JPH08144951A - 密閉電動型圧縮機 - Google Patents

密閉電動型圧縮機

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JPH08144951A
JPH08144951A JP6304187A JP30418794A JPH08144951A JP H08144951 A JPH08144951 A JP H08144951A JP 6304187 A JP6304187 A JP 6304187A JP 30418794 A JP30418794 A JP 30418794A JP H08144951 A JPH08144951 A JP H08144951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
refrigerant
resonance
electric compressor
refrigerant gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP6304187A
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English (en)
Inventor
Koichi Kawakami
浩一 川上
Yoshiaki Nagasawa
芳秋 長沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 HFC系冷媒などを使用した冷凍回路にも用
いることができる上、十分な消音効果を有すると共に冷
凍能力、EERを向上できる密閉電動型圧縮機を開発す
る。 【構成】 冷媒ガス吸入管から吸入された冷媒が吸入側
消音装置を経てピストンが摺動するシリンダ内で圧縮さ
れた後、吐出弁室から吐出側消音室に導かれて吐出され
る密閉電動型圧縮機において、該吸入側消音装置は膨張
室、仕切板および共鳴室からなり、該共鳴室の下部に貫
通する小孔を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は密閉電動型圧縮機に関す
るものであり、さらに詳しくは、オゾン層を破壊する危
険がないHFC系冷媒などを使用した冷凍回路にも用い
ることができる上に、十分な消音効果を有すると共に冷
凍能力、EER(冷凍能力/消費電力)を向上できる密
閉電動型圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷凍機の冷媒として用いられてい
るものはジクロロジフルオロメタン(以下R−12とい
う)や共沸混合冷媒のR−12と1,1−ジフルオロエ
タン(R−152a)とからなるR−502が多い。こ
れらの冷媒は、通常の冷凍装置に好適であり、R−12
などのCFC系冷媒と相溶性のある鉱物油やアルキルベ
ンゼン系油等の冷凍機油を使用した冷凍サイクルは、信
頼性、耐久性などの高い品質レベルに至っている。
【0003】しかしながら、上記の各冷媒はその高いオ
ゾン破壊の潜在性により、大気中に放出されて地球上空
のオゾン層に到達すると、このオゾン層を破壊する。こ
のオゾン層の破壊は冷媒中の塩素基(Cl)により引き
起こされる。そこで、この塩素基の含有量の少ない冷
媒、例えはクロロジフルオロメタン(HCFC−22、
R−22)、塩素基を含まない冷媒、例えはジフルオロ
メタン(HFC−32、R−32)、ペンタフルオロエ
タン(HFC−125、R−125)や1,1,1,2
−テトラフルオロエタン(HFC−134a、R−13
4a)、あるいはこれらの混合物がこれらの代替冷媒と
して考えられている。
【0004】図3に通常の冷凍冷蔵装置の冷凍回路の例
を示す。1は圧縮機、2は凝縮器、3はキャピラリーチ
ューブ、4は蒸発器、矢印は冷媒の流れを示す。
【0005】図4は従来の密閉電動型圧縮機1Aの断面
説明図である。13は密閉容器で、この容器内には低温
低圧の冷媒ガスが充満されている。14、15は冷媒ガ
ス吸入管、16はシリンダ、24はピストン、17、1
8は吸入側消音室である。ピストンはシリンダ内を摺動
する。19は補助吐出弁室、20はシリンダヘッドでこ
のシリンダヘッドはシリンダ16の先端に設けられてい
る。21は吸入弁室、22は吐出弁室で、この吐出弁室
と補助吐出弁室は通路23により連通されている。25
