JPH08147638A - 磁気抵抗効果型読み取り変換器 - Google Patents

磁気抵抗効果型読み取り変換器

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JPH08147638A
JPH08147638A JP31124894A JP31124894A JPH08147638A JP H08147638 A JPH08147638 A JP H08147638A JP 31124894 A JP31124894 A JP 31124894A JP 31124894 A JP31124894 A JP 31124894A JP H08147638 A JPH08147638 A JP H08147638A
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JP
Japan
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film
femn
antiferromagnetic
magnetoresistive effect
layer
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JP31124894A
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English (en)
Inventor
Kiyokazu Nagahara
聖万 永原
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】MR膜及び横バイアス印加用軟磁性膜に交換力
による縦バイアス磁界を印加する反強磁性膜が、MR膜
の下に積層される構成の磁気抵抗効果素子において、バ
ルクハウゼンノイズ並びに素子抵抗を削減すると共に、
反強磁性膜の耐食性及びヘッドの信頼性を向上すること
ができる磁気抵抗効果型読み取り変換器の提供。 【構成】縦バイアス磁界印加用の反強磁性膜がMR膜の
下に形成されている磁気抵抗効果素子において、反強磁
性膜が、少なくとも素子の能動領域に形成されないよう
に構成される。これにより、強磁性磁気抵抗効果膜と横
バイアス印加用軟磁性強磁性膜の両方に、交換力による
縦バイアス磁界を印加すると共に、強磁気抵抗効果膜と
信号検出用の一対の導電体が直接積層され、磁気抵抗効
果素子の抵抗値を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体から情報
信号を読み取る磁気変換器、特に強磁性薄膜を用いた磁
気抵抗効果型読み取り変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気抵抗効果型読み取り変換器、即ち、
MR(Magneto-Resistance)変換器もしくはセンサは、
高記録密度で磁気記録媒体に記録されている情報信号を
読み取ることのできる磁気変換器として従来から知られ
ている。
【0003】MR変換器は、磁気抵抗効果を示す材料
(以下「MR膜」と略記する)から形成されたMR素子
の抵抗が磁束の量及び方向の関数として変化することを
利用して磁界信号を検出するものである。
【0004】このMR素子を磁気ヘッドとして用いる場
合には、2種類のバイアス磁界を印加する必要がある。
【0005】1つは、MR膜の磁化に垂直な方向に印加
する「横バイアス」という磁界であり、非磁性膜を介し
て軟磁性膜をMR膜に積層させ、バイアスを印加する方
法等が提案されている。
【0006】他は、MR膜の磁区安定化のための「縦バ
イアス」と称呼される磁界であり、MR膜上に反強磁性
膜を積層し、反強磁性膜とMR膜との交換結合によって
MR膜の磁性を安定化させる方法等が提案されている。
【0007】この縦バイアスは、MR膜の磁区を安定化
させることにより、信号再生時のバルクハウゼンノイズ
を低減させるという役割を有している。
【0008】しかしながら、記録密度の向上に伴い、M
Rヘッドのトラック幅が狭くなるに従い、単にMR膜の
磁区を安定化しただけでは、バルクハウゼンノイズの抑
