JPH04284137A - 石炭ガス化発電設備の制御装置 - Google Patents

石炭ガス化発電設備の制御装置

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JPH04284137A
JPH04284137A JP6948691A JP6948691A JPH04284137A JP H04284137 A JPH04284137 A JP H04284137A JP 6948691 A JP6948691 A JP 6948691A JP 6948691 A JP6948691 A JP 6948691A JP H04284137 A JPH04284137 A JP H04284137A
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Mitsuyasu Tanaka
田中 光耕
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【産業上の利用分野】本発明は、石炭をガス化しガスタ
ービンで燃焼させて発電を行う石炭ガス化発電設備の制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に石炭ガス化発電設備は、石炭をガ
ス化しこれをガスタービンで燃焼させて発電を行うもの
である。このような石炭ガス化発電設備における制御は
、主としてガス圧力および発電機出力を制御することと
なる。
【0003】図3は、そのような石炭ガス化発電設備の
制御装置を示すものである。ガス化炉1は石炭と空気か
らガスを生成し、生成されたガスはガス精製設備2で脱
硫および脱塵され、ガス流量調節弁3を通ってガスター
ビン4の燃焼器5へ送られる。そして空気圧縮機6から
供給される空気と混合されて燃焼し、ここで発生したエ
ネルギーでガスタービン4を駆動する。ガスタービン4
に結合された発電機7は、これにより回転し、電気エネ
ルギーを電気系統へ供給する。
【0004】制御装置は制御対象であるガス化炉出口圧
力PF、ガス流量調節弁入口圧力PT、および発電出力
MWを入力し、圧力調節器8,9と出力調節器10,1
1において演算を行った後、それらの出力を設定値とし
てガス化炉マスター12およびガバナー13に与え、そ
れらを介して最終操作端である微粉炭計量フィーダの可
変速モータ屋ガス化炉空気調節ダンパやガス流量調節弁
3を操作する。
【0005】この場合、制御モードとしてタービンリー
ドモードとタービンフォローモードとの2通りがある。 図3はタービンリードモードの場合を示しており、この
タービンリードモードでは、第1の出力調節器10に発
電出力MWをフィードバックしガバナー13を介して、
ガス流量調節弁3を操作する。また、第1の圧力調節器
8にガス化炉出口圧力PFをフィードバックしガス化炉
マスター12を介してガス化炉入力エネルギーを操作す
る。
【0006】一方、その逆にタービンフォローモードで
は第2の出力調節器11に発電出力MWをフィードバッ
クしガス化炉マスター12に信号を与え、また、第2の
圧力調節器9によってガス流量調節弁入口圧力PTをフ
ィードバックしガバナー13に信号を与えている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、タービンリ
ードモードとタービンフォローモードとの切替変更時に
、発電出力MWの検出点は変わらないのにガス圧力の検
出点はガス精製設備の前後に移動する。これは、ガス精
製設備2が比較的大きな容量を有するためであり、圧力
制御の操作端に近いポイントで圧力検出を行わないと、
圧力制御が不安定となる恐れがあるためである。したが
って、たとえ、不安定とならないとしても応答が遅くな
るか、あるいは、応答性を改善しようとすると圧力制御
を担当する主機に片寄った負担を与える。つまり、ター
ビンリードモードならばガス化炉に、タービンフォロー
モードならばガスタービンに負担となる。
【0008】このことはまた、次の事を示している。す
なわちこのような従来の制御装置では、操作端に近いポ
イントの圧力、つまり制御されている圧力は安定するが
、そのポイントのガス精製設備2を挟んだ反対側のポイ
ントの圧力は大きく変動し、発電出力制御を担当する機
器または制御装置に片寄った負担を与える。
【0009】以下、図4を参照してそのような場合の特
性を詳細に説明する。図4はタービンリードモードの場
合の各ポイントのガス圧力を示す特性図である。図3に
おけるガス化炉1出口をA点,ガス精製設備内部をB点
,ガス流量調節弁3入口をC点とし、初期定常バランス
時はこれら各ポイントA,B,Cの特性曲線が実線のよ
うに並んでいるとする。
【0010】曲線A1−B1−C1の傾きはそれぞれの
