の電源として機能させることができる。
【0035】本発明の請求項3にかかる水平偏向回路に
よれば、チョークコイルの電流が共振阻止手段により遮
断された際、チョークコイルの浮遊容量等により発生す
るリンギングが第2の共振コンデンサにより吸収抑圧さ
れる。
【0036】本発明の請求項4にかかる水平偏向回路に
よれば、共振阻止ダイオードの導通時の突入電流を小さ
くすることができる。
【0037】本発明の請求項5にかかる水平偏向回路に
よれば、チョークコイルと共振阻止手段との間の接続点
とグランドとの間で、かつ第2の共振コンデンサと並列
に第2のダンパーダイオードを配置することでチョーク
コイルの両端電圧及び共振阻止ダイオードの耐圧を小さ
くするとともに、余分な電力については電源に回生させ
ることができる。
【0038】本発明の請求項6にかかる水平偏向回路に
よれば、S字補正コンデンサの電圧を常に一定値とし、
安定した水平幅を有した偏向電流を得ることができる。
【0039】本発明の請求項7にかかる水平偏向回路に
よれば、左右糸巻き歪みの補正を小信号の変調信号のみ
で行うことができる。
【0040】本発明の請求項8にかかる水平偏向回路に
よれば、共振回路とトランスとの間に共振阻止手段を設
けることにより、共振回路が短絡した際、トランスの1
次側コイルに蓄えられたエネルギーは電源に回生するこ
となく、S字補正コンデンサに回生し、その後、共振回
路の電源として機能する。さらに、トランスの2次側出
力に両波整流回路を設けることで2次側出力に新たな電
源を得ることが可能になる。
【0041】本発明の請求項9にかかる水平偏向回路に
よれば、共振阻止手段としてダイオードを用い、そのア
ノード側をトランスに、カソード側を共振回路に対して
接続する簡易な構成で、共振回路が短絡した際にトラン
スの1次側コイルに蓄えられたエネルギーを電源に回生
させることなく、S字補正コンデンサに回生させ、その
後、共振回路の電源として機能させることができる。
【0042】本発明の請求項10にかかる水平偏向回路
によれば、S字補正コンデンサの電圧を常に一定値と
し、安定した水平幅を有した偏向電流を得ることができ
る。
【0043】本発明の請求項11にかかる水平偏向回路
によれば、左右糸巻き歪みの補正を小信号の変調信号の
みで行うことができる。
【0044】本発明の請求項12にかかる水平偏向回路
によれば、共振回路とトランスとの間に共振阻止手段を
設けることにより、共振回路が短絡した際、トランスの
1次側コイルに蓄えられたエネルギーは電源に回生する
ことなく、S字補正コンデンサに回生し、その後、共振
回路の電源として機能する。さらに、トランスの2次側
出力がオフ期間にトランスの浮遊容量と該トランスの1
次側コイルとが共振するように構成したことにより、ト
ランスの1次側コイルの電流が共振阻止手段により遮断
された際、トランスの浮遊容量等により発生するリンギ
ングを吸収抑圧できる。
【0045】本発明の請求項13にかかる水平偏向回路
によれば、共振阻止手段としてダイオードを用い、その
アノード側をトランスに、カソード側を共振回路に対し
て接続する簡易な構成で、共振回路が短絡した際にトラ
ンスの1次側コイルに蓄えられたエネルギーを電源に回
生させることなく、S字補正コンデンサに回生させ、そ
の後、共振回路の電源として機能させることができる。
【0046】本発明の請求項14にかかる水平偏向回路
によれば、トランスと共振阻止手段との間の接続点とグ
ランドとの間に第2のダンパーダイオードを配置するこ
とでトランスの1次側コイルの両端電圧及び共振阻止ダ
イオードの耐圧を小さくするとともに、余分な電力につ
いては電源に回生させることができる。
【0047】本発明の請求項15にかかる水平偏向回路
によれば、S字補正コンデンサの電圧を常に一定値と
し、安定した水平幅を有した偏向電流を得ることができ
る。
【0048】本発明の請求項16にかかる水平偏向回路
によれば、左右糸巻き歪みの補正を小信号の変調信号の
みで行うことができる。
【0049】
【実施例】
実施例1.以下、本発明について図面を参照しながら説
明する。図1は、本発明の第1の実施例にかかる水平出
力回路17の概略構成を示す図である。
