JPH0620282B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH0620282B2
JPH0620282B2 JP12142284A JP12142284A JPH0620282B2 JP H0620282 B2 JPH0620282 B2 JP H0620282B2 JP 12142284 A JP12142284 A JP 12142284A JP 12142284 A JP12142284 A JP 12142284A JP H0620282 B2 JPH0620282 B2 JP H0620282B2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、回転するドラムに設けられた磁気ヘッドで、
磁気テープの斜め方向にフィールド分割してビデオ信号
を記録再生する磁気記録再生装置に関するものである。
従来例の構成とその問題点 近年磁気記録再生装置(以下VTRと呼ぶ)は記録信号
の高密度化、高画質化の方向にあり、デジタル信号での
記録再生が検討されており、高密度の記録を行うために
シリンダの回転速度を高くし、1フィールドを複数トラ
ックに分割して記録再生する方法が用いられている。
以下に従来のフィールド分割記録方式VTRにおける磁
気テープへの信号記録再生方法について説明する。
第1図は従来のフィールド分割記録方式VTRのテープ
走行系の一部を示す平面図である。(1)は磁気テープで
あり、矢印方向へ走行する。(2)は180度位置にあって互
いに逆方向のアジムス角を有するビデオヘッド(3)(4)を
具備した回転ドラムであり、3分割記録の場合は540rpm
で矢印a方向へ回転する。(5)と(6)は回転ドラム(2)へ
磁気テープ(1)を案内する案内ポストである。(7)は固定
ヘッドであり、磁気テープ(1)の上部に音声信号を、下
部にコントロール信号を記録再生する。
第2図は第1図の装置にて記録した各信号のパターンを
示し、(8)(8′)(8″)(8)は第1図の磁気ヘッド(3)に
記録されたビデオトラックであり、このアジムス方向を
Aチャンネルとし、磁気ヘッドは矢印方向bへ走査す
る。(9)(9′)(9″)は第1図の磁気ヘッド(4)にて記録さ
れたビデオトラックであり、このアジムス方向をBチャ
ンネルとし、それぞれ磁気ヘッドは矢印b方向へ走査す
る。その後はAチャンネル、Bチャンネルのトラックが
交互に記録されるとともに、この例ではTV信号の1フ
ィールドを3トラックに分割して記録する様構成してあ
るため、3トラック毎にそれぞれ垂直同期信号(10)(1
0′)(10″)が記録されている。また磁気テープの上部に
は第1図の固定ヘッド(7)にて音声トラック(11)が、下
部にはコントロール信号(12)がそれぞれ記録されてい
て、該コントロール信号(12)は前記垂直同期信号(10)と
同期している。また磁気テープ(1)は矢印C方向へ走行
する。
このように構成された従来のフィールド分割記録方式V
TRの動作について以下に説明する。第1図の磁気ヘッ
ド(3)(4)にて第2図の如く記録されたビデオトラックを
記録時の2倍のテープ送り速度で再生した場合、磁気ヘ
ッド(3)(Aチャンネル)の再生軌跡は第2図の実線(1
3)(13′)となり、磁気ヘッド(4)(Bチャンネル)の再
生軌跡は実線(14)となり、各ヘッドの再生信号波形は第
3図に示す如く磁気ヘッド(3)(Aチャンネル)は(15)
(15′)となり、磁気ヘッド(4)(Bチャンネル)は(16)
となる。次に、この再生信号のTV画面との関係を第4
図をもとに説明する。まず記録時において第4図(a)に
示す形状の画像を(17)(18)(19)に3分割し、それぞれ第
2図に示す3トラックに割当ててそれぞれAチャンネル
ヘッドおよびBチャンネルヘッドで記録する。この信号
を前記の如く2倍のテープ速度で再生した場合、まず磁
