JPH08147605A - 磁気記録再生装置および磁気再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置および磁気再生装置

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JPH08147605A
JPH08147605A JP29321494A JP29321494A JPH08147605A JP H08147605 A JPH08147605 A JP H08147605A JP 29321494 A JP29321494 A JP 29321494A JP 29321494 A JP29321494 A JP 29321494A JP H08147605 A JPH08147605 A JP H08147605A
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JP
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signal
magnetic
signals
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recorded
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JP29321494A
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English (en)
Inventor
Teruo Itami
輝夫 伊丹
Hiroshi Masuyama
大志 益山
Kenji Tomizawa
研二 冨澤
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の信号がそれぞれ異なるトラックに記録さ
れている磁気テープより、信号の数より少ないヘッド
で、所望の信号を瞬時に切り換え再生することができる
磁気記録再生装置を提供することにある。 【構成】 複数の画像信号を記録信号処理部にて奇数個
の信号に分割する。さらにこの記録処理部にて、この奇
数個(m個)に分割された信号を磁気テープへ記録され
るトラックの順序が回転ドラム13が一回転する毎に入れ
替わるように処理して磁気テープ30へ記録する。再生時
には、中心となるトラックを固定ヘッドにて再生するよ
うに搬送手段を制御し、この固定ヘッドを中心にして、
交互に可動ヘッドが配置するようにアクチュエータ37,3
8 を制御する。m個の信号の内、固定ヘッドA4、B4と可
動ヘッドA5,B5を用いて2信号を同時に再生して、切り
替え手段21へ供給する。この切り替え手段21を選択的に
切り替え、出力端子20から合成信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転ドラム上に配置さ
れた磁気ヘッドにより、磁気テープ上に斜めに信号を磁
気記録再生するヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装
置(以下、VTRという)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ヘリカルスキャン方式のVTRで
は複数の信号、例えば2画像を同一のテープ上に記録す
る場合、図7に示すように回転ドラム30上に180度
対向して配置されるヘッドA,ヘッドBを用いて、1ト
ラックおきに2画像のそれぞれ2フィールドから成る画
像信号の内、1フィールドを記録するものが考案されて
いる。これを図7を用いて説明する。
【0003】図7において、入力端子A(41)、B
(42)のそれぞれから画像信号A、画像信号Bが入力
される。この入力された信号を磁気テープへ記録するた
め、記録信号処理回路A(43)、B(44)にて、適
当な処理を施している。さらに、磁気記録をするため、
必要な分だけ、記録信号が増幅された後、磁気テープへ
磁気ヘッドにより記録される。180度隔てて配置され
た磁気ヘッドA,Bの切り替えは、増幅回路45,46
の後段に設けられたスイッチA(47),スイッチ(4
8)により為される。このスイッチA(47)、スイッ
チB(48)は、記録時にのみ導通し、この導通期間の
み、磁気ヘッドへ記録信号が供給されるように構成され
ている。この導通時に回転ドラム30に巻き付けられる
ように配され、回転ドラム30の回転とともに搬送され
る磁気テープへ磁気ヘッドAあるいはBにより記録信号
が記録される。
【0004】通常1画像を記録するVTRの場合、図8
(A)に示すような記録パターンになり、この場合は1
画像を形成する第1フィールド、第2フィールドの両方
が交互のトラックに記録されることになる。これを図7
のような構成とすることで、磁気テープ上に記録される
パターンを図8(B)に示すように、画像A、画像Bの
それぞれの第1フィールド、あるいは第2フィールドの
いずれか一方が交互にトラックに記録されるようにする
ことができる。
【0005】再生時には、記録側のスイッチA(4
7)、B(48)が開放となり、記録処理回路43,4
4とヘッドA、Bがそれぞれ電気的に切り離される。記
録時に1トラック毎、交互に記録された2画像の信号
を、視聴者の指示に従って、再生する。再生された信号
は再生アンプ52,53にて増幅され、次段のスイッチ
C(54)が導通している期間に後段の再生信号処理回
路55へ供給される。たとえば、画像Aが選択された場