は吐出側消音室、26は導管で、導管26は吐出弁室2
2と吐出側消音室25とを連通している。冷媒ガス吸入
管14、15から吸入された冷媒は吸入側消音室17、
18を経て消音され、吸入弁室21を経てピストン24
が摺動するシリンダ16内で圧縮された後、吐出弁室2
2から導管26を介して吐出側消音室25に導かれて消
音され、吐出される。
【0006】しかし、従来の吸入側消音室は消音効果が
低い上に、冷媒がHFC系冷媒あるいはHFC系冷媒を
主体とする冷媒である場合は冷凍能力、EERが悪くな
る問題があり、また、冷凍回路中の蒸発器の出口からの
冷媒ガスを冷媒ガス吸入管から直接吸入するダイレクト
吸入の場合は低圧側に脈動が発生して不安定になり、消
音効果が低下すると共に冷凍能力、EERが悪くなる問
題もあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、HF
C系冷媒などを使用した冷凍回路にも用いることができ
る上に、十分な消音効果を有すると共に冷凍能力、EE
Rを向上できる密閉電動型圧縮機を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記の課題
を解決すべく研究を重ねた結果、従来の吸入側消音室の
替わりに簡単な構造の特定の共鳴型消音装置を用いるこ
とにより上記の課題を解決できることを見いだし、本発
明を完成するに至った。
【0009】本発明の請求項1の発明は、冷媒ガス吸入
管から吸入された冷媒が吸入側消音装置を経てピストン
が摺動するシリンダ内で圧縮された後、吐出弁室から吐
出側消音室に導かれて吐出される密閉電動型圧縮機にお
いて、該吸入側消音装置は膨張室、仕切板および共鳴室
からなり、該共鳴室の下部に貫通する小孔を設けたこと
を特徴とする。
【0010】本発明の請求項2の発明は、請求項1記載
の密閉電動型圧縮機において、冷凍回路中の蒸発器出口
からの冷媒ガスを冷媒ガス吸入管から直接吸入すること
を特徴とする。
【0011】本発明の請求項3の発明は、請求項1ある
いは請求項2記載の密閉電動型圧縮機において、複数の
小孔を設けたことを特徴とする。
【0012】本発明の請求項4の発明は、請求項1ない
し請求項3記載の密閉電動型圧縮機において、冷媒がH
FC系冷媒あるいはHFC系冷媒を主体とする冷媒であ
ることを特徴とする。
【0013】本発明の請求項5の発明は、請求項1ない
し請求項4記載の密閉電動型圧縮機において、冷凍機油
がエステル系潤滑油、エーテル系潤滑油あるいはこれら
の混合物であることを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の密閉電動型圧縮機は、冷媒の吸入側の
消音装置として共鳴室の下部に貫通する小孔を1個ある
いは2個以上設けた共鳴型消音装置を用いることを特徴
とする。
【0015】本発明で用いる共鳴型消音装置の膨張室、
仕切板、共鳴室、該共鳴室の下部に貫通して設ける小孔
などの形状、大きさ、個数などは圧縮機の容量、使用す
る冷媒や冷凍機油の種類、量など、その他の運転条件な
どにより異なるので特に限定されない。
【0016】上記の小孔を設けたことにより消音効果を
高めることができる上、冷媒としてHFC系冷媒あるい
はHFC系冷媒を主体とする冷媒を用いても冷凍能力、
EERが向上する。また、冷媒ガスを直接吸入するダイ
レクト吸入の場合でも低圧側に脈動が発生せず、安定に
なり、冷凍能力、EERを向上することができる。
【0017】上記の小孔から共鳴室底部に溜った冷凍機
油が排出されるので、冷凍機油を有効に使用できると共
に共鳴室底部に溜った冷凍機油による消音効果の低下な
どを防止できる。
【0018】
【実施例】以下、図1および図2により本発明の内容を
さらに具体的に説明するが、本発明はこの内容に何ら限
定されるものではない。図1は本発明で用いる共鳴型消
音装置5の側面説明図である。6は膨張室、7は連通孔
12を有する仕切板、8は共鳴室、9は共鳴室の下部に
貫通して設けられた小孔、10は冷媒ガスの入口、11
は冷媒ガスの出口であり、矢印は冷媒ガスの流れを示
す。冷媒ガスの入口10から膨張室6に入った冷媒ガス
は膨張し、共鳴室8および小孔9の作用で消音されて出
口11を経て吸入弁室(図示せず)に吸入される。小孔
9は共鳴室8の下部に貫通して設けたので共鳴室8の底
部に溜った冷凍機油は共鳴室外に排出される。