気ヘッド(3)(Aチャンネル)が実線(13)に示す如く垂
直同期信号(10)の記録されている最初のAチャンネルト
ラック(8)とBチャンネルトラック(9)にまたがって再生
した場合、再生される信号は第3図の(15)に示すAチャ
ンネル側であり、第4図(b)に示す上部画像(20)を形成
する。次に磁気ヘッド(4)(Bチャンネル)が実線(14)
に示す如く両チャンネルトラックにまたがって再生した
場合、再生される信号は第3図の(16)に示すBチャンネ
ル側の信号であり、第4図(b)に示す中央部画像(21)を
形成する。そして磁気ヘッド(3)(Aチャンネル)が実
線(13′)に示す如く両チャンネルトラックにまたがって
再生した場合、再生される信号は第3図の(15′)に示す
Aチャンネル側の信号であり、第4図(b)に示す下部画
像(22)を形成する。この様に2倍速で再生された信号は
分割位置での画像のならびが変化し、正常な画像が得ら
れない。また、この現象は他の高速再生スピードであっ
ても同様に発生し、また3分割以上のフィールド分割の
場合も同様となる。この様に従来の3分割以上のフィー
ルド分割記録方式VTRは高速再生時に正常な配列のT
V画像が得られないという問題点を有していた。
発明の目的 本発明は上記従来の問題点を解決するもので、3分割以
上にフィールド分割して記録した信号を記録時より早い
テープスピードで再生しても正常な配列のTV画像を得
ることのできる磁気記録再生装置を提供することを目的
とする。
発明の構成 本発明の磁気記録再生装置は、磁気テープを螺旋上に案
内するドラムと、1フィールドをn分割(n≧3,整
数)して記録再生する互いに異なるアジムスを持った少
なくとも2個の磁気ヘッドと、前記nが奇数の時は2P
フィールド(Pは整数)に1個の、またnが偶数の時は
Pフィールドに1個の同極性パルスから成るコントロー
ル信号を記録再生する固定ヘッドとを具備し、記録時の
m倍(m≧2,整数)のテープスピードで再生する時、
前記磁気ヘッドが分割トラックの1フィールドを分割順
に再生する様前記磁気ヘッドをトラック幅方向へ移動さ
せるとともに、該磁気ヘッドの移動を前記コントロール
信号で、該コントロール信号のmパルス期間毎に初期状
態へ復帰させる磁気ヘッド移動手段を設けたものであ
り、分割トラックを順次1フィールド形成順に再生する
ことにより記録時より早いテープスピードで再生する場
合においても正常な配列のTV画像を得ることができる
ものである。
実施例の説明 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第5
図は本発明の磁気記録再生装置における磁気ヘッドを具
備するドラム装置の断面図を示す。第5図において、(2
3)は磁気テープ、(24)は固定ドラム、(25)は回転ドラ
ム、(26)(27)は貼合せ圧電素子で、それぞれ一端に互い
に異なるアジムスを持った磁気ヘッド(28)(Aチャンネ
ル)と(29)(Bチャンネル)を具備し、他端は回転ドラ
ム(25)に固定されたブロック(30)(31)に取付けられてい
る。また前記貼合せ圧電素子(26)(27)には電極端子(32)
と(33)、(34)と(35)がそれぞれ設けられており、所定の
電圧を印加することによって前記圧電素子(26)(27)に撓
みが発生し、前記磁気ヘッド(28)(29)を矢印d,e方向
へそれぞれ移動させ、電圧を取りさるともとの位置に復
帰する。(36)は回転軸であり、固定ドラム(24)に玉軸受
(37)を介して回転自在に軸支されているとともに、前記
回転ドラム(25)およびモータ(図示せず)と一体化され
ており、1フィールド3分割時には約5400rpmで、4分
割時には約7200rpmで回転する。ここで、テープ走行方
向およびヘッド走査方向は従来例と同様とする。
この様に構成された本実施例の磁気記録再生装置につい
て以下その動作を説明する。ここで、最初奇数分割であ