合、画像信号Aを直接出力端子58から出力するととも
にフィールドメモリ56へ記憶していき、画像信号A
と、交互に記録された画像信号Bが磁気ヘッドBにより
再生されている間、このフィールドメモリ56に記憶さ
れた記録信号をR/W信号を切り替え、読み出すように
している。なお、フィールドメモリ56へはリードライ
トの信号に基づき、1トラック毎に記録および読みだし
が行われており、1フィルード分の信号はフィールドメ
モリから再生し、もう1フィールド分の信号は、直接再
生信号処理回路から出力するようにして、1フレームの
画像信号を構成している。
【0006】したがって、同じフィールド(偶数あるい
は奇数のフィールド)の画像信号が連続して出力される
ことになり、いわゆるコマ落としのフィールドスキップ
画像となる。このため、スキップ画像となる。
【0007】この模様を図9を用いて説明する。図9
(ア)は、ヘッドスイッチCのスイッチングを制御する
信号波形であり、(イ)は、フィールドメモリへの入力
信号であり、図9(ウ)(エ)は、画像Aを視聴者が選
択した場合のフィールドメモリ56のリードライトサイ
クルと出力端子58から出力される画像信号である。ま
た、図9(オ)(カ)は、画像を視聴者が選択した場合
のリードライトのサイクルと画像信号である。
【0008】フィールドメモリ56では、画像信号A、
Bの内、選択された画像信号を、図示しない制御回路か
ら出力されるフィールドメモリの書き込み・読み出し制
御信号(メモリR/W)に基づいて記憶している。図9
(ウ),(エ)に示すように再生画像として画像Aを選
択した場合は、メモリR/W Aによりこの信号が
“L”の時フィールドメモリ56への入力信号の内、画
像A信号を書き込み、フィールドメモリ56への入力信
号が画像Bの期間であるメモリR/W Aが“H”の時
は、その前期間にフィールドメモリ16に書き込まれて
いる画像A信号を読み出す。
【0009】フィールドメモリ56の出力信号は、スイ
ッチD57に供給され、フィールドメモリ56が書き込
み期間は再生信号処理手段55の出力信号である画像A
信号を選択し、読み出し期間はフィールドメモリ56の
出力を選択し、その結果、図9の再生画像出力Aが得ら
れる。この画像は、同じフィールドを2回連続すること
になり、所謂コマ落としをしたフィールドスキップ画像
となる。
【0010】また、画像Bを選択した場合はメモリR/
W信号は図9(オ),(カ)に示すように、メモリR/
W Bとなり、出力される画像信号は画像Bのフィール
ドが2回連続する再生画像出力Bとなる。
【0011】しかし、2フィールドから構成される画像
信号の内、片フィールドの記録再生しか行わないため
に、再生される画像の時間方向の情報量が1/2とな
り、更に垂直解像度も1/2になってしまう。
【0012】以上は既存VTRシステムと互換性を保持
しながら、2画像の記録再生を行うシステムを提供する
例であるが、2画像をフィールドスキップによるコマ落
とし無く、しかも同時に2画像を再生するVTRを次に
示す。
【0013】図10はそのVTRにおける磁気記録テー
プ上の記録パターンである。このように記録された信号
を磁気テープから再生するVTRの再生系統のブロック
図を図11に示す。
【0014】回転ドラム31上のヘッドA1、A2は、
回転ドラム31に巻き付けられた磁気テープと接してい
る期間に、それぞれ図10の画像Aフィールド1と画像
Bフィールド1のトラックをそれぞれトレースし、ヘッ
ドB1、B2は磁気テープと接している期間にそれぞれ
画像Aフィールド2と画像Bフィールド2のトラック上
をトレースするように各ヘッドが取り付けられている。
なお、回転ドラムの回転とと磁気テープを搬送する搬送
機構はサーボ回路(図示せず)により制御されているも
のとする。各ヘッドからの再生信号はそれぞれ再生アン
プA1(66)、A2(67)、B1(68)、B2
(69)により増幅され、スイッチA(64)、B(6
5)を介して磁気テープと接触している方の再生信号が
それぞれ再生信号処理回路A(62)、B(63)へ供
給される。
【0015】再生信号処理回路A(62)、B(63)
では、画像信号に再生されたのちスイッチC(61)に
供給され、例えば図12(ア),(イ),(ウ)に示す
ような視聴者の選択した画像形式に従って切り替えら
れ、2画像が合成された画像信号として出力端子60か
ら出力される。このような画像信号の切り替えなどを行
う場合同時に再生するためのヘッドを複数用意しなけれ
ばならない。しかし、このようなヘッドを複数再生する
トラック分だけ用意すると装置が大型化し、高価になる
という問題があった。
【0016】上述の問題を改善するため、少ない磁気ヘ
ッドにて多数のトラックに記録された信号を再生するた
め可動ヘッドを用いた方法が提案されている。アクチュ
エータは電圧を印加することで延び縮みさせることがで
きる圧電素子や電歪素子を貼り合わせてバイモルフ構造
とし、電圧を印加することでその先端を変位させること
ができるものや、ムービングコイル等がVTRのダイナ
ミックトラッキング用として既に用いられており、ここ
では圧電素子を使った圧電バイモルフを用いていた装置
を例に採り、説明を加える。
【0017】図13は3対のヘッドを用いて、異なる信
号を記録する記録系統を示す図であり、図14は、その
記録パターンを示す図であり、図15は、これらの記録
された信号を可動ヘッドを用いて再生するための再生系
統を示す図である。
【0018】まず、磁気テープへの記録についてブロッ
