JPH08145339A - 石炭焚ボイラの燃焼用二次空気流量制御方法及び装置 - Google Patents
石炭焚ボイラの燃焼用二次空気流量制御方法及び装置Info
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- JPH08145339A JPH08145339A JP28812094A JP28812094A JPH08145339A JP H08145339 A JPH08145339 A JP H08145339A JP 28812094 A JP28812094 A JP 28812094A JP 28812094 A JP28812094 A JP 28812094A JP H08145339 A JPH08145339 A JP H08145339A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ミルの起動時並びに停止時におけるNOxの
生成を抑制し得る石炭焚ボイラの燃焼用二次空気流量制
御方法及び装置を提供する。 【構成】 石炭を粉砕するミル1からボイラ2の火炉3
内に配設されたバーナ4へ微粉炭を供給すると共に、押
込通風機5によって圧送される燃焼用二次空気をセパレ
ートダンパ6を介して前記バーナ4部分へ供給すること
により、燃焼を行うようにした石炭焚ボイラにおいて、
ミル1からバーナ4への出炭量26に基づいてセパレー
トダンパ6の開度を調節するよう構成する。
生成を抑制し得る石炭焚ボイラの燃焼用二次空気流量制
御方法及び装置を提供する。 【構成】 石炭を粉砕するミル1からボイラ2の火炉3
内に配設されたバーナ4へ微粉炭を供給すると共に、押
込通風機5によって圧送される燃焼用二次空気をセパレ
ートダンパ6を介して前記バーナ4部分へ供給すること
により、燃焼を行うようにした石炭焚ボイラにおいて、
ミル1からバーナ4への出炭量26に基づいてセパレー
トダンパ6の開度を調節するよう構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石炭焚ボイラの燃焼用
二次空気流量制御方法及び装置に関するものである。
二次空気流量制御方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、石炭焚ボイラは、図5に示され
る如く、石炭を粉砕するミル1からボイラ2の火炉3内
に配設されたバーナ4へ微粉炭を供給すると共に、押込
通風機5によって圧送される燃焼用二次空気をセパレー
トダンパ6を介して前記バーナ4部分へ供給することに
より、燃焼を行うようになっている。
る如く、石炭を粉砕するミル1からボイラ2の火炉3内
に配設されたバーナ4へ微粉炭を供給すると共に、押込
通風機5によって圧送される燃焼用二次空気をセパレー
トダンパ6を介して前記バーナ4部分へ供給することに
より、燃焼を行うようになっている。
【0003】尚、図中、6’は燃焼用二次空気に旋回力
を与えるためにバーナ4の周方向に配設されたエアレジ
スタ、7はミル1へ石炭を供給する給炭器、8は微粉炭
搬送用の一次空気をミル1へ圧送する一次通風機、9は
火炉3で燃焼したガスを誘引し且つ火炉内圧を略一定に
保持する誘引通風機、10は押込通風機5によって火炉
3へ圧送される二次空気と一次通風機8によってミル1
へ圧送される一次空気とを火炉3で燃焼したガスにより
予熱するための空気予熱器、11は煙突である。
を与えるためにバーナ4の周方向に配設されたエアレジ
スタ、7はミル1へ石炭を供給する給炭器、8は微粉炭
搬送用の一次空気をミル1へ圧送する一次通風機、9は
火炉3で燃焼したガスを誘引し且つ火炉内圧を略一定に
保持する誘引通風機、10は押込通風機5によって火炉
3へ圧送される二次空気と一次通風機8によってミル1
へ圧送される一次空気とを火炉3で燃焼したガスにより
予熱するための空気予熱器、11は煙突である。
【0004】前述の如き石炭焚ボイラにおいては、通
常、先ず、点火前に火炉3内の可燃性ガスを追い出すた
め、セパレートダンパ6を全開として火炉3のパージを
行った後、燃料油としての軽油を図示していない系統か
らバーナ4へ供給して点火を行い、続いて、前記軽油を
燃料油としての重油に切り換え、セパレートダンパ6の
開度をボイラ負荷指令に基づいて調整し、重油による燃
焼を行い、この後、バーナ4への重油の供給を停止する
と共に、セパレートダンパ6を所定の開度に固定した状
態でミル1を起動し、該ミル1からバーナ4へ微粉炭を
供給し、微粉炭による燃焼を行い、ミル1起動後の定常
運転時には、前記セパレートダンパ6の開度をボイラ負
荷指令に応じて制御し、ミル1の停止時には、前記セパ
レートダンパ6をミル1起動時と同様に所定の開度に固
定するようにしている。
常、先ず、点火前に火炉3内の可燃性ガスを追い出すた
め、セパレートダンパ6を全開として火炉3のパージを
行った後、燃料油としての軽油を図示していない系統か
らバーナ4へ供給して点火を行い、続いて、前記軽油を
燃料油としての重油に切り換え、セパレートダンパ6の
開度をボイラ負荷指令に基づいて調整し、重油による燃
焼を行い、この後、バーナ4への重油の供給を停止する
と共に、セパレートダンパ6を所定の開度に固定した状
態でミル1を起動し、該ミル1からバーナ4へ微粉炭を
供給し、微粉炭による燃焼を行い、ミル1起動後の定常
運転時には、前記セパレートダンパ6の開度をボイラ負
荷指令に応じて制御し、ミル1の停止時には、前記セパ
レートダンパ6をミル1起動時と同様に所定の開度に固
定するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の如き石炭焚ボイ
ラでは、図6に示される如く、ミル1の起動時には、給
炭器7からミル1へ給炭が開始されても、すぐにはミル
1からバーナ4へ微粉炭が供給されるわけではなく、あ
る時間遅れをもって徐々に出炭量が増加していく一方、
ミル1の停止時には、給炭器7からミル1への給炭が停
止されても、すぐにはミル1からバーナ4への微粉炭の
供給が停止されるわけではなく、ある時間遅れをもって
徐々に出炭量が減少していく形となるが、従来の石炭焚
ボイラの場合、ミル1の起動時と停止時には、前述した
ようにいずれも、セパレートダンパ6は所定の開度に固
定されているため、ミル1からバーナ4への出炭量が僅
かであるにもかかわらず、バーナ4へ供給される燃焼用
二次空気の流量が多くなり、火炉3内のバーナ4部にお
ける燃焼用二次空気流量/出炭量(A/C)の値が増大
し、生成されるNOxの量が急上昇してしまい、脱硝装
置が装備された設備でも吸収しきれないという欠点を有
していた。
ラでは、図6に示される如く、ミル1の起動時には、給
炭器7からミル1へ給炭が開始されても、すぐにはミル
1からバーナ4へ微粉炭が供給されるわけではなく、あ
る時間遅れをもって徐々に出炭量が増加していく一方、
ミル1の停止時には、給炭器7からミル1への給炭が停
止されても、すぐにはミル1からバーナ4への微粉炭の
供給が停止されるわけではなく、ある時間遅れをもって
徐々に出炭量が減少していく形となるが、従来の石炭焚
ボイラの場合、ミル1の起動時と停止時には、前述した
ようにいずれも、セパレートダンパ6は所定の開度に固
定されているため、ミル1からバーナ4への出炭量が僅
かであるにもかかわらず、バーナ4へ供給される燃焼用
二次空気の流量が多くなり、火炉3内のバーナ4部にお
ける燃焼用二次空気流量/出炭量(A/C)の値が増大
し、生成されるNOxの量が急上昇してしまい、脱硝装
置が装備された設備でも吸収しきれないという欠点を有
していた。
【0006】本発明は、斯かる実情に鑑み、ミルの起動
時並びに停止時におけるNOxの生成を抑制し得る石炭
焚ボイラの燃焼用二次空気流量制御方法及び装置を提供
しようとするものである。
時並びに停止時におけるNOxの生成を抑制し得る石炭
焚ボイラの燃焼用二次空気流量制御方法及び装置を提供
しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ミル1からボ
イラ2の火炉3内に配設されたバーナ4へ微粉炭を供給
すると共に、押込通風機5によって圧送される燃焼用二
次空気をセパレートダンパ6を介して前記バーナ4部分
へ供給することにより、燃焼を行うようにした石炭焚ボ
イラの燃焼用二次空気流量制御方法であって、ミル1か
らバーナ4への出炭量26に基づいてセパレートダンパ
6の開度を調節することを特徴とする石炭焚ボイラの燃
焼用二次空気流量制御方法にかかるものである。
イラ2の火炉3内に配設されたバーナ4へ微粉炭を供給
すると共に、押込通風機5によって圧送される燃焼用二
次空気をセパレートダンパ6を介して前記バーナ4部分
へ供給することにより、燃焼を行うようにした石炭焚ボ
イラの燃焼用二次空気流量制御方法であって、ミル1か
らバーナ4への出炭量26に基づいてセパレートダンパ
6の開度を調節することを特徴とする石炭焚ボイラの燃
焼用二次空気流量制御方法にかかるものである。
【0008】又、本発明は、ボイラ2の火炉3のパージ
を行ってから、該火炉3内に配設されたバーナ4へ燃料
油を供給すると共に、押込通風機5によって圧送される
燃焼用二次空気をセパレートダンパ6を介して前記バー
ナ4部分へ供給することにより、点火燃焼を行った後、
ミル1から前記バーナ4へ微粉炭を供給すると共に、前
記燃焼用二次空気を前記セパレートダンパ6を介して前
記バーナ4部分へ供給することにより、燃焼を行うよう
にした石炭焚ボイラの燃焼用二次空気流量制御装置であ
って、セパレートダンパ6の開度を全開とする設定信号
13を出力する第一設定器12と、セパレートダンパ6
の開度を微小開度とする設定信号15を出力する第二設
定器14と、火炉3パージ時に前記第一設定器12から
の設定信号13を指令信号17として出力する一方、バ
ーナ4への微粉炭供給開始時点におけるエアレジスタ
6’閉時に前記第二設定器14からの設定信号15を指
令信号17として出力する第一切換器16と、ボイラ負
荷指令19に基づき燃料油使用時におけるセパレートダ
ンパ6の開度指令20を出力する第一関数発生器18
と、該第一関数発生器18から出力される開度指令20
が変化した場合に、その変化率を設定値以下の範囲内に
制限する処理を行って開度指令22を出力する第一変化
率制限器21と、火炉3パージ時或いはバーナ4への微
粉炭供給開始時点におけるエアレジスタ6’閉時に前記
第一切換器16からの指令信号17を指令信号24とし
て出力する一方、燃料油使用時に前記第一変化率制限器
21からの開度指令22を指令信号24として出力する
第二切換器23と、ミル1からバーナ4への出炭量26
に基づきセパレートダンパ6の開度指令27を出力する
第二関数発生器25と、該第二関数発生器25から出力
される開度指令27が変化した場合に、その変化率をミ
ル1起動時には設定値以下の範囲内に制限する処理を行
って開度指令29を出力する一方、ミル1停止時には前
記第二関数発生器25から出力される開度指令27をそ