制が困難になっている。
【0009】これに対して、MR膜のみならず縦バイア
ス印加用の軟磁性膜(Soft Adjacent Layer:以下「S
AL」と略記する)についても磁区を安定化させる構成
のMRヘッドが、本願と同一の出願人により提案されて
いる(特願平5-26362号参照)。このMRヘッドは、磁
区安定化用の反強磁性膜(FeMn膜)を、MR膜と、面心
立方構造でないSALとの間に積層し、MR素子の能動
領域以外の反強磁性膜の下に薄い面心立方格子(fcc)
を有する挿入層を配置し、この領域にのみFeMn膜のγ相
を成長させて交換結合させる構造とされている。
【0010】このような構成のMRヘッドの特徴とし
て、FeMn膜が交換バイアス磁界印加用の反強磁性膜とし
てだけではなく、MR膜とSALとを磁気的に分離する
磁気分離層の役割も兼ねている。このような構成によ
り、MR膜とSALに交換バイアス磁界を印加する効果
のみならず、MR膜と導電体との間に高抵抗率のFeMn膜
が存在しないことから、素子抵抗の低減にも寄与してい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成はMR素子の能動領域にもFeMn膜が配置されており、
MRヘッドのABS面にFeMn膜がむき出しとなる。FeMn
膜は耐食性が悪く、ABS面に出すことは、MRヘッド
の信頼性の面で問題となる恐れがある。以下に詳説す
る。
【0012】図3に、反強磁性膜がSALとMR膜との
間に積層されて形成されるMRヘッドのABS面での断
面図を示す。
【0013】図3を参照して、MRヘッドは、適当な基
板(図示せず)の上にSAL1、挿入層2、反強磁性膜
3、MR膜4及び導電体5が順次この順に積層されてな
る。
【0014】挿入層2は、面心立方構造を有する膜で、
FeMnを主成分とする反強磁性膜3のγ相を選択的に成長
させるために設けられている。即ち、挿入層2が推積さ
れている領域においてのみ、FeMnのγ相が成長し、反強
磁性膜として作用する領域とする。
【0015】FeMnのγ相が成長した領域において、MR
膜4及びSAL1には共に反強磁性膜3との交換力によ
って縦バイアス磁界が印加されており、バルクハウゼン
ノイズ抑制の効果をもたらしている。
【0016】図3を参照して、挿入層2が配設されない
領域では、FeMnは反強磁性膜として作用せず、この領域
のFeMnは、SAL1とMR膜4とを互いに磁気的に分離
する分離層として作用する。
【0017】MRヘッドの能動領域6は、導電体5に覆
われていない領域である。能動領域6は記録媒体からの
漏洩磁界に応じた出力信号を生じるように機能する。
【0018】導電体5によって覆われているMR膜4の
端領域7は、導電体5によって電気的に短絡されている
ため、磁気抵抗効果の観点からは機能しない(役立たな
くされている)。すなわち、能動領域6に対向する端領
域7は、磁界に応じた出力信号を生じることについて殆
ど寄与しないことから、「受動領域」と称呼される。
【0019】図3に示す構成のMRヘッドでは、MR膜
4と導電体5とが互いに当接する形態に積層されてお
り、MRヘッド動作時に流すセンス電流は、導電体5か
ら他の膜に流れることなく、MR膜4に流れ込む。
【0020】このため、図3に示すMRヘッドでは、従
来のMRヘッドで見られたようなMR膜と導電体の間に
FeMn膜を形成していたものと比べ、センス電流が抵抗率
の高いFeMn膜中を流れない分、素子抵抗を低減すること
ができる。
【0021】また、図3に示すMRヘッドでは、反強磁
性膜3は、SAL1及びMR膜4に対して交換結合によ
る縦バイアス磁界を印加する作用(挿入層2が配置され
た領域)と、SAL1とMR膜4とを互いに磁気的に分
離する作用(挿入層2が配置されない領域)との両者の
作用を兼用しており、作用の相違は挿入層2により規定
される構成となっている。なお、挿入層としては、例え
ば、NiFe膜等が用いられる。
【0022】この場合、図3に示すように、FeMn膜は、
反強磁性膜として機能するだけでなく、磁気分離層とし
ても機能するため、MRヘッドの能動領域6と受動領域
