JPH08145117A - ダイナミックダンパ - Google Patents
ダイナミックダンパInfo
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- JPH08145117A JPH08145117A JP28087294A JP28087294A JPH08145117A JP H08145117 A JPH08145117 A JP H08145117A JP 28087294 A JP28087294 A JP 28087294A JP 28087294 A JP28087294 A JP 28087294A JP H08145117 A JPH08145117 A JP H08145117A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】広範囲な周波数域で確実に振動抑制効果が得ら
れるダイナミックダンパを提供する。 【構成】ドライブシャフト21よりも大径の円筒状質量
部材5を挟んで軸方向の両側に、ドライブシャフト21
に取付く一対の円筒状固定部材4,4をそれぞれ同軸的
に位置決めし、各固定部材4,4の端部と質量部材5の
端部とを弾性部材6,6で連結してなる第1の筒状ダン
パ部材2を備え、この第1の筒状ダンパ部材2の外周に
所定の空隙を保って第2の筒状ダンパ部材3を被覆形成
し、この第2の筒状ダンパ部材3を、円筒状質量部材9
と、この質量部材9を挟んで軸方向の両側に設けられる
一対の円筒状固定部材8,8と、各固定部材8,8の端
部と質量部材9の端部とを連結する弾性部材10,10
とで構成している。
れるダイナミックダンパを提供する。 【構成】ドライブシャフト21よりも大径の円筒状質量
部材5を挟んで軸方向の両側に、ドライブシャフト21
に取付く一対の円筒状固定部材4,4をそれぞれ同軸的
に位置決めし、各固定部材4,4の端部と質量部材5の
端部とを弾性部材6,6で連結してなる第1の筒状ダン
パ部材2を備え、この第1の筒状ダンパ部材2の外周に
所定の空隙を保って第2の筒状ダンパ部材3を被覆形成
し、この第2の筒状ダンパ部材3を、円筒状質量部材9
と、この質量部材9を挟んで軸方向の両側に設けられる
一対の円筒状固定部材8,8と、各固定部材8,8の端
部と質量部材9の端部とを連結する弾性部材10,10
とで構成している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車等のドライブ
シャフト,プロペラシャフト等の回転軸(被取付軸)に
外嵌状に取付けられるダイナミックダンパに関するもの
である。
シャフト,プロペラシャフト等の回転軸(被取付軸)に
外嵌状に取付けられるダイナミックダンパに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車のドライブシャフト,プロペラシ
ャフト等の回転軸には、それ自身の回転アンバランスに
起因する曲げ振動やエンジン−トランスミッション系か
ら伝達される振動等の有害振動が発生しており、エンジ
ンの実用回転で上記振動が増幅されると、回転軸が折損
したり、各連結部が破損したりするという問題があり、
また、大きな騒音が発生する等して搭乗者や周囲の者に
不快感を与えるという問題もある。このため、例えば特
公平6−37915号公報に示すように、ドライブシャ
フト等の回転軸にダイナミックダンパを外嵌状に取付
け、このダイナミックダンパで有害振動を吸収し、回転
軸の振動を抑制することが行われている。このものは、
図14に示すように、ドライブシャフト21に所定間隔
を隔てて挿通支持されたリング状の一対の固定部材2
2,22と、ドライブシャフト21の外周面より大径に
形成され上記両固定部材22,22間に配設される筒状
の質量部材23と、上記固定部材22,22と質量部材
23とを連結する中空円錐台状の一対の弾性部材24,
24とからなる。そして、両固定部材22,22および
両弾性部材24,24がゴム材料で構成されているとと
もに,質量部材23がリング状の金属製質量体23a
と、その表面にコーティング形成されたゴム層23bと
で構成されており、これら固定部材22,22と質量部
材23のゴム層23bと弾性部材24,24とが一体形
成されている。図において、25は固定用バンドであ
る。このものでは、固定部材22,22、質量部材2
3、弾性部材24,24の各部材がドライブシャフト2
1に沿って軸方向に並んで配置されているため、その外
径寸法が小さいという利点がある。また、質量部材23
の支持が剪断支持となる(質量部材23をその振動方
向、特に軸直角方向に対して側面方向から支持すること
になる)ため、圧縮・引っ張りばね定数より小さな剪断
ばね定数によって、ばね定数が与えられることになり、
所定の性能を維持しながらも、さらに大きさ,特に外径
寸法を小さくすることができるという利点もある。
ャフト等の回転軸には、それ自身の回転アンバランスに
起因する曲げ振動やエンジン−トランスミッション系か
ら伝達される振動等の有害振動が発生しており、エンジ
ンの実用回転で上記振動が増幅されると、回転軸が折損
したり、各連結部が破損したりするという問題があり、