のまま開度指令29として出力する第二変化率制限器2
8と、火炉3パージ時、バーナ4への微粉炭供給開始時
点におけるエアレジスタ6’閉時、或いは燃料油使用時
に前記第二切換器23からの指令信号24を指令信号3
1としてセパレートダンパ6へ出力する一方、バーナ4
への微粉炭供給開始後におけるエアレジスタ6’開時以
降に前記第二変化率制限器28からの開度指令29を指
令信号31としてセパレートダンパ6へ出力する第三切
換器30とを備えたことを特徴とする石炭焚ボイラの燃
焼用二次空気流量制御装置にかかるものである。
を行ってから、該火炉3内に配設されたバーナ4へ燃料
油を供給すると共に、押込通風機5によって圧送される
燃焼用二次空気をセパレートダンパ6を介して前記バー
ナ4部分へ供給することにより、点火燃焼を行った後、
ミル1から前記バーナ4へ微粉炭を供給すると共に、前
記燃焼用二次空気を前記セパレートダンパ6を介して前
記バーナ4部分へ供給することにより、燃焼を行うよう
にした石炭焚ボイラの燃焼用二次空気流量制御装置であ
って、セパレートダンパ6の開度を全開とする設定信号
13を出力する第一設定器12と、セパレートダンパ6
の開度を微小開度とする設定信号15を出力する第二設
定器14と、火炉3パージ時に前記第一設定器12から
の設定信号13を指令信号17として出力する一方、バ
ーナ4への微粉炭供給開始時点におけるエアレジスタ
6’閉時に前記第二設定器14からの設定信号15を指
令信号17として出力する第一切換器16と、ボイラ負
荷指令19に基づき燃料油使用時におけるセパレートダ
ンパ6の開度指令20を出力する第一関数発生器18
と、該第一関数発生器18から出力される開度指令20
が変化した場合に、その変化率を設定値以下の範囲内に
制限する処理を行って開度指令22を出力する第一変化
率制限器21と、火炉3パージ時或いはバーナ4への微
粉炭供給開始時点におけるエアレジスタ6’閉時に前記
第一切換器16からの指令信号17を指令信号24とし
て出力する一方、燃料油使用時に前記第一変化率制限器
21からの開度指令22を指令信号24として出力する
第二切換器23と、ミル1からバーナ4への出炭量26
に基づきセパレートダンパ6の開度指令27を出力する
第二関数発生器25と、該第二関数発生器25から出力
される開度指令27が変化した場合に、その変化率をミ
ル1起動時には設定値以下の範囲内に制限する処理を行
って開度指令29を出力する一方、ミル1停止時には前
記第二関数発生器25から出力される開度指令27をそ
のまま開度指令29として出力する第二変化率制限器2
8と、火炉3パージ時、バーナ4への微粉炭供給開始時
点におけるエアレジスタ6’閉時、或いは燃料油使用時
に前記第二切換器23からの指令信号24を指令信号3
1としてセパレートダンパ6へ出力する一方、バーナ4
への微粉炭供給開始後におけるエアレジスタ6’開時以
降に前記第二変化率制限器28からの開度指令29を指
令信号31としてセパレートダンパ6へ出力する第三切
換器30とを備えたことを特徴とする石炭焚ボイラの燃
焼用二次空気流量制御装置にかかるものである。
【0009】
【作用】従って、本発明の石炭焚ボイラの燃焼用二次空
気流量制御方法においては、ミル1からバーナ4への出
炭量に基づいてセパレートダンパ6の開度が調節される
ため、ミル1の起動時並びに停止時において、ミル1か
らバーナ4への出炭量が僅かであるときには、それに見
合った量の燃焼用二次空気がバーナ4へ供給される形と
なり、燃焼用二次空気の流量が必要以上に多くなること
がなくなり、火炉3内のバーナ4部における燃焼用二次
空気流量/出炭量の値が増大することが抑制され、生成
されるNOxの量も大幅に削減され、脱硝装置によって
充分吸収可能となる。
気流量制御方法においては、ミル1からバーナ4への出
炭量に基づいてセパレートダンパ6の開度が調節される
ため、ミル1の起動時並びに停止時において、ミル1か
らバーナ4への出炭量が僅かであるときには、それに見
合った量の燃焼用二次空気がバーナ4へ供給される形と
なり、燃焼用二次空気の流量が必要以上に多くなること
がなくなり、火炉3内のバーナ4部における燃焼用二次
空気流量/出炭量の値が増大することが抑制され、生成
されるNOxの量も大幅に削減され、脱硝装置によって
充分吸収可能となる。
【0010】又、本発明の石炭焚ボイラの燃焼用二次空
気流量制御装置においては、先ず、点火前の火炉3パー
ジ時には、第一設定器12から出力されるセパレートダ
ンパ6の開度を全開とする設定信号13が、第一切換器
16から指令信号17として出力され、該指令信号17
が第二切換器23から指令信号24として出力され、該
指令信号24が第三切換器30から指令信号31として
セパレートダンパ6へ出力され、該セパレートダンパ6
が全開とされ、火炉3内の可燃性ガスが追い出される。
気流量制御装置においては、先ず、点火前の火炉3パー
ジ時には、第一設定器12から出力されるセパレートダ
ンパ6の開度を全開とする設定信号13が、第一切換器
16から指令信号17として出力され、該指令信号17
が第二切換器23から指令信号24として出力され、該
指令信号24が第三切換器30から指令信号31として
セパレートダンパ6へ出力され、該セパレートダンパ6
が全開とされ、火炉3内の可燃性ガスが追い出される。
【0011】セパレートダンパ6が全開とされて火炉3
のパージが行われた後、燃料油が図示していない系統か
らバーナ4へ供給されて点火が行われると、前記第二切
換器23が切り換えられると共に、第一関数発生器18
