JP2005307764A - 回転式圧縮機 - Google Patents

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Tetsuei Yokoyama
哲英 横山
Toshihide Koda
利秀 幸田
Kimihide Nakatsu
公秀 中津
Hideto Nakao
英人 中尾
Hideaki Maeyama
英明 前山
Masahiro Sugihara
正浩 杉原
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Abstract

【課題】 シリンダ内のガス漏れ(特にCOを冷媒ガスとした場合のガス漏れ)損失を可及的に低減して、従来よりも圧縮性能を高めた回転式圧縮機を提供する。
【解決手段】 密閉容器1内には、シリンダ5、およびクランク軸2によりシリンダ5内を回転駆動されるローラ7が設けられており、クランク軸2の回転に伴ってローラ7がシリンダ5に対する接触点を移動させながら回転して吸込口15から吸入室10に吸入されたガスを圧縮室11で圧縮して吐出口16から吐出する場合において、シリンダ5には、その内周面に沿って密閉容器1とシリンダ5の内圧との差圧、もしくは圧縮室11の圧力と吸入室10の圧力との差圧により撓んでローラ7に接触する漏れ低減機構20が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば冷凍冷蔵庫や空調機等に用いられる回転式圧縮機に関する。
一般に、回転式圧縮機は、そのコンパクト性や構造が簡単なことから、例えば冷凍冷蔵庫や空調機等に多く使用されている(例えば、特許文献1参照)。
図18は従来のこの種の回転式圧縮機の縦断面図、図19はそのA−A線に沿う断面図である。
この回転式圧縮機は、密閉容器1内に電動機を構成するステータ13およびロータ14が設けられるとともに、ロータ14に取り付けられたクランク軸2を回転自在に支持する上下一対の軸受け3,4が配置されている。また、クランク軸2にはその軸心Oから偏心した(偏心量e)点Pを中心としたクランクピン12が一体に固定され、このクランクピン12にローラ7が一体的に嵌合されている。そして、ローラ7の外方にはシリンダ5が設けられており、クランクピン12、ローラ7、およびシリンダ5が両軸受け3,4の間に気密に配置されている。また、シリンダ5にはローラ7に当接して両者5,7間の空間を吸入室10と圧縮室11とに区画するベーン6が設けられるとともに、吸込口15および吐出口16が形成されている。なお、9はベーンばね、17は吐出弁、18は吐出管である。
上記構成において、電動機のロータ14によりクランク軸2が回転されると、これに伴って図19の矢印(符号M)で示すようにローラ7がシリンダ5に対する接触点Qを移動させながら公転することにより、冷媒ガスが吸込口15から吸い込まれ、圧縮室11で圧縮されながら吐出口16から吐出される。この吐出された冷媒ガスは密閉容器1内を通って吐出管18から冷凍サイクル側に送出される。
特開平10−343346号公報
ところで、このような従来の回転式圧縮機において、その圧縮性能の良否はシリンダ5内のガス漏れの多少によって大きく影響される。図20は密閉容器1内が吐出圧力と等しい、いわゆる高圧シェル形の回転式圧縮機における各種のガス漏れの状況を示している。
ここに、図中符号L1は、圧縮運転時においてローラ7の外周面とシリンダ5の内周面とが最も接近した場合の両者5,7間に生じる隙間(以下、ローラ半径隙間という)Δ1により圧縮室11側から吸入室10側に向けて生じるガス漏れ(以下、ローラ半径隙間漏れと称する)を示す。L2はローラ7と上下一対の軸受け3,4間に存在する隙間により圧縮室11側から吸入室10側に向けて生じるガス漏れ(以下、ローラ周方向漏れと称する)を示す。L3はローラ7と上下一対の軸受け3,4間に存在する隙間によりローラ7の径方向に向けて生じるガス漏れ(以下、ローラ径方向漏れと称する)を示す。L4はベーン6と上下一対の軸受け3,4間に存在する隙間により圧縮室11側から吸入室10側に向けて生じるガス漏れ(以下、ベーン高さ隙間漏れと称する)を示す。L5はベーン6側面とベーン6をシリンダ5に嵌入するためのベーン溝8との隙間を通ってベーンスロット19からシリンダ5内へのガス漏れ(以下、ベーン溝隙間漏れと称する)を示す。
