JPH09208941A - 作動流体 - Google Patents

作動流体

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JPH09208941A
JPH09208941A JP8016134A JP1613496A JPH09208941A JP H09208941 A JPH09208941 A JP H09208941A JP 8016134 A JP8016134 A JP 8016134A JP 1613496 A JP1613496 A JP 1613496A JP H09208941 A JPH09208941 A JP H09208941A
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JP
Japan
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point
working fluid
mixing ratio
difluoroethane
pentafluoroethane
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JP8016134A
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English (en)
Inventor
Hisanori Kataoka
久典 片岡
Masami Ikemoto
真佐美 池元
Michihiro Kurokawa
通広 黒河
Kenji Nasako
賢二 名迫
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 R22と同等もしくはそれ以上の優れた冷媒
としての特性を有すると共に、成層圏のオゾン層を破壊
する危険性のない作動流体を提供する。 【解決手段】 循環路中に、圧縮機と凝縮器と減圧器と
蒸発器とが設けられ、作動流体を順に循環させるように
構成される冷凍サイクルに用いられる作動流体であっ
て、ジフルオロメタンと、1,1−ジフルオロエタン
と、ペンタフルオロエタンと、シクロプロパンとの4種
の成分を含み、前記4種の成分のうち、シクロプロパン
の混合比が30重量%以下(ただし、0重量%は含まな
い)であり、残りのジフルオロメタンと、1,1−ジフ
ルオロエタンと、ペンタフルオロエタンとを、冷凍効果
および成績係数がR22と同等以上、かつ、吐出圧力が
R22と同程度の範囲となるような混合比で混合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和機、冷
凍機等のヒートポンプ装置における冷媒等として使用さ
れる作動流体に関するものであり、特に、クロロジフル
オロメタンと同等の優れた作用を有するとともに、オゾ
ン層を破壊する危険性のない作動流体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和機、冷凍機等のヒー
トポンプ装置における冷媒等としては、様々な作動流体
が使用されていた。また、作動流体を用いた冷凍システ
ムとしては、図1に示すように、循環路1中に、圧縮機
2、凝縮器3、減圧器4および蒸発器5とが設けられ、
作動流体を順に循環させるようにしたものが広く利用さ
れていた。
【0003】ここで、作動流体を用いた上述の冷凍シス
テムにおける作用を、上述の図1および図2に示した圧
力−エンタルピー線図を用いて、以下に説明する。ま
ず、蒸発器5から排出された低温、低圧の作動流体のガ
スを圧縮機2に導き、この圧縮機2内において上記ガス
を断熱圧縮させる。次に、このように圧縮されたガスを
凝縮器3に導き、導かれた圧縮ガスをこの凝縮器3内に
おいて凝縮し、放熱させて等圧液化させる。その後、減
圧器4を通過させ、上述のように液化された作動流体を
断熱自由膨張させて蒸発器5に導き、この蒸発器5内に
おいて液化された作動流体を定圧蒸発させて吸熱させ
る。この吸熱により、蒸発器5において冷凍を行なうよ
うになっている。
【0004】ここで、上述の冷凍システムにおいて、圧
縮機2に導かれる前の作動流体のエンタルピーをH1
圧縮機2において圧縮された作動流体のエンタルピーを
2、凝縮器3において凝縮された作動流体のエンタル
ピーをH3、蒸発器5に導かれる作動流体のエンタルピ
ーをH4(=H3)とする。この場合に、作動流体として
は、蒸発器5において作動流体を蒸発させた際における
エンタルピーの差(H1−H4)、すなわち冷凍効果(H
i)が大きいこと、また作動流体を圧縮させる際の仕事
量に対する蒸発時の吸熱量の割合(H1−H4)/(H2
