JP2000055309A - 石炭焚ボイラの燃料油混焼時におけるミル起動台数及びミル起動タイミング制御方法 - Google Patents

石炭焚ボイラの燃料油混焼時におけるミル起動台数及びミル起動タイミング制御方法

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JP2000055309A
JP2000055309A JP23077398A JP23077398A JP2000055309A JP 2000055309 A JP2000055309 A JP 2000055309A JP 23077398 A JP23077398 A JP 23077398A JP 23077398 A JP23077398 A JP 23077398A JP 2000055309 A JP2000055309 A JP 2000055309A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料油/石炭切換操作を行わずに、ボイラ起
動完了まで微粉炭と燃料油との混焼運転を継続する場合
にも、ミルの起動台数及びミルの起動タイミングの制御
を適切に行うことができ、ボイラ負荷に対する微粉炭と
燃料油との総燃料量を適正に保持し得、ボイラ本体にお
けるメタル温度や蒸気温度の過剰な上昇を防止し得る石
炭焚ボイラの燃料油混焼時におけるミル起動台数及びミ
ル起動タイミング制御方法を提供する。 【解決手段】 一台目と二台目のミルを起動した後、ボ
イラ起動完了時の目標燃料油混焼比率17に基づきボイ
ラ負荷11を修正し、該修正ボイラ負荷11”が予め設
定された三台目、四台目、五台目の起動負荷に達する毎
に、残りの三台目、四台目、五台目のミルを順次起動し
て行くよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭焚ボイラの燃
料油混焼時におけるミル起動台数及びミル起動タイミン
グ制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、石炭焚ボイラは、図3に示され
る如く、ボイラ本体1の側部に多数の微粉炭バーナ2並
びに軽油等の燃料油バーナ3を配設してなる構成を有し
ている。
【0003】前記微粉炭バーナ2には、給炭機4から供
給される石炭を粉砕して微粉炭とするミル5が微粉炭管
6を介して接続されており、又、前記燃料油バーナ3に
は、途中に燃料油流量調整弁7が設けられた燃料油管8
が接続されている。
【0004】前記ミル5は、図3の例では、六台設けら
れ、一台のミル5に対してはそれぞれ、八本の微粉炭バ
ーナ2(図3ではそのうちの一本ずつのみを示してい
る)が接続されており、各微粉炭バーナ2の軸心部にそ
れぞれ、前記燃料油バーナ3が同芯状に設けられてい
る。尚、前記六台のミル5のうちの所望の一台のミル5
は、図3の例の場合、予備として設けられたものであ
り、通常は、予備以外の五台のミル5が運転されるよう
になっている。
【0005】又、前記石炭焚ボイラには、各ミル5へ起
動指令9(後述する一台目起動指令9a〜五台目起動指
令9eに相当)を出力する制御装置10が設けられてい
る。
【0006】前記制御装置10は、図4に示される如
く、ボイラ負荷11が入力され該ボイラ負荷11が予め
設定された一台目起動負荷(例えば、0%)より大きく
なった場合に所望のミル5へ一台目起動指令9aを出力
するシグナルモニタスイッチ12と、ボイラ負荷11が
入力され該ボイラ負荷11が予め設定された二台目起動
負荷(例えば、15%)より大きくなった場合に所望の
ミル5へ二台目起動指令9bを出力するシグナルモニタ
スイッチ13と、ボイラ負荷11が入力され該ボイラ負
荷11が予め設定された三台目起動負荷(例えば、30
%)より大きくなった場合に所望のミル5へ三台目起動
指令9cを出力するシグナルモニタスイッチ14と、ボ
イラ負荷11が入力され該ボイラ負荷11が予め設定さ
れた四台目起動負荷(例えば、50%)より大きくなっ
た場合に所望のミル5へ四台目起動指令9dを出力する
