JPH03236501A - ボイラの変圧運転方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ボイラの変圧運転方法に関し、より詳細には
、製鉄所などにおいて多種の副生ガス燃料を燃焼させる
発電ユニットのタービンガバナによるボイラの変圧運転
方法に関する。

従来の技術 従来のボイラの変圧運転は下記のような方法によって行
っている。

すなわち、第４図に示す第１の従来例では、負荷を入力
とする関数発生器１にて第５図に示す負荷と主蒸気圧力
との関数より変圧運転カーブを計算し、次いで減算器２
ではプロセス値としての実際の主蒸気圧力より主蒸気圧
力設定値との偏差を求め、そして調節器３を経ることに
よって得られるボイラマスタ燃料で圧力制御を行う変圧
運転方法である。

次に、第６図に示す第２の従来例によれば、除算器４が
主蒸気圧力（プロセス値）をタービン第１段後圧力で除
し、これを減算器５にてタービンガバナ弁点位置との偏
差を求めて調節器６を経ることにより主蒸気圧力設定値
を求め、後は第１の従来例のように減算器７及び調節器
８を経るようにしてボイラマスタ燃料を得る方法である
。すなわち、第２の従来例は、タービンガバナ弁を弁点
位置に保てるように主蒸気圧力設定を発生させ、ボイラ
マスタ燃料で圧力制御を行う変圧運転方法ということが
できる。

しかし、いずれの従来例も、ボイラマスタ燃料が圧力制
御を行い、タービンガバナは負荷制御を行っているので
ある。

発明が解決しようとする課題 従来の製鉄所の副生ガスを燃料とする共同火力発電所等
では熱量の異なる多種の燃料を屈焼させて運用しており
、負荷変動に伴う燃料の投入は熱量、コストを考慮する
必要がある。

従来の変圧運転方法では、圧力をボイラマスタ燃料で制
御しているので、低負荷で安定燃料を確保するためには
発熱量の高い購入燃料（重油、ＬＮＧ等）を投入する必
要があり、不経δである。

又、圧力制御をボイラ側で行っているので、マスク燃料
がない領域（運用）では変圧運転ができなかった。

本発明はこのような問題点を解決しようとするもので、
ボイラマスタ燃料が使用できない領域においても変圧運
転を可能とすることを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明によれば、発電用ボイラにて効率運用のために低
負荷時に主蒸気圧力を威圧する変圧運転方法であって、
この変圧運転でボイラ燃料を入力とする負荷の関数によ
り負荷デマンドを作成し、この負荷デマンドから変圧カ
ーブを法定し、タービンガバナで圧力制御を行うことを
特徴とするボイラの変圧運転方法が提供される。

作用 使用燃料の流量等の状態変数名を各燃料種別にＬ　、Ｘ
２　、・・・・Ｘ、、とし、負荷をＹｌ、Ｙ２．・・・
・Ｙｌとすると、これらの間には次の関係が成立する。

ＹＩ：ｆ、（Ｘｌ、Ｘ２．・・・・、ｘ、、）（ｉ＝ｌ
−ｎ）この式が、ボイラ人熱量と発電機出力（負荷）と
の関係式となる。これを静特性データとしてボイラ制御
を実行する計算機に記憶させる。

この関係式を基に、変圧運転時には各燃料設定値より負
荷デマンドを作威し、タービン制御を行う計算機へ出力
する。この負荷デマンドより変圧カーブを決定し、ター
ビンガバナが圧力制御を行う。

実施例 本発明の一実施例を第１図、第２図及び第３図によって
説明する。

第１図によれば、各種のボイラ燃料はそれらの性状に応
じて符号ｌＯにてカロリ補正がなされ、カロリ補正され
たボイラ燃料は関数発生器１１に入力される。関数発生
器１１は第２図に示される関数によってボイラ燃料に対
する負荷デマンドを出力する。次いで、関数発生器１２
は関数発生器１１の出力である負荷デマンドを入力とし
、第３図に示される変圧カーブ関数によって求められる
主蒸気圧力設定値を出力する。この主蒸気圧力設定値か
入力される減算器１３にはプロセス値としての実際の主
蒸気圧力がフィードバックされ、ここで両者を減算した
上、調節器１４を経て、タービンガバナ弁指令値が出力
される。このタービンガバナ弁指令値はそれからボイラ
制御を実行する計算機に送られる。

このようにして、負荷制御をボイラへの投入燃料で決定
し、圧力制御をタービンガバナ弁で行うことで、各種燃
料設定値に見合った負荷・圧力制御を行うことができる
。

発明の効果 本発明では低負荷時、主蒸気圧力を威圧し、効率運用を
狙う変圧運転において、負荷制御をボイラ側のボイラ人
熱量で決定し、圧力制御をタービンガバナで行う。

このためにマスク燃料がない領域（運用）でも変圧運転
が可能になり、又、各種燃料設定値に見合った負荷・圧
力制御を行うので、発熱量の高い購入燃料を投入する必
要がなく経済性も向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるボイラの変圧運転方法の説明図、
第２図は第１図に示される関数発生器１１の関数図、第
３図は第１図に示される関数発生器１２の関数図、第４
図は従来の変圧運転方法の一実施例を示す説明図、第５
図は第４図に示される関数発生器の関数図、第６図は従
来の変圧運転方法の別の実施例を示す説明図である。 １０・・カロリ補正、１１．１２・・関数発生器、１３
・・減算器、１４・・調節器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 発電用ボイラにて効率運用のために低負荷時に主蒸気圧
   力を減圧する変圧運転方法において、この変圧運転でボ
   イラ燃料を入力とする負荷の関数により負荷デマンドを
   作成し、この負荷デマンドから変圧カーブを決定し、タ
   ービンガバナで圧力制御を行うことを特徴とするボイラ
   の変圧運転方法。