−H1)、すなわち成績係数(COP)が大きいこと、
さらに圧縮機2において圧縮される際の圧力(Pcon
d)が適切な範囲にあること等が好ましい条件とされ
る。これらの点から、従来においては、作動流体とし
て、一般にフロン類が多く使用されていた。
【0005】しかし、作動流体として使用されている特
定のフロン類については、成層圏におけるオゾン層を破
壊するという問題がある。特に、近年においては、成層
圏におけるオゾン層を破壊する能力の大きい特定フロン
の使用が抑制されている。このため、トリクロロフルオ
ロメタン(CCl3F,以下、「R11」と略す。)に
おける成層圏オゾン破壊能力を1として、成層圏オゾン
破壊能力の比で表わされるオゾン破壊係数が0.05と
微小なクロロジフルオロメタン(CHClF2,以下、
「R22」と略す。)が、広く利用されるようになっ
た。
【0006】ここで、このR22は、蒸発温度が約−5
℃、凝縮温度が約40℃の条件の下では、上述の冷凍シ
ステムにおける成績係数(COP)が約4.81、冷凍
効果(Hi)が約155.75kJ/kgと高い。ま
た、圧縮機2から吐出される際の吐出圧力(Pcon
d)も、1537.5kPaと適切な範囲にある。さら
に、このR22は不燃性であり、化学的にも安定で、熱
力学的性質が良く、冷媒等の作動流体として、今後その
使用量が増大すると予想されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このR
22は、前述のようにオゾン破壊係数が0.05と微小
であるが、今後その使用量が増大すると、このR22に
よる成層圏のオゾン層への影響が無視できないものとな
ると予想されている。
【0008】このため、近年においては、このR22に
おける冷媒としての特性と同等もしくはそれ以上の特性
を有する作動流体であって、成層圏のオゾン層を破壊す
る能力のない、すなわち分子構造に塩素を含まない作動
流体が求められている。
【0009】そして、このような作動流体の一例として
は、アンモニアが存在する。しかしながら、アンモニア
の場合、取扱い上の安全性に問題があり、大型の冷凍シ
ステムにしか利用できない等の問題があった。
【0010】この発明の目的は、空気調和機、冷凍機等
のヒートポンプ装置の冷媒等として使用される作動流体
における上述のような様々な問題を解決し、R22と同
等もしくはそれ以上の優れた冷媒としての特性を有する
とともに、成層圏のオゾン層を破壊する危険性のない作
動流体を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による作
動流体は、循環路中に、圧縮機と凝縮器と減圧器と蒸発
器とが設けられ、作動流体を順に循環させるように構成
される冷凍サイクルに用いられる作動流体であって、ジ
フルオロメタンと、1,1−ジフルオロエタンと、ペン
タフルオロエタンと、シクロプロパンとの4種の成分を
含み、前記4種の成分のうち、シクロプロパンの混合比
が30重量%以下(ただし、0重量%は含まない)であ
り、前記4種の成分のうち、残りのジフルオロメタン
と、1,1−ジフルオロエタンと、ペンタフルオロエタ
ンとを、冷凍効果がクロロジフルオロメタンと同等以上
であり、かつ、成績係数がクロロジフルオロメタンと同
等以上であり、かつ、前記圧縮機から吐出される際の吐
出圧力がクロロジフルオロメタンと同程度の範囲となる
ような混合比で混合したことを特徴とするものである。
【0012】請求項2の発明による作動流体は、請求項
1の発明において、前記シクロプロパンの混合比は5重
量%であり、前記ペンタフルオロエタンと、前記1,1
−ジフルオロエタンとの混合比が、図8に示す点A
(0,70)、点B(22,60)、点C(42,5
0)、点D(50,46)、点E(55,40)、点F
(53,38)、点G(50,34)、点H(41,3
2)、点I(0,45)、点A(0,70)を順に結ぶ
線分で囲まれる範囲内であり、残りがジフルオロメタン
である。
【0013】請求項3の発明による作動流体は、請求項
2の発明において、前記ペンタフルオロエタンと、前記
1,1−ジフルオロエタンとの混合比が、図8に示す点
C(42,50)、点D(50,46)、点E(55,
40)、点F(53,38)、点C(42,50)を順
に結ぶ線分で囲まれる範囲内であり、残りがジフルオロ
メタンである。
【0014】請求項4の発明による作動流体は、請求項
1の発明において、前記シクロプロパンの混合比は15
重量%であり、前記ペンタフルオロエタンと、前記1,
1−ジフルオロエタンとの混合比が、図14に示す点A
(0,70)、点B(19,60)、点C(34,5
1)、点D(50,35)、点E(43,27)、点F