ク図を用いて説明する。図13に示すように回転ドラム
上33に6個の磁気ヘッドA1、A2、A3が1トラッ
クピッチ分(以下、1TPという)の段差を設けて近接
して配置されており、これらの磁気ヘッドA1,A2,
A3と180隔てて、対を為す磁気ヘッドB1,B2,
B3が配置されている。
【0019】入力端子A(71)、B(72)、C(7
3)から互いに異なる複数の画像信号が入力される。入
力された画像信号は、記録信号処理回路A(74)、B
(75)、C(76)にてそれぞれ適当な記録処理が施
された後、記録アンプ77〜82へ供給される。これら
の増幅回路77〜79,77a〜79aにて磁気テープ
へ記録するための信号が増幅され、回転ドラム(33)
上に設けられたヘッドA1、ヘッドA2、ヘッドA3、
ヘッドB1、ヘッドB2、ヘッドB3のそれぞれに供給
される。回転ドラム33には、約180度の巻き付け角
度で斜めに磁気テープ(図示せず)が巻き付けられてお
り、この磁気テープと一対を為す各ヘッドA1,B1、
A2,B2、A3,B3が磁気テープと接触している期
間、それぞれの信号が記録される。
【0020】この際、第1の走査で3つのヘッドA1〜
A3にて3本のトラックが形成され、次の走査で先のヘ
ッドと対を為すヘッドB1〜B3にて3本のトラックが
形成される。この動作を繰り返し行い、順次3本づつの
トラックが図14の如く、形成されていく。ここでは、
最初の走査で画像A・B・Cの第1フィールド(フィー
ルド1)が記録され、次の走査で各画像の第2フィール
ド(フィールド2)が記録される。即ち回転ドラム(1
3)が1回転することにより各画像の1フレーム(奇数
フィールドと偶数フィールドから成る1フレーム)の画
像信号が図14に示すように記録されることになる。
【0021】更にこれらの動作と並行して、磁気テープ
の上端あるいは下端にトラッキング制御を行うための基
準となるコントロール信号が記録される。このコントロ
ール信号の記録は、通常のテープフォーマットにあるよ
うに磁気テープの上端あるいは下端に長手方向に沿って
行われている。なお、この記録されるコントロール信号
の周期は、例えば回転ドラムの1回転周期が再生時に検
出できるような信号にて記録されている。
【0022】図15はこのように記録された磁気テープ
を再生するためのVTRブロック図である。図15にお
いて回転ドラム34上には固定ヘッドA4、B4とアク
チュエータA(37)、B(38)に取り付けられた可
動ヘッドA5、B5が搭載されており、固定ヘッドA4
と可動ヘッドA5は段差を設けずに近接して配置されて
いる。また、固定ヘッドB4と可動ヘッドB5も同様に
配置されている。また、固定ヘッドA4,A5と可動ヘ
ッドB4,B5のそれぞれは180度対向した位置に配
置されている。
【0023】回転ドラム34には図14に示したような
記録パターンをもつ磁気テープ35が約180度巻き付
け角度で巻き付けられており、各ヘッドA4,A5,B
4,B5はこの磁気テープ35上のトラックをトレース
している。
【0024】一方、磁気テープ35下端には、前述の如
くテープ長手方向にトラッキング用のコントロール信号
が記録されており、図15においてコントロールヘッド
87よりこれが再生され、再生された信号が再生アンプ
C(94)にて増幅され、波形整形回路93によりパル
ス波に整形された後、テープ搬送制御手段92に供給さ
れる。
【0025】テープ搬送制御手段92では基準周波数信
号とコントロール信号とが比較され、両者の位相が一致
するようにキャプスタンモーターを制御する。
【0026】このことで固定ヘッドA4,B4は記録さ
れた3種類のうちいずれかのトラック上を走査するよう
になり、固定ヘッドA4,B4からの出力信号は再生ア
ンプ86,87によりそれぞれ増幅され、スイッチA
(84)により、2つのヘッドのうち磁気テープ35と
接触している方の出力信号を再生信号処理手段A(8
2)へ供給される。
【0027】また、入力端子90から、画像Aとともに
再生したい他の画像信号を選ぶ選択信号が入力された場
合、この選択信号がテープ搬送制御手段92とともにア
クチュエータ制御手段91に供給される。たとえば、選
択した画像が画像Aの1トラックピッチ(以下、Tpと
いう)隣に記録されている画像Bとすると、アクチュエ
ータ制御手段91は可動ヘッドA5、B5が1Tp変位
するように、それに相当する駆動電圧をアクチュエータ
A(37)、B(38)のそれぞれに印加することにな
る(図16参照)。
【0028】また、図16に示すように記録された3つ
の画像信号の内、いずれかふたつの画像信号を再生する
ように指示された場合など、指示された画像信号のトラ
ックを追跡するような変位をするように制御電圧をバイ
モルフへ加えて制御することができるようになってい
る。この制御電圧の波形を図17に示す。図17は、1
TPあるいは2TP分の変位を得るための制御電圧波形
であり、選択した画像が画像Aを記録したトラックから
2Tp隣に記録されている画像Cであるとすると、アク
チュエータ制御回手段91は可動ヘッドA5、B5が2
Tp変位するように、アクチュエータA(37)、B
(38)へ制御電圧を供給する。なお、入力端子90へ
は、たとえばキーマトリクスから成る入力手段を用い
て、再生画像の選択を指示する信号が入力されているも
のとする。また、入力手段からの信号に限らず、アクチ
ューエータ制御手段91内部で生成される信号に基づい
て可動ヘッドを制御することも可能な構成となってい
る。
