JP3463797B2 - キャブタイヤケーブル分岐用コネクタおよびそのコネクタ用ホルダ - Google Patents

キャブタイヤケーブル分岐用コネクタおよびそのコネクタ用ホルダ

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JP3463797B2
JP3463797B2 JP13083299A JP13083299A JP3463797B2 JP 3463797 B2 JP3463797 B2 JP 3463797B2 JP 13083299 A JP13083299 A JP 13083299A JP 13083299 A JP13083299 A JP 13083299A JP 3463797 B2 JP3463797 B2 JP 3463797B2
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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、例えば、キャブ
タイヤケーブルで敷設した制御用の母線(本線)から支
線(子線)を分岐するために有効なキャブタイヤケーブ
ル分岐用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子制御される電動設備に対して
制御用の母線をフラットケーブルで構成して配線し、ま
た、母線から支線を得る場合は、母線のフラットケーブ
ルに圧接コネクタの圧接端子を直接圧接し、この圧接コ
ネクタの分岐端子に支線側のコネクタを接続する方法が
採用されている。
【0003】上述のように母線にフラットケーブルを使
用する場合、配線範囲が短い電動設備であれば、問題は
ないが、しかし、広い工場のように、配線範囲が長くな
ると、フラットケーブルでは、配線工事中、さらに使用
状況下におけるケーブル破損の危険性が生じ、また、取
扱いも悪く、配線工事に手間や時間がかかる問題点を有
するので、これを回避するために、取扱いやその対物の
破損に対して強度や安全性の高いキャブタイヤケーブル
が使用される。
【0004】ところで、制御用の母線に上述のキャブタ
イヤケーブルを使用して、このケーブルから支線を分岐
形成する場合、該キャブタイヤケーブルは、複数の芯線
を束ねてその外部を絶縁樹脂で丸く被覆しているため、
フラットケーブルのように圧接コネクタの使用ができな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
キャブタイヤケーブルから支線を形成するのに、作業性
のよいキャブタイヤケーブル分岐用コネクタおよびその
コネクタ用ホルダの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、同一直線上の対向位置で接続される2本のキ
ャブタイヤケーブルの各接続端部にそれぞれ取付けて各
端面を対向させる2つの端部用ユニットと、これら2つ
の端部用ユニット内の各芯線を電気的に結合すると共に
該電気的結合から電気的に分岐する分岐用ユニットとを
備え、前記2つの端部用ユニットのそれぞれを、前記キ
ャブタイヤケーブルの端部を収納する収納部と、上記収
納部に収納されたキャブタイヤケーブル端部から剥き出
した複数の各芯線をそれぞれ挿入する複数の芯線挿入孔
と、上記各芯線挿入孔に挿入された各芯線を該芯線挿入
孔の内壁に押圧する複数の芯線押圧片と、前記各芯線挿
入孔を垂直方向に貫通して前記分岐用ユニットの圧接端
子を挿通させる複数の圧接端子挿入孔とを備えた端部用
本体、および、該端部用本体の前記収納部とでキャブタ
イヤケーブルを保持してこれを覆うカバーで構成し、前
記分岐用ユニットを、前記2つの圧接端子挿入孔側の端
部用ユニットの各端面を対向させて保持する保持部と、
各端部用ユニットごとにそれぞれの圧接端子挿入孔に挿
入されて内部の各芯線を圧接接続して両端部用ユニット
のキャブタイヤケーブルの各芯線を電気的に結合する
接端子、および、該圧接端子から前記2本のキャブタイ
ヤケーブルと平行に分岐された分岐端子を備えた端子部
材とで構成したキャブタイヤケーブル分岐用コネクタで
あることを特徴とする。
【0007】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成に併せて、前記分岐用ユニット
の保持部と、該保持部に取付けられる前記2つの端部用
ユニットの取付け部分との間に、2つの端部用ユニット
の取付け方向を1つに規制する規制部を形成したキャブ
タイヤケーブル分岐用コネクタであることを特徴とす
る。
【0008】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成に併せて、前記2つの端部用ユ
ニットの各端面の対向間に隔壁を介装したキャブタイヤ
ケーブル分岐用コネクタであることを特徴とする。