(0,47)、点A(0,70)を順に結ぶ線分で囲ま
れる範囲内であり、残りがジフルオロメタンである。
【0015】請求項5の発明による作動流体は、請求項
4の発明において、前記ペンタフルオロエタンと、前記
1,1−ジフルオロエタンとの混合比が、図14に示す
点B(19,60)、点C(34,51)、点D(5
0,35)、点E(43,27)、点G(43,3
3)、点H(33,45)、点B(19,60)を順に
結ぶ線分で囲まれる範囲内であり、残りがジフルオロメ
タンである。
【0016】請求項6の発明による作動流体は、請求項
1の発明において、前記シクロプロパンの混合比は30
重量%であり、前記ペンタフルオロエタンと、前記1,
1−ジフルオロエタンとの混合比が、図20に示す点A
(0,63)、点B(21,49)、点C(55,1
5)、点D(55,10)、点E(37,20)、点F
(0,40)、点A(0,63)を順に結ぶ線分で囲ま
れる範囲内であり、残りがジフルオロメタンである。
【0017】請求項7の発明による作動流体は、請求項
6の発明において、前記ペンタフルオロエタンと、前記
1,1−ジフルオロエタンとの混合比が、図20に示す
点A(0,63)、点B(21,49)、点C(55,
15)、点D(55,10)、点E(37,20)、点
G(0,56)、点A(0,63)を順に結ぶ線分で囲
まれる範囲内であり、残りがジフルオロメタンである。
【0018】請求項8の発明による作動流体は、請求項
1の発明において、前記ジフルオロメタンと、前記1,
1−ジフルオロエタンと、前記ペンタフルオロエタンと
を、前記蒸発器を通過する前後における温度差が5℃以
下、かつ、前記凝縮器を通過する前後における温度差が
5℃以下となるような混合比で混合したことを特徴とす
るものである。
【0019】請求項9の発明による作動流体は、請求項
8の発明において、前記シクロプロパンの混合比は5重
量%であり、前記ペンタフルオロエタンと、前記1,1
−ジフルオロエタンとの混合比が、図8に示す点C(4
2,50)、点D(50,46)、点E(55,4
0)、点F(53,38)、点C(42,50)を順に
結ぶ線分で囲まれる範囲内であり、残りがジフルオロメ
タンである。
【0020】請求項10の発明による作動流体は、請求
項8の発明において、前記シクロプロパンの混合比は1
5重量%であり、前記ペンタフルオロエタンと、前記
1,1−ジフルオロエタンとの混合比が、図14に示す
点B(19,60)、点C(34,51)、点D(5
0,35)、点E(43,27)、点G(43,3
3)、点H(33,45)、点B(19,60)を順に
結ぶ線分で囲まれる範囲内であり、残りがジフルオロメ
タンである。
【0021】請求項11の発明による作動流体は、請求
項8の発明において、前記シクロプロパンの混合比は3
0重量%であり、前記ペンタフルオロエタンと、前記
1,1−ジフルオロエタンとの混合比が、図20に示す
点A(0,63)、点B(21,49)、点C(55,
15)、点D(55,10)、点E(37,20)、点
G(0,56)、点A(0,63)を順に結ぶ線分で囲
まれる範囲内であり、残りがジフルオロメタンである。
【0022】なお、この発明による作動流体において
は、上述の各成分の他に、潤滑油や腐食防止剤等を混入
させることも可能である。
【0023】
【発明の実施の形態】この発明による作動流体は、塩素
を含まない成分で構成されている。その結果、前述のオ
ゾン破壊係数が0であり、成層圏におけるオゾン層を破
壊することがない。
【0024】また、この発明による作動流体によれば、
それぞれ各成分の混合比が、冷媒としての成績係数がク
ロロジフルオロメタンと同等以上である4.8以上、冷
凍効果がクロロジフルオロメタンと同等以上である15
0kJ/kg以上、吐出圧力がクロロジフルオロメタン
と同程度の1300〜1700kPaになるように調製
されている。そのため、前述のR22と同等もしくはそ
れ以上の作用を有する冷媒として利用でき、またR22
を使用した冷凍システムをそのまま利用することができ
る。
【0025】さらに、各作動流体における各成分の混合
比を、蒸発時や凝縮時における前後の温度差が5℃以下
になるように調製することにより、空気調和機等におけ
る冷媒として利用した際に、蒸発器の部分に霜等がつい
て凍るということ等も少なくなる。
【0026】また、本発明による作動流体は、ジフルオ
ロメタンと、1,1−ジフルオロエタンと、ペンタフル
オロエタンと、シクロプロパンとの4つの成分から構成
されているが、これら4つの成分のうち、シクロプロパ
ン、1,1−ジフルオロエタンおよびジフルオロメタン
は可燃性を有し、特にシクロプロパンが可燃性が高い。