また、大きな騒音が発生する等して搭乗者や周囲の者に
不快感を与えるという問題もある。このため、例えば特
公平6−37915号公報に示すように、ドライブシャ
フト等の回転軸にダイナミックダンパを外嵌状に取付
け、このダイナミックダンパで有害振動を吸収し、回転
軸の振動を抑制することが行われている。このものは、
図14に示すように、ドライブシャフト21に所定間隔
を隔てて挿通支持されたリング状の一対の固定部材2
2,22と、ドライブシャフト21の外周面より大径に
形成され上記両固定部材22,22間に配設される筒状
の質量部材23と、上記固定部材22,22と質量部材
23とを連結する中空円錐台状の一対の弾性部材24,
24とからなる。そして、両固定部材22,22および
両弾性部材24,24がゴム材料で構成されているとと
もに,質量部材23がリング状の金属製質量体23a
と、その表面にコーティング形成されたゴム層23bと
で構成されており、これら固定部材22,22と質量部
材23のゴム層23bと弾性部材24,24とが一体形
成されている。図において、25は固定用バンドであ
る。このものでは、固定部材22,22、質量部材2
3、弾性部材24,24の各部材がドライブシャフト2
1に沿って軸方向に並んで配置されているため、その外
径寸法が小さいという利点がある。また、質量部材23
の支持が剪断支持となる(質量部材23をその振動方
向、特に軸直角方向に対して側面方向から支持すること
になる)ため、圧縮・引っ張りばね定数より小さな剪断
ばね定数によって、ばね定数が与えられることになり、
所定の性能を維持しながらも、さらに大きさ,特に外径
寸法を小さくすることができるという利点もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ダ
イナミックダンパを構成するゴム材料には温度依存性が
あり、一般に減衰性が高い種類のものほど温度依存性が
大きく、周囲の温度環境(暑い場所と寒い場所との差
等)によりばね定数が大きく変化する傾向にある。ま
た、上記ダイナミックダンパを構成するゴム材料は一種
類であり、そのため、チューニングしうる周波数域も一
種類となる。これに対し、振動抑制対象とされるドライ
ブシャフト21の軸直角方向に生じる共振周波数域は1
つであり、また、その共振点は1個所である。したがっ
て、上記ダイナミックダンパでは、そのチューニングさ
れた周波数域が周囲の温度環境に影響されてドライブシ
ャフト21の共振周波数域から大きくずれ、ダンパ機能
を果たさなくなるという事態が発生する。また、質量部
材23の質量を増大することで振動抑制効果を高めるこ
とが考えられる。このものでは、温度依存性の小さなゴ
ム材料を用いてダイナミックダンパを作製することがで
きるものの、質量部材23の径を非常に大きくしなけれ
ばならないため、外径寸法が非常に大きくなるうえ、質
量部材23の重量増大化だけでは充分な振動抑制効果を
得ることができていないのが実情である。
イナミックダンパを構成するゴム材料には温度依存性が
あり、一般に減衰性が高い種類のものほど温度依存性が
大きく、周囲の温度環境(暑い場所と寒い場所との差
等)によりばね定数が大きく変化する傾向にある。ま
た、上記ダイナミックダンパを構成するゴム材料は一種
類であり、そのため、チューニングしうる周波数域も一
種類となる。これに対し、振動抑制対象とされるドライ
ブシャフト21の軸直角方向に生じる共振周波数域は1
つであり、また、その共振点は1個所である。したがっ
て、上記ダイナミックダンパでは、そのチューニングさ
れた周波数域が周囲の温度環境に影響されてドライブシ
ャフト21の共振周波数域から大きくずれ、ダンパ機能
を果たさなくなるという事態が発生する。また、質量部
材23の質量を増大することで振動抑制効果を高めるこ
とが考えられる。このものでは、温度依存性の小さなゴ
ム材料を用いてダイナミックダンパを作製することがで
きるものの、質量部材23の径を非常に大きくしなけれ
ばならないため、外径寸法が非常に大きくなるうえ、質
量部材23の重量増大化だけでは充分な振動抑制効果を
得ることができていないのが実情である。
【0004】そこで、図15に示すように、ドライブシ
ャフト21等の回転軸に、ばね定数が異なるゴム材料で
成形された2つのダイナミックダンパ26,27を軸方
向に並べて取付けることが考えられる。このものでは、
回転軸21の軸直角方向の振動に対して2つのゴム材料
のばね定数に対応する2つの周波数域の振動が発生し、
広範囲な周波数域で振動抑制効果が得られる。したがっ
て、各ダイナミックダンパ26,27の周波数域を適正
な2つの共振周波数域にチューニングすることで、ゴム
材料の温度依存性の影響を少なくすることができるよう
になる。しかしながら、このものでは、両ダイナミック
ダンパ26,27の取付け位置が回転軸21の対象とす
る共振点からずれるため、共振点での有害振動を確実に
吸収することが難しく、そのため、周波数のチューニン
グが大変難しくなるという問題がある。
ャフト21等の回転軸に、ばね定数が異なるゴム材料で
成形された2つのダイナミックダンパ26,27を軸方
向に並べて取付けることが考えられる。このものでは、
回転軸21の軸直角方向の振動に対して2つのゴム材料