【0009】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成に併せて、前記端部用ユニット
における各芯線挿入孔に、各芯線を区別するための識別
手段を設けたキャブタイヤケーブル分岐用コネクタであ
ることを特徴とする。
【0010】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成に併せて、前記分岐用ユニット
における端子部材の分岐端子を、端部が二股状となる差
込み溝に形成したキャブタイヤケーブル分岐用コネクタ
であることを特徴とする。
【0011】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項5記載の発明の構成に併せて、前記分岐用ユニット
の分岐端子に結合される接続端子を、分岐端子の差込み
溝に差込まれる板状に形成して分岐接続用コネクタを構
成し、該分岐接続コネクタを前記分岐用ユニットの分岐
端子に脱着可能に構成したキャブタイヤケーブル分岐用
コネクタであることを特徴とする。
【0012】この発明の請求項7記載の発明は、断面コ
の字形に形成されて、請求項1乃至6中の1つに記載の
コネクタを保持する保持部と、固定部に取付ける取付け
部とを備えたコネクタ用ホルダであることを特徴とす
る。
【0013】
【発明の作用】この発明のキャブタイヤケーブル分岐用
コネクタによれば次ぎの作用を得る。すなわち、2本の
キャブタイヤケーブルを結合し、該結合位置から支線を
分岐する時、例えば、制御用の母線を構成したキャブタ
イヤケーブルから支線(子線)を引出す場合であれば、
該キャブタイヤケーブルの支線引出し位置でこれを左右
に切断して、それぞれのケーブル端部に端部用ユニット
を取付ける。これらのケーブル端部に対する端部用ユニ
ットの取付けは、切断された左右のケーブル端部共に同
様の接続作業を行なうものであり、切断した左右の各ケ
ーブル端部から複数の各芯線を剥き出す。剥き出した各
芯線は、それぞれの端部用ユニットの端部用本体に対応
させた芯線挿入孔に挿入する。なお、この芯線挿入時
に、端部用本体の芯線挿入孔付近に芯線と対応させて色
(例えば、黒、白、赤、青、黄の識別)を付設するか、
または番号や記号を付設するなどの識別手段を設ける
と、芯線の誤挿入が回避できる。前述のように各芯線挿
入孔に挿入された各芯線は、芯線押圧片により、芯線挿
入孔の内壁に押圧されて保持される。なお、各芯線挿入
孔を貫通形成して芯線が貫通できるように形成したとき
は、芯線が貫通したことで挿入の確認ができ、また、芯
線端部を貫通位置で切断器具(例えば、ニッパー)によ
り切断すれば芯線の端部を揃えることができる。
【0014】その後カバーを端部用本体に装着すること
により、キャブタイヤケーブルの端部が端部用ユニット
に保持される。
【0015】次ぎに、それぞれ端部用ユニットを装着し
た2本のキャブタイヤケーブルはそれぞれの芯線の位置
を対応させて突合せて、分岐用ユニットの保持部に保持
させる。
【0016】この分岐用ユニットに対する端部用ユニッ
トの保持において、2つの端部用ユニットの取付け方向
を1つに規制する規制部、または規制手段を設けること
により、2つの端部用ユニットの各芯線が誤って接続さ
れることが防止できる。この場合、芯線の挿入位置が両
端部用ユニット共に同一位置に行なうと、一方の端部用
ユニットの表裏を反転して分岐用ユニットに保持させる
ことにより、両端部用ユニットの各芯線がそれぞれ対応
する。なお、芯線挿入孔の圧接端子挿入孔は表裏を貫通
して両面からの挿入を可能にしているので、端部用ユニ
ットの表裏反転の保持が可能となる。
【0017】また、突合された2つの端部用ユニットの
対向間に、隔壁を介装すると、対向側の各芯線、また隣
接する各芯線の端部を絶縁することができる。
【0018】前述のようにして2つの端部用ユニットが
分岐用ユニットに保持されると、同時に、分岐用ユニッ
トの各圧接端子が各端部用ユニットの対応する圧接端子
の挿入孔に挿入されて、内部の芯線を圧接して電気的に
結合する。その結果、2本のキャブタイヤケーブルおよ
び分岐端子は電気的に結合され、分岐端子から支線の引
出しが可能となる。
【0019】さらに、分岐端子に分岐接続用コネクタを
差込むことにより、制御用の母線を構成したキャブタイ
ヤケーブルから支線(子線)を引出すことができる。
【0020】なお、前述の分岐端子の端部を二股状とな
る差込み溝に形成すると、分岐接続用コネクタ側の端子
は板状に形成でき、相互の端子の複雑化を防止できる。
【0021】さらに、上述したキャブタイヤケーブル分
岐用コネクタに対して、例えば、端部用ユニット側から
断面コの字形に形成したホルダの保持部を装着して分岐
用ユニットに固定すると、該ホルダが端部用ユニットの
分岐用ユニットに対する抜止めになる。
【0022】また、このホルダを固定壁などの固定部に
取付けることにより、キャブタイヤケーブル分岐用コネ
クタを固定部に取付けることもできる。
