JP2730055B2 - 磁気記録再生装置における変速再生方法 - Google Patents

磁気記録再生装置における変速再生方法

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JP2730055B2 JP63128449A JP12844988A JP2730055B2 JP 2730055 B2 JP2730055 B2 JP 2730055B2 JP 63128449 A JP63128449 A JP 63128449A JP 12844988 A JP12844988 A JP 12844988A JP 2730055 B2 JP2730055 B2 JP 2730055B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、バイモルフ等によってヘッドの高さ方向
が制御できる回転ヘッドを備えた磁気記録再生装置(VT
R)において、変速再生を行う際に有用な再生方法に関
するものである。
〔発明の概要〕
本発明のVTRにおける変速再生方法は、ヘッドの高さ
がバイモルフに供給されるコントロール信号によって制
御可能な磁気ヘッド(DTヘッド)によって変速再生を行
う際に、この磁気ヘッドに供給されるコントロール信号
を、磁気ヘッドの偏位量が最少となるように選択して再
生信号を得るようにすると共に、この磁気ヘッドから得
られた再生信号の時系列の乱れをフィールドメモリ等に
よって正規の時系列信号となるように変換しているか
ら、ドラム回転数の増加や,磁気ヘッドのマルチ化に対
して十分対応できる変速再生を行わせることができる。
〔従来の技術〕
ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置(VTR)に
よって画像情報を記録する際は、通常、1フィールド画
像情報が、走行している磁気テープの傾斜した1本のト
ラックに記録できるようになされている。そして、この
ようなVTRの場合は、ヘッドの高さがコントロールでき
る磁気ヘッドを採用し、例えば、特開昭55−159681号公
報にみられるようなトラッキングエラー信号を供給する
ことによって、変速再生時にノイズの少ない画像信号を
得ることができる。
しかしながら、近年、開発されているデジタル画像の
記録方式や,ハイビジョンテレビ信号の記録方式の場合
は、磁気テープに対して高密度の画像情報を記録するこ
とが要請されるため、例えば、複数個の回転ヘッド(マ
ルチヘッド)に画像情報を分散して記録するために、複
数本の記録トラックによって1フィールドの画像情報が
記録され、再生するような記録再生方式が採用されてい
る。
第3図(a)は第3図(b)に示すように、2トラッ
クを同時に記録する回転ドラムDに設けられているマル
チヘッドH1,H2によって、画像情報を記録したときの記
録パターンを示したもので、4本のトラックA0,B0,C0,D
0によって1フィールドの画像情報が記録され、次の4
本のトラックA1,B1,C1,D1によって、次のフィールドの
画像情報が記録されている。
トラックA0,C0,A1,C1……には例えば画像の輝度信号
成分が第1の回転ヘッドによって記録されるトラック
(ホームトラック)であり、トラックB0,D0,B1,D1……
は例えば画像の色信号成分が第2の回転ヘッドによって
記録されるトラック(ホームトラック)である。
このような記録パターンを有する磁気テープによって
画像情報を1/2倍速で再生する場合を考えると、テープ
速度が1/2となることによって、回転ヘッドの走査軌跡
は一点鎖線で示すように傾斜したものとなり、トラック
を横断することによってノイズバーが出力されることに
なる。
そこで、バイモルフ等によって回転ヘッドの高さ方向
が偏奇できるようなダイナミック型の回転ヘッド(以
下、DTヘッドという)を使用し、1/2倍速で再生する際
には、小矢印で示すようにドラムの1回転で1トラック
分だけDTヘッドの高さ方向が偏奇するようなコントロー
ル信号を供給すると、1/2倍速の場合でもノイズレスの
スロー再生を行うことができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、DTヘッドによって、上述したようにト
ラッキングエラーが解消し、かつ、第1のDTヘッドは常
に自分のホームトラック(A0,C0,A1,C1……)を走査
し、第2のDTヘッドも常に自分のホームトラック(B0,D
0,B1,D1……)を走査するためには、第4図に示すよう
に第1のDTヘッドのバイモルフに供給するコントロール
信号SCは、4トラック分の偏奇量を与える振幅、すなわ
ち、ヘッドの高さ位置が4トラックピッチ分変化するよ
うなレベルのコントロール信号が必要になり、このと
き、第1のDTヘッドからはA0,C0,A0,C0,A1,C1,A1,C1
…という順序でノイズのない画像情報が再生される。
又、このコントロール信号によって第2のDTヘッドか
らもB0,D0,B0,D0,B1,D1,B1,D1……という順序で画像情
