JPH0814589A - 暖房装置 - Google Patents

暖房装置

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Publication number
JPH0814589A
JPH0814589A JP14803994A JP14803994A JPH0814589A JP H0814589 A JPH0814589 A JP H0814589A JP 14803994 A JP14803994 A JP 14803994A JP 14803994 A JP14803994 A JP 14803994A JP H0814589 A JPH0814589 A JP H0814589A
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JP
Japan
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temperature
heat medium
antibacterial
mat
hot water
Prior art date
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Pending
Application number
JP14803994A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Muto
好夫 武藤
Yasuo Suzuki
庸郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP14803994A priority Critical patent/JPH0814589A/ja
Publication of JPH0814589A publication Critical patent/JPH0814589A/ja
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  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易床マットを用いた温水暖房装置において
も、ダニ等の衛生害虫の発生を防止し、又は死滅させる
ことにより快適な床暖房装置を提供する。 【構成】 熱媒を所定温度で循環させ、放熱器により熱
交換を行って暖房を行う暖房装置において、外部からの
指示により前記熱媒の温度を対象とする衛生害虫の死滅
温度よりも高い防菌温度として前記熱媒を循環させる防
菌熱媒循環手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、暖房装置に係り、特に
温水を循環して床面等に設置した放熱器で暖房を行う温
水暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より熱交換機内の熱媒をシスターン
タンク、循環ポンプ、床暖房用の放熱器(以下、床マッ
トという)、温水往管及び温水復管を介して循環させ、
暖房を行う温水暖房装置が知られている。
【0003】この様な温水暖房装置において、床マット
へ供給する熱媒である温水の温度は体感上、あるいは、
低温火傷等を考慮して、60℃以下となっている。
【0004】また、現在では夏場には折り畳んで収納可
能な塩化ビニル等を使用した簡易床マットが普及してい
る。この簡易床マットは畳の上に配置し、その上にカー
ペット等を敷設することにより使用するのが一般的とな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この場合において、例
えば、簡易床マットに60℃以下の温水を循環させる
と、畳やカーペットの温度は実質的には、20〜40℃
程度となる。
【0006】この結果、ダニ等の衛生害虫がが繁殖しや
すい温度となって、ぜんそくや気管支炎等の原因となっ
てしまうという問題点があった。
【0007】そこで本発明の目的は、簡易床マットを用
いた温水暖房装置においても、ダニ等の衛生害虫の発生
を防止し、あるいは、死滅させることにより快適な床暖
房装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、液体状の熱媒を所定温度で
循環させ、シート状の放熱器により熱交換を行って暖房
を行う暖房装置において、外部からの指示により熱媒の
温度を対象とする衛生害虫の死滅温度よりも高い防菌温
度として熱媒を循環させる防菌熱媒循環手段を備えて構
成する。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加えて、防菌熱媒循環手段は、防菌温度の熱
媒の循環を開始してから予め設定された所定時間が経過
するまで防菌温度の熱媒を循環させるように構成する。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加えて、防菌熱媒循環手段は、放熱器を介し
て戻ってきた熱媒の温度が少なくとも予め設定した所定
の戻り温度に到達するまで防菌温度の熱媒を循環させる
ように構成する。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によれば、防菌熱媒循環手
段は、外部からの指示により熱媒の温度を対象とする衛