【0050】図において、9は水平出力トランジスタ、
10は共振コンデンサ、11はダンパーダイオード、1
2は水平偏向ヨーク6を構成する偏向コイル、13はリ
ニアリティコイル、14はS字補正コンデンサ(csコ
ンデンサ)、15は偏向コイル12に直接電源16をつ
ないだ場合に生じるラスタ偏移を防ぐためのチョークコ
イルまたはフライバックトランスで、パルス電流を遮断
して直流電流のみを通過させる。16は直流電源、18
は共振コンデンサ10に蓄えられたエネルギーを直流電
源16に回生させることなくcsコンデンサ14に回生
させるための共振阻止手段としてのダイオードである。
同図からわかるように、水平出力トランジスタ9のベー
スには、水平駆動回路4から図2(a)に示すような水
平駆動パルスが加えられるように構成されており、該ト
ランジスタ9をオン/オフ制御するように構成されてい
る。
【0051】また、水平出力トランジスタ9のコレクタ
及びエミッタにはそれぞれダンパーダイオード11のカ
ソード及びアノードが接続され、ダンパーダイオード1
1には共振コンデンサ10が並列に接続されるととも
に、偏向コイル12,リニアリティコイル13,csコ
ンデンサ14からなる直列回路が並列接続されている。
さらに、水平出力トランジスタ9のコレクタには共振阻
止ダイオード18,チョークコイル15を介して電源1
6が接続されるとともにエミッタ接地されている。
【0052】また、図2は図1の水平出力回路17の各
部における信号波形を示す図である。ここに、(a)は
水平出力トランジスタ9のベースに加えられる水平駆動
パルスの波形、(b)は偏向コイル12の電流波形、
(c)は水平出力トランジスタ9のコレクタ電圧波形、
(d)はチョークコイル15の電流波形を示す図であ
る。なお、図中、時刻t1〜t2の期間は走査期間の後
半、t2〜t3の期間は帰線期間の前半、t3〜t4の
期間は帰線期間の後半、t4〜t6は走査期間の前半部
を表している。
【0053】では、図1及び図2に基づいて本実施例の
動作について説明する。まず、時刻t1〜t2の期間に
おいては、水平出力トランジスタ9のベースには水平駆
動回路4から水平駆動パルスが加わるため、水平出力ト
ランジスタ9は順方向にバイアスされてオン状態とされ
るが、この際、csコンデンサ14にはこの期間におい
て既に電源16の電源電圧Vccと同レベルにまで充電さ
れているものとする。すると、この期間内では偏向コイ
ル12及びチョークコイル15に、それぞれcsコンデ
ンサ14及び電源16から直線的に増加する電流が供給
されることになるため、偏向電流及びチョークコイル電
流は時間とともに直線的に増加し、時刻t2で最大値と
なる。
【0054】次に、時刻t2〜t3の期間においては、
負のパルス電圧が時刻t2で水平出力トランジスタ9の
ベースに加えられるので、トランジスタ9はカットオフ
となり、そのコレクタ電流は急速にゼロとなる。しか
し、偏向コイル12とチョークコイル15に蓄えられた
磁気エネルギーに基づくコイルの逆起電力によって電流
は直ちにゼロとはならず、共振コンデンサ10を充電し
ながら減少し、時刻t3でそれぞれゼロになる。
【0055】さらに、時刻t3〜t4の期間において
は、共振コンデンサ10に蓄えられた充電エネルギーは
偏向コイル12に対しては、先程とは逆向きの負の電流
として流れ、その値は次第に増加するが、チョークコイ
ル15と共振コンデンサ10との間には共振阻止用ダイ
オード18が設けられていることから、共振コンデンサ
10からのエネルギーはチョークコイル15には供給さ
れることはなく、偏向コイル12及びcsコンデンサ1
4にのみ供給される。よって、csコンデンサ14の電
圧が上昇する。そして、偏向コイル12の電流は時刻t
4で負の最大となり、共振コンデンサ10の両端電圧は
ゼロとなるため、この後、再び共振コンデンサ10を充
電するように偏向コイル12からの電流が流れることに
なる。
【0056】一方、この期間内では、上述した通り、共
振阻止用ダイオード18の働きによってチョークコイル
15には電流が流れ込むことがないことから、チョーク
コイル15の電流はゼロになっている。
