JPH109169A - 密閉形圧縮機 - Google Patents

密閉形圧縮機

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JPH109169A
JPH109169A JP15786196A JP15786196A JPH109169A JP H109169 A JPH109169 A JP H109169A JP 15786196 A JP15786196 A JP 15786196A JP 15786196 A JP15786196 A JP 15786196A JP H109169 A JPH109169 A JP H109169A
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JP
Japan
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cylinder
compressor
shaft
cylinders
compression
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JP15786196A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Matsunaga
寛 松永
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 代替冷媒としてR410Aを用い、この冷媒
と相溶性を有する冷凍機油を使用する密閉圧縮機におい
て、シリンダ容積を30%減にする必要がある。 【解決手段】 一方のシリンダの高さを低くして吸入孔
はシリンダ高さの高い方に設けて、吸入経路はシリンダ
内分岐したことを特徴とする圧縮機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和機等の冷凍
サイクルに組み込まれる密閉形コンプレッサーに係り、
特に2シリンダタイプのコンプレッサーの密閉容器のケ
ースの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】室内を冷暖房する空気調和機等の冷凍サ
イクルには密閉形圧縮機であるコンプレッサーが組み込
まれており、このコンプレッサーにてR12のようなC
FC冷媒やR22のようなHCFC冷媒等の冷媒を圧縮
し、圧縮された冷媒を冷凍サイクルの冷媒配管に吐出す
るようになっている。
【0003】従来の密閉形コンプレッサーはレシプロタ
イプとロータリタイプに大別され、各コンプレッサーに
は密閉ケース内に電動機とこの電動機により回転シャフ
トを介して駆動される圧縮機械とを収容している。
【0004】従来のロータリコンプレッサーは図3に示
すように構成され、密閉容器1内にモータ部と圧縮機械
部3とが収容される、モータ部は密閉容器1の上部に配
置され、下部には圧縮機械部3が配置される。
【0005】モータ部は密閉容器1に圧入されるステー
タ2−1と回転シャフト4を軸装したロータ2−2とか
らなる電動モータで構成され、このモータ部からの出力
は回転シャフト4を介して圧縮機械部3に伝達されるよ
うになっている。回転シャフト4は主軸受け5及び副軸
受け6により回転自在に支持される。
【0006】一方、圧縮機械部3は2つのシリンダ7、
8を有し、各シリンダ7、8により形成される圧縮室内
にピストン9、10が収容される。各ピストン9、10
は、回転シャフト4のクランク部に偏芯回転自在に装着
され、ピストン9、10の偏芯回転により冷媒の圧縮作
用が行われる。
【0007】また、圧縮機械部3の圧縮室と密閉容器1
の外側に設けられるアキュームレータ11とは吸入管1
2、13を介して連通され、アキュームレータ11から
冷媒が吸入管12、13を通って圧縮室に案内されるよ
うになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら2シリン
ダ構成のロータリコンプレッサでは、アキュームレータ
11からロータリ式圧縮機械3のシリンダ室にガス冷媒
を案内する2本の吸入管12、13が延設されており、
各吸入管12、13は薄肉の密閉容器1の取付孔にガイ
ドパイプ14を介して気密に取り付けられる。吸入管1
2、13を取り付ける2本の取付孔間のピッチは圧縮機
