JPH08148198A - ワイヤハーネスのスプライス部保護具 - Google Patents

ワイヤハーネスのスプライス部保護具

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JPH08148198A
JPH08148198A JP29012694A JP29012694A JPH08148198A JP H08148198 A JPH08148198 A JP H08148198A JP 29012694 A JP29012694 A JP 29012694A JP 29012694 A JP29012694 A JP 29012694A JP H08148198 A JPH08148198 A JP H08148198A
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JP
Japan
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case
splice
partition wall
wire
electric wire
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JP29012694A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Uemura
和弘 植村
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R4/00Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
    • H01R4/70Insulation of connections

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業性が良く、低コスト、かつ、ピーリング
強度および引き抜き強度が強いワイヤハーネスのスプラ
イス部保護具を提供する。 【構成】 複数本の電線1の芯線1aを接続したスプラ
イス部4を収容保護するもので、四角箱状のケース10
を設け、ケースの後面と上面を夫々開口10a、10bと
すると共に一方の側面10cの一部を開口10eとし、か
つ、ケースの他方側面10hに第1ヒンジ部10iを介し
て上蓋10fを設けると共に、上蓋に第2ヒンジ部10j
を介して側蓋10gを設け、かつ、ケースの底面10qに
前後方向に延在する仕切壁10rを突設して仕切壁と両
側面との間に電線挿通部11A、11Bを形成し、少な
くとも側面開口側の仕切壁と対向する側蓋との両方に千
鳥足状に突出して挿通した電線1Aを押さえ込む突出部
10s−1、10s−2を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数本の電線の端末よ
り露出させた芯線を互いに接続したスプライス部を収容
して絶縁保護する保護具に関し、特に、収容した電線に
引き抜き力および引き裂き力が付加されても電線を確実
に保持でき、しかも、簡単確実に収容保持できるように
したものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のワイヤハーネスのスプラ
イス部の保護キャップあるいは保護ハウジングとして
は、例えば、実開昭55−17231号に、図5に示す
ように、電線1、1の端末の芯線1a、1aを端子3で接
続してなるスプライス部4を、一端が開口で、他端を閉
鎖端としたエラストマー製等の袋状筒体(スプライス部
保護キャップ5)内に挿入し、その後、このスプライス
部保護キャップ5と電線1、1の絶縁被覆1b、1bを粘
着テープ6で巻回することによりスプライス保護キャッ
プ5を固定し、スプライス部4を絶縁、保護することが
開示されている。
【0003】また、特開平6−203891号では、図
6(A)(B)に示すように、樹脂製の保護ハウジング7を
設け、該保護ハウジング7内に複数の電線端末のスプラ
イス部4'を挿入し、該保護ハウジング内に設けた凹部
7aの上に電線群を通し、ハウジング内面より突設した
突起7bで圧接している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の図5に示す保護キャップを用いた場合、キャップ5
内に電線のスプライス部4を挿入するとき、キャップ5
の挿入口を拡げる必要があるため、作業性が悪いうえ、