図21は、図20に示した各種のガス漏れの損失割合を円グラフで示したものである。同図から分かるように、これらの各ガス漏れの要因の内、ローラ半径隙間漏れL1の割合が大きい。そこで、従来技術では、シリンダ5の軸心とクランク軸2の軸心とを偏心させた、いわゆる偏心組み立てにより、圧縮室11が高圧領域においてローラ半径隙間Δ1を少なくしてローラ半径隙間漏れL1が生じるのを少なくする対策が講じられている。
しかし、その効果はCOを冷媒ガスとする場合には不十分である。すなわち、従来、フロンを冷媒ガスとする場合に、吸入室10側と圧縮室11側との差圧は1〜2MPa程度であるが、COを冷媒ガスとする場合には吸入室10側と圧縮室11側との差圧は4〜6MPaとなり、しかも、COは高圧(約10MPa)下で漏れ易い性質であるため、ガス漏れ損失が深刻な問題となっている。
表1はフロン(R22,R410A)とCOを冷媒ガスとして用いてAshrea基準(凝縮器温度/蒸発器温度=54.4/7.2[℃]、サブクール/スーパーヒート=8.3/27.8[K])で、モータ入力600Wを想定した場合の回転式圧縮機の運転条件を示す。
Figure 2005307764
この運転条件の下で、漏れに関連した各冷媒の特性を比較した結果を表2に示す。
Figure 2005307764
表2から分かるように、COガスを圧縮するときの方がフロンガスを圧縮する場合よりもストロークボリュームは小さく、漏れ面積の占める割合が大きい。また、等エントロピ指数と音速が共に大きいので、臨界圧に達するのが早く、しかも臨界圧到達後の漏れ流量が大きいことが分かる。このように、COガスの方がフロンガスの場合よりもガス漏れが発生し易い。したがって、回転式圧縮機において従来よりもガス漏れ損失を一層低減することが望まれている。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、シリンダ内のガス漏れ(特にCOを冷媒ガスとした場合のガス漏れ)損失を可及的に低減できるようにして、従来よりも圧縮性能を高めた回転式圧縮機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明にあっては、密閉容器内には、クランク軸を回転自在に支持する一対の軸受けが配置され、かつ両軸受けの間にはシリンダおよび上記クランク軸によりシリンダ内を回転駆動されるローラがその軸心をシリンダと偏心させて設けられており、上記シリンダにはローラに当接して両者間の空間を吸入室と圧縮室とに区画するベーンが設けられるとともに、吸込口および吐出口が形成され、上記クランク軸の回転に伴い上記ローラがシリンダに対する接触点を移動させながら回転して吸込口から吸入された冷媒ガスを圧縮して吐出口から吐出する回転式圧縮機において、次の構成を採用している。
すなわち、本発明は、シリンダには、その内周面に沿って密閉容器とシリンダの内圧との差圧、もしくは圧縮室圧力と吸入室圧力との差圧により撓んでローラに接触する漏れ低減機構が設けられていることを特徴としている。
本発明の回転式圧縮機によれば、圧縮運転時におけるローラの外周面とシリンダの内周面との間に生じる隙間を、装置の組み立て時に必要となる隙間よりも小さく保つことができるので、圧縮室側から吸入室側に向けて生じるローラ半径隙間漏れを大幅に低減することができる。したがって、高圧で動作する場合のシリンダ内のガス漏れ、特にCOを冷媒ガスとした場合のガス漏れ損失を可及的に低減することが可能になり、従来よりも高効率化を図ることができる。
実施の形態1.