においてボイラ負荷指令19に基づき燃料油使用時にお
けるセパレートダンパ6の開度指令20が求められ、該
開度指令20が第一変化率制限器21へ出力され、該第
一変化率制限器21において開度指令20の変化率を設
定値以下の範囲内に制限する処理が行われて開度指令2
2が第二切換器23へ出力され、該第二切換器23から
前記開度指令22が指令信号24として出力され、該指
令信号24が第三切換器30から指令信号31としてセ
パレートダンパ6へ出力され、該セパレートダンパ6の
開度がボイラ負荷指令19に基づいて調整されつつ、燃
料油による燃焼が行われる。
のパージが行われた後、燃料油が図示していない系統か
らバーナ4へ供給されて点火が行われると、前記第二切
換器23が切り換えられると共に、第一関数発生器18
においてボイラ負荷指令19に基づき燃料油使用時にお
けるセパレートダンパ6の開度指令20が求められ、該
開度指令20が第一変化率制限器21へ出力され、該第
一変化率制限器21において開度指令20の変化率を設
定値以下の範囲内に制限する処理が行われて開度指令2
2が第二切換器23へ出力され、該第二切換器23から
前記開度指令22が指令信号24として出力され、該指
令信号24が第三切換器30から指令信号31としてセ
パレートダンパ6へ出力され、該セパレートダンパ6の
開度がボイラ負荷指令19に基づいて調整されつつ、燃
料油による燃焼が行われる。
【0012】この後、バーナ4への燃料油の供給が停止
され、前記第一切換器16と第二切換器23が切り換え
られ、第二設定器14から出力されるセパレートダンパ
6の開度を微小開度とする設定信号15が、第一切換器
16から指令信号17として出力され、該指令信号17
が第二切換器23から指令信号24として出力され、該
指令信号24が第三切換器30から指令信号31として
セパレートダンパ6へ出力され、該セパレートダンパ6
が微小開度に絞られる。
され、前記第一切換器16と第二切換器23が切り換え
られ、第二設定器14から出力されるセパレートダンパ
6の開度を微小開度とする設定信号15が、第一切換器
16から指令信号17として出力され、該指令信号17
が第二切換器23から指令信号24として出力され、該
指令信号24が第三切換器30から指令信号31として
セパレートダンパ6へ出力され、該セパレートダンパ6
が微小開度に絞られる。
【0013】セパレートダンパ6が微小開度に絞られ
て、ミル1が起動され出炭が開始されると、前記第三切
換器30が切り換えられ、第二関数発生器25において
ミル1からバーナ4への出炭量26に基づきセパレート
ダンパ6の開度指令27が求められ、該開度指令27が
第二変化率制限器28へ出力され、該第二変化率制限器
28において開度指令27の変化率を設定値以下の範囲
内に制限する処理が行われて開度指令29が第三切換器
30へ出力され、該第三切換器30から前記開度指令2
9が指令信号31としてセパレートダンパ6へ出力さ
れ、該セパレートダンパ6の開度がミル1からバーナ4
への出炭量26に基づいて調節される。
て、ミル1が起動され出炭が開始されると、前記第三切
換器30が切り換えられ、第二関数発生器25において
ミル1からバーナ4への出炭量26に基づきセパレート
ダンパ6の開度指令27が求められ、該開度指令27が
第二変化率制限器28へ出力され、該第二変化率制限器
28において開度指令27の変化率を設定値以下の範囲
内に制限する処理が行われて開度指令29が第三切換器
30へ出力され、該第三切換器30から前記開度指令2
9が指令信号31としてセパレートダンパ6へ出力さ
れ、該セパレートダンパ6の開度がミル1からバーナ4
への出炭量26に基づいて調節される。
【0014】ミル1の停止時には、前記第二関数発生器
25から出力される開度指令27が第二変化率制限器2
8を介してそのまま開度指令29として第三切換器30
へ出力され、該第三切換器30から前記開度指令29が
指令信号31としてセパレートダンパ6へ出力され、該
セパレートダンパ6の開度が出炭量26の減少に合せて
速やかに絞られる。
25から出力される開度指令27が第二変化率制限器2
8を介してそのまま開度指令29として第三切換器30
へ出力され、該第三切換器30から前記開度指令29が
指令信号31としてセパレートダンパ6へ出力され、該
セパレートダンパ6の開度が出炭量26の減少に合せて
速やかに絞られる。
【0015】この結果、ミル1の起動時並びに停止時に
おいて、ミル1からバーナ4への出炭量が僅かであると
きには、それに見合った量の燃焼用二次空気がバーナ4
へ供給される形となり、燃焼用二次空気の流量が必要以
上に多くなることがなくなり、火炉3内のバーナ4部に
おける燃焼用二次空気流量/出炭量の値が増大すること
が抑制され、生成されるNOxの量も大幅に削減され、
脱硝装置によって充分吸収可能となる。
おいて、ミル1からバーナ4への出炭量が僅かであると
きには、それに見合った量の燃焼用二次空気がバーナ4
へ供給される形となり、燃焼用二次空気の流量が必要以
上に多くなることがなくなり、火炉3内のバーナ4部に
おける燃焼用二次空気流量/出炭量の値が増大すること
が抑制され、生成されるNOxの量も大幅に削減され、
脱硝装置によって充分吸収可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
明する。
【0017】図1は本発明の一実施例であって、図中、
図5と同一の符号を付した部分は同一物を表わしてお