のばね定数に対応する2つの周波数域の振動が発生し、
広範囲な周波数域で振動抑制効果が得られる。したがっ
て、各ダイナミックダンパ26,27の周波数域を適正
な2つの共振周波数域にチューニングすることで、ゴム
材料の温度依存性の影響を少なくすることができるよう
になる。しかしながら、このものでは、両ダイナミック
ダンパ26,27の取付け位置が回転軸21の対象とす
る共振点からずれるため、共振点での有害振動を確実に
吸収することが難しく、そのため、周波数のチューニン
グが大変難しくなるという問題がある。
【0005】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、広範囲な周波数域で確実に振動抑制効果が得
られるダイナミックダンパの提供をその目的とする。
たもので、広範囲な周波数域で確実に振動抑制効果が得
られるダイナミックダンパの提供をその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明のダイナミックダンパは、被取付軸よりも
大径の筒状質量部材を挟んで軸方向の両側に、被取付軸
に取付く一対の筒状固定部材をそれぞれ同軸的に位置決
めし、各筒状固定部材の端部と上記筒状質量部材の端部
とを弾性部材で連結してなる第1の筒状ダンパ部材を備
え、この第1の筒状ダンパ部材の外周に所定の空隙を保
って第2の筒状ダンパ部材を被覆形成し、この第2の筒
状ダンパ部材を、筒状質量部材と、この筒状質量部材を
挟んで軸方向の両側に設けられる一対の筒状固定部材
と、各筒状固定部材の端部と筒状質量部材の端部とを連
結する弾性部材とで構成しているという構成をとる。
め、この発明のダイナミックダンパは、被取付軸よりも
大径の筒状質量部材を挟んで軸方向の両側に、被取付軸
に取付く一対の筒状固定部材をそれぞれ同軸的に位置決
めし、各筒状固定部材の端部と上記筒状質量部材の端部
とを弾性部材で連結してなる第1の筒状ダンパ部材を備
え、この第1の筒状ダンパ部材の外周に所定の空隙を保
って第2の筒状ダンパ部材を被覆形成し、この第2の筒
状ダンパ部材を、筒状質量部材と、この筒状質量部材を
挟んで軸方向の両側に設けられる一対の筒状固定部材
と、各筒状固定部材の端部と筒状質量部材の端部とを連
結する弾性部材とで構成しているという構成をとる。
【0007】
【作用】すなわち、この発明のダイナミックダンパは、
筒状質量部材と筒状固定部材と弾性部材とからなる2つ
の筒状ダンパ部材で構成されているため、各筒状ダンパ
部材の筒状質量部材の重量や弾性部材の弾性特性を種々
に設定することにより、それぞれ異なる周波数域にチュ
ーニングすることができ、その広範囲な周波数域で優れ
た振動抑制効果が得られる。また、このように広範囲な
周波数域を有することから、弾性部材の温度依存性によ
りその弾性特性が変化しても、回転軸等の被取付軸の対
象とする共振周波数域から大きくずれることがなくな
る。しかも、第1の筒状ダンパ部材の外周に所定の空隙
を保って第2の筒状ダンパ部材を被覆形成しているた
め、これを回転軸等の被取付軸の最も振幅が大きくなる
共振点(1個所)に位置決めして取付けることで、上記
共振点での有害振動を確実に吸収して被取付軸の振動を
抑制することができ、また、周波数域のチューニングも
容易になると同時に取付面積も小さくてすむようにな
る。さらに、各筒状ダンパ部材を異なる共振周波数域に
設定することで、弾性部材の温度依存性による被取付軸
の共振周波数域から大きくずれることを防止できること
から、ゴム材料として減衰性の高い種類のものを用いる
ことも可能となり、それによって、余分に質量部材の重
量を増大しなくても振動抑制効果を高めることができ
る。
筒状質量部材と筒状固定部材と弾性部材とからなる2つ
の筒状ダンパ部材で構成されているため、各筒状ダンパ
部材の筒状質量部材の重量や弾性部材の弾性特性を種々
に設定することにより、それぞれ異なる周波数域にチュ
ーニングすることができ、その広範囲な周波数域で優れ
た振動抑制効果が得られる。また、このように広範囲な
周波数域を有することから、弾性部材の温度依存性によ
りその弾性特性が変化しても、回転軸等の被取付軸の対
象とする共振周波数域から大きくずれることがなくな
る。しかも、第1の筒状ダンパ部材の外周に所定の空隙
を保って第2の筒状ダンパ部材を被覆形成しているた
め、これを回転軸等の被取付軸の最も振幅が大きくなる
共振点(1個所)に位置決めして取付けることで、上記
共振点での有害振動を確実に吸収して被取付軸の振動を
抑制することができ、また、周波数域のチューニングも
容易になると同時に取付面積も小さくてすむようにな
る。さらに、各筒状ダンパ部材を異なる共振周波数域に
設定することで、弾性部材の温度依存性による被取付軸
の共振周波数域から大きくずれることを防止できること
から、ゴム材料として減衰性の高い種類のものを用いる
ことも可能となり、それによって、余分に質量部材の重
量を増大しなくても振動抑制効果を高めることができ
る。
【0008】つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳
しく説明する。
しく説明する。
