JPH08144796A - エンジンブレーキ装置 - Google Patents

エンジンブレーキ装置

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JPH08144796A
JPH08144796A JP30266794A JP30266794A JPH08144796A JP H08144796 A JPH08144796 A JP H08144796A JP 30266794 A JP30266794 A JP 30266794A JP 30266794 A JP30266794 A JP 30266794A JP H08144796 A JPH08144796 A JP H08144796A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
engine
compression
temperature
water temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP30266794A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Saotome
毅 五月女
Ryuichi Koga
龍一 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08144796A publication Critical patent/JPH08144796A/ja
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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、圧縮開放型リターダ装置において、
オイルの粘性が高くなっている低温時におけるエンジン
リターダ作動による動弁系の過大な負担を軽減すること
を目的とする。 【構成】電磁弁3を開閉制御することによってエンジン
の排気弁8の動弁系に設けられた作動装置にエンジンオ
イルを給排して、圧縮上死点付近のシリンダ内圧縮開放
をし、排気ポート9より圧縮空気を逃がし、ピストン7
aを押し下げる力の発生をなくし、圧縮行程で得たブレ
ーキ力を損失することなく有効に活用する圧縮開放型リ
ターダを備えたエンジンブレーキ装置において、エンジ
ンの油温又は水温を検出する油温又は水温センサ12
と、前記油温又は水温センサ12の検出信号を入力し、
油温又は水温が一定温度以下では前記電磁弁3を閉弁し
て前記エンジンリターダを非作動制御するコントローラ
11とを設けた構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮上死点付近のシリ
ンダ内圧縮開放をして圧縮空気を逃がし、ブレーキ力を
確保するようにしたエンジンリターダ(圧縮エンジンブ
レーキ装置)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空積と荷積とで重量差の大きい車両は荷
積時に大きな制動力を必要とするため、エンジンブレー
キ装置として、このエキゾーストブレーキ装置作動時
に、電磁弁を開閉制御することによってシリンダ内圧縮
開放をし、作動装置にエンジンオイルを給排して、圧縮
上死点付近でシリンダの排気弁または第三弁を開口し、
排気ポートより圧縮空気を逃がし、ピストンを押し下げ
る力の発生をなくし、圧縮行程で得たブレーキ力を損失
することなく有効に活用するようにした圧縮開放型リタ
ーダを併用したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エンジンオイルによっ
て作動する前記圧縮開放型リターダは、寒冷時等におい
てエンジンの水温が低い時、エンジンオイルの粘性が高
くなっているため、動弁系の負担が過大となる問題があ
った。
【0004】本発明の目的は、上記の問題点を解消した
エンジンブレーキ装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の特徴とする構成要旨は、プッシュロッドに
より作動するロッカアームによってマスタピストンを作
動し、電磁弁の開弁によって油通路に供給されている油
に圧力を発生させ、この発生油圧により他気筒のスレー
ブピストンを介して圧縮上死点付近でシリンダ内圧縮開
放をし、排気ポートより圧縮空気を逃がすようにした圧
縮開放型リターダ装置において、エンジンの油温又は水
温を検出する油温又は水温センサと、前記油温又は水温
センサの検出信号を入力し、油温又は水温が一定温度以
下では前記電磁弁を閉弁して前記圧縮開放型リターダを
非作動制御するコントローラとを設けたものである。
【0006】
【作用】上記の構成により、エンジンオイルの粘性が高
くなっている油温又は水温が一定温度以下ではオイルの
供給を遮断して圧縮開放型リターダを非作動制御し、動
弁系の過大な負担を軽減する。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1において、7はエンジンのシリンダであり、7
aはピストンである。8は排気弁、9は排気ポート、1
0は排気ブレーキバルブである。13はプッシュロッド
1によって作動し、前記排気弁8を開閉するロッカアー
ムである。
【0008】圧縮開放型リターダは、図略のロッカシャ
フトサポートから電磁弁3及びコントロールバルブ4を
通って油が供給される油通路5と、前記プッシュロッド
1によりロッカアーム13を介して作動し、前記油通路
5内に供給されている油に圧力を発生させるマスタピス
トン2と、油通路5内の発生油圧によって作動され、エ