【0023】
【発明の効果】この発明のキャブタイヤケーブル分岐用
コネクタによれば、キャブタイヤケーブルから支線を引
出す時、キャブタイヤケーブルに対する準備加工の作業
は、該ケーブルの切断と芯線の剥き出しであり、また、
芯線は被覆を取除く必要なく、被覆状態のままで使用で
きるので、準備作業が簡単である。
【0024】さらに、端部用ユニットに対する芯線の取
付けは、端部用本体の芯線挿入孔に芯線を挿入するのみ
でよいので、作業が簡単であり、また、芯線の挿入には
各芯線を区別するための識別手段により、芯線の誤挿
入、すなわち、芯線の誤結合がなく、対応の確実な結合
が得られる。
【0025】さらに、2本のキャブタイヤケーブルと分
岐端子の3者の電気的結合は、2つの端部用ユニットを
分岐用ユニットに装着することにより簡単に結合でき、
キャブタイヤケーブルから支線を形成する作業が簡単で
ある。
【0026】さらに、2つの端部用ユニットを分岐用ユ
ニットに装着する時、2つの端部用ユニットの取付け方
向を1つに規制する規制部または規制手段を設けること
で、2つの端部用ユニットの各芯線が誤って接続される
ことがなく、分断されたキャブタイヤケーブルの各芯線
を元の接続状態に確実に結合することができる。
【0027】さらに分岐用ユニットの分岐端子を二股状
となる差込み溝に形成したので、これに差込まれる分岐
接続用コネクタの端子は板状に形成でき、相互の端子構
造の複雑化を防止して、簡単な端子構造で相互の端子を
形成することができる。
【0028】さらに、2つの端部用ユニットと分岐用ユ
ニットとの取付けでは、所定の固定手段(例えば、パッ
チン止め固定構造)で固定されるが、さらに、端部用ユ
ニット側から断面コの字形のホルダを取付けて分岐用ユ
ニットに固定すれば、このホルダが端部用ユニットに対
する抜止めになり、また、ホルダを固定部分に取り付け
ることにより、キャブタイヤケーブル分岐用コネクタを
固定部に取付けることができる。
【0029】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面と共に説明す
る。図面はこの発明に係わるキャブタイヤケーブル分岐
用コネクタを示し、図1、図2において、上述のキャブ
タイヤケーブル分岐用コネクタ10は、キャブタイヤケ
ーブル15と同一直線状に相対向して配置される2つの
端部用ユニット11,11と、これら2つの端部用ユニ
ット11,11内の各芯線を電気的に結合すると共に、
該電気的結合部から電気的に分岐する分岐用ユニット1
2とを備えている。
【0030】さらに、これらのユニット11,11,1
2が結合したキャブタイヤケーブル分岐用コネクタ10
に対して、分岐接続用コネクタ13を接続することによ
り、キャブタイヤケーブル15と平行に支線を分岐引出
し(取出し)することができ、また、上述のコネクタ1
0はコネクタ用ホルダ14を取付けることにより所定の
固定部に取付けることができる。図中、15はキャブタ
イヤケーブルであって、該ケーブル15は5本の芯線1
6を収束している。
【0031】前述の端部用ユニット11,11は、同一
の構成に形成されているので、その一方について説明す
ると、図4、図5にも示すように、該端部用ユニット1
1は、端部用本体21と端部用カバー22とで構成し、
これらは絶縁に優れた合成樹脂で形成して、一体に形成
された2本のバンド23,23で連結し、相互が嵌着固
定できるように形成している。
【0032】上述の端部用本体21は、立体形状の芯線
収納部24と、ほぼコの字形状のキャブタイヤケーブル
15の端部を収納するケーブル端収納部25とを備えて
いる。
【0033】上述の芯線収納部24には、前述のケーブ
ル端収納部25で剥き出された5本の芯線16…を被覆
線のままでそれぞれ挿入する5本の芯線挿入孔26…を
並列し長さ方向に貫通して形成している。
【0034】図6にも示すように、各芯線挿入孔26内
部には、挿入された芯線16を内壁に弾性的に押圧する
芯線押圧片27を、芯線挿入孔26の下側から先端が芯
線の挿入方向側に傾斜(図6の図面で、左上方に傾斜)
させて一体形成し、また、該芯線挿入孔26の芯線挿入
側の上面側には、この芯線挿入孔26に対して垂直な方
向に押圧片挿入孔29を形成し、該押圧挿入孔29は、
端部用カバー22側に立設した芯線押圧片28が挿入さ
れて、芯線16を押圧して抜止めの作用を行なわせる。
なお、上述の芯線押圧片28は前記押圧片挿入孔29に
挿入された時、その先端では芯線16を圧接するにてき
した長さに設定している。
【0035】また、前述の各芯線挿入孔26の芯線挿入
方向の外端側近傍に位置には、この芯線挿入孔26に対
して垂直な方向に貫通させて圧接端子挿入孔30を形成
し、該圧接端子挿入孔30は、前述の分岐用ユニット1
2側に設けられた圧接端子52または53を挿入するこ
とにより、芯線挿入孔26に挿入された芯線16を圧接
して被覆を剥いで内部の導線を圧接して電気的に結合す