ポイント間の圧力差であり、ガス流量を表わしている。 今、発電出力減設定を制御装置に行ったとすると、ガス
流量調節弁3は閉方向に動作し、その前方の圧力は上昇
する。したがってC点のガス圧は上に移動しC1点から
C2点となる。このとき、ガス精製設備2は容量が大き
いので、B点のガス圧のB1点はあまり変動しない。こ
のことから、B−C間の特性曲線は破線S1で示したよ
うになる。
【0011】やがて、ガス精製設備2の圧力が徐々に上
昇するので、A−C間は曲線A1−C2すなわち破線S
2のようになる。これにより、B1点はB2点に移動す
る。するとB−C間の傾きがやや急になるため、B−C
間の流量が増えて、発電出力が増加する。したがって制
御装置は再びガス流量調節弁3を絞る指令を与える。す
るとC点の圧力はさらに上昇し、B−C間の特性曲線は
破線S3のようになる。このような動作を繰り返し、や
がて新しい発電出力に対するバランス状態破線S4に達
するのである。発電出力増設定の場合は最終的に破線S
5のようになる。
【0012】以上のように、従来の制御装置では、C点
の圧力は大きく変動し、さらに巨大な容量を抱えるガス
精製設備2があるので、バランス状態へ達するのが遅い
。したがって発電出力を制御するガスタービンフォロー
モードの時はガス化炉およびその制御装置に片寄った負
担が加わる。
【0013】本発明は、モード切替時のガス圧力の変動
を少なくすると共に発電出力の変動に対する圧力バラン
スをより早く回復し、変動を特定の機器に片寄ることな
く均等に吸収することを可能とする石炭ガス化発電設備
の制御装置を提供することを目的とする。
【0014】[発明の構成]
【課題を解決するための手段】本発明は、石炭からガス
を生成させるガス化炉と、その生成ガスを精製するガス
精製設備と、ここで精製されたガスを燃料としてガス流
量調節弁によって出力が制御されるガスタービンとが直
列にガス配管で接続される石炭ガス化発電設備の制御装
置において、発電機の出力設定値の変化に応じてガス化
炉の出口目標値とガス流量調節弁の入口圧力目標値とが
相互に反対方向の増減となるようにかつガス精製設備内
の圧力を一定に保つように各々の目標値を算出する目標
値算出手段と、ガス化炉の出口温度がその目標値になる
ようにガス化炉マスターに指令を出力する第1の調節機
と、発電機の出力がその出力設定値になるようにガス流
量調節弁の入口圧力とその目標値との偏差を加味してガ
バナーに指令を出す第2の調節機とを備えている。
【0015】
【作用】本発明は、ガス精製設備内の圧力を変動させな
いようにし、ガス化炉出口圧力とガス流量調節弁入口圧
力をそれぞれ反対方向にあるアルゴリズムにしたがって
変化させる。これによって、各ポイントの圧力変動を少
なくし、各点の圧力の定常バランスを迅速に達成し、か
つ所定の発電出力が得られる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1を参照して説
明する。図1の中で従来の図3と同じ部分には同一符号
を付けてその説明は省略する。
【0017】目標値算出手段32は、ガス化炉1の出口
圧力目標値PF0とガス流量調節弁3の入口圧力目標値
PT0とを算出するものである。すなわち、発電機設定
xは第1の関数発生器14および第2の関数発生器15
にそれぞれ入力され、それぞれガス化炉1出口ガス流量
Q1 とガス流量調節弁3の入口ガス流量Q2 に変換
される。 この出口ガス流量Q1 ,入口ガス流量Q2 にガス精
製設備2内の圧力設定P0 を与え、次の被線形微分方
程式を初期値の近傍で解くと、ガス化炉2の出口圧力及
びガス流量調節弁3の入口圧力それぞれの目標値PF0
,PT0が得られる。(以下余白)
【0018】
【0019】但し、QF ,QT :内生変数T1 :
ガス化炉1とガス精製設備2の間の配管ボリュームに相
当する時定数 K1 :流量係数 T2 :ガス精製設備2と流量調節弁3の配管ボリュー
ムに相当する時定数 K2 :流量係数
【0020】この一実施例では、この非線形微分方程式
を減算器16,17,18,19と積分器20,21お
よび開平演算機22,23を用いて解いている。
【0021】こうして求められたガス化炉1の出口圧力
目標値PF0は計測されてフィードバックされた実圧力
PF と減算器24において突合され、第1の調節器2
5を経てガス化炉マスター12への指令となる。
【0022】一方、ガスタービン側の発電出力制御では
、減算器26において発電出力設定xとフィードバック
された実発電出力との差をとり、その結果を第2の調節
器27へ入力し、その演算結果をガバナー13へ指令と
して与えている。また、ガス流量調節弁3の入口圧力目
標値PT0は、フィードバック値PT と減算器28に
おいて突合され、比例器29で比例ゲインKを乗じられ