る3分割時について説明する。まず、記録時には圧電素
子(26)(27)に電圧を印加せず両ヘッドを固定した状態で
磁気テープにビデオ信号を1フィールドを3トラックに
分割して記録するとともに、第1図と同様な固定ヘッド
に第6図に示す様な2フィールド周期ののこぎり波を印
加して2フィールド周期の正のパルスのコントロール信
号を記録し、第7図に示すパターンを形成する。磁気テ
ープ(23)にはアジムスの異なるヘッド(28)(29)で交互に
1フィールドを3分割してビデオトラックが記録され、
それぞれをT,T…で示す。ここで、奇数トラック
はアジムス方向がAチャンネル、偶数はBチャンネルで
あり、3トラック毎に垂直同期信号V,V…が記録
されている。また、磁気テープ(23)の下部には前記垂直
同期信号の2倍の周期に同期したコントロール信号
,P…が記録されている。以上の様に記録された
信号を記録時の2倍のテープ送り速度で再生する時、磁
気ヘッドを記録時と同様固定すると第7図(a)のよう
に、磁気ヘッド(28)(Aチャンネル)の再生軌跡は一点
鎖線E,E…、磁気ヘッド(29)(Bチャンネル)の
再生軌跡は一点鎖線F,F…となり、従来と同様T
V画像の配列が変化するので、これを補正するために配
列の変化する部分を走査する磁気ヘッドを前記貼合せ圧
電素子(26)(27)で正常な配列となるトラックまで移動さ
せて再生する。
以下にその詳細を説明する。第8図は横軸に両ヘッドの
くり返しのヘッド走査を示し、S,S,S…はヘ
ッド切換点である。また縦軸にはトラック幅方向移動量
を示し、移動量は1目盛当り1トラックピッチとする。
また、磁気ヘッド(28)(29)が第8図の如く移動する様圧
電素子(26)(27)の電極端子(32)と(33)、(34)と(35)にそ
れぞれ電圧印加するものとする。図中実線は信号再生期
間、破線は再生しない期間を示す。
まず、Aチャンネルヘッド(28)が第7図(a)のTトラ
ックおよびTトラックにまたがってEを走査する
時、再生すべきトラックは3分割中の第1トラックT
であり、Tは同一アジムスであるためそのままの再生
信号でもTV画面の配列は正常であるが、走査の終了側
では出力が低下する。よって全域にわたりTトラック
上を走査させるためには1トラックピッチ分だけヘッド
を連続的に第5図の下方向(矢印d)へ移動させれば良
い。次にBチャンネルヘッド(29)がTおよびTトラ
ックにまたがってFを走査する時、再生すべきトラッ
クは3分割中の第2トラックであり、同一アジムスの第
2トラックはTまたはTであるため、F走査位置
よりTの場合は1トラックピッチ分だけ下方向に、ま
たはTの場合は5トラックピッチだけ上方向に走査の
開始点を移動させて、第1トラック走査時と同様1トラ
ックピッチ分だけ連続的に下方向へ移動させながら走査
させれば良い。ここで上記TととTの選択は移動量
の少ないTとし、第8図に示す如くAチャンネル側が
信号を再生している間にあらかじめ開始点まで移動させ
ておく。次にAチャンネルヘッドがEを走査する時、
再生すべきは3分割中の第3トラックであり、同一アジ
ムスの第3トラックはT又はTだから移動量の少な
いTとする。ここでヘッドの移動は前記のT終了後
連続的にTの開始点まで移動させておけば良い。次に
BチャンネルヘヘッドがFを走査する時、再生すべき
は3分割中の第1トラックであり、同一アジムスはT
又はT10である。ここでT,T10とも開始点の移
動量はともに3トラックピッチ分であるが、前述の如く
均一な出力を得るための1ピッチ分の移動を考慮すると
は4トラックピッチ分の移動量となるためこの位置
での走査はT10とする。以降においても同様にE
置はT11、F位置はT12とし、F終了時におい
て両チャンネルの高さ位置がE開始点に復帰するた
め、以降のE位置T13からはEからFまでの動
作をくり返せば良い。ここで各ヘッド切換点S,S