シグナルモニタスイッチ15と、ボイラ負荷11が入力
され該ボイラ負荷11が予め設定された五台目起動負荷
(例えば、70%)より大きくなった場合に所望のミル
5へ五台目起動指令9eを出力するシグナルモニタスイ
ッチ16とを備えてなる構成を有している。
【0007】前述の如き石炭焚ボイラの起動時には、燃
料油流量調整弁7の開度が調整されて、所要量の燃料油
が所望の燃料油バーナ3からボイラ本体1内へ噴射され
て燃焼されると共に、ボイラ負荷11がシグナルモニタ
スイッチ12に予め設定された一台目起動負荷(例え
ば、0%)より大きくなると、該シグナルモニタスイッ
チ12から所望のミル5へ一台目起動指令9aが出力さ
れ、一台目のミル5が起動され、該ミル5に対応する微
粉炭バーナ2から微粉炭がボイラ本体1内へ噴射されて
燃焼され、続いて、ボイラ負荷11がシグナルモニタス
イッチ13に予め設定された二台目起動負荷(例えば、
15%)より大きくなると、該シグナルモニタスイッチ
13から所望のミル5へ二台目起動指令9bが出力さ
れ、二台目のミル5が起動され、該ミル5に対応する微
粉炭バーナ2から微粉炭がボイラ本体1内へ噴射されて
燃焼され、この後、ボイラ負荷11がシグナルモニタス
イッチ14に予め設定された三台目起動負荷(例えば、
30%)より大きくなると、該シグナルモニタスイッチ
14から所望のミル5へ三台目起動指令9cが出力さ
れ、三台目のミル5が起動され、該ミル5に対応する微
粉炭バーナ2から微粉炭がボイラ本体1内へ噴射されて
燃焼され、続いて、ボイラ負荷11がシグナルモニタス
イッチ15に予め設定された四台目起動負荷(例えば、
50%)より大きくなると、該シグナルモニタスイッチ
15から所望のミル5へ四台目起動指令9dが出力さ
れ、四台目のミル5が起動され、該ミル5に対応する微
粉炭バーナ2から微粉炭がボイラ本体1内へ噴射されて
燃焼され、更に、ボイラ負荷11がシグナルモニタスイ
ッチ16に予め設定された五台目起動負荷(例えば、7
0%)より大きくなると、該シグナルモニタスイッチ1
6から所望のミル5へ五台目起動指令9eが出力され、
五台目のミル5が起動され、該ミル5に対応する微粉炭
バーナ2から微粉炭がボイラ本体1内へ噴射されて燃焼
される。
【0008】従来の石炭焚ボイラでは、通常、前記三台
目のミル5が起動されてから、燃料油流量調整弁7の開
度が徐々に絞られて燃料油の供給が遮断される、いわゆ
る燃料油/石炭切換操作が行われた後、前記四台目のミ
ル5が起動され、石炭専焼に移行するようになっている
が、場合によっては、前述の如き燃料油/石炭切換操作
を行わずに、ボイラ起動完了まで微粉炭と燃料油との混
焼運転を継続しなければならなくなることも生じてきて
いる。
【0009】尚、前記ボイラ本体1において微粉炭と燃
料油との混焼運転を行う場合、前記微粉炭が噴射される
微粉炭バーナ2と同芯の燃料油バーナ3は使用されず
に、それ以外の燃料油バーナ3のうちどの燃料油バーナ
3を何本使用するかが適宜選定され、選定された所望の
燃料油バーナ3から燃料油が噴射され、全体として燃料
油流量調整弁7の開度によって決定される燃料油流量指
令に対応した量の燃料油がボイラ本体1内へ供給される
ようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如き従来の石炭焚ボイラにおいて、燃料油/石炭切換操
作を行わずに、ボイラ起動完了まで微粉炭と燃料油との
混焼運転を継続する場合、ミル5の起動台数及びミル5
の起動タイミングを前記制御装置10に設定された起動
負荷のパターン通りに制御するのでは、該ミル5の起動
台数及びミル5の起動タイミングの制御が不適切とな
り、ボイラ負荷11に対して微粉炭と燃料油との総燃料
量が多くなりすぎ、ボイラ本体1におけるメタル温度や
蒸気温度が設定値以上に上昇してしまうといった不具合
を有していた。
【0011】本発明は、斯かる実情に鑑み、燃料油/石
炭切換操作を行わずに、ボイラ起動完了まで微粉炭と燃
料油との混焼運転を継続する場合にも、ミルの起動台数
及びミルの起動タイミングの制御を適切に行うことがで