り、12はセパレートダンパ6の開度を全開とする設定
信号13を出力する第一設定器、14はセパレートダン
パ6の開度を微小開度(およそ3%程度)とする設定信
号15を出力する第二設定器、16は火炉3パージ時に
前記第一設定器12からの設定信号13を指令信号17
として出力する一方、バーナ4への微粉炭供給開始時点
におけるエアレジスタ6’閉時に前記第二設定器14か
らの設定信号15を指令信号17として出力する第一切
換器、18はボイラ負荷指令19に基づき燃料油として
の軽油又は重油使用時におけるセパレートダンパ6の開
度指令20を出力する第一関数発生器、21は第一関数
発生器18から出力される開度指令20が変化した場合
に、その変化率を設定値以下の範囲内に制限する処理を
行って開度指令22を出力する第一変化率制限器、23
は火炉3パージ時或いはバーナ4への微粉炭供給開始時
点におけるエアレジスタ6’閉時に前記第一切換器16
からの指令信号17を指令信号24として出力する一
方、燃料油としての軽油又は重油使用時に前記第一変化
率制限器21からの開度指令22を指令信号24として
出力する第二切換器、25はミル1からバーナ4への出
炭量26に基づきセパレートダンパ6の開度指令27を
出力する第二関数発生器、28は第二関数発生器25か
ら出力される開度指令27が変化した場合に、その変化
率をミル1起動時には設定値以下の範囲内に制限する処
理を行って開度指令29を出力する一方、ミル1停止時
には前記第二関数発生器25から出力される開度指令2
7をそのまま開度指令29として出力する第二変化率制
限器、30は火炉3パージ時、バーナ4への微粉炭供給
開始時点におけるエアレジスタ6’閉時、或いは燃料油
としての軽油又は重油使用時に前記第二切換器23から
の指令信号24を指令信号31としてセパレートダンパ
6へ出力する一方、バーナ4への微粉炭供給開始後にお
けるエアレジスタ6’開時以降に前記第二変化率制限器
28からの開度指令29を指令信号31としてセパレー
トダンパ6へ出力する第三切換器であり、ミル1からバ
ーナ4への出炭量26に基づいてセパレートダンパ6の
開度を調節するよう構成する。
図5と同一の符号を付した部分は同一物を表わしてお
り、12はセパレートダンパ6の開度を全開とする設定
信号13を出力する第一設定器、14はセパレートダン
パ6の開度を微小開度(およそ3%程度)とする設定信
号15を出力する第二設定器、16は火炉3パージ時に
前記第一設定器12からの設定信号13を指令信号17
として出力する一方、バーナ4への微粉炭供給開始時点
におけるエアレジスタ6’閉時に前記第二設定器14か
らの設定信号15を指令信号17として出力する第一切
換器、18はボイラ負荷指令19に基づき燃料油として
の軽油又は重油使用時におけるセパレートダンパ6の開
度指令20を出力する第一関数発生器、21は第一関数
発生器18から出力される開度指令20が変化した場合
に、その変化率を設定値以下の範囲内に制限する処理を
行って開度指令22を出力する第一変化率制限器、23
は火炉3パージ時或いはバーナ4への微粉炭供給開始時
点におけるエアレジスタ6’閉時に前記第一切換器16
からの指令信号17を指令信号24として出力する一
方、燃料油としての軽油又は重油使用時に前記第一変化
率制限器21からの開度指令22を指令信号24として
出力する第二切換器、25はミル1からバーナ4への出
炭量26に基づきセパレートダンパ6の開度指令27を
出力する第二関数発生器、28は第二関数発生器25か
ら出力される開度指令27が変化した場合に、その変化
率をミル1起動時には設定値以下の範囲内に制限する処
理を行って開度指令29を出力する一方、ミル1停止時
には前記第二関数発生器25から出力される開度指令2
7をそのまま開度指令29として出力する第二変化率制
限器、30は火炉3パージ時、バーナ4への微粉炭供給
開始時点におけるエアレジスタ6’閉時、或いは燃料油
としての軽油又は重油使用時に前記第二切換器23から
の指令信号24を指令信号31としてセパレートダンパ
6へ出力する一方、バーナ4への微粉炭供給開始後にお
けるエアレジスタ6’開時以降に前記第二変化率制限器
28からの開度指令29を指令信号31としてセパレー
トダンパ6へ出力する第三切換器であり、ミル1からバ
ーナ4への出炭量26に基づいてセパレートダンパ6の
開度を調節するよう構成する。
【0018】尚、前記第一関数発生器18には、図3に
示されるような関数が入力されており、該関数は、ボイ
ラ負荷指令19の増減に対しセパレートダンパ6の開度
指令20を増減させることを表わしている。又、前記第
二関数発生器25には、図4に示されるような関数が入
力されており、該関数は、出炭量26の増減に対しセパ
レートダンパ6の開度指令27を増減させることを表わ
している。
示されるような関数が入力されており、該関数は、ボイ
ラ負荷指令19の増減に対しセパレートダンパ6の開度
指令20を増減させることを表わしている。又、前記第
二関数発生器25には、図4に示されるような関数が入
力されており、該関数は、出炭量26の増減に対しセパ
レートダンパ6の開度指令27を増減させることを表わ
している。
【0019】又、前記出炭量26については、ミル差圧
等のデータから求めるようにしてある。
等のデータから求めるようにしてある。
【0020】次に、上記実施例の作動を説明する。
【0021】先ず、点火前の火炉3パージ時において
は、第一設定器12から出力されるセパレートダンパ6