…とコントロール信号P,P…との関係を見ると、
ヘッド移動の1周期終了点のSとコントロール信号の
とが一致しており、S〜S期間はコントロール
信号の2ピッチに等しいことがわかる。よって、2倍速
再生の場合にはコントロール信号の2パルスピッチ期間
を1周期とする両チャンネルのヘッド移動パターンを第
8図の如く構成し、くり返しヘッドを移動させることに
より分割トラックを形成順に再生することができる。ま
たコントロール位置は同一チャンネルヘッドの第1トラ
ックであるため、コントロール信号を基準にコントロー
ル2ピッチ分を動作させてピッチ後のコントロール信号
でスタート点である第8図のSに復帰させれば、テー
プスピードが2倍より若干ずれていても2パルスピッチ
毎に補正するこことができる。以降も同様である。
以上は2倍速再生時の説明であるが、3倍および4倍再
生時について同様に説明する。まず、3倍速再生時ヘッ
ド移動させない場合には、第7図(b)に示す如くAチャ
ンネルヘッドはG,G…、BチャンネルヘッドはH
,H…を走査して2倍速と同様TV画像の配列が変
化するが、第9図に示す如くヘッドを移動させれば良
い。この時のヘッド移動の1周期はS〜Sであり、
この期間のコントロール信号は3パルスピッチとなる。
また4倍速再生時には第7図(c)示す如くAチャンネル
ヘッドはJ,J…、BチャンネルヘッドはK,K
…を走査し、同様にTV画像の配列が変化するが第1
0図に示す如くヘッドを移動させれば良い。この時のヘ
ッド移動の1周期は第10図からS〜Sであるが、
第7図(c)のコントロール信号位置と一致するポイント
はSとPであるためS〜Sを1周期とし、コン
トロール信号は4パルスピッチとなる。
以上の如く2倍速時はコントロール信号の2パルスピッ
チ期間、3倍速時には3パルスピツチ期間、4倍速時に
は4パルスピッチ期間を1周期としたヘッド移動パター
ンをそれぞれの速度に対して設定しておき、再生スピー
ドの切換動作と連動させて選択すれば良い。
以上3分割(奇数分割)の場合について説明したが、次
に4分割(偶数分割)の場合について説明する。第11
図に1フィールドを4分割して記録したパターンを示
し、磁気テープ(23)にはアジムスの異なるヘッド(28)(2
9)で交互に1フィールドを4分割してビデオトラックが
記録されており、それぞれをT′,T′…で示す。
ここで奇数トラックはアジムス方向がAチャンネル、偶
数トラックがBチャンネルであり、4トラック毎に垂直
同期信号V′,V′…が記録されている。また磁気
テープ(23)の下部には第6図の同期を1フィールドに構
成したのこぎり波によるコントロール信号P′,
′…が記録されている。以上の様にに記録された信
号を記録時の2倍のテープピードで再生する時、磁気ヘ
ッドを記録時と同様固定して走査すると第11図(a)の
ように磁気ヘッド(28)(Aチャンネル)の走査軌跡は一
点鎖線E′,E′…、磁気ヘッド(29)(Bチャンネ
ル)の軌跡はF′F′…となり、この位置で信号を
再生すると従来と同様TV画像の配列が変化する。よっ
て第12図に示す如く両ヘッドで交互にT′,
′,T′,T′の順に再生してやれば1フィー
ルドを正常な配列の画像として得ることができる。この
場合のヘッド移動1周期はS′〜S′であり、コン
トロール信号の2パルスピッチに相当する。また3倍速
で再生する場合は第11図(b)に示すG′,G′…
およびH′,H′…がヘッド固定時の走査軌跡であ
り第13図に示す如くT′,T′,T′,
12′の順に交互に再生すれば正常な配列の画像を得
ることができる。この場合のヘッド移動1周期はS
〜S′であるがコントロール信号位置との関係で致す
る場所S′となり、コントロール信号の3パルスピッ
チに相当する。また4倍速の場合も同様第11図(c)に
示すJ′,J′…およびK′,K′…がヘッド
固定の場合の走査軌跡であり、第14図に示す如くヘッ