ンジンのピストン7aが上死点付近で他の気筒の排気弁
8を開口するスレーブピストン6とから構成されてい
る。
【0009】前記電磁弁3は、油の供給ポート3aと排
出ポート3bと、この供給ポート3aと排出ポート3b
とを切り替える弁3cと、弁3cを切り替え作動するソ
レノイド3dとによって構成されている。
【0010】前記コントロールバルブ4は、バルブスプ
リング4aによって油通路5の油圧を下げる方向に押し
下げられており、チェックバルブ4bを内蔵している。
【0011】また前記スレーブピストン6は、スプリン
グ6aによって押し上げ付勢されている。
【0012】上記構成の圧縮開放型リターダにおいて、
エンジンの油温又は水温を検出する油温又は水温センサ
12と、前記油温又は水温センサ12の検出信号を入力
し、油温又は水温が一定温度以下では前記電磁弁3を閉
弁して前記圧縮開放型リターダを非作動制御するコント
ローラ11とを設けたものである。
【0013】上記の構成において、エンジンの油温又は
水温が一定温度以上の場合、圧縮開放型リターダを作動
する信号Eがコントローラ11に入力されると、電磁弁
3のソレノイド3dに通電され、油の供給ポート3aを
塞いでいた弁3cは排出ポート3bを塞ぐ位置に切り替
えられ、供給ポート3aを開口し、供給ポート3aから
導入される油はコントロールバルブ4のチェックバルブ
4bを押し上げ、油通路5に供給する。
【0014】このため、マスタピストン2はロッカアー
ム13に当接するまで押し下げられ、同時にマスタピス
トン2はプッシュロッド1による押し上げによって油通
路5内油に圧力を発生させる。このため、コントロール
バルブ4のチェックバルブ4bが閉じ、前記発生油圧に
よりスレーブピストン6をスプリング6aに抗して押し
下げられ、膨脹行程のシリンダ7の排気弁8を開口し、
排気ポート9より圧縮空気を逃がし、ピストン7aを押
し下げる力の発生をなくし、ブレーキ力を損失すること
なく有効に活用する。
【0015】そこで、本発明は、前記圧縮開放型リター
ダを作動する信号Eがコントローラ11に入力された時
に、油温又は水温センサ12で検出するエンジンの油温
又は水温が一定温度以下の場合では、コントローラ11
は電磁弁3のソレノイド3dへの通電を抑止し、電磁弁
3の弁3cを油の供給ポート3aを塞いだ状態に維持し
油の供給を遮断する。
【0016】このため、コントロールバルブ4はバルブ
スプリング4aによって押し下げられ、油通路5の油圧
を下げ、同時にマスタピストン2は図略のフラットスプ
リングにより押し上げられ、ロッカアーム13から離間
した状態となり、排気弁8を開くための油圧は発生しな
い。
【0017】しかしながら、エンジンの油温又は水温が
一定温度以上に昇温した時には、コントローラ11は前
記したように電磁弁3を切り替え作動して圧縮開放型リ
ターダを作動する。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、圧縮
開放型リターダ装置において、エンジンオイルの粘性が
高くなっているエンジンの油温又は水温が一定温度以下
では圧縮開放型リターダを非作動制御するため、動弁系
の過大な負担を軽減すると共に、排気弁の開閉動作を円
滑にする格別な効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の断面図
【符号の説明】
1 プッシュロッド 2 マスタピストン 3 電磁弁 4 コントロールバルブ 5 油通路 6 スレーブピストン 7 シリンダ 8 排気弁 10 排気ブレーキバルブ 11 コントローラ 12 油温又は水温センサ 13 ロッカアーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プッシュロッドにより作動するロッカア
    ームによってマスタピストンを作動し、電磁弁の開弁に
    よって油通路に供給されている油に圧力を発生させ、こ
    の発生油圧により他気筒のスレーブピストンを介して圧
    縮上死点付近でシリンダ内圧縮開放をし、排気ポートよ
    り圧縮空気を逃がすようにした圧縮開放型リターダ装置
    において、 エンジンの油温又は水温を検出する油温又は水温センサ
    と、前記油温又は水温センサの検出信号を入力し、油温
    又は水温が一定温度以下では前記電磁弁を閉弁して前記
    圧縮開放型リターダを非作動制御するコントローラとを
    設けたことを特徴とするエンジンブレーキ装置。
JP30266794A 1994-11-14 1994-11-14 エンジンブレーキ装置 Pending JPH08144796A (ja)

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JP30266794A JPH08144796A (ja) 1994-11-14 1994-11-14 エンジンブレーキ装置

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JPH08144796A true JPH08144796A (ja) 1996-06-04

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ID=17911744

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JP30266794A Pending JPH08144796A (ja) 1994-11-14 1994-11-14 エンジンブレーキ装置

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