【0057】その後、時刻t4をわずかに過ぎた時点
で、共振コンデンサ10の両端電圧は電源電圧Vccを越
えることになるため、ダンパーダイオード11には順方
向電圧が印加されて導通する。これにより偏向コイル1
2と共振コンデンサ10との間が短絡し、共振が停止
(ダンプ)することになる。従って、この場合には偏向
コイル12と共振コイル10とからなる並列共振回路は
形成されないことになるが、偏向コイル12のインダク
タンスやダンパーダイオード11の内部抵抗の時定数に
より、偏向コイル12に流れる負の電流は時刻t4〜t
5間で直線的に減少することになる。
【0058】これに対し、チョークコイル15に流れる
電流は共振阻止ダイオード18があるため、共振コンデ
ンサ10からの負の電流が流れることはなく、常に正の
電流が流れることになる。従って、t4〜t5の間では
チョークコイル15の電流は直線的に増加することにな
る。
【0059】そして、時刻t5において偏向コイル12
及びチョークコイル15の電流の合計値がゼロになる
と、水平出力トランジスタ9は再びオン状態となり、上
記の動作が繰り返し行われることになり、ある時刻が経
過するとcsコンデンサ14の直流電圧は一定となる。
上記動作の繰り返しによって、偏向ヨーク6を駆動する
ためののこぎり波電流が形成されることになり、該電流
を偏向電流として電子ビームが水平方向に偏向される。
【0060】なお、前記帰線期間t2〜t4における偏
向コイル12,チョークコイル15の電流波形の傾斜
は、t2〜t3の期間では共振コンデンサ10と偏向コ
イル12,チョークコイル15との間に形成される並列
共振回路の回路定数によって任意に定めることが可能で
あり、また、t3〜t4の期間では共振コンデンサ10
と偏向コイル12との間に形成される並列共振回路の回
路定数によって任意に定めることが可能である。
【0061】以上のように、本実施例による偏向回路で
は、共振阻止用ダイオード18を設けることで、チョー
クコイル15に蓄えられたエネルギーを電源16に回生
させずにcsコンデンサ14に回生させるようにしてい
るため、csコンデンサ14を並列共振回路の電源とし
て機能させることができ、チョークコイル15や偏向コ
イル12のインダクタンスを変えることなく電源16の
電圧を低くすることが可能になる。
【0062】実施例2.図3は本発明の第2の実施例に
かかる水平出力回路19の概略構成を示す図であり、図
中、図1と同一若しくは相当する構成は同一の番号を付
して説明を省略する。図において、20はチョークコイ
ル15の共振阻止ダイオード18側とグランド間に配置
された第2の共振コンデンサである。
【0063】上述の実施例1では、チョークコイル15
の電流が共振阻止ダイオード18によりオフした瞬間に
チョークコイル15の浮遊容量等によってリンギング等
のノイズが大きくなるという問題がある。本実施例で
は、この問題を解消するため、第2の共振コンデンサ2
0を追加したものであって、この共振コンデンサ20に
より、リンギングノイズの増加を抑圧することが可能に
なる。
【0064】なお、本実施例では、この第2の共振コン
デンサ20の共振周期を帰線期間と同程度の長さに設定
しており、共振阻止ダイオード18が導通した際の突入
電流を小さくすることができる。
【0065】実施例3.図4は本発明の第3の実施例に
かかる水平出力回路21の概略構成を示す図であり、図
中、図1,図3と同一若しくは相当する構成は同一の番
号を付して説明を省略する。本実施例では、上記実施例
2の構成に加え、さらに、第2のダンパーダイオード2
2をカソード側が共振阻止ダイオード18のアノード側
に、アノード側をグランドに接続するように構成してい
る。
【0066】このように構成することで、本実施例では
チョークコイル15の両端電圧及び共振阻止ダイオード
18の耐圧を小さくすることができ、さらに、余分な電
力については電源16に回生させることが可能になる。
【0067】実施例4.図5は、本発明の第4の実施例
にかかる水平出力回路23の概略構成を示す図であり、
図中、図1〜図4と同一若しくは相当する構成は同一の
番号を付して説明を省略する。本実施例では、上記実施