る。
【0036】また、上述の各圧接端子挿入孔30…は千
鳥状に配設することにより、横幅が広がることを規制
し、芯線挿入孔26…が可及的に近接して並設できるよ
うにしている。また、上述の各圧接端子挿入孔30…が
貫通して形成しているのは、上下の何れの面側から圧接
端子が挿入されても芯線16の圧接が可能なように設け
ている。
【0037】前述の押圧片挿入孔29を形成した位置は
段部31であって、また、芯線挿入孔26を形成した下
部側には傾斜面32が形成されており、前述の段部31
には内部の芯線16の位置に対応させて、各芯線16…
を識別するための識別手段として、芯線16の被覆の色
名33を表示している。また、前述の傾斜面32にも上
述の識別手段として数字による符号34を表示してい
る。なお、色名33の表示は、例えば、シールに色名を
印刷して貼付けるもよく、また、表示は色のみでもよ
く、また、直接端部31に印刷してもよい。また、符号
34も上述したようにシールを使用するも、直接傾斜面
32に彫刻(金型に彫刻)するもよい。
【0038】上述の色名33や符号34は、各芯線16
…を芯線挿入孔26…に挿入するときに誤挿入を防止す
るためである。すなわち、2本のキャブタイヤケーブル
15を分岐用ユニット12を介して接続する時、当然各
芯線16…の接続は対応させる必要がある。キャブタイ
ヤケーブル15の各芯線16はその被覆の色が色分けさ
れている。例えば、白、黒、赤、青、黄のように。した
がって、芯線16の色を指定して一定の位置に挿入する
と、2つの端部用ユニット11,11の各芯線16…の
位置対応する。また、2の端部用ユニット11,11の
芯線16…の挿入位置が同じであると、芯線16の挿入
作業も容易となる。但し、2つの端部用ユニット11,
11の相互の端部を対向させて結合状態にした時は、対
向する芯線16…の位置は、左右の位置が反対となって
対向するので、一方の端部用ユニット11の表裏を反転
して対応させる必要がある。
【0039】前述の芯線収納部24の両側面には、分岐
用ユニット12に取付けるための係止爪35を形成して
いる。この係止爪35は端部用ユニット11が表裏何れ
の方向からでも分岐用ユニット12に取付けることがで
きるように、係止方向が表側と裏側との2種類の形状を
形成し、表側からの係止方向側に傾斜面を形成した係止
爪35aと、裏側からの係止方向側に傾斜面を形成した
係止爪35bとを形成している(ことに図4、図7参
照)。
【0040】また、上述の芯線収納部24の端部一側に
は、分岐用ユニット12に対する端部用ユニット11,
11の2つの取付け方向を1つの方向に規制する規制用
突縁36を形成しており、例えば、2つの端部用ユニッ
ト11,11のそれぞれに識別手段の色名33に沿って
芯線16の被覆色を対応させて該芯線16を芯線挿入孔
26…に挿入し、その後、2つの端部用ユニット11,
11の外端部を対向させる時、この規制用突縁36,3
6が対向するように両者を対向させる(一方の端部用ユ
ニット11の表裏を反転する)ことで、2つの端部用ユ
ニット11,11の各芯線16…同士が対応するように
設けている。
【0041】前述のケーブル端収納部25は、底板41
とそれぞれ長さ方向で分割された左右の両側板42,4
2とにより上面側(表側)が開放されたコの字形に形成
し、このコの字形に形成された内側にキャブタイヤケー
ブル15の端部が被覆の状態で収納され、さらに、この
部分で剥き出された各芯線16…がそれぞれに対応する
芯線挿入孔26…に導かれる。
【0042】図7にも示すように、上述のそれぞれ2分
割された両側板42,42の外側には、前述の端部用カ
バー22を係止するための係止爪43を形成しており、
この係止爪43は端部用カバー22の係合方向側に傾斜
面を形成しており、また、係合時には両側板42,42
が内側に弾性変位して係合が可能となる。
【0043】前述の端部用カバー22は、端部用本体2
1に装着したとき下側が開口する略コの字形に形成さ
れ、端部用本体21のケーブル端収納部25と芯線収納
部24の段部31とを覆うように形成しており、端部用
本体21の段部31を覆う位置には前述した金属片の芯
線押圧片28…を立設している。
【0044】また、端部用カバー22の後部は、キャブ
タイヤケーブル15の線形に対応させて凹状(ドーム
状)に切り欠いてキャブタイヤケーブル15の端部保持
部44を形成し、該端部用カバー22が端部用本体21
に取付けられた時、端部用本体21側の底板41と上述
の端部保持部44とでキャブタイヤケーブル15の端部
を保持する(ことに図4参照)。
【0045】また、図8にも示すように、端部用カバー
22の両側板45,45には、前述の端部用本体21の
係止爪43と対応する位置に係止孔46,46を形成し
ており、該端部用カバー22を端部用本体21の所定の
位置に被せて押し込むと、係止爪43が係止孔46の口
縁が係止されて固定(パッチン止め固定)される。な