き、ボイラ負荷に対する微粉炭と燃料油との総燃料量を
適正に保持し得、ボイラ本体におけるメタル温度や蒸気
温度の過剰な上昇を防止し得る石炭焚ボイラの燃料油混
焼時におけるミル起動台数及びミル起動タイミング制御
方法を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ボイラ負荷が
予め設定された起動負荷に達する毎に、複数台のミルの
うちの所望のミルを順次起動して行く石炭焚ボイラの燃
料油混焼時におけるミル起動台数及びミル起動タイミン
グ制御方法において、所望のミルを起動した後、ボイラ
起動完了時の目標燃料油混焼比率に基づきボイラ負荷を
修正し、該修正ボイラ負荷が予め設定された起動負荷に
達する毎に、残りのミルを順次起動して行くことを特徴
とする石炭焚ボイラの燃料油混焼時におけるミル起動台
数及びミル起動タイミング制御方法にかかるものであ
る。
【0013】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0014】所望のミルが起動された後、ボイラ起動完
了時の目標燃料油混焼比率に基づきボイラ負荷が修正さ
れ、該修正ボイラ負荷が予め設定された起動負荷に達す
る毎に、残りのミルが順次起動されて行く。
【0015】この結果、ミルの起動台数及びミルの起動
タイミングは、ボイラ起動完了時の目標燃料油混焼比率
に応じて適切に制御される形となり、ボイラ負荷に対し
て微粉炭と燃料油との総燃料量が多くなりすぎ、ボイラ
本体におけるメタル温度や蒸気温度が設定値以上に上昇
してしまうといったことも回避される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0017】図1は本発明を実施する形態の一例であっ
て、図中、図3及び図4と同一の符号を付した部分は同
一物を表わしており、基本的な構成は図3及び図4に示
す従来のものと同様であるが、本図示例の特徴とすると
ころは、図1に示す如く、ボイラ起動完了時の目標燃料
油混焼比率17が100%(燃料油専焼)のときにa側
に切り換えられ「0」の信号18を出力信号19として
出力する一方、前記目標燃料油混焼比率17が100%
でないときにb側に切り換えられ「1」の信号20を出
力信号19として出力する切換器21と、ボイラ負荷1
1に対し前記切換器21から出力される出力信号19を
掛けボイラ負荷11’を出力する乗算器22と、ボイラ
起動完了時の目標燃料油混焼比率17に基づき修正係数
23を求めて出力する関数発生器24と、前記乗算器2
2から出力されるボイラ負荷11’に前記関数発生器2
4から出力される修正係数23を掛け修正ボイラ負荷1
1”をシグナルモニタスイッチ14,15,16へ出力
する乗算器25とを制御装置10内に追加装備し、一台
目と二台目のミル5を起動した後、ボイラ起動完了時の
目標燃料油混焼比率17に基づきボイラ負荷11を修正
し、該修正ボイラ負荷11”が予め設定された三台目、
四台目、五台目の起動負荷に達する毎に、残りの三台
目、四台目、五台目のミル5を順次起動して行くよう構
成した点にある。
【0018】前記関数発生器24には、図2に示すよう
な関数が入力されており、該関数は、目標燃料油混焼比
率17が0%即ち燃料油/石炭切換操作が行われる場合
には、修正係数23は1.0でよく、又、目標燃料油混
焼比率17が100%即ち燃料油専焼が行われる場合に
は、修正係数23は0でよいため、目標燃料油混焼比率
17の増減に対し略反比例させる形で修正係数23を増
減させるようになっている。
【0019】尚、前記乗算器25から出力される修正ボ
イラ負荷11”をシグナルモニタスイッチ14,15,
16へ出力するようにしているのは、本図示例における
ミル5は、微粉炭と燃料油との混焼運転時には、最低二
台以上運転するようになっており、三台目以降のミル5
の起動に関して修正を加えればよいためである。
【0020】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0021】石炭焚ボイラの起動時には、燃料油流量調