て加算器30において、第2の調節器27の出力へ加算
され、発電出力制御の補償要素として働く。
【0023】本発明における各ポイントの圧力を図2に
示す。A点,B点,C点は図4の場合と同様のポイント
を表わしており、初期定常バランス時は実線のようにA
1−A2−A3の特性曲線であるとする。発電出力減設
定を制御装置に行うと、図1において第1の関数発生器
14、第2の関数発生器15の出力であるガス化炉1の
出口ガス流量Q1 、ガス流量調節弁3の入口ガス流量
Q2 が減少し、ガス化炉1の出口圧力目標値PF0が
減少し、ガス流量調節弁3の入口圧力目標値PT0が増
加する。したがって、減算器24、第1の調節器25に
よってガス化炉1の入力が減少してガス化炉1の出口圧
力が下がる。、また、減算器28、比例器29および減
算器26、第2の調節器27によって、ガス流量調節弁
3の開度が減少してガス流量調節弁3の入口圧力が上が
り、発電出力が減少する。したがって図2のA点とC点
との曲線はS6のように変化し、直ちに新たなバランス
状態へ達する。発電出力増の場合は曲線S7のようにな
る。
【0024】ここで、図1の関数発生器31によって発
電出力設定xの関数として、ガス化炉マスター12への
指令を決定することも考えられる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ガ
ス化炉とガスタービンとの間にあるガス精製設備内の圧
力を一定に保つように、ガス化炉への入力とガスタービ
ン燃焼器への燃料ガス投入を互いに反対方向に適当なだ
け操作するので、発電出力の制御時に各ポイントの圧力
変動を少なくすることができる。また圧力の定常バラン
スを回復するための負担が特定の機器に片寄らず、かつ
迅速にバランスを回復することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】本発明によるガス圧の特性図。
【図3】従来例を示すブロック図。
【図4】従来例のガス圧の特性図。
【符号の説明】
1    ガス化炉 2    ガス精製設備 3    ガス流量調節弁 4    ガスタービン 5    燃焼器 6    空気圧縮機 7    発電機 8    第1の圧力調節器 9    第2圧力調節器 10    第1の出力調節器 11    第2の出力調節器 12    ガス化炉マスター 13    ガバナー 14    第1の関数発生器 15    第2の関数発生器 16    減算器 17    減算器 18    減算器 19    減算器 20    積分器 21    積分器 22    開平演算器 23    開平演算器 24    減算器 25    第1の調節器 26    減算器 27    第2の調節器 28    減算器 29    比例器 30    加算器 31    関数発生器 32    目標値算出手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  石炭からガスを生成するガス化炉と、
    その生成ガスを精製するガス精製設備と、ここで精製さ
    れたガスを燃料としてガス流量調節弁によって出力が制
    御されるガスタービンとが直列にガス配管で接続される
    石炭ガス化発電設備の制御装置において、発電機の出力
    設定値の変化に応じて前記ガス化炉の出口圧力目標値と
    前記ガス流量調節弁の入口圧力目標値とが相互に反対方
    向の増減となるようにかつ前記各々の目標値を算出する
    目標値算出手段と、前記ガス化炉の出口圧力がその目標
    値になるようにガス化炉マスターに指令を出力する第1
    の調節器と、前記発電機の出力がその出力設定値になる
    ように前記ガス流量調節弁の入口圧力とその目標値との
    偏差を加味してガバナーに指令を出す第2の調節器とを
    備えたことを特徴とする石炭ガス化発電設備の制御装置
JP3069486A 1991-03-11 1991-03-11 石炭ガス化発電設備の制御装置 Expired - Lifetime JP3061881B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006038629A1 (ja) * 2004-10-05 2006-04-13 Jgc Corporation ガス化複合発電設備、その制御方法、燃料ガスの製造方法

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JPH0245010A (ja) * 1988-08-03 1990-02-15 Dantani Plywood Co Ltd

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