例2の構成において、チョークコイル15の代わりにト
ランス24を用いるとともに、その2次側出力に両波整
流回路25を設けることで、他の電源を得るように構成
したものである。なお、係る本実施例の構成は、前述し
た実施例1,3の構成においても、また、後述する実施
例6の構成においても同様に適用可能である。
【0068】実施例5.図6は、本発明の第5の実施例
にかかる水平出力回路26の概略構成を示す図であり、
図中、図1〜図5と同一若しくは相当する構成は同一の
番号を付して説明を省略する。本実施例では、上記実施
例1の構成において、チョークコイル15の代わりにト
ランス27を用いるとともに、その2次側出力に整流回
路28を設け、2次側出力がオフ期間にトランス27の
浮遊容量29とトランス27の1次側コイルとにより共
振するようにしている。
【0069】このように構成することにより、本実施例
では、実施例2で説明した第2の共振コンデンサ20を
設けたのと同様の作用・効果を得ることができるととも
に、トランスの2次側に他の電源を得ることが可能にな
る。
【0070】また、第2のダンパーダイオード22をカ
ソード側が共振阻止ダイオード18のアノード側に、ア
ノード側をグランドに接続するように構成することで、
実施例3で説明したのと同様の作用・効果を得ることも
可能である。
【0071】実施例6.図7は、本発明の第6の実施例
にかかる水平出力回路30の概略構成を示す図であり、
図中、図1〜図6と同一若しくは相当する構成は同一の
番号を付して説明を省略する。図において、31は可変
電源、32はcsコンデンサ14の電圧を検出し、可変
電源に帰還させる帰還回路、33は帰還回路32の出力
を左右糸巻歪みを補正すべく変調させる補正波を出力す
る補正波形発生回路である。
【0072】本実施例によれば、csコンデンサ14の
直流電圧が常に一定になるように可変電源31の電圧を
制御することができるため、安定した水平幅を有する偏
向電流を得ることが可能になるとともに、補正波形発生
回路33からの小信号により帰還回路32の出力に変調
をかけるのみで、容易に左右糸巻き歪みを補正すること
が可能になる。なお、本実施例は、上記実施例2に対し
て適用したものを例に説明したが、本構成を実施例1,
実施例3〜5の構成に適用しても同様の効果を得ること
が可能である。
【0073】
【発明の効果】本発明にかかる水平偏向回路によれば、
共振阻止手段によりS字補正コンデンサを並列共振回路
の電源として機能させることができる。従って、チョー
クコイルあるいはトランス及び偏向コイルのインダクタ
ンスを変えることなく電源の電圧を低くすることが可能
になり、その結果、電源を他の電源と共用化することが
可能となる。また、かかる共用化や電源電圧を低くする
ことで、電源自体を小さなものとし、規模の小さな水平
偏向回路を得ることもでき、さらに、トランスの2次側
に新たな電源を得ることもできる。
【0074】また、本発明にかかる水平偏向回路によれ
ば、ダイオードのアノード側をチョークコイルに、カソ
ード側を共振回路に対して接続する簡易な構成で共振阻
止手段を得ることができる。
【0075】また、本発明にかかる水平偏向回路によれ
ば、チョークコイルやトランスの1次側コイルの電流が
共振阻止手段により遮断された際に浮遊容量等により発
生するリンギングノイズを効果的に抑圧できる。
【0076】また、本発明にかかる水平偏向回路によれ
ば、共振阻止ダイオードの導通時の突入電流を小さくす
ることができる。
【0077】また、本発明にかかる水平偏向回路によれ
ば、チョークコイルやトランスの1次側コイルの両端電
圧及び共振阻止ダイオードの耐圧を小さくできるととも
に、余分な電力については電源に回生させることができ
る。
【0078】また、本発明にかかる水平偏向回路によれ
ば、S字補正コンデンサの電圧を常に一定値に保つこと
ができ、安定した水平幅を有した偏向電流を得ることが
できる。
【0079】また、本発明にかかる水平偏向回路によれ
ば、左右糸巻き歪みの補正を小信号の変調信号のみで容
易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の水平偏向回路にかかる水平