図1および図2はこの実施の形態1における回転式圧縮機の構成を示すもので、図1は図18に示したのと同じA−A線の位置で切断した場合の横断面図、図2は図1のB−B線に沿う断面図であり、図18および図19に示した従来技術と対応する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態1における回転式圧縮機の全体構成は、図18および図19に示した従来のものと基本的に同じである。すなわち、図1および図2において、1は密閉容器、2はクランク軸、3,4は上下一対の軸受け、5はシリンダ、6はベーン、7はローラ、8はベーン溝、9はベーンばね、10は吸入室、11は圧縮室、12はクランクピン、15は吸込口、16は吐出口、17は吐出弁、19はベーンスロットである。
この実施の形態1の特徴は、圧縮室11内の圧縮圧力が吐出圧力以上となる角度領域(例えばクランク軸2がクランクピン12およびローラ7と共に図中矢印(符号M)で示すように時計方向に回転されるとした場合、ベーン6の位置を起点としてクランク軸2の角度θが210°〜345°の範囲)にわたってシリンダ5の内周面に沿って漏れ低減機構20が設けられていることである。
この漏れ低減機構20は、シリンダ5に一体的に連設された薄肉円弧状の可撓部21、この可撓部21の径方向外側に位置して可撓部21に沿って円弧状に設けられた背圧室22、およびこの背圧室22に密閉容器1内の圧力を伝達する圧力伝達部23を備えて構成されている。
上記の可撓部21は、シリンダ5の軸方向において上下に貫通する貫通穴24をシリンダ5の内周面に沿い、かつ内周面から所定の幅分だけ内側に入り込んだ位置に形成することによりできたもので、可撓部21の両端はシリンダ5に一体保持された弾性梁の役目を果たしている。このため、この可撓部21は、ローラ7の外周に接触して撓むようになっている。
背圧室22は、可撓部21形成用の貫通穴24をそのまま利用したもので、その内周側が可撓部21により、外周側がシリンダ5により、各軸受け3,4に対面する上下の各開口が円弧状の各ガスケット25によりそれぞれ仕切られている。そして、背圧室22内の適宜箇所にはばね等の弾性体26が設けられている。なお、この弾性体26は省略することも可能である。
また、圧力伝達部23は、シリンダ5の径方向に沿って形成された連通孔により構成されており、その内端が背圧室22に、外端が密閉容器1内にそれぞれ開口している。したがって、背圧室22内には圧力伝達部23を介して密閉容器1内の圧力がそのまま伝達される。これにより、可撓部21の外周面側は背圧室22からの圧力を受け、また内周面側はシリンダ5の内圧を受ける。
ここで、クランク軸2がローラ7と共に図1中矢印で示すように時計方向に回転されると、ローラ7がシリンダ5に対する接触点を移動させながら公転する。このとき、ローラ7の回転に伴ってシリンダ5の内圧と背圧室22との間に圧力差が生じると、漏れ低減機構20の可撓部21が微小変形し、ローラ7に対して可撓部21が常に接触する。
すなわち、この装置を製造時に組み立てる際にはローラ7とクランクピン12との間、およびクランク軸2と軸受け3,4との間にそれぞれ隙間(以下、これらの隙間を総称して軸受隙間という)が存在する。そして、従来の回転式圧縮機では、圧縮運転時においてローラ7の圧縮室11側から吸入室10側に差圧荷重が加わると、この軸受隙間の存在により、ローラ7の軸心Pが軸受隙間の範囲で移動し、そのため、クランク軸2の角度θが180°以外の範囲において、ローラ7の外周面とシリンダ5の内周面との間に生じるローラ半径隙間Δ1(図20参照)が大きくなってローラ半径隙間漏れL1が増大していた。
これに対して、この実施の形態1では、圧縮運転時においてローラ7の回転に伴ってシリンダ5の内圧と背圧室22との間に圧力差が生じると、漏れ低減機構20の可撓部21が微小変形してローラ7に常に接触するようになるため、ローラ半径隙間Δ1を常に小さく保つことができ、圧縮室11側から吸入室10側に向けて生じるローラ半径隙間漏れL1を大幅に低減することが可能になる。
例えば、シリンダ5が鋳鉄(ヤング率1000kgf/mm、降伏応力20kgf/mm)製で、その内径を50mm、背圧室の圧力が11MPa、シリンダ内圧4MPaとし、漏れ低減機構20の可撓部21を肉厚2mmの円弧状に形成すると、最大変形量は20μmとなり、前述の軸受隙間分を十分に補償することができる。また、このときの最大応力は8kgf/mmで許容応力範囲内である。
表3には、シリンダ5の軸心とクランク軸2の軸心とを一致して組み立てる、いわゆる同心組み立ての場合の従来例(従来例1という)、シリンダ5の軸心とクランク軸2の軸心とを偏心させて組み立てる、いわゆる偏心組み立ての場合の従来例(従来例2という)、およびこの実施の形態1の構成で偏心組み立てした場合のそれぞれのガス漏れ量を比較して示している。
Figure 2005307764
この表3から分かるように、従来例1のものと比べると、この実施の形態1のものでは、ローラ半径隙間漏れ量が約60%に、漏れ損失が35%に低減されている。
このように、この実施の形態1では、漏れ低減機構20を設けることにより、圧縮室11側から吸入室10側に向けて生じるローラ半径隙間漏れL1を大幅に低減できる。これにより、高圧で動作する場合のシリンダ5内のガス漏れ、特にCOを冷媒ガスとした場合のガス漏れ損失を可及的に低減することが可能になり、従来よりも高効率化を図ることができる。
実施の形態2.