ド移動させれば良い。この時の1周期はS′〜S
であり、コントロール信号の4パルスピッチに相当す
る。このようにm倍速で再生する場合のヘッド移動パタ
ーンの1周期に含まれるコントロールパルス数TはT=
mとなり、この関係は、分割数のnが奇数の場合は2P
フィールド(Pは整数)に1個のコントロール信号を、
またnが偶数の場合はPフィールドに1個のコントロー
ル信号を記録しておけば成立し、n及びmが本実施例以
外の値でも同様である。
また前記構成においては、m倍速時の1トラック走査期
間のヘッド移動量ZはZ=(m−1)となり、mが大き
くなれば移動量も大きくなり、高画質を得るためにトラ
ックピッチを大きく設定してあるVTRあるいは輝度信
号と色信号を別トラックに分離して記録する方式のVT
Rにおいては特に移動量が大きくなり、圧電素子に大電
圧を印加しなければならないという問題や、ヘッドとタ
ッチが変化し良好な出力が得られない等の問題が生じる
ため移動量は少ない方が好ましい。第15図にヘッド移
動量を減少させる本発明の第2の実施例のヘッド移動軌
跡を示す。。第15図は第7図に示す3分割記録パター
ンを4倍速で再生する場合について説明したものであ
り、磁気テープ(23)にはアジムスの異なるヘッドで交互
に1フィールドを3分割してビデオトラックが記録され
ていて、それぞれをT″,T″…で示す。ここで奇
数トラックはアジムス方向がAチャンネル、偶数トラッ
クはBチャンネルであり、3トラック毎に垂直同期信号
″,V″…が記録されている。また磁気テープ(2
3)の下部には第6図に示す2フィールド周期ののこぎり
波にて記録した2フィールド毎に1個のコントロール信
号が記録されている。前記信号を4倍速で固定したヘッ
ドにて再生する場合の走査軌跡はJ″,J″…およ
びK″,K″…であり、画像の配列を正常にするた
めにそれぞれ太い実線で示すトラックを再生する様にヘ
ッドを移動させている。こうすることにより1トラック
期間において均一な最大の再生出力が得られ鮮明な画像
を得ることができるが、画像の判別を目的とする場合に
は全域にわたり鮮明である必要はなく、第15図の太い
破線で示す如く1トラックピッチ隣りのトラックにまた
がった状態で走査しても信号の配列に変化はなく判別可
能な画像を得ることができる。そしてこの時のヘッド移
動量は第16図に示す如く第10図より上下方向にそれ
ぞれ1トラックピッチ少なくすることが可能で一方のヘ
ッドに対しZ=(m−2)となる。
発明の効果 以上本発明の磁気記録再生装置は、磁気テープを螺旋上
に案内するドララムと、1フィールドをn分割(n≧
3,整数)して記録再生する互いに異なるアジムスを持
った少なくとも2個の磁気ヘッドと、前記nが奇数の時
は2Pフィールド(Pは整数)に1個の、またnが偶数
の時はPフィールドに1個の同極性パルスから成るコン
トロール信号を記録再生する固定ヘッドとを具備し、記
録時のm倍(m≧2,整数)のテープスピードで再生す
る時、前記磁気ヘッドが前記分割トラックの1フィール
ドを分割順に再生する様前記磁気ヘッドをトラック幅方
向へ移動させるとともに、該磁気ヘッドの移動を前記コ
ントロール信号で、該コントロール信号のmパルスス期
間毎に初期状態へ復帰させる様構成したことにより、記
録時のm倍のテープススピードで再生する場合において
も正常な配列のTV画像を得ることができ、フィールド
分割記録方式における倍速再生を可能にするものであ
り、その実用的効果は極めて大きい。
また、前記磁気ヘッド移動手段を貼合せ圧電素子で構成
し、m倍速再生時に複数フィールドからコントロール信
号のmパルス期間において前記貼合せ圧電素子への印加
電圧の絶対値が最小となる走査トラックを選択したこ
と、また、前記磁気ヘッド移動手段による1トラック走
査期間の移動量をm倍速再生時においてトラックピッチ
の(m−2)倍に設定したことにより、圧電素子等の駆
動電源を低電圧化でき、小型軽量化に効果がある。また