生害虫の死滅温度よりも高い防菌温度として熱媒を循環
させるので、衛生害虫を確実に死滅させることができ
る。
【0012】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加え、防菌熱媒循環手段は、防菌温度
の熱媒の循環を開始してから予め設定された所定時間が
経過するまで防菌温度の熱媒を循環させるので、より確
実に衛生害虫を死滅させることができる。
【0013】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加え、防菌熱媒循環手段は、放熱器を
介して戻ってきた熱媒の温度が少なくとも予め設定した
所定の戻り温度に到達するまで防菌温度の熱媒を循環さ
せるので、確実に放熱器内の熱媒の温度は防菌温度に上
昇し、衛生害虫を死滅させることができる。
【0014】
【実施例】次に図面を参照して本発明の好適な実施例を
説明する。
【0015】図1に実施例の暖房装置の概要構成図を示
す。
【0016】暖房装置1は、大別すると室内Rに設置さ
れたリモートコントロール装置(以下、リモコンとい
う。)2と、室外に設置され循環させる熱媒である温水
を生成し循環させる室外機Mと、パイプ状の熱交換器を
内蔵し、マット状に形成された暖房マットMATと、を
備えて構成されている。
【0017】図2に室外器Mの概要構成図を示す。
【0018】室外機Mは、熱媒である温水を循環させる
ための循環ポンプ4と、燃料であるガスの供給/停止を
制御するためのガス弁5と、供給されたガスを燃焼させ
るガスバーナ6と、暖房マットMATへ供給する前の温
水温度を測定する往路温水サーミスタ7と、ガス弁5を
介して供給されるガスのガスバーナ6への実際の供給量
を制御するための比例弁8と、暖房マットMATから戻
ってきた温水温度を測定する復路温水サーミスタ10
と、室外機M全体を制御する制御回路11と、を備えて
構成されている。
【0019】図3に暖房装置1の制御系の概要構成ブロ
ック図を示す。
【0020】リモコン2には、室外機Mの運転動作を指
示するための運転スイッチ3が設けられており、運転ス
イッチ3が導通することにより制御回路11に運転信号
SDが入力される。さらにリモコン2には、防菌スイッ
チ9が設けられており、防菌スイッチ9が導通すること
により制御回路11には防菌処理信号SP が入力され
る。
【0021】往路温水サーミスタ7は暖房マットMAT
へ供給する前の温水温度を測定し、その結果を往路温水
温度検知信号SH として制御回路11に出力する。
【0022】復路温水サーミスタ10は暖房マットMA
Tから戻ってきた温水温度を測定し、その結果を復路温
水温度検知信号SL として制御回路11に出力する。
【0023】制御回路11は、運転信号SD 、防菌処理
信号SP 、往路温水温度検知信号SH 及び復路温水温度
検知信号SL に基づいて、ポンプ制御信号CP を循環ポ
ンプ4に出力し、ガス弁5にガス弁制御信号CS を出力
し、比例弁8に比例弁制御信号CV を出力する。
【0024】次に図4の暖房装置1の防菌処理関連の処
理フローチャートを参照して、暖房装置1の動作を説明
する。この場合において、初期状態においては暖房装置
はリモコンからの指示待ち状態である待機状態にあるも
のとする。また、ダニ等の衛生害虫の死滅温度は60℃
であるものとする。
【0025】暖房装置1の制御回路11は、防菌スイッ
チ9が閉状態(オン)か否かを入力された防菌処理信号
SP に基づいて判別する(ステップS1)。
【0026】ステップS1の判別において防菌スイッチ
9が開状態(オフ)である場合には、制御回路11は、
運転スイッチ3が閉状態(オン)か否かを入力された運
転信号SD に基づいて判別する(ステップS2)。
【0027】ステップS2の判別において運転スイッチ
3が開状態の場合には、ガス弁5をガス弁制御信号CS
によりガスバーナ6における燃焼を停止するとともに
(ステップS3)、ポンプ制御信号CP により循環ポン
プ4を停止して(ステップS4)、再び待機状態とな
る。
【0028】ステップS2の判別において、運転スイッ
チ3が閉状態の場合には、ポンプ制御信号CP により循
環ポンプ4の運転を開始するとともに(ステップS
5)、制御回路は、ガス弁制御信号CS によりガス弁5
を開き、さらに比例弁制御信号CV により比例弁8を制
御してガスバーナ6へのガス供給量を調整して60℃の
温水を暖房マットMATに供給する(ステップS6)。
【0029】このとき、往路温水サーミスタ7により暖
房マットMATへ供給する前の温水温度を測定し、供給
する温水温度は60℃に保たれることとなる。
【0030】ステップS1の判別において、防菌スイッ
チ9が閉状態(オン)にある場合には、ポンプ制御信号
CP により循環ポンプ4の運転を開始するとともに(ス
テップS7)、制御回路は、ガス弁制御信号CS により
ガス弁5を開き、さらに比例弁制御信号CV により比例
弁8を制御してガスバーナ6へのガス供給量を調整して
80℃の温水を暖房マットMATに供給する(ステップ
S8)。このとき、往路温水サーミスタ7により暖房マ
ットMATへ供給する前の温水温度を測定し、供給する
温水温度は80℃に保たれることとなる。
【0031】これと並行して制御回路11は、復路温水
サーミスタ10により暖房マットMATから戻ってきた
温水温度を測定し、その結果を復路温水温度検知信号S