報が再生されることになる。
ところで、コントロール信号SCの振幅レベルが大きく
なり、ジャンプピッチが大きくなると、特に、フライバ
ック時にヘッドに対して過度的な衝撃が印加され、トラ
ッキングミスが大きくなると同時に、偏奇量を与えるバ
イモルフの構造も大型化するという問題がある。
特に、同時に記録されるトラック数を増大するために
マルチヘッド数が増加すると、この方式の場合は偏奇量
をさらに大きくする必要があり、構造的に種々の問題点
が生じる。
さらに、より高密度の画像情報を記録するためドラム
の回転数を高くすると、ヘッドに加わる遠心力が増大
し、所定の偏奇量も与えることが困難になるという問題
があり、変速再生時にDTヘッドによってトラッキングを
とることも困難になる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、かかる問題点にかんがみてなされたもの
で、DTヘッドによって変速再生を行う際に、ホームトラ
ックに関係なくDTトラックには最少の偏奇量を与えるこ
とにより、連続するトラックを順序再生するようにする
と共に、ホームトラック以外から出力される再生信号
は、再生系の信号処理によって時系列が正規の順序とな
るようにするものである。
〔作用〕
マルチ化された複数のDTヘッドによって変速再生する
際に、テープの送り速度が定速走行時より変化したとき
には、このスピード変化によってずれるトラッキングエ
ラー量に対応する最少の振幅のコントロール信号をDTト
ラックに供給し、そのため、当該DTヘッドがホームトラ
ックと異なるトラックから信号を再生することになる
が、この再生信号は再生系の信号処理部に設けられてい
るフィールドメモリによって所定のタイミングで読み出
すようにすることによって、画面の連続性が保たれるよ
うにする。
〔実施例〕
第1図(a)は前述したように4本のトラックA0,B0,
C0,D0で1フィールドの画像情報が記録されているとき
のトラックパターンを示し、次のフィールド画像情報は
A1,B1,C1,D1の4分のトラックに記録されている。
又、トラックA0,A1,A2……及びC0,C1,C2,C3……は第
1のDTヘッドに対するホームトラックであり、トラック
B0,B1,B2,B3……及びC1,C2,C3……は第2のDTヘッドに
よるホームトラックである。
このような記録テープにおいて、テープ速度を1/2に
変換し、1/2スロー再生を行うときは、回転ヘッドの走
査軌跡は一点鎖線で示す角度になり、トラッキングエラ
ーが発生する。
そこで、本発明の場合は第1及び第2のDTヘッドのバ
イモルフに対して小矢印で示すように、徐々に偏奇量が
大きくなるようなコントロール信号SC(第1図(b))
を1トラック期間TSだけ供給し、1/2スロー再生時に
も、トラッキングのずれがないようにする。そして、こ
のコントロール信号SCは1トラック走査期間TSが終了す
ると、1トラックピッチPtだけもとの値に戻るようにフ
ライバックする波形とされている。
そのため、第1のDTヘッドによって再生される次のト
ラックは、1/2倍速とされているので第2のDTトラック
が再生するホームトラックBを走査することになり、こ
のトラックを走査するときにその走査軌跡を修正するコ
ントロール信号SCが再び加えられるようにする。
したがって、1/2スロー再生時には、第1のDTヘッド
はテープに記録されているトラックA0,B0,C0,D0,A1,B1,
C1,D1……を順次走査して行き画像情報を再生すること
になり、この第1のDTトラックと高さ方向が1トラック
ピッチ高くなっている第2のDTトラックからは同時に、
B0,C0,D0,A1,B1,C1,D1,A2……となるトラックの画像情
報がトラックを横切ることなく再生されることになる。
第2図はDTヘッドにこのようなコントロール信号SC
供給されたときの再生信号の時系列パターンと,その信
号処理の説明を行うもので、第1のDTヘッドDT1から得
られ再生信号RF1,及び第2のDTヘッドDT2から得られた
再生信号RF2は、1トラック毎に出力端子が切り換えら
れるスイッチャー10の入力端子I1及びI2に入力される。
そして、このスイッチャー10によって、入力端子I1,及
びI2の信号は1トラック走査毎に出力端子O1,及びO2
相互に分配される。したがって、スイッチャー10の出力
端子O1からはA0,C0,C0,A1,A1,C1,C1……となる時系列の
再生信号RF3が出力され、スイッチャー10の出力端子O2
からはB0,B0,D0,D0,B1,B1,D1,D1……となる時系列の再
生信号RF4が得られる。
次に、これらの再生信号RF3,及びRF4はそれぞれ、メ
モリ20A,20Bに記憶され、所定のタイミングで読み出さ
れることによって、再生信号RF4は1トラック分タイミ
ング遅れるようにすると共に、信号の順序が矢印の部分
で前後するように読み出され、再生信号RF4も矢印の部
分で再生信号の順序が変わるように読み出される。
そのため、このメモリ20A,20Bから読み出された再生