露出した電線の芯線1aでエラストマー製のキャップ5
が突き破られないようにするために、キャップ5の肉厚
を厚くしたり、耐摩耗性の合成樹脂を使用する必要があ
り、コスト高になる。また、各電線1を左右方向(図5
の矢印a,b参照)に引き裂く(ピーリングする)力に対して
弱く、該ピーリング強度は約7kgf程度有することが好
ましいが、2kgf程度しかない。よって、強い引き裂き
力が付加されると、粘着テープ6およびキャップ5とも
閉鎖端面側へとねじれて、最終的にはスプライス部4か
らキャップ5が外れてしまい、芯線が露出すると共にス
プライス部の接続が外れる等の恐れがあった。また、矢
印c方向の後方への引き抜き力が電線に付加された場合
にも、該引き抜き力に対して弱く、キャップ5より電線
およびスプライス部5が引き抜かれて、芯線が露出する
と共にスプライス部の接続が外れる等の恐れがあった。
【0005】上記図6に示す保護ハウジング7を用いた
場合、該ハウジング内面に設けた凹凸部の間に電線が圧
接されて、電線1に引き抜き力が付加されても電線を保
持して、後抜けするのを防止しているが、凹凸部の間の
寸法が一定であるため、電線を例えば、一列に整列させ
て凹凸部の間を通過させると共に、電線の太さを一定と
しておかなければ電線群に均一の保持力を付加できない
問題がある。即ち、電線の一部が束ねられた状態となっ
た場合や、電線の太さが相違した場合等では、上記凹凸
部により均一に電線群を圧接保持できない。よって、確
実に圧接保持されていない一部の電線に引き抜き力や引
き裂き力が付加されると、当該電線が引っ張られてスプ
ライス部の接続が外れる恐れがある。さらに、電線端末
のスプライス部4'を閉鎖筒状部からなる剛性収容部7c
に挿入して固定しているが、該剛性収容部7cの大きさ
よりスプライス部4'が大きな場合、電線の挿入が行え
ず、スプライス部の大きさに対応して保護ハウジングを
設けなければならず、汎用性がないと共に、剛性収容部
7cに挿入されたスプライス部の先端位置が外から確認
できない等の問題がある。
【0006】本発明は上記問題を解消するためになされ
たもので、引き裂き力および引き抜き力のいずれに対し
ても強度を有し、確実に電線端末のスプライス部を収容
保護し、かつ、該スプライス部を容易に挿入することが
できる保護具を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1で、複数本の電線の端末から露
出させた芯線同士を互いに接続したスプライス部を収容
保護するものであって、合成樹脂製の四角箱状のケース
を設け、該ケースの後面と上面を夫々開口すると共に一
方の側面の一部を開口し、かつ、該ケースの他方側面に
第1ヒンジ部を介して上面開口を閉塞する上蓋の一端縁
を連結して設けると共に、該上蓋の他端縁に第2ヒンジ
部を介して上記側面開口を閉塞する側蓋を設け、かつ、
上記ケースの底面に、上記側面開口より所要間隔をあけ
て前後方向に延在する仕切壁を突設して該仕切壁と両側
面との間に夫々電線挿通部を形成し、少なくとも側面開
口側の仕切壁と対向する側蓋との両方に前後方向に所要
間隔をあけて千鳥足状に突出して挿通した電線を押さえ
込む突出部を設け、上記電線のスプライス部を上記ケー
ス内部の前面と仕切壁の間に配置すると共に電線を分岐
させてそれぞれの電線挿通部に挿通させ、後面開口より
導出させて収容する構成としているワイヤハーネスのス
プライス部保護具を提供するものである。
【0008】上記側蓋とケースには、着脱自在にロック
する係止部と被係止部とを設けている(請求項2)。
【0009】上記ケースには、仕切壁の他側面にも電線
押さえ込み用の突出部を設けると共に、対向する側面
に、上記突出部に対して千鳥足状に突出するように突出
部を設け、仕切壁の両側に挿通する電線を夫々突出部で
押さえることが好ましい(請求項3)。
【0010】
【作用】本発明の請求項1に記載のワイヤハーネスのス
プライス部保護具によると、複数の電線の端末の絶縁被
覆を皮剥ぎして露出させた芯線を溶着または端子圧着し
たスプライス部を、保護具の前面側に配置して上面開口
からケース内に挿入することにより、ワイヤハーネスお
よび先端のスプライス部をケース内に、挿入状態を見な
がらスムーズに挿入することができるため、作業性が良
好となる。この時、スプライス部はケースの前面と仕切
壁との隙間に配置し、該スプライス部と連続した電線を
分岐して仕切壁と両側面の間に形成される電線挿通部に