お、図4、図5において、47は隔壁である。
【0046】図9は、前述の分岐用ユニット12を示
し、該分岐用ユニット12は絶縁に優れた合成樹脂で形
成して、上面側が開口する略コの字形に形成され、底板
51上の前後の位置には、第1および第2の圧接端子5
2…,53…を立設し、これらの圧接端子52…,53
…は先端にV字状の圧接溝を形成し、また、分岐用ユニ
ット12に2つの端部用ユニット11,11が端部を対
向して取り付けられたとき、それぞれの端部用ユニット
11,11の圧接端子挿入孔30…に挿入されるように
千鳥状に配置されている。
【0047】また、先端部には前述の分岐接続用コネク
タ13を接続する接続部54を形成し、該接続部54の
先端部には分岐接続用コネクタ13の端子を挿入する
の端子挿入孔55…を形成し、また、一側には上述の
コネクタ13の抜止め突起56を形成し、また、下面に
は上述の分岐接続用コネクタ13の挿入方向を規制する
規制突起57を形成している。
【0048】図10は、前述の圧接端子52…,53…
の1つを形成する端子部材61を示し、該端子部材61
の一端を垂直方向に屈曲させて第1の圧接端子52を形
成し、さらに、この端子部材61の中間部に第2の圧接
端子53を固定して立設し、さらに、この端子部材61
の他端を幅方向側で引き起こして、その前端に上下を分
割した二股状となる差込み溝62を形成して分岐端子6
3を形成している。このように、端子部材61を形成す
ることによって、キャブタイヤケーブル15と平行に支
線を分岐引出し(取出し)することができる。なお、前
述の第2の圧接端子53の固定は、溶着、ビス止め、そ
の他、適宜の接合手段で固定される。
【0049】上述のように形成した端子部材61は、図
9に示すように、底板51に形成した圧入溝64に圧入
される。この圧入溝64は、図11にも示すように、接
続部54側は端子挿入孔55と接続しており、端子部材
61の先端の分岐端子63は端子挿入孔55に挿入され
た後、後部が圧入溝64に圧入される。そして、圧入溝
64の後端側は封鎖部材65により封鎖される。
【0050】図9において、前述の第1および第2の圧
接端子52,53の中間部には隔壁66が脱着可能に嵌
着されており、該隔壁66は絶縁性の優れた合成樹脂で
形成し、図12に示すように、下端左右の位置には係止
爪67,67を形成し、該係止爪67,67は前述した
圧接溝64のうち両側に位置する圧接溝64,64を利
用して係止されるように設けている。また、隔壁66の
一側側縁は肉厚を厚くして規制ブロック68を形成して
いる。
【0051】図9において、分岐用ユニット12の左右
の側板69,69は中央位置で分割されて、該分割位置
で前述の隔壁66の規制ブロック68が差込まれる溝7
0が形成されており(図11も参照)、該溝70に隔壁
66が差込まれると、該隔壁66の規制ブロック68が
差込まれた溝70は封鎖されるが、他方の板厚のままの
部分では溝70と隔壁66の前後との間に隙間が形成さ
れ、該隙間は規制用溝71,71となし、前述した端部
用ユニット11の規制用突縁36,36が差込まれて、
該端部用ユニット11,11の取付け方向を1つに規制
する規制部を構成している。
【0052】前述の両側板69,69には係止孔72,
72を形成しており、この係止孔72,72はその口縁
で、前述の端部用ユニット11の両側面の係止爪35
(35a,35b)を係止して(パッチン止め固定)、
該両側板69,69で端部用ユニット11を取付ける。
さらに、分岐用ユニット12の両側中間位置の下部に前
述したコネクタ用ホルダ14を取付けるための係止爪7
3を形成している。
【0053】図13は、前述のコネクタ用ホルダ14を
示し、該ホルダ14は上面側を開口したコの字形に形成
しており、このコの字形の開口部は前述の分岐用ユニッ
ト12の幅方向が入り込む幅に形成し、また、両側辺に
は係止片74,74を立設し、この係止片74,74に
は前述の分岐用ユニット12の係止爪73,73が係止
される係止孔75,75を形成している。そして、底部
には適宜の固定部に取付けるための取付け孔76を形成
し、このれにビスなどの取付け具を介して固定部に取付
けることができる。
【0054】図14〜図17は、前述の分岐接続用コネ
クタ13を示し、該コネクタ13は分岐用本体81と分
岐用カバー82とで構成し、これらは絶縁に優れた合成
樹脂で形成して、一体に形成された2本のバンド83,
83で連結し、相互が嵌着固定できるように形成してい
る。
【0055】上述の分岐用本体81は、その前面に、前
述の分岐用ユニット12の接続部54を挿入する接続孔
84を形成し、この接続孔84の口縁には接続方向を規
制するために前述の接続部54の規制突起57と係合す
る規制切欠き部85を形成している。そして、この接続
孔84には、板状に形成した5本の接続端子86…が並
設され、また、接続孔84の一側には係止段部87を形