図3はこの実施の形態2における回転式圧縮機の構成を示す横断面図であり、図1および図2に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態2における回転式圧縮機の特徴は、例えば、クランク軸2がローラ7と共に図中矢印(符号M)で示すように時計方向に回転されるとした場合、圧縮圧力が吐出圧力以上となる角度領域(例えばベーン6位置を起点としてクランク軸2の角度θ=210°〜345°の範囲)に漏れ低減機構20を設けるのみならず、圧縮室11の圧力が吐出圧力に達する以前の角度領域(例えばクランク軸2の角度θ=15°〜180°の範囲)にも漏れ低減機構30をシリンダ5の内周面に沿って設けていることである。
この場合の低圧角度領域に設けられている漏れ低減機構30は、高圧角度領域に設けられている漏れ低減機構20と基本的に同じ構成である。また、この実施の形態2における回転式圧縮機の基本的な全体構成は、実施の形態1の場合と同じであるので、ここでは詳しい説明は省略する。
図4はこの実施の形態2の回転式圧縮機と従来例のものとについて、クランク軸2の角度θに対する圧縮特性を比較して示すもので、同図(a)はクランク軸2の角度θに対する圧縮室11内の圧力変化を示す。同図(b)はクランク軸2の角度θに対するローラ半径隙間Δ1の変化を示す。同図(c)はクランク軸2の角度θに対するローラ半径隙間漏れL1の流量変化を示す。
従来の通常の同心組み立てでは、図4(b)の破線で示すように、クランク軸2の角度θが180°付近でローラ半径隙間Δ1は最小となり、360°付近で最大となるため、図4(c)の破線で示すように、圧縮室11の圧力が高い領域(θ>180°)でローラ半径隙間漏れL1が非常に大きくなる。また、従来の偏心組み立てでは、図4(b)の実線で示すように、クランク軸2の角度θが180°よりも大きい領域でローラ半径隙間Δ1をある程度まで小さくできるので、従来の同心組み立てに比べてローラ半径隙間漏れ総量が85%、漏れ損失を68%に低減することができる。
これに対して、この実施の形態2では、圧縮室11内の圧縮圧力が吐出圧力以上となる角度領域(θ=210°〜345°)、ならびに圧縮室11内の圧縮圧力が吐出圧力に達する以前の角度領域(θ=15°〜180°)の双方に漏れ低減機構20,30を配置しているので、図4(b)の一点鎖線で示すように、広い角度θ範囲にわたってローラ半径隙間Δ1を小さくすることができる。これに伴い、図4(c)の一点鎖線で示すように、広い角度θ範囲にわたってローラ半径隙間漏れL1も低減することができる。特に偏心組み立てを用いるときには、表3に示すように、従来の通常の同心組み立ての場合に比べてローラ半径隙間漏れL1を約30%に、漏れ損失を約29%に削減することができた。
このように、実施の形態2では、圧縮室11内の圧縮圧力が吐出圧力以上となる角度領域(θ=210°〜345°)、ならびに圧縮室11内の圧縮圧力が吐出圧力に達する以前の角度領域(θ=15°〜180°)の双方に漏れ低減機構20,30を配置しているので、実施の形態1の場合よりもさらにローラ半径隙間漏れL1を低減することができる。
実施の形態3.