7との全体に積層されている。
【0023】しかしながら、反強磁性膜として主に用い
られているFeMn膜は、耐食性の点で問題があり、MRヘ
ッドに搭載する場合、保護膜を形成したり、あるいはA
BS面に露出させない構成にする等の工夫が必要であ
る。
【0024】図4及び図5に、FeMn膜を反強磁性膜とし
て用いたMRヘッドの典型的な構成を示す。
【0025】FeMn膜3は、受動領域7に対応する領域に
のみ配置されている。そして、受動領域7はABS面か
ら後退させているため、FeMn膜3がABS面に露出する
ことはない。
【0026】これに対して、図3に示すMRヘッドで
は、受動領域のみならず能動領域にもFeMn膜が配置され
ているため、FeMn膜がABS面に露出せざるを得ない構
成になっている。
【0027】本発明は、MR膜とSALに共に、FeMn膜
の交換力による縦バイアス磁界を印加させることができ
る構成のMRヘッドにおいて、FeMn膜をABS面に露出
させない、新規な構成のMRヘッドを提供することを目
的としている。
【0028】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明によるMRヘッドは、反強磁性膜を有し、磁
気抵抗効果膜と、該磁気抵抗効果膜にバイアス磁界を印
加する軟磁性強磁性膜と、が前記反強磁性膜により共に
磁区安定化され、前記反強磁性膜が、前記磁気抵抗効果
膜又は前記軟磁性強磁性膜の下に形成された磁気抵抗効
果素子であって、前記反強磁性膜が、素子の能動領域層
には配置されないように形成されていることを特徴とす
る磁気抵抗効果型読み取り変換器を提供する。
【0029】本発明においては、好ましくは、前記バイ
アス磁界を印加する軟磁性強磁性膜が面心立方構造でな
いことを特徴とする。この場合、前記軟磁性強磁性膜
は、少なくとも前記素子の能動領域において面心立方構
造でないことを特徴とする。
【0030】また、本発明においては、好ましくは、前
記反強磁性膜が、FeMnまたはFeMnを主成分とする材料か
ら成ることを特徴とする。この場合、前記反強磁性膜
は、面心立方構造の挿入層の上に形成される。
【0031】さらに、本発明においては、好ましくは、
前記素子の能動領域層に対応する位置に磁気分離層が配
置されたことを特徴とする。
【0032】本発明においては、好ましくは、導電体を
前記磁気抵抗効果膜上に当接して前記素子の受動領域に
対応する位置に配置したことを特徴とする。
【0033】
【発明の概要】本発明は、MR膜に横バイアス磁界を印
加させるためのSAL及び該MR膜に交換力によって縦
バイアス磁界印加させるために、FeMn、またはFeMnを主
成分とする反強磁性膜が、該MR膜と導電体の間以外に
積層されており、さらに該反強磁性膜の下に交換力を発
生させたい領域にのみ面心立方構造の挿入層を配置して
いるMRヘッドにおいて、該反強磁性膜が能動領域に積
層されないことを特徴とするものである。
【0034】
【作用】本発明によれば、縦バイアス磁界印加用の反強
磁性膜がMR膜の下に形成されている磁気抵抗効果素子
において、該反強磁性膜が、少なくとも素子の能動領域
には形成されない構成により、強磁性磁気抵抗効果膜と
横バイアス印加用軟磁性強磁性膜の両方に交換力による
縦バイアス磁界を印加すること、及び該強磁気抵抗効果
膜と信号検出用の一対の導電体とが直接当接して形成さ
れることにより、磁気抵抗効果素子の抵抗値を低減させ
ること、の2点を充足し、該反強磁性膜がABS面に露
出されず、FeMn膜等の耐食性の小さい反強磁性膜を用い
ても、高い信頼性を達成するものである。
【0035】
【実施例】図面を参照して、本発明の実施例を以下に説
明する。
【0036】図1及び図2に、本発明の一実施例に係る
MRヘッドの構成を示す。本実施例は、SALとMR膜
ともに交換結合膜によって縦バイアス磁界を印加し、且
つ交換結合膜がMR膜と導電体の間に積層されず、さら
にMRヘッドのABS面に露出しない構成のMRヘッド
を特徴としている。
【0037】図1を参照して、非磁性基板上にSAL1
を磁界中スパッタリング法によって約35nm(=350Ang