械部3のディメンジョンによって決定されるが、いずれ
にしても孔ピッチは小さい為、薄肉の密閉容器1は取付
孔と取付孔との間の容器耐圧強度が低下するという問題
があった。
【0009】一方、最近ではR12やR22冷媒に代わ
るコンプレッサー用冷媒が種々検討されており、各種の
代替冷媒が開発されている。この中には冷媒特性は優れ
るが、飽和圧力が既存の冷媒より高い新冷媒が存在し、
この新冷媒を採用しようとすると、密閉容器1の取付孔
付近の容器耐圧冷媒の低下が問題になっている。
【0010】特に、既存の冷媒に代えて飽和圧力が高い
新冷媒を用いる高圧タイプのコンプレッサーでは、密閉
容器1の容器耐圧強度の向上が要求される。従来の密閉
容器1では、容器耐圧強度や疲労強度に対する安全率を
充分に確保できない問題があった。
【0011】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、密閉容器の容器耐圧強度を向上させ、飽和圧力
の高い冷媒にも適し、信頼性の高いコンプレッサーを提
供することを目的とする。
【0012】
【発明が解決するための手段】本発明に係るコンプレッ
サーは、上述した課題を解決するために、密閉容器内
に、仕切板を介して、電動機を有する駆動要素によって
駆動される2つの圧縮機要素を軸方向に配設し、前記圧
縮機要素にシリンダと前記駆動要素によって回転し、か
つ180度対向の偏心部を有する軸とこの偏心部に回転
自在に設けられ、かつシリンダ内を前記軸の偏心部とと
もに偏心回転するローリングピストンと、前記シリンダ
に摺動自在に挿入され、圧縮室と吸入室を仕切るベーン
と、前記ローリングピストンにベーンを押接する弾性体
と、圧縮される冷媒を導入する吸入孔と、圧縮した冷媒
を吐出する吐出孔と、この吐出孔を開閉する吐出弁装置
をそれぞれ設け、さらに、前記各圧縮要素の軸方向両端
に、前記軸の軸受けを有する端板と、この両端板と圧縮
要素を連結する締結部を設けて2気筒形ローリングピス
トン式回転圧縮機を構成し、前記2つのシリンダの軸方
向の高さを異なる高さで形成し、かつ前記軸の2つの偏
芯部を異なる寸法で形成したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項1、2に記載のコンプレッ
サーでは、密閉容器内に、仕切板を介して、電動機を有
する駆動要素によって駆動される2つの圧縮機要素を軸
方向に配設し、前記圧縮機要素にシリンダと前記駆動要
素によって回転し、かつ180度対向の偏芯部を有する
軸とこの偏芯部に回転自在に設けられ、かつシリンダ内
を前記軸の偏芯部とともに偏芯回転するローリングピス
トンと、前記シリンダに摺動自在に挿入され、圧縮室と
吸入室を仕切るベーンと、前記ローリングピストンにベ
ーンを押接する弾性体と、圧縮される冷媒を導入する吸
入孔と、圧縮した冷媒を吐出する吐出孔と、この吐出孔
を開閉する吐出弁装置をそれぞれ設け、さらに、前記各
圧縮要素の軸方向両端に、前記軸の軸受けを有する端板
と、この両端板と圧縮要素を連結する締結部を設けて2
気筒形ローリングピストン式回転圧縮機を構成し、前記
2つのシリンダの軸方向の高さを異なる高さで形成し、
かつ前記軸の2つの偏芯部を異なる寸法で形成したこと
を特徴とする2気筒回転式圧縮機において前記2つのシ
リンダのいずれか一方に吸入孔を設けて、他方のシリン
ダへは吸入孔から他方の吸入孔へ繋がる孔を設けた特徴
した2気筒回転式圧縮機の構造。
【0014】また、前記2つのシリンダの軸方向の高さ
を異なる高さで形成し、かつ前記軸の2つの偏芯部を異
なる寸法で形成したことを特徴とする2気筒回転式圧縮
機の構造によって、容器耐圧強度が低下する恐れがある
吸入管取付付近の容器耐圧強度を向上させることがで
き、飽和圧力の高い冷媒の使用に耐えうる密閉容器構造
とすることができ、信頼性を向上させることができるも
のである。
【0015】請求項3に記載のコンプレッサーでは、2
つの回転シャフトの偏芯部を異なる直径で形成し、かつ
回転シャフトの主軸受側の外径と副軸受側の外径を異な
る径とし、仕切板に配設される中央孔を小径側の偏芯部
のみを挿入し得る大きさに形成したもので、この構成に
より、軸の偏芯部の偏芯量を大きくして冷凍能力を増大
することができるようにしたものである。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係るコンプレッサーの実施例