図5はこの実施の形態3における回転式圧縮機の要部構成を示す横断面図であり、図3に示した実施の形態2と対応する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態3における回転式圧縮機の特徴は、図3に示した実施の形態2の構成に加えて、さらにローラ7の上下の各軸受け3,4との接触面上にスパイラル溝33が形成されていることである。この場合、クランク軸2がローラ7と共に図中矢印(符号M)で示すように時計方向に回転されるとした場合、スパイラル溝33は、回転円の接線方向から外側に外れる方向に形成されている。
なお、この実施の形態3におけるその他の構成は、図3に示した実施の形態2の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
この実施の形態3のように、ローラ7の上下の各軸受け3,4との対向面にスパイラル溝33を形成すると、密閉容器1内が冷媒ガスの吐出圧力と等しい高圧シェルにおいては、このスパイラル溝33はローラ7の回転に伴ってローラ7外周側からクランク軸2側に向けて潤滑油を吸い込むように作用するので、高圧側のクランク軸2側からシリンダ5内に向けて漏れる油の量を減少させることができる。しかも、油膜が厚くなるので、圧縮室11側から吸入室10側へのローラ周方向漏れL2やローラ径方向漏れL3を低減することができ、圧縮性能の効率を高めることができる。
図7には、この実施の形態3における回転式圧縮機により冷媒ガスとしてCOを圧縮する場合の損失割合を棒グラフで示している。同じCOを冷媒ガスとした場合の従来の回転式圧縮機の損失割合と比較すると、この実施の形態3では全体としての漏れ損失は1/3以下に低下し、また、漏れシールに必要な給油量も少なくて済むので、加熱損失も低下し、圧縮機効率が従来の場合に比べて約10%向上して損失割合が70%以上に改善されている。
なお、この実施の形態3では高圧シェルの場合について説明したが、密閉容器1内が冷媒ガスの吸入圧力と等しい低圧シェルにおいては、図6に示すように、スパイラル溝34を回転円の接線方向から内側に外れる方向に形成することが好ましい。このようにすれば、このスパイラル溝34はローラ7の回転に伴ってクランク軸2側からローラ7外周側に向けて潤滑油を吐き出すように作用するので、高圧側のシリンダ5内からクランク軸2側に向けてのガス漏れを低減することができる。
実施の形態4.
図8はこの実施の形態4における回転式圧縮機の横断面図であり、図3に示した実施の形態2と対応する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態4の特徴は、図3に示した実施の形態2の構成を備えた回転式圧縮機においてローラ7の上下の各軸受け3,4との対向面にスパイラル溝33が形成されており(ここまでは実施の形態3と同じ構成である)、さらに、これらの構成に加えてベーン6におけるベーン高さ隙間漏れL4およびベーン溝隙間漏れL5(図20参照)を積極的に低減するための対策が施されていることである。
すなわち、ベーン6はシリンダ5に形成したベーン溝8に嵌入されてベーンばね9によってローラ7に向けて付勢されているが、この実施の形態4では、このベーン6の上下にそれぞれシール溝36を形成するとともに、これらの各シール溝36内にチップシール37およびこのチップシール37を安定保持するためのシールばね38が設けられている。
さらに、この実施の形態4では、シリンダ5のベーン6に隣接した吸入室10側の上下にシール溝39を形成するとともに、このシール溝39内にチップシール40およびこのチップシール40を安定保持するためのシールばね41が設けられている。なお、上記の各シールばね38,41は省略することも可能である。
なお、この実施の形態4におけるその他の構成は、実施の形態2の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
この実施の形態4の回転式圧縮機においては、ベーン6と上下一対の軸受け3,4間に存在する隙間により圧縮室11側から吸入室10側に向けて圧力が加わると各チップシール37がこの隙間を塞ぐように作用するため、ベーン高さ隙間漏れL4を低減することができる。
しかも、ベーン6側面とベーン溝8との隙間を通ってベーンスロット19からシリンダ5内へ圧力が加わると、チップシール40がこの隙間を塞ぐように作用するため、ベーン溝隙間漏れL5が低減される。また同時に、圧縮室11側から吸入室10側に向けてベーン6が押し付けられる際の荷重が緩和されるため、ベーン6の寿命を延ばすことができる。
このように、この実施の形態4の回転式圧縮機は、ローラ半径隙間漏れL1およびローラ周方向漏れL2、ローラ径方向漏れL3を低減できるだけでなく、ベーン6にチップシール37,40を設けることでベーン高さ隙間漏れL4、およびベーン溝隙間漏れL5を有効に低減することができる。したがって、図7に示すように、実施の形態3よりもさらにガス漏れ損失を少なくでき、圧縮機効率が約72%まで向上している。
なお、前述の実施の形態1〜実施の形態3、ならびに後述する実施の形態5〜8の各回転式圧縮機についても、同様にチップシール37,40を設けてベーン漏れを低減する対策を講じることが可能である。
実施の形態5.