strom)形成した後、同じくスパッタリング法等で磁気
分離層8を約20nm(=200Angstrom)積層する。
【0038】SAL1としては、好ましくは、CoZr、Co
ZrNb、CoZrMo、CoZrTa、CoTa等の非晶質軟磁性材料を用
いる。
【0039】磁気分離層8としては、好ましくは、Ta、
Ti等を用いる。磁気分離層8は、図1に示すように、能
動領域6を中心とした所定の領域にのみ残すように、イ
オンミリング等でパターニングする。
【0040】その際、磁気分離層8のパターンエッジが
なるべく滑らかになるように、好ましくはテーパー加工
する。
【0041】このテーパー加工方法としては、レジスト
パターンをステンシル形状とし、斜め入射イオンミリン
グを行う。例えばイオンビーム加圧電圧500Vで、入射角
度を15度にしたとき、約0.05μmのテーパー長を形成で
きた。このときのテーパー角度は約20度である。
【0042】その後、このステンシル形状のレジストパ
ターンをマスクとして、挿入層2及び反強磁性膜3をス
パッタ成膜し、リフトオフ(Lift-Off)によってパター
ニングする。
【0043】挿入層2は、面心立方構造の膜で、例えば
NiFe膜を略10nm(=100オングストローム)推積し
た。
【0044】反強磁性膜3としては、FeMn膜を用い、膜
厚はγ相成長に必要な膜厚とし、本実施例の場合、略15
nm(=150Angstrom)に形成した。FeMn膜は面心立方
構造の膜上に積層することにより反強磁性相(γ相)が
成長する。
【0045】その後、MR膜4を略25nm磁界中スパッ
タリングによって積層する。MR膜4には、NiFe膜を用
いた。
【0046】さらに、導電体5として、Auを0.3μmス
パッタ成膜し、能動領域6部分のAuのみ、イオンミリン
グ或いはケミカルエッチング等によってパターニングす
る。なお、イオンミリングの場合は、選択エッチングが
困難とされ、MR膜4までエッチングされるという事態
が生じる場合もあるため、通常、ケミカルエッチングに
よってパターニングを行う。Auのケミカルエッチング
は、ヨウ素+ヨウ化カリウムの水溶液を用いた。
【0047】FeMn膜の交換力による縦バイアス磁界は、
SAL1、MR膜4共に40Oe(エルステッド)程度印
加されており、図3の素子と同程度の縦バイアス磁界が
得られている。
【0048】また、素子抵抗は約15Ωとなり、これは、
従来のFeMn膜がMR膜と導電体の間に積層されているタ
イプの素子に比べ、約5Ω低減している。
【0049】図6に、本発明に係る素子と、図3に示す
従来素子のFeMn膜との交換力による縦バイアス磁界の経
時変化を示す。
【0050】図6を参照して、従来素子は、FeMn膜がA
BS面に露出しているため、FeMn膜の腐食が見られ、結
果的に縦バイアス磁界(He)の経時的な低下を招いて
いる(30時間経過後に略零)が、本発明の素子では、縦
バイアス磁界の低下はまったく見られなかった。
【0051】図2では、本発明の実施例の別の態様とし
て、FeMn膜がSAL1の下に積層されている構成につい
て示している。以下では、反強磁性膜3にFeMn膜を使用
した例を挙げる。
【0052】図2を参照して、まず、FeMn膜3のγ相を
成長させるため、挿入層(「下地層」ともいう)2をス
パッタリング法により推積しその上にFeMn膜3をスパッ
タリング法により積層する。そして、イオンミリング等
により、縦バイアス磁界を印加させる領域以外のFeMn膜
をエッチングする。なお、挿入層2としては、面心立方
格子構造のCu又はNi等が用いられる。
【0053】その後、SAL1と磁気分離層8を積層
し、能動領域6にのみ磁気分離層8を残すようにパター
ニングする。磁気分離層8としては、Ti或いはTaを約20
nm成膜し、パターニングは、CF4ガスを用いた反応性
イオンエッチング(RIE)により行う。
【0054】反応性イオンエッチング(RIE)の条件と
しては、CF4ガス流量:30sccm、ガス圧:4.2Pa、RFパ
ワー:100Wで約11nm(=110Angstrom)/分のエッチ
ングレートが得られ、これにより、約2分程度のエッチ