したがって、安全性の点から、本発明におけるシクロプ
ロパンの混合比は、できる限り少ない方が望ましい。
【0027】
【実施例】以下、この発明の実施例に係る作動流体を具
体的に説明する。なお、以下の実施例においては、作動
流体を構成する成分として、ジフルオロメタン(以下、
「R32」と略す。)と、ペンタフルオロエタン(以
下、「R125」と略す。)と、1,1−ジフルオロエ
タン(以下、「R152a」と略す。)と、シクロプロ
パン(以下、「RC270」と略す。)とを用いた。
【0028】(実施例1)まず、RC270の混合比を
5重量%に設定して、R32とR152aとR125と
の混合比を変化させて各作動流体を調製した。次に、各
作動流体について、図1に示した冷凍システムを使用
し、成績係数(COP)、冷凍効果(Hi)を求めると
ともに、圧縮機2から吐出される際の吐出圧力(Pco
nd)、蒸発器5を通過する前後における温度差(TE
VAP)および凝縮器3を通過する前後における温度差
(TCOND)をそれぞれ測定した。その結果を図3〜
図7に示す。なお、これらの図において、縦軸はR15
2aの重量%を示し、横軸はR125の重量%を示して
いる。また、R32の混合比については、RC270と
R152aとR125とR32とからなる4種成分の各
混合比の和が、100重量%に達しない残りの部分とし
て表わした。
【0029】ここで、図3は、各作動流体における成績
係数(COP)の変化を示した図である。図3におい
て、成績係数がR22と同等もしくはそれ以上である、
4.8以上の条件を満たしている部分を点で塗り潰し
た。
【0030】また、図4は、各作動流体における冷凍効
果(Hi)の変化を示した図である。図4においては、
冷凍効果がR22と同等もしくはそれ以上である、15
0kJ/kg以上の条件を満たしている部分を点で塗り
潰した。
【0031】さらに、図5は、圧縮機2から吐出される
各作動流体の吐出圧力(Pcond)の変化を示した図
である。図5においては、R22の吐出圧力に近い、1
300〜1700kPaの条件を満たしている部分を、
点で塗り潰した。
【0032】また、図6は、蒸発器5を通過する前後に
おける各作動流体の温度差(TEVAP)の変化を示し
た図である。図6においては、この温度差が少ない5℃
以下の部分を点で塗り潰した。
【0033】さらに、図7は、凝縮器3を通過する前後
における各作動流体の温度差(TCOND)の変化を示
した図である。図7においては、この温度差が少ない、
5℃以下の部分を点で塗り潰した。
【0034】次に、上述の図3〜図7に示す各結果か
ら、RC270とR152aとR125とR32とを混
合させた場合において、成績係数が4.8以上、冷凍効
果が150kJ/kg以上、吐出圧力が1300〜17
00kPaの条件を満たしている混合比の範囲を求め
た。その結果を図8に示す。なお、この図8において
も、上述の図3〜図7と同様に、縦軸はR152aの重
量%を示し、横軸はR125の重量%を示している。ま
た、R32については、4種成分の各混合比の和が、1
00重量%に達しない残りの部分として表わした。
【0035】図8に示すようにR32とR152aとR
125とRC270との4つの成分を含み、RC270
の混合比を5重量%と設定した作動流体の場合、R12
5とR152aとの混合比が、点A(0,70)、点B
(22,60)、点C(42,50)、点D(50,4
6)、点E(55,40)、点F(53,38)、点G
(50,34)、点H(41,32)、点I(0,4
5)、点A(0,70)を順に結んだ線分で囲まれる範
囲(点で塗り潰した範囲)であり、残りがR32となる
ように混合することにより、成績係数および冷凍効果が
R22と同等もしくはそれ以上になっているとともに、
吐出圧力がR22と同程度になっていることがわかる。
したがって、R32とR152aとR125とRC27
0の各混合比をこの範囲内に調製した場合には、R22
と同等もしくはそれ以上の効果を有する冷媒として利用
することができることがわかった。
【0036】次に、上述の3つの条件に加えて、蒸発時
および凝縮時における前後の温度差が5℃以下の条件を
満たしている重量比の範囲を求めた。その結果を図8に
併せて示す。
【0037】図8に示すように、上述の点で塗り潰した
範囲のうち、さらに点C(42,50)、点D(50,
46)、点E(55,40)、点F(53,38)、点
C(42,50)を順に結んだ線分で囲まれる範囲内に
おいては、蒸発時および凝縮時における前後の温度差が
5℃以下になった。したがって、混合比をこの範囲内に
調製した場合には、空気調和機等における冷媒として利