図9はこの実施の形態5における回転式圧縮機の構成を示す横断面図、図10は図9のC−C線に沿う断面図、図11は漏れ低減機構を拡大して示す斜視図、図12は図9のD−D線に沿う断面図であり、図1および図2に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態5における回転式圧縮機の特徴は、ベーン6位置を起点としてクランク軸2の角度θ=15°〜345°の広い範囲にわたって漏れ低減機構44がシリンダ5の内周面に沿って連続的に設けられている。
そして、この場合の漏れ低減機構44は、鋳鉄等でできた円弧状をした薄肉(例えば厚さ約2mm)の可撓プレート45(特許請求の範囲の可撓部に相当)、この可撓プレート45の径方向外側に位置する背圧室46、およびこの背圧室46に密閉容器1内の圧力を伝達する圧力伝達部47を備えて構成されている。
上記の可撓プレート45は、シリンダ5の内周面を所定長さ分だけ切り欠いた切欠部48に冷やしばめ等によって一体的に嵌合したもので、その内周面はシリンダ5の内周面と同径に形成されている。
背圧室46は、可撓プレート取付用の切欠部48に対して、その周方向に沿ってさらに細幅の溝49を形成することにより構成されたもので、内周側が可撓プレート45により、外周側がシリンダ5により、各軸受け3,4に対向する上下面側が円弧状の各ガスケット50によりそれぞれ仕切られている。
圧力伝達部47は、シリンダ5の径方向に沿って形成された連通孔により構成されており、その内端が背圧室46に、外端が密閉容器1内にそれぞれ開口している。したがって、背圧室46内には圧力伝達部47を介して密閉容器1内の圧力がそのまま伝達される。これにより、可撓プレート45の外周面側は背圧室46からの圧力を受け、また内周面側はシリンダ5の内圧を受ける。
なお、この実施の形態5におけるその他の構成は実施の形態1の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
この実施の形態5における作用効果は、前述の実施の形態2の場合と略同じであり、圧縮運転時においてローラ7の回転に伴ってシリンダ5の内圧と背圧室46との間に圧力差が生じると、漏れ低減機構44の可撓プレート45が微小変形してローラ7に対して常に接触するため、圧縮室11側から吸入室10側に向けて生じるローラ半径隙間漏れL1を大幅に低減することが可能になる。
実施の形態6.
図13はこの実施の形態6における回転式圧縮機の構成を示す横断面図、図14は漏れ低減機構を拡大して示す斜視図、図15は図13のE−E線に沿う断面図であり、図1および図2に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態6における回転式圧縮機の特徴は、圧縮室11内の圧縮圧力が吐出圧力以上となる角度領域(ここでは、ベーン6位置を起点としてクランク軸2の角度θ=210°〜345°)に、漏れ低減機構53がシリンダ5の内周面に沿って設けられている。
この場合の漏れ低減機構53は、例えば鋳鉄等でできた中空部材54を備え、この中空部材54がシリンダ5の内周面を所定長さ分だけ切り欠いた切欠部55に冷やしばめ等によって一体的に嵌合されて構成されている。
この中空部材54の内部には長手方向に沿って中空の背圧室56が確保されており、この背圧室56内に油が充填されている。また、この中空部材54の背圧室56と内周面との間の部分は薄肉(例えば肉厚1mm)に形成されていて可撓部57として構成されており、この可撓部57の内周面はシリンダ5の内周面と同径に形成されている。
さらに、可撓部57の一部には背圧室56とシリンダ5の内部とにそれぞれ開口する連通孔58が形成され、この連通孔58は油を通過しない半透過膜(図示せず)により仕切られて圧力伝達部が構成されている。これにより、圧縮室11内の圧力が半透過膜および連通孔58を経て背圧室56に伝わるので、可撓部57の外周面側は背圧室56からの圧力を受け、また内周面側はシリンダ5の内圧を受ける。
この実施の形態6の回転式圧縮機は、圧縮運転時においてローラ7の回転に伴って圧縮室11の圧力(これは背圧室56の圧力と略等しい)と吸入室10の圧力との間に圧力差が生じると、中空部材54の可撓部57が微小変形してローラ7の外周面に対して常に接触するようになるため、圧縮室11側から吸入室10側に向けて生じるローラ半径隙間漏れL1を大幅に低減することが可能になる。
実施の形態7.