ングで選択的にパターニングすることが可能とされる。
【0055】以上、本発明を上記実施例に即して説明し
たが、本発明は上記態様にのみ限定されるものでなく、
本発明の原理に準ずる各種態様を含む。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明(請求項
1)によれば、MRヘッドのSAL及びMR膜共に交換
力による縦バイアス磁界を印加させるように反強磁性膜
が形成され、しかも反強磁性膜が能動領域に露出しない
ように構成されるため、バルクハウゼンノイズが低減で
き、縦バイアス磁界の経時変化を特段に低減し、信頼性
を大幅に向上させるMRヘッドの提供を可能とするもの
である。上記効果は、請求項2〜5記載の本発明の好ま
しい態様によっても好適に達成される。
【0057】また、本発明(請求項6)によれば、磁気
分離層を介して、SALとMR膜との磁気的分離が確保
される。さらに、本発明(請求項7)によれば、電極
(導電体)とMR膜が当接しているため、素子抵抗を大
幅に低減するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るMR素子の構成を示す
断面図である。
【図2】本発明の一実施例の別の態様を示す断面図であ
る。
【図3】従来のMR素子の構成を示す断面図である。
【図4】従来のMR素子の平面図である。
【図5】図4の、線A−A′の断面図である。
【図6】交換バイアス磁界の経時変化を表した図であ
る。
【符号の説明】
1 SAL 2 挿入層 3 反強磁性膜 4 MR膜 5 導電体 6 MR素子の能動領域 7 MR素子の受動領域(端領域) 8 磁気分離層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反強磁性膜を有し、磁気抵抗効果膜と、該
    磁気抵抗効果膜にバイアス磁界を印加する軟磁性強磁性
    膜と、が前記反強磁性膜により共に磁区安定化され、前
    記反強磁性膜が前記磁気抵抗効果膜又は前記軟磁性強磁
    性膜の下に形成された磁気抵抗効果素子であって、前記
    反強磁性膜が、素子の能動領域層には配置されないよう
    に形成されていることを特徴とする磁気抵抗効果型読み
    取り変換器。
  2. 【請求項2】前記バイアス磁界を印加する軟磁性強磁性
    膜が面心立方構造でないことを特徴とする請求項1記載
    の磁気抵抗効果型読み取り変換器。
  3. 【請求項3】前記軟磁性強磁性膜が、少なくとも前記素
    子の能動領域において面心立方構造でないことを特徴と
    する請求項2記載の磁気抵抗効果型読み取り変換器。
  4. 【請求項4】前記反強磁性膜が、FeMn、又はFeMnを主成
    分とする材料から成ることを特徴とする請求項1記載の
    磁気抵抗効果型読み取り変換器。
  5. 【請求項5】前記反強磁性膜が、面心立方構造の挿入層
    の上に形成されることを特徴とする請求項4記載の磁気
    抵抗効果型読み取り変換器。
  6. 【請求項6】前記素子の能動領域層に対応する位置に磁
    気分離層が配置されたことを特徴とする請求項1記載の
    磁気抵抗効果型読み取り変換器。
  7. 【請求項7】導電体を前記磁気抵抗効果膜上に当接して
    前記素子の受動領域に対応する位置に配置したことを特
    徴とする請求項1記載の磁気抵抗効果型読み取り変換
    器。
JP31124894A 1994-11-22 1994-11-22 磁気抵抗効果型読み取り変換器 Pending JPH08147638A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6137663A (en) * 1996-12-24 2000-10-24 Nec Corporation Magnetic head and method for magnetic recording and playback
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981013