成し、この係止段部87は、前述の接続部54の一側に
形成された抜止め突起56を係止して分岐接続用コネク
タ13の抜止め(ロック作用)を行ない、また、復帰の
ための弾性を有するように形成した解除片88はこれを
外側から押圧して抜け止め突起56の係合を解除する
(ロック解除)。
【0056】前述の接続端子86…は、その内端側をL
字状に折曲して圧接端子89を連設しており、各圧接端
子89は先端側にV字状の圧接溝を形成し、それぞれは
千鳥状に配置して、挿入溝90…に圧入固定されてい
る。
【0057】前述の分岐用カバー82は、上述の分岐用
本体81の開口部に嵌着固定され、このカバー82に
は、前述の各圧接端子89…の方向に対応させて、5本
の芯線挿入孔91…を並列し貫通して形成し、これらの
芯線挿入孔91…には支線用として使用されるキャブタ
イヤケーブルを剥き出した5本の芯線92…を被覆線の
ままでそれぞれ挿入される。
【0058】図17に示すように、各芯線挿入孔91の
内部には、挿入された芯線92を内壁に弾性的に押圧す
る芯線押圧片93を、芯線挿入孔91の下側から先端が
芯線92の挿入方向側に傾斜(図17の図面で、左上方
に傾斜)させて一体形成し、また、該芯線挿入孔91の
芯線挿入側の上面側には、この芯線挿入孔91に対して
垂直な方向に押圧片挿入孔94を形成し、該押圧挿入孔
94には、芯線押圧片95が落下しない程度の抵抗を持
って挿入され、該芯線押圧片95の突出端がこの分岐用
カバー82を分岐用本体81に装着したとき、該本体8
1の内壁に押圧されて、芯線押圧片95の内端が芯線9
2を押圧して抜止めの作用を行なう。
【0059】さらに、前述の各芯線挿入孔91の芯線挿
入方向の中間位置には、この芯線挿入孔91に対して垂
直な方向に圧接端子挿入孔96を形成し、該圧接端子挿
入孔96は、前述の分岐用本体81側に設けられた圧接
端子89が挿入させるようにその位置に対応して千鳥状
に形成している。そして、この分岐用カバー82を分岐
用本体81に装着したとき、各圧接端子89…が各圧接
端子挿入孔96に挿入されて、芯線挿入孔91に挿入さ
れた芯線92を圧接して被覆を剥いで内部の導線を圧接
して電気的に結合する。
【0060】図15に示すように、上述の分岐用カバー
82の両側面には該カバー82を分岐用本体81の固定
するための係止爪97…を形成しており、また、分岐用
本体81の対応部には係止孔98を形成しており、分岐
用カバー82を分岐用本体81に被せて押圧したとき、
係止爪97…が係止孔98の口縁に係合して両者が固定
(パッチン止め固定)される。
【0061】なお、上述した分岐接続用コネクタ13に
接続されるケーブルをキャブタイヤケーブルの芯線で説
明しているが、このケーブルはフラットケーブルでもよ
【0062】次ぎに、上述のように構成したキャブタイ
ヤケーブル分岐用コネクタ10の接続を説明する。例え
ば、制御用の母線を構成したキャブタイヤケーブル15
から支線(子線)を引出す場合であれば、該キャブタイ
ヤケーブル15の支線引出し位置でこれを左右に切断し
て、それぞれのケーブル端部に端部用ユニット11,1
1を取付ける。
【0063】これらのケーブル端部に対する端部用ユニ
ット11の取付けは、切断された左右のケーブル端部共
に同様の接続作業を行なうものであり、切断した左右の
各ケーブル端部15から複数の各芯線16…を剥き出
す。剥き出した各芯線16…は、それぞれの端部用ユニ
ット11の端部用本体21に対応させた芯線挿入孔26
に挿入する(図6参照)。なお、この芯線挿入時に、端
部用本体21の芯線挿入孔26付近にある各芯線16…
の被覆色と対応させた色名(例えば、黒、白、赤、青、
黄の識別)33に基づいて、または、符号34を利用し
て各芯線16…を挿入する(図5参照)。前述のように
各芯線挿入孔26に挿入された各芯線16は、芯線押圧
片27により、芯線挿入孔26の内壁に押圧されて保持
される。なお、各芯線挿入孔26を各芯線16が貫通し
たことにより、芯線16挿入の確認ができ、また、芯線
16端部を貫通位置で切断器具(例えば、ニッパー)に
より切断すれば芯線16の端部を揃えることができる。
【0064】各芯線16…が対応した各芯線挿入孔26
…に挿入されると、次ぎに、端部用カバー22を端部用
本体21に嵌着する。この嵌着で係止爪43が係止孔4
6に係合されて固定(パッチン止め固定)され、同時
に、端部用カバー22の端部保持部44と端部本体21
の底板41とにより、キャブタイヤケーブル15の端部
が端部用ユニット11に保持される。
【0065】次ぎに、それぞれのキャブタイヤケーブル
15,15の端部を装着した2つの端部用ユニット1
1,11をそれぞれの端部を突合せて対向させ、分岐用
ユニット12に取付ける。
【0066】この分岐用ユニット12に対する端部用ユ
ニット11,11の取付けにおいて、2つの端部用ユニ
ット11,11は、図2に示すように、規制用突縁3
6,36を対向させて配置して、分岐用ユニット12の