【0009】図1〜図3はこの発明の一実施例を示して
いる。この実施例では、ドライブシャフト21の共振点
に、図4および図5に示すような環状溝21aが周設さ
れており、この環状溝21aに対応する部分に、それぞ
れが別体に作製された第1の筒状ダンパ部材2と第2の
筒状ダンパ部材3とからなるダイナミックダンパ1が取
付けられている。図において、12はステンレス製の固
定バンドである。
いる。この実施例では、ドライブシャフト21の共振点
に、図4および図5に示すような環状溝21aが周設さ
れており、この環状溝21aに対応する部分に、それぞ
れが別体に作製された第1の筒状ダンパ部材2と第2の
筒状ダンパ部材3とからなるダイナミックダンパ1が取
付けられている。図において、12はステンレス製の固
定バンドである。
【0010】上記第1の筒状ダンパ部材2は左右対称形
に形成された筒体であり、図6および図7に示すよう
に、左右一対の円筒状固定部材4,4と、両固定部材
4,4より大径に形成された中央の円筒状質量部材5
と、各固定部材4,4と質量部材5とを連結する左右一
対の中空円錐台状弾性部材6,6とで構成されている。
上記固定部材4,4は天然ゴム等のゴム材料で形成され
ており、その内周面の直径はドライブシャフト21の外
周面の直径より1mm程度小径に形成されている。した
がって、ドライブシャフト21への取付け時に各固定部
材4,4はドライブシャフト21の外周面に圧入状に挿
通され、ドライブシャフト21の所定位置で各固定部材
4,4の内周面はドライブシャフト21の外周面に密着
状に位置決めされる。上記質量部材5は、厚肉鋼管等の
金属製円筒体5aと、この金属製環状体5aの表面に固
定部材4と同材質のゴム材料をコーティングすることに
より形成されたゴム層5bとからなり、上記ドライブシ
ャフト21の環状溝21aに対応する部分に配設されて
いる。そして、上記ゴム層5bの内周面とドライブシャ
フト21の環状溝21aの底面との間には1〜3mm程
度の環状隙間7が、ドライブシャフト21の回転時に質
量部材5が径方向に変位するのを許容するための空間と
して形成されている。また、上記弾性部材6,6は、固
定部材4,4と同材質のゴム材料で形成されており、そ
の下端部が固定部材4,4の内端部に一体的に連結さ
れ、その上端部が質量部材5の端部のゴム層5bに一体
的に連結されている。このような両固定部材4,4、質
量部材5のゴム層5bおよび両弾性部材6,6は一体的
に型加硫成形されたものである。
に形成された筒体であり、図6および図7に示すよう
に、左右一対の円筒状固定部材4,4と、両固定部材
4,4より大径に形成された中央の円筒状質量部材5
と、各固定部材4,4と質量部材5とを連結する左右一
対の中空円錐台状弾性部材6,6とで構成されている。
上記固定部材4,4は天然ゴム等のゴム材料で形成され
ており、その内周面の直径はドライブシャフト21の外
周面の直径より1mm程度小径に形成されている。した
がって、ドライブシャフト21への取付け時に各固定部
材4,4はドライブシャフト21の外周面に圧入状に挿
通され、ドライブシャフト21の所定位置で各固定部材
4,4の内周面はドライブシャフト21の外周面に密着
状に位置決めされる。上記質量部材5は、厚肉鋼管等の
金属製円筒体5aと、この金属製環状体5aの表面に固
定部材4と同材質のゴム材料をコーティングすることに
より形成されたゴム層5bとからなり、上記ドライブシ
ャフト21の環状溝21aに対応する部分に配設されて
いる。そして、上記ゴム層5bの内周面とドライブシャ
フト21の環状溝21aの底面との間には1〜3mm程
度の環状隙間7が、ドライブシャフト21の回転時に質
量部材5が径方向に変位するのを許容するための空間と
して形成されている。また、上記弾性部材6,6は、固
定部材4,4と同材質のゴム材料で形成されており、そ
の下端部が固定部材4,4の内端部に一体的に連結さ
れ、その上端部が質量部材5の端部のゴム層5bに一体
的に連結されている。このような両固定部材4,4、質
量部材5のゴム層5bおよび両弾性部材6,6は一体的
に型加硫成形されたものである。
【0011】上記第2の筒状ダンパ部材3も左右対称形
に形成された筒体であり、図8および図9に示すよう
に、左右一対の円筒状固定部材8,8と、両固定部材
8,8より大径に形成された中央の円筒状質量部材9
と、各固定部材8,8と質量部材9とを連結する左右一
対の中空円錐台状弾性部材10,10とで構成されてい
る。上記固定部材8,8は、天然ゴム等のゴム材料で形
成されており、このゴム材料のばね定数は上記第1の筒
状ダンパ部材2に用いられたゴム材料のばね定数とは異
なる値に設定されている。また、上記固定部材8,8の
内周面の直径は上記第1の筒状ダンパ部材2の固定部材
4,4の外周面の直径と略同じに形成されており、ドラ
イブシャフト21への取付け時に各固定部材8,8の内
周面が上記第1の筒状ダンパ部材2の各固定部材4,4
の外周面に密着状に位置決めされる。上記質量部材9
は、厚肉鋼管等の金属製円筒体9aと、この金属製円筒
体9aの表面に固定部材8,8と同材質のゴム材料をコ
ーティングすることにより形成されたゴム層9bとから
なり、上記第1の筒状ダンパ部材2の質量部材5に対応