を添付資料を参考にして説明する。
【0017】図1は、本発明を適用した2シリンダ構造
のロータリコンプレッサーを示すものである。
【0018】なお、本発明の2シリンダ構造のロータリ
コンプレッサーの全体構成は上述した従来例と同一であ
るので、その説明を省略し、主要部の構成のみを説明す
る。
【0019】図1において、密閉容器1内に収容された
ロータリ式圧縮機械部20は、高さが異なりさらにシリ
ンダ内径の異なるシリンダ21、22を有し各シリンダ
21、22により形成される圧縮室内にピストン23、
24が収容される。各ピストン23、24は回転シャフ
ト25のそれぞれ高さ、偏芯量の異なるシャフト編芯部
26、27に偏芯回転自在に装着され、各ピストン2
3、24の偏芯回転により冷媒の圧縮作用が行われる。
【0020】また、圧縮機械部20の圧縮室と密閉容器
1の外側に設けられるアキュームレータ28から冷媒が
吸入管29を通って吸入孔30からシリンダ22の圧縮
室へ案内される一方、連通孔31を経由してシリンダ2
1の圧縮室へも案内される。
【0021】ところで、ロータリコンプレッサーに用い
られるコンプレッサー用冷媒として例えばHFC(ハイ
ドロフルオロカーボン)32(R32)冷媒とHFC1
25(R125)冷媒の混合冷媒を用いることが考慮さ
れている。この混合冷媒は、従来のR22のHCFC
(ハイドロクロロフルオロカーボン)冷媒に比べ1・5
倍の冷凍能力が期待されるが、飽和圧力は、約1・7倍
となる。HFC混合冷媒のR32とR125の混合割合
は40wt%〜60wt%対60wt%〜40wt%程
度が好ましい。
【0022】飽和圧力が1・7倍となるようなHFC混
合冷媒は、吐出圧力が上がるので、シリンダ排除容積を
小さくしてロータリ式圧縮機械部20のコンパクト化が
図れるが、従来のように各シリンダ7、8の吸入孔へ導
かれる吸入管12、13の構成が困難になる。その理由
は、銀ローや銅ロー付けの溶接によりガイドパイプ14
は密閉容器1に気密に固定されている。このガイドパイ
プ14の密閉容器1に溶接される部分は、吸入管12の
外周面との間に隙間が形成されるような内径寸法にして
あり、溶接熱による吸入管12の部分的な溶断を防止し
ている。しかしながら、コンパクト化によるシリンダ高
さの低減になるとこの構成ができなくなる。そこで前記
のような構成によって解決される。
【0023】また、密閉容器1のガイドパイプ14付近
はガイドパイプ14が並設される為、容器耐圧強度的に
最も弱くなるが、この密閉形コンプレッサーでは、ガイ
ドパイプ32が1個で構成されるので密閉容器1のケー
ス剛性及び耐圧強度を向上させることができるので、コ
ンプレッサーの信頼性を高める事ができる。
【0024】また、一般に2ピストンタイプのロータリ
コンプレッサーにおいては、主軸受33と副軸受34間
に支持スパンが短いほど信頼性やコンプレッサー性能上
有利であることが知られている。
【0025】この為、シリンダ21、22の高さは低
く、仕切板35の厚さは小さく抑えられロータリコンプ
レッサーの小型・コンパクト化を図っている。
【0026】ロータリコンプレッサーの小型・コンパク
ト化の為にシリンダ高さを低くするとガイドパイプ14
間のピッチがかなり接近し、小さくなることが予想され
る。
【0027】しかし、このロータリコンプレッサーでは
小型・コンパクト化を図ってもシリンダ21、22の吸
入孔30は1つであり問題ない。
【0028】次に、ロータリコンプレッサーの他の実施
例を図2以降を参照にして説明する。
【0029】なお、本発明の2シリンダ構造のロータリ
コンプレッサーの全体構成は上述した従来例と同一であ
るので、その説明を省略し、主要部の構成のみを説明す
る。
【0030】図2において、密閉容器1内に収容された
ロータリ式圧縮機械部40は、高さが異なりさらにシリ
ンダ内径の異なるシリンダ41、42を有し各シリンダ
41、42により形成される圧縮室内にピストン43、
44が収容される。各ピストン43、44は回転シャフ
ト45のそれぞれ高さ、偏芯量の異なるシャフト編芯部
46、47に偏芯回転自在に装着され、各ピストン4
3、44の偏芯回転により冷媒の圧縮作用が行われる。
【0031】また、圧縮機械部40の圧縮室と密閉容器
1の外側に設けられるアキュームレータ48から冷媒が