出力回路の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例1の水平出力回路の各部におけ
る信号波形を示す図である。
【図3】本発明の実施例2の水平偏向回路にかかる水平
出力回路の概略構成を示す図である。
【図4】本発明の実施例3の水平偏向回路にかかる水平
出力回路の概略構成を示す図である。
【図5】本発明の実施例4の水平偏向回路にかかる水平
出力回路の概略構成を示す図である。
【図6】本発明の実施例5の水平偏向回路にかかる水平
出力回路の概略構成を示す図である。
【図7】本発明の実施例6の水平偏向回路にかかる水平
出力回路の概略構成を示す図である。
【図8】従来の水平偏向回路の要部構成を示すブロック
図である。
【図9】従来の水平偏向回路にかかる水平出力回路の概
略構成を示す図である。
【図10】従来の水平出力回路の各部における信号波形
を示す図である。
【符号の説明】
1:同期分離回路、2:水平AFC回路、3:水平発振
回路、4:水平駆動回路、5:水平出力回路、6:水平
偏向ヨーク、7:テレビジョン受像管、8:フライバッ
クトランス、9:水平出力トランジスタ、10:共振コ
ンデンサ、11:ダンパーダイオード、12:偏向コイ
ル、13:リニアリティコイル、14:csコンデン
サ、15:チョークコイル(フライバックトランス)、
16:電源、17:水平出力回路、18:共振阻止用ダ
イオード、19:水平出力回路、20:第2の共振コン
デンサ、21:水平出力回路、22:第2のダンパーダ
イオード、23:水平出力回路、24:トランス、2
5:両波整流回路、26:水平出力回路、27:トラン
ス、28:整流回路、29:浮遊容量、30:水平出力
回路、31:可変電源、32:帰還回路、33:補正波
形発生回路

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列に接続されたS字補正コンデンサと
    偏向コイルとから構成される直列接続体と、 前記直列接続体と並列に接続された第1の共振コンデン
    サと、 前記直列接続体及び第1の共振コンデンサと並列に接続
    された第1のダンパーダイオードと、 前記直列接続体及び第1の共振コンデンサからなる共振
    回路にエネルギーを供給する直流電源と、 前記直流電源と前記共振回路との間に接続されたチョー
    クコイルと、 所定周期の水平駆動パルスを供給することによって、前
    記共振回路の両端を周期的に短絡させるスイッチング手
    段と、 前記共振回路と前記チョークコイルとの間に接続され、
    前記共振回路が短絡した際、前記チョークコイルに蓄え
    られたエネルギーを前記直流電源に回生させることなく
    前記S字補正コンデンサに回生させる共振阻止手段とを
    備えたことを特徴とする水平偏向回路。
  2. 【請求項2】 前記共振阻止手段は、そのアノード側を
    前記チョークコイルに、カソード側を前記共振回路に対
    して接続したダイオードであることを特徴とする請求項
    1記載の水平偏向回路。
  3. 【請求項3】 前記チョークコイルと共振阻止手段との
    間の接続点とグランドとの間に第2の共振コンデンサを
    配置したことを特徴とする請求項1又は2記載の水平偏
    向回路。
  4. 【請求項4】 第2の共振コンデンサの共振周期を帰線
    期間とほぼ同程度に設定したことを特徴とする請求項3
    記載の水平偏向回路。
  5. 【請求項5】 前記チョークコイルと共振阻止手段との
    間の接続点とグランドとの間で、かつ前記第2の共振コ
    ンデンサと並列に第2のダンパーダイオードを配置した
    ことを特徴とする請求項3記載の水平偏向回路。
  6. 【請求項6】 前記直流電源を可変電源とし、前記S字
    補正コンデンサの電圧が常に一定値となるように前記可
    変電源を制御する制御手段を備えたことを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれか1つに記載の水平偏向回路。
  7. 【請求項7】 前記制御手段の出力を変調させて前記可