の開度を全開とする設定信号13が、第一切換器16か
ら指令信号17として出力され、該指令信号17が第二
切換器23から指令信号24として出力され、該指令信
号24が第三切換器30から指令信号31としてセパレ
ートダンパ6へ出力され、該セパレートダンパ6が全開
とされ、火炉3内の可燃性ガスが追い出される。
は、第一設定器12から出力されるセパレートダンパ6
の開度を全開とする設定信号13が、第一切換器16か
ら指令信号17として出力され、該指令信号17が第二
切換器23から指令信号24として出力され、該指令信
号24が第三切換器30から指令信号31としてセパレ
ートダンパ6へ出力され、該セパレートダンパ6が全開
とされ、火炉3内の可燃性ガスが追い出される。
【0022】セパレートダンパ6が全開とされて火炉3
のパージが行われた後、燃料油としての軽油が図示して
いない系統からバーナ4へ供給されて点火が行われる
と、前記第二切換器23が切り換えられると共に、第一
関数発生器18においてボイラ負荷指令19に基づき燃
料油としての軽油使用時におけるセパレートダンパ6の
開度指令20が求められ、該開度指令20が第一変化率
制限器21へ出力され、該第一変化率制限器21におい
て開度指令20の変化率を設定値以下の範囲内に制限す
る処理が行われて開度指令22が第二切換器23へ出力
され、該第二切換器23から前記開度指令22が指令信
号24として出力され、該指令信号24が第三切換器3
0から指令信号31としてセパレートダンパ6へ出力さ
れ、該セパレートダンパ6がボイラ負荷指令に基づいて
所要の開度に調整されつつ、軽油による燃焼が行われ、
続いて、前記軽油が燃料油としての重油に切り換えら
れ、軽油の場合と同様にセパレートダンパ6の開度がボ
イラ負荷指令に基づいて調整されつつ、重油による燃焼
が行われる。
のパージが行われた後、燃料油としての軽油が図示して
いない系統からバーナ4へ供給されて点火が行われる
と、前記第二切換器23が切り換えられると共に、第一
関数発生器18においてボイラ負荷指令19に基づき燃
料油としての軽油使用時におけるセパレートダンパ6の
開度指令20が求められ、該開度指令20が第一変化率
制限器21へ出力され、該第一変化率制限器21におい
て開度指令20の変化率を設定値以下の範囲内に制限す
る処理が行われて開度指令22が第二切換器23へ出力
され、該第二切換器23から前記開度指令22が指令信
号24として出力され、該指令信号24が第三切換器3
0から指令信号31としてセパレートダンパ6へ出力さ
れ、該セパレートダンパ6がボイラ負荷指令に基づいて
所要の開度に調整されつつ、軽油による燃焼が行われ、
続いて、前記軽油が燃料油としての重油に切り換えら
れ、軽油の場合と同様にセパレートダンパ6の開度がボ
イラ負荷指令に基づいて調整されつつ、重油による燃焼
が行われる。
【0023】この後、バーナ4への重油の供給が停止さ
れ、前記第一切換器16と第二切換器23が切り換えら
れ、第二設定器14から出力されるセパレートダンパ6
の開度を微小開度(およそ3%程度)とする設定信号1
5が、第一切換器16から指令信号17として出力さ
れ、該指令信号17が第二切換器23から指令信号24
として出力され、該指令信号24が第三切換器30から
指令信号31としてセパレートダンパ6へ出力され、該
セパレートダンパ6が微小開度に絞られる。
れ、前記第一切換器16と第二切換器23が切り換えら
れ、第二設定器14から出力されるセパレートダンパ6
の開度を微小開度(およそ3%程度)とする設定信号1
5が、第一切換器16から指令信号17として出力さ
れ、該指令信号17が第二切換器23から指令信号24
として出力され、該指令信号24が第三切換器30から
指令信号31としてセパレートダンパ6へ出力され、該
セパレートダンパ6が微小開度に絞られる。
【0024】セパレートダンパ6が微小開度に絞られ
て、ミル1が起動され出炭が開始されると、前記第三切
換器30が切り換えられ、第二関数発生器25において
ミル1からバーナ4への出炭量26に基づきセパレート
ダンパ6の開度指令27が求められ、該開度指令27が
第二変化率制限器28へ出力され、該第二変化率制限器
28において開度指令27の変化率を設定値以下の範囲
内に制限する処理が行われて開度指令29が第三切換器
30へ出力され、該第三切換器30から前記開度指令2
9が指令信号31としてセパレートダンパ6へ出力さ
れ、該セパレートダンパ6の開度がミル1からバーナ4
への出炭量26に基づいて調節される。
て、ミル1が起動され出炭が開始されると、前記第三切
換器30が切り換えられ、第二関数発生器25において
ミル1からバーナ4への出炭量26に基づきセパレート
ダンパ6の開度指令27が求められ、該開度指令27が
第二変化率制限器28へ出力され、該第二変化率制限器
28において開度指令27の変化率を設定値以下の範囲
内に制限する処理が行われて開度指令29が第三切換器
30へ出力され、該第三切換器30から前記開度指令2
9が指令信号31としてセパレートダンパ6へ出力さ
れ、該セパレートダンパ6の開度がミル1からバーナ4
への出炭量26に基づいて調節される。
【0025】ミル1の停止時には、前記第二関数発生器
25から出力される開度指令27が第二変化率制限器2
8を介してそのまま開度指令29として第三切換器30
へ出力され、該第三切換器30から前記開度指令29が
指令信号31としてセパレートダンパ6へ出力され、該
セパレートダンパ6の開度が出炭量26の減少に合せて
速やかに絞られる。