図16はこの実施の形態7における回転式圧縮機の構成を示す横断面図であり、図1および図2に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態7の回転式圧縮機は、クランク軸2によりシリンダ5内を揺動駆動されるローラ7がその軸心をシリンダ5と偏心させて設けられており、シリンダ5にはローラ7と一体連結されて両者5,7間の空間を吸入室10と圧縮室11とに区画するベーン6が取り付けられている。そして、クランク軸2の回転に伴いローラ7がシリンダ5に対する接触点を移動させながら揺動して吸込口15から吸入されたガスを圧縮して吐出口16から吐出するようになっている。
したがって、この実施の形態7における回転式圧縮機は、ローラ7が偏心揺動運動をする関係上、漏れ低減機構60がローラ7側に設けられている。この場合の漏れ低減機構60の基本的な構成は、実施の形態6の場合と類似しており、中空部材61がローラ7の外周面に沿って所定長さ分だけ切り欠いた切欠部62に冷やしばめ等によって一体的に嵌合されている。
この中空部材61の内部には長手方向に沿って中空の背圧室63が確保されており、この背圧室63内に油が充填されている。また、この中空部材61の背圧室63とシリンダ5側の内周面との間の部分は薄肉(例えば肉厚1mm)に形成されていて可撓部64として構成されており、可撓部64の外周面はローラ7の外周面と同径に形成されている。
さらに、可撓部64の一部には背圧室63とローラ7の内周面にそれぞれ開口する連通孔65が形成され、この連通孔65は油を通過しない半透過膜(図示せず)により仕切られて圧力伝達部が構成されている。これにより、密閉容器1内の圧力が連通孔65および半透過膜を経て背圧室63に伝わるので、可撓部64の内周面側は密閉容器1からの圧力を受け、また外周面側はシリンダ5の内圧を受ける。
この実施の形態7の回転式圧縮機においては、圧縮運転時においてローラ7の偏心揺動運動に伴って密閉容器1の圧力とシリンダ5の内圧との間に圧力差が生じると、中空部材61の可撓部64が微小変形してシリンダ5の内周面に対して常に接触するようになるため、圧縮室11側から吸入室10側に向けて生じるローラ半径隙間漏れL1を大幅に低減することが可能になる。
実施の形態8.
図17はこの実施の形態8における回転式圧縮機の構成を示す横断面図であり、図3に示した実施の形態2と対応する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態8の回転式圧縮機の特徴は、図3に示した実施の形態2の構成に加えて、さらに圧縮室11側から吸入室10側へのローラ周方向漏れL2やローラ径方向漏れL3(図20参照)を積極的に低減するための対策が施されていることである。
ガス漏れを防ぐために、ローラ7の各軸受け3,4との対向面に単純に通常のピストンリングを設けた場合、クランクピン12側からシリンダ5内への給油が不十分になるばかりか、押し付け面に加わる荷重によって摩擦損失も大きくなるという不具合を生じる。
そこで、この実施の形態8では、ローラ7の各軸受け3,4との対向面において周方向に沿って複数箇所(ここでは6箇所)にそれぞれ円弧状のシール溝67が形成されるとともに、各々のシール溝67内に円弧状のチップシール68およびこのチップシール68を安定保持するシールばね69が配置されている。しかも、各シール溝67相互の間には径方向に沿って延びる油漏れ経路70が確保されている。なお、シールばね69は省略することも可能である。
これにより、ローラ7と上下一対の軸受け3,4間に存在する隙間により圧縮室11側から吸入室10側へ向けて圧力が加わると、各チップシール68がその隙間を塞ぐように作用する。特に、ベーン6の先端近傍にあるチップシール68は、周方向両端で差圧が働くのでローラ周方向漏れL2を有効に防止することができる。このように、この実施の形態8では、ローラ周方向漏れL2やローラ径方向漏れL3を低減することができ、圧縮性能の効率を高めることが可能になる。
なお、この実施の形態8におけるその他の構成および作用効果については、図3に示した実施の形態2と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。また、この実施の形態8では、ローラ7にシール溝67やチップシール68を設けているが、軸受け3,4側にこれら67,68,70を設けた構成とすることも可能である。
上記の実施の形態1〜8では、単段の回転式圧縮機について説明したが、これに限らず複数段の回転式圧縮機についても本発明を適用することが可能である。