    変電源を制御することで左右糸巻き歪みを補正する補正
    手段を備えたことを特徴とする請求項6記載の水平偏向
    回路。
  8. 【請求項8】 直列に接続されたS字補正コンデンサと
    偏向コイルとから構成される直列接続体と、 前記直列接続体と並列に接続された第1の共振コンデン
    サと、 前記直列接続体及び第1の共振コンデンサと並列に接続
    された第1のダンパーダイオードと、 前記直列接続体及び第1の共振コンデンサからなる共振
    回路にエネルギーを供給する直流電源と、 前記直流電源と前記共振回路との間に接続されたトラン
    スと、 前記トランスの2次側出力に設けられた両波整流回路
    と、 所定周期の水平駆動パルスを供給することによって、前
    記共振回路の両端を周期的に短絡させるスイッチング手
    段と、 前記共振回路と前記トランスとの間に接続され、前記共
    振回路が短絡した際、前記トランスに蓄えられたエネル
    ギーを前記直流電源に回生させることなく前記S字補正
    コンデンサに回生させる共振阻止手段とを備えたことを
    特徴とする水平偏向回路。
  9. 【請求項9】 前記共振阻止手段は、そのアノード側を
    前記トランスに、カソード側を前記共振回路に対して接
    続したダイオードであることを特徴とする請求項8記載
    の水平偏向回路。
  10. 【請求項10】 前記直流電源を可変電源とし、前記S
    字補正コンデンサの電圧が常に一定値となるように前記
    可変電源を制御する制御手段を備えたことを特徴とする
    請求項8又は9記載の水平偏向回路。
  11. 【請求項11】 前記制御手段の出力を変調させて前記
    可変電源を制御することで左右糸巻き歪みを補正する補
    正手段を備えたことを特徴とする請求項10記載の水平
    偏向回路。
  12. 【請求項12】 直列に接続されたS字補正コンデンサ
    と偏向コイルとから構成される直列接続体と、 前記直列接続体と並列に接続された第1の共振コンデン
    サと、 前記直列接続体及び第1の共振コンデンサと並列に接続
    された第1のダンパーダイオードと、 前記直列接続体及び第1の共振コンデンサからなる共振
    回路にエネルギーを供給する直流電源と、 前記直流電源と前記共振回路との間に接続されたトラン
    スと、 前記トランスの2次側出力に設けられた整流回路と、 所定周期の水平駆動パルスを供給することによって、前
    記共振回路の両端を周期的に短絡させるスイッチング手
    段と、 前記共振回路と前記トランスとの間に接続され、前記共
    振回路が短絡した際、前記トランスに蓄えられたエネル
    ギーを前記直流電源に回生させることなく前記S字補正
    コンデンサに回生させる共振阻止手段とを備え、 前記トランスの2次側出力がオフ期間に前記トランスの
    浮遊容量と該トランスの1次側コイルとが共振するよう
    に構成したことを特徴とする水平偏向回路。
  13. 【請求項13】 前記共振阻止手段は、そのアノード側
    を前記トランスに、カソード側を前記共振回路に対して
    接続したダイオードであることを特徴とする請求項12
    記載の水平偏向回路。
  14. 【請求項14】 前記トランスと共振阻止手段との間の
    接続点とグランドとの間に第2のダンパーダイオードを
    配置したことを特徴とする請求項12又は13記載の水
    平偏向回路。
  15. 【請求項15】 前記直流電源を可変電源とし、前記S
    字補正コンデンサの電圧が常に一定値となるように前記
    可変電源を制御する制御手段を備えたことを特徴とする
    請求項12乃至14のいずれか1つに記載の水平偏向回
    路。
  16. 【請求項16】 前記制御手段の出力を変調させて前記
    可変電源を制御することで左右糸巻き歪みを補正する補
    正手段を備えたことを特徴とする請求項15記載の水平
    偏向回路。
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