それぞれ内径の異なる吸入管49、50を通って吸入管
49、50からシリンダ41、42の圧縮室へ案内され
る。
【0032】ガイドパイプ51、52は密閉容器1に気
密に固定されている。このガイドパイプ51、52は密
閉容器1に溶接される部分は、吸入管49、50の外周
面との間に隙間が形成されるような内径寸法にしてあ
り、溶接熱による吸入管49、50の部分的な溶断を防
止している。
【0033】また、密閉容器1のガイドパイプ51、5
2付近はガイドパイプ51、52が並設されても異なる
外径にする事により、ガイドパイプ51、52の孔ピッ
チを大きくとることができ容器強度を向上させて、容器
剛性を高めることができる。
【0034】なお、本発明の実施例では、ロータリコン
プレッサーについて説明したが必ずしも縦置きだけに限
定されず、横置きタイプのものでもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明に係るコンプレッサーは、上述し
た課題を解決するために、請求項1に記載したように2
つのシリンダの軸方向の高さを異なる高さで形成し、か
つ前記軸の2つの偏芯部を異なる寸法で形成したことを
特徴とする2気筒回転式圧縮機において前記2つのシリ
ンダのいずれか一方に吸入孔を設けて、他方のシリンダ
へは吸入孔から他方の吸入孔へ繋がる孔を設けた構造と
したものである。
【0036】また、上述した課題を解決する為に、本発
明に係るコンプレッサーは、請求項2に記載したよう
に、前記2つのシリンダの軸方向の高さを異なる高さで
形成し、かつ前記軸の2つの偏芯部を異なる寸法で形成
したことを特徴とする2気筒回転式圧縮機において前記
2つのシリンダの吸入孔の径が異なる径にしたものであ
る。
【0037】さらにまた、本発明に係るコンプレッサー
は、上述した課題を解決するために、請求項3に記載し
たように、2気筒回転式圧縮機において前記軸の上端板
側の外径と下端板側の外径を異なる径とし前記仕切板に
配設される中央孔を小径側の前記偏芯部のみを挿通し得
る大きさに形成したものである。
【0038】これらの構成により密閉形コンプレッサー
を小型、コンパクト化させることができ、小型、コンパ
クト化しても、容器耐圧強度が低下する恐れがある吸入
用貫通部分に応力集中が生じるのを緩和し、容器耐圧強
度を向上させ、容器剛性を高めることができ、飽和圧力
の高い冷媒の使用に耐え得る密閉容器構造とすることが
でき、信頼性を向上させることができる。さらに、ガイ
ドパイプの取付作業性を向上させることができる。
【0039】コンプレッサー用冷媒にHFC32とHF
C125のHFC混合冷媒を用いたので、飽和圧力が高
く、冷媒特性に優れ、コンプレッサー能力の向上が図れ
るとともに、HFC混合冷媒は、オゾン層を破壊するこ
とがなく、地球環境に優しい冷媒となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における密閉形コンプレッサーの一実施
例を示す縦断面図
【図2】本発明における密閉形コンプレッサーの他の実
施例を示す縦断面図
【図3】従来の密閉形コンプレッサーを示す縦断面図
【符号の説明】
1 密閉容器 2−1 ステータ 2−2 ロータ 3,20,40 圧縮機械部 4,25,45 回転シャフト 5,33 主軸受 6,34 副軸受 7,8,21,22,41,42 シリンダ 9,10,23,24,43,44 ピストン 11,28,48 アキュームレータ 12,13,29,49,50 吸入管 14,32,51,52 ガイドパイプ 26,27,46,47 シャフト偏芯部 30 吸入孔 31 連通孔 35 仕切板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内に、仕切板を介して、電動機
    を有する駆動要素によって駆動される2つの圧縮機要素
    を軸方向に配設し、前記圧縮機要素にシリンダと前記駆
    動要素によって回転し、かつ180度対向の偏芯部を有
    する軸とこの偏芯部に回転自在に設けられ、かつシリン
    ダ内を前記軸の偏芯部とともに偏芯回転するローリング
    ピストンと、前記シリンダに摺動自在に挿入され、圧縮
    室と吸入室を仕切るベーンと、前記ローリングピストン
    にベーンを押接する弾性体と、圧縮される冷媒を導入す