用した際に、蒸発器の部分に霜等がついて凍るというこ
とが少なくなることがわかった。
【0038】(実施例2)まず、RC270の混合比を
15重量%に設定して、R32とR152aとR125
との混合比を変化させて各作動流体を調製した。次に、
各作動流体について、図1に示した冷凍システムを使用
し、成績係数(COP)、冷凍効果(Hi)を求めると
ともに、圧縮機2から吐出される際の吐出圧力(Pco
nd)、蒸発器5を通過する前後における温度差(TE
VAP)および凝縮器3を通過する前後における温度差
(TCOND)をそれぞれ測定した。その結果を図9〜
図13に示す。なお、これらの図において、縦軸はR1
52aの重量%を示し、横軸はR125の重量%を示し
ている。また、R32の混合比については、RC270
とR152aとR125とR32とからなる4種成分の
各混合比の和が、100重量%に達しない残りの部分と
して表わした。
【0039】ここで、図9は、各作動流体における成績
係数(COP)の変化を示した図である。図9において
は、成績係数がR22と同等もしくはそれ以上である、
4.8以上の条件を満たしている部分を点で塗り潰し
た。
【0040】また、図10は、各作動流体における冷凍
効果(Hi)の変化を示した図である。図10において
は、冷凍効果がR22と同等もしくはそれ以上である、
150kJ/kg以上の条件を満たしている部分を点で
塗り潰した。
【0041】さらに、図11は、圧縮機2から吐出され
る各作動流体の吐出圧力(Pcond)の変化を示した
図である。図11においては、R22の吐出圧力に近
い、1300〜1700kPaの条件を満たしている部
分を点で塗り潰した。
【0042】また、図12は、蒸発器5を通過する前後
における各作動流体の温度差(TEVAP)の変化を示
した図である。図12においては、この温度差が少ない
5℃以下の部分を点で塗り潰した。
【0043】さらに、図13は、凝縮器3を通過する前
後における各作動流体の温度差(TCOND)の変化を
示した図である。図13においては、この温度差が少な
い、5℃以下の部分を点で塗り潰した。
【0044】次に、上述の図9〜図13に示す各結果か
ら、RC270とR152aとR125とR32とを混
合させた場合において、成績係数が4.8以上、冷凍効
果が150kJ/kg以上、吐出圧力が1300〜17
00kPaの条件を満たしている混合比の範囲を求め
た。その結果を図14に示す。なお、この図14におい
ても、上記の図9〜図13と同様に、縦軸はR152a
の重量%を示し、横軸はR125の重量%を示してい
る。また、R32については、4種成分の各混合比の和
が、100重量%に達しない残りの部分として表わし
た。
【0045】図14に示すように、R32とR152a
とR125とRC270との4つの成分を含み、RC2
70の混合比を15重量%と設定した作動流体の場合、
R125とR152aとの混合比が、点A(0,7
0)、点B(19,60)、点C(34,51)、点D
(50,35)、点E(43,27)、点F(0,4
7)、点A(0,70)を順に結んだ線分で囲まれる範
囲(点で塗り潰した範囲)であり、残りがR32となる
ように混合することにより、成績係数および冷凍効果が
R22と同等もしくはそれ以上になっているとともに、
吐出圧力がR22と同程度になっていることがわかる。
したがって、R32とR152aとR125とRC27
0の各混合比をこの範囲内に調製した場合には、R22
と同等もしくはそれ以上の効果を有する冷媒として利用
することができることがわかった。
【0046】次に、上述の3つの条件に加えて、蒸発時
および凝縮時における前後の温度差が5℃以下の条件を
満たしている重量比の範囲を求めた。その結果を図14
に併せて示す。
【0047】図14に示すように、上述の点で塗り潰し
た範囲のうち、さらに点B(19,60)、点C(3
4,51)、点D(50,35)、点E(43,2
7)、点G(43,33)、点H(33,45)、点B
(19,60)を順に結んだ線分で囲まれる範囲内にお
いては、蒸発時および凝縮時における前後の温度差が5
℃以下になった。したがって、混合比をこの範囲内に調
製した場合には、空気調和機等における冷媒として利用
した際に、蒸発器の部分に霜等がついて凍るということ
が少なくなることがわかった。
【0048】(実施例3)まず、RC270の混合比を
30重量%に設定して、R32とR152aとR125
との混合比を変化させて各作動流体を調製した。次に、
各作動流体について、図1に示した冷凍システムを使用
し、成績係数(COP)、冷凍効果(Hi)を求めると
ともに、圧縮機2から吐出される際の吐出圧力(Pco