【0019】図2は図1の共鳴型消音装置5のA−Aを
断面にして示す説明図である。6は膨張室、12は仕切
板7の連通孔12、10は冷媒ガスの入口、矢印は冷媒
ガスの流れを示す。
【0020】
【発明の効果】本発明の密閉電動型圧縮機は、従来の吸
入側消音室の替わりに簡単な構造の特定の共鳴型消音装
置を用いることにより、HFC系冷媒などを使用した冷
凍回路にも用いることができる上、十分な消音効果を有
すると共に冷凍能力、EERを向上できる。また、冷媒
ガスを直接吸入するダイレクト吸入の場合でも低圧側に
脈動が発生せず、安定になり、冷凍能力、EERを向上
することができる。共鳴室の底部に貫通して設けた小孔
から共鳴室底部に溜った冷凍機油が排出されるので、冷
凍機油を有効に使用できると共に共鳴室底部に溜った冷
凍機油による消音効果の低下を防止できる。本発明の密
閉電動型圧縮機は簡単な構成からなるので経済的である
上、効果が大きいので産業上の利用価値が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明で用いる共鳴型消音装置の側面説明図
である。
【図2】 本発明で用いる共鳴型消音装置のA−Aを断
面にして示す説明図である。
【図3】 通常の冷凍冷蔵装置の冷凍回路の例である。
【図4】 従来の密閉電動型圧縮機の断面説明図であ
る。
【符号の説明】
1 圧縮機 1A 密閉電動型圧縮機 2 凝縮器 3 キャピラリーチューブ 4 蒸発器 5 共鳴型消音装置 6 膨張室 7 仕切板 8 共鳴室 9 小孔 10 冷媒の入口 11 冷媒の出口 12 連通孔 13 密閉容器 14、15 冷媒ガス吸入管 16 シリンダ 17、18 吸入側消音室 19 補助吐出弁室 20 シリンダヘッド 21 吸入弁室 22、吐出弁室 23 通路 24 ピストン 25 吐出側消音室 26 導管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒ガス吸入管から吸入された冷媒が吸
    入側消音装置を経てピストンが摺動するシリンダ内で圧
    縮された後、吐出弁室から吐出側消音室に導かれて吐出
    される密閉電動型圧縮機において、該吸入側消音装置は
    膨張室、仕切板および共鳴室からなり、該共鳴室の下部
    に貫通する小孔を設けたことを特徴とする密閉電動型圧
    縮機。
  2. 【請求項2】 冷凍回路中の蒸発器出口からの冷媒ガス
    を冷媒ガス吸入管から直接吸入する請求項1記載の密閉
    電動型圧縮機。
  3. 【請求項3】 複数の小孔を設けた請求項1あるいは請
    求項2記載の密閉電動型圧縮機。
  4. 【請求項4】 冷媒がHFC系冷媒あるいはHFC系冷
    媒を主体とする冷媒である請求項1ないし請求項3記載
    の密閉電動型圧縮機。
  5. 【請求項5】 冷凍機油がエステル系潤滑油、エーテル
    系潤滑油あるいはこれらの混合物である請求項1ないし
    請求項4記載の密閉電動型圧縮機。
JP6304187A 1994-11-15 1994-11-15 密閉電動型圧縮機 Pending JPH08144951A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006062157A1 (ja) * 2004-12-09 2006-06-15 Daikin Industries, Ltd. 圧縮機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006062157A1 (ja) * 2004-12-09 2006-06-15 Daikin Industries, Ltd. 圧縮機
KR100873553B1 (ko) * 2004-12-09 2008-12-12 다이킨 고교 가부시키가이샤 압축기
US7704059B2 (en) 2004-12-09 2010-04-27 Daikin Industries, Ltd. Compressor having a helmholtz type resonance chamber with a lowermost end connected to a gas passage

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