挿通させる。その時、側面開口側の電線挿通部には、仕
切壁および該仕切壁と対向する側蓋より千鳥足状に突出
する突出部を設けているため、これら突出部により挿通
した電線は蛇行状態に押さえ込まれて、後面開口より導
出される。よって、各電線は上記突出部により、引き抜
き力が作用する前後方向の移動、引き裂き力が作用する
左右方向の移動が防止される。
【0011】また、請求項2に記載のスプライス部保護
具によると、仕切壁の両側に形成された電線挿通部に夫
々電線を挿通させた後に、側蓋の係止部とケースの被係
止部とをロックすることにより、ケース内に挿通した電
線をワンタッチで収容保護する。
【0012】さらに、請求項3に記載のスプライス部保
護具によると、上記仕切壁の両側に形成される電線挿通
部にそれぞれ千鳥足状に突出させて突出部を設けている
ため、該突出部により両電線挿通部に挿通させた電線は
確実に押さえ込まれ、ワイヤハーネスの全ての電線が引
き抜き力や引き裂き力に対して強度を有する。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
詳細に説明する。本発明の第1実施例のワイヤハーネス
のスプライス部保護具は、図1に示すように、複数本の
電線1の端末を皮剥ぎして露出した芯線1aを溶着ある
いは端子圧着して接続したスプライス部4を収容保護す
るもので、ポリプロピレン等の合成樹脂製の四角箱状の
ケース10により構成している。
【0014】上記ケース10には、後面と上面に開口1
0a、10bを設けると共に、一方の側面(図1中、右側
面10c)に、上記後面開口10a側より閉塞した前面1
0d側へ延在させて一部に開口10eを設けている。
【0015】また、上記ケース10には、上面開口10
bと側面開口10eを閉塞する上蓋10fと側蓋10gとを
一体成形している。上記上蓋10fは、ケース10の他
方側面(図1中、左側面10h)の上端に薄肉の第1ヒン
ジ部10iを介して一端縁を連結させている。上記側蓋
10gは、上蓋10fの第1ヒンジ部10iと反対側の端
縁に薄肉の第2ヒンジ部10jを介して一端縁を連結し
ている。また、該側蓋10gは、閉塞状態でケース10
の開口していない右側面10cと側面開口10eの右側全
面を覆う大きさに成形している。
【0016】上記側蓋10gには、第2ヒンジ部10jと
の反対側の端縁の後面開口10a側に、ケース10の被
係止部10kに着脱自在にロックする係止部10mを設け
ている。該係止部10mは、側蓋10gの内面10g−1
側より倒凹字形状に突出しており、その内部空間を係止
穴10nとしている。上記被係止部10kは、図2に示す
ように、係止部10mと対応する底面10qを段状に隆起
させて形成し、上記係止部10mとのロック状態では、
ケース10の外形が矩形状となるようにしている。ま
た、該係止部10kには、上記係止穴10nに係合する係
止突起10pを設けている。
【0017】上記ケース10の底面10qの内面側に
は、側面開口10eより所要間隔をあけて、後面開口1
0aより前面10d側に延在する仕切壁10rを突設して
いる。該仕切壁10rは、上記側面開口10eより長尺に
延在させていると共に、その上端位置はケース10の両
側面10c、10hの高さと同一平面上となるようにして
いる。
【0018】上記仕切壁10rと両側面10c、10hと
の間には、上記電線1を挿通する電線挿通部11A、1
1Bが形成される。側面開口10e側の電線挿通部11
Aにおける後面開口10a側は、上記被係止部10kを形
成しているため、他方の電線挿通部11Bより上方に位
相している。
【0019】上記仕切壁10rの側面開口10e側、およ
び、該仕切壁10rと閉塞状態で対向する側蓋10gに
は、前後方向に所要間隔をあけて電線挿通部11A内に
千鳥足状に突出し、電線挿通部11A内に挿通した電線
1を押さえ込む突出部10sを設けている。上記突出部
10sは、仕切壁10rより所要間隔をあけて2個の突出
部10s−1、10s−1を突設すると共に、これらの中
間位置に突出するように側蓋10gより1個の突出部1
0s−2を突設して、電線挿通部11A内に3個突設さ
せている。尚、該突出部10sは3個以上でも良い。上
記突出部10sは、上下方向に延在させて三角柱状に突
設すると共にその先端部を円弧状のアール部とし、押さ
え込む電線1が損傷しないようにしている。
【0020】本実施例では、ワイヤハーネスを4本の電