nd)、蒸発器5を通過する前後における温度差(TE
VAP)および凝縮器3を通過する前後における温度差
(TCOND)をそれぞれ測定した。その結果を図15
〜図19に示す。なお、これらの図において、縦軸はR
152aの重量%を示し、横軸はR125の重量%を示
している。また、R32の混合比については、RC27
0とR152aとR125とR32とからなる4種成分
の各混合比の和が、100重量%に達しない残りの部分
として表わした。
【0049】ここで、図15は、各作動流体における成
績係数(COP)の変化を示した図である。図15にお
いては、成績係数がR22と同等もしくはそれ以上であ
る、4.8以上の条件を満たしている部分を点で塗り潰
した。
【0050】また、図16は、各作動流体における冷凍
効果(Hi)の変化を示した図である。図16において
は、冷凍効果がR22と同等もしくはそれ以上である、
150kJ/kg以上の条件を満たしている部分を点で
塗り潰した。
【0051】さらに、図17は、圧縮機2から吐出され
る各作動流体の吐出圧力(Pcond)の変化を示した
図である。図17においては、R22の吐出圧力に近
い、1300〜1700kPaの条件を満たしている部
分を点で塗り潰した。
【0052】また、図18は、蒸発器5を通過する前後
における各作動流体の温度差(TEVAP)の変化を示
した図である。図18においては、この温度差が少ない
5℃以下の部分を点で塗り潰した。
【0053】さらに、図19は、凝縮器3を通過する前
後における各作動流体の温度差(TCOND)の変化を
示した図である。図19においては、この温度差が少な
い、5℃以下の部分を点で塗り潰した。
【0054】次に、上述の図15〜図19に示す各結果
から、RC270とR152aとR125とR32とを
混合させた場合において、成績係数が4.8以上、冷凍
効果が150kJ/kg以上、吐出圧力が1300〜1
700kPaの条件を満たしている混合比の範囲を求め
た。その結果を図20に示す。なお、この図20におい
ても、上述の図15〜図19と同様に、縦軸はR152
aの重量%を示し、横軸はR125の重量%を示してい
る。また、R32については、4種成分の各混合比の和
が、100重量%に達しない残りの部分として表わし
た。
【0055】図20に示すように、R32とR152a
とR125とRC270との4つの成分を含み、RC2
70の混合比を30重量%と設定した作動流体の場合、
R125とR152aとの混合比が、点A(0,6
3)、点B(21,49)、点C(55,15)、点D
(55,10)、点E(37,20)、点F(0,4
0)、点A(0,63)を順に結んだ線分で囲まれる範
囲(点で塗り潰した範囲)であり、残りがR32となる
ように混合することにより、成績係数および冷凍効果が
R22と同等もしくはそれ以上になっているとともに、
吐出圧力がR22と同程度になっていることがわかる。
したがって、R32とR152aとR125とRC27
0の各混合比をこの範囲内に調製した場合には、R22
と同等もしくはそれ以上の効果を有する冷媒として利用
することができることがわかった。
【0056】次に、上述の3つの条件に加えて、蒸発時
および凝縮時における前後の温度差が5℃以下の条件を
満たしている重量比の範囲を求めた。その結果を図20
に併せて示す。
【0057】図20に示すように、上述の点で塗り潰し
た範囲のうち、さらに点A(0,63)、点B(21,
49)、点C(55,15)、点D(55,10)、点
E(37,20)、点G(0,56)、点A(0,6
3)を順に結んだ線分で囲まれる範囲内においては、蒸
発時および凝縮時における前後の温度差が5℃以下にな
った。したがって、混合比をこの範囲内に調製した場合
には、空気調和機等における冷媒として利用した際に、
蒸発器の部分に霜等がついて凍るということが少なくな
ることがわかった。
【0058】尚、本願出願人は上記実施例の他に、R3
2とR152aとR125とRC270との4つの成分
を含み、RC270の混合比を30重量%より大きく設
定した場合についても、R22と同等若しくはそれ以上
の効果を有する混合比が存在することがわかったが、上
記4種の成分の中で特に可燃性の高いRC270の混合
比はできる限る少ない方が好ましく、安全性の点からR
C270の混合比は30重量%以下に設定するのが望ま
しい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による作
動流体は、塩素を含まない成分で構成されている。その
結果、前述のオゾン破壊係数が0であり、成層圏におけ
るオゾン層を破壊することがない。その結果、冷媒とし
て好適に利用することができる。