【0029】また、図16(ケース3)に示すように、
画像Cのトラックは画像Aのトラックに対して−1Tp
隣に記録されているとも言え、画像Aに対して1フィー
ルド前の画像を再生してもかまわなければ、可動ヘッド
A(4)、B(6)が−1Tp変位するように、それに
相当する駆動電圧をアクチュエータA(24)、B(2
5)のそれぞれに印加することでもできる。
【0030】以上のように、選択した画像を記録したト
ラック上を走査するようになった可動ヘッドA5、B5
からの出力信号は、再生アンプB1(88)、B2(8
9)により増幅され、スイッチB(85)により、2つ
のヘッドA5,B5のうち磁気テープ39と接触してい
る方の出力信号が再生信号処理手段B(83)に供給さ
れる。
【0031】再生信号処理回路A(82)およびB(8
3)へ供給された固定ヘッドA4,B4および可動ヘッ
ドA5,B5からの出力信号は、ここで画像信号に再生
され、スイッチC(81)にて、2つの画像信号を切り
換えて再生、あるいは図12に示したように2つの画像
信号を合成して出力端子80から出力する。このように
欠落なく情報を磁気テープへ記録することができるが、
図17に示したようにアクチュエータに印加する電圧レ
ベルが、必要な変位量を得るための値で一定となるため
圧電バイモルフの変位感度が低下してしまうという問題
があった。
【0032】すなわち、前述した圧電バイモルフはヘッ
ドアクチュエータとして比較的構造が簡素で、コストも
低く抑えられるという長所がある反面、この圧電素子に
は直流電圧を印加し続けると、変位感度が低下するとい
う問題があった。
【0033】この問題に対処するため、特開昭61−2
29224号公報に記載されてあるような磁気記録再生
装置が提案されている。この磁気記録再生装置では、磁
気ヘッドが磁気テープに接触していない回送期間には、
アクチュエータ駆動信号は、図18(イ)に示すよう
に、接触している当接期間の印加電圧を打ち消すような
逆電圧を印加し、回転ドラムが1回転する間の印加電圧
の直流成分を0にするようにしている。
【0034】しかしながら、このような方式では回送期
間に印加する電圧が図18(イ)に示すような急激な変
化を伴うことにより、印加電圧の周波数帯域にアクチュ
エータの固有振動周波数を含み、このためアクチュエー
タは自己発振してしまう。これは実際には、図18
(ウ)に示すように、当接期間のリンギングとなって現
れ、記録トラックに対して磁気ヘッドをトレースするた
めの制御が不可能になるという問題があった。
【0035】また、この従来例では3画像分の信号を記
録したテープより再生する例を示したが、多くの画像を
それぞれ異なるトラックに記録した信号を再生する場
合、例えばその中で選択した1画像を表示するために
は、記録した画像より少ない再生ヘッドで、再生途中に
他の画像を選択した場合、ヘッドが異なるトラック上を
トレースしなければならないため、トラッキング制御を
切り換える必要がある。このため再生中のトラックから
他のトラックへヘッドが移動する過渡期間に画面上にノ
イズが現れてしまい、また、その切り換え時間がかかる
ため切り換えを瞬時に行いたい場合には応答できないと
いう問題があった。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の方式で
は、フィールドスキップ記録再生によりコマ落としされ
てしまい、時間方向の情報量も垂直解像度も1/2とな
り、満足した再生画像が得られず、また、同時に2つの
画像を再生することができなかった。
【0037】また、ヘッド対を2組にして同時に2トラ
ックを再生する場合は、これより多くの画像を記録した
テープを再生する時に、現在トレースしていないトラッ
クの画像を選択した場合、トラッキング制御を切り換え
る際に、ある程度の時間画面上にノイズが現れてしま
う。
【0038】また、記録した画像分の数だけヘッド対を
搭載する場合、各ヘッド間の取り付け精度を保持するこ
とが困難であり、またコストが上がってしまう。
【0039】さらに、回送期間に印加する電圧が急激な
変化を伴うことにより、印加電圧の周波数帯域にアクチ
ュエータの固有振動周波数を含み、このためアクチュエ
ータは自己発振してしまう。これは実際には当接期間の
リンギングとなって現れ、記録トラックに対して磁気ヘ
ッドをトレースするための制御が不可能になるという問
題があった。
【0040】本発明の目的は、複数の信号がそれぞれ異
なるトラックに記録されている磁気テープより、信号の
数より少ないヘッドで、所望の信号を瞬時に切り換え再
生することができる磁気記録再生装置を提供することに
ある。
【0041】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の磁気記
録再生装置は、回転ドラム上に複数の磁気ヘッドを備
え、前記回転ドラムの回転に併せて巻き付けられるよう
に搬送される磁気テープ上へ信号を斜めに記録あるいは
この磁気テープから記録された信号を再生するヘリカル
スキャン方式の磁気記録再生装置であって、n(n>2
の整数)種類の信号を入力する手段と、前記手段からの
n種類の信号をそれぞれ記録する形態に処理し、m(m
≦nの奇数)個の組に分割する記録信号処理手段と、前
記m組に分割された出力信号の内、一信号が記録される
トラックを境に記録するトラック順序を、前記回転ドラ
ムの1回転毎に第1,第2・・・,第m−1の順序と第
m−1,・・・第2,第1の順序を交互に繰り返すよう
に、各信号を入れ替える手段とを具備することを特徴と