線1で構成し、各電線1の芯線1aを超音波溶接により
溶着してスプライス部4を形成している。また、上記電
線挿通部11Aは、突出部10s−1、10s−2の間に
1本の電線1が挿通できる幅に設定すると共に、電線挿
通部11Bは3本の電線1が挿通できる幅に設定してい
る。
【0021】次に、上記スプライス部4により接続した
電線群のケース10への組付作業を説明する。まず、上
記上蓋10fおよび側蓋10gを開いた状態で、スプライ
ス部4をケース10の前面10dと仕切壁10rとの隙間
に配置して、ワイヤハーネスを上面開口10bより挿入
する。
【0022】ついで、ワイヤハーネスを側面開口10e
側の1本の電線1Aと、他の3本の電線1Bとに分岐し
て、電線1Aを電線挿通部11Aに挿通させると共に電
線1Bを電線挿通部11Bに挿通させ、図3(A)に示す
ように、後面開口10aより導出させる。この電線1の
挿通作業は、ケース10の上面を開口しているため、ワ
イヤハーネスおよび先端のスプライス部4を、作業者が
挿入状態を見ながらスムーズに行うこと出来る。
【0023】ついで、第1ヒンジ部10iを支点として
上蓋10fを回転させて上面開口10bを閉塞すると共
に、第2ヒンジ部10jを支点として側蓋10gを回転さ
せて側面開口10eを閉塞し、側蓋10gの係止部10m
とケース10の被係止部10kを係合させてロックす
る。この時、側蓋10gより突出させた突出部10s−2
により、電線挿通部11Aに挿通された電線1Aが仕切
壁10r側に押圧され、千鳥足状に突出した3個の突出
部10s−1、10s−1、10s−2により電線1A
が、図3(B)に示すように、蛇行状態に押さえ込まれて
組み付けられる。
【0024】上記組付状態で、電線挿通部11Aに挿通
された電線1Aと、電線挿通部11Bに挿通された電線
1Bに、矢印方向a、bに示す引き裂き(ピーリング)力が
付加された場合、電線1Aが上記突出部10s−1と1
0s−2により両側から押さえ込まれているため、電線
1が左右方向Xに移動することを防止することが出来
る。よって、ワイヤハーネスがケース10より抜け出る
ことがないため、芯線1aが露出する恐れは無いと共
に、スプライス部4の接続が外れる恐れは無い。また、
電線1に矢印cに示す引き抜き力が付加された場合に
も、電線1Aが突出部10s−1、10s−2により押さ
え込まれているため、電線1が前後方向Yに移動して抜
け出て、電線1の芯線1aが露出する恐れは無いと共
に、スプライス部4の接続が外れる恐れは無い。
【0025】図4は第2実施例のスプライス部保護具を
示し、該保護具のケース10には電線挿通部11Aと1
1Bの両方に突出部10s、10tを千鳥足状に突設して
いる。即ち、上記第1実施例と同様に、電線挿通部11
A内に突出部10s−1、10s−2を突設し、かつ、電
線挿通部11Bにも、左側面10hに所要間隔をあけて
突出部10t−1、10t−1を突設すると共に、これら
の中間位置に突出するように仕切壁10rより突出部1
0t−2を突設している。また、第2実施例では、ケー
ス10に挿通させる4本の電線1を、2本づつに分岐さ
せて夫々電線挿通部11Aと11Bに挿通するように、
上記仕切壁10rを設けている。
【0026】第2実施例のケース10によると、上記第
1実施例に示すケース10と同様に、作業者が挿入状態
を見ながら作業性よくワイヤハーネスをケース10の内
部に挿通することが出来る。また、両電線挿通部11
A、11Bに夫々突出部10s−1、10s−2、10t
−1、10t−2を設けていることにより、全ての電線
を引き抜き力および引き裂き力に対して強くすることが
出来る。よって、ワイヤハーネスが移動してケース10
より抜け出ることは無く、各電線1の芯線1aの露出す
る恐れやスプライス部4の接続が外れることを確実に防
止することが出来る。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1に記載のワイヤハーネスのスプライス部保護
具では、スプライス部を形成して接続した複数の電線を
上面開口より配置してケース内部に挿通させ、ヒンジ部
を介して上蓋および側蓋で上面開口および側面開口をワ
ンタッチで閉塞する構成としているため、作業性よく挿
通作業を行うことが出来ると共に、電線の外径が相違し
ている場合でも、確実に収容することが出来る。また、
上面を開口しているため、作業者が挿入状態を見ながら
確実に挿入することが出来る。さらに、上記ケースはポ