ヘッドの移動量を少なくしたことによりヘッドとテープ
のタッチが安定し良好な出力を得ることができる。また
大トラックピッチVTRにおいては実質の移動量を大き
くすることができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の磁気記録再生装置のテープ走行系の一部
を示す平面図、第2図は従来のフィールド分割にて記録
されたテープパターンを示す平面図、第3図は従来のフ
ィールド分割記録方式VTRの2倍速の再生時のヘッド
出力を示す波形図、第4図はTV画像の配列を説明する
説明図、第5図は本発明の一実施例を示すドラム装置断
面図、第6図はコントロールヘッドへの印加電圧を示す
波形図、第7図は1フィールドを3分割して記録再生す
る時のヘッド走査を説明するテープパターン図、第8図
は3分割記録信号を2倍速で再生する場合のヘッド移動
状態を示す説明図、第9図は3分割記録を3倍速で再生
する場合のヘッド移動状態を示す説明図、第10図は3
分割記録を4倍速で再生する場合のヘッド移動状態を示
す説明図、第11図は1フィールドを4分割して記録再
生する時のヘッド走査を説明するテープパターン図、第
12図は4分割記録信号を2倍速で再生する場合のヘッ
ド移動状態を示す説明図、第13図は4分割記録を3倍
速で再生する場合のヘッド移動状態を示す説明図、第1
4図は4分割記録を4倍速で再生する場合のヘッド移動
状態を示す説明図、第15図は本発明の他の実施例にお
けるヘッド走査軌跡を示すパターン図、第16図は他の
実施例のヘッド移動状態を示す説明図である。 (7)……固定ヘッド、(23)……磁気テープ、(26)(27)…
…貼合せ圧電素子、(28)(29)……磁気ヘッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープを螺旋状に案内するドラムと、
    1フィールドをn分割(n≧3,整数)して記録再生す
    る互いに異なるアジムスを持った少なくとも2個の磁気
    ヘッドと、前記nが奇数の時は2pフィールド(pは整
    数)に1個の、またnが偶数の時はpフィールドに1個
    同極性パルスから成るコントロール信号を記録再生する
    固定ヘッドとを具備し、記録時のm倍(m≧2,整数)
    のテープスピードで再生する時、前記磁気ヘッドが前記
    分割トラックの1フィールドを分割順に再生する様前記
    磁気ヘッドをトラック幅方向へ移動させるとともに、該
    磁気ヘッドの移動を前記コントロール信号で、該コント
    ロール信号のmパルス期間毎に初期状態へ復帰させる磁
    気ヘッド移動手段を設けた磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】磁気ヘッド移動手段を貼合せ圧電素子で構
    成し、m倍速再生時に複数フィールドからコントロール
    信号のmパルス期間において前記貼合わせ圧電素子への
    印加電圧の絶対値が最小となる走査トラックを選択した
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気記録
    再生装置。
  3. 【請求項3】磁気ヘッド移動手段による1トラック走査
    期間の移動量をm倍速再生時においてトラックピッチの
    (m−2)倍に設定したことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の磁気記録再生装置。
JP12142284A 1984-06-12 1984-06-12 磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JPH0620282B2 (ja)

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