するものである。
【0042】請求項2記載の磁気記録再生装置は、請求
項1記載の磁気記録再生装置において、前記n種類の信
号を分割して記録あるいは再生を行う各トラックに対し
て、記録するn種類の信号、あるいは前記m分割した記
録信号処理手段の出力信号を識別するためのフラグを磁
気テープへ記録する手段を具備することを特徴とするも
のである。
【0043】請求項3記載の磁気再生装置は、回転ドラ
ム上に複数の磁気ヘッドを備え、前記回転ドラムの回転
に併せて巻き付けられるように搬送される磁気テープ上
へ信号を斜めに記録あるいはこの磁気テープから記録さ
れた信号を再生するヘリカルスキャン方式の磁気再生装
置であって、前記複数の磁気ヘッドの内、少なくとも一
つを回転ドラムに固定された固定磁気ヘッド、他を電気
−機械変換素子から成るアクチュエータ上に配置された
可動ヘッドにて構成し、これらの磁気ヘッドにて記録さ
れた信号を再生する再生手段と、磁気テープを回転ドラ
ムの回転に併せてこの回転ドラムへ巻き付けるように搬
送するためのテープ搬送手段と外部からの指示に従っ
て、あるいは内部生成される指示に従って、または両者
の組み合わせに従ってトラックを追跡するための指示信
号を生成する手段と、前記指示信号に従って、前記交互
に繰り返すように記録された信号の中心を為すトラック
を前記固定磁気ヘッドにてトレースするとともに前記可
動ヘッドが交互に記録された各信号のトラックを連続的
にトレースするように、前記電気−機械変換素子から成
るアクチュエータおよびテープ搬送手段を制御する制御
手段と、前記固定ヘッドあるいは前記可動ヘッドから再
生される信号を出力する形態に処理する再生処理手段と
を具備することを特徴とするものである。
【0044】請求項4記載の磁気再生装置は、請求項3
記載の磁気再生装置において、前記再生処理手段を、前
記固定ヘッドより再生される信号を出力する形態に処理
する第1の再生処理手段と、前記可動ヘッドより再生さ
れる信号を出力する形態に処理する第2の再生処理手段
とで構成したことを特徴とするものである。
【0045】請求項5記載の磁気再生装置は、請求項4
記載の磁気再生装置において、前記再生処理手段に、前
記第1の再生処理手段出力と、前記第2の再生処理手段
出力を選択的に切り換えて出力する切り換え手段を設け
たことを特徴とするものである。
【0046】請求項6記載の磁気再生装置は、請求項3
記載の磁気再生装置において、前記制御手段は、各トラ
ックに記録してあるn種類の信号、あるいはm分割した
記録信号処理手段の出力信号を識別するためのフラグを
検出し、m分割された信号の内どれであるかを判別する
手段と、前記フラグを基に前記テープ搬送手段へフラグ
情報を供給するとともにアクチュエータ制御手段へフラ
グ情報を供給するための手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0047】
【作用】本発明においては、コマ落としのような情報の
欠落なく複数信号を記録することができる。また、記録
信号処理手段にて、複数、入力された信号を奇数個
(m)の信号に分割して記録するため、一信号が記録さ
れるトラックを境にして、(m−1)個の信号を、回転
ドラムの回転毎に記録順序を交換して記録することがで
きる。再生時には、m個の信号の内、中心となるトラッ
クを固定ヘッドによりトレースし、可動ヘッドにより、
固定ヘッドからの同等のトラックピッチを持つトラック
を交互にトレースでき、連続して、m個の信号の内の一
つを再生できる。
【0048】また、電気−機械変換素子からなるアクチ
ュエータに印加する電圧の直流成分を0にすることがで
きる。
【0049】また、記録された複数の信号数より少ない
ヘッドで、複数の信号を瞬時に切り換え再生、あるいは
2つの信号を同時再生することができる。
【0050】また、記録された磁気テープを再生する際
に、奇数個に分割された信号を識別するためのフラグを
基にテープ搬送手段とアクチュエータを制御手段にて制
御できる。
【0051】さらに、選択的に第1と第2の再生処理手
段を切り換えて出力することできる。
【0052】
【実施例】以下、図面に基づいて画像を記録再生するV
TRを例にとり本発明の実施例について説明する。図1
は本発明に係わる、複数の画像信号を記録するVTRの
ブロック図である。まず、磁気テープへの記録について
ブロック図を用いて説明する。
【0053】図1に示すように回転ドラム上13に6個
の磁気ヘッドA1、A2、A3が1トラックピッチ分
(以下、1TPという)の段差を設けて近接して配置さ
れており、これらの磁気ヘッドA1,A2,A3と18
0度隔てて、対を為す磁気ヘッドB1,B2,B3が配
置されている。
【0054】入力端子A(1)、B(2)、C(3)か
ら互いに異なる複数の画像信号が入力される。入力され
た画像信号は、記録信号処理回路A(4)、B(5)、
C(6)にてそれぞれ適当な記録処理が施された後、記
録アンプ7〜12へ供給される。これらの増幅回路7〜
12にて磁気テープへ記録するための信号が増幅され、
回転ドラム(13)上に設けられたヘッドA1、ヘッド
A2、ヘッドA3、ヘッドB1、ヘッドB2、ヘッドB
3のそれぞれに供給される。回転ドラム13には、約1
80度の巻き付け角度で斜めに磁気テープ(図示せず)
が巻き付けられており、この磁気テープと一対を為す各
ヘッドA1,B1、A2,B2、A3,B3が磁気テー
プと接触している期間、それぞれの信号が記録される。