【0060】また、この発明による作動流体によれば、
それぞれ各成分の混合比が、冷媒としての成績係数が
4.8以上、冷凍効果が150kJ/kg以上、吐出圧
力が1300〜1700kPaになるように調製されて
いる。そのため、前述のR22と同等もしくはそれ以上
の作用を有する冷媒として利用でき、またR22を使用
した冷凍システムをそのまま利用することができる。
【0061】さらに、各作動流体における各成分の混合
比を、蒸発時や凝縮時における前後の温度差が5℃以下
になるように調製することにより、空気調和機等におけ
る冷媒として利用する際に、蒸発器の部分に霜等がつい
て凍るということも少なくなる。その結果、より好適な
冷媒として利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷媒を用いた冷凍サイクルの概略説明図であ
る。
【図2】冷凍サイクル中における作動流体の圧力−エン
タルピー線図である。
【図3】この発明の実施例1における作動流体の成績係
数(COP)の変化を示した図である。
【図4】実施例1における作動流体の冷凍効果(Hi)
の変化を示した図である。
【図5】実施例1において、圧縮機から吐出される作動
流体の吐出圧力(Pcond)の変化を示した図であ
る。
【図6】実施例1において、蒸発器を通過する前後にお
ける作動流体の温度差(TEVAP)の変化を示した図
である。
【図7】実施例1において、凝縮器を通過する前後にお
ける作動流体の温度差(TCOND)の変化を示した図
である。
【図8】実施例1における作動流体において、混合させ
る各成分の好ましい重量比の範囲を示した図である。
【図9】この発明の実施例2における作動流体の成績係
数(COP)の変化を示した図である。
【図10】実施例2における作動流体の冷凍効果(H
i)の変化を示した図である。
【図11】実施例2において、圧縮機から吐出される作
動流体の吐出圧力(Pcond)の変化を示した図であ
る。
【図12】実施例2において、蒸発器を通過する前後に
おける作動流体の温度差(TEVAP)の変化を示した
図である。
【図13】実施例2において、凝縮器を通過する前後に
おける作動流体の温度差(TCOND)の変化を示した
図である。
【図14】実施例2における作動流体において、混合さ
せる各成分の好ましい重量比の範囲を示した図である。
【図15】この発明の実施例3における作動流体の成績
係数(COP)の変化を示した図である。
【図16】実施例3における作動流体の冷凍効果(H
i)の変化を示した図である。
【図17】実施例3において、圧縮機から吐出される作
動流体の吐出圧力(Pcond)の変化を示した図であ
る。
【図18】実施例3において、蒸発器を通過する前後に
おける作動流体の温度差(TEVAP)の変化を示した
図である。
【図19】実施例3において、凝縮器を通過する前後に
おける作動流体の温度差(TCOND)の変化を示した
図である。
【図20】実施例3における作動流体において、混合さ
せる各成分の好ましい重量比の範囲を示した図である。
【符号の説明】
1 循環路 2 圧縮機 3 凝縮器 4 減圧器 5 蒸発器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 名迫 賢二 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環路中に、圧縮機と凝縮器と減圧器と
    蒸発器とが設けられ、作動流体を順に循環させるように
    構成される冷凍サイクルに用いられる作動流体であっ
    て、 ジフルオロメタンと、1,1−ジフルオロエタンと、ペ
    ンタフルオロエタンと、シクロプロパンとの4種の成分
    を含み、 前記4種の成分のうち、シクロプロパンの混合比が30
    重量%以下(ただし、0重量%は含まない)であり、 前記4種の成分のうち、残りのジフルオロメタンと、
    1,1−ジフルオロエタンと、ペンタフルオロエタンと
    を、冷凍効果がクロロジフルオロメタンと同等以上であ
    り、かつ、成績係数がクロロジフルオロメタンと同等以
    上であり、かつ、前記圧縮機から吐出される際の吐出圧
    力がクロロジフルオロメタンと同程度の範囲となるよう
    な混合比で混合したことを特徴とする作動流体。
  2. 【請求項2】 前記シクロプロパンの混合比は5重量%
    であり、 前記ペンタフルオロエタンと、前記1,1−ジフルオロ
    エタンとの混合比が、図8に示す点A(0,70)、点
    B(22,60)、点C(42,50)、点D(50,
    46)、点E(55,40)、点F(53,38)、点