25から出力される開度指令27が第二変化率制限器2
8を介してそのまま開度指令29として第三切換器30
へ出力され、該第三切換器30から前記開度指令29が
指令信号31としてセパレートダンパ6へ出力され、該
セパレートダンパ6の開度が出炭量26の減少に合せて
速やかに絞られる。
【0026】この結果、図2に示す如く、ミル1の起動
時並びに停止時において、ミル1からバーナ4への出炭
量が僅かであるときには、それに見合った量の燃焼用二
次空気がバーナ4へ供給される形となり、燃焼用二次空
気の流量が必要以上に多くなることがなくなり、火炉3
内のバーナ4部における燃焼用二次空気流量/出炭量
(A/C)の値が増大することが抑制され、生成される
NOxの量も大幅に削減され、脱硝装置によって充分吸
収可能となる。
時並びに停止時において、ミル1からバーナ4への出炭
量が僅かであるときには、それに見合った量の燃焼用二
次空気がバーナ4へ供給される形となり、燃焼用二次空
気の流量が必要以上に多くなることがなくなり、火炉3
内のバーナ4部における燃焼用二次空気流量/出炭量
(A/C)の値が増大することが抑制され、生成される
NOxの量も大幅に削減され、脱硝装置によって充分吸
収可能となる。
【0027】こうして、ミル1の起動時並びに停止時に
おけるNOxの生成を抑制し得る。
おけるNOxの生成を抑制し得る。
【0028】尚、本発明の石炭焚ボイラの燃焼用二次空
気流量制御方法及び装置は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
気流量制御方法及び装置は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の石炭焚ボ
イラの燃焼用二次空気流量制御方法及び装置によれば、
ミル1の起動時並びに停止時におけるNOxの生成を抑
制し得るという優れた効果を奏し得る。
イラの燃焼用二次空気流量制御方法及び装置によれば、
ミル1の起動時並びに停止時におけるNOxの生成を抑
制し得るという優れた効果を奏し得る。
【図1】本発明の一実施例の全体概要構成図である。
【図2】本発明の一実施例におけるミル起動時並びに停
止時の給炭量(出炭量)、エアレジスタ開度、セパレー
トダンパ開度、燃焼用二次空気流量/出炭量(A/
C)、NOx量を表わす線図である。
止時の給炭量(出炭量)、エアレジスタ開度、セパレー
トダンパ開度、燃焼用二次空気流量/出炭量(A/
C)、NOx量を表わす線図である。
【図3】図1に示される第一関数発生器18に設定され
ている関数を表わす線図である。
ている関数を表わす線図である。
【図4】図1に示される第二関数発生器25に設定され
ている関数を表わす線図である。
ている関数を表わす線図である。
【図5】従来例の全体概要構成図である。
【図6】従来例におけるミル起動時並びに停止時の給炭
量(出炭量)、エアレジスタ開度、セパレートダンパ開
度、燃焼用二次空気流量/出炭量(A/C)、NOx量
を表わす線図である。
量(出炭量)、エアレジスタ開度、セパレートダンパ開
度、燃焼用二次空気流量/出炭量(A/C)、NOx量
を表わす線図である。
1 ミル 2 ボイラ 3 火炉 4 バーナ 5 押込通風機 6 セパレートダンパ 6’ エアレジスタ 12 第一設定器 13 設定信号 14 第二設定器 15 設定信号 16 第一切換器 17 指令信号 18 第一関数発生器 19 ボイラ負荷指令 20 開度指令 21 第一変化率制限器 22 開度指令 23 第二切換器 24 指令信号 25 第二関数発生器 26 出炭量 27 開度指令 28 第二変化率制限器 29 開度指令 30 第三切換器 31 指令信号
Claims (2)
- 【請求項1】 ミル(1)からボイラ(2)の火炉
(3)内に配設されたバーナ(4)へ微粉炭を供給する
と共に、押込通風機(5)によって圧送される燃焼用二
次空気をセパレートダンパ(6)を介して前記バーナ
(4)部分へ供給することにより、燃焼を行うようにし
た石炭焚ボイラの燃焼用二次空気流量制御方法であっ
て、 ミル(1)からバーナ(4)への出炭量(26)に基づ
いてセパレートダンパ(6)の開度を調節することを特
徴とする石炭焚ボイラの燃焼用二次空気流量制御方法。 - 【請求項2】 ボイラ(2)の火炉(3)のパージを行
ってから、該火炉(3)内に配設されたバーナ(4)へ
燃料油を供給すると共に、押込通風機(5)によって圧
送される燃焼用二次空気をセパレートダンパ(6)を介
して前記バーナ(4)部分へ供給することにより、点火
燃焼を行った後、ミル(1)から前記バーナ(4)へ微
粉炭を供給すると共に、前記燃焼用二次空気を前記セパ
レートダンパ(6)を介して前記バーナ(4)部分へ供
給することにより、燃焼を行うようにした石炭焚ボイラ
の燃焼用二次空気流量制御装置であって、 セパレートダンパ(6)の開度を全開とする設定信号
(13)を出力する第一設定器(12)と、 セパレートダンパ(6)の開度を微小開度とする設定信
号(15)を出力する第二設定器(14)と、 火炉(3)パージ時に前記第一設定器(12)からの設
定信号(13)を指令信号(17)として出力する一
方、バーナ(4)への微粉炭供給開始時点におけるエア
レジスタ(6’)閉時に前記第二設定器(14)からの
設定信号(15)を指令信号(17)として出力する第
一切換器(16)と、 ボイラ負荷指令(19)に基づき燃料油使用時における
セパレートダンパ(6)の開度指令(20)を出力する
第一関数発生器(18)と、 該第一関数発生器(18)から出力される開度指令(2