整弁7の開度が調整されて、所要量の燃料油が所望の燃
料油バーナ3からボイラ本体1内へ噴射されて燃焼さ
れ、ボイラ起動完了まで微粉炭と燃料油との混焼運転を
継続する場合、ボイラ起動完了時の目標燃料油混焼比率
17は0%〜100%の間の所望の値が選択されるた
め、切換器21はb側に切り換えられ「1」の信号20
が出力信号19として乗算器22へ出力され、ボイラ負
荷11は乗算器22において「1」の出力信号19が掛
けられるだけでそのままボイラ負荷11’として出力さ
れる。
【0022】前記ボイラ負荷11’がシグナルモニタス
イッチ12に予め設定された一台目起動負荷(例えば、
0%)より大きくなると、該シグナルモニタスイッチ1
2から所望のミル5へ一台目起動指令9aが出力され、
一台目のミル5が起動され、該ミル5に対応する微粉炭
バーナ2から微粉炭がボイラ本体1内へ噴射されて燃焼
され、続いて、ボイラ負荷11’がシグナルモニタスイ
ッチ13に予め設定された二台目起動負荷(例えば、1
5%)より大きくなると、該シグナルモニタスイッチ1
3から所望のミル5へ二台目起動指令9bが出力され、
二台目のミル5が起動され、該ミル5に対応する微粉炭
バーナ2から微粉炭がボイラ本体1内へ噴射されて燃焼
される。
【0023】この後、ボイラ負荷11’がシグナルモニ
タスイッチ14に予め設定された三台目起動負荷(例え
ば、30%)より大きくなると、本来であれば、該シグ
ナルモニタスイッチ14から所望のミル5へ三台目起動
指令9cが出力されるのであるが、関数発生器24にお
いてボイラ起動完了時の目標燃料油混焼比率17に基づ
き修正係数23(0より大きく1.0より小さい所望の
係数)が求められて乗算器25へ出力され、該乗算器2
5において前記乗算器22から出力されるボイラ負荷1
1’に前記関数発生器24から出力される修正係数23
が掛けられ修正ボイラ負荷11”がシグナルモニタスイ
ッチ14へ出力されているため、ボイラ負荷11’が前
記三台目起動負荷に達した時点では、シグナルモニタス
イッチ14から所望のミル5へ三台目起動指令9cが出
力されることはなく、修正ボイラ負荷11”がシグナル
モニタスイッチ14に予め設定された三台目起動負荷よ
り大きくなった時点で初めてシグナルモニタスイッチ1
4から所望のミル5へ三台目起動指令9cが出力され、
三台目のミル5が起動され、該ミル5に対応する微粉炭
バーナ2から微粉炭がボイラ本体1内へ噴射されて燃焼
される。
【0024】続いて、ボイラ負荷11’がシグナルモニ
タスイッチ15に予め設定された四台目起動負荷(例え
ば、50%)より大きくなると、本来であれば、該シグ
ナルモニタスイッチ15から所望のミル5へ四台目起動
指令9dが出力されるのであるが、前述と同様、修正ボ
イラ負荷11”がシグナルモニタスイッチ15へ出力さ
れているため、ボイラ負荷11’が前記四台目起動負荷
に達した時点では、シグナルモニタスイッチ15から所
望のミル5へ四台目起動指令9dが出力されることはな
く、修正ボイラ負荷11”がシグナルモニタスイッチ1
5に予め設定された四台目起動負荷より大きくなった時
点で初めてシグナルモニタスイッチ15から所望のミル
5へ四台目起動指令9dが出力され、四台目のミル5が
起動され、該ミル5に対応する微粉炭バーナ2から微粉
炭がボイラ本体1内へ噴射されて燃焼される。
【0025】更に、ボイラ負荷11’がシグナルモニタ
スイッチ16に予め設定された五台目起動負荷(例え
ば、70%)より大きくなると、本来であれば、該シグ
ナルモニタスイッチ16から所望のミル5へ五台目起動
指令9eが出力されるのであるが、前述と同様、修正ボ
イラ負荷11”がシグナルモニタスイッチ16へ出力さ
れているため、ボイラ負荷11’が前記五台目起動負荷
に達した時点では、シグナルモニタスイッチ16から所
望のミル5へ五台目起動指令9eが出力されることはな
く、修正ボイラ負荷11”がシグナルモニタスイッチ1
6に予め設定された五台目起動負荷より大きくなった時
点で初めてシグナルモニタスイッチ16から所望のミル
5へ五台目起動指令9eが出力され、五台目のミル5が