隔壁66で形成された規制用溝71,71に上述の規制
用突縁36,36を挿入して3者を接合する。
【0067】上述の端部用ユニット11に挿入された芯
線16…は、図5に示すように、規制用突縁36がある
側からその被覆の色が「黄」「青」「赤」「白」「黒」
であり、この表示のように各芯線16…を挿入して、図
2で示すように、2つの端部用ユニット11,11の規
制用突縁36,36を対向させて配置すると、左右の端
部用ユニット11,11の各芯線16…は上述した配列
で対応することができる。
【0068】しかし、図3に示すように、左右の端部用
ユニット11,11の規制用突縁36,36が対向しな
い場合、向き合う芯線16の被覆色が異なるので、中央
部の芯線16(赤の被覆色)を除いて他の被覆色の芯線
16…は対応しない。そして、この状態で分岐用ユニッ
ト12に取付けても、図3の場合、図中の左側の端部用
ユニット11はその規制用突縁36が分岐用ユニット1
2の規制用溝71の位置と対応しないので、これを装着
することかできない。すなわち、規制用突縁36,36
と規制用溝71,71により各芯線16…が誤って接続
されることが防止される。そして、図3の場合、図中、
左側の端部用ユニット11の表裏を反転すると、図2に
示す状態になって、左右の端部用ユニット11,11の
芯線16…が対応する。
【0069】前述の図2の状態から、両端部用ユニット
11,11を分岐用ユニット12に接合すると、両端部
用ユニット11,11の両側に形成した係止爪35が分
岐用ユニット12の両側に形成した係止孔72,72と
が係合して、これら3者は固定(パッチン止め固定)さ
れる。
【0070】また、突合させた2つの端部用ユニット1
1,11の対向間に、隔壁66を介装しているので、対
向側の各芯線16、また隣接する各芯線16の端部を絶
縁することができる。
【0071】前述のようにして2つの端部用ユニット1
1,11が分岐用ユニット12に保持されると、同時
に、分岐用ユニット12の各圧接端子52…,53…が
各端部用ユニット11,11の対応する圧接端子挿入孔
30…に挿入されて、内部の芯線16…を圧接して電気
的に結合する。
【0072】その結果、左右のキャブタイヤケーブルお
よび分岐用ユニット12の分岐端子63…は電気的に結
合され、分岐端子63…から支線の引出しが可能とな
る。
【0073】さらに、分岐用ユニット12の接続部54
に分岐接続用コネクタ13の接続部84を差し込むこと
で、分岐用ユニット12の分岐端子63…と、分岐接続
用コネクタ13の接続端子86が接続された電気的に結
合され、前述のキャブタイヤケーブル15が母線である
とき、各芯線92…を支線として使用することができ
る。
【0074】さらに、図1に示すように、キャブタイヤ
ケーブル分岐用コネクタ10をコネクタ用ホルダ14で
保持するときは、該コネクタ用ホルダ14を所定の固定
部に取付け孔76を介してビスなどで取付け、次いで、
キャブタイヤケーブル分岐用コネクタ10の分岐用ユニ
ット12と対向する側(端部用ユニット11側)をコネ
クタ用ホルダ14に向けて嵌着する。この嵌着で分岐用
ユニット12の係止爪73と、コネクタ用ホルダ14の
係止孔75とが係合して両者を固定(パッチン止め固
定)される。
【0075】上述したように、コネクタ用ホルダ14を
端部用ユニット11側から分岐用ユニット12に取付け
ることにより、該コネクタ用ホルダ14が端部用ユニッ
ト11を覆うので、該端部用ユニット11の抜止めの作
用を行なう。
【0076】なお、上述の実施例において、端部用ユニ
ット11の芯線押圧片28は、端部用カバー22側に立
設しているが、他の例として、図15および図17の分
岐接続用コネクタ13の芯線押圧片95の構成のよう
に、端子用本体21側の押圧片挿入孔29に、芯線押圧
片28が落下しない程度の抵抗を持って挿入し、該芯線
押圧片28の突出端がこの端部用カバー22を端部用本
体21に装着したとき、該本体21の内壁に押圧され
て、芯線押圧片28の内端が芯線16を押圧して抜止め
を行なうように構成することもできる。
【0077】この発明の一実施例は以上のように構成し
ているが、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定
されるものではなく、特許請求の範囲の技術的思想に沿
って応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 キャブタイヤケーブル分岐用コネクタの斜視
図。
【図2】 キャブタイヤケーブル分岐用コネクタのユニ
ット毎に分解した分解斜視図。
【図3】 端部用ユニットの誤装着を示す分解斜視図。
【図4】 端部用ユニットを開放した斜視図。
【図5】 端部用ユニットを開放した平面図。
【図6】 端部用ユニットの端部用本体の縦断面図。
【図7】 端部用ユニットの端部用本体の側面図。