信号はRF5,RF6に示すような正規の時系列の信号に変換
される。
ところで、この再生信号RF5及びRF6は、定速再生時
に、第1及び第2のDTヘッドDT1,DT2から得られる信号
配列と同様であり、1フィールド期間に1フィールドの
画像情報で2度ずつ読み出されているものである。
したがって、この再生信号RF5及びRF6を信号処理回路
30において並列−直列変換し、テレビモニタに供給する
ことにより、1/2スロー再生画像信号を得ることができ
る。
上記実施例にみられるように、この発明の磁気記録再
生方法における1/2低速再生の場合は、DTヘッドのバイ
モルフに供給されるコントロール信号の最大値は、1ト
ラックピッチ分の偏奇を与えるものでよいから、DTヘッ
ドの偏奇量は最少となり、回転ドラムの高速化に対して
も十分に対応できるようになり、マルチ化されたヘッド
数が増加した場合も、偏奇量が最少となるようにするこ
とができる。
そして、DTヘッドのホームトラック以外から再生され
る信号は、フィールドメモリ等によって信号処理を施す
ことにより、時間的に連続した画像信号に変換すること
ができる。
なお、再生RF信号の時間系列を処理する回路は上記実
施例に限定されることなく、例えば、各記録トラックに
付加されているID信号(識別符号)を検出し、このID信
号に基づいてデジタル的に画像信号を処理するようにす
ることも可能である。
又、上記実施例は、1/2スロー再生について説明した
が、DTヘッドによって与えられる偏奇量の範囲であれ
ば、1/3倍速や1/4倍速の場合でも、あるいは2倍速,3倍
速の場合でも、DTヘッドが走査したトラックからホーム
トラックに関係なく、もっとも近い次のトラックを走査
するようにコントロール信号を与えることによって本発
明の再生方法が適用できることはいうまでもない。
トラッキングをとるためにDTヘッドに与えられる信号
は、実際的には前記の変速再生時に供給されるコントロ
ール信号SCに加えて、記録トラックからのずれを検出し
たトラッキングエラー信号が供給されることになるが、
このトラッキングエラー信号の検出は、従来からよく知
られているように、DTヘッドのバイモルフにウォブリン
グ信号を供給し、このときに出力される再生RF信号のエ
ンベロープの変化を検出することによって行われるもの
であり、その詳細な説明は省略する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のVTRにおける変速再生
方法は、テープ速度を変化し、変速再生を行う際に供給
されるDTヘッドのコントロール信号として、最少のトラ
ックピッチの偏奇量となるレベルの信号を供給し、当該
DTヘッドのホームトラックと異なるトラックから信号が
再生されたときも、再生後に連続した画像が得られるよ
うな信号処理を加えているから、DTヘッドに供給するト
ラッキング用のコントロール信号のレベルを低減するこ
とが可能になり、高密度記録の際に要求されるドラム回
転数の高速化や,マルチヘッド数の増加に対しても、十
分に対応をとることができるという効果がある。
又、DTヘッドの偏奇量を最少にすることによってDTヘ
ッドの小型化,及び軽量化がはかれ、トラッキング制御
が容易になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本発明の一実地例を示す記録ト
ラックパターンと,1/2スロー再生時に供給されるコント
ロール信号波形図、第2図は第1及び第2のDTヘッドか
ら再生された信号を適正な時系列信号に変換するための
信号処理を示すブロック図、第3図(a),(b)は2
トラック同時記録のテープ記録パターン図と,回転ドラ
ムのヘッドの配置図、第4図は従来の1/2倍速における
コントロール信号の波形図である。 図中、SCはコントロール信号、10はスイッチャー、20A,
20Bはメモリ、30は信号処理回路を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個のダイナミック回転ヘッドによって
    複数トラックを走査し、該トラックに記録されている画
    像信号を再生することができる磁気記録再生装置におい
    て、 変速再生時には前記各ダイナミック回転ヘッドの偏奇装
    置にテープ走行速度の変化によって生じるトラッキング
    ミスを補正することができる最小の偏奇電圧をトラッキ
    ングコントロール信号として供給し、 前記各ダイナミック回転ヘッドから再生された各再生信
    号列を相互に入れ替える並び替え処理と、 前記並び替え処理された前記各信号列の再生信号を記憶
    手段によって記憶し、前記各信号列の再生信号を所定の
    タイミングで読み出すと共に、 前記読み出された各信号列が定速再生時の時系列信号と
    なるように変換する変換処理を行うことを特徴とする磁
    気記録再生装置における変速再生方法。
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