起動され、該ミル5に対応する微粉炭バーナ2から微粉
炭がボイラ本体1内へ噴射されて燃焼される。
【0026】この結果、ミル5の起動台数及びミル5の
起動タイミングは、ボイラ起動完了時の目標燃料油混焼
比率17に応じて適切に制御される形となり、ボイラ負
荷11に対して微粉炭と燃料油との総燃料量が多くなり
すぎ、ボイラ本体1におけるメタル温度や蒸気温度が設
定値以上に上昇してしまうといったことも回避される。
【0027】尚、ボイラ起動完了まで燃料油のみの燃料
油専焼運転をする場合、ボイラ起動完了時の目標燃料油
混焼比率17は100%となるため、切換器21はa側
に切り換えられ「0」の信号18が出力信号19として
乗算器22へ出力され、ボイラ負荷11は乗算器22に
おいて「0」の出力信号19が掛けられ、ボイラ負荷1
1’は「0」となり、ミル5は全く起動されなくなる。
【0028】こうして、燃料油/石炭切換操作を行わず
に、ボイラ起動完了まで微粉炭と燃料油との混焼運転を
継続する場合にも、ミル5の起動台数及びミル5の起動
タイミングの制御を適切に行うことができ、ボイラ負荷
11に対する微粉炭と燃料油との総燃料量を適正に保持
し得、ボイラ本体1におけるメタル温度や蒸気温度の過
剰な上昇を防止し得る。
【0029】尚、本発明の石炭焚ボイラの燃料油混焼時
におけるミル起動台数及びミル起動タイミング制御方法
は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得
ることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の石炭焚ボ
イラの燃料油混焼時におけるミル起動台数及びミル起動
タイミング制御方法によれば、燃料油/石炭切換操作を
行わずに、ボイラ起動完了まで微粉炭と燃料油との混焼
運転を継続する場合にも、ミルの起動台数及びミルの起
動タイミングの制御を適切に行うことができ、ボイラ負
荷に対する微粉炭と燃料油との総燃料量を適正に保持し
得、ボイラ本体におけるメタル温度や蒸気温度の過剰な
上昇を防止し得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の制御ブロック図
である。
【図2】図1に示される関数発生器に入力された関数を
表わす線図である。
【図3】石炭焚ボイラの一例の概要構成図である。
【図4】従来例の制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 ボイラ本体 2 微粉炭バーナ 3 燃料油バーナ 5 ミル 9 起動指令 9a 一台目起動指令 9b 二台目起動指令 9c 三台目起動指令 9d 四台目起動指令 9e 五台目起動指令 10 制御装置 11 ボイラ負荷 11’ ボイラ負荷 11” 修正ボイラ負荷 17 目標燃料油混焼比率 23 修正係数 24 関数発生器 25 乗算器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラ負荷が予め設定された起動負荷に
    達する毎に、複数台のミルのうちの所望のミルを順次起
    動して行く石炭焚ボイラの燃料油混焼時におけるミル起
    動台数及びミル起動タイミング制御方法において、 所望のミルを起動した後、ボイラ起動完了時の目標燃料
    油混焼比率に基づきボイラ負荷を修正し、該修正ボイラ
    負荷が予め設定された起動負荷に達する毎に、残りのミ
    ルを順次起動して行くことを特徴とする石炭焚ボイラの
    燃料油混焼時におけるミル起動台数及びミル起動タイミ
    ング制御方法。
JP23077398A 1998-08-17 1998-08-17 石炭焚ボイラの燃料油混焼時におけるミル起動台数及びミル起動タイミング制御方法 Pending JP2000055309A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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