【0055】この際、第1の走査で3つのヘッドA1〜
A3にて3本のトラックが形成され、次の走査で先のヘ
ッドと対を為すヘッドB1〜B3にて3本のトラックが
形成される。この動作を繰り返し行い、順次3本づつの
トラックが形成されていく。また、画像信号と画像信号
を選択的に切り替える切り替え回路が記録処理回路の前
段に設けられており、このスイッチA14,15を切り
替えることにより、3本1組で形成されるトラックを画
像信号を入れ換えて記録している。
【0056】なお、スイッチA14は回転ドラム13の
1回転毎に、入力端子B(2)より入力される画像Bと
入力端子C(3)より入力される画像Cを交互に選択的
に切り替えるもので、スイッチB(15)はスイッチA
(14)で選択されなかった方を出力するように構成さ
れている。
【0057】ここでは、最初の走査で画像B・A・Cの
第1フィールド(フィールド1)が記録され、次の走査
で各画像の第2フィールド(フィールド2)が記録され
る。即ち回転ドラム(13)が1回転することにより各
画像の1フレーム(奇数フィールドと偶数フィールドか
ら成る1フレーム)の画像信号が図2に示すように記録
されることになる。この一回転した後、スイッチAおよ
びスイッチB14,15を切り替え、A信号のみはその
ままにして、C信号とB信号を入れ換えて記録してい
く。したがって、記録パターンは、図2の如くなる。な
お、このように記録トラックを入れ換えているため、識
別用の信号としてフラグパターンを画像信号とは別の領
域に記録している。この信号は、再生時にどの画像信号
が解るような識別信号が記録されている。
【0058】この記録された信号を磁気テープから図3
にブロック図を示す再生系統を用いて再生する。以下、
図面を参照して説明する。、磁気テープ39下端には、
前述の如くテープ長手方向にトラッキング用のコントロ
ール信号が記録されており、図3に示すようにコントロ
ールヘッド95よりこれが再生される。この再生された
信号が再生アンプC(94)にて増幅され、波形整形回
路93によりパルス波に整形された後、テープ搬送手段
102に供給される。テープ搬送手段102では、この
信号を受け、基準周波数信号と比較し、両者の位相が一
致するようにキャプスタンモーターを制御している。こ
のように記録トラックを磁気ヘッドがトレースするよう
に回転ドラム13とテープ搬送機構が制御され、記録さ
れた信号が再生される。
【0059】したがって、固定ヘッドA4,B4は記録
された3種類のうちいずれかのトラック上を走査するよ
うになり、固定ヘッドA4、B4からの出力信号は再生
アンプ26、27、さらにスイッチA(24)を介して
再生信号処理手段A(22)およびフラグ判定手段10
0に供給される。
【0060】フラグ判定手段100では画像信号と共に
記録された、各画像信号トラックを識別するフラグを検
出し、この信号から分割された信号のどれにあたるかが
判別され、この判別信号がテープ搬送手段102に供給
される。
【0061】テープ搬送手段102では前述した判別信
号から、画像信号Aを記録したトラックを固定ヘッドA
4,A5がトレースするようにキャプスタンモータを制
御する。
【0062】また、入力端子90から、画像Aとともに
再生したい他の画像信号を選ぶ選択信号が入力された場
合、この選択信号がアクチュエータ制御手段23に供給
される。たとえば、選択した画像が画像Aの1Tp隣に
記録されている画像Bとすると、アクチュエータ制御手
段101は可動ヘッドA5、B5が1Tp変位するよう
に、それに相当する駆動電圧をアクチュエータA(3
7)、B(38)のそれぞれに印加することになる。
【0063】また、記録された3つの画像信号の内、い
ずれかふたつの画像信号を再生するように指示された場
合、指示された画像信号のトラックを追跡するような変
位をするように制御電圧をバイモルフへ加えて制御する
ことができるようになっている。
【0064】なお、入力端子へは、たとえばキーマトリ
クスから成る入力手段を用いて、再生画像の選択を指示
する信号が入力されているものとする。また、入力手段
からの信号に限らず、アクチューエータ制御手段101
内部で生成される信号に基づいて可動ヘッドを制御する
ことも可能な構成となっている。
【0065】以上のように、選択した画像を記録したト
ラック上を走査するようになった可動ヘッドA5、B5
からの出力信号は、再生アンプ28、29により増幅さ
れ、スイッチBにより、2つのヘッドのうち磁気テープ
(2)と接触している方の出力信号が再生信号処理手段
B23に供給される。
【0066】次に図の作用を説明する。前述の如く、画
像信号Aが記録されたトラックを中心にして回転ドラム
が一回転する毎にBCが交互に記録された磁気テープ
を、図3で示した再生系で再生すると、アクチュエータ
に印加する制御波形は図4に示すようになる。
【0067】固定ヘッドA4,B4で画像Aが記録され
たトラックをトレースし、可動ヘッドで画像Bが記録さ
れたトラックをトレースするには、画像Aが記録された
トラックを中心に画像B、画像Cを記録したトラックが
それぞれ入れ換わるため、可動ヘッドの変位量を回転ド
ラム1回転毎に+1tp、−1tp交互に切り換えれば
良いことになる。なお、可動ヘッドと固定ヘッドの位置
関係は前述の如く、段差がなく配置されているため、こ
こでは固定ヘッドを中心として±1tp毎に可動ヘッド
のアクチュエータが変位するように制御電圧を加えて再
生をおこなっている。
【0068】したがって、画像Aとともに画像Bあるい