L として受取り、戻り温水温度が70℃以上の場合に
は、防菌スイッチ9をオフし処理をステップS1に移行
して、通常運転(温水温度=60℃)となる(ステップ
S2、S5、S6)。
【0032】戻り温水温度がいまだ70℃に達していな
い場合には、そのままステップS1に処理を移行し、防
菌運転を継続する。
【0033】以上の説明のように本実施例によれば、床
暖房により発生するダニ等の衛生害虫が死滅する温度
(60℃以上)とすることにより、これらの衛生害虫を
死滅させることができ、防菌効果を得ることができる。
【0034】また、戻り温水温度が70℃に到達するま
で、防菌運転を行っているので、外気温や暖房マットの
面積等の負荷に関係なく、確実に衛生害虫を死滅させる
ことができる。
【0035】さらに上記実施例においては、戻り温水温
度が70℃に到達すると、自動的に防菌スイッチ9を開
状態とするように構成していたが、操作者が防菌スイッ
チを開状態とするまで、防菌運転(=供給する温水温度
が80℃)を行うように構成することも可能である。
【0036】さらにまた、戻り温水温度が70℃に到達
することに代えて、防菌スイッチ9が閉状態となってか
ら所定時間経過後に防菌運転を停止するように構成する
ことも可能である。
【0037】以上の実施例においては、衛生害虫の死滅
温度=60℃、防菌温度=70℃以上、戻り温水温度=
80℃以上の場合を例として説明したが、例えば衛生害
虫の死滅温度=X℃とした場合、防菌温度=X+10℃
以上、戻り温水温度=X+20℃以上とすれば、同様の
防菌効果を得ることができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、防菌熱媒
循環手段は、外部からの指示により熱媒の温度を対象と
する衛生害虫の死滅温度よりも高い防菌温度として熱媒
を循環させるので、ダニ等の衛生害虫を確実に死滅させ
ることができ、使用者の衛生状態を向上させることがで
き、快適な暖房を行うことができる。
【0039】請求項2記載の発明によれば、防菌熱媒循
環手段は、防菌温度の熱媒の循環を開始してから予め設
定された所定時間が経過するまで防菌温度の熱媒を循環
させるので、より確実に衛生害虫を死滅させることがで
き、使用者の衛生環境を確実に向上することができる。
【0040】請求項3記載の発明によれば、防菌熱媒循
環手段は、放熱器を介して戻ってきた熱媒の温度が少な
くとも予め設定した所定の戻り温度に到達するまで防菌
温度の熱媒を循環させるので、確実に放熱器内の熱媒の
温度は防菌温度に上昇し、確実に衛生害虫を死滅させる
ことができ、使用者の衛生環境を確実に向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の暖房装置の概要構成図である。
【図2】実施例の暖房装置の室外機の概要構成図であ
る。
【図3】実施例の暖房装置の制御系の概要構成ブロック
図である。
【図4】実施例の動作処理フローチャートである。
【符号の説明】
1 暖房装置1 2 リモートコントロール装置(リモコン)2 3 運転スイッチ 4 循環ポンプ 5 ガス弁 6 ガスバーナ 7 往路温水サーミスタ 8 比例弁 9 防菌スイッチ 10 復路温水サーミスタ 11 制御回路 CP ポンプ制御信号 CS ガス弁制御信号 CV 比例弁制御信号 M 室外機 MAT 暖房マット SD 運転信号 SH 往路温水温度検知信号 SL 復路温水温度検知信号 SP 防菌処理信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱媒を所定温度で循環させ、放熱器によ
    り熱交換を行って暖房を行う暖房装置において、 前記熱媒の温度を対象とする衛生害虫の死滅温度よりも
    高い防菌温度として前記熱媒を循環させる防菌熱媒循環
    手段を備えたことを特徴とする暖房装置。
  2. 【請求項2】 熱媒を所定温度で循環させ、放熱器によ
    り熱交換を行って暖房を行う暖房装置において、 前記熱媒の温度を対象とする衛生害虫の死滅温度よりも
    高い防菌温度として前記熱媒を循環させる防菌熱媒循環
    手段を備え、この防菌熱媒循環手段は、防菌温度の熱媒
    の循環を開始してから予め設定された所定時間が経過す
    るまで前記防菌温度の熱媒を循環させることを特徴とす
    る暖房装置。
  3. 【請求項3】 熱媒を所定温度で循環させ、放熱器によ
    り熱交換を行って暖房を行う暖房装置において、 前記熱媒の温度を対象とする衛生害虫の死滅温度よりも
    高い防菌温度として前記熱媒を循環させる防菌熱媒循環
    手段を備え、この防菌熱媒循環手段は、放熱器を介して
    戻ってきた前記熱媒の温度が少なくとも予め設定した所
    定の戻り温度に到達するまで前記防菌温度の熱媒を循環
    させることを特徴とする暖房装置。
JP14803994A 1994-06-29 1994-06-29 暖房装置 Pending JPH0814589A (ja)

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JP14803994A JPH0814589A (ja) 1994-06-29 1994-06-29 暖房装置

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