    G(50,34)、点H(41,32)、点I(0,4
    5)、点A(0,70)を順に結ぶ線分で囲まれる範囲
    内であり、 残りがジフルオロメタンである、請求項1記載の作動流
    体。
  3. 【請求項3】 前記ペンタフルオロエタンと、前記1,
    1−ジフルオロエタンとの混合比が、図8に示す点C
    (42,50)、点D(50,46)、点E(55,4
    0)、点F(53,38)、点C(42,50)を順に
    結ぶ線分で囲まれる範囲内であり、 残りがジフルオロメタンである、請求項2記載の作動流
    体。
  4. 【請求項4】 前記シクロプロパンの混合比は15重量
    %であり、 前記ペンタフルオロエタンと、前記1,1−ジフルオロ
    エタンとの混合比が、図14に示す点A(0,70)、
    点B(19,60)、点C(34,51)、点D(5
    0,35)、点E(43,27)、点F(0,47)、
    点A(0,70)を順に結ぶ線分で囲まれる範囲内であ
    り、 残りがジフルオロメタンである、請求項1記載の作動流
    体。
  5. 【請求項5】 前記ペンタフルオロエタンと、前記1,
    1−ジフルオロエタンとの混合比が、図14に示す点B
    (19,60)、点C(34,51)、点D(50,3
    5)、点E(43,27)、点G(43,33)、点H
    (33,45)、点B(19,60)を順に結ぶ線分で
    囲まれる範囲内であり、 残りがジフルオロメタンである、請求項4記載の作動流
    体。
  6. 【請求項6】 前記シクロプロパンの混合比は30重量
    %であり、 前記ペンタフルオロエタンと、前記1,1−ジフルオロ
    エタンとの混合比が、図20に示す点A(0,63)、
    点B(21,49)、点C(55,15)、点D(5
    5,10)、点E(37,20)、点F(0,40)、
    点A(0,63)を順に結ぶ線分で囲まれる範囲内であ
    り、 残りがジフルオロメタンである、請求項1記載の作動流
    体。
  7. 【請求項7】 前記ペンタフルオロエタンと、前記1,
    1−ジフルオロエタンとの混合比が、図20に示す点A
    (0,63)、点B(21,49)、点C(55,1
    5)、点D(55,10)、点E(37,20)、点G
    (0,56)、点A(0,63)を順に結ぶ線分で囲ま
    れる範囲内であり、 残りがジフルオロメタンである、請求項6記載の作動流
    体。
  8. 【請求項8】 前記ジフルオロメタンと、前記1,1−
    ジフルオロエタンと、前記ペンタフルオロエタンとを、
    前記蒸発器を通過する前後における温度差が5℃以下、
    かつ、前記凝縮器を通過する前後における温度差が5℃
    以下となるような混合比で混合したことを特徴とする請
    求項1記載の作動流体。
  9. 【請求項9】 前記シクロプロパンの混合比は5重量%
    であり、 前記ペンタフルオロエタンと、前記1,1−ジフルオロ
    エタンとの混合比が、図8に示す点C(42,50)、
    点D(50,46)、点E(55,40)、点F(5
    3,38)、点C(42,50)を順に結ぶ線分で囲ま
    れる範囲内であり、 残りがジフルオロメタンである、請求項8記載の作動流
    体。
  10. 【請求項10】 前記シクロプロパンの混合比は15重
    量%であり、 前記ペンタフルオロエタンと、前記1,1−ジフルオロ
    エタンとの混合比が、図14に示す点B(19,6
    0)、点C(34,51)、点D(50,35)、点E
    (43,27)、点G(43,33)、点H(33,4
    5)、点B(19,60)を順に結ぶ線分で囲まれる範
    囲内であり、 残りがジフルオロメタンである、請求項8記載の作動流
    体。
  11. 【請求項11】 前記シクロプロパンの混合比は30重
    量%であり、 前記ペンタフルオロエタンと、前記1,1−ジフルオロ
    エタンとの混合比が、図20に示す点A(0,63)、
    点B(21,49)、点C(55,15)、点D(5
    5,10)、点E(37,20)、点G(0,56)、
    点A(0,63)を順に結ぶ線分で囲まれる範囲内であ
    り、 残りがジフルオロメタンである、請求項8記載の作動流
    体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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