は画像Cが選択された場合、Aヘッドのアクチュエータ
37およびBヘッドのアクチュエータ38へ画像Bが記
録されたトラックあるいは画像Cが記録されたトラック
を追跡するように交互に極性が入れ替わるような電圧を
印加すれば良いことになる。なお、トラック1tp分、
変位するために必要な電圧値を、±Vtpとしてある。
【0069】画像Bを選択した場合、図5に示すような
トラックとヘッドの位置関係になり、アクチューエータ
への制御電圧は、図4(イ)(ウ)に示すごとくなる。
また、画像Cを選択した場合、図6に示すようなトラッ
クとヘッドの位置関係になり、アクチューエータへの制
御電圧は、図4(エ)(オ)のような制御電圧波形とな
る。一方の磁気ヘッドの回送期間に緩やかに変位して、
交互に記録された画像Bの信号あるいは画像Cの信号を
一対のヘッドにて連続的に追跡できるようになってい
る。したがって、制御電圧波形を奇関数に設定すること
ができ、直流成分を0にすることができる。
【0070】さらには、回送期間に2tp分の変位を緩
やかに行うようにすることができるため、このため可動
ヘッドのリンギングも生じにくくなるという効果があ
る。また、可動ヘッドで再生するトラックを画像Cを記
録したトラックとする場合は、図4(エ)(オ)のよう
になり、画像Bを再生する場合の波形を180度位相が
異なるようにして制御すれば良い。
【0071】なお、本実施例では記録再生する信号を画
像信号としたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、画像信号ではなく音声信号でも、あるいはディジタ
ルデータであっても良い。
【0072】本実施例では、記録する信号を3種類とし
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、何種類
であっても良い。
【0073】本実施例では、分割するトラック数を3分
割としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、
記録する信号の種類以下であれば何分割でも良い。
【0074】本実施例では、記録する信号をそれぞれ別
のトラックへ記録あるいは別のトラックから再生した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、いくつか
の信号を同じトラックへ記録あるいはトラックから再生
しても良い。
【0075】本実施例では、記録信号処理手段を記録信
号の数だけ備えたが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、例えば時分割処理等を行い、まとめて同じ記録
信号処理手段を用いても良い。
【0076】本実施例では、再生信号処理手段を2系統
備えたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例
えば時分割処理等を行い、まとめて同じ再生信号処理手
段を用いても良く、また出力を1系統として、あらかじ
め再生信号処理手段を1系統とすることでも良い。
【0077】本実施例では、それぞれのヘッドを2個1
組としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、
一個でもまた2個以上で組を作っても良い。
【0078】本実施例では、出力系統を1系統とした
が、本発明はこれに限定されるものではなく、出力系統
はそれぞれの再生処理系統毎に持っても、あるいは両方
持っても良い。
【0079】
【発明の効果】本発明においては、コマ落としのような
情報の欠落なく複数信号を記録することができる。
【0080】また、電気−機械変換素子からなるアクチ
ュエータに印加する電圧の直流成分を0にすることがで
き、素子の劣化を防ぐことができる。
【0081】また、記録された複数の信号数より少ない
ヘッドで、複数の信号をノイズを伴うことなく、瞬時に
切り換えることができるばかりでなく、2画像の信号を
同時に再生することができるという効果がある。
【0082】また、記録された磁気テープを再生する際
に、奇数個に分割された信号を識別するためのフラグを
基にテープ搬送手段とアクチュエータを制御手段にて正
確にトラックを追跡するように制御できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の磁気記録再生装置の記
録系統を示すブロック図。
【図2】図1の記録トラックを説明するための磁気テー
プの記録パターン図。
【図3】本発明に係る一実施例の磁気記録再生装置の再
生系統を示すブロック図。
【図4】図3の可動ヘッドを駆動するためのアクチュエ
ータへ加えられる制御電圧波形図。
【図5】図3の固定ヘッドおよび可動ヘッドを用いて3
画像の内から2画像を選択して再生する場合の各ヘッド
とトラックとの位置関係を示す図。
【図6】図5と異なる2画像を選択した場合のトラック
とヘッドの位置関係を示す図。
【図7】従来の磁気記録再生装置の記録系統を示す図。
【図8】従来の磁気記録装置の記録パターンを示す図。
【図9】従来の磁気記録再生装置の再生処理を説明する
ためのタイミングチャート図。
【図10】図6の記録トラックから可動ヘッドを用いて
2つの信号を再生する場合の記録パターン図。
【図11】従来の磁気記録再生装置の再生系統のブロッ
ク図。
【図12】2画像を再生する場合の画面配置を示す図。
【図13】従来の磁気記録再生装置を記録系統を示すブ
ロック図。
【図14】従来の磁気記録再生装置の記録パターンを説