    る吸入孔と、圧縮した冷媒を吐出する吐出孔と、この吐
    出孔を開閉する吐出弁装置をそれぞれ設け、さらに、前
    記各圧縮要素の軸方向両端に、前記軸の軸受けを有する
    端板と、この両端板と圧縮要素を連結する締結部を設け
    て2気筒形ローリングピストン式回転圧縮機を構成し、
    前記2つのシリンダの軸方向の高さを異なる高さで形成
    し、かつ前記軸の2つの偏芯部を異なる寸法で形成した
    ことを特徴とする2気筒回転式圧縮機において前記2つ
    のシリンダのいずれか一方に吸入孔を設けて、他方のシ
    リンダへは吸入孔から他方の吸入孔へ繋がる孔を設けた
    ことを特徴した2気筒回転式圧縮機。
  2. 【請求項2】 密閉容器内に、仕切板を介して、電動機
    を有する駆動要素によって駆動される2つの圧縮機要素
    を軸方向に配設し、前記圧縮機要素にシリンダと前記駆
    動要素によって回転し、かつ180度対向の偏芯部を有
    する軸とこの偏芯部に回転自在に設けられ、かつシリン
    ダ内を前記軸の偏芯部とともに偏芯回転するローリング
    ピストンと、前記シリンダに摺動自在に挿入され、圧縮
    室と吸入室を仕切るベーンと、前記ローリングピストン
    にベーンを押接する弾性体と、圧縮される冷媒を導入す
    る吸入孔と、圧縮した冷媒を吐出する吐出孔と、この吐
    出孔を開閉する吐出弁装置をそれぞれ設け、さらに、前
    記各圧縮要素の軸方向両端に、前記軸の軸受けを有する
    端板と、この両端板と圧縮要素を連結する締結部を設け
    て2気筒形ローリングピストン式回転圧縮機を構成し、
    前記2つのシリンダの軸方向の高さを異なる高さで形成
    し、かつ前記軸の2つの偏芯部を異なる寸法で形成した
    ことを特徴とする2気筒回転式圧縮機において前記2つ
    のシリンダの吸入孔の径が異なることを特徴した2気筒
    回転式圧縮機。
  3. 【請求項3】 密閉容器内に、仕切板を介して、電動機
    を有する駆動要素によって駆動される2つの圧縮機要素
    を軸方向に配設し、前記圧縮機要素にシリンダと前記駆
    動要素によって回転し、かつ180度対向の偏芯部を有
    する軸とこの偏芯部に回転自在に設けられ、かつシリン
    ダ内を前記軸の偏芯部とともに偏芯回転するローリング
    ピストンと、前記シリンダに摺動自在に挿入され、圧縮
    室と吸入室を仕切るベーンと、前記ローリングピストン
    にベーンを押接する弾性体と、圧縮される冷媒を導入す
    る吸入孔と、圧縮した冷媒を吐出する吐出孔と、この吐
    出孔を開閉する吐出弁装置をそれぞれ設け、さらに、前
    記各圧縮要素の軸方向両端に、前記軸の軸受けを有する
    端板と、この両端板と圧縮要素を連結する締結部を設け
    て2気筒形ローリングピストン式回転圧縮機を構成し、
    前記2つのシリンダの軸方向の高さを異なる高さで形成
    し、かつ前記軸の2つの偏芯部を異なる寸法で形成した
    ことを特徴とする2気筒回転式圧縮機において前記軸の
    上端板側の外径と下端板側の外径を異なる径とし前記仕
    切板に配設される中央孔を小径側の前記偏芯部のみを挿
    通し得る大きさに形成したことを特徴とする2気筒回転
    式圧縮機。
  4. 【請求項4】 密閉形圧縮機用冷媒にHFC32とHF
    C125のHFC混合冷媒を用いた請求項1ないし2な
    いし3のいずれかに記載の密閉形コンプレッサー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009057840A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Sanyo Electric Co Ltd ロータリコンプレッサの製造方法
CN103782036A (zh) * 2011-10-18 2014-05-07 松下电器产业株式会社 具有两个气缸的旋转式压缩机
KR101442550B1 (ko) * 2008-08-06 2014-09-22 엘지전자 주식회사 로터리 압축기

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