リプロピレン等の合成樹脂により形成しているため、ス
プライス部が当接することによりケースが破損する恐れ
は無い。
【0028】さらにまた、上記ケースの底面には仕切壁
を設けて該仕切壁の両側に電線挿通部を形成し、側面開
口側の電線挿通部には内方に千鳥足状に突出して挿通し
た電線を押さえ込む突出部を設けているため、組付状態
の電線に引き抜き力や引き裂き(ピーリング)力が付加さ
れても、電線が前後方向や左右方向に移動することを防
止することが出来る。よって、電線が移動することに伴
う、芯線が露出する問題や、スプライス部の接続が外れ
る等の問題を解消することが出来る。かつ、請求項3の
ように、両電線挿通部に上記突出部を千鳥足状に突設す
ることにより、全ての電線を引き抜き力や引き裂き力に
対して強くすることが出来るため、上記種々の問題を確
実に防止することが出来る。
【0029】請求項2に記載のスプライス部保護具で
は、側蓋の係止部とケースの被係止部の係合により、上
蓋と側蓋の閉塞状態を確実に保持することが出来ると共
に、側面開口側の電線挿通部に挿通した電線に対して、
突出部による押さえ込み作用を確実に付加することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例のワイヤハーネスのスプ
ライス部保護具を示す斜視図である。
【図2】 保護具にワイヤハーネスを挿通させた状態を
示す後面視断面図である。
【図3】 ワイヤハーネスの組付工程を示し、(A)は電
線を挿通させて上蓋および側蓋を閉じる前の状態を示す
断面図、(B)は電線を挿通させて上蓋およ側蓋を閉じた
状態を示す断面図である。
【図4】 第2実施例のワイヤハーネスのスプライス部
保護具を示す断面図である。
【図5】 従来のスプライス部保護具を示す分解斜視図
である。
【図6】 他の従来例のスプライス部保護具を示し、
(A)は分解斜視図、(B)は電線の挿入状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 電線 1a 芯線 4 スプライス部 10 ケース 10a 後面開口 10b 上面開口 10c 一方の側面(右側面) 10d 前面 10e 側面開口 10f 上蓋 10g 側蓋 10h 他方の側面(左側面) 10i 第1ヒンジ部 10j 第2ヒンジ部 10q 底面 10r 仕切壁 10s−1、10s−2、10t−1、10t−2 突出部 11A、11B 電線挿通部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の電線の端末から露出させた芯線
    同士を互いに接続したスプライス部を収容保護するもの
    であって、 合成樹脂製の四角箱状のケースを設け、該ケースの後面
    と上面を夫々開口すると共に一方の側面の一部を開口
    し、かつ、該ケースの他方側面に第1ヒンジ部を介して
    上面開口を閉塞する上蓋の一端縁を連結して設けると共
    に、該上蓋の他端縁に第2ヒンジ部を介して上記側面開
    口を閉塞する側蓋を設け、かつ、 上記ケースの底面に、上記側面開口より所要間隔をあけ
    て前後方向に延在する仕切壁を突設して該仕切壁と両側
    面との間に夫々電線挿通部を形成し、少なくとも側面開
    口側の仕切壁と対向する側蓋との両方に前後方向に所要
    間隔をあけて千鳥足状に突出して挿通した電線を押さえ
    込む突出部を設け、 上記電線のスプライス部を上記ケース内部の前面と仕切
    壁の間に配置すると共に電線を分岐させてそれぞれの電
    線挿通部に挿通させ、後面開口より導出させて収容する
    構成としているワイヤハーネスのスプライス部保護具。
  2. 【請求項2】 上記側蓋とケースに着脱自在にロックす
    る係止部と被係止部とを設けている請求項1に記載のス
    プライス部保護具。
  3. 【請求項3】 上記仕切壁の他側面に電線押さえ込み用
    の突出部を設けると共に、対向する側面に、上記突出部
    に対して千鳥足状に突出するように突出部を設け、仕切
    壁の両側に挿通する電線を夫々突出部で押さえている請
    求項1または請求項2に記載のスプライス部保護具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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