明するための図。
【図15】従来の磁気記録装置の再生系統のブロック
図。
【図16】複数の信号が記録されたトラックを固定ヘッ
ドおよび可動ヘッドを用いてトレースする場合のトラッ
クと各ヘッドの位置関係を示す図。
【図17】必要な変位量を得るため、バイモルフへ加え
られる制御電圧波形の一例を示す図。
【図18】必要な変位量を得るため、バイモルフへ加え
られる制御電圧波形の他の例を示す図。
【符号の説明】
1〜3…入力端子 4〜6…記録信号処理手段 7〜12…記録アンプ 22〜23…再生信号処理手段 37〜38…アクチュエータ 100…フラグ判定手段 101…アクチュエータ制御手段 102…テープ搬送制御手段 A1〜A5…磁気ヘッド B1〜B5…磁気ヘッド
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨澤 研二 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラム上に複数の磁気ヘッドを備
    え、前記回転ドラムの回転に併せて巻き付けられるよう
    に搬送される磁気テープ上へ信号を斜めに記録あるいは
    この磁気テープから記録された信号を再生するヘリカル
    スキャン方式の磁気記録再生装置であって、 n(n>2の整数)種類の信号を入力する手段と、 前記手段からのn種類の信号をそれぞれ記録する形態に
    処理し、m(m≦nの奇数)個の組に分割する記録信号
    処理手段と、 前記m組に分割された信号の内、一信号が記録されるト
    ラックを境に記録するトラック順序を、前記回転ドラム
    の1回転毎に第1,第2・・・,第m−1の順序と第m
    −1,・・・第2,第1の順序を交互に繰り返すよう
    に、各信号を入れ替え、複数の磁気ヘッドの内、少なく
    とも一つの磁気ヘッドを用いて磁気テープへ記録する記
    録手段とを具備することを特徴とする磁気記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】前記記録手段は、前記n種類の信号を分割
    して記録あるいは再生を行う各トラックに対して、記録
    するn種類の信号、あるいは前記m分割した記録信号処
    理手段の出力信号を識別するためのフラグを磁気テープ
    へ記録する手段を含んで成ることを特徴とする請求項1
    記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 回転ドラム上に複数の磁気ヘッドを備
    え、前記回転ドラムの回転に併せて巻き付けられるよう
    に搬送される磁気テープ上に、信号を斜めに記録あるい
    はこの磁気テープから記録された信号を再生するヘリカ
    ルスキャン方式の磁気再生装置であって、 前記複数の磁気ヘッドの内、少なくとも一つを回転ドラ
    ムに固定された固定磁気ヘッド、他を電気−機械変換素
    子から成るアクチュエータ上に配置された可動ヘッドに
    て構成し、これらの磁気ヘッドにて磁気テープから記録
    された信号を再生する再生手段と、 磁気テープを回転ドラムの回転に併せてこの回転ドラム
    へ巻き付けるように搬送するためのテープ搬送手段と外
    部からの指示に従って、あるいは内部生成される指示に
    従って、または両者の組み合わせに従ってトラックを追
    跡するための指示信号を生成する手段と、 前記指示信号に従って、前記交互に繰り返すように記録
    された信号の中心を為すトラックを前記固定磁気ヘッド
    にてトレースするとともに前記可動ヘッドが交互に記録
    された各信号のトラックを連続的にトレースするよう
    に、前記電気−機械変換素子から成るアクチュエータお
    よびテープ搬送手段を制御する制御手段と、 前記固定ヘッドあるいは前記可動ヘッドから再生される
    信号を出力する形態に処理する再生処理手段とを具備す
    ることを特徴とする磁気再生装置。
  4. 【請求項4】前記再生処理手段は、 前記固定ヘッドより再生される信号を出力する形態に処
    理する第1の再生処理手段と、 前記可動ヘッドより再生される信号を出力する形態に処
    理する第2の再生処理手段とを具備することを特徴とす
    る請求項3記載の磁気再生装置。
  5. 【請求項5】前記再生処理手段は、 前記第1の再生処理手段出力と、前記第2の再生処理手
    段出力を選択的に切り換えて出力する切り換え手段を含
    んで成ることを特徴とする請求項4項記載の磁気再生装
    置。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、 各トラックに記録してあるn種類の信号、あるいはm分
    割した記録信号処理手段の出力信号を識別するためのフ
    ラグを検出し、m分割された信号の内どれであるかを判
    別する手段と、 前記フラグを基に前記テープ搬送手段へフラグ情報を供
    給するとともにアクチュエータ制御手段へフラグ情報を
    供給するための手段とを含んで成ることを特徴とする請
    求項3記載の磁気再生装置。
JP29321494A 1994-11-28 1994-11-28 磁気記録再生装置および磁気再生装置 Pending JPH08147605A (ja)

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