本発明の実施の形態1における回転式圧縮機の横断面図である。 図1のB−B線に沿う断面図である。 実施の形態2における回転式圧縮機の構成を示す横断面図である。 実施の形態2の回転式圧縮機と従来例のものとを比較して、クランク軸2の角度θに対する圧縮特性を示す特性図である。 実施の形態3における回転式圧縮機の要部構成を示す横断面図である。 低圧シェル形の回転式圧縮機においてローラにスパイラル溝を形成した場合の横断面図である。 実施の形態3,4における回転式圧縮機により冷媒ガスとしてCOを圧縮する場合の損失割合を従来例と比較して示す棒グラフである。 実施の形態4における回転式圧縮機の横断面図である。 実施の形態5における回転式圧縮機の構成を示す横断面図である。 図9のC−C線に沿う断面図である。 図9の構成における漏れ低減機構を拡大して示す斜視図である。 図9のD−D線に沿う断面図である。 実施の形態6における回転式圧縮機の構成を示す横断面図である。 図13の構成における漏れ低減機構を拡大して示す斜視図である。 図13のE−E線に沿う断面図である。 実施の形態7における回転式圧縮機の構成を示す横断面図である。 実施の形態8における回転式圧縮機の構成を示す横断面図である。 従来の回転式圧縮機の縦断面図である。 図18のA−A線に沿う横断面図である 高圧シェル形の従来の回転式圧縮機における各種のガス漏れの状況を示す説明図である。 従来の回転式圧縮機におけるガス漏れの割合を示す円グラフである。
符号の説明
1 密閉容器、2 クランク軸、3,4 軸受け、5 シリンダ、6 ベーン、
7 ローラ、8 ベーン溝、10 吸入室、11 圧縮室、15 吸込口、
16 吐出口、20 漏れ低減機構、21 可撓部、22 背圧室、
23 圧力伝達部、30 漏れ低減機構、33,34 スパイラル溝、
37,40 チップシール、44 漏れ低減機構、45 可撓プレート、
46 背圧室、47 圧力伝達部、53 漏れ低減機構、56 背圧室、
57 可撓部、58 連通孔(圧力伝達部)、60 漏れ低減機構、63 背圧室、64 可撓部、65 連通孔(圧力伝達部)、68 チップシール。

Claims (9)

  1. 密閉容器内には、クランク軸を回転自在に支持する一対の軸受けが配置され、かつ両軸受けの間にはシリンダおよび上記クランク軸によりシリンダ内を回転駆動されるローラがその軸心をシリンダと偏心させて設けられており、上記シリンダにはローラに当接して両者間の空間を吸入室と圧縮室とに区画するベーンが設けられるとともに、吸込口および吐出口が形成され、上記クランク軸の回転に伴い上記ローラがシリンダに対する接触点を移動させながら回転して吸込口から吸入された冷媒ガスを圧縮して吐出口から吐出する回転式圧縮機において、
    上記シリンダには、その内周面に沿って上記密閉容器と上記シリンダの内圧との差圧、もしくは圧縮室圧力と吸入室圧力との差圧により撓んでローラに接触する漏れ低減機構が設けられていることを特徴とする回転式圧縮機。
  2. 気密容器内には、クランク軸を回転自在に支持する一対の軸受けが配置され、かつ両軸受けの間にはシリンダおよび上記クランク軸によりシリンダ内を揺動駆動されるローラがその軸心をシリンダと偏心させて設けられており、上記シリンダにはローラと一体連結されて両者間の空間を吸入室と圧縮室とに区画するベーンが取り付けられるとともに、吸込口および吐出口がそれぞれ形成され、クランク軸の回転に伴いローラがシリンダに対する接触点を移動させながら揺動して吸込口から吸入された冷媒ガスを圧縮して吐出口から吐出する回転式圧縮機において、
    上記シリンダには、その内周面に沿って上記密閉容器と上記シリンダの内圧との差圧、もしくは圧縮室圧力と吸入室圧力との差圧により撓んでローラに接触する漏れ低減機構が設けられていることを特徴とする回転式圧縮機。
  3. 上記漏れ低減機構は、圧縮室内の圧縮圧力が吐出圧力以上となる角度領域に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転式圧縮機。
  4. 上記漏れ低減機構は、圧縮室内の圧縮圧力が吐出圧力以上となる角度領域、ならびに圧縮室内の圧縮圧力が吐出圧力に達する以前の角度領域の双方に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転式圧縮機。
  5. 上記漏れ低減機構は、上記ローラに接触する可撓部、この可撓部の径方向外側に位置する背圧室、およびこの背圧室に上記密閉容器内の圧力または上記圧縮室内の圧力を伝達する圧力伝達部を備えて構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の回転式圧縮機。
  6. 上記ローラの各軸受けとの接触面にはスパイラル溝が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の回転式圧縮機。
  7. 上記ローラと上記軸受けのいずれか一方側には、両者間の隙間をシールする円弧状のチップシールを周方向に沿って順次配置するとともに、各チップシール相互の間には径方向に沿って延びる油漏れ経路が確保されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の回転式圧縮機。
  8. 上記シリンダのベーンに近接した吸入室側には、上記ベーンを取り付けるために形成されたベーン溝との隙間をシールするチップシールが設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の回転式圧縮機。
  9. 上記冷媒ガスはCOであることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の回転式圧縮機。
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