【図8】 端部用ユニットの端部用カバーの斜視図。
【図9】 分岐用ユニットの斜視図。
【図10】 端子部材の斜視図。
【図11】 分岐用ユニットの縦断面図。
【図12】 隔壁の斜視図。
【図13】 コネクタ用ホルダの斜視図。
【図14】 分岐接続用コネクタの斜視図
【図15】 分岐接続用コネクタを開放した斜視図。
【図16】 分岐接続用コネクタを開放した状態での断
面平面図。
【図17】 分岐接続用コネクタの分岐用カバーの縦断
面図。
【符号の説明】
10…キャブタイヤケーブル分岐用コネクタ 11…端部用ユニット 12…分岐用ユニット 13…分岐接続用コネクタ 14…コネクタ用ホルダ 15…キャブタイヤケーブル 16…芯線 21…端部用本体 22…端部用カバー 24…芯線収納部 25…ケーブル端収納部 26…芯線挿入孔 27,28…芯線押圧片 30…圧接端子挿入孔 33…色名 34…符号 36…規制用突縁 44…端部保持部 52,53…圧接端子 54…接続部 61…端子部材 62…差込み溝 66…隔壁 71…規制用溝 74…係止片76 …取付け孔 84…接続孔 86…接続端子
フロントページの続き (72)発明者 湯川 浩司 京都府京都市西京区樫原畔ノ海道10番地 の87 エヌケーイー株式会社内 (72)発明者 尾崎 敏生 京都府京都市西京区樫原畔ノ海道10番地 の87 エヌケーイー株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−22079(JP,A) 特開2000−188155(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/00 H01R 4/24 H01R 31/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一直線上の対向位置で接続される2本の
    キャブタイヤケーブルの各接続端部にそれぞれ取付けて
    各端面を対向させる2つの端部用ユニットと、これら2
    つの端部用ユニット内の各芯線を電気的に結合すると共
    に該電気的結合から電気的に分岐する分岐用ユニットと
    を備え、 前記2つの端部用ユニットのそれぞれを、 前記キャブタイヤケーブルの端部を収納する収納部と、
    上記収納部に収納されたキャブタイヤケーブル端部から
    剥き出した複数の各芯線をそれぞれ挿入する複数の芯線
    挿入孔と、上記各芯線挿入孔に挿入された各芯線を該芯
    線挿入孔の内壁に押圧する複数の芯線押圧片と、前記各
    芯線挿入孔を垂直方向に貫通して前記分岐用ユニットの
    圧接端子を挿通させる複数の圧接端子挿入孔とを備えた
    端部用本体、および、該端部用本体の前記収納部とでキ
    ャブタイヤケーブルを保持してこれを覆うカバーで構成
    し、 前記分岐用ユニットを、 前記2つの端部用ユニットの圧接端子挿入孔側の各端面
    を対向させて保持する保持部と、各端部用ユニットごと
    にそれぞれの圧接端子挿入孔に挿入されて内部の各芯線
    を圧接接続して両端部用ユニットのキャブタイヤケーブ
    ルの各芯線を電気的に結合する圧接端子、および、該圧
    接端子から前記2本のキャブタイヤケーブルと平行に分
    岐された分岐端子を備えた端子部材とで構成したキャブ
    タイヤケーブル分岐用コネクタ。
  2. 【請求項2】前記分岐用ユニットの保持部と、該保持部
    に取付けられる前記2つの端部用ユニットの取付け部分
    との間に、2つの端部用ユニットの取付け方向を1つに
    規制する規制部を形成した請求項1記載のキャブタイヤ
    ケーブル分岐用コネクタ。
  3. 【請求項3】前記2つの端部用ユニットの各端面の対向
    間に隔壁を介装した請求項1記載のキャブタイヤケーブ
    ル分岐用コネクタ。
  4. 【請求項4】前記端部用ユニットにおける各芯線挿入孔
    に、各芯線を区別するための識別手段を設けた請求項1
    記載のキャブタイヤケーブル分岐用コネクタ。
  5. 【請求項5】前記分岐用ユニットにおける端子部材の分
    岐端子を、端部が二股状となる差込み溝に形成した請求
    項1記載のキャブタイヤケーブル分岐用コネクタ。
  6. 【請求項6】前記分岐用ユニットの分岐端子に結合され
    る接続端子を、分岐端子の差込み溝に差込まれる板状に
    形成して分岐接続用コネクタを構成し、該分岐接続コネ
    クタを前記分岐用ユニットの分岐端子に脱着可能に構成
    した請求項5記載のキャブタイヤケーブル分岐用コネク
    タ。
  7. 【請求項7】断面コの字形に形成されて、請求項1乃至
    6中の1つに記載のコネクタを保持する保持部と、固定
    部に取付ける取付け部とを備えたコネクタ用ホルダ。
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