する部分に配設されている。そして、上記ゴム層9bの
内周面と第1の筒状ダンパ部材2の質量部材5の外周面
との間には3〜10mm程度の環状隙間12が、ドライ
ブシャフト21の回転時に質量部材9が径方向に変位す
るのを許容するための空間として形成されている。ま
た、上記弾性部材10,10は、固定部材8,8と同材
質のゴム材料で形成されており、その下端部が固定部材
8,8の内端部に一体的に連結され、その上端部が質量
部材9の端部のゴム層9bに一体的に連結されている。
このような両固定部材8,8、質量部材9のゴム層9b
および両弾性部材10,10は一体的に型加硫成形され
たものである。図において、11は固定部材8,8の外
周面に周設された固定バンド12係止用の環状溝であ
る。
に形成された筒体であり、図8および図9に示すよう
に、左右一対の円筒状固定部材8,8と、両固定部材
8,8より大径に形成された中央の円筒状質量部材9
と、各固定部材8,8と質量部材9とを連結する左右一
対の中空円錐台状弾性部材10,10とで構成されてい
る。上記固定部材8,8は、天然ゴム等のゴム材料で形
成されており、このゴム材料のばね定数は上記第1の筒
状ダンパ部材2に用いられたゴム材料のばね定数とは異
なる値に設定されている。また、上記固定部材8,8の
内周面の直径は上記第1の筒状ダンパ部材2の固定部材
4,4の外周面の直径と略同じに形成されており、ドラ
イブシャフト21への取付け時に各固定部材8,8の内
周面が上記第1の筒状ダンパ部材2の各固定部材4,4
の外周面に密着状に位置決めされる。上記質量部材9
は、厚肉鋼管等の金属製円筒体9aと、この金属製円筒
体9aの表面に固定部材8,8と同材質のゴム材料をコ
ーティングすることにより形成されたゴム層9bとから
なり、上記第1の筒状ダンパ部材2の質量部材5に対応
する部分に配設されている。そして、上記ゴム層9bの
内周面と第1の筒状ダンパ部材2の質量部材5の外周面
との間には3〜10mm程度の環状隙間12が、ドライ
ブシャフト21の回転時に質量部材9が径方向に変位す
るのを許容するための空間として形成されている。ま
た、上記弾性部材10,10は、固定部材8,8と同材
質のゴム材料で形成されており、その下端部が固定部材
8,8の内端部に一体的に連結され、その上端部が質量
部材9の端部のゴム層9bに一体的に連結されている。
このような両固定部材8,8、質量部材9のゴム層9b
および両弾性部材10,10は一体的に型加硫成形され
たものである。図において、11は固定部材8,8の外
周面に周設された固定バンド12係止用の環状溝であ
る。
【0012】上記ダイナミックダンパ1をドライブシャ
フト21に、つぎのようにして取付けることができる。
すなわち、まず、ドライブシャフト21の軸端部に第1
の筒状ダンパ部材2の一方の固定部材4を相対峙する状
態で配置し、その状態でこの固定部材4の開口を拡げる
ようにしてドライブシャフト21の軸端部に外嵌し、そ
のまま圧入するようにしてドライブシャフト21に挿通
し、所定位置に位置決めする。ついで、ドライブシャフ
ト21の軸端部に第2の筒状ダンパ部材3の一方の固定
部材8を相対峙する状態で配置し、その状態でこの固定
部材8の開口を拡げるようにしてドライブシャフト21
の軸端部に外嵌し、そのまま圧入するようにしてドライ
ブシャフト21に挿通する。つぎに、第2の筒状ダンパ
部材3が第1の筒状ダンパ部材2に達すると、上記一方
の固定部材8の開口をさらに拡げるようにして第1の筒
状ダンパ部材2を越えさせ、第2の筒状ダンパ部材3の
各固定部材8,8を第1の筒状ダンパ部材2の各固定部
材4,4の外周面上に位置決めする。そののち、2つの
固定バンド12,12を第2の筒状ダンパ部材3の環状
溝11,11に固定することが行われる。
フト21に、つぎのようにして取付けることができる。
すなわち、まず、ドライブシャフト21の軸端部に第1
の筒状ダンパ部材2の一方の固定部材4を相対峙する状
態で配置し、その状態でこの固定部材4の開口を拡げる
ようにしてドライブシャフト21の軸端部に外嵌し、そ
のまま圧入するようにしてドライブシャフト21に挿通
し、所定位置に位置決めする。ついで、ドライブシャフ
ト21の軸端部に第2の筒状ダンパ部材3の一方の固定
部材8を相対峙する状態で配置し、その状態でこの固定
部材8の開口を拡げるようにしてドライブシャフト21
の軸端部に外嵌し、そのまま圧入するようにしてドライ
ブシャフト21に挿通する。つぎに、第2の筒状ダンパ
部材3が第1の筒状ダンパ部材2に達すると、上記一方
の固定部材8の開口をさらに拡げるようにして第1の筒
状ダンパ部材2を越えさせ、第2の筒状ダンパ部材3の
各固定部材8,8を第1の筒状ダンパ部材2の各固定部
材4,4の外周面上に位置決めする。そののち、2つの
固定バンド12,12を第2の筒状ダンパ部材3の環状
溝11,11に固定することが行われる。
【0013】このようなダイナミックダンパ1では、第
1の筒状ダンパ部材2のばね定数と第2の筒状ダンパ部
材3のばね定数がそれぞれ異なっており、これにより、
各筒状ダンパ部材2,3の軸直角方向の共振周波数域が
ドライブシャフト21の共振周波数域の前後の値にチュ