0)が変化した場合に、その変化率を設定値以下の範囲
内に制限する処理を行って開度指令(22)を出力する
第一変化率制限器(21)と、 火炉(3)パージ時或いはバーナ(4)への微粉炭供給
開始時点におけるエアレジスタ(6’)閉時に前記第一
切換器(16)からの指令信号(17)を指令信号(2
4)として出力する一方、燃料油使用時に前記第一変化
率制限器(21)からの開度指令(22)を指令信号
(24)として出力する第二切換器(23)と、 ミル(1)からバーナ(4)への出炭量(26)に基づ
きセパレートダンパ(6)の開度指令(27)を出力す
る第二関数発生器(25)と、 該第二関数発生器(25)から出力される開度指令(2
7)が変化した場合に、その変化率をミル(1)起動時
には設定値以下の範囲内に制限する処理を行って開度指
令(29)を出力する一方、ミル(1)停止時には前記
第二関数発生器(25)から出力される開度指令(2
7)をそのまま開度指令(29)として出力する第二変
化率制限器(28)と、 火炉(3)パージ時、バーナ(4)への微粉炭供給開始
時点におけるエアレジスタ(6’)閉時、或いは燃料油
使用時に前記第二切換器(23)からの指令信号(2
4)を指令信号(31)としてセパレートダンパ(6)
へ出力する一方、バーナ(4)への微粉炭供給開始後に
おけるエアレジスタ(6’)開時以降に前記第二変化率
制限器(28)からの開度指令(29)を指令信号(3
1)としてセパレートダンパ(6)へ出力する第三切換
器(30)とを備えたことを特徴とする石炭焚ボイラの
燃焼用二次空気流量制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28812094A JPH08145339A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 石炭焚ボイラの燃焼用二次空気流量制御方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28812094A JPH08145339A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 石炭焚ボイラの燃焼用二次空気流量制御方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08145339A true JPH08145339A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=17726070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28812094A Pending JPH08145339A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 石炭焚ボイラの燃焼用二次空気流量制御方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08145339A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006275362A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 燃焼装置 |
CN102221199A (zh) * | 2011-03-11 | 2011-10-19 | 中国电力企业联合会科技开发服务中心 | 循环流化床锅炉低风压改进及运行方法 |
CN110906359A (zh) * | 2019-11-18 | 2020-03-24 | 上海发电设备成套设计研究院有限责任公司 | 一种可调节二次风温度的燃烧装置及使用方法 |
CN114172419A (zh) * | 2021-11-22 | 2022-03-11 | 国能(福州)热电有限公司 | 发电机组自动发电控制方法及装置 |
-
1994
- 1994-11-22 JP JP28812094A patent/JPH08145339A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006275362A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 燃焼装置 |
CN102221199A (zh) * | 2011-03-11 | 2011-10-19 | 中国电力企业联合会科技开发服务中心 | 循环流化床锅炉低风压改进及运行方法 |
CN110906359A (zh) * | 2019-11-18 | 2020-03-24 | 上海发电设备成套设计研究院有限责任公司 | 一种可调节二次风温度的燃烧装置及使用方法 |
CN110906359B (zh) * | 2019-11-18 | 2021-05-11 | 上海发电设备成套设计研究院有限责任公司 | 一种可调节二次风温度的燃烧装置及使用方法 |
CN114172419A (zh) * | 2021-11-22 | 2022-03-11 | 国能(福州)热电有限公司 | 发电机组自动发电控制方法及装置 |
CN114172419B (zh) * | 2021-11-22 | 2024-01-26 | 国能(福州)热电有限公司 | 发电机组自动发电控制方法及装置 |
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