ーニングされている。このため、広範囲な周波数域を有
し、ゴム材料の温度依存性によりそのばね定数が変化し
ても、ドライブシャフト21の共振周波数域から大きく
ずれることがなくなり、優れた振動抑制効果が得られる
(図10参照)。しかも、このダイナミックダンパ1
は、ドライブシャフト21の共振点に取付けられている
ため、この共振点での有害振動を確実に吸収してドライ
ブシャフト21の振動を抑制することができる。
1の筒状ダンパ部材2のばね定数と第2の筒状ダンパ部
材3のばね定数がそれぞれ異なっており、これにより、
各筒状ダンパ部材2,3の軸直角方向の共振周波数域が
ドライブシャフト21の共振周波数域の前後の値にチュ
ーニングされている。このため、広範囲な周波数域を有
し、ゴム材料の温度依存性によりそのばね定数が変化し
ても、ドライブシャフト21の共振周波数域から大きく
ずれることがなくなり、優れた振動抑制効果が得られる
(図10参照)。しかも、このダイナミックダンパ1
は、ドライブシャフト21の共振点に取付けられている
ため、この共振点での有害振動を確実に吸収してドライ
ブシャフト21の振動を抑制することができる。
【0014】図11は上記実施例における第2の筒状ダ
ンパ部材3の変形例を示している。この例では、第2の
筒状ダンパ部材3の一横側部に、左右に貫通状に延びる
スリット13が形成されているとともに、質量部材9の
金属製円筒体9aが上下に分割されている。この第2の
筒状ダンパ部材3では、スリット13を矢印方向に大き
く拡げることにより、第2の筒状ダンパ部材3をドライ
ブシャフト21に取付ける際に、上記実施例のようにド
ライブシャフト21に圧入状に挿通する必要がなく、ド
ライブシャフト21の横側方から簡単に取付けることが
できるようになる。それ以外の部分は上記実施例と同様
であり、同様の部分には同じ符号が付されている。
ンパ部材3の変形例を示している。この例では、第2の
筒状ダンパ部材3の一横側部に、左右に貫通状に延びる
スリット13が形成されているとともに、質量部材9の
金属製円筒体9aが上下に分割されている。この第2の
筒状ダンパ部材3では、スリット13を矢印方向に大き
く拡げることにより、第2の筒状ダンパ部材3をドライ
ブシャフト21に取付ける際に、上記実施例のようにド
ライブシャフト21に圧入状に挿通する必要がなく、ド
ライブシャフト21の横側方から簡単に取付けることが
できるようになる。それ以外の部分は上記実施例と同様
であり、同様の部分には同じ符号が付されている。
【0015】図12および図13はこの発明の他の実施
例を示している。この実施例では、ドライブシャフト2
1の共振点に小径部21bと大径部21cとが形成され
ている。また、ダイナミックダンパ1を構成する第1の
筒状ダンパ部材2の一方の固定部材4と弾性部材6およ
び第2の筒状ダンパ部材3の一方の固定部材8と弾性部
材10が一体に形成されて固定・弾性部材15に形成さ
れている。また、第1の筒状ダンパ部材2の他方の固定
部材4の内周面の直径はドライブシャフト21の小径部
21bの外周面の直径より1mm程度小径に形成されて
いるとともに、第2の筒状ダンパ部材3の他方の固定部
材8の内周面の直径はドライブシャフト21の大径部2
1cの外周面の直径より1mm程度小径に形成されてい
る。さらに、第1の筒状ダンパ部材2の質量部材5の外
周面の直径がドライブシャフト21の大径部21cの直
径より小さく形成されている。したがって、ドライブシ
ャフト21への取付け時に、固定・弾性部材15および
第1の筒状ダンパ部材2の固定部材4はドライブシャフ
ト21の外周面に圧入状に挿通され、ドライブシャフト
21の小径部21bでこの小径部21bの外周面に密着
状に位置決めされ、第2の筒状ダンパ部材3の固定部材
8はドライブシャフト21の大径部21cの外周面に圧
入状に挿通され、この大径部21cの外周面に密着状に
位置決めされる。したがって、このものでは、ドライブ
シャフト21への取付け時に、上記実施例のように第2
の筒状ダンパ部材3の一方の固定部材8の開口を大きく
拡げて第1の筒状ダンパ部材2を越えさせる必要がな
く、簡単に取付けることができるようになる。したがっ
て、図11に示すようなスリット13が不要になる。
例を示している。この実施例では、ドライブシャフト2
1の共振点に小径部21bと大径部21cとが形成され
ている。また、ダイナミックダンパ1を構成する第1の
筒状ダンパ部材2の一方の固定部材4と弾性部材6およ
び第2の筒状ダンパ部材3の一方の固定部材8と弾性部
材10が一体に形成されて固定・弾性部材15に形成さ
れている。また、第1の筒状ダンパ部材2の他方の固定
部材4の内周面の直径はドライブシャフト21の小径部
21bの外周面の直径より1mm程度小径に形成されて
いるとともに、第2の筒状ダンパ部材3の他方の固定部
材8の内周面の直径はドライブシャフト21の大径部2
1cの外周面の直径より1mm程度小径に形成されてい
る。さらに、第1の筒状ダンパ部材2の質量部材5の外
周面の直径がドライブシャフト21の大径部21cの直
径より小さく形成されている。したがって、ドライブシ
ャフト21への取付け時に、固定・弾性部材15および
第1の筒状ダンパ部材2の固定部材4はドライブシャフ
ト21の外周面に圧入状に挿通され、ドライブシャフト
21の小径部21bでこの小径部21bの外周面に密着
状に位置決めされ、第2の筒状ダンパ部材3の固定部材
8はドライブシャフト21の大径部21cの外周面に圧
入状に挿通され、この大径部21cの外周面に密着状に
位置決めされる。したがって、このものでは、ドライブ
シャフト21への取付け時に、上記実施例のように第2
の筒状ダンパ部材3の一方の固定部材8の開口を大きく
拡げて第1の筒状ダンパ部材2を越えさせる必要がな
く、簡単に取付けることができるようになる。したがっ
て、図11に示すようなスリット13が不要になる。
【0016】なお、上記各実施例では、両筒状ダンパ部
材2,3の少なくとも一方の固定部材4,8同士が上下
に重ねられているが、これに限定するものではなく、第
2の筒状ダンパ部材3を第1の筒状ダンパ部材2の外側
におけるドライブシャフト21の外周面の部分に直接取
付けるようにしてもよい。
材2,3の少なくとも一方の固定部材4,8同士が上下
に重ねられているが、これに限定するものではなく、第
2の筒状ダンパ部材3を第1の筒状ダンパ部材2の外側
におけるドライブシャフト21の外周面の部分に直接取
付けるようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明のダイナミック
ダンパによれば、各筒状ダンパ部材の筒状質量部材の重
量や弾性部材の弾性特性を種々に設定することにより、
それぞれ異なる周波数域にチューニングすることがで
き、その広範囲な周波数域で優れた振動抑制効果が得ら
れる。また、このように広範囲な周波数域を有すること
から、弾性部材の温度依存性によりその弾性特性が変化
しても、回転軸等の被取付軸の共振周波数域から大きく
ずれることがなくなる。しかも、第1の筒状ダンパ部材
の外周に所定隙間を保って第2の筒状ダンパ部材を被覆
形成しているため、これを回転軸等の被取付軸の共振点
(1個所)に位置決めして取付けることで、共振点での
有害振動を確実に吸収して被取付軸の振動を抑制するこ
とができ、また、周波数域のチューニングも容易になる
と同時に取付面積も小さくてすむようになる。さらに、
ゴム材料として減衰性の高い種類のものを用いることが
可能となり、質量部材の重量増大化をせずに、振動抑制
効果を高めることができる。
ダンパによれば、各筒状ダンパ部材の筒状質量部材の重
量や弾性部材の弾性特性を種々に設定することにより、
それぞれ異なる周波数域にチューニングすることがで
き、その広範囲な周波数域で優れた振動抑制効果が得ら
れる。また、このように広範囲な周波数域を有すること
から、弾性部材の温度依存性によりその弾性特性が変化
しても、回転軸等の被取付軸の共振周波数域から大きく
ずれることがなくなる。しかも、第1の筒状ダンパ部材
の外周に所定隙間を保って第2の筒状ダンパ部材を被覆
形成しているため、これを回転軸等の被取付軸の共振点
(1個所)に位置決めして取付けることで、共振点での
有害振動を確実に吸収して被取付軸の振動を抑制するこ
とができ、また、周波数域のチューニングも容易になる
と同時に取付面積も小さくてすむようになる。さらに、
ゴム材料として減衰性の高い種類のものを用いることが
可能となり、質量部材の重量増大化をせずに、振動抑制
効果を高めることができる。
【図1】この発明の一実施例を示す説明図である。
【図2】上記実施例を示す断面図である。
【図3】上記実施例の側面図である。
【図4】ドライブシャフトを示す説明図である。
【図5】上記ドライブシャフトの断面図である。
【図6】第1の筒状ダンパ部材の説明図である。
【図7】上記第1の筒状ダンパ部材の断面図である。
【図8】第2の筒状ダンパ部材の説明図である。
【図9】上記第2の筒状ダンパ部材の断面図である。
【図10】周波数域を示す図である。
【図11】上記第2の筒状ダンパ部材の変形例を示す断
面図である。
面図である。
【図12】この発明の他の実施例を示す説明図である。
【図13】上記他の実施例のダイナミックダンパの説明
図である。
図である。
【図14】従来例を示す説明図である。
【図15】他の従来例を示す説明図である。
1 ダイナミックダンパ 2 第1の筒状ダンパ部材 3 第2の筒状ダンパ部材 4,8 固定部材 5,9 質量部材 6,10 弾性部材 21 ドライブシャフト
Claims (3)
- 【請求項1】 被取付軸よりも大径の筒状質量部材を挟
んで軸方向の両側に、被取付軸に取付く一対の筒状固定
部材をそれぞれ同軸的に位置決めし、各筒状固定部材の
端部と上記筒状質量部材の端部とを弾性部材で連結して
なる第1の筒状ダンパ部材を備え、この第1の筒状ダン
パ部材の外周に所定の空隙を保って第2の筒状ダンパ部
材を被覆形成し、この第2の筒状ダンパ部材を、筒状質
量部材と、この筒状質量部材を挟んで軸方向の両側に設
けられる一対の筒状固定部材と、各筒状固定部材の端部
と筒状質量部材の端部とを連結する弾性部材とで構成し
ていることを特徴とするダイナミックダンパ。 - 【請求項2】 第1の筒状ダンパ部材の一対の筒状固定
部材の少なくとも一方と、それに対応する第2の筒状ダ
ンパ部材の筒状固定部材とを連結している請求項1記載
のダイナミックダンパ。 - 【請求項3】 第1の筒状ダンパ部材の筒状質量部材と
被取付軸との間に形成される空隙および第1の筒状ダン
パ部材と第2の筒状ダンパ部材との間に形成される空隙
が、両筒状ダンパ部材の筒状質量部材が径方向に変位す
るのを許容する環状空間である請求項1記載のダイナミ
ックダンパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28087294A JPH08145117A (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | ダイナミックダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28087294A JPH08145117A (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | ダイナミックダンパ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08145117A true JPH08145117A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17631137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28087294A Pending JPH08145117A (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | ダイナミックダンパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08145117A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002155988A (ja) * | 2000-09-08 | 2002-05-31 | Tokai Rubber Ind Ltd | 車両用制振装置 |
JP2003106370A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Tokai Rubber Ind Ltd | 制振装置 |
DE102011001174A1 (de) * | 2011-03-09 | 2012-09-13 | Wegu Gmbh & Co. Kg | Schwingungstilger mit ringförmigen Tilgermassen |
KR20150106638A (ko) * | 2014-03-12 | 2015-09-22 | 현대자동차주식회사 | 다이나믹댐퍼 |
US9909646B2 (en) | 2015-03-27 | 2018-03-06 | Hyundai Motor Company | Dynamic damper for drive shaft |
-
1994
- 1994-11-15 JP JP28087294A patent/JPH08145117A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002155988A (ja) * | 2000-09-08 | 2002-05-31 | Tokai Rubber Ind Ltd | 車両用制振装置 |
JP2003106370A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Tokai Rubber Ind Ltd | 制振装置 |
US6991077B2 (en) | 2001-09-28 | 2006-01-31 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Vibration damping device |
DE102011001174A1 (de) * | 2011-03-09 | 2012-09-13 | Wegu Gmbh & Co. Kg | Schwingungstilger mit ringförmigen Tilgermassen |
DE102011001174A8 (de) * | 2011-03-09 | 2013-02-07 | Wegu Gmbh & Co. Kg | Schwingungstilger mit ringförmigen Tilgermassen |
DE102011001174B4 (de) * | 2011-03-09 | 2014-03-13 | Wegu Gmbh & Co. Kg | Schwingungstilger mit ringförmigen Tilgermassen |
KR20150106638A (ko) * | 2014-03-12 | 2015-09-22 | 현대자동차주식회사 | 다이나믹댐퍼 |
US9909646B2 (en) | 2015-03-27 | 2018-03-06 | Hyundai Motor Company